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昨年リリースされたデビュー・アルバム「Ivory」に続き、Omar Apolloがニュー・シングル「3 Boys」をリリースしました。


「曲を書き始めた頃は、片思いについて書くことが多かった」とOmarは言う。「やがて、恋愛につきものの複雑さについて曲を書くようになった。

 

「3 Boys」は、一夫一婦制でないものについて書いた初めての曲だった。話し相手が一人以上いること。この曲はロンドンの雨の日に書きました。12月のほとんどをそこで過ごしたんだけど、その理由のほとんどはアメリカを出たかったから。結局、思ったよりスタジオに通うことになりました。友人のディラン・ウィギンズと一緒に曲を書きました。このような曲は、二人とも同じ精神状態にあるように思えた。曲は本当にすぐに出来上がった。友人のMustafaにも手伝ってもらったんだ。

Weekly Recommendation  

 

Caroline Polachek 『Desire,I Want To Turn Into You』

 



Label: Perpetual Novice

Release Date: 2023年2月14日

 




Review  

 

 2019年末に『Pang』をリリースした後、ポラチェックはこのレコードのツアーを行う予定だったが、2020年3月のCOVID-19のパンデミックによって中断されることになった。ポラチェクはロンドンに滞在し、親しいコラボレーターであるダニー・L・ハーレと『Desire, I Want to Turnto You』の制作を開始した。彼女はアルバムを、"他のコラボレーターがほとんど参加していない "ハーレとの主要なパートナーシップであると考えた。2021年半ばまでロンドンでアルバムの制作を続け、ハーレや新たなコラボレーターのセガ・ボデガと共にバルセロナに一時的に移住しました。


ポラチェックは2021年7月にリード・シングル「Bunny Is A Rider」をリリースしたが、これはロックダウン前に書かれました。 さらに彼女は2021年11月にクリスティーン・アンド・ザ・クイーンズと共にチャーリーXCXの「ニューシェイプス」でフィーチャリングしている。ポラチェクはその後、2021年の残りの期間、フランスのミュージシャンであるオクルーと北米ツアーに乗り出しています。デュア・リパは2022年2月から7月にかけてのフューチャー・ノスタルジア・ツアーの北米とカナダ公演のサポート・アクトとしてポラチェックを発表、多くのフェスティバルにも出演しました。


彼女は2月にトリップ・ホップにインスパイアされた「Billions」をシングルとしてリリースし、ポラチェックはこの曲を仕上げるのに19ヶ月かかったと述べています。このシングルにはB面として2020年のアルバム『マジック・オントリックス・ポイント・ネヴァー』のワンオントリックスとのコラボレーション曲「Long Road Home」のリワークをフィーチャーしています。 ポラチェクは3月にフルームの「Sirens」にフィーチャーし、7月にはPC Musicのアーティスト、ハイドのためにトラック「Afar」の作曲とプロデュースを行った。ポラチェックはエンニオ・モリコーネのスパゲッティ・ウエスタンの映画音楽から影響を受けたと述べています。

 

Caroline Polachek

 

 結局のところ、ビヨンセ、チャーリーXCX、Rosaiaなど、艶やかさを売りにするシンガーが近年、ミュージック・シーンを席巻しています。こういった場合、ある意味、リスナーはそれを期待している側面もあるのだし、それを売り手は上手く活用して、宣伝的に、あるいはセンセーショナルにアーティスト及びその作品をより多く売り込もうと試みるわけなのです。そして、客観視すると、こういったシンガーソングライターの作品には実際の音楽性にも、そういった艶やかさが色濃く反映される場合もある。その事自体は否定しませんが、キャロライン・ポラチェックはその表層的なイメージを上手く操り、実際の音源に触れた時、それとはまったく正反対のイメージを与えることに成功しています。つまり、最初に結論づけておくと、この2ndアルバムは市場側の要求に応えながらも、かなり秀逸なポピュラーミュージックを提示しているのは事実なのです。

 

2019年にデビュー・アルバムを発表したポラチェックは、米国出身のアーティストですが、この数年間にスペインのバルセロナに一時移住しています。私見では、デビュー・アルバムはポピュラー・ミュージックとしてそれ相応にクオリティーが高いものの、現代の他のSSWと比べてそこまで傑出した作品とは言い難かった。それがなんの心変わりなのか、この2ndアルバムはアートワークこそ、続編のようなニュアンスを持ち合わせているが、その内容は全然異なっています。これはパンデミック時代を乗り越えたからこその勇気のある転身ぶり。それは言い換えれば、苦難を乗り越えた際に身についた豪快さも作品の節々から伝わってくる。特に、シンガーとしての音程の幅広さ、そして歌唱法の変化、そしてハイトーンにおけるビブラートの精彩さについてはかなり目を瞠るものがあると思われます。

 

