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©Justin French


Madison McFerrin(マディソン・マクファーリン)は、5月12日にデビュー・アルバム『I Hope You Can Forgive Me』をリリースすることを発表した。”私を許してくださることを願う”というタイトルがアーティストにとってこのデビュー作の持つ意義深さを物語っている。これを記念して、リード・シングル「(Please Don't) Leave Me Now」のケンプ・ボールドウィン監督によるPVが公開された。

 

アルバムのアートワーク、トラックリスト、そしてマクファーリンの今後のツアー日程と共に、下記よりご覧ください。




マクファーリンは、R&Bの次世代のシーンを担うSSWである。ロバート・グラスパーとのプロジェクトR+R=NOWでも注目を浴びたプロデューサーの兄「テイラーマクファーリン」と、グラミー賞10度受賞したジャズ界の大御所ヴォーカリスト、ボビー・マクファーリンを父に持つ。サンフランシスコ出身で、現在は、NYやLAを拠点に歌手の活動を行っている。2021年にパートナーと交通事故に遭う悲劇が起きた後、「Please Don't) Leave Me Now」は書き上げられた。

 

"臨死体験から肉体を傷つけずに立ち去ることが出来たのは、私がこの人生で受けた最大の祝福の一つだった "とマディソン・マクファーリンはプレス・ステートメントでこの時の出来事を振り返っている。



 

この曲を制作することでアーティストとしての目的を再確認することができました。(Please Don't) Leave Me Now』を書くことは、信じられないほど治療的でカタルシスあふれる体験になった。楽しい環境を作りながら、そのような恐怖を表現できることが、この曲を作る鍵になりました。


さらに同時に公開された新曲のミュージックビデオについて、McFerringはこう付け加えている。


このビデオを制作する過程で、死はさまざまな形で現れました。撮影までの数週間、制作サイドの複数の家族が突然亡くなり、計画がストップしてしまった。ビデオの運命は流動的だったのです。しかし、チームの粘り強さのおかげで、遅ればせながら体制を立て直し、前に進めることができました。

 

ビデオでは、「死ぬ覚悟がない」という気持ちを表現したかった。墓の上でも中でも、自分が何者であったのか、何者であり得たのかを嘆きながら、自分に語りかけているんです。1日に何時間も墓の中にいることが私に影響を与えるとは思っていませんでしたが、臨死体験を処理する旅に貢献したことは間違いありません。この曲とビデオは、ミュージシャンとしてだけでなく、人間としての私自身の成長の現れです。


マディソン・マクファーリンは、『I Hope You Can Forgive Me』の大半の曲をプロデュースしており、ジャズシーンの大御所である父親のボビー・マクファーリンも参加しています。




アルバムの発売後の特集記事も合わせてぜひお読みください。


「(Please Don't) Leave Me Now」

 


また、5月13日付の記事でこのアルバムを特集しております。こちらよりお読みいただくことが出来ます。


Madison Mcferring  『I Hope You Can Forgive Me』 

 


Label: MADMACFERRIN MUSIC 

Release Date : 2023年5月12日

 

Tracklist:


1. Deep Sea

2. Fleeting Melodies

3. Testify

4. Run

5. God Herself

6. OMW

7. (Please Don’t) Leave Me Now

8. Stay Away (From Me)

9. Utah

10. Goodnight

 


Madison McFerrin 2023 Tour Dates:


Mar 2 San Jose, CA – The Continental

Mar 3 Los Angeles, CA – Walt Disney Concert Hall

Mar 13-18 Austin, TX – SXSW

May 20 Frenchtown, NJ – Artyard

Jun 1 Los Angeles, CA – Zebulon

Jun 2 San Francisco, CA – The Independent

Jun 4 Eugene, OR – Hult Center

Jun 5 Portland, OR – Doug Fir

Jun 13 Chicago, IL – Sleeping Village

Jun 15 Columbus, OH – Rambling House

Jun 23 Baltimore, MD – Creative Alliance

Jun 24 Ellenville, NY – Love, Velma

Jun 25 Marlboro, NY – The Falcon

Jun 29 Brooklyn, NY – Elsewhere

Jul 9 Rotterdam, Netherlands – North Sea Jazz Fest

Aug 10-13 Dorset, England – We Out Here Fest





 

サウスロンドンのポストパンクバンド、Shameがニューアルバム『Food For Worms』の最終シングル「Adderall」を公開しました。これまでに2曲の先行シングル「Fingers Of Steel」「Six Pack」が公開されています。


「Adderall」について、フロントマンのCharlie Steen(チャーリー・スティーン)は次のように語っている。「”Adderall "は処方薬に依存している人の観察記録だ。これらの薬は彼らの精神的、肉体的な状態を変化させ、彼らの行動を変える。このことが彼らや彼らの周りの人々にどのような影響を与えるかを描いているんだ」


