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Nora Jones- NPR Tiny Desk


意外なことに、ノラ・ジョーンズがNPRのタイニー・デスクに出演するのは初めてだという。今回のパフォーマンスでは、「Paradise」、「Swept Up in the Night」、「Staring at the Wall」、「Come Away With Me」といった彼女のディスコグラフィからのカットを披露した。


ジョーンズはピアノも担当し、サミ・スティーブンス(グロッケンシュピール、ヴォーカル)、サーシャ・ドブソン(ギター、ヴォーカル)、ジョシュ・ラッタンジ(ベース)、ブライアン・ブレイド(ドラム)が参加した。


レオン・ミケルスがプロデュースした『Visions』は、批評家からも商業的にも高く評価された。ノラは、「このアルバムを『Visions』と名付けたのは、多くのアイデアが夜中や眠る直前の瞬間に浮かんだから」と語った。

 

さらに、ニューアルバムのハイライト曲である「I Just Wanna Dance 」については、ノラ・ジョーンズは次のように語っている。この曲には、ダップ・キングスのメンバーでもあり、エイミー・ワインハウスとも共演したホーマー・スタインワイスというドラマーが参加している。

 

「それで、この曲でちょっと遊んでいた。この曲は同じことを何度も何度も繰り返す。その後、レオンが "歌詞を少し変えてみよう "と言ったんだけど、わたしは "いや、ただ踊りたいだけなんだ!って。それがこの曲のすべての感情でもある」

 


Norah Jones- NPR Tiny Desk


米国の人気シンガーソングライターのClairoは昨夜(7月17日)、ジミー・ファロン主演の深夜番組『ザ・トゥナイト・ショー』に出演し、ニュー・アルバム『Charm』から「Juna」をライブ・バンドと共に披露しました。ライブパフォーマンス模様は以下よりご覧ください。


クレイロは先週金曜日に3枚目のアルバム『Charm』をリリースしました。このアルバムはレオン・ミッシェルズがプロデュースしています。今週初め、シンガーはカリフォルニアとニューヨークでのレジデンスを経て、秋に北米を横断するCharmツアーを発表しています。


 

Pale Hound


エル・ケンプナー率いるPalehoundは、2021年12月11日にエイドリアンヌ・レンカーのオープニングを務めた際に録音されたライヴアルバム『Live at First Congregational Church』を発表しました。

 

アンドリュー・サルロによって2021年12月11日にロサンゼルスのファースト・コングリーゲーショナル教会で録音された。このアルバムには、後にパレハウンドの絶賛されたアルバム『Eye On The Bat』の楽曲も収録されている。


高い評価を受けたアルバム『Eye on the Bat』(「Fadin'」)や、2015年の『Dry Food』のタイトル曲、2019年の『Black Friday』からの注目曲「Aaron」のような名曲が収録されている。
 

ケンプナーによるパレハウンドの最新アルバム『Eye On The Bat』や、ジェイ・ソムのメリーナ・ドゥテルテとのコラボレーション・プロジェクト『Bachelor』に加えて、パレハウンドは、ニューヨーク・タイムズ、ピッチフォーク、NPRなどのメディアで、そのユニークなサウンドと大胆不敵な芸術的方向性を高く評価された。

 

Palehoundの長く輝かしいツアー歴は、Big Thief、Sylvan Esso、Lucy Dacus、PUPなど、インディー・ロック界の大物アーティストと共に世界中で公演を行ってきた。ケンプナーの情熱的で内省的なソングライティングは世界中のファンの心を打ち、パレハウンドは深く賞賛され、広く影響力のあるアーティストとしての地位を固めている。




『Live at First Congregational Church』


Label: Polyvinyl

Release: 2024年8月16日


Tracklist:

 

1. Good Sex

2. Interlude - Killer False Start God

3. Killer

4. Company

5. Dry Food

6. Your Boyfriend’s Gun

7. Sneakers

8. Feeling Fruit

9. Aaron

10. Interlude - Applause and Banter

11. Bullshit

12. Fadin’

13. How Long

 


ビキニ・キル (Bikini Kill) は昨夜(7月16日)、『レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルバート』でテレビデビューを果たし、1993年の名曲「Rebel Girl」を熱唱した。その模様は以下よりご覧下さい。