特に指摘しておきたいのは、このアーティストのバルセロナに移住したことによる音楽性の目覚ましい変化である。例えば、スペイン音楽の重要な継承者であるロザリアと同じように、アーバン・フラメンコからの影響がいくつかの楽曲には見られる。これらのスペイン音楽の妖艶なメロディーやリズムは「Sunset」で断片的に味わうことが出来る。しかし、それらの表向きのイメージはけして表向きのものをすくい取ったわけでなく、キャロライン・ポラチェックが実際の生活や文化を間近で触れてみたことにより、それが歌やソングライティングに自然な形で反映されたともいえる。つまり、上記の曲を始めとするいくつかの曲には、バルセロナの風土というか風合いが乗り移っているのです。そして、まったく嫌味がない。これは歌手が自然な形で異文化に接した際の驚きやその敬意を親しみやすいポップスに込めようと試みているように思われるのです。

 

作品のオープニングには「Welcome To My Island」、「Pretty In Possible」という清涼感のあるポップ・ミュージックが並ぶ。この2曲は青空のように澄みわたっており、以前とは歌い方にせよメロディーラインの運びにせよ、デビュー・アルバムとはまったく人が変わったかのようでもある。これは何に拠るものなのか断定づけることは難しいですが、吹っ切れたようなエネルギーに満ちわたっている。その感覚は聞き手に何か気が空くような爽快な気分を与えてくれるでしょう。他にも、先行曲として公開された悩ましげな雰囲気に包まれた「Bunny Is A Rider」はポラチェックの新たなバンガーとなりそうな一曲で、モダンなポップスを擬えつつ、その内奥には奇妙な憂愁が渦巻く。この感覚的な歌が特にアルバムの持つ世界を押し広げていくのです。

 

中盤への切り替わりは序盤のエネルギッシュな展開とは正反対に、このシンガーの持つ内向性によって始まる。スペイン文化のアーバン・フラメンコに触発を受けたと思しき「Sunset」もエキゾチックな雰囲気で聞き手を惹きつけ、続く「Crude Drawing of An Angel」も同じように南欧の音楽性を吸収したようなしっとりとしたバラードとなっていて気が抜くことが出来ません。聞き手を内省的な世界にいざなった後、再びアップテンポな「I Believe」でテンションを変えますが、ここでもまたポラチェックは序盤の爽やかなポップスとは変わって、明るさを擁しながらも内面奥深くを見つめるかのような奥行きのあるポピュラーソングを提示しています。その後、レゲトンの影響を擁するダンサンブルなビートで聞き手を終盤の世界へと巧みに誘導していく。

 

終盤に収録されている「Hopedrunk Everasking」は本作のハイライトともいえ、また、SSWの歌唱力の高さ、歌唱自体の才覚を自らの実力によって証明してみせています。秀逸なメロディーの運びは言わずもがな、序盤の歌唱とは相異なる哀感溢れるバラードにより、さらに、美しいハイトーンのビブラートの微細なニュアンスは陶然とした世界へと歩みを進め、また、クラシック音楽の歌曲のような様式的な旋律の運びは、そのクライマックスにかけて神々しい領域へ導かれていくのです。

 

その後も、ありきたりな盛り上がりを避け、複雑な感情を織り交ぜたポピュラー・ソングにより、ポラチェックはアルバムの終わりへとこの音楽の世界は導いていく。ロマンチックであることを恐れず歌をうたい、ポピュラー・ミュージックとして歴代の名曲にも遜色のない「Butterfly Net」が続き、序盤のエネルギッシュな活力を取り戻す「Smoke」へ引き継がれ、クローズド・トラック「Billions」ではグリッチ・ミュージックとポピュラー・ミュージックの融合というまったく予測不可能な意外なエンディングを迎えます。特に、曲の中には、インドの民族楽器のタブラが心地よいグルーヴを生み出し、ポラチェックの歌声を巧みに引き立てています。


アルバム全体としては、かなりエキゾチックな雰囲気に溢れています。そして、ポラチェックの歌は時に神々しい雰囲気に包まれることもある。このアーティストの写真やアートワークに接した時、表面的な艶やかなイメージはキャッチフレーズや宣伝に過ぎないと思えるかもしれませんが、実際のところはそうではなく、これはキャロライン・ポラチェックなるシンガーソングライターの音楽性の核心を何よりも忠実に捉え、ある種の”目眩まし”のような機能を果たしているのです。

 

86/100

 

 



Caroline Polachekは、近日発売予定のアルバム『Desire, I Want to Turn Into You』からのシングルをもう一枚リリースした。
 

「Blood and Butter」は、ポラチェックとダニー・L・ハーレが作曲・プロデュースした曲で、バグパイプにブリッド・シャインブール、ギターにキリン・J・カリナンをフィーチャーしています。下記よりご覧ください。
 

キャロライン・ポラチェックのニューアルバムは2月14日に発売される予定です。これまでに、シングル「Bunny Is a Rider」、「Billions」、「Sunset」、そして最近Charli XCXとthe 1975のGeorge Danielがリミックスした「Welcome to My Island」でプレビューされている。


ウェールズ/カーディフ出身のシンガーソングライター、H. Hawklineは、近日発売予定のアルバム『Milk for Flowers』から、最新シングル「Plastic Man」を発表しました。前作「Suppression Street」タイトル曲に続く作品です。


「アルバムのために書かれた最後の曲で、真夏の溶けた階段を杖を振りながらトップハットで滑走する、マストよりも必要な曲だ。」とHuw Evans(ヒュー・エヴァンス)は声明の中で説明しています。

