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UK・パンクの象徴であるThe Stranglers(ザ・ストラングラーズ)の創設メンバーでドラマーのジェット・ブラック(本名ブライアン・ジョン・ダフィー)が、12月6日(火)にウェールズの自宅で "長年の不摂生 "を理由に死去しました。84歳でした。


この訃報は、ザ・ストラングラーズのソーシャルメディアアカウントを通じて発表されました。「私たちの親愛なる友人であり同僚であるジェット・ブラックの死去を、重い心と共にお知らせします。ジェット・ブラックは家族に囲まれた自宅で安らかに息を引き取った。さようなら、まっすぐ飛んでいけよ、JB。


ブライアン・ジョン・ダフィーは、ザ・ストラングラーズの最年長のオリジナル・メンバーで、他のファースト・ウェーブのUKパンク・バンドよりも全員年齢が離れていた。彼らはまた、最も人気があり、最も長く続いたバンドのひとつであり、結成から10年間で11曲のUKトップ20ヒットを記録している。ジェット・ブラックのハードヒットで精密なスタイルはバンドの特徴のひとつであり、彼は健康状態の悪化により2018年についに身を引くことになるまでグループに留まった。


1990年にグループを脱退した元ストラングラーズのフロントマン、ヒュー・コーンウェルは、「私たちはプロのミュージシャンになろうと努力した人生の特別な時期を共有した。私たちはすぐに互いに惹かれあい、彼は私が共感する特異な目的意識を持っていた。彼はそれまでの人生をすべて投げ出して、私たち共通の目標に向かってひたむきに努力した。誕生日も2日違いで、よく似ているんです。ストラングラーズの成功は、彼の決意と意欲の上に成り立っていた。彼のタイミングは完璧だった」。

 

The Stranglersの『Black And White』は永遠の名盤です。パンク/ニューウェイブの名作をお探しの方は、この機会に聞いてみて下さい。オリジナルメンバー、ジェット・ブラックの死を悼む。

The Men
 

2月3日、The MenはFuzz Clubからニューアルバム『New York City』をリリースします。先月「Hard Livin」を公開した。彼らは、アルバムからの新曲 「God Bless the USA」も公開しています。この曲は、The Menの楽曲に求められる全ての要素を備えた、ハイエナジーなガレージパンクバッシャーで、主にハードにロックしています。「God Bless the USA」の試聴は以下から。

 

ザ・メンズのニック・チエリコッツィは、プレスリリースでこの曲について、「頭にこのメロディーが浮かんで目が覚め、キッチンに行って、常に腹立たしいヘッドラインとたくさんのチャック・ベリーやエディ・コクランがある中、ギターを手に取ったんだ」と語っています。「この曲は、特定の誰かや何かを表現したものではありません。一日の終わりに、すべてが炎上してしまうのです」 





 


OSEESが、今年の超パンクな『A Foul Form』から「Scum Show」のビデオを公開しました。Malo Sutra Fishがスーパー8カメラで監督し、l'Etna Collective Labが手作業で加工とアニメーションを施したこのビデオは、曲と同様に生々しい感覚を刺激する。下記よりご覧いただけます。


また、バンドは先日行われたKEXPセッションのビデオも公開しており、John Dwyerとクルーがニューアルバムからの楽曲を熱唱している様子がうかがえます。

 



OSEESは12月にいくつかのツアー日程があり、12/16にPsychic Graveyardと、12/17にTea EaterとBrooklyn Madeで行われるNY公演が含まれています。また、春のUKとアイルランドでの公演も発表されたばかりです。

 

Fucked Up


トロントのFucked Upが、Merge Recordsから1月27日にリリースされるアルバム『One Day』からのセカンド・シングル 「Found 」を公開しました。


「Found 」は、リード・シングルであるアルバム・タイトル曲に続くもので、「リスナーに愛の可能性を開くよう挑んでいる」(Consequence)曲です。 「Found 」について、ギタリスト兼ソングライターのMike Haliechukは次のように語っています。


「ダベンポート・ロードは北米で最も古い道のひとつで、最後の氷河期の後に後退したイロコイ湖の北岸に沿って、何千年もの間、先住民の道となっていた。すぐ東には、19世紀に地下に埋められて私が歩く道ができたタドル・クリークがある。


小さな店が大きなビルに飲み込まれていくのを見て、ジェントリフィケーション(高級化)についてよく考えたが、気がつくと自分もその大きなビルのひとつになっていた。 曲名は、シャディ・バーチュ訳の『アエネイス』に由来しています。


彼女は、「発見」と「刺す」という言葉が本を開いたり閉じたりしていますが、これは同じギリシャ語の動詞に対する二つの意味であると指摘しています。発見とは実は征服であり、定住とは常に暴力であるということ。 そして、私が見つけて住んだ場所について自分に語ろうとする物語は、ある民族が他の民族の世界に進出することを正当化するための物語でしかありえないということです」


 

Dream Wife ©︎Harriet Brown

 

ロンドンのパンクロックトリオ、Dream Wifeがニューシングル「Leech」で戻ってきました。このトリオにとって、2020年のアルバム『So When You Gonna...』以来の新曲となるこの曲は、以下で試聴可能です。


"これは共感のためのアンセムだ "とバンドは声明の中で「Leech」について述べている。


「連帯のための。音楽的に緊迫し、保留され、怒りのカタルシスでクレッシェンドするように噴出する。この曲の押し引きは、歌詞的にも音楽的にも拡大縮小し、権力のダブルスタンダードを述べ、呼び起こす。家父長制の社会では誰も本当の意味で勝てない。私たちは皆、負けているのだ。私たちは皆、もっと共感することができるはずです。久しぶりにリリースする曲として、私たちは動物を檻から出すような感じの曲を書きたかったんだ。それは外に出ている。そして、血を求めている...」


