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Brockhampton

約束通り、米国のヒップホップのボーイズグループ、Brockhamptonは昨日(11月17日)、彼らの最終作とされるアルバム『The Family』をリリースしました。ブロックハンプトンは2010年代、『Saturation」の三部作を発表し、ヒップホップ人気に一役買ったボーイズグループである。


プレス・リリースによると、彼らは、今回、「ファンへの餞別として」今夜リリースされるもう1枚のサプライズ・アルバム『TM』を同時に発表した。2021年にカリフォルニア州オーハイで2週間滞在した際に形になったものの、完全には完成しなかった楽曲を収録しており、マット・チャンピオンがエグゼクティブ・プロデューサーとしてアルバムの完成にこぎつけた。


ケヴィン・アブストラクトは、グループの歩みを振り返り、次のようなサヨナラ・ノートを発表している。


年は2009年。僕はコーパスの母のベッドで、母の大きなデスクトップ・コンピューターを使っている。ガソリンスタンドの食事。暑い午後。お金のために車を洗う。中学生になると途端に孤独になった 母に弱音を吐くのが怖かった。父には自信が持てず 周りに合わせて 自分を偽っていた 役者になりたかったんだ 14歳の自分は苦しんでいた。迷子になっていた。追い詰められていた。壊れていた だから夢を見た 似たような、でもユニークな理由で、このグループのみんなも夢を見た。


フォーラムへの投稿は、オリーブの枝のようなものだった。誰もがリスクを冒した。私たちはお互いを見つけ、自分たちの木を植えました。私は投稿したときにビジョンを持っていましたが、それが私の人生を変えるだけでなく、私たちが育った文化に影響を与えることになるとは......。ありがとうございます。私は、自分の痛みから生まれたすべての良いことについて考えています。あの痛み、あの夢......それが私の創造性の炉の石炭だったのですが、それでも、私たちが大きくなってクールなことが起こり始めても、その燃えかすが消えることはありませんでした。痛みは、新しい生活に適応する方法を見つけたのです。それが人間というものなのかもしれません。このプロジェクトはそのすべての集大成だ。炉の煙が俺たちを咳き込ませていた、俺たちのために、それを外に出して、未来に向かう時が来たんだ。新鮮な空気を。


ファンの中には、私以外がアルバムに参加していないことに怒っている人がいるようですが。この数年、バンドのメンバーはそれぞれ別の道を歩み始め、個々のキャリアや情熱に集中するようになりました。このプロジェクトで、私たちのうちの何人かは、過去に区切りをつけ、私たち全員がようやくそれぞれの将来を模索できるような新しいものを作ろうと思い立ったのです。この音楽を理解し、楽しんでもらえたらと思います。


これを読んでいる人、つまりBROCKHAMPTONの初期から一緒にいる人は、ある種の終結に値するような気がしているんだ。このアルバムはそのための試みだ。私たちにチャンスを与えてくれてありがとう。私を支えてくれて。私を支えてくれて。テキサスから来たただのニガーだった俺に必要な全てを与えてくれて。今でもそうだ このショーは終わったが、炉はまだ燃えている。


なんて幸せなんだ


愛をこめて、IAN

 

『The Family』 


 

 

 

 

『TM』 

 

 

 

 


ミスター・モラール・アンド・ザ・ビッグ・ステッパーズ』でAlbum Of The YearやBest Rap Albumなど複数の2023年グラミー賞にノミネートされた翌日、ケンドリック・ラマーが先月のサタデー・ナイト・ライブで披露した「Rich Spirit」のPVを公開した。


Calmaticが監督したこの「Rich Spirit」のビジュアルは、「The Heart Part 5」、「N95」、「We Cry Together」のビデオに続くもので、かなりアナログなモーテルルームと思われる場所で、Lamarが様々な衣装を着て一人でダンスしています。


 

日本のヒップホップMC、トラックメイカー、SIMI LABのメンバーとしても活動するOMSBが「大衆」のミュージックビデオを昨夜、公開しました。MVのディレクションは堀田英仁が担当している。「ドキュメンタリーを作るつもりで、この楽曲と向き合いました」と堀田は述べている。

 