ビキニ・キルは1990年10月にアメリカ合衆国ワシントン州オリンピアで結成されたパンク・ロック・バンド。シンガーソングライターであるキャスリーン・ハンナ、ギタリストのビリー・カレン、ベーシストのキャシー・ウィルコックス、ドラマーのトビ・ヴェイルから成っていた。

 

このバンドは、ライオット・ガール運動の先駆者であったと広く認識されており、そのラディカル・フェミニズム的な歌詞や燃え立つような演奏で知られた。2019年にツアーを再開するため再結成。以来、ツアーを行っている。5月には、フロントウーマンのキャスリーン・ハンナが回顧録『Rebel Girl』を出版した。マイ・ライフ・アズ・ア・フェミニスト・パンク』を出版した。


昨夜、アトランタ出身のシンガーソングライター、Faye Webster(フェイ・ウェブスター)が米国の深夜番組”ジミー・キンメル・ライブ”でテレビへのデビューを果たした。今回のセットでは、4人編成のバンドと共に「But Not Kiss」をパフォーマンスした。その模様は以下よりご覧下さい。


「But Not Kiss」は、ウェブスターが3月にリリースしたスタジオアルバム『Underdressed at the Symphony』の収録曲である。

 

アルバムの発売前にははNew York Timesでも特集記事が組まれ、ウェブスターがアトランタ交響楽団の演奏会に出かけるときに着飾る気持ちを表現している。以後、フェイ・ウェブスターはコーチェラ・フェスティバルにも出演し、シンガーソングライターとしてじわじわと知名度を高めつつある。

 

同アルバムには、シングル「Lifetime」、「Feeling Good Today」、リル・ヤッティとのコラボ曲「Lego Ring」も収録されている。ウェブスターは制作時に、ヤッティと学生時代に同級生だったことを明らかにしている。

 

今回のステージでは最後の方で、シャボン玉がスタジオに吹き荒れるという派手な演出が取り入れられている。最新アルバムの音楽的な世界観を巧みな映像演出によって彩ってみせている。


Faye Webster- 「But Not Kiss」

 Glastonbury Festival 2024



6月28日、例年と同様、グラストンベリー・フェスティバルがサマセットのピルトンで開幕した。デュア・リパ、コールドプレイ、SZAをメインラインナップに迎え、2024年度のグラストンベリーは3日間にわたって開催される。デュア・リパを始めとするメガスターの出演も注目したいが、NMEによると、IDLESとFountaines D.Cが楽屋で鉢合わせとなったという情報もある。

 

また、今年のフェスティバルでは、フリー・パレスチナのキャッチフレーズが掲げられ、ステージのモニターにもこれに関するワードが出現し、観客の間ではパレスチナの国旗がはためく瞬間もあった。政治的な発言で知られるIDLESもライブステージでガザに対する発言を欠かさなかった。初日のコールドプレイのステージでは、マイケル・J・フォックスがギターを披露した。

 

 

ここでは2024年度のグラストンベリーの注目のライブパフォーマンスを簡単に取り上げていきます。



Dua Lipa 


グラストンベリーに詰めかけた10万人もの観客が初日のアクトで最も楽しみにしていたのがデュア・リパ。

 

午後10時にピラミッドステージに登場したシンガーは、この日のフェスティバルを「ナイト・クラブのように変えることだ」とMCで述べた。その言葉に違わず、シンプルなダンスナンバーを中心に、この日、デュア・リパは、15曲のヒット曲を披露した。官能的なステージ演出が、サマセットの温かい空気とデュア・リパのメゾ・ソプラノと混ざりあい、心地よい音楽の空間を作り上げている。デュア・リパは最初のライブで、「観客が10人だった」ことを回想し、今やそれが10万人に膨れ上がったことをMCで明かし、そのことに驚いているようだった。

 



Coldplay 


UKの象徴的なロックバンド、コールドプレイは、2016年以来のグラストンベリーの出演となり、ピラミッドステージのヘッドライナーを務めた。コールドプレイは1999年にグラストンベリーにデビューし、2002年、2005年、2011年、2016年にもプレイしている。

 

今回、彼らは、マイケル・J・フォックス、パレスチナのスター、エイリアンナ等をサプライズゲストとしてステージに登場させた。2010年頃からパーキンソン病の闘病中である俳優マイケル・フォックスは、「Humankaind」、「Fix You」を始めとする代表曲をバンドとともに演奏している。他にも、サプライズゲストとして、UKのマーキュリー賞を受賞したラッパー、リトル・シムズが登場している。「そして私達は祈る」という歌詞をフィーチャーした曲を披露した。