「この曲は、同情、フラストレーション、そして変化を受け入れることを歌っている。自分の助けや愛では周りの人を治せないこともあるけれど、苛立ちを感じながらも、それでも助けようとすることをやめないという事実に折り合いをつけている部分もあるんだ」と語っている。

 

『Food For Worms』はDead Oceansから明日(2/24)に発売されます。

 

「Adderall」



Yusuf / Cat Stevensは、George Harrisonが設立したDark Horse Recordsと新たなパートナーシップを結び、この取り組みの手始めとなる、故ビートルズのギタリストの代表曲 "Here Comes the Sun" の新録カヴァーを発表しました。


2001年に癌で亡くなったハリスンは、2月25日(土)に80歳の誕生日を迎えた。ハリソンの音楽は、当時20歳だったキャット・スティーブンスに強い衝撃を与えたが、当時スティーブンスは新たに得た名声の影響に苦しんでいた。当時20歳だったスティーブンスは、深刻な結核の発作から回復する過程で、ハリソンの東洋神秘主義への傾倒に触発され、ポップチャートでの成功を超えた深い意味を探し求めるようになったのである。


「私の世代の多くは、ただ音楽に夢中になっていたが、私はジョージのように、音楽がもっと高いものへの鍵になるようなところがあったのさ」と、7月に75歳になるスティーブンスは言う。


「60年代の激情を受け、彼の意識は覚醒し、ジョージは多くの人が経験できないレベルまで超越した。彼の歌詞を聴けば、それがわかるし、彼の生き方や物質世界との付き合い方を見ても、それがわかるんだ。ジョージは、何百万人ものバングラデシュ人が紛争から逃れ、難民となっていた時期に、貧しい人々のためにチャリティーコンサートを開いた最初の一人です。それは、あらゆる既成概念に反した、勇気ある行動だったんです。彼の歌を歌えることをうれしく思います。特にこの歌は、深刻な暗黒と破壊に満ちた世界に光と希望を取り戻すことを象徴しているのですから」


「Here Comes the Sun」のレコーディングは、Dark Horseの新しいYusuf / Cat Stevensソロアルバムに先立ち発表された。これは彼の膨大なバックカタログから7枚のアルバムのリイシュー作の先行シングルとなる。また、Dark HorseはYusuf / Cat Stevensのオフィシャルストアの運営も引き継ぎ、Yusufの娘たちがデザインした商品も多数取り揃えている。


「ユセフは偉大な音楽的伝説であるだけでなく、彼の曲はDark Horseの神話にこれ以上ないほどぴったりです」と、ハリソンの息子DhaniはDavid Zonshineと共同でレーベルを運営しています。「彼のバックカタログから新曲まで、ユセフは間違いなく、史上最も影響力のあるシンガーソングライターの一人だ」


スティーブンスは1978年に音楽から離れ、イスラム教に改宗し、2000年代初頭まで以前のスタイルで定期的にレコーディングやパフォーマンスを行うことはなかった。それ以来、彼はスタジオやツアーで活発に活動しており、昨年には『Harold and Maude』のサウンドトラックを発売している。


本日のニュースは、Dark Horseにとって大きな1週間の一部となる。月曜日には、ハリソンの12枚のスタジオ・アルバム、ライヴ・アルバム、コンピレーション・アルバムの権利を再取得し、「最高のパッケージ」での再発を計画していることを発表している。また、Dark Horseは昨年秋にJoe Strummerのボックスセットをリリースし、長年、Tom Pettyのキーボードを担当してきたBenmont Tenchとのプロジェクトや故Leon Russellの16枚のアルバムの強力な再発キャンペーンも計画しているという。


 

Do Nothing


ノッティンガムのポスト・パンクバンド、Do Nothingがニュー・シングル「Happy Feet」を携えてカムバックを果たした。


2021年の『Glueland』EP以来となる新曲は、Andy Savours (Black Country New Road, My Bloody Valentine) がプロデュース、Oli Barton Wood (Nilufer Yanya, Porridge Radio) がミックスを担当し、Luke Aingerがミュージックビデオを提供しています。


この曲は、バンドがデビュー・アルバムの制作中、ライターズ・ブロックにぶつかった時にインスピレーションを受けたもので、芸術的なプロセスをありありと表現している。ボーカルのChris Baileyは、「この歌詞は、音楽を作るとき、人々に聴いてもらいたいから世の中に出すという考え方の一種なんだ。純粋に何かを表現するためのものですが、常に人に気に入ってもらいたいという要素があります」と説明しています。


将来有望なバンドの嬉しい復帰作、「Happy Feet」は以下からチェックできます。


©︎Juan Ortiz Arenas


今月上旬に "Layla "でVを発表したUnknown Mortal Orchestraが、VIRA-LATAが監督したビデオを伴った "Nadja "というダブル・アルバムからの新たなアウトプットを公開した。