「大衆」は、今年5月にストリーミングで発売されたOMSBの最新アルバム『ALONE』の収録曲となっている。また、このアルバムは10月9日にCDバージョンとしても発売中。アートワークは俳優として活躍する浅野忠信が手掛けた。こちらも合わせてチェックしてみて下さい。

 

 


slowthaiが新曲「I Know Nothing」を公開しました。この曲はBeats By Dreのサッカー広告キャンペーンのサウンドトラックとなっています。この曲はUK出身のラッパー、Dan Careyと共同プロデュースしたもので、下記からチェックできます。


昨年、セカンドアルバム『Tyron』をリリースしたslowthai。今週、彼はソーシャルメディアを通じて、すでに次のアルバムのレコーディングを終えたと発表しました。


 


BROCKHAMPTONがファイナル・アルバム『The Family』からの新たなシングルを公開した。先週の「Big Pussy」に続き、「The Ending」はBoylifeがプロデュースし、再びKevin Abstractがリードしている。この曲には、Joshuah Melnickが監督したビデオも収録されており、以下で確認することができます。


The Familyは、Question Everything/RCA Recordsから11月17日にリリースされる予定です。




 Oddiseeが、Outer Note Labelから1月20日にリリースされるニューアルバム『To What End』を発表しました。

 

アルバムには、Freewayの他に、Little BrotherのPhonte、Bilal、CS Armstrongす、Oliver St.Louis、Bemyfiasco、Kay Young、Toine Jameson、Noochie、Haile Supreme、Saint Ezekielが参加している。

 

 

 

 

Oddisee 『To What End』

 


 

Label : Outer Note Label

Release: 2023年1月20日 


 

Tracklist

 

01. The Start Of Something

02. How Far

03. Many Hats

04. Already Knew

05. Choices (Feat. Phonte, Bemyfiasco, & Kay Young)

06. Try Again

07. Ghetto To Meadow (Feat. Freeway)

08. More To Go (Feat. CS Armstrong)

09. All I Need (Feat. Oliver St.Louis)

10. Bartenders (Feat. Toine Jameson)

11. Work To Do (Feat. Bilal)

12. People Watching

13. Hard To Tell

14. Bogarde (Feat. Noochie)

15. The Way (Feat. Haile Supreme & Saint Ezekiel)

16. Race

 



 

Defcee ©Aris Theotokatos

  シカゴのオープンマイクシーンから登場し、ミック・ジェンキンスとともに同地のラップシーンで最注目のラッパー、Defceeは、近年、地元の学校で教鞭を取るかたわら、この土地のラップシーンと深く関わって来ました。

 

今年4月に入り、Boat Houseと共同制作されたフルアルバム『For All Depts Public and Private』をClosed Sessionsから発表した。この作品は、アンダーグラウンドヒップホップシーンで話題を密かな呼び、Music TribuneではWeekly Recommendationとしはご紹介しました。

 

『For All Depts Public and Private』は、見落とされていること、過小評価されていること、そして、経済的な資金不足をテーマにしている。

 

ブームバップからインスパイアされたプロダクション、複雑な言葉遊び、そして説得力のある語り口で、Defceeはすべての帳尻を合わせている。

 

最近、Defceeほど、技術的、音響的に健全なラップをするアーティストは非常に数少ない。BoatHouseは、Mother Natureとのプロジェクトで高い評価を得たばかりのDefceeは本作において今後、ラップシーンにおいて幅広い人気を確立するための道筋を作った。ゲストとして、Armand Hammer、Mother Nature、Kipp Stone、SolarFive、GreenSLLimeが参加している。

 

本日(11月8日)、Defceeは、最新アルバムのインポート・エディションをリリースした。このスペシャルバージョンは、オリジナル盤に収録されている11曲に加え、先日シングルとして発売された「Cash」、さらに新曲「Popovich Offensive」「Close The Curtain」「Different Sports」、そして、オリジナルアルバムの収録曲のリミックスバージョンを追加収録している。

 

今回のリミックスには、オリジナル盤でも登場した、Kipp Stone、GreenSLLimeというメンバーに加え、Mayhem Lauren、Metasota,AJ Suede、Breeze Brewin、他にも、同郷のラッパー、Mick Jenkinsもリミックスを手掛けている。ラップファンとしては注目しておきたい再発となります。 