 

The Lida Lindas

 デビュー・アルバムのリリースから初のUK公演、日本のサマーソニック出演まて、The Linda Lindasにとって大きな収穫をもたらした1年となったが、彼らは素敵なクリスマス・シングルでその功績を祝福している。


「Groovy Xmas」というタイトルのこの曲は、12月25日に向けてバンドがみんなに願っていることであり、クリスマス・シーズンに向けての最高の気分を盛り上げてくれる。


「みんなでチャーリー・ブラウンのクリスマスを見よう/それからホーム・アローン、エルフ、グリンチ/毎年同じプレイリスト/マライアが元気をくれる/そしてパンプキンスパイス・ラテがやってきた!」

「10月にクリスマスパーティーをした!」とThe Linda LindasはGroovy Xmasのシングルに付属するミュージックビデオについて述べている。「かなりグルーヴィーだったよ」と。




 

 

Grandmas House


ブリストルのパンク・トリオ、Grandmas Houseが最新シングル「How Does It Feel??」を発表した。フロントマンのYasmin Berndtのベルギー出身の血を引くこの曲は、フランス語と英語の両方で歌われている。


「"How does it feel? "は、別れるときに経験する戸惑いの感情について、2人の間で交わされるコール&レスポンスなんだ」とバンドは語っている。


「フランス語と英語の両方で歌われるそれは、クィアの怒りと感情の爆発だ」


 

John Lydon&Kieth Levene

 伝説的なギタリスト、Kieth Levene(キース・レヴィーン)が死去した。彼はロンドンパンクシーンの草分け、The Clashや、その後のポスト・パンクシーンを牽引したPublic Image Ltdの共同創設メンバーであった独創的なギタリストとして知られる。

 

この訃報は、かつてのバンド仲間であるJah Wobble(ジャー・ウォブル)とMartin Atkins(マーティン・アトキンス)がソーシャルメディアで明らかにしている。キース・レヴィーンは肝臓がんを患っており、英国ノーフォークの自宅で12日に死去しました、65歳だった。





1957年7月18日にイギリスのロンドンで生まれたKeith Levene(キース・レヴィーン)は、幼い頃からプログレに惹かれ、15歳の時にThe Yesの”Close To The Edge Tour”でローディとして働く。18歳のとき、Mick Jones(ミック・ジョーンズ)、Paul Simon(ポール・サイモン)とともに、のちにクラッシュとなるバンドを結成。彼とバンドのマネージャーであるBernard Rose(バーナード・ローズ)は、Joe Strummer(ジョー・ストラマー)が当時所属していたバンド、The 101’ersを脱退し、グループに参加するよう説得した。

 

1977年のThe Clashのデビュー・アルバムに参加し、「What's My Name(ホワッツ・マイ・ネーム)」という曲を共同作曲したが、バンドとは袂を分かつことになった。1978年、元セックス・ピストルズのJohn Lydon(ジョン・ライドン)、Jah Wobble(ジャー・ウォブル)とともにPublic Image Ltdを結成し、同年、デビュー・アルバム『Public Image』を発表した。同年、『First Issue』、1979年には『Metal Box』、1981年には『The Flowers of Romance』を発表した。



 

1983年にP.I.L.を脱退した後、キース・レヴィーンは、イギリスからロサンゼルスに移り、エンジニアのスティーブ・カタニアとダン・ネベンザールと共に、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの『The Uplift Mofo Part Plan(アップリフト・モーフォ・パーティ・プラン)』のデモをプロデュースした。また、DJのMatt Dike(マット・ダイク)とコラボレートし、アイス・Tやトーン・ロックのサンプルを作成しました。1989年にリリースした初のソロ作品『Violent Opposition』では、レッド・ホット・チリ・ペッパーズやフィッシュボーンのメンバーが参加している。その後、数枚のアルバムをリリースし、最後の作品は2014年の『Commercial Zone』である。



ガーディアン紙によると、キース・レヴィーンは作家のAdam Hammond(アダム・ハモンド)とP.I.L.についての本を執筆中で、彼は亡き友人への賛辞を次のように綴った。





 「私の親友であり、伝説的なパブリック・イメージ・リミテッドのギタリストであるキース・レヴィーンが11月11日金曜日に亡くなったことを、大変悲しい気持ちで報告します。キースが最も革新的で、大胆で、影響力のあるギタリストの一人だったことは間違いない。



  キースは音楽の新しいパラダイムを作ろうとし、ジョン・ライドンとジャー・ウォブルという意欲的な協力者と共に、まさにそれを成し遂げることに成功したのです。PiLのファースト・アルバムの1曲目、「Theme」の9分間に渡る彼のギター・ワークは、オルタナティブ・ミュージックのあるべき姿を定義した。



  PiLをこの時代の最も重要なバンドにすることに貢献しただけでなく、キースはミック・ジョーンズと共にThe Clashを設立し、彼らの初期のサウンドに大きな影響を与えた。今日、私たちが聴いている音楽の多くは、キースの作品に負うところが多く、その一部は認められているが、まだ認められていない部分もある。



  私たちの思いと愛は、彼のパートナーであるケイト、妹のジル、そしてキースの家族と友人たちすべてに捧げられます。彼の才能がなければ、世界はより暗いものとなってしまうでしょう。私の仲間がいなくても、私の世界はより暗くなるでしょう」



 

 



 


 

・日本のインディペンデント・レーベルの草分け  "Snuffy Smile"は、どんなレーベルなのか??

