ラベル Indie Rock の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Indie Rock の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
Lutalo


バーモント州を拠点に活動するシンガー・ソングライター、Lutalo(ルタロ・ジョーンズ)は、新作『The Academy』のリリースを発表した。Winspearから9月20日にリリースされる。アルバムの最初のリードシングル「Ocean Swallows Him Whole」のミュージックビデオは下記よりご覧ください。


2024年1月、テキサス州エルパソの名高いソニック・ランチ・スタジオで録音され、ジェイク・アロン(スネイル・メール、プロトマーティア、レイン)と共にセルフ・プロデュースされた。


『ザ・アカデミー』を聴くと、ここ数年で見た最高のアンダーグラウンド映画を見るような気分になる。一人の登場人物の具体的な物語を通して強烈な影響を与え、ルタロがこの世代のインディー・ロックの特異な声として確立される。


このアルバムのタイトルは、一般的な青春体験と、ルタロが実際に通っていた学校(F・スコット・フィッツジェラルドも偶然にも短期間通っていた学校)を指しており、それ自体が二重の意味を持つ。ゴージャスなフォーク調のナンバー "Summit Hill "では、ルタロは親友とその名の由来となった地域をぶらつき、大邸宅に感嘆し、同じような壮大な生活に憧れたことを回想している。


「ふたりとも低所得の家庭で育ったのに、奨学金で州で最も学費の高い学校のひとつに入学したんだ」とルタロは説明する。


「映画『華麗なるギャツビー』と同じように、ライフスタイルの重なり合いがありました。私たちは若かったけれど、責任の少ない時代の思い出を抱いていた。快適な時間を待っている」



「Ocean Swallows Him Whole」

 


Lutalo(ルタロ・ジョーンズ)は、エレクトロニックとオルタナティブロック、フォーク、ローファイなどを織り交ぜ、新しい音楽の息吹を作品に注ぎ続ける。アウトプットの幅広さと自由な気風が魅力。


ルタロは2022年に「Once Now, Then Again」EPを発表し、ザ・ガーディアンから注目を受けるようになった。この作品について「心地よい音楽」と同誌はシンプルに評価している。昨年には『Again』をWinspearからリリースし、一躍オルタナティヴロックの新鋭と見做されるようになった。



Lutalo 『The Academy』


Label: Winspear

Release: 2024年9月20日



Tracklist:


Summit Hill

Ganon

Ocean Swallows Him Whole

Broken Twin

Big Brother

Caster

3

Oh Well

About (Hall of Egress)

Haha Halo

Lightning Strike

The Bed

 

Bill Callahan
©︎Ryan Davis

アメリカの良質なシンガーソングライター、Bill Callahan(ビル・キャラハン)は、ライヴアルバム『Resuscitate!』のリリースを発表した。7月26日にDrag Cityから発売される。


このアルバムには、2022年3月22日にシカゴのタリア・ホールで行われたビル・キャラハンのパフォーマンスが収められている。


ギターのマット・キンゼイ、アルト・サックスのダスティン・ローレンツィ、ドラムのジム・ホワイトのほか、特別ゲストとしてピアノのナサニエル・バリンジャー、ヴォーカルのパスカル・ケロンア、アルト・サックスのニック・マザレラ、ゲンブリのジョシュア・エイブラムス、ハルモニウムのリサ・アルバラードが参加している。


ビル・キャラハンは2022年10月に最新アルバム『YTI⅃AƎЯ』をリリースした。プレスリリースで彼は次作について説明している。


「『YTIȚAȚЯ』のツアーから生まれたライブ・アルバムなんだ。曲はレコーディング後に変異する傾向がある。この曲はいつもより早く変異していた。研究所でブルース・バナーに起こったことのように、私はこれらの曲がスーパーパワーを手に入れようとしていることを知っていた」


「私としては、この変化を記録する必要があった。何かを文書化することの一番の利点は、作り手が次に進みたいと思ったとき、それに許可を与えることなんだ。私は通常、前に進むことを好ましくおもっています」


「これらの曲は、アメリカの中心地シカゴでレコーディングされた。そして、この国で最高のクラブのひとつで-私は、Live Nation/Ticketmasterと絡んでいない会場とだけ仕事をするようにしている。タリア・ホール、ベイビー。自由であって欲しい!!」




