ロンドンのポスト・ロックバンド、Black Country,New Road(ブラック・カントリー、ニュー・ロード)は、アイザック・ウッド脱退後、新しいセットリストをクンでライブツアーを開催しています。これらの未発表の新曲は、12月にロンドンのブッシュ・ホールで行われた3回の公演を撮影した「Live At Bush Hall」という新しいパフォーマンス・フィルムとして発表される。
Evi Vine(エヴィ・ヴァイン)は、「私たちは一度も会ったことがないのに、パワフルで美しく、天を衝くようなものを作ることができると、心の中ではわかっていました」と言います。「私たちは、確かなものに囲まれて、繰り返しの中で人生を過ごしています。理解したと思っていることを脇に押しやることも時には重要です。予期せぬ時に変化が訪れ、私たちは迷うのですからね。」
「Mother Tongue」
Silver Moss 『Black Bay』
Label: Bella Union
Release: 2023/4/21
Tracklist:
1. Henry 2. The Eternal 3. Mother Tongue 4. Gaelic Psalms 5. Hello Doom 6. Sedna
アイルランド出身のソングライター兼プロデューサー、Charlie Loaneのプロジェクトpigletが、7曲入りのニューEP『Seven Songs』を、11月25日にBlue Flowersよりリリースすると発表しました。本日、pigletは、リード・シングル「to you tonight」を、映像作家Harv Frostによるミュージック・ビデオとともに公開しました。そのPVは以下よりご覧いただけます。
「to you tonight」について、Charlie Loaneは声明の中で次のように語っている。"私の意図は、私のパートナーと私たちの関係によって私の人生に加えられた愛と喜びを反映し、祝福する曲を書くことでした。" "一方で、私が考えるに、ラブソングが陥りがちな落とし穴を避けるために最善を尽くしました。"
「Dark Blue」は、ケンタッキー州ルイヴィルのSlintのように緻密でストイックな構成であるとともに、スコットランドのMogwaiの傑作『The Hawk Is Howling』の収録曲「Thank You Space Expert」のような際限のない壮大さを併せ持つ、おそらく、これがイギリス国内の音楽メディアでも、時に、キャロラインの音楽がモグワイが引き合いに出される理由なのだと思う。しかし、Carolineの壮大さは外側にむけて轟音が膨らんでいく印象を持つモグワイとは対極にある徹底した抑制と内省にある。内側にむけてベクトルが強められていくようにも感じられるのだ。
スコットランドのポストロックバンド、Mogwai(モグワイ)は来年、記念すべきファーストアルバム『Mogwai Young Team』と『Come on Die Young』をダブルゲートフォールド盤でリリースする予定です。今年、モグワイは、夏に来日公演を行っています。
現在はなき富士銀行を映し出したジャケットとして余りにも有名である1997年の実質的なデビュー作『Young Team』と、1999年のアルバム「Come On Die Young』は、それぞれ青と白のレコードで、オリジナルのトラックリストはそのままに、Chemikal Undergroundから来年2月10日にリリースされます。リマスターされた前者は、CDとデジタルでも再発される予定です。
モグワイのスチュアート・ブレイスウェイトは最近、回顧録『Spaceships Over Glasgow』を発表しています。10代のバカ騒ぎ、人生全般、ギグ、モグワイでの演奏について "Mogwai and Misspent Youth "と題された回顧録を発表している。
『Mogwai Young Team』
Side A
1. Yes! I Am A Long Way From Home 2. Like Herod
Side B
3. Katrien 4. Radar Maker 5. Tracy
Side C
6. Summer (Priority Version) 7. With Portfolio 8. R U Still In 2 It
Side D
9. A Cheery Wave From Stranded Youngsters 10. Mogwai Fear Satan
『Come On Die Young』
Side A
1. Punk Rock:
2. Cody
3. Helps Both Ways
4. Year 2000 Non-compliant Cardia
Side B
5. Kappa 6. Waltz For Aidan 7. May Nothing But Happiness Come Through Your Door
Side C
8. Oh! How The Dogs Stack Up 9. Ex-Cowboy 10. Chocky
Side D
11. Christmas Steps
12. Punk Rock/Puff Daddy/Antichrist
Their / They're / Thereは、今年初めに2013年のEP以来、PacemakerとのスプリットEPで静かに復活を遂げている。以前、マイク・キンセラが在籍していたことで知られるシカゴのマスロックバンドです。