『V』は、Unknown Mortal Orchestraの2018年のアルバム『Sex & Food』に続く作品で、昨年のシングル『I Killed Captain Cook』も収録される予定。


リード・ヴォーカルのルーバン・ニールソンは、カリフォルニア州パームスプリングスとハワイ州ヒロの間で制作された本作について、「ハワイでは、僕と僕の音楽からすべてがシフトしていった。突然、他の人が何を必要としているのか、家族の中で自分の役割は何なのかを考えることに、より多くの時間を費やすようになったんだ。また、自分ではそうだと思っていたことが、案外大きなものであることも知りました。私のいたずら好きは、私だけでなく、ポリネシア人としての側面もあるのです。家族のために音楽から離れるつもりでしたが、結果的にこの2つはつながりました」と述べている。


 

Masakatsu Takagi

ピアニスト、作曲家、プロデューサーとして活躍する高木正勝がピアノの演奏を基調としたささやかなボーカルトラックを発売しました。「Marginalia #122」は木々のせせらぎや鳥のさえずりのコラージュが施されており、このアーティストならではのナチュラルかつ癒しあふれる一曲となっている。


2017年の第一弾プロジェクトから122作目となるニューシングルについて、アーティストは以下のようにプレスリリースで説明しています。


兵庫県の山々に囲まれた私のプライベート・スタジオで録音された、日々のピアノ・レコーディング。窓を開け放ち、自然の音を聞きながら、オーバーダビング、作曲、編集、修正など、何の準備もなく、ありのままにピアノを弾きました。


今、みなさんが聴いているのは、自然の音と音楽が織りなす生の即興ピアノ録音です。自然の音と音符が同時に録音され、何の差別もなくハーモニーを奏でています。自然も私のピアノを聴いているかもしれないと思うのが好きなんです。自然がメロディーで、ピアノはハーモニー。

 

Anna Maggý 


ポストクラシカルシーンの新星、アイスランドのピアニスト兼作曲家のEydis Evensen(アイディス・イーヴェンセン)がセカンドアルバム「The Light」を発表し、そのリード曲としてニューシングル「Tephra Horizon」をリリースしました。


「Tephra Horizon」は、昨年10月にリリースされたÓlafur Arnaldsの 「Loom」をピアノでリワークして以来の新作で、Einar Egils監督によるビデオも公開されています。


E・はこのニューシングルについて、「2021年の火山噴火を経験したとき、私は噴火に大量に引き寄せられるように感じたの。ここアイスランドで経験した過去のすべての噴火と、今見ているこの新鮮なイメージとのつながりを考えるために、『Tephra Horizon』を書いたんだ。噴火の体験は、別世界のようなものです。生命の源、地球の源を見つめているような感覚、そして私たちがいかに小さな存在であるかということを、言葉で言い表すことはできません。この美しい国の気象条件や、何百年もかけて噴火してできた素晴らしい景観にとても刺激を受けています」と説明している。


ニューシングルのストリーミングはこちら。Eydis Evensenは昨年にフルアルバム『The Light I』、続いて『Frost』を発表しています。


「Tephra Horizon」




Edis Evensen 『The Light』




Label:  XXIM Records

Release 2023年5月26日



Tracklist:

Anna’s Theme
The Light II
17.3.22
Tranquillant
Disturbance
Transcending
Tephra Horizon
Fragility
Near Ending
Full Circle
Dreaming of Light
Resolution

 


米国のクイア・ポストパンクバンド、Thus Loveが新曲「Centerfield」を公開しました。ストリーミングはこちら


"Centerfield "には、バンドの故郷であるヴァージニア州ブラトルボロでAugie VossとBenni Shumlinによって撮影された、パワフルでシネマティックなミュージック・ビデオが付属しています。THUS LOVEは、現在、ヨーロッパツアーを行っており、3月4日にロンドンのThe Windmillで行われるライブはソールドアウト、またDry Cleaningのサポートとして出演することが発表されている。


「広告とインターネットの時代、注意は奪われる資源であり、記憶は消滅の危機に瀕していると感じています。このビデオは、過去、現在、未来への決意とインキュベーションのタイムスタンプです。この曲は、謎を持ち続ける夢想家たちのためのものであり、我々が現在忘れるように仕向けられている現実を受け入れるものである」


 そんなふうに語るTHUS LOVEにとってDIYは、彼らの音楽的ビジョンだけでなく、自称トランス・アーティストである3人の存在そのものを反映する精神である。バンド結成当初から、Echo Mars(彼女/彼)、Lu Racine(彼/彼女)、Nathaniel van Osdol(彼ら/彼女)は同じ屋根の下で暮らし、自分たちの商品をデザイン・制作し、さらには自分たちのレコーディングスタジオをゼロから作り上げた。