 

「ティム・プレスリーは冒頭のギターラインを書いた。私は彼がそれを走り書きのように組み立て、マイブリッジの切り絵のようにアニメーション化するのを見ました。」


実は、「Plastic Man」には、「Milk for Flowers」で使用された素材と同様の映像が添えられている。彼のアプローチについて、ヒュー・エヴァンスはこう語っている。

 

「1つのビデオを作り、音楽だけを変えるつもりだ "私はそれについて考えて、自分自身に笑いました。曲は変わっても、他のものは変わらないことがある。それまで眠っていた感情の板が、見慣れたありふれたものにぶつかり、大地から新しいモニュメントが突き出し、空の建物、風景が再編成されるんだ。」


『Milk for Flowers』は、3月10日にHeavenly Recordingsからリリースされます。


©︎Daniel Sunwald


絶大的な人気を誇るスペインのシンガーソングライター、ロザリアが新曲「LLYLM」を公開した。ロザリアは、フラメンコのようなスペイン音楽をダンサンブルなポップスとして落とし込む次世代の歌手と目されている。"Lie like you love me "を略したこの英語のトラックは、このスペイン人シンガーの2023年初のニュー・シングルとなる。楽曲の各種ストリーミングはこちら


ロザリアの英語での曲は、ボニー・プリンス・ビリーの名曲「I See a Darkness」のカバーで、この曲はデビューLP『Los Ángeles』に収録されています。昨年リリースされたサード・アルバム『MOTOMAMI』のデラックス・エディションには、「Despechá」のリミックスが収録されています。

 

さらに、ロザリアは、昨年末、日本にプライベートで来日しており、和風の旅館に宿泊し、奈良公園で鹿と戯れていた。さすがのスターシンガーも、自分のもとに押し寄せる鹿には悪戦苦闘していた様子だった。またロザリアはロラパルーザ・パリ 2023でアクトを行うことを決定している。



今年3月、渋谷での来日公演を予定しているUK/ブラントンのシンガー、Maisie Peters(メイジー・ピーターズ)がニューシングル「Body Butter」を公開しました。


セカンドアルバムからのファーストシングルとなるこの曲は、Ines Dunn (Griff, Mimi Webb) とプロデューサーの Matias Téllez (girl in red, AURORA) と共に書き下ろされたものです。


「”Body Better "は、これまでリリースした曲の中で最も正直な曲のひとつで、間違いなく最もパーソナルな曲です」とメイジーは説明する。

 

この曲は、別れた後に書いたもので、その後に自分がしたこと、していたこと、変えたかったことなど、小さなことまで丹念に調べながら、自分に対して思う醜いことを扱っている。この曲は、不安と弱さ、そして、もうそれを望まないと決めた人に自分の多くを捧げ、そこからどこへ行くべきかについて歌っている。


Maisie Peters


23年3月に渋谷で来日公演を開催予定のイギリス/ブライトンのシンガー、メイジー・ピーターズは、新しいクリスマス・コメディ映画『Your Christmas Or Mine?』のために録音されたシングル「Together This Christmas」を発表、さらに心温まるミュージックビデオを同時公開しています。


「"Your Christmas Or Mine"の監督であるジムとは、"Trying "を作った時に一緒に仕事をしていたんだ。”Trying: Season 2”のサウンドトラックを作ったとき、Your Christmas Or Mineのディレクターのジムと仕事をしたんだけど、彼がまた連絡してきて、彼のクリスマス映画に参加したいかどうか聞いてきたとき、明らかに答えは大きなお祝いの”イエス”でした、その結果、できたのが”Together This Christmas”よ」とメイジー・ピーターズは説明しています。


「明るく陽気なものを作りつつ、自分自身の歌詞や技術に忠実であろうとする挑戦は本当に楽しくて、クリスマスの定番を自分なりにどうアレンジするか、という課題がとても気に入りましたね。当時、私のハウスメイトが毎週末働いていた地元のパブ、"The Ten Bells"も加えてみたわ!」

 

「Together This Christmas」のミュージックビデオは以下からご覧ください。


 

Gena Rose Bruce ©Maximum Person

オーストラリア/メルボルンを拠点に活動するシンガーソングライターGena Rose Bruceが、セカンドアルバム『Deep Is the Way』から最新曲「Mistery and Misfortune」を公開しました。

 

この曲は、前作「Foolishly in Love」、米国のシンガー、Bill Callahan(ビル・キャラハン)をフィーチャーしたタイトル曲に続くシングルです。ミドルテンポのシンセ・ポップで、ヴォーカルとシンセが対旋律のように重なり合うナンバーです。ジーナ・ローズ・ブルースのボーカルのメロディーは、ほのかに切ない情感を漂わせています。


「この曲は、自分の感情を実際に感じることができたときに感謝し、また、感謝されることを歌っています」とコメントしている。

 

「たとえ、その感情の一部がポジティブなものでなかったとしても、少なくとも五感のスイッチを入れて、自分がまだ生きていることを思い出させてくれる」


『Deep Is the Way』は1月27日にDot Dash/Remote Control Recordsからリリースされる予定だ。


 