 Bill Callahan『Resuscitate!』


Label: Drag City

Release: 2024年7月26日

 

 
Tracklist:


1.First Bird
2.Coyotes
3.Keep Some Steady Friends Around
4.Partition
5.Drover
6.Pigeons
7.Everyway
8.Naked Souls
9.Natural Information
10.Planets

 


Oceanatorはダブルシングル「First Time」「Be Here」をPolyvinyleからリリースした。 ギタリスト/シンガーのエリス・オクサミはレザージャケットを着、ハーレーに乗っていそうなイメージがある。

 

少なくとも、ミュージシャンとしては、1980年代の古典的なハードロックソングをベースに、シューゲイズ、ドリームポップのモダンなテイストを加えようとしている。オクサミの痛快なロックソングを聴くと、1980年代の産業ロックに何らかの可能性が残されていることを示唆している。

 

「First Time」は、アイルランドの英雄、Thin Lizzyに触発されたナンバーであるという。バイクショップやハンバーガーショップで流れていそうなストレートなハードロックソングだ。8ビートのシンプルなリズムにオクサミのギターとボーカルが乗り、ワイルドな空気感を生み出す。

 

同時にリリースされた「Be Here」は、やや曲の印象が異なり、ドリームポップ風のギターをベースにし、レトロな質感を持つシンセロックのエッセンスを加えている。この曲で、オーシャネイターは、ポリヴァイナルの持ち味である”エモ”のフレーバーを引き出すことに成功している。

 

 

Oceanatorを名乗るエリス・オクサミはプレスリリースで新曲について次のように語っている。

 

「”Firs time "と "Be Here "は、私にとって同じ世界に生きています。『FirstTime』と『Be Here』は、わたしにとって同じ世界に存在しています。『First Time』は私のシン・リジーの曲と呼んでいるもので、ハーモニーを奏でるギター・リフがある」

 

「First Time」



「”Be Here”は、もう少し浮遊感のあるシンセで、あまり顔に出ない曲だ。”First Time”ではウィル・イップがドラムを、弟のマイケルがベースを弾いてくれた。”Be Here”は全部わたしが弾いている! すべてのパートをレコーディングして、曲がひとつにまとまるのは楽しかった。サウンドは違えど、一緒にライブをしたかったし、ダブルシングルとしてリリースできることに興奮しています」


「Be Here」

 

 

Ocenatorは8月30日にポリビニールからニュー・アルバム『Everything is Love and Death』をリリースする。
©Violet Teegardin


ジョージア州アトランタのインディーロックバンド、Lunar Vacaton(ルナー・ヴァケイション)はニューアルバム『Everything Matters, Everything's Fire』を発表した。

 

最初の発表に合わせて、俳優/ミュージシャンのフィン・ウォルフハードが監督したリードシングル「Set the Stage」のビデオが公開された。


「前作は、超プロデュースされ、手入れされていた」 ギター&ヴォーカルのマギー・ジーズリンは声明で述べている。「今回のアルバムはオーガニック。私たちはミスを受け入れることにした」


「この曲は、私が初めて誰かのことを書いて、その人に送ったラブソング。そんなことをするのはこれが最初で最後」

 

「Set the Stage」について、Grace "Gep" Repasky(グレース・レパスキー)は次のように声明で語っている。

 

「愛は本当に奇妙なことをさせる。曲を完全に実現するためには、私のほうで説得をこころみる必要があった。でも、それこそバンド仲間と音楽を作ることの醍醐味でもあるんだ。彼らは理性の代弁者で、私は彼らを信頼しています。おのずと、一旦それらの障壁がなくなると、私達は燃え上がり、悲しくアコースティックなデモの雰囲気は今のようなモンスターに変化しました」

 

ミュージックビデオを手掛けたフィン・ウォルフハードは、「『Set the Stage』を聴いた時、雰囲気のあるサウンドに心を奪われました。フィードバックとドローンのギターは、暗くて豊かな環境を想像させたんだ。レパスキーの美しいメロディーは、明るさと陽気さをもたらして暗さを相殺する。つまり目標は、そのメロディーをダンスに反映させることだった」と述べている。