シカゴのクローズド・セッションズに所属するラップ・アーティスト、Defcee(デフシー)が2023年最初のニューシングル「Learning Gravity」をドロップしました。(各種ストリーミングはこちら)


前作アルバムに見られた前のめりのフロウやビート、グルーヴ感抜群の重低音の凄みは相変わらずですが、今回のシングルはホーンのサンプリングがフロウをガンガン引っ張っていき、そこにデフシーらしいパワフルなリリックが重なる。シンセを中心に構成されるバックトラックにジャズとR&Bの影響がみられ、従来の作風よりも若干メロウな雰囲気が加わっています。さらにアウトロにかけて琴のサンプリングが入っているのにも注目しておきたい。リリックにはダンテについての言及もあり、アーティストの直情的な感覚が断片的ではあるもののかなり見事に捉えられています。


Defceeは、自らが敬愛してやまないNYのブロックヘッドがビートを担当したクールな新曲について次のように説明しています。


Blockheadは、高校生の時に「Daylight」を聞いて以来、その作品が大好きになった伝説的な人物なんです。それ以来、彼がやってきた仕事は伝説的なものであり、彼と一緒に仕事ができることを光栄に思っています。

 

昨年、Defceeは、シカゴのオープンマイク・シーンの盟友とも言えるBoathouseをゲスト・ボーカルに迎えて制作されたフル・アルバム『For AIl Dept Pablic and Plivate』を発表している。その後、単発のシングル「Cash」、同アルバムのImport Editionをクローズド・セッションズからリリースしています。ミック・ジェンキンスと共に注目しておきたいラップ・アーティストです。



 

©︎Jake Erland

beabadoobeeは、先日に予告した通り、バレンタインデーに向けたニュー・シングル「Glue Song」を発表しました。「Glue Song」はアーティストらしからぬ甘く切ない旋律に彩られた簡潔なインディーポップソングで、バレンタインデーに相応しいベストトラック。

 

同時公開されたMVは、ビー・クリスティの故郷であるフィリピン/イロイロで撮影され、ボーイフレンドであるジェイク・アーランドが監督を務めています。下記よりミュージックビデオをご視聴ください。


「この曲は、オーストラリアとアジアを回るツアー中に、車の後部座席や旅先でたくさん書いたんだ」とクリスティはこの新曲について説明している。「この曲の多くは、オーストラリアとアジアを横断するツアー中、車の後部座席で、そして旅行中に書いたものです」

 

「この曲は私にとってとても意味のある、心のこもった曲なの...。ラブソングで、新しい関係の中で初めて書いた曲。私は通常、このような悲しい曲を書くんです。過去に私が書いてきた多くの曲は、振り返ってみると、悲しく聞こえなかったとしても、歌詞はたいてい悲しくなっていたのです。

 

 この曲は、初めて私が本当にハッピーになった曲なんだ。久しぶりにポジティブな気持ちになれて、愛を感じることができました。この曲は、わたしのギタリストでありプロデューサーのジェイコブの家で、トランペットとストリングスを加えてレコーディングしたんだ。

 

この曲は本当に個人的な思い入れのある曲です。ミュージックビデオを撮影するために私の故郷であるイロイロの町に行きました。私が生まれた場所なので、これも曲に個人的なタッチを加えていますね」


beabadoobeeは2022年、2ndアルバム『Beatopia』Review)をDirty Hitからリリースし、来日公演を行っています。


「Glue Song」

 

©︎ Reference Studio

米国のシンガーソングライター、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)が、アルバム『Did You Know That There's a Tunnel Under Ocean Blvd』から2ndシングル「A&W」を公開しました。タイトル曲に続くこの7分間に及ぶ楽曲は、名プロデューサー、Jack Antonoff(ジャック・アントノフ)との共作、共同プロデュースにより制作された。


ラナ・デル・レイの新作は、2021年のLP『ケムトレイル・オーバー・ザ・カントリー・クラブ』と『ブルー・バニスターズ』に続く作品で、インタースコープ/ユニバーサルから3月24日に発売予定となっています。


「A&W」


 

©︎Mike Bridavskx

サンフランシスコのインディーロックバンド、Deerhoodが新作アルバム『Miracle Level』から新曲「Wedding, March, Flower」を公開しました。この先行曲は「Sit Down, Let Me Tell You A Story」に続く最新シングルです。この新作はバンドのキャリア初となる全編日本語歌詞で歌われたフルレングスです。

 

ニュー・シングルでは、普段のパートが変更となり、松崎さとみがドラムを担当し、ドラマーGreg Saunierがリードボーカルを務め、松崎が書いた日本語の歌詞を歌う。本日のバレンタインデーにぴったりのラブソングで、Deerhoofのスタンダードな型から逸脱した、意外性に富んだバラードとなっています。Greg Saunierさんのしっとりとした日本語のボーカルに注目です。