 


Defcee 『For All Depts Public and Private Import Edition』

 

 

Label: Closed Sessions

Release: 2022年11月8日


 Tracklist:

 

1.Even(intro)

2.Ragnarok

3.Dunk Contest

4.Recollect

5.Rossi

6.Summer 06

7.QTNA

8.Bubble Coat

9.Boxing Bullets

10.Shuriken

11.Moving Targets

12.Ragnarok Lowdown Remix

13.Cash

14.Popovich Offensive

15.Rossi Remix

16.Dunk Contest Remix

17.Close The Curtain

18.Different Sports

 


Listen/Buy:


https://music.closedsessions.com/alldebtsimport

 

©Lucas Creighton

BROCKHAMPTONは、来たるファイナル・アルバム『The Family』からのファースト・シングルを公開しました。

 

この曲は「Big Pussy」と呼ばれ、BearfaceとNick Velezitがプロデュースし、リーダーのKevin Abstractがヴォーカルをとっています。

 

この曲には、Alex HugginsとHarrison Fishermanが監督を務め、ニューヨークで撮影されたミュージック・ビデオも収録されています。下記よりご覧ください。


BROCKHAMPTONの『The Family』は11/17にQuestion Everything/RCAからリリースされます。

 

 


 

StormzyはAdidasと共同で、サッカー業界におけるピッチ外の多様性不足を解消することを目的とした新しい取り組み、Merky FCを立ち上げた。プロフェッショナル・プレイスメントを通じて、ピッチ外の多様性不足を解消することを目的としている。ストームジーは、マーキュリープライズのスピーチでも、人間の多様性の重要性について言及しており、この考えを広めていきたいと述べていた。

 

#Merky FCは、StormzyとAdidasによる新しいプログラムで、サッカー業界における多様な表現を強化・保護することを目的としており、18~24歳の黒人の血を引く若者に、英国で複数年にわたる有給のプロフェッショナル・プレイスメントを提供する予定です。


このキャリアプログラムは2023年1月に開始され、マンチェスター・ユナイテッド、フラム・FC(フルハム・FC)、Sky、LADbible、UEFA、Versusなど、10の主要ブランドからサポートを受けています。


ストームジーは、このパートナーシップについて以下のようにコメントしている。「サッカー界の上級職のうち、黒人、または黒人との混血であることを示す人物が占める割合は、わずか6.7%しかいません。

 

黒人のチームマネージャー、コーチ、スポーツプレゼンター、アシスタント、オペレーションマネージャー、セールスマネージャー、会計士、マーケティングマネージャー、理学療法士など、数え上げればきりがないし、多くの人がサッカー業界における幅広い役割を知っているわけでもありません。マーキーFCの活動を通じて、英国における人種平等を支援する、という私の幅広いコミットメントの一環として、この分野で真の変化を促すことができればと思っています」


「アディダスと追加された10社のパートナーの支援により、サッカーのキャリアパスで不利な経験をした可能性のある人々を支援することができるようになる。"私たちは、他の企業にも私たちのミッションに参加していただくことを強くお勧めします」


一方のアディダスは、今回のストームジーとのパートナーシップ提携について、以下のようにコメントしている。

 

「私たちは、英国の若い才能に包括的な機会を提供することに情熱を注いでいます。私たちはストームジーとパートナーシップを組み、他のパートナーと共にピッチ外でのキャリア機会の遺産を作ることで、今日のサッカーで英国の若者が直面している最大の障壁のいくつかに直接取り組むイニシアチブ、Merky FCを紹介できることを誇りに思います。アディダスパートナーネットワークの支援とともに、私たちはサッカー界における平等な代表性を求めて戦うことを約束し、この発表は#Merky FCのプロジェクトの始まりに過ぎません。Watch The Space」

 


 


 ロンドン出身のプロデューサー、Louis VIが、セカンド・アルバム「EARTHLING」のリリースを発表しました。HiyaSelf Recordings Unlimitedから3月31日にリリースされます。
 
 
アルバムの先行シングル「YONN MANMAN LATÉ」は、Louis VIが9月にリリースしたEP「ECOCIDE」以来のリリースとなり、ドラマー、ロンドンのジャズシーンで活躍するMoses Boyd(モーゼズ・ボイド)と再共演を果たしています。 