コールドプレイは、2021年以来の待望の新作アルバム「Moon Music」を10月4日にリリースする。このレコードな環境保護の観点から制作された。CD/LPともにエコ仕様で発売される。



 

 

 

 

Little Simz



30歳のイギリスのラッパー、Little Simzはコールドプレイのステージにもゲストとして登場したが、ソロアーティストとしても出演。

 

マーキュリー賞の栄冠に輝いたラッパーは、土曜日のピラミッドステージに登場し、『Someone I Might Be Introvert』と最新作『No Thank You』の楽曲を中心に披露している。この日、ラッパーは、DJセットを中心に、バックバンドやバッキングコーラスなしで文字通りソロシンガーとしてのステージをこなし、観客に驚きを与えた。


「No Merci」、「I Love You, I Hate You」等のハイライト曲を演奏したリトル・シムズは、MCの中で「傲慢からこのようなことをいうのではなくて、自信や私の自己価値に基づいて言いたい」といった。


「このピラミッドにたどり着くまでにかなり時間がかかったが、ついに私はここにいる。私が素晴らしいのと同時に、あなたがたも本当に素晴らしいです」と述べた。さらにリトル・シムズは「私のアジェンダは、私のハートが燃えているということだけ」とクールに述べた。ライブステージでのラップも素晴らしい。リリックさばきにハリがあり、最高のフロウが披露された。

 




Jessie Ware


2020年代のディスコソウルの女王であるジェシー・ウェアは、土曜日のWest Holt Stageに登場、観客を湧かせた。ステージにはRomyがサプライズゲストとして登場した。


「私は彼女を友人と呼ぶことを誇りに思っている、私は一緒に曲を作る機会を待っていた」とジェシー・ウェアは「Lift You Up」の曲紹介をする際に述べた。今年のグラストンベリーフェスティバルでは最新作『That! Feels Good!』の曲を中心に、20曲という圧巻のセットリストを組んだ。シンガーソングライターのジャック・ペニャーテ、そしてバックバンドとともに迫力あるライブパフォーマンスを披露。実際の演奏に関しても聴きごたえたっぷりのディスコソウル。

 

ジェシー・ウェアは他の出演者にも敬意を欠かさなかった。「私はしばらくこのフェスで演奏してきましたが、クールなインディーズバンドの中に友人がいるのを見て、観客がサーフィンをするのを見るのは嬉しい」と語った。ジェシー・ウェアは週末にCharli XCXのライブステージにも出演する。

 

 




Cyndi Lauper

1980年代のポップシーンを牽引した米国の伝説的なシンガーソングライター、シンディー・ローパーはチャカ・カーンと同様、今年かぎりでライブツアーからの引退を宣言している。

 

現在、シンガーは71歳であるため、確かに全盛期のハイトーンのビブラートは披露できなくなっているものの、落ち着いたトーンのボーカルをパフォーマンスし、グラストンベリーに訪れたファンの心を和ませた。

 

ライブではモニターの返しに問題が生じ、代表曲「Girl Just Wanna Have Fun」のボーカルはスピーカーの低音にかき消される場面もあった。「Rocking Chair」でも、シンガーはピッチとタイミングを合わせるのに苦労していた。実際的には、イアーモニターに問題があることをローパーは指摘した。この日は会場の騒音性に問題があったとの一般的な指摘もなされた。ただ少なくとも、ローパーのステージを見る機会に恵まれたファンはとても幸運であったと言える。

 


 

 


 IDLES


ライブの出番がないとき、子犬と戯れるオフショットを撮影したIDLESのボーカリストのジョー・タルボット。また、バンドは最大のライバルとも言えるFontaines D.Cと楽屋で遭遇したといい、一瞬の緊張が走った。ロンドンのバンド、IDELSは、最新作『TANGK』をリリース後、ライブも絶好調、間違いなく現在の世界最高のライブバンド。


前回のグラストンベリー・フェスティバルでの政治的な発言に批判があったもののお構いなし。タルボットは今回も「フリー・パレスチナ」を訴え、ガザへの支持を表明した。

 

ライブアクトでは最高のポストパンクバンドとしての実力を遺憾なく発揮している。現代芸術家、バンクシーのゴムボートも登場した。

 