 

Snuffy Smileは、1990年代から2000年代にかけて、栄森陽一氏が主宰していた日本の伝説的なパンクロックの専門レーベルです。

 

このレーベルは、ドクロをレコード会社のトレードマークとしていて、そのマークの下には、「非転向地下活動」というコアな漢字のキャッチフレーズが書かれてます。このインディーレーベルの根本的な思想には、草の根のレコード会社としての運営方針と虚無思想「ニヒリズム」が掲げられている。 実は、スナッフィー・スマイルのレーベルの経営スタイルは、横山健氏の主催するパンク専門レーベル「Pizza Of Death」に影響を与えたものと思われます。


おそらく、日本で一番最初に「7インチ・ビニール」の形式を発売した伝説のパンクロックレーベルです。レーベルオーナーの栄森陽一氏は、現在、このインディーレーベルの新たなリリースは行っていない。2005年、スナッフィー・スマイルは、レーベル拠点を、東京の世田谷から京都に移し、「スナッフィー・スマイルズ」に改名をしたあたりが経営の最後かと思われます。

 

これまでスナッフィー・スマイルから発表された作品についても、ハイ・スタンダードは別として、その多くのカタログが廃盤、入手困難となっている。このレーベルを知る有志がアップロードしたyoutube動画、また、中古レコード店、ディスクユニオン、高円寺の中古レコード店を探るくらいしか方法がなく、入手困難な作品ばかり・・・。しかも、このレーベルの作品は他のメジャーレーベルの雰囲気とは異なり、アメリカやイギリスのアンダーグラウンドな正真正銘のインディー・レーベルの雰囲気が醸し出されまくりで、デモに近いラフな作品も積極的にリリースしています。

 

さて、この「Snuffy Smile」というレーベルの最初のリリースを行った中に、東京のRegistratorsというバンドがいて、このロックバンドは、当時、国内で人気があったWater Closet、Bloodthirsty Butchersと同じくらいカルト的な人気を誇るインディー・ロックバンドに挙げられます。

 

スナッフィー・スマイルは、日本のメジャーレーベルの傘下にあるわけではなく、本当の意味で独立した数少ないインディペンデント・レーベルの先駆的な存在。特筆すべきは、J Church、Mega City Four、Broccoliと、日本のバンドのスピリット盤を、2000年代を中心にリリースしています。

 

かつて、渋谷の「Gig-Antic」(現在は閉店・・・)、下北沢の「Shelter」、 高円寺の「20000V」、新宿の「Antiknock」といったライブハウスを中心に、パンクブームが2000年代前後に到来し、シガレットマン、ネーブル、スプレイ・ペイントを中心とし、レーベルを運営する栄森さんは、全国から魅力的なパンクロックバンドを掻き集めて、東京でイベント企画を行っていました。

 

Snuffy Smileは、商業面、興行面を度外視した自主レーベルらしいスタイルを取り、一貫して、硬派なレーベルカラーを掲げてました。唯一の例外と呼べるのが、栄森氏も最初のイベント設立に少なからず関わっている「Set You Free」という日本の比較的大規模な音楽イベントの先駆けの開催にあったわけですが、レーベルのコンセプト「非転向地下活動」にもある通り、このスナッフィー・スマイルというレーベルは、基本的に、日本のアンダーグラウンドミュージックシーンを、1990年代から2000年代にかけて支えてきた重要な存在だったわけです。

 

この時代の前に、東京ロッカーズ、関西ノーウェイブ、それに加えて、イースタン・ユース、カウパーズを輩出する伝説的な札幌のパンク・シーン、また、山塚アイを擁するハナタラシに続く、Boredoms、さらには、あぶらだこ・・・、といったきわめて異質な異分子的な存在、それから、怒髪天という、その後、オーバーグラウンドのシーンの一角をなす日本語ロックバンド。そのあたりの一連の流れの中で登場した現在も続いている「消毒ギグ」で有名な、Gauzeといった新宿のアングラなジャパニーズ・ハードコアバンド、近年も世界的に活躍するENVYといったバンドが、日本のメジャーシーンとは異なる地下のコアなミュージックシーンを長い期間を経て形成してきたのです。


それらの昭和と令和の合間にある1990-2000年近辺の平成世代、現代のポストロック勢が盛り上がりを見せる日本のインディーロックシーンの合間に登場し、君臨したのが「スナッフィー・スマイル」です。スナッフィー・スマイルは、経営的には成功しなかったものの、Hi-Standardの後に続くメロディック・パンク勢のフォロワーを台頭させ、Envy、Enzweckといったアジア圏や世界で活躍するニュースクール・ハードコア勢を生み出す素地を形作り、重要な役割を果たしている。

 

この90年代から00年代にかけて、東京の最初のインディペンデントレーベル、Snuffy Smileは、その後のポスト・ロックバンド、Toe、LITEのようなインディーロックバンドが登場するまでの流れを、アメリカやイギリスのパンク・レーベルやアーティストと連携を図り、独立レーベルというスタイルを維持しつつ、なんとか新しい風を日本国内に呼びこもうとしていたのです。  

 


・スナッフィー・スマイル関連の名盤 

 

以下で紹介していくのは、東京→京都のインディレーベル、Snuffy Smile(スナッフィー・スマイル)の活動を支えたバンドの名盤。つまり、一度はこのレーベルからリリースしたことがあるバンドのリリースです。

 

隠れた良質な日本のパンクロックバンドを探す手立て、及び、メロディック・パンクのファンの備忘録となれば幸いです。下記に掲載するMVは、あくまで、アーティストの音楽の印象を掴んでもらうためのものに過ぎません。必ずしも、付記する推薦盤の収録曲ではありませんので、ご注意下さい。



・Registrators  

 

1990年代初頭に東京で結成されたパワー・ポップ、ニューウェイブ・パンクバンド、レジストレーターズ。

The Registrators

 

スナッフィー・スマイルのレーベルの1990年代のカタログの最初期、およそ、このロックバンドなしには成立しえなかったレーベル運営。むしろこのロックバンドを送り出すために、最初のリリースが行われたといっても過言でないかもしれない。伝説的なスリーピースのロックバンド、東京発のザ・レジストレーターズを差し置いてスナッフースマイルを語ることは許されません。