ボーカルを務めたGreg Saunier(グレッグ・ソーニア)のコメントは下記の通り。

 

パートナーのソフィーといちゃつきながら、鼻歌を歌いながらピアノを弾く動画を送っていたんだ。Deerhoofは次のレコードのために曲を集め始めていた。誰も優しいピアノバラードが必要だとは言っていなかったのですが、ソフィーに説得され、とりあえずバンドメンバーに見せることにしました。

彼らがその曲を気に入ったとき、私はとても感動しました。本当に嬉しかったのは、サトミが歌詞を書いてくれたことだ。日本語の歌詞だったので、最初にリハーサルをしたときは、自分が何を歌っているのかよくわからなかったんです。

しかし、サトミさんは結婚式をテーマにしたラブソングを書いていた。私とサトミは10年以上前に結婚を解消しており、バンドを続けるのは簡単なことではありませんでした。私たちの歌は、私たちがお互いに気持ちを処理する一つの方法だったのです。「結婚行進曲の花」を彼女と共作し、演奏したことは、本当に強烈だったな。

 

Deerhoofの新作アルバム『Mirale-Level』は3月3日にJoyful Noiseから到着します。


 「Wedding, March, Flower」

 

©︎Alice Baxleymain

カリフォルニア州の港湾都市/サンタクルーズの五人組パンクバンド、ScowlがニューEP『Psychic Dance Routine』を発表した。この新作アルバムは4月7日にFlatspot Recordsから発売されます。

 

このバンドは紅一点の女性ボーカリスト、Kat Mossのキュートなキャラクターを武器に、ガールズ・ロックとパンクを融合させている。一般的にハードコアバンドという紹介がなされてますが、ポスト・パンクに近いひねりがあります。雰囲気としてはUKのニューウェイブのパンクバンドの佇まいに近いが、Scowlにはポップ・バンガーという秘密兵器があり、これから活躍が予想されます。おそらくマンチェスターのPale Wavesのライバル的な存在になりそうですね。

 

新作EP『Psychic Dance Routine』は、中国系アメリカ人のプロデューサー、Will Yip(ウィル・イップ)がレコーディングとミックスを担当。リードシングル「Opening Night」も合わせて収録されています。ギタリストのMalachi Greeneが監督したこの曲のビデオは以下をご覧ください。


"「Opening Night」は、バンドの男の子たちとこの曲に真面目に取り組んだから、特にエキサイティングな曲となった"とボーカルのKat Mossは声明で説明しています。「The StrokesやVampire Weekendといったバンドが書いた2000年代初期のインディー・ロック・ソングからインスピレーションを受けた感じよ」


「この曲は、毎晩ステージからバンまで、そして、またバンまで、揺さぶられるように感じていた私の経験の核心をついていると思う」とKat Mossは付け加えた。「また、ツアー中に観客の中に自分の過去の人たちの顔が見えて、かなり衝撃を受けた経験もあったんだ」

 

「Opening Night」

 

 

 

 Scowl 『Psychic Dance Routine』

 

 

Label:  Flatspot Records

Release Date: 2023年4月7日


Tracklist:


1. Shot Down

2. Psychic Dance Routine

3. Wired

4. Opening Night

5. Sold Out


©Eddie Whelan


ノッティンガムで結成されなモダン・ポスト・パンクデュオ、Sleaford Mods(スリーフォード・モッズ)が新曲「Force 10 From Navarone」を発表しました。このニューシングルではDry CleaninngのFlorence Shaw(フローレンス・ショー)とコラボを果たしています。”ナヴァロン”というのは、アリステア・マクリーンによる第2次世界大戦を題材にした小説にちなむと思われます。

 

スリーフォード・モッズはDry Cleaningの2ndアルバム『Stumpworks』を高く評価しており、発売時に「BRAVO!」との手放しの称賛を送っていました。 性別や熱量こそ違えど、ジェイソン・ウィリアムソンとフローレンス・ショーのスポークンスタイルは知性とシニカルという面で共通項があるので、このコラボは意外なようでいて案外理に適ったものなのかもしれませんね。

 

3月10日にラフ・トレードリリースされるニューアルバム『UK Grim』では、Sleaford Modsがイギリスの肥大化した底流に斬り込んでいるという。最初のタイトルトラックでは、グリム童話にちなんだ童話的な不気味な政治的なアンチテーゼを盛り込み、英国政府、及び、西洋社会全体の腐敗を暗示的に暴くかのようでもあった。さらに続く2ndシングル「Force 10 From Navarone」はジェイソン・ウィリアムソンがこれまでで最もオープンなスポークンワードを披露している。 