 Louis VIはこの曲について、「もし植民地主義や奴隷制度がなかったら、今どんな世界になっているだろうか?」と問いかける。
 
 
「きっと気候変動に直面することもなかっただろう...我々は何か違うものになれたはずだ。この破壊的な種族ではなく 自然と調和して生きていただろう。このタイトルは、私の父方の家族が住むドミニカのクウェヨル語からきています。Yonn Manman Latéは「一つの母なる自然」という意味なんです。僕とモーゼスはドミニカの血を引いているから、僕らの言葉で表現するのは正しいことだと思ったんだ」


『EARTHLING』は、Louis VIの2019年のアルバム『SUGAR LIKE SALT』に続く作品で、他にも、ミック・ジェンキンス、レックス・エイモア、オスカー・ジェローム、アレックス・コスモ・ブレイク、アマフラらがゲスト参加している。このアルバムは3年前から制作しており、アマゾンの熱帯雨林の奥地で完成させた、という。 


 彼はこのレコードについて、"私たちはステップアップし、この惑星が私たちの面倒を見るべきものだと理解する必要がある...私たちは再び地球人である方法を思い出す必要がある "と語っている。
 
 
 後日掲載したアルバムのレビューはこちらからお読みください。



Louis Ⅵ 「EARTHLING」

 

 


 
Label:  HiyaSelf Recordings Unlimited
 
Release: 2023年3月31日

 
 

Tracklist:

 

 

1.FLIRTIN’ WITH THE EARTH

2.IT'S OK (Feat. Lex Amor)

3.ORANGE SKIES (Feat. Mick Jenkins)

4.F*CK HOW YOU FEEL

5.VIBRATE

6.GOD IS A LADY

7.YONN MANMAN LATÉ (Feat. Moses Boyd)

8.TAKE YOUR SHOES OFF (Feat. Alex Cosmo Blake)

9.NEEDLE IN THE OCEAN (Feat. Oscar Jerome)

10.SOMMER (Feat. Alex Cosmo Blake)

11.TILL’ MORNIN (Feat. Bluestaeb & Aréna)

12.PURPLE SKY SAMURAI

13.SHOTTER CALLED LIFE (Feat. Amahla)

14.WHEN I BLOW (Feat. Alxndr London & Greg Paul)




 

Take Off


 Migos(ミーゴス)のメンバーとして知られるアトランタのラッパー、Take Off(テイク・オフ)が死去したとTMZが報じている。

 

同ラッパー、本名、キルシニク・カリ・ボールは本日午前2時半頃、ヒューストンのビリヤード&ボウリングというボウリング場で、クワーボと滞在していた際、致命的な銃撃を受けたという。敷地内にいた他の2人が入院し、テイクオフは現場で死亡が確認された。彼は28歳だった。


1994年にジョージア州ローレンスヴィルで生まれ育ったテイクオフは、2008年に叔父のクワーヴォと一回だけ従兄弟のオフセットと一緒にポロ・クラブという名前でラップを始めた。

 

2011年にMigosとしてデビューしたミックステープ『Juug Season』をリリースし、2012年に『No Label』をリリース。

 

彼らは2013年のシングル「Versace」でブレイクし、この曲はトリプレット・フローを広めたとされ、後にドレイクによってリミックスされた。2015年のデビュー・アルバム『Yung Rich Nation』には、クリス・ブラウンやヤング・サグがゲスト参加し、ビルボード200で17位を記録した。


ミーゴスは2016年にリル・ウジー・ヴァートとのコラボ曲「Bad and Boujee」で初のNo.1シングルを獲得し、テイクオフはこの曲のミュージック・ビデオに出演しているが、トラック自体にはクレジットされていない。

 

ミーゴスの2枚目のスタジオ・アルバム『カルチャー』は、2017年のリリースと同時にビルボード200で1位を獲得し、米国ではプラチナアルバムの認定を受けた。

 