 

Registratorsは、名パワーポップバンドとしても聴けなくもない、痛快な音楽性を擁する。かつて、タワーレコードの日本の名ロックバンドの名盤を紹介したフリーペーパーにも以下のWater Closetと共に掲載されていた。日本のインディーシーンでは、Guitar Wolfと共に、絶大な人気を誇った。

 

私自身は、これらのバンドの後追いの世代ですので、リアルタイムでこの1990年代のシーンに通じている方ほど明確なことはいえませんが、特に、1990年代の東京のインディーズシーンの立役者に挙げられる。

 

Hi-Standardの横山健の主宰する「Pizza Of Death」とも関わりの深いバンド。まず間違いなく、The Registratorsは、Husking Bee、Water Closetと共に、1990年代の東京を中心とする日本のインディー・ロックシーンの源流を形作った貴重な存在です。既存のリリース作品は非常に入手が困難となっている。

 

下記の作品は、日本のインディペンデント・レーベル"Lastrum Music Entertainmentからのリリース。

 


 

 

 

・ Radistrators 『Verocity』 2000


 

 

・Cigaretteman


おそらく、日本で初めてメロディック・パンクを海外から持ち込んだ4ピースの名古屋出身の伝説的なロックバンド、シガレットマン。日本の歴代のインディーシーンにおいて最重要のパンクロックバンド。Husking Beeとのスピリットをリリースしていることでも知られている伝説的なグループです。

 

Cigaretteman

 

シガレットマンは、1993年に愛知県で魚住夫妻を中心に結成され、その後、栃木に活動拠点を移した。2000年に解散。

 

英サンダーランドのLeatherface、米カルフォルニアのJawbreaker、ミネアポリスのHusker Duの直系にあるパンクサウンドです。Green Dayが台頭するメロディック・パンク誕生前夜、哀愁の漂うメロディック・パンクを日本で最初に演奏した伝説的パンク・ロックバンド。上掲の写真については、おそらく、Husker Duの最初期のデモ曲等を収録した「Savage Young Du」のアートワーク写真のオマージュとなっています。

 

 Husker Du、Jawbreakerの音楽性に加えて、紅一点の女性ボーカルの親しみやすいキャラクターがキュートなイメージを添え、キャッチーで切ないパンクロック性がシガレットマンの魅力です。シンディー・ローパーの名曲「Time After Time」のカバーもYoutubeで密かな人気を呼んでいるようです。

 

現在、アメリカのインディーレーベル”Suburban Home Records”から何故かシガレットマンのベスト盤がリリースされてます。シガレットマンとしての活動六年間にリリースされたオリジナル作品はすべて現在廃盤となっていて、現在、CD,Vinyl盤については非常に入手困難です。Youtubeでバンドのフルディスコグラフィーが公開されているので、ぜひ聴いてみて下さい。

 

女性がフロントマンをつとめる日本の最初のパンク・ロックバンドとしての挑戦は素晴らしく、この点の功績についても、後の世代にも語り継がれていって欲しいですね。

                               

 


 

 

 

 Cigaretteman/Jon Couger 『Concentration Camp 7Inch』 2010



 

 

・I Excuse

 

1990年代から2000年代にかけて、メロディック・パンクとハードコアを融合した独特な日本のバンドが台頭。その筆頭格が、この伝説的なエモーショナル・ハードコアバンド、アイ・エイクスキューズです。

 

I EXCUSE

イギリスのインディーパンクシーンと関わりの深いロックバンドで、海外のバンドとのコラボ、タイアップの流れを最初に形成したバンドでもあります。それくらい海外でも通用するものを持ってました。

 

I Excuseは、京都で2000年に結成された伝説的なメロディック・ハードコアバンド、スナッフィー・スマイルの代名詞的な音楽性で、このレーベルの看板アーティストといえるでしょう。

 

「As Someones' Like」という楽曲が、後にUKのパンク・ロックバンド、Chestnut Roadによってカバーされています。

 

最近のポストハードコアバンドに引けを取らないくらいかっこいいです。Leatherfaceや最初期のSnuffに影響を受けつつ、そこのハードコアの攻撃性を加味している。苛烈でダーティーでがなり立てるようなボーカル、そして、バンドサウンドとしての凄まじい疾走感、そして狂気的なほどのパンクに対する熱気とエナジーの一体感というのは鬼気迫るものがある。加えて、メタル寄りの速弾きのギターフレーズは、The Mad Cupsule Market、Cocobatといったヘヴィ・ロック勢と共に、2000年代前後のニューメタルの誕生を日本のシーンにおいて予見していた。

 

この後、2010年代近辺には日本のニュースクールハードコア勢が台頭するようになりますが、下記の1000 Travels Of Jawaharlalと共に、その素地を形成した最重要のグループです。  

 



 

『Burn The Enpty To The Ash』  2002



 

 

 

・1000 Travels Of Jawaharlal

 

北九州出身小倉出身のスリーピース・ハードコアバンド、1000 Travels Of Jawaharlalについては説明不要。このバンドなしには日本の2000年代のハードコアシーンを語ることが出来ない。

 

1000 Travels Of Jawaharlal

 北九州の小倉出身のハードコアバンド、1000 Travels Of Jawaharlal(ワンサウザント・トラベルズ・オヴ・ジャワハルラール)は、ワシントンDCのハードコアシーンのDiscordレーベルやボストンのハードコア直系の激烈なパンク・サウンドを逸早く日本にもたらしたシーンの最重要バンドです。

 