 

ニューアルバム『Everything Matters, Everything's Fire』はKeeled Scalesから9月13日にリリースされる。

 

 

 「Set the Stage」



 

 

Lunar Vacationにはユニークな結成秘話がある。高校在学中の2016年、グレースとマギー・ジースリン(Maggie Geeslin)が「バンドを始めるべき」と教師に勧められて結成された。以後、ジョン・マイケル・ヤング(John Young)とコナー・ダウド(Connor Dowd)とジャムり、彼らをグループに招き入れ、最初のライナップが固まった。

 

2017年、キーボード奏者が脱退した後、彼らはマッテオ・デルルジオ(Matteo DeLurgioを)採用。2017年、『Swell』というタイトルの1st EPを発表。2018年、2nd EP『Artificial Flavors』を発表した。



2019年、ジョン・マイケル・ヤングはバンドを離脱し、ソロに転向した。2021年、バンドはデビュー・アルバム『Inside Every Fig Is A Dead Wasp』をKeeled Scalesからリリースした。アルバムは、Grouploveのダニエル・グリーソンがプロデュースを手掛けている。現在は、マイケル・ヤングの後任メンバーとして、ベン・ウルカン(Ben Wulkan)が加入している。

 

 

Lunar Vacation  『Everything Matters, Everything's Fire』

Label: Keeled Scales

Release:2024年9月13日

 

Tracklist:


1. Sick

2. Set the Stage

3. Tom

4. Erase All the B’s

5. Bitter

6. Fantasy

7. Just for Today

8. Better Luck

9. You Shouldn’t Be

 

©Julia Khiroshilov

通年のリリース情報を通じて、春先から夏場にかけて注目のアルバムが量産されるが、その合間を縫うようにして、秋ごろにかけてひっそりと面白い作品が発売されることがある。もしかすると、ブレア・ハワートンを擁するWhy Bonnieの二作目のアルバムもそうなるかもしれない。

 

オルタナティヴロックバンド、Why Bonnie(ホワイ・ボニー)は、出身地のテキサスからニューヨークに拠点を移し2022年にデビューアルバム『90 In November』をKeeled Scalesから発表し、耳の早いコアなオルタナティヴロックファンに注目を集めた。

 

音楽シーンにインパクトを与えるまでにはいたらなかったものの、ニューヨークの5人組のファーストアルバムは、以降のインディーロックとアメリカーナの融合のトレンドを予兆していた。タイトル曲、「Nowhere In LA」、「Hot Car」等、南部への郷愁を込めたエモーショナルなロックソングが、ミネアポリスのReplacementsのような特異な音楽的な印象に縁取られていた。

 

Why Bonnieは、2024年に入り、Fire Talkと新しいリリースのライセンス契約をかわしたことについて、資本主義の重さについて考えたとフロントパーソンはシンプルな言葉を添えていた。Bnny、Wishy、Cola,Packs、Mandy Indianaなど、今をトキメク魅力的なアルトロックのロースターを複数抱えるカナダのレーベルとの契約は、バンドが宣伝的なバックアップを得たことになる。

 

新作アルバム『Wish on the Bone』は、ブレア・ハワートンがジョナサン・シェンクと共同プロデュースを行った。アルバムには先行配信されたシングル「Dotted Line」と合わせて新曲「Fake Out」が併録される。


バンドのブレア・ハワートンによれば、「そうであることを不可能にする世界で、本物であろうとすること」について歌っている。

 

 

 「Fake Out」

 

 

ボーカリストはブレア・ハワートンはこの2年間で大きな心境の変化があったと回想し、同じやり方にこだわらないことが大切だと述べている。

 

「あのアルバムから私は変わったし、これからも変わり続けるだろうと信じている。もしかしたら、2年後の私は全く同じ人間ではないかもしれない」


この言葉は、人間的な成長だけを反映するにとどまらず、バンドの音楽が歳月とともに変化せざるをえないことを表している。ボーカルのハワードンは、このことをファッションに喩えている。


「音楽的に新しい帽子をかぶってみた。このアルバムには、まだカントリーも入っているんだけど、1つのことに固執しようとは考えていなかった。より大胆に、より自己主張することを学び、自分自身を信頼するようになった個人的な経験は、私の音楽にもしたたかに受け継がれていると思います」