ミーゴスの最後のアルバムである2021年の『カルチャーIII』に続いて、クワーボとテイクオフは今年初めにオフセットと決別した。テイクオフはソロ・アーティストとして、2018年の『The Last Rocket』という1枚のLPを発行し、全米4位を記録した。先月には、クワーヴォと組んでコラボレーション・レコード『Only Built for Infinity Links』を発表している。

 

©︎Lucas  Creighton


BROCKHAMPTONがニューアルバムの発売を発表しました。その名も『The Family』で、11月17日にリリースされる予定です。

 

本日、彼らは「BROCKHAMPTONについての物語」と称されるこのプロジェクトの2つのトレーラーを公開し、こちらで予約受付を開始しています。アルバムのカバーアートワークと共に、以下のビジュアルをチェックしてみてください。


BROCKHAMPTONは、バンドが無期限の活動休止に入るというニュースを受け、コーチェラ2022でのセットでニュー・アルバムを予告していた。前作は2021年の『Roadrunner』。New Light, New Machine』である。


 

 

 

 

 Brockhampton 『The Family』

 


 

 

Ice Spice

NY/ブロンクスのラッパー、Ice Spiceが新曲「Bikini Bottom」を発表した。スポンジ・ボブにちなんだこの曲は、コラボ相手のRiotUSAがプロデュースしたもので、彼女のヒット曲「Munch (Feelin U)」に続くものです。この曲は「Munch (Feelin U)」に続くシングル曲です。


Ice Spiceは「No Clarity」と「Name of Love」で注目を集め始めました。Munch (Feelin U)」をリリースしてからは、シングル「One Time」でB-Lovee、J.I.、Skillibengと共演しています。

 

 

©︎David Richardson

イギリスのヒップホップ/ロック・グループ、The Go! Team(ザ・ゴー! チーム)が、アフリカのベナンを拠点に活動するボーカルグループ、The Star Feminine Bandをフィーチャーした新曲「Look Away, Look Away」を公開しました。

 

この曲は、彼らの次作アルバム『Get Up Sequences Part Two』の先行シングル(アルバムの先行予約等はコチラ)となり、すでにIndigoYajが参加した「Divebomb」が公開されています。


The Go! TeamのIan Partonは、今回のコラボレーションについて、「ベナンのStar Feminine Bandというとても興味深いグループのことを聞いたんだ」と述べている。

 

ベナンのスター・フェミニン・バンドは、12歳から19歳のシンガーで構成されるグループです。メンバーの2人の少女の父親が、ベナンにおける女性や少女の扱いを変えたいと考え、結成しました。

 

彼は、ベナンの女性や少女の扱いを変えたいと願い、地方自治体の協力を得て、少女のための無料の音楽学校を設立し、そこでスターフェミニンバンドが誕生したのです。

 

連絡を取ってから1日後には、私はブライトン、バンドはベナンのナティチングーで、「ズームイン」することができました。1ヵ月後、ベナンの首都から移動式録音装置を持って彼らの故郷に向かい、彼らがフランス語で書いた歌詞をもとに、ボーカルを録音するチームが現れました。彼らは、私が期待していなかった、しかし本当に好きな、充電された、全力のギャングボーカルを与えてくれました"。


グループ7枚目のアルバムとなる『Get Up Sequences Part Two』には、Neha Hatwar、栃木宇都宮のガールズポップバンド/Lucie Tooに所属するChisato Kokubo、Hilarie Bratset、Nitty Scottらも参加する予定です。


『Get Up Sequences Part Two』は、2023年2月3日にMemphis Industriesから発売される予定です。

 

 Loyle Carner 『hugo』

 


 

 Label: Universal Music

 Release: 2022年10月21日

 

 

Official-order



Review

 

2017年のデビュー・アルバム『Yesterday’s Gone』、そして2ndアルバム『Not Waving But Drowing』と快作を発表している、サウスロンドンのラッパー、ロイル・カーナーは三作目でもその好調を維持しその表現力にさらなる磨きをかけようとしている。どうやら国内では、メインストリームのラッパーというよりも、アンダーグラウンドシーンに位置するラッパーとして見なされているようだが、カーナーはこのユニバーサルミュージックからの三作目でラッパーとしての地位を完全に確立したとも言える。

 