日本のニュースクール・ハードコア/ポスト・ハードコアの先駆的な存在ともいえるトリオですが、イギリスのフランキー・スタブス率いるパンクバンド、Leatherfaceのコンピレーション「VA/The Bastards Can't Dance  A Tribute To Leatherface」に、盟友、Navel,The Urchin,Spraypaintと参加しており、Snuffy Smile(s)と少なからず関わりを持ってきた。

 

このハードコアバンドは、米国のハードコアシーンに強い触発を受けつつも、それ以前のジャパニーズ・ハードコアの系譜も受け継いでいます。日本語で歌うパンク・パンドでありながら、アメリカやイギリスのハードコアバンドに引けを取らない世界水準の実力を持つ。日本国内でも、多数の野外イベントに出演し、他にも、一度、ヨーロッパの単独ツアーを決行し、多分、日本のパンク・バンドとして初めて、イタリアの地を踏んだバンドではないでしょうか。

 

1000 Travels Of Jawaharlalの魅力を端的に挙げると、何か、ふと考えさせられる思索的、思弁的な歌詞が激烈に紡ぎ出されるスタイルにある。Minor ThreatやNegative Approachのように、核心のみを叩きつけていくリリックは、ギャングスタ・ラップにも比するクールさが込められている。このバンドが唯一のフルアルバムとしてリリースした『Owari Wa Konai』は、凄まじいアジテーションに満ち、重戦車のような破壊力/マシンビートのような手数の多さをもち、バンドサウンドを牽引していく敏腕ドラムの迫力を体感することが出来る。伝説的なジャパニーズ・ハードコアバンドです。

  

 

 

『Owari Wa Konai』 2003 

 





・Off With Their Heads

 

Snuffy Smile(s)のカタログには、日本のバンドの他にも、J Chruch 、Bloccoという海外のメロディックパンクバンドを含んでおり、このレーベルからデビューした後にパンクシーンで有名になったのが、米国、ミネアポリスのメロディックパンクバンド、Off With Their Heads(オフ・ウィズ・ゼア・ヘッズ)です。
 
 

Off With Their Heads

 

後に、バッド・レリジョンの主宰する「エピタフ・レコード」から作品のリリースを行うようになり、アメリカでも著名なメロディック・パンクバンドになりました。

 

実は、このバンドが売れる以前から逸早く目をつけていたのが、日本のスナッフィー・スマイルでした。7インチのシングル「Off With Their Heads Split7”」で逸早くこのメロディクパンクバンドを世に送り出し、2007年、スナッフィースマイルズ主催の単独日本ツアーを敢行しています。

 

Leatherface、Hot Water Musicにも比する、激渋のパンクロックバンドという触れ込みで、当時、ディスクユニオンでは宣伝されていたような記憶がある。そのキャッチフレーズに違わず、実に、男らしい激渋のメロディック・パンクというのは、レザー・フェイス好きにはたまらないものがあるはず。もちろん、入手しやすい作品をまず聴きつつ、レア盤をあさってみるのがお勧めですよ。

 

特に、最初期の名盤「All Thing Moves Towards Their End」2007は、ハイ・スタンダードをはじめとするメロディックパンク好きは必聴の一枚。サッドパンクと称される哀愁漂う痛快なパンクロックサウンド、誇張抜きにカッコいい作品。 後のこのアルバムに収録されている「Big Mouth」は、LAのティーンネイジャーパンクバンド、The Linda Lindasがカバーしてますね。




 

『All Is Not Well』 2007

 

 

 

 

・Hi-Standard


ご存知、「Pizza of Death」を主宰する横山健のメロディック・パンクパンド、ハイ・スタンダードです。日本の歌謡的な雰囲気と英語の歌詞を擁するメロディック・パンクで一世を風靡しました。

 

Hi-Standard

 

Pizza of Deathからリリースされたスタジオ・アルバム『Growing Up』、続く『Making The Road』(Fat Wreck Chords Editonも後に発売されている)については、既にファンの間で知らない人はいない名盤扱いになると思いますが、それ以前のスナッフィー・スマイルから1994年リリースされたHi-Standardの幻の「In the Bright Moonlight」こそ、実質的なデビュー作となる。実際、その存在こそ、マニアの間で知られていながら、正直、これまで一回も聴いたことないです。どれくらいプレスされたのかもわからず、サブスクリプションでも公開されていない。

 

そもそも、スナッフィー・スマイルは、顧客から注文が来てからCDなりレコードなりを生産するレーベルスタイルをとり、余剰在庫をレーベル内に一切置かなかったため、現在、バックカタログの全作品が廃盤となってます。特に、この作品についても同じように、非常に入手な困難なレア作品となっていますので、お探しの方は、辛抱強くネットショップ関連を探すか、もしくは高円寺のレコード店やディスク・ユニオンのパンク館等で廃盤の中古を探してみて下さい。

 

 

 

Hi-Standard 『In The Bright Moonlight』 1994

 



 


・Snuffy Smile(s) コンピレーション作品についての補足

 
 
この他にも様々な隠れたメロディックパンクバンドがこのレーベルを通じて活躍した。徳島のMinority Blues Band、中京のNavel、東北のSpraypaint、福岡のPear Of The West、東京のThree Minute Movie、というように、素晴らしいバンドがこのレーベルから魅力的な作品をリリースしています。
 
 
これらのレーベルを象徴するバンドの有名曲を網羅したコンピレーションも発売されています。
 
 
下掲のコンピレーションは、レーベルの過渡期にリリースされたもので、京都に本拠を移した後にリリースされています。ライナーノーツには、歌詞、及び栄森氏のレーベル運営に関してのメッセージが記されてます。
 
 
 
『I Hope The End Is Always The Beginning V.A.』 2002


 

Dumb


バンクーバーのDIYパンク4人組、Dumbがニューシングル "Civic Duty "を公開しました。これは、彼らが11月11日にMintからリリースするアルバム『Pray 4 Tomorrow』からの最新作となっています。試聴は以下から。