H. ホークライン(Huw Evans)が今週末、ニューシングル 「Suppression Street」公開した。(カーディフ出身のシンガーソングライター、英語とウェールズ語の双方を駆使する。テレビ番組の司会者としても活躍している)Cate Le Bon(ケイト・ル・ボン)がプロデュースしたこの曲は、Huw Evans(ヒュー・エヴァンス)が2023年3月10日にHeavenlyからリリースする新作アルバム『Milk For Flowers』からの最新シングルとなります。試聴は以下からお願いします。


プレスリリースで、ヒュー・エヴァンスは、この新曲について次のように説明する。「私は自分自身を2度知りました」

 

「私は新しい言語を学び、それを話すすべての人を知っています。それは死語で、いくつかの単語が必要なだけです。私はアイススケートをするカウボーイで、銀行の小さな男の子だ。私たちは二人で、不潔なフランスの窓のガラスを押しつけ、反対方向に滑らせる。これは私の膝の上に落ちてきたんだ」

 

 

Elton John


エルトン・ジョンは、Farewell Yellow Brick Road Tourの英国での最終公演に向け、大々的なイベントを開催します。彼は6月25日にグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務め、この名高いイベントに初めて出演する見込みだ。


「これはエルトンの最後のツアーの最後のイギリスでのショーになるので、私たちはフェスティバルを締めくくり、すべての送別の母で私たちの両方の歴史の中でこの大きな瞬間をマークします」とグラストンベリー共同主催者のエミリー・イーヴィスは述べています。「私たちは、ついにロケットマンをウォルティー・ファームにお連れすることができて、とても幸せです!」


「毎週、私は、自分のラジオ番組で新しいアーティストと話をしていますが、グラストンベリーはしばしば、彼らのキャリアを開始する重要な瞬間として挙げられます。最高の新しい才能に対するこのフェスティバルの純粋で熱心なサポートは、私が長い間賞賛してきたことはご存知のはずです。私のイギリスでの最後のショーに、エミリー・イーヴィスを招待してくれてありがとう」


イギリスの世界最大規模の音楽祭、グラストンベリーのヘッドライナーは、来年早々に追加発表される予定。2022年の同フェスティバルでは、ビリー・アイリッシュ、ケンドリック・ラマー、そして、この80歳の誕生日の数日後にはポール・マッカートニーがヘッドライナーとして出演していた。

 


Mazey Hazeがニューシングル「I Feel Like A Child」をリリース。アムステルダム出身のアーティストは、同地で活躍するフレッシュな存在感を放ち、ユニークな歌声でファンを魅了している。


メイジー・ヘイズは4月7日にEP「Back To The Start」をリリースする予定で、「I Feel Like A Child」はこの新作からの先行シングルとなる。

 

「I Feel Like A Child」は、甘く無邪気で、ボサノバ調の風通しの良いメロディーが満載。彼女の作品には映画のような輝きがあり、メイジー・ヘイズは、夏のアムステルダムの暮らしの一面を優雅に表現しようとしている。この曲についてメイジー・ヘイズは以下のように説明している。

 

「夏の木々は、本当にきれいで、太陽の光と葉っぱの動きを見ることができます。この曲は、人それぞれの捉え方があって、それでいいんじゃないか、ということを歌っています。正しいも間違いもない。真実もない。大切なのは、自分のイマジネーションに触れ続けることなんです」

 

「"I Feel Like A Child”は、表面的な人間性と比較して、美しい平凡さについて歌った曲です。この2つは隣り合わせで素晴らしいコントラストをなしていると思うし、この2つは私をいつも魅了する」

 

「私は、なぜ一人で空の鳥や葉の茂った木々を見たり、クラシック音楽を聴いたりすると、とても素晴らしく穏やかな気持ちになるのかを理解しようと思っていた。そして、なぜ私はこれほどまでに多くの人(自分も含めて)に圧倒され、混乱するのだろう? ほとんどの場合、これらのことについて考えることに大きな意味はなく、それよりもそれを行動し、感じること自体に意味があることを理解したのです」




Mazey Hazeのニューシングル「I Feel Like A Child」は現在発売中。こちらからストリーミング視聴出来ます。

柴田聡子

 

日本の新鋭シンガーソングライター、柴田聡子がクリスマスシングル「サイレント・ホーリー・マッドネス・オールナイト」のリミックスバージョンをリリースした。

 

この二曲入りのシングルは、ニューアルバム「ぼちぼち銀河」より、先行シングルという形で2021年12月にデジタル・リリースされたクリスマス・ソング「サイレント・ホーリー・マッドネス・オールナイト」をDUB MASTER Xが新たにリミックスした作品となっている。カバーアートは、オリジナルからKazuhiko Fujita(Marfa)による追加デザインが施されたものとなっている。 

 

 

 

 

柴田聡子 「サイレント・ホーリー・マッドネス・オールナイト」 New Single


 

Label: IDEAL MUSIC LLC.