近年の二作のアルバムを見ても分かる通り、ロイル・カーナーのラップというのは、ローファイヒップホップのような手法が取り入れられ、都会的に洗練された雰囲気に満ち、ジャズやネオ・ソウルとの融合がなされており、フロウに関しても爽やかな雰囲気に満ちている。それほどこのジャンルに詳しくないリスナーも惹きつける魅力がある。カーナーのリリックは、社会的な意見と個人の関係性を鋭く抉って見せるが、一方、その表現性はさっぱりとしていて、軽快なのである。

 

3作目の『Hugo』でロイル・カーナーは、これまで書くことを躊躇してきたこと、黒人であることと、社会的に黒人としていきること、そのほかにも、家族との関係性、現代の父なき時代に生きる若者としての声を代弁している。

 

今作『Hugo」におけるロイル・カーナーのラップソングは、ポピュラー性の高いスタイルをとり、親しみやすい感じがあるが、しかし、侮ることができないのは、社会的な主張性がリリークの節々にはしたたかに取り入れられているのである。もちろん、彼は、BLMのような看板を掲げているわけではなく、日々、生きていて感じることをラップとして淡々と表現しているのだ。それはときに私小説のような文学性もこのアルバムには見出すことも出来るかもしれない。

 

アルバムの中には複数の聴き応えのある佳曲が数多く収録されている。父親との緊張性をリリックに込めたという「Nobody Knows」ではネオ・ソウルをブレイクビーツのスタイルで処理していて、バンガーとして聴くことも出来る。その他にも、John Agardとのコラボレーションソング「George Town」もまた生彩味を帯びたラップソングで、ソウル・ミュージックの醍醐味を凝縮した楽曲となっている。さらに、このアーティストのジャズのバックグランドを感じさせる「Homerton」では深みのあるヴィンテージ・ソウルとラップの核心を見事に捉えた一曲として楽しむことができる。2者のコラボレーターを迎えた「Blood On My Nikes」は、前二作のアルバムの音楽性の延長線上にあり、「Huh」と前乗りなビート感を与えつつ、渦のように内向きなグルーブ感を増幅させる、カーナーの唯一無二のラップスタイルの特性が生かされた一曲となっている。

 

そして、ロイル・カーナーの特性の内省的で哀愁に満ちた「A Lasting Place」はこのアルバムの一番の聴かせどころとなる。ピアノのアレンジと、フィルターを施したトラックメイクに、ロイル・カーナーは、せつないリリークを込め、このトラックに淡い抒情性を加味している。 コーラスワーク、語りのサンプリングとともに、カーナーのリリックはこの曲に描かれる物語の抒情性を高めている。インテリジェンスとエモーションがバランスよく感じられるバラードである。

 

『hugo」は、それほどラップに詳しくないというリスナーの心にも響くアルバムである。それは彼の音楽や表現がそれほどマニアックではなく、常に一般的で普遍性を持つ概念だからである。このサード・アルバムは、傑作として見なすかどうかは別として、少なくとも良作以上の何かが潜んでいるように思われる。そして、このアーティストのソウルミュージックへの深い敬愛が表されているから、こういった深みが出る。その中に、知的な表現性を込められているから、聴き応えもある。『hugo」は、2022年現在のロンドンのラップシーンの文化性を併せ持つと共に、現代のラップミュージックとして大きな意義を持った作品であることは疑いがなさそうだ。

 

 

92/100

 


Featured Track 「A Lasting Place」

 

 

©︎Shervin Lainz


先月、セカンド・アルバム「As Above, So Below」を発表したSampa The Greatが、今年9月に発売された新作アルバム収録曲「Let Me Be Great」のミュージックビデオを公開しました。


Pussy Krewが監督し、CGIアニメーションの世界を舞台にしたこのビデオは、「Sampaのプリズム音楽世界-アフリカに敬意を表しながら、その未来を予告するアフロ・フューチャリズムのビジョン」を反映したものだそうです。

 

 



Run The Jewelsが、RTJ4の楽曲をラテン系アーティストのみで再構築したリミックスアルバム「RTJ CU4TRO」を発表しました。


このアルバムは、11月11日にJewel Runners/BMGから発売されます。最初のプレビューは、Orestes GomezとNick Hookによる「Walking in the Snow」のバージョンで、タイトルは「caminando en la nieve」、Akapellah、Apache、Pawmpsをフィーチャーしています。トラックリストは下記をご覧ください。