バンドはプレスリリースを通じて次のように述べています。「メロディーに惑わされることなく、夏のポップな小曲のように聞こえるこの曲は、国家が認めた暴力に対する調停である。この曲は、RCMPの卒業生が自分たちのコミュニティではない遠隔地に転勤になることを表しています」

 

 

©︎Nikko Meyers

 USハードコアシーンの重鎮、デッド・ケネディーズのドラマー、D・H・ペリグロが昨日10月28日、ロサンゼルスの自宅で死去したことが分かった。パンクバンドのソーシャルメディアに掲載された声明によれば、ペリグロは "偶然の転倒による頭部への外傷が原因で "亡くなったとのことです。63歳であった。


1959年にダレン・ヘンリーとして生まれたペリグロは、1981年2月、グループのオリジナル・ドラマー、テッド(ブルース・スレジンガー)の後任としてデッドケネディーズに加入した。


1981年のEP『In God We Trust, Inc.』でデビューし、スタジオ・アルバム『Plastic Surgery Disasters』『Frankenchrist』『Bedtime for Democracy』、レアリティ集『Give Me Convenience or Give Me Death』に参加した。


1986年にバンドが解散するまで演奏を続けたが、2001年に元フロントマンのジェロ・ビアフラを欠いて再結成した際に参加した。2008年初頭、デッドケネディーズから短い休止期間を経て、1年後に復帰した。


1988年、ドラマーJack Ironsの代わりにRed Hot Chili Peppersのドラマーとして短期間在籍したことがある。バンドの4枚目のLP『Mother's Milk』では演奏はしていないが、曲作りを手伝った。ペリグロは最終的にドラッグとアルコールとの闘いのためにバンドを解雇された。


Reverend Jones and the Cool Aid ChoirやAl Sharpton's Hair and the Hellionsなどのバンドを率いたほか、The Hellations, Jungle Studs, Nailbomb, The Feederz, Lock-Up, The Two Free Stooges, SSIなどで演奏した。


自身のプロジェクト、Peligroでは、1995年から2001年にかけて、Peligro、Welcome to America、Sum of Our Surroundingsの3枚のアルバムをリリースした。「Sum of Our Surroundings」は、2004年のAmerican Independent Music Awardsで「Rock Album Of The Year」を受賞し、4thアルバムからのシングルとしてリリースされたJimi Hendrixのカバー「Purple Haze」はグラミー賞にノミネートされました。


現時点では、葬儀の手配等については未定で、近日中に発表される。Dead Kennedysの声明にはこう書かれています。"この困難な時期に、家族のプライバシーを尊重するようお願いします。あなたの考えと慰めの言葉をありがとうございました"


 

The Tubs

 近年、ジョアンナ・グルーサムは分裂し、重複するラインナップを持つ様々なバンドに分かれている。ハードコア・ジャングル・ポップ・アクトのようなEx-Vöid、自意識過剰な "悪 "パンクバンド、Sniffany & The Nits。そして、本日デビュー・アルバム『Dead Meat』のリリースを発表したばかりのThe Tubsがいる。

 

新作アルバム『Dead Meat』は、2023年1月27日に”Trouble In Mind”から発売される。昨年のNames EPから「Two Person Love」が収録される。また、アルバムのリードシングルとして本日リリースされた「Sniveller」も収録されています。このニューシングルについてWilliamsはこう説明する。

 

「この曲は、私の昔のバンド、The Snivellersにインスパイアされたものです。Garden CentreのMax Levyがフロントマンで、彼が典型的なSniveller、つまり、哀れで策略家、ぬるくて主の部屋からいつもゆっくり出て行く下男を体現するというコンセプトだった。私は、愛によって誰もがスニベラーになってしまうということを書きたかったのです」

 

 

 

The Tubs 『Dead Meat』

 


 

 

Label: Trouble In Mind

Release: 2023年1月27日


 

Tracklist:

 

1. Illusion Pt. II

2. Two Person Love

3.I Don't Know How It Works

4.Dead Meat

5.Sniveller

6.Duped

7.That's Fine

8.Round The Bend

9.Wretched Lie


These New South Whales


オーストラリア/メルボルンのパンク・ロックバンド、 These New South Whalesは、11月18日にDamaged Recordsからリリースされるアルバム「TNSW」に先駆け、が新曲「Under The Pressure」を公開しました。


「アンダー・ザ・プレッシャー」は、仕事場でも家庭でもどこでも、他人を喜ばせるために自分自身を演じてきたことを認識し、自分自身でいる方がずっと簡単だと気づくことについての曲なんだ、とフロントパーソンのJamie Timony(ジェイミー・ティモニー)は語っている。「この曲は、自分自身であるためのスペースがあるときに得られる、素晴らしい平和の感覚について歌っている」


「この曲は、ある晩、部屋で一緒に素早く自然に書いたもので、普段、僕らが書くような曲ではないので、ちょっとばかり驚いたよ。コーラスは骨折した骨のようにポキッと折れるんだ!」

 

 

©︎Leoh Solomonsen

ノルウェーのポップパンクバンド、Sløtfaceがニューシングル「Happy」を発表しました。(各種ストリーミング配信はこちらから)

 

このシングルは、来年2月にリリース予定のEPと一緒に発表され、既発のダブルA面「Beta / Come Hell Or Whatever」が収録される予定。「Happy」は、以下のリリック・ビデオでチェックしてみてください。


今年初め、Sløtfaceは、LasseとTor-Arneが他のプロジェクトに専念するためにグループを脱退することを発表している。現在バンドを率いるHaley Sheaは、プレスリリースでニューシングルとEPについて次のように語っている。


「今度のEPのために私が探求してきた主なテーマは、本当に喜び、幸福、そしてこれらの感情のすべての反対語、つまり幸福や満足を感じることが何を意味するのかということです」