Release:2022年11月23日


収録曲

01. サイレント・ホーリー・マッドネス・オールナイト – Dub’s Galactic Dance Floor Remix


02. サイレント・ホーリー・マッドネス・オールナイト

 

 

楽曲のストリーミング: 

 

https://satokoshibata.lnk.to/SHMA

 

 

BoA  

 

韓国のシンガーソングライター、BoAは、かつて日本のミュージック・シーンに深いかかわりを持ち、ヒットチャートを賑わせた歌手であり、さらに日本のテレビにもよく出演していたことを覚えている方も少なくはないだろう。もちろん、BoAは現在もアーティストとして大活躍中だ。

 

昨日、BoAが発表した『Forgive Me』は、彼女にとって2019年の『Starry Night』に続く3枚目のEP。本作は、2020年の10thアルバム『Better』以来、BoAにとって初のソロ・プロジェクトとなる。


BoAは、昨年12月、aespaのウィンターとカリーナ、Red Velvetのスルギ、ウェンディ、少女時代のテヨン、ヒョヨンとともに”Girls On Top”のメンバーとして活動することが発表された。さらに、今年1月にデビューシングル「Step Back」をリリースしている。今後の活躍にも期待していきたい。

 


BoAの「Forgive Me-The 3rd Mini Album」は、日本ではAvexから発売されている。Avexの公式サイトでは特典キャンペーンが始まっているのでぜひチェックしてみてください。このEPはHMV、Tower Recordsでも販売中となっている。アルバムの全曲ストリーミングはこちらから。

 

Weekly Recommendation

 

 Weyes Blood 『And In The Darkness,Hearts Glow』

 

 

 Label: Sub Pop

 Release: 2022年11月18日

 

 

Review

 

 ウェイズ・ブラッドの名を冠して活動するナタリー・メリングは、前作『Titanic Rising』で歌手としての成功を収め、その地位を確立したが、この三部作の二作目となる『And In The Darkness,Hearts Aglow』で今日のディストピアの世界の暗闇に救いや明るい光を見出そうとしている。三部作は、ナタリー・メリングのとって、恋愛小説のような意義を持ち、それはいくらかロマンティックな表現によって縁取られている。

 

しかし、理想主義者としての表情を持つこのシンガーソングライターは、それらのロマンチシズムを絵空事として描こうとはしていないことに気づく。幼い時代からのキリストの信仰における宗教観、近年では、仏教の中道の観点から現代社会の問題を直視し、その中にある問題解決の端緒を訪ね求めようとする。しかし、これらの二作目のアルバムの楽曲は、問題解決の答えを独りよがりに提示するのではなく、聞き手とともに、またそれらの問題に直面する人たちと、同じ歩みで、その問題について議論を交わし、そして何らかの解決策を求めようとする試みなのである。

 

「この音楽に対してカタルシスを感じてもらいたい」という趣旨のメッセージを込めるナタリー・メリングではあるが、これは2020年の時代に絶望を感じていた人々にとり、いや、それにとどまらず2022年の世界に絶望を感じている人々にとって、大きな癒やしとなり、そして、その心の傷を癒やす、言わば、ヒーリングのようなエネルギーを持ち合わせる作品となるだろう。それは、メリング本人にとってもソングライティングや実際の録音、全般的な作品制作の過程において同様の感慨をもたらしたに違いない。ちょうど歌手としての地位を盤石にした傑作『Titanic Rising』から一年、パンデミックが発生し、LAでレコーディングを開始したメリングではあるが、皮肉にも前作アルバムに込めたテーマは予言的なものとなった。このセカンド・アルバムは、単なるコンセプチュアルな作品の続編であるにとどまらず、絶望的な世界の到来を未来に見る時間から、メリングはその地点から移動し、それらの次の段階へと進み、その渦中に自分/自分たちが存在することを、このセカンド・アルバム全体で概念的に描き出そうというのである。


 Weyes Blood


 世界を描く・・・。こういった壮大な試み、あまりにも大がかりにも思えるテーマが成功することは非常に稀有なことである。アーティスト、もしくはバンドが、それらのテーマをどのように描くか、自分の現時点の位置を嘘偽りのない目で見極めながら、それらの理想郷に手を伸ばさねばならない。しかしながら、ナタリー・メリングは、もともとが電車に乗って、路上ライブを行っていた人物であるからか、様々な階級の世界をその目で見てきた人物としての複数の視点、それは王侯から奴隷までを愛おしく描くウィリアム・シェイクスピアのような、すべての世の人を愛するという温かい心に満ちあふれているのだ。にとどまらず、ナタリー・メリングは、時に、実際的な社会の問題を見た際には悲観的にならざるをえない、きわめて理知的かつ現実的な視点を持ちあせ、さらに、そのユートピア的な思想を実現するための音楽的な素養と深い見識に裏打ちされた「知」がしっかりと備わっている。暗澹とした先行き不透明なディストピアの世界に対峙する際、その暗闇の向こうにかすかに見える一筋の光を手がかりに、メリングはモダン/クラシカルの双方のポップスの世界を探訪していく。これらの音楽を思想的に強化しているのが「God Turn Me Into a Flower」のナルキッソスの神話や、オープニング・トラック「It's Just Me,It's  Everyone」での傷ついた人を温かく、慈しみ深く包み込むような共感性にあるのだ。これらは、単なる作品舞台の一装置として機能しているのではなく、その楽曲を生み出すためのバックボーン、強い骨組みのようなものになっているため、そこで、実際の音楽として聴くと、深く心を打たれ、そして、深く聴き入ってしまうような説得力を持ち合わせているのである。