James Blake 




昨年、最新アルバム『Playing Robots Into Heaven』をリリースし、グラミー賞にノミネートされたジェイムス・ブレイクは今年、Woodies Stageに出演した。
 
 
リル・ヨッティとのコラボレーション・アルバム『Bad Cameo』をリリースしたばかりのエレクトロニックプロデューサー/シンガーソングライターのジェイムス・ブレイクは、新旧のセットリストを織り交ぜながら、13曲をステージで披露している。その中には、Feist,Dave,Frank Oceanのカバーも含まれていた。「Say What You Will」はオーディエンスとともに歌われた。『Playing Robots Into Heaven』からは「Loading」、今年5月にリリースされたばかりのニューシングル「Throwing Around」もグラストンベリーのセットリストに含まれていた。
 
 
 



SZA
 

SZAはグラミー賞にもノミネートされ、プログレッシブR&Bアルバムを獲得。米国では人気のシンガーであることに変わりがないが、イギリスで不動の人気を獲得しているとまでは言い難い。
 
 
デュア・リパ、コールドプレイに続いて、三日目のヘッドライナーに抜擢されたSZAは、インディペンデントの報告によると、期待したほどの集客に繋がらず、「観客はまばらに見えた」という。
 
 
少なくとも、ストリーミング再生数としては天文学的な数字を記録しているシンガーではあるものの、イギリスではヘッドライナーに決定するまで、その名を聞いたことがなかったファンもいた。SZAの出番直前に、「会場を離れる驚くべき多数の人々を見た」とインディペンデントは報告している。集客が思ったほどではなかった理由として、ジェイムス・ブレイク、ロンドン・グラマー、ナショナル等、魅力的なアクトとタイムテーブルが重なったことを指摘している。
 
 
グラストンベリーでは、三日目のヘッドライナーだけは特別視され、英国の音楽ファンが”このアーティストであれば納得”というアクトが期待される。しかしながら、BBCの報道にもある通り、他の魅力的なアクトが他のステージに追いやられたことに関して疑問を呈する意見も挙がっている。

 
 
 



The National 



同時間帯に、一定の年齢層だけではなく、全般的な年齢層に支持を得そうなライブアクトを行ったのが、ニューヨークのインディーロックバンド、The Nationalである。確かにパフォーマンス自体は派手ではないものの、ザ・ナショナルは豊富なバックカタログとライブアンセムを持ち、良質なロックソングを複数持っている。マット・バーニンガー、アーロン・デスナーの二人はこの日のライブをリードし、渋みのあるインディーロックワールドを多数のファンに提供した。
 
 
安心して聴くことができるロックソングという面で、ナショナルほど最適なバンドはいないかもしれない。安定感のあるライブパフォーマンスはベテラン・バンド特有。ヘッドライナーではなかったものの、ナショナルのライブを選んだロックファンは存外な幸運にあやかった。彼らの渋いインディーロック・バラードは、射幸性とは対極にある音楽のリアルな魅力を体現している。
 
 
 
 
 
 
 
Fontaines D.C 
 
 
アイルランド/ダブリンのロックバンド、Fontaines D.Cは、メインとは異なる会場”Park Stage”のヘッドライナーを務めた。
 
 
四人組は荒削りながら良質なライブアクトを披露し、次のピラミッドステージへの出演への期待度を高めた。バンドは2022年以来のグラストンベリーへの出演となる。「Dogrel」、「Skinty Fia」、そして、今年の夏に発売予定のニューアルバム『Romance』の収録曲「Starbuster」、「Favourite」を中心に魅力的なセットリストを組んでいる。
 
 
ライブ前にはパークステージに押し寄せる群衆が確認された。バンドの根強い人気を伺わせる。フロントマン、グリアン・チャッテンのマイクをぐるぐると手に巻き付けながら歌う硬派なスタンスは変わらず。グラストンベリーのステージでは16曲が披露され、アンコールはなし。セットリストの最後に、新作の先行シングルの2曲がパフォーマンスされた。この日のFontaines D.Cのパフォーマンスは、新作アルバム『Romance』のスマッシュヒットを予感させる。
 
 
 
             





お忍びでグラストンベリーを観にきているビッグ・アーティストの目撃情報は、現時点ではそれほど多くは報告されていません。


毎年のように凄まじいチケット争奪戦が繰り広げられ、発売開始から数時間で完売するほどの人気を誇る世界最高の音楽の祭典"グラストンベリー"。ステージの演出も年々豪華になって来ています。今年もラインナップが豪華で幅広く、圧巻と言うべきイベントであったことに変わりはありません。来年度もまた楽しみにしたいところです。