Why Bonnieのニューアルバム『Wish on the Bone』は8月30日にFire Talkからリリースされる。

 

 

Why Bonnie 『Wish on the Bone』



Label: Fire Talk

Release: 2024年8月30日


Tracklist:


1. Wish On The Bone

2. Dotted Line

3. Rhyme or Reason

4. Fake Out

5. Headlight Sun

6. Green Things

7. All The Money

8. Peppermint

9. Three Big Moons

10. Weather Song

11. I Took The Shot

 

©Ash Armitage


シカゴのBeach Bunny(ビーチ・バニー)が久しぶりのニューシングル「Vertigo」をリリースした。2022年の最新アルバム『Emotional Creature』以来となる新曲です。Runawaysを彷彿とさせる性急なオールドスクールのガールズパンクをマイルドで甘ったるいオルトポップで包み込んでいる。


「Vertigo」は飛行機のフライトの中で思い浮かんだ曲だという。ボーカリストのリリ・トリフィリオは、声明で次のように語っている。 


「飛行機の中で頭の中で書いて、トイレでこっそりデモしようとしたんだけど、飛行機のトイレってめちゃくちゃノイジーだし、音質はゴミみたいなものだったから、どんな感じだったか忘れないように、4時間のフライトの間ずっと頭の中で歌ってた」



「Vertigo」

 Cola  『The Gloss』

 

Label: Fire Talk

Release: 2024/06/14



Review

 

Colaは、ジャズ・フェスティバルに象徴されるモントリオールのシーンから必然的に登場したバンドである。Oughtの元メンバー、Tim Darcy(ティム)とBen Stidworthy(ベン)によって結成され、U.S.ガールズやブロディ・ウェストなどトロントの活気あるジャズ/エクスペリメンタル・シーンでセッション・ミュージシャンとして活躍。以降、エヴァン・カートライトが2019年の初練習後に加入。モダン・ジャズからの影響はエクスペリメンタルロック/マスロックとして昇華され、細やかな変拍子による曲構成が織りなす極めてハイレベルな演奏力が特徴である。

 

ColaはワシントンDCのディスコード・レコードからの影響を挙げている。これらはFugaziのような1980年代のパンクシーンのイマジネーション溢れるエクスペリメンタルロックを踏襲していることを象徴付けている。しかし、そういったキャッチフレーズを見ると、ハードなサウンドを想像してしまうが、Colaのサウンドはものすごく分かりやすく、耳にスムーズに飛び込んでくる。


確かにプレイの側面では、マスロック/エクスペリメンタルロックの系譜にある数学的な変拍子を取り入れている。しかし、その一方で、Strokesのシンプルかつスタイリッシュな構成が織りなすガレージ・ロックの影響が立ち現れる。つまり、バンド側から見ると、とてつもなくハイレベルな演奏なのだけれど、表向きのサウンドについてはキャッチーなサウンドが繰り広げられる。


ティム・ダーシーのボーカルに関しては、Strokesのジュリアン・カサブランカス、Televisionのヴァーレンの系譜にあり、インテリジェンスとクールさを兼ね備えている。例えば、ストロークスの最初期は、同音反復の多いミニマルの構成を持つアルバート・ハモンドJr.のシンプルなギターとカサブランカスのスタイリッシュなボーカル、それを背後からガッチリと支えるシンプルなリズムセクションが2000年代のロックのリスナーの需要とピタリと合致したのだった。


ある意味、モントリオールのColaは、ガレージロックのリバイバルサウンドの核心を聡く捉えている。しかし、問題点は、ミニマルな構成を持つギターロックを続けていると、演奏側としては飽きが来るという懸念にある。その後、ストロークスは、RCAからのリリースの時代、ガレージ・ロックからR&Bを踏襲した渋さのあるロックサウンドにシフトチェンジしたのだった。


そのところをColaはよく考えていて、彼らは、構成の中に変拍子というリズム的な側面からエフェクトを及ぼすことによって、バリエーションのあるサウンドに昇華している。これは、録音のマスタリングでエフェクトをかけるという固定観念を逆手に取り、ライブセッションを通じて編集的なロックサウンドとは何かを探求した作品と言える。ここには、モントリオールのジャズカルチャーのライブセッションを通じて音楽性を突き詰めるという考えが反映されている。