 

ナタリー・メリングは、その他にもソーシャルメディア全盛の時代に警鐘を鳴らす。もちろん、多くの人々が経験していることではあるが、日々、我々は何かにリンクするという感覚を持っているか、それを何がしかのツールで、そのリンクという概念を体験する。しかし、そもそも、それはその名が示すように本当に誰かしらとリンクしているのだろうか。それはリンクしていると考えているだけにとどまらないのではないか、という疑念も生ずることも少なくはない。ナタリー・メリングは、それらのソーシャルメディアを通じて行われる交流が人間そのものの分離を加速させているのではないかという提言を行う。つまり、このシンガーソングライターの考えでは、それらのデジタルでの交流はインスタントなものであり、本質的な人間の交流とは異なるものという意見なのである。それらの考えを足がかりにして、メリングは本質的な人間の交流という概念が何であるのかを探求していく。そして、それは前にも述べたように、そのための議論が人々の間で建設的に何度もかわされることがこれらの問題解決への糸口となるというのだ。最初から明確な答えを求めるのではなく、その間にある過程を重視するのがナタリー・メリングというアーティストであり、世界で数少ない正真正銘のSSWなのである。

 

 それでは、実際の音楽はどうか。ナタリー・メリングの楽曲は古き時代のポップスやフォークを彷彿とさせるのみならず、それ以前の時代の偉大な音楽への眼差しが注がれている。表向きには、カーペンターズの音楽を思い起こさせるが、アーティスト本人によれば、それはカーペンターズの音楽をなぞらえたいというけではなく、カーペンターズと同じ音楽のルーツを持っているとメリングは考えている。つまり、このアーティストの楽曲に現れるチェンバロのアレンジを用いたバロックポップ/チェンバーポップの要素は、本人の話では、ビートルズのジョン・レノンにあるわけでもなく、カレン・カーペンターに求められるわけでもなく、それよりもさらに時代をさかのぼり、ジュディー・ガーランドの時代のモノクロの映画音楽、ホーギー・カーマイケル、ジョージ・ガーシュウィン、バート・バカラックの時代の音楽に求められるという。もちろん、知られているように、幼年時代に聖歌隊に属していたということから、教会音楽やルネッサンス音楽の影響が、このアーティストの楽曲に崇高性を付与していることは容易に窺える。

 

ナタリー・メリングのセカンド・アルバム『And In The Darkness,Hearts Aglow』の収録曲は、クラシカルなポップスの雰囲気に彩られている。それは実際に、ナタリー・メリング自身が最近の音楽をあまり聴かず、シューマンや、メシアンを始めとする新旧の古典音楽に親しんでいるのが主な理由として挙げられる。しかし、ドローン・アンビエントのシーンで活躍するブルックリンの電子音楽家、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーのDanel Lopatin(ダニエル・ロパティン)がシンセの反復的なフレーズを提供した、「God Turn Me Into a Flower」にも見受けられるように、これらの曲は、決して、古びているわけでもないし、懐古的なアプローチであるとか、アナクロニズムに堕しているとも言いがたい。常に、このセカンドアルバムでは、ポスト・モダンに焦点が絞られ、そして、メリング本人が話している通りで、既存の音楽を破壊し刷新するような「脱構築主義」にポイントが置かれているのである。古典的なポップス、映画音楽、そして、ジャズ、クラシックの要素がごく自然に入り混じったナタリー・メリングの楽曲は、モダンなエレクトロのアレンジが付け加えられることで、複雑な構造を持つ音楽へと転化されている。さらに、メリングの女性的なロマンチシズムを込めた叙情的な歌詞や、伸びやかな歌唱によって、これらの曲は、ほとんど信じがたい、神々しい領域にまで引き上げられていくのである。

 

これらの「ポスト・モダン・ポップスの最新鋭」とも称すべき、親しみやすさと円熟味を兼ね備えた楽曲の合間に、オーケストラ・ストリングスを交えた間奏曲が導入され、作品として十分な緩急を織り交ぜながら、空気や水の流れのように、流動的な雰囲気を持ち、その場に一時たりともとどまらず、音楽における贅沢な恋愛物語がロマンチックかつスムーズに展開されていく。そして、メリングは、それらのロマンチシズムに現実的な視点を込めることにより、我々が生きる先行きの見えない、2020年代の灰色の時代の中にある救いや光を見出そうとするのだ。

 

では、果たして、ナタリー・メリングが追い求めようとする救いは、ここに見いだされたのだろうか? それはアルバム『And In The Darkness,Hearts Aglow』全編を聴いてのお楽しみとなるが、このアルバムの中で「God Turn Me Into a Flower」と合わせて、最もロマンティックな楽曲といえるクローズド・トラック「A Given Thing-与えられたもの」では、昨今の二年間にわたり、このアーティストが訪ね求めていた答えらしき何かが、暗喩的に示されているのに気がつく。

 