2023年のハイライトはこちらから。

 


先週金曜日(6月28日)、ウィルコの主催するソリッド・サウンド・フェスティバル2024がマサチューセッツ州ノース・アダムズで始まった。


アメリカ版グラストンベリー/フジロックともいうべきユニークなフェスティバル。上記のフェスに比べると、イベントの規模は小さいものの、出演ラインナップは豪華。都市型とは対極にある自然を体感しながら音楽を楽しむというライブ・イベント。

 

3日間にわたって開催されるこのイベントには、ウィルコ、ジェイソン・イザベル、ニック・ロウ、ホースガール、ドライ・クリーニング、ウォーター・フロム・ユア・アイズ、フェン・リリー、ラット・ボーイズ、ウェンズデー等が出演。またミュージシャンの他、コメディアンも登場し、会場に笑いを沸き起こす。

 

初日にはウィルコがステージに登場。ロックバンドはレア曲やライヴデビュー曲をファンの前で披露した。

 

ジェフ・トゥイーディーをフロントマンに擁するウィルコは、初日のステージで2019年のアルバム『Ode To Joy』から「Quiet Amplifier」、デモLP『Yankee Hotel Foxtrot』から「Venus Stopped The Train」、2020年の同タイトルのアルバムから「Tell Your Friends」を初めて演奏した。


ウィルコは二日目も出演し、日曜日にはジェフ・トゥイーディー&フレンズが演奏する。このフェスティバルでは、他にもメンバーのサイドプロジェクトやジェフ・トゥイーディーの息子たちのパフォーマンスもある。彼らのディープ・カット・パフォーマンスのクリップは以下よりご覧ください。

 

ウィルコは先週金曜日に六曲収録の新作EP『Hot Sun Cool Shroud』をリリースした。



BECKが昨夜のジミー・キンメル・ライブに出演し、2002年のアルバム『Sea Change』収録曲「Paper Tiger」のオーケストラ・パフォーマンスを披露した。

 

彼はまた、ゲスト・ホストのマーティン・ショートとのインタビューに応じ、ポール・マッカートニーと共にグラミー賞パーティへの入場を拒否された時のことを語った。その様子は以下から。


来月、ベックは7月3日にワシントン州ウッディンヴィルのシャトー・サン・ミッシェル・ワイナリーで幕を開けるオーケストラ・ツアーに出発する。彼の最新アルバムは2019年の『Hyperspace』。


 



Fontaines D.CがBBCの番組”The Later... Jools Holland”に出演し、この夏にXLから発売予定のアルバム『Romance』の収録曲「Starbuster」をパフォーマンスした。

 

「Starbuster」は次作アルバムのリードカットとして公開。以前、バンドはジミー・ファロンの番組でも同曲を披露した。米国の深夜番組の出演時はバンドのサービス精神旺盛な姿を捉えることが出来た。

 

BBCでのステージということもあってか、米国の深夜番組よりもシリアスなパフォーマンスとなっている。リバーブを掛けたドラムサウンドは、バンドのライブに奥行きをもたらしている。 


ファウテインズ D.Cは、ビートルズ時代から引き継がれるUKロックの代名詞とも言えるメロトロンの演奏を交えながら、80/90年代のブリット・ポップ、Underworldに代表されるエレクトロ・ロック、さらに、2000年代以降のKasabianに象徴されるギャングスタ・ロック、そして現代のポスト・パンクのスポークンワードをSFのように時代を越えてクロスオーバーする。「ロックにおけるジェイムス・ジョイス的な試み」が、これらの先行シングルから伺える。この曲のスタイルはバンドの新しいスタンダードとなっても不思議ではないかもしれない。

 

Fontaines D.Cの新作アルバム『Romance』は、XL Recordingsから8月23日に発売される。



 

西海岸のポップバンド、ジョイス・マナーのバリー・ジョンソンは、彼らのキャリアが10年以上経った今、ウィーザーは彼らを2023年の "Indie Rock Roadtrip!"ツアーのオープニングに起用し、バリーはウィーザーの90年代の名曲 "You Gave Your Love To Me Softly "をステージで演奏した。