 

「”Happy"は、Sløtfaceの曲をライブで演奏し、ほとんどのレコーディング曲にも参加している新しいバンドと一緒に書き上げた最初の曲のひとつ。ギタリストのTobiasがリフを考え、彼とNils、Marie、Simenと私はリハーサルスペースでそれをもとにジャムったんだけど、これはSløtfaceの他の多くの新曲をスタジオで作業した後のポジティブな変化だった。


リリックはとても直接的で、シンプルで正直です。EPのテーマについてどう書こうかと考えていて、なるべくシンプルに言ってみようと思った。私は本当にただ幸せを感じたいだけなんです。それがどういうことなのか、数年前から模索してきた結果、この曲がその気持ちを表現する最も直接的な方法だと感じていた。


 

Jimmy Eat World


Jimmy Eat Worldが、6月にリリースした"Something Loud" に続くニューシングル "Place Your Debts" をリリースしました。


この曲はバンドがJustin Meldal-Johnsen(ナイン・インチ・ネイルズ、ベック)と共同プロデュースし、付属のミュージックビデオはJimmy Eat WorldのフロントマンJim Adkinsが監督しています。


「この曲は、The FaintのClark BaechleとDesaparecidosのDenver Dalleyとの共作で、「あなたが抱える "負債 "というのは、あなた自身を知るための作業を避けて過ごす時間なのです」とJim Adkinsは説明する。「何かを始めるたびにエンディングを買うことになる。その代償は、どれだけ自分の体調に気を配れるかで決まるんだ」


このビデオについてジム・アドキンスは、「私がカメラに向かって歌っている様子を何度も何度も編集したものなんだ」と言う。「どのショットも背景は違いますが、私はどのショットも限りなく同じ構図でフレームされています」


このビデオクリップには、Jimmy Eat Worldが世界各地で行ったツアーで撮影された映像も含まれています。"これは、本当にスカウトできないコンセプトだ "とAdkinsは言う。「常に意識して、面白い場所を探すしかないんだ」


Jimmy Eat Worldはこの秋、米国でツアー中で、来週以降、ラスベガスで開催されるWhen We Were Young Festivalの全3日間に出演する予定です。また、12月7日にはワシントンDCのDC101-derland、翌日の夜にはフィラデルフィアのALT 104.5 Friendsgivingなど、ラジオ局主催のホリデーコンサートにも出演予定。


 

Green Day


 グリーン・デイは、本日25周年を迎えた『ニムロッド』のリイシューバージョンのリリースを発表しました。今回の新装版には、オリジナル・アルバムとデモ集、そして1997年11月にフィラデルフィアのエレクトリック・ファクトリーで録音されたライブ・セットが収録される予定です。

 

リイシューに収録される2曲の未発表曲のうちの1曲、「You Irritate Me (Demo)」は現在公開中。試聴とトラックリストは以下よりご試聴ください。


Nimrod (25th Anniversary Edition)は、2023年1月27日にデジタルサービス、5xLP、3xCDボックスセットでリリースされる予定です。(プレセーブ等はこちら)

 

「You Irritate Me (Demo)」と共に、以前公開された「Tre Polka (Demo)」、Elvis Costelloの「Alison」のカバーが収録されています。

 

ヴァイナル盤には20ページのブック、ポスター、布製パッチ、スリップマット、記念バックステージ・パスが付属し、3xCDボックス・セットにはブックレット、布製パッチ、バックステージ・パスが付属しています。

 

©︎Jack Bridgland

 

Blink-182が、結成メンバーであるTom DeLonge(トム・デロング)が10年ぶりに参加した楽曲「Edging」を公開しました。また、Lyrical LemonadeのCole Bennettが監督したビデオも本日公開されています。Edging」の試聴は以下よりどうぞ。


この曲をプロデュースしたドラマーのTravis Barkerは、「リスナーとして何を体験したいか、同時にバンドメンバーとして何を作り、何を言いたいか、そして最も重要なのは、それが2022年にプロダクション的にどう聞こえるかを想像したかった」と声明の中で述べている。

 

ホッパスはさらに、"スタジオに戻って新しい音楽を作ることができてとても幸せだし、巨大なワールド・ツアーを楽しみにしている "と付け加えている。


今週初め、ブリンク182はトム・デロングがバンドに再加入し、クラシックなラインナップで来年大規模な再結成ツアーに乗り出すと発表した。また、2023年にはニュー・アルバムのリリースが予定されている。


METZ


カナダ・トロントのパンクロックバンド、METZは、 2012年10月9日にリリースされたセルフタイトル・デビューアルバムの発売から10周年を記念して、デラックス・エクスパンデッド・バージョン『METZ (Deluxe Edition)』を10月6日にSub Pop Recordsからリリースしました。

 

『METZ (Deluxe Edition)』には、3曲のボーナストラックが追加収録されている。"Wet Blanket", "Wasted", "Get Off "は、バンドが、BBC Radio 1のMaida Vale Studiosで行ったライブセッションの録音となる。これは、Huw Stephensの番組で2013年にオンエアされたものです。


さらに、METZは、この記念すべき十周年のリリースに合わせて、メタリック箔にプリントされた24×36インチの10周年記念ポスター(ジェフ・クラインスミスのデザイン、リック・フロバーグの新しいイラストを使用、125枚限定)など、限定版のマーチャンダイズやバンドルも発表している。『Metz」のデラックス・エディションのアートワークと収録曲は下記にてご覧下さい。


10月下旬に、バンドは北米でのアニバーサリーツアーに出発し、カナダ唯一の公演地であるトロントでのライブを筆頭にツアーを開始する予定です。また、最近、IDLESのJoe Talbotと新曲「Come on Down」で共演しています。 

 

 

 