ピアノのシンプルな伴奏、古めかしいハモンド・オルガンのゴージャスなアレンジを交えたクラシック・ジャズ的な芳醇さを持ち合わす、このクライマックスを劇的に彩る楽曲において、ウェイズ・ブラッドは、楽曲が幾つか出来つつあり、今後開催するツアーで段階的に観客の前で新曲を披露していくと話す、三部作の最後のスタジオ・アルバムのテーマがどうなるのかを予兆的に示し、二年間にわたる分離された社会に自分が見出した感慨を、さながら劇的な恋愛小説のクライマックスを演出するかのように、甘美に、あまりにも甘美に歌いながら、『And In The Darkness,Hearts Aglow』の持つ、穏やかで、麗しい、この壮大な物語から名残惜しげに遠ざかっていく。「ああ、それは、きっと与えられたものなのだ、愛は、永遠に続く・・・」 というように。

 

 

97/100 

  

 

Weekend Featured Track 「A Given Thing」 

 

 

Beth Orton

英国のシンガーソングライター、Beth Orton(ベス・オートン)が昨夜の「The Late Late Show With James Corden」に音楽ゲストとして出演し、自身の曲「Fractals」を披露しました。ライブパフォーマンスの模様は以下でご覧いただけます。

Fractals」は、9月に発売されたベス・オートンの最新アルバム『Weather Alive』に収録されている。(アルバムのレビューはこちらからお読み下さい)2016年の『Kidsticks』に続く本作には、シングル「Friday Night」、「Forever Young」、タイトル・トラックも収録されている。
 
 

 

Jenny Hva ©Jenny Berger Myhre


 ノルウェー/オスロのシンガーソングライター、Jenny Hval(ジェニー・ヴァル)がニューシングル「Buffy」をリリースした。このシングルは、今年初めに発売されたノルウェー人シンガーソングライターの最新アルバム『Classic Objects』に続くものです。下記よりご覧ください。


「Buffy The Vampire Slayerを何度も観たからか、即興で歌詞を書いたんだ」とHvalは説明している。

 

「バフィーのような多くのエピソードを持つテレビシリーズは、創造的かつ政治的なリハーサルとして使うことができるという考え方が好きなんだ。独裁政権、プルトクラシー、神権政治を打倒するリハーサルをするエピソード形式?」


「"バフィー”はスレヤーやスーパーヒーロー、フェミニストのアイコンについての歌ではないの "と彼女は付け加えた。「どちらかというと、希望についての歌だけど、控えめで、エピソード的な方法でね。私にとって、希望は繊細な方法で提示されたときに、より希望に満ちたものになるからよ」


 

 

Mitki©︎lisa czech


NYのシンガーソングライター、Mitski(ミツキ)が新しいデモEPを独占的にリリースしました。

 

Rough Tradeの店舗、店頭、オンラインにて限定発売される4曲入りの『Stay Soft, Get Eaten: Laurel Hell Demos』は12インチレコードで12月に発売予定。ストリーミングやダウンロードは配信されません。Rough Tradeは今年のアルバム「Laurel Hell」の新しい "Ruby & White Bloom "カラーのビニール盤を在庫限り販売する予定。


このデモEPのリリースに関して、プレスリリースでは、次のように説明されている。"「Stay Soft, Get Eaten: Laurel Hell Demos' EPは、Mitskiの曲の核となる部分が、その年のアルバムに結実する前の、骨格となる形、そして進行中の作業として聴ける貴重な機会となるでしょう。"


Mitskiは、今年始めにDead Oceansから最新アルバム『Laurel Hell』を発表し、ビルボードトップアルバムチャートの1位を獲得した。レビューはこちらからお読み下さい。




Mitski 『Stay Soft, Get Eaten: Laurel Hell Demos』

 


Label:  Dead Oceans

Release:  2022年12月9日


Tracklist:

 

1.Valentine,Texas(Demo Version)

2.Love Me More(Demo Version)

3.Stay Soft(Demo Version)

4.Gride(Demo Version)

 

 

Rough Trade:

 

https://www.roughtrade.com/gb/product/mitski/stay-soft-get-eaten-laurel-hell-demos

 

©︎Neil Krug


Weyes Bloodは、今週金曜日(11月18日)にリリースされるアルバム『And In The Darkness, Hearts Aglow』からの最後のシングルを公開しました。「God Turn Me Into a Flower」は、Oneohtrix Point NeverのDaniel Lopatinがシンセで参加しています。


"God Turn Me Into A Flower "は、メリングのクリスタルな歌声が痛々しいほど近くに感じられるバラード曲です。


メリングのボーカルは、Oneohtrix Point NeverのDaniel Lopatinのドリーミーなシンセサイザーによって縁取られ、時折ストリングスとチャイムがアクセントを加えている。しかし、メリングの声の大きさ、輝きに匹敵するものは他にない。彼女は神聖なソプラノと、より深く苦悩に満ちた遠吠えの間で揺れ動く。「この音域で彼女は「あなたは簡単に粉々になる」と歌い、その破片をすべて拾い集めることはできない。自分を見失う呪い/鏡があなたを遠くに連れて行くとき」。