しかし、両者の友情はそれだけにとどまらなかった。ジョン・ムラニー(John Mulaney)のNetflixトーク番組に出演することになったほか、1994年のウィーザーのデビュー作『Blue Album』の30周年を祝う30分にわたるSpotifyセッションで、バリーはウィーザーに参加した。


バリー・ジョンソンは、カール・コッホ("5代目ウィーザー")やプロデューサー/ソングライターのスージー・シンを含むウィーザー関係者のパネルの一員として、バンドにインタビューをおこなった。『Blue Album』のアートワーク、ブックレット、ランタイムのミニマリズムへの評価(セグメントの19:30あたり)、「サーフ・ワックス・アメリカ」の冒頭のギター・ワークと元ギタリストのジェイソン・クロッパーの貢献(25:15あたり)等についても話した。


Breeders- Live In Big Sur
Breeders - Live In Big Sur

 

キム・ディール擁するThe Breedersが「Live In Big Sur」と題されたライブセッションを公開した。この映像は、オルタナティブのレジェンドが「Divine Hammer」、「Do You Love Me Now」、「Drivin' on 9」、「Invisible Man」の4曲を演奏するショットのパフォーマンス映像。


ジェイムズ・ブライロフスキーが撮影、アニメーターのペドロ・エボリがイラストを描いたかわいらしい映像は、通常のライブ・セッションを超越している。おなじみの曲を新しいアレンジで演奏するブリーダーズは、いくつかの旧作に新鮮なニュアンスを見出している。カリフォルニア州ビッグ・サーにあるヘンリー・ミラー記念図書館で撮影されたこの映像は一見の価値あり。


バンドのコメントは以下の通り。「去年の秋、ビッグ・サーにあるヘンリー・ミラー図書館でのライヴは雨で中止になった。ちょうど夕暮れ時に空が晴れた。レッドウッドの木立の中で、ツグミやフクロウのために数曲演奏した。撮影してくれたマーク・サタースウェイトとスタッフに感謝したい」


ザ・ブリーダーズは、今年、グランストンベリー・フェスティバルに出演する。



「Live In Big Sur」


NPRのタイニー・デスクは、ブラック・ミュージック月間を祝して、女性アーティストによるラインナップを充実させている。


30分強、7曲で構成されたカーンのパフォーマンスは、その歌唱力と衝撃的な存在感を見せつけた。彼女の1974年のヒット曲「Tell Me Something Good」で幕を開けると、5人編成のバンド(プラス3人のバック・ヴォーカリスト)が迫力をもたらし、抗いがたいグルーヴに簡単にロック・インした。


オープニング・ソングの後、チャカ・カーンは "タイニー・デスク "に入ると、観客に挨拶した。「タイニー・デスクに集まってくれてありがとう、少しだけ狭いけど」とジョークを飛ばした上で、「でも、皆とこんなに近くにいられるのは嬉しい」と付け加えた。彼女はその後、「Through the Fire」、「I'm Every Woman」、「Ain't Nobody」などのヒット曲を演奏した。


 


昨晩、ビリー・アイリッシュが『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベルト』に出演した。先月、シンガーは同番組で「Lunch」を披露しているが、これに続いて、フィニアスと一緒に「The Greatest」を披露した。ライブパフォーマンスの模様は以下より御覧下さい。


ビリー・アイリッシュは先日「CHIHIRO」のミュージックビデオを公開した。彼女の『Hit Me Hard and Soft』を引っ提げた北米、ヨーロッパ、オーストラリアでのツアーは9月にスタートする。



「The Greatest」


2010年代から、フランスではフォークミュージックが盛んで、ライブハウスでも若い年代のフォークバンドが多数出演している。同地はヨーロッパ・フォークの中心地の一つでもある。

 

さて、フランスのエクスペリメンタルフォークシンガー、This Is The Kitは、2023年5月19日、イギリスの風光明媚な海岸地域コーンウォールにあるMinack Theatre(ミナック・シアター)で、午後のマチネー公演と夜の公演のダブルヘッダーを行っている。

 

このライブの模様が音源化され、4月20日のレコードストアデイに発売された。本日このライブ音源がストリーミングでリリースされた。ライブパフォーマンスのワンカットの映像が公開されているので、下記より御覧下さい。


昨年のフルアルバム『Careful Of Your Keepers』とともに、それ以前の『Off Off On』、『Moonshine Freeze』からの主要曲の演奏を収録したライブ音源では、バンド(3人編成のホーン・セクションを含む)が絶好調で、素晴らしい演奏でオーディエンスの期待に応えてみせた。