「Force 10 From Navarone」は、最初のシングルと同様に韜晦な暗示に富んだ内容となっています。それは現代のディストピアの社会の中で幸せはどこに求められるのか問うかのようでもある。しかし捉え方の解釈により曲の持つ意味は変化し、原型を持たない姿を変身させ、奇妙な流動体となる。スリーフォード・モッズのスポークンワードを務めるジェイソン・ウィリアムソンは、「この曲は、自分自身との対話であり、幸せとは何か、幸せはネガティブな気持ちや憂鬱な気持ちよりも暗いものなのかについて考えてます。それと相まって、腐敗しきった政府が存在するイギリスにおける大多数の活動家と無為の神話を探究しています」と説明します。

 

さらにデュエット曲のコラボについても、ジェイムス・ウィリアムソンはこのように付け加えています。「私たちはDry Cleaningの大ファンで、Flo(フローレンス・ショー)がこの曲にぴったりだとわかっていました。彼女は本物で、私がウータンのようなものから受けるインスピレーションを、彼女が一つの言葉を使って全体のストーリーを伝える方法で呼び起こしているのです」

 

©︎Cheryl Dunn

ニュージャージー州、ホーボーケンの40年近いキャリアを誇る伝説的なオルタナティブ・ロックバンド、Yo La Tengo(ヨ・ラ・テンゴ)が、2月10日(金)にマタドールから発売されるアルバム『This Stupid World』の最終プレビューとなる「Sinatra Drive Breakdown」を公開しました。これですべて先行シングルが出揃いました。


ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Sister Ray」の系譜に当たるラフでローファイ感満載の新曲は、NYのプロトパンクへの彼らの深い敬愛に満ちており、さらに瞑想的かつ幻惑的な響きを持ち合わせています。先に公開された「Aselestine」「Fallout」に続く作品となります。


また、ヨ・ラ・テンゴは、今年のフジロックでの来日公演を予定しています。フェスティバルに参加する方は、ぜひこの新作アルバムをチェックしてみてください。


 


UK/ハルのシューゲイザー・バンド、bdrmmが、Mogwaiのレーベル”Rock Action Records”と契約を結び、セカンド・アルバム『I Don't Know』をリリースすると発表。この新作は6月30日に発売となります。 

 

bdrmmは、UKのシューゲイザー・シーンの要注目のバンドです。トム・ヨークを彷彿とさせる内省的なボーカル、轟音オルタナティヴ・サウンドの画期的な融合、それは近年のNu-gazeの革新性を持ち合わすとともに、Jesus And Mary Chainsの時代のシューゲイズの復刻の象徴でもある。

 

 この次作アルバムの最初のテースターとして公開された「It's Just A Bit Of Blood」は、2021年のシングル「Three」以来の新曲で、Chris Tomsettが監督したミュージックビデオも同時に公開されています。この曲はすでにバンドのライブの重要なレパートリーとなっているようです。 

 

「僕らのツアーを見た人のほとんどがこの曲を知っているはずです」とbdrmmは言っている。「この曲を演奏すればするほど、この曲が特別なもので、僕らのセットに欠かせないものになりつつあることに気付いたんだ。この曲の歌詞は、私が最近、精神的な健康を意識したことに由来している。私はうつ病になり、社会的な不安を抱え、自分が変わってしまったような、自分が何者なのかわからなくなったような気がしていた。でも、幸運なことに、このバンドでは3人の兄弟に囲まれていて(1人は文字通り血縁者)、彼らとはいつも自分らしくいられるんだ。自分が持っているものに気づき、それが見えなくなったときにそれを思い出すということなんだ」

 

彼らは、”Rock Action Records"と契約したことについて、「ロック・アクションと契約できたことにとても興奮している」と付け加えている。「モグワイとツアーを行い、彼らと親密な関係を築いた後、彼らや彼らのチームと一緒に仕事をするように誘われたことに、私たちは恵まれていると感じています。Arab Strapと同じレーベルになるなんて。つまり、これ以上言うことはない...」 

 

『I Don't Know』は、2020年のデビュー・アルバム『Bedroom』に続く作品となり、再びリーズのThe NaveスタジオでプロデューサーのAlex Greaves(Working Men's Club、Bo Ningen)と共にレコーディングされた。 シンガー兼ギタリストのライアン・スミスは「全てはおそらくまだ自分に起こったことがベースになっているけれど、他の人がどんな状況にあっても理解できるように、より曖昧な書き方をしている。最初のレコードは一人の人間の関係のように感じられるといつも思うんだけど、今回はもっと広くて、いろいろな解釈ができるんだ」と説明している。

 

 


brdmm  『I Don’t Know』

 


 

Label: Rock Action Records

Release : 2023年6月30日


Tracklist: 


1.Alps Be 
2.Careful 
3.It's Just A Bit Of Blood 
4.We Fall 
5.Apart Advertisement 
6.One Hidden Cinema
7. Pulling Stitches 
8.A Final Movement
 