Run the JewelsのEl-Pはプレスリリースで、このプロジェクトについて次のように述べています。


このアルバムを制作した素晴らしいプロデューサー、ボーカリスト、ミュージシャン、アーティストと一緒に仕事をする機会を得たことを光栄に思います。


私たちはリミックス・アルバムを作ろうとしましたが、RTJ Cu4troの最終的な結果はそれ以上のものだと考えています。このアルバムは、コラボレーションというレンズを通してRTJ4を再構築し、多くの音楽文化や影響を融合させたものです...私たちが幸運でなければ、一緒に演奏する機会がなかったかもしれない人々とつながり、創造し、刺激を受ける貴重な機会でした。彼らの寛大さ、エネルギー、創造性の全てに感謝します。この作品は、愛と敬意とクラフトマンシップに満ちた音楽であり、全員が本当に全力を尽くし、その過程で純粋に私たちを謙虚にさせてくれたのです。


 




Run The Jewels 『RTJ CU4TRO T』

 



Tracklist:


1. yankee y el valiente (TROOKO’s versión)

2. ooh la la ft. Santa Fe Klan(Mexican Institute of Sound’s versión)

3. fuera de vista ft. Baco Exu Do Blues (TROOKO’s versión)

4. santa calamifuck (Eva, Chucho, Yulian x Nick Hook’s versión)

5. goonies contra E.T. ft. Sarah La Morena & El Individuo

(Danny Brasco x Nick Hook’s versión)

6. caminando en la nieve ft. Akapellah, Apache & Pawmps

(Orestes Gomez x Nick Hook’s versión)

7. JU$T ft. Pharrell Williams & Zack de la Rocha

(Toy Selectah’s versión)

8. nunca mirar hacia atrás (Bomba Estéreo’s versión)

9. el suelo debajo (Son Rompe Pera’s versión)

10. tirando el detonador ft. Lido Pimienta, Javier Arce, Iggor Cavalera (Mas Aya x Nick Hook’s versión)

11. unas palabras para el pelotón de fusilamiento (Radiación)(Adrián Terrazas-González x El-Producto’s versión)


Young Fathers



  スコットランド/エジンバラのヒップホップグループ、Young Fathersが次作アルバム『Heavy Heavy』のリリースを発表しました。この新作アルバムはNinja Tuneから2月3日に発売される。

 

2018年の『Cocoa Sugar』以来の発売となるこの新作アルバムには、以前に公開されたトラック「Geronimo」に加え、「I Saw」という新曲が収録される。David Uzochukwuが監督した付属のビデオは以下からチェックしてみて下さい。

 

Young Fathersのメンバーである、Kayus Bankoleは、このアルバムについて次のように述べています。「悪魔を解放し、それに対処する。その後に意味を見出すんだ」

 





Young Fathers  『Heavy Heavy』 
 


 
 Label:  Ninja Tune
 
 Release: 2023年2月3日



Tracklist:

1. Rice
2. I Saw
3. Drum
4. Tell Somebody
5. Geronimo
6. Shoot Me Down
7. Ululation
8. Sink or Swim
9. Holy Moly
10. Be Your Lady


 

OMSB

米国、ニュージャージー州出身のラッパー、SIMI LABのメンバーとしても知られるOMSBの今年5月下旬に発売された新譜『Alone』のCDバージョンが、昨日、10月19日から発売となっている。

 

アートワークは俳優として活躍する浅野忠信が手掛けている。J-Hip Hopシーンでも力強い存在感を持つOMSBの今年の決定版のCD発売に再注目しておきたい。

 

 

『Alone」 Release Info 

 

 2015年の2nd Album「Think Good」から7年、前作から精力的なライブ活動やアーティストへのプロデュース、アニメ作品「オッドタクシー」での劇伴音楽を担当するなど、幅広い活動を行ない、ラッパーとしても様々な紆余曲折を経て、OMSBが最新作となる「ALONE」を完成させた。2021年には「MONKEY」と「HAVEN」という4曲入りのEP作品を発表し、そこで見せた側面とはまた違う、ここ数年の年輪を感じさせる3rd Albumとなっている。