新作アルバム『Their / Their're / Three』のファースト・シングルとして 、「Living Will Or Living Well」が公開されています。エヴァンの紛れもない叫びのメロディーと、マニアックなギター・ワークからは、T/T/Tの絶好調ぶりがうかがえる。このシングルは下記よりご試聴下さい。
「Living Will Or Living Well」
Their / They're / There 『Their / Their're / Three』
Tracklist:
A1: A Symphony Of Sparrows
A2: All In All We All
A3: A Patient (Cured) Is A Customer (Lost)
A4: Their / They're / Three
A5: Living Will Or Living Well
B1: Enemies Of Every Feather
B2: The Ultimate Ideas
B3: We're Moving Pictures
B4: A Kingdom Of (Y)our Own
B5: The Meaning & The Meadow
今年、来日公演を控えているロンドンのポストロックバンド、black midiが、次作『Hellfire』からのセカンドシングル「Eat Men Eat」を公開した。
この曲には、ファンが投稿した50以上の録音と、Demi García Sabatのパーカッションがレイヤー化されています。Maxim Kellyが監督したこの曲のビデオは、以下からチェックできます。
「Eat Men Eat」は、2021年にリリースされたアルバム『Cavalcade』のトラック「Diamond Stuff」で初めて登場したThe Red River Mining Companyにちなんだものです。バンドのキャメロン・ピクトンは、ストーリーコンセプトに基づいて制作された新曲について以下のように説明しています。
ブラック・ミディの新作EP「Cavalcovers」には、テイラー・スイフトの「Love Story」、キング・クリムゾンの「21st Century Schizoid Man」。さらに、キャプテン・ビーフハートの「Moonlight On Vermont」のいかにもこのバンドらしさのある豪華な三曲のカバーが収録されています。
とりわけ、時代に先駆けてアバンギャルドロックの領域を開拓したアーティストとしてお馴染み、キャプテン・ビーフハート(ドン・ヴァン・ヴリート)のカバー曲「Moonlight On Vermont」では、ベーシストのキャメロン・ピクトン、ギタリストのジョーディー・グリープ、ドラマーのモーガン・シンプソン、ブラック・ミディのメンバー全員がボーカルとしてレコーディングに参加しているのに注目でしょう。
このデビュー作「For The Fiest Time」のリリース前から、先行シングル「Track X」がドロップされるなり、ロックファンの間では少なからず話題を呼んでいたが、実際にアルバムがリリースされると、その話題性はインスタントなものでなく、つまり、BCNRの実力であることが多くの人に知らしめられた。
反復されるフレーズがアシッド的な効果を生み出すという点においては、ロックバンドではありながら、EDM(レイヴやゴアトランス)の雰囲気も併せ持ち、クラブ音楽の影響も少なからず感じさせる。ライブパフォーマンスでも音楽と同期した視覚的な演出を試み、プログレッシヴ・ロックのような物語性を持つという点で、ディスクレビューにおいてカナダ・トロントのGod Speed You Black Emperror(GY!BE)と頻繁に引き合いに出されるロックバンドであります。
モグワイは、これまでの24年という長いキャリアにおいて、「Come On Die Young」1999 、「The Halk Is Howling」2008、とポスト・ロックにとどまらず、ロックの数々の名盤を生み出しています。
初期からは轟音性の強いロックサウンドを特徴にしていましたが、徐々に静謐性に重点を置いた楽曲にも取り組むようになり、近年、特に、2021年2月にリリースされたモグワイの最新作「As The Love Continue」では、轟音性溢れるエネルギッシュな作風に原点回帰を果たし、そこに、スコットランドのネオアコ/ギター・ポップ、日本では、一般的に「アノラック」と称されるポップエッセンスを付け加え、また、そこに、英国の80ー90年代周辺のエレクトロの空気感を絶妙に溶かし込んだ独特な作風を生み出して、ミュージックシーンで話題を呼んでいます。
彼等、ブラック・ミディは、ポストロック/マスロックに属する音楽性を表向きの表情としている。例えば、シカゴ音響派の前衛性を主な特徴とし、CANを始めとするクラウトロック、そして、イギリスのKing Crimsonのようなプログレッシブ・ロック、そして、往年のニューウェイブ、Gang Of Four、Killing Joke、Devoあたりの、ハードコア・パンク、ダンス・ロックの礎を築き上げたバンド、それから、Vaselines、Pastelsといった往年のスコットランド周辺のギター・ポップの影響も感じられる。