 

 


注目のダブリナーズ、Lankumは『False Lankum』をRough Tradeから2023年3月24日にリリースすることを発表した。アルバムの到着に先駆けて、バンドは、ファースト・シングル「Go Dig My Grave」をPeadar Gillによるビデオとともに公開している。

 

彼らはアイリッシュ・フォークの神秘性とスピリチュアルな観点を交えて新しいフォークミュージックを生み出そうと試みている。アルバムの中には、19世紀の魔術師アレイスター・クロウリーを題材にとったらしき曲も収録されている。


『Go Dig My Grave」は、ランカムのレイディ・ピートが1963年にアルバム『Jean Ritchie and Doc Watson at Folk City』に収録したジーン・リッチーの歌声からアルバムに収録されている特定のヴァージョンを発見した。この曲は、元々様々なバラッドのスタンザ(押韻構成のこと)として作曲された、いわゆる「浮遊詩」で構成されているような曲の一つで、中には17世紀まで遡るものもある。

 

ランカムは、「伝統的な歌”Go Dig My Grave”は、悲しみという感情を中心としたもので、すべてを飲み込み、耐えがたく、絶対的です」と説明します。「曲の後半は、アイルランドに伝わるキーン(caoineadhからきている)、つまり、故人を悼む伝統的な祭礼の形式に触発された。この慣習は、死者との交信経路を開くものとして、17世紀以降、アイルランドのカソリック教会から厳しい非難を受けるようになった。」


ランカムは、彼らの4枚目、Rough Tradeからの3rdアルバム『False Lankum』が、リスナーのための旅となるように、また、完全な作品と感じられるように設計している。「このアルバムではコントラストを生み出したかった。明るい部分はほとんどスピリチュアルで、暗い部分は信じがたいほど暗く、ホラー風味である」とプレスリリースで説明されている。10曲の伝統的なアイルランド民謡の楽曲と2曲のオリジナルで構成されたこのアルバムでは、長年のプロデューサーであるJohn 'Spud' Murphyと共に、新しい色調で実験的なサウンドを作り上げている。

 

2023年5月4日のバービカンでのソールドアウト公演に続き、ランカムは12月に再びロンドンに戻り、ラウンドハウスで最大のヘッドライン・ライブを行う。4月と5月のツアーはほぼ完売しており、バンドは2023年11月にアムステルダムとベルリンに戻り、初のドイツ・ツアーを行うことを発表している。

 

 「Go Dig My Grave」

 

 

 

 Lankum 『False Lankum』

 

 

Label: Rough Trade

Release Date :2023年3月24日

 

Tracklist:

 

1.Go Dig My Brave

2.Clear Away in the Mornig

3.Fugue Ⅰ

4.Master Crowley's

5.Newcastle

6.Fugue Ⅱ

7.Netta Perseus

8.The New York Trader

9.Lord Abore and Mary Flynn

10.Fugue Ⅲ

11.On a Monday Morning

12.The Turn

 

©︎Siam Coy


ロンドン生まれでギリシャ在住のアーティスト、Westermanが、5月5日にPartisan Recordsからリリースされる2ndアルバム『An Inbuilt Fault』を発表した。また、2023年5月から6月にかけてのアメリカツアーも発表している。


このアルバム発表に伴い、WestermanとBig ThiefのJames Krivcheniaが共同プロデュースしたシングル「CSI: Petralona」が発表されました。


Westermanは、「この曲のリフを持っていたんだけど、他の断片と一緒に寝かせておいたんだ。トム・ウェイツが、音楽のガラクタの引き出しに、使い道のない古い部品を入れておくようなイメージを持っていると友人が言っていた。そこから生まれたんだ。ギリシャに移住するかどうかを検討するために1ヶ月間ギリシャに行ったのですが、そこで過ごした奇妙な一日について書くように友人に勧められました。歌詞はすぐにできました。この曲は、最初に書かれた通りにアルバムに収録されています。この曲は、アルバムの中で最も自伝的な曲なんだ」


『An Inbuilt Fault』は、ウェスターマンの2020年のデビュー作『Your Hero Is Not Dead』に続く作品で、既発のシングル 「Idol; RE-run」も収録されている。全トラックリストとアルバム・アートは下記よりご確認ください。



「CSI: Petralona」




 Westerman 『An Inbuilt Fault』




Label: Partisan

Release Date: 2023/5/5


Tracklist
 
1. Give
2. Idol; RE-run
3. I, Catullus
4. CSI Petralona
5. Help Didn't Help At All
6. A Lens Turning
7. Take
8. An Inbuilt Fault
9. Pilot Was A Dancer


 