 

 本作には、プロデューサーにHi'Spec、The Anticipation Illicit Tsuboi、Rascal、Lo$ YamYam、ゲストミュージシャンとして、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)、小袋成彬、高橋三太が参加しているが、フィーチャリングアーティストの参加はない。作中には一貫してOMSBの心の機微が随所に表れており、誰しもが感じる疎外感や焦燥感、そして幸福感などが強く表現されている。

 

 「どこに行っちまったのかも全然わからねぇ、別に良かったんだ。オレのままで。」(words from M-1 「祈り | Welcome Back」)なお、印象的なカバーイラストは浅野忠信が描き下ろし、SIMI LABのメンバーであるMA1LLがデザインを担当している。

 

 

「Nowhere」MV 

 

 




OMSB 『Alone』 





Release:2022/10/19(web) 

Price:¥2,750(tax in) 

Format: CD 

Include:13 Tracks No.: 

SMMT-185 (CD) 

Label:SUMMIT, Inc. 

Cover Illustration by 浅野忠信 Design by MA1LL

 

Track List:

 

1. 祈り | Welcome Back  Produced by OMSB  Supporting Cast by : Manami 

2. Kingdom (Homeless)  Produced by OMSB  Additional Keys : Brandon Kato  Supporting Spit by : タケランジェロ 

3. Nowhere  Produced by Lo$ YamYam 

4. New Jack  Produced by OMSB

5. 波の歌 (Album Mix)  Produced by Hi'Spec 

6. Hush  Produced by Rascal 

7. 大衆  Produced by The Anticipation Illicit Tsuboi  Bass by hama_okamoto(OKAMOTO’S)  Trumpet by Takahashi Santa  hama_okamoto(OKAMOTO’S) by the courtesy of Sony Music Labels Inc. 

8. Season 2  Produced by OMSB 

9. Fellowship  Produced by OMSB 

10. One Room  Produced by OMSB  Additional Vocal by 小袋成彬

11. OMSBから君へ  Produced by OMSB 

12. LASTBBOYOMSB  Produced by Rascal

13. Standalone | Stallone  Produced by OMSB

 

 

Official-Order:


https://summit-shop.net/items/631ae252a74e3311c8292ee8

 

 

OMSB公式サイト:

 

https://www.summit2011.net/artists/omsb/ 

 

Little Simz

10月18日にロンドンのハマースミスにあるアポロシアターで開催された2022年度のマーキュリー賞(Free Now)受賞者の発表に先駆け、Little Simzが11歳の時に「BBC 1Xtra」でラップした映像が話題に上った。


2022年マーキュリー賞の授賞式に先立ち、弱冠11歳でこのアーティストがBBC 1Xtraでラップした映像が会場のスクリーンで放映された。彼女は、"See my real name is Simbi / My tag name is Simz / Don't watch me and the way I'm rocking my Timbs "とラップしている。

 

さらに、ビデオクリップの後半では、"'Cause it's all about your mind / And the power of the pen, look / I'm Little Simz / And I set trends / Don't like liars / Hate fake friends / Don't like people that hate on Simz. "と付け加えています。

 

 



このプライベートビデオは、リトル・シムズの2022年のマーキュリー賞受賞を前に公開された。

 

リトル・シムズは、Self Esteem、Wet Leg、Harry Styles、Gwenno、Sam Fender、Kojey Radical、Nova Twins、Joy Crookesのアルバムと共にこの賞の最終選考に残り、例年と同様、最終候補者がロンドンの会場でライブパフォーマンスを行った。最終的に、リトル・シムズの最新作『Sometimes I Might Be Introvert』が、その年発売された英国/アイルランドの最も傑出したアルバムに贈られるマーキュリー賞を獲得した。

 

今回のマーキュリー賞は、エリザベス女王の崩御により、このイベントが開始される1時間前に授賞式が延期されるという出来事が象徴的だったが、最終的に最も才覚あるアーティスト、リトル・シムズがこの賞を獲得し、2022年度ののマーキュリー・プライズの授賞式は閉幕した。来年もまた、どのような新進気鋭のアーティストの作品がノミネートされるかに注目である。