Weekly Hot New Single  Frankie Cosmos 「F.O.O.F. 」

 



Track Review 

 

新曲「F.O.O.F. 」は、サブ・ポップからのリリースらしい作品で、USインディーロックの良心とも言うべき楽曲で、今週のシングルの中で聴き逃がすことが出来ない。楽曲の展開の運びは、Throwing Musesをの音楽性を彷彿とさせるが、かのバンドよりも曲のクオリティーははるかに高い。グレタ・クラインの親しみやすい温和なボーカルは、多くのリスナーの耳に馴染む。

 

さらに、グレタ・クラインのボーカルは、ファンキーなベースライン、マイルドで温かみのあるシンプルなギターリフ、さらに、ピアノの簡素なアレンジと見事に合致し、親しみやすいインディーロックサウンドとして昇華されています。二分間あまりのシングルであるため、物足りなさを感じるかもしれませんが、少なくとも、新作アルバムのプレビューシングルとしては大きな機能を果たしており、「F.O.O.F. 」は、次にどのような楽曲が来るのか、ワクワクさせるものとなっています。

 

 

 

フランキー・コスモスのフロントパーソン、Greta Kline(グレタ・クライン)はこのニューシングルについて「私にとって "F.O.O.F. "は、コントロールできていると感じようと、自分自身にランダムな境界線とスケジュールを作り出すことについての作品よ」と説明している。


©︎ Pooneh Ghana


「様々なスピードで過ぎていく時間を感じ、音楽でタイムトラベルする。私はColeのアートが大好きで、このビデオを作るために彼らが参加してくれたことに、私たちはとても興奮し、感謝しています。私は、パンデミックの結果、孤立感に悩まされ、テクノロジーの利用がエスカレートしたこともあり、苦悩しています。このビデオはそれを体現しており、エンディングでは、そうした感情から解放され、安堵感を与えてくれます。私たちは、皆、コンピューターを叩き割り、自然に触れに行くことができるのです」


『Inner World Peace』は、2019年の『Close It Quietly』に続く作品となる。新作はフランキー・コスモス、ネイト・メンデルゾーン、ケイティ・ヴォン・シュライヒャーが共同プロデュースし、ニューヨーク・ブルックリンのフィギュア8レコーディングでレコーディングされた。


「F.O.O.F. 」は、シングルとして現在発売中です。この曲が収録されるアルバム『Inner World Peace』はSub Pop Recordsより10月21日にリリースされます。

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