©︎Kyler Berger


NYCの5人組ベースメント・ロックバンド、Geeseが2021年のデビュー・アルバム『Projecter』以来の最新シングル「Cowboy Nudes」を発表しました。


ギースは、ニューヨークの地下室のライブ・セッションからはじまったバンドで、結成当時まだ高校生だった。彼らは、親の世代の影響で、ビートルズやピンク・フロイドなどクラシック・ロックバンドを聴いていたと語っている。今回の二年振りのシングルは、ローリング・ストーンズのブルージーかつワイルドなブギー性を受け継いだ痛快なトラックとなっています。


「Cowboy Nudes」について、バンドのフロントマン、キャメロン・ウインターは声明の中で次のように語っている。


この曲は、世界の終わりの後、人生がより良く、より楽しくなることを歌っているんだ。 
まず、ドラムのマックスに、高校時代から持っていた壊れたシタールを持って来させたんだ。ワールドミュージック・ショップに新しい弦を買いに行ったら、1パックが80ドルだと言われたんだ。冗談と思って2本買ってしまった。でもシタールの弦はそんなに安くない。
結局、弦を張り替えないで切れていないほうの弦を弾くだけにしたんだ。だから、2番目のヴァースのシタールの素晴らしさはわかってもらえると思う。あと、"転がる草に恋をする "というフレーズも気に入っているよ。


ニュー・シングル「Cowboy Nudes」の発表と同時にリリック・ビデオが公開されました。ご視聴は下記より。


 

Bodywash ©︎Kristina Pendelsen


カナダ/モントリオールを拠点とする注目のドリーム・ポップ・デュオ、Bodywash(ボディーウォッシュ)が、ニュー・アルバム『I Held the Shape While I Could』を発表しました。バンドはこの告知に合わせて最初のテースター「Massif Central」をミュージック・ビデオと合わせて公開しました。是非、下記よりチェックしてみて下さい。

 

『I Held the Shape While I Could』は、Light Organから4/14にリリースされる予定です。Massif Central」にアルバムのトラックリストとカバーアートも合わせて下記よりご覧ください。


Bodywashのラインナップは、Chris Steward(クリス・スチュアート)とRosie Long Decter(ロジー・ロング・デクター)の2人。プレスリリースによると、"Massif Central "は "政府側の公的書類の事務的なミス(そのせいでStewardはカナダでの就労資格を失った)"にインスピレーションを受けたと説明されています。また、これは彼の人生に起こった青天霹靂の出来事だったそうです。


クリス・スチュワードはさらにプレスリリースの中で詳しく説明しています。「カナダに8年間住んでいた後、2021年の春に、政府の事務的なミスにより、私はここでの法的な地位を失うことになりました」

 

実は、英国人として、私は働く権利を失ってしまったんです。しばらくアパートの隅を歩き回ることしかできない月日が続き、私の貯金はついに底をついてしまった。独力で築き上げようと思っていた人生が、奈落の底に消えていくような気がしたので、私は、荷物をまとめて出て行く覚悟を決めました......。「Massif」は、たとえ底なしの崖の底に向かって泣き叫んでも、反響が聞こえるかどうかわからないような茫漠とした音なんです。

 

この曲は、私のベッドの後ろの壁に閉じ込められ、救いを求めて爪を立てていたリスを目にした時、インスピレーションを受けた。

 

友人、家族、音楽、そして、数人の移民弁護士(と残りの貯金)の助けを借り、私は幸いにも、今、この国(カナダ)の永住権を持っています。しかし、この曲は、その出来事とともに私が搾取的な制度に遭遇したことの証立てとして長く心に残っているのです。


「Massif Central」のミュージックビデオを監督したジョーダン・アレンは、次のように付け加えました。

 

「Massif Central」では、クリスが経験したパニックと切迫感を凝縮し、官僚主義の手によって感じられる不安と絶望を抽象的に描き出したいと思いました。 

 

グラフィックは、迷路に迷い込んだような、そびえ立つ建造物や水平線に引き込まれるような、そんなイメージを意識して選んでみました。カメラはバンドのCCTVビューであると同時に、より感情的に内面的なビジュアル面を明らかにするためのグリッチとして用いようと考えていました。


『I Held the Shape While I Could』は、2019年にリリースされたデビュー・アルバム『Comforter』に続く作品です。長年のドラマーであるライアン・ホワイトとレコーディング/ミキシング・エンジニアのジェイス・ラセック(ザ・ベスナード・レイクス所属)と共にレコーディングされた。




Bodywash 『I Held the Shape While I Could』

 


Label: Light Organ

Release: 2023年4月4日

 

 

Tracklist:

 

1. In As Far
2. Picture Of
3. Massif Central
4. Bas Relief
5. Perfect Blue
6. Kind of Light
7. One Day Clear
8. Sterilizer
9. Dessents
10. Ascents
11. Patina
12. No Repair