34歳のメリングはカリフォルニア州サンタモニカ出身だが、ペンシルベニア州ドイルタウンで育ち、教会で育った彼女は、賛美歌や合唱曲、クラシック曲に惹かれるようになった。"God Turn Me Into A Flower "のような曲には、宗教というより教会の音楽的影響が色濃く出ている。「現代の素晴らしいクラシック音楽や初期の音楽のほとんどは、神聖な空間で神のために書かれている」と、メリングは過去に語っている。"だから聖なる音楽、聖なる空間の音楽、それが私の好きな音楽だったんだ"


ナタリー・メリングは、このアルバムを発表した際の声明の中で、次のように説明している。「God Turn Me into a Flower 」では、ナルキッソスの神話を再現している。彼はプールに映る自分の姿に執着し、飢餓状態に陥り、夢中になっている自分以外の知覚を失ってしまう。傲慢な彼は、あれほど情熱的に望んだものが、結局は自分自身に過ぎないことに気づきませんでした。神は彼を、宇宙とともに揺れ動くしなやかな花に変えてしまったのだ。


そして、2019年の『タイタニック・ライジング』に続く『イン・ザ・ダークネス、ハーツ・アグロー』には、先に公開されたシングル「グレープヴァイン」と「イッツ・ノット・ジャスト・ミー、イッツ・エヴリバディ」が収録されています。


 


カーディフ出身のシンガーソングライターで、テレビ司会者としても活躍するH. ホークラインことHuw Evansは、5枚目のアルバム『Milk for Flowers』のリリースを発表しました。本作は、Heavenly Recordingsから3月10日にリリースされる予定となっている。

 

ヒュー・エヴァンズはアルバムのタイトル・トラックと、さらにBen Hardyが撮影、Casey Raymondが編集、Daisy Smithが振り付け、Gus SharpeがスタイリングしたMVを公開しました。映像は以下よりご覧ください。


「Griefは聴かずにはいられない曲で、覚えた瞬間から歌うのをやめられなくなる」とHuw Evans(ヒュー・エヴァンズ)はコメントしている。

 

「その音楽は風景を描き、毎日の糸を引く。忘れ去られた片隅や手入れのされていない庭は、病的な植物で豊かになり、アイスリンクや遊び場はコードごとに朽ち果てていきます。このビデオ(今回で3作目)は、その感覚を最も直接的な方法で表現しようとしたものです。毎日がオーディション。少なくとも、私はサウンドトラックを選ぶ」


『Milk for Flowers』は、エヴァンスの長年のコラボレーターであるケイト・ル・ボンが制作と音楽で参加しています。

 

「ケイトは、他の誰にもできないことをやってのけたんだ。ケイトがいつもやっていることだよ」とエヴァンスは語っています。


「私の親愛なる友人であるH.Hawklineが、自分自身に折り重なるように、恐ろしい時間から、絶妙に生々しく、しかし巧みに優雅なアルバムを抽出するのを私は見ていました。私はプロデューサーとして信頼され、彼がこの美しい作品を存在させるために優しく手助けをするという大変な名誉を得ました。彼は、一日のあらゆる色彩に対応できるような音楽と歌詞を書く。彼は不条理と一緒に哀愁を漂わせるテーブルに座り、誰も目を伏せることはない。努力せずにはいられないが、いつも自然な手つきで、内側からピースを動かしている。旧友に感動し、驚かされ続けることは、とても美しいことだ」


このアルバムでは他に、デイビー・ニューイントンがドラム、ポール・ジョーンズがピアノ、ティム・プレスリーがギター、スティーブン・ブラックとユアン・ヒンシェルウッドがサックス、ハリー・ボーヘイがペダルスティール、ジョン・パリッシュがボンゴでコラボレートしています。Milk for FlowersはJoe Jonesがエンジニアリングを担当し、Krissy Jenkinsが追加エンジニアリングを担当した。ミキシングはPatrik Berger、マスタリングはHeba Kadryが担当しています。





H.Hawkline 『Milk for Flowers』 

 

 
 
Label: Heavenly Recordings
 
Release: 2022年3月10日
 

Tracklist:
 

1. Milk For Flowers
2. Plastic Man
3. Suppression Street
4. I Need Him
5. Denver
6. Athens At Night
7. Like You Do
8. It’s A Living
9. Mostly
10. Empty Room


 

Kae Tempest

 今年初めにリリースされたアルバム『The Line Is A Curve』に続いて、Kae TempestはKojey Radicalと組み、アルバムのトラック「Move」のリワークバージョンを制作しました。
 

「Kaeは、私がキャリアをスタートさせるにあたって極めて重要なインスピレーションを与えてくれたので、ついに彼らと仕事をする機会を得たことは夢のようでした」とKojeyは語る。「このアルバムを聴いた瞬間、私は興奮しました。面白い視点を持った純粋なエネルギーなので、楽しんでもらえたらと思います」
 

"Kojeyの作品は何年も前から大好きでした。"とKaeは付け加えます。「スタジオに集まって彼と一緒にこのバージョンをレコーディングするのは、とても素晴らしい経験でした。彼の声、リリシズム、音楽性、詩的な表現が大好きなんだ。出会って繋がったことは喜びだった」
 

新バージョンの「Move」は以下よりご確認ください。