Metz 『Metz: Deluxe Edition


 

Label: Sub Pop

 

Release: 2022年10月6日


Tracklist:

 

1. Headache
2. Get Off
3. Sad Pricks
4. Rats
5. Knife in the Water
6. Nausea
7. Wet Blanket
8. Wasted
9. The Mule
10. Negative Space
11. Wet Blanket (BBC Maida Vale Session)
12. Wasted (BBC Maida Vale Session)
13. Get Off (BBC Maida Vale Session)

 

 

Official-order:


 

 NOFXの2021年のアルバム『Single Album』は、当初ダブルアルバムとなる予定だったようですが、LP1枚になってしまったため、シングル・アルバムと呼ばれるに至った経緯がある。しかし、この作品の後半部が12月2日にFat Wreck Chordsから改めてリリースされることになり、タイトルは『Double Album』となっています。プレスリリースによると、以下のような背景があるようです。


「あなたのキャリアの中で、なぜ、ダブルアルバムを作るのですか?」という質問に対し、ファット・マイクは「そのわけをぜひともコッチが知りたいね」と答え、なぜそのような質問をされるのか不思議そうにしていたという。

 

「つまり、僕らにはたくさんのレコードがあるんだ。例えば、これを仮に、10枚のEPと65枚の7インチを加えて15枚とでも呼ぶことにしようか。つまり、今回、僕たちはダブル・アルバムを作りたかったんだ、歴代でも、あんまり良いのがないからね。ピンク・フロイドの『ザ・ウォール』くらいかなあ。『Quadrophenia-四重人格』は、WhoファンならOKだと思う。ビートルズの『ホワイト・アルバム』はダメだよ。他の誰も良いダブル・アルバムを作っていないと思う。ハスカー・デューも、ミニッツメンも、スマッシング・パンプキンズもそうだな」


「”Single Album”は、すごく好きなんだけど、Double Albumに収録されている曲はちょっと物足りないんだよね。この曲は、すべて同じ時期に録音されたものだけど、この曲は2年後に完成した。とても楽しいアルバムだと思うし、もしかしたら僕らの中で一番面白い作品なのかもしれないな。多くのファンが聴きたい曲だと思うし、ダブル・アルバムとしては素晴らしいサイド3、サイド4だ。しっかりしたダブルアルバムを制作するという目標は達成できたけど、思ったより時間がかかってしまったんだよね」


「[...] つまりさ、おわかりの通り、何事も笑わなければ、やっていけないんだよ」と、ファット・マイクは最近の心境を明かす。

 

「世界は崩壊しかけているのだから、常に、物事を真剣に考えないこと、適度な姿勢を持たなければ心が持たない。だから、僕はいつもこうして来た。毎日、人をユニークさで笑わせている。普段は、自虐的に、できるだけ楽しく生きる。人生とは、できる限りの幸せを見つけることさ。そして、幸せを大きく広げていく。それこそが、喜びを広めるという私の人生の使命だと思うんだよ」

 

このダブル・アルバムは、ムード、物語、そして、急峻な丘を華麗なハンドルさばきを見せながらバックスライドするアイスロード・トラック運転手よりも”わずかに”速いテンポで満たされている。彼らの秘密は何だろう?? 簡単に言うと、NOFXは何もかも中途半端じゃなく、完璧にやり遂げることなのだ。


パンクレジェンド、ファット・マイクは彼らしくニヤリと笑う。「俺は、何でもフルアスだ。文字通り」


ファーストシングルは、「Darby Crashing Your Party」。Germsのダービー・クラッシュに因んだらしいタイトルで、クラシックなNOFXのサウンドになっている。メロディックパンクファンは心してお楽しみ下さい。

 


10月2日にはアズベリーパークのストーンポニー・サマーステージで、Descendents、Face to Face、Free The Witness、School Drugsと共にPunk In Drublicフェスティバルを開催する予定です。


また、Fat Mikeは最近、NOFXが2023年に解散すると発言していますが、現在のところ詳細は不明のようです。続報があればまた出来るかぎりお伝えしていきます。


 

 

NOFX 『DOUBLE ALBUM』 

 



Tracklist

 
1. Darby Crashing Your Party
2. My Favorite Enemy
3. Don’t Count on Me
4. Johanna Constant Teen
5. Punk Rock Cliché
6. Fuck Day Six
7. Is It Too Soon if Time Is Relative?
8. Alcopollack
9. Three Against Me
10. Gone with the Heroined

 

©︎Bob Sweeney

今年10周年を迎えたThe Menzingersの名作『On the Impossible Past』は、今週末のRiot Fest、The Fest、そして、Touche AmoreやScreaming Femalesとの秋のツアーでフルにプレイされる予定となっています。

 

アルバムに付属する限定バイナルのみのアコースティック・デモEP『On the Possible Past』が、11月4日にEpitaphから、史上初めてストリーミング・サービスに登場することも発表された。それに伴い、「Burn」のアコースティック・バージョンのリリック・ビデオが公開されました。下記よりご覧下さい。


"このレコードは僕らの人生を永遠に変えたんだ "と、ギター/ヴォーカルのTom Mayは語っている。

 

「バンドとしてのこの10年間は、バンや飛行機、大音量のステージ、深夜、愛、大切な友人、そして一生に一度の体験の渦中にあったんだ。オン・ザ・インポッシブル・パスト』はそのチケットだった。私たち4人を、フィリー南部の煙が充満した小さな地下室から、世界中の都市のステージへと運んでくれるロケットのようなものだった」


 



The Menzingers  『On The Possible Past』EP

 


Tracklist

 
Good Things (demo)
Burn (demo)
Ava (demo)
Sun Hotel #2 (demo)
Sculptors and Vandals (demo)
Casey (demo)
I Can’t Seem To Tell (demo)
Freedom Bridge (demo)