このライブ音源に関するミュージシャンのコメントは以下の通りとなっている。「ファルマスの素晴らしいコーニッシュ・バンクでショーを予約している私たちの友人ウィルが、コーンウォールのミナック・シアターで私たちをブッキングするという、ちょっと野心的なアイデアを出してくれました。そこは海を見下ろすコーニッシュの崖っぷちにある、素晴らしい野外円形劇場であって、そこでギグをやるのはとても楽しいアイデアに思えました。その結果、とても壮大な環境の中で、とても壮大な1日の音楽ができあがり、それを録音する先見の明があった」

 

ディス・イズ・ザ・キットはプリマヴェーラ・ポルトに出演したほか、グラストンベリー、グリーンマン・フェスティバルなど、大型の音楽フェスティバルへの出演を控えている。 

 

 


アメリカの深夜番組で、カナダのシンガーソングライター、Feistが「Love Who We Are Meant To」をチョイスし、素晴らしい歌声を披露した。

 

2月の『The Bachelor』への出演、10月の『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』での「Hiding Out in the Open」の演奏に続いてのテレビ出演となる。


2023年の『Multitudes』に収録されているこの曲は、Feistがこのプロジェクトに取り組んでいる間に行ったマルチメディアスタイルの特別なショーと同じような実験的な試みである。パフォーマンス中に彼女の背後に「Love Who We Are Meant To」の手書きの歌詞のページが現れる。ファイストは、ジャズ風のスケールを交えて涼やかなフォークソングを奏でている。



PJハーヴェイ:   プリマヴェーラ2024のステージにて

PJ ハーヴェイとスティーヴ・アルビニは、意外なことに、1993年のハーヴェイの代表的アルバム『Rid Of Me』で一緒に仕事をしていた。そして彼女はお気に入りのフェスティバルでのパフォーマンスを彼に捧げた。


アルビニは、最新アルバム『To All Trains』をリリースしたばかりの自身のバンド、シェラックとともにフェスティバルに出演する予定だった。アルビニが心臓発作のため61歳で死去したことが明らかになったため、スペイン/バルセロナのプリマヴェーラサウンドはスティーヴ・アルビニにステージを捧げた。また、アルビニの名に因んで特設ステージを用意し、追悼のためのリスニングイベントを開催し、シカゴの伝説的なミュージシャン/スタジオエンジニアの死を偲んだ。


故プロデューサーへの賛辞の先頭に立ったハーヴェイは追悼の意を表した。「スティーヴ・アルビニと出会い、彼と仕事をしたことで、私の人生は大きく変わった。彼は音楽と人生について多くのことを教えてくれました。スティーブは素晴らしい友人で、賢く、親切で、寛大だった。とても感謝している」


「スティーヴ・アルビニの死を偲んで、次の曲を歌いたいと思います。スティーヴはこのフェスティバルのためにここにいるべきだったし、みんなが彼のことを思ってくれたら嬉しい」と、プリマヴェーラのステージで、2004年のアルバム『Uh Huh Her』に収録されている「The Desperate Kingdom Of Love」を披露する前にPJ ハーヴェイは語っている。献辞は50分あたりから始まる。


PJ Harveyの最新アルバム『I Inside the Old Year Dying』は、2023年7月7日にPartisan Recordsからリリースされた。(レビューを読む) このアルバムはマーキュリー賞にノミネートされています。


 


イギリスのシンガーソングライター、Beth Gibbons(ベス・ギボンズ)がBBCの番組、''Later with Jool Holland''に出演し、先日発売されたばかりのニューアルバム『Live Outgrown』の収録曲「Floating On A Moment」をライブパフォーマンスした。(レビューを読む)演奏はバンドセットで行われた、渋さのある歌声を披露した。下記よりこのパフォーマンスをご覧下さい。


ジュールズ・ホランドとのLater...(イーブン・ラター...ウィズ・ジュールズ・ホランド、旧名:Later Live... with Jools Holland、...Later with Jools Holland)は、ジュールズ・ホランドが司会を務めるイギリス音楽番組。レイト・ショー』のスピンオフ番組で、1992年10月8日から短いシリーズで放送されている。現在はBBC Twoの『サタデー・ナイト・ミュージック』ブロックの一部となっている。