 

現在は、ひとしなみにロックといっても様々なスタイルがあり、また、あまりにも細分化されすぎているので、リスナーとしても本当に理想的なロックとは何かがよくわからなくなることがある。よく聞いている人ほど抱える悩み。しかし、どれほど細分化したとしても、理想的なロックとは何かと言えば、音を聴いてかっこいいか、痺れるか、ということに尽きるのかもしれない。最もクールな何かを端的に示したバンドが次世代のロックアイコンの座を掴むはずだ。少なくとも、モントリオールのColaは、時代の象徴にはならないかもしれないが、アンダーグラウンドレベルでは、かなりクールなサウンドを追求している。それは、三人組がジャズやパンクのような音楽に触発されながらも、ロックというシンプルなスタイルにこだわってきたことを意味する。


挨拶代わりの「Tracing Hallmarks」はフックのあるナンバー。Televisionの系譜にあるパンクもあるし、最初期のルー・リードのような斜に構えた感性をひけらかすこともある。ただ、それはロックミュージシャンに許される特権ともいえ、彼らのスノビズムは不思議なほど嫌味がない。実際的には、パンクでアクの強いロックサウンドが敷き詰められる。ベースのルート進行とギターのミニマルな構成、これらの融合は、ポエトリーな響きを持つカサブランカスの影響下にあるティム・ダーシーのボーカルによって強固なイマジネーションをもたらす。

 

同じようにルート進行をベースにしたストロークスの系譜にあるガレージロックの曲が続く。「Pulling Quotes」は、バンドの演奏に加わるボーカルがエモーションを漂わせる。これぞまさしくストロークスのデビューアルバムにあった革新性だ。つまり背後の同音反復から浮かび上がってくるハーモニーの温和さがトリオのソングライティングの醍醐味になっている。ギターの演奏も無駄を削ぎ落とし、裏拍を強調したスケール進行が爽快な印象を形作る。バンドはガレージロック・リバイバルのサウンドに加えて、QOTSAの初期のストーナー、Black Keysのブギーを吸収し、「Pallor Tricks」では硬派なロックとして吐き出す。リズム自体は裏拍が強調され、ギターリフは、不協和音をもとに構成されている。いわば、Rodan、Helmet、MOBの系譜にあるアヴァンギャルドなポストパンク/ポストロックの尖った印象が表情をのぞかせる。

 

「Albatoross」もまた不協和音を突き出したギターサウンドが際立つ。しかし、その中にはピチョトー/マッケイが追求していた不協和音の中に潜む偶発的な協和音が立ち表れ、80年代のエモーショナル・ハードコアやニューヨークのTelevisionの最初期のプロト・パンクのようにしぶとく、ざらついた硬質なサウンドを生み出す。表向きには無愛想であるのに、その裏側には温かさが滲む。この二律背反に位置するロックサウンドがColaの魅力なのかもしれない。マニアックでニッチだけど、なぜか聞き入らせる何かがあるのが不思議でならない。

 

そんなふうにして聴いていると、いつの間にか不思議な魅力に取りつかれている。「Down To Size」でも、何かリスナーを食ってかかるようなパンキッシュな迫力、そして前のめりな感覚を持つロックソングが続く。この曲は、アルバムの序盤で最もポスト・パンクの性質が強く、尖りまくっている。ティム・ダーシーのボーカルが、Talking Headsのデヴィッド・バーンの系譜にあるのを伺わせる。しかし、不協和音を表面的には押し出しつつも、必ず協和音のポイントを設けている。これが人好きのしない無愛想なロックの気配を醸し出しながらも、意外にも親しみやすさを感じさせる理由なのだろう。それはもしかすると、聴くたびに意外な印象がもたげるかもしれない。


Colaのサウンドには、その他にも、Black Keys、Spoonのような古典的なロックの影響、ローリング・ストーンズのリフをエクスペリメンタルロック風に解釈したものまで極めて幅広い。しかし、編集的なサウンドでなく、ライブセッションの中から音楽が作り出されているという点に信頼感を覚える