 


 

先週、ビリー・アイリッシュが三作目のアルバム『Hit Me Hard And Soft』をリリースした。昨晩、シンガーはスティーブン・コルベアのレイト・ショーに出演し、ライブパフォーマンスとインタビューを行った。

 

『Hit Me Hard And Soft』のレコード発売に合わせて、エイリッシュは最もキャッチーで即効性のある曲「Lunch」のミュージックビデオを発表した。「Lunch」は声明代わりでもあり、ビリー・アイリッシュが同性の欲望についての遊び心を吐露したものである。コルベールの出演時、エイリッシュは「Lunch」を初めてライブで披露した。彼女のバック・バンドには、いつものように彼女の弟でコラボレーターのフィニアスがギターとキーボードを演奏した。


ビリー・アイリッシュはこれまでスティーヴン・コルベールとはズームで会話しただけで、実際に会ったことはなかったという。それでも2人は、楽しい会話の化学反応を起こした。エイリッシュは、コーチェラでラナ・デル・レイと一緒に歌ったことや、アルバム・ジャケット撮影のために水槽の中で6時間過ごしたこと、新譜が彼女にとって何を意味するかについて語った。

 

インタビューの中で、コルベアが彼女の声にチェット・ベイカーのように聞こえることに触れ、彼女が "Dude!"と答える楽しい場面があった。

 

彼女はさらに自分がどれだけ歌うことが好きかを語り、エラ・フィッツジェラルド、ジュリー・ロンドン、ジョニー・マティス、ハリー・ベラフォンテ、サラ・ヴォーンといった伝説的な歌手にリスペクトを捧げた。この発言を聴くかぎりでは、古典的なジャズポップシンガーに触発を受けているのかもしれない。彼女は、今後、スタンダードのアルバムを作りたいとも話した。


テイラー・スウィフトが『The Tortured Poets Department』の新しいカラー・ヴァージョンをリリースしたこともあり、エイリッシュのアルバムは現在2位で全米チャートへの登場が予想されている。パフォーマンスとインタビューは以下から御覧下さい。

 



Fontaines D.C.が昨夜(5月7日)、ジミー・ファロン主演のザ・トゥナイト・ショーに出演し、最近のシングル「Starburster」をライブパフォーマンスした。この曲は次作アルバムに収録されている。2022年の『Skinty Fia』に続くアルバムは、XL Recordingsから8月23日にリリースされる。


Fontaines D.Cはアイルランドのミュージックシーンを代表するバンドで、来日公演も行なっている。最新作をリリース後、メンバーのプライベートのこともあり、バンドは少しお休みしていた。一方、ボーカルのグリアン・チャッテンだけは、昨年、フォークミュージックを中心とするアルバムをリリースしている。


バンドは今年に入り、XL Recordingsとライセンス契約を交わし、再出発。プロジェクトの手始めとなるのが今夏にリリースされる『Romance』である。新作について、グリアンは日本の漫画/アニメ「AKIRA」にインスピレーションを受けたと語っている。


Fontaines D.Cの音楽性についても若干の進化の過程が見出せる。これまではヘヴィーなポストパンクが彼等の特徴であった。ニューシングル「Starbuster」ではより一層ダンサンブルな音楽性が強まった。メロトロンの導入については盟友マーダー・キャピタルからの影響なのか。ボーカルループをかけたりと、サウンド面での工夫が加わっている。その他、スポークンワードに近いグリアンのボーカルスタイルはファンテインズD.Cの新たなストロングポイントになりそうだ。ドラマティックな音楽性が加わったことで、今度は少しカサビアンに近づいてきている!?




Real Estate(リアル・エステイト)が米国の深夜番組”Jimmy Kimmel Live!”の最新回に出演し、シングル「Water Underground」のパフォーマンスを披露した。比較的落ち着いているが、どっしりとした安定感のある演奏はこのバンドならでは。ライブ・パフォーマンスの模様は以下よりご覧下さい。


テレビで初披露された「Water Underground」は、今年2月にDominoから発売された6枚目のアルバム『Daniel』に収録。シングル「Haunted World」「Flowers」も併録されている。

 

リアル・エステイトは2010年代のオルタナティヴロックの黄金時代を象徴するバンド。最初期のセルフ・タイトル、『Days』、『Atlas』に続いて、ファンにとって力強いカタログ『Daniel』が加わった。

 


「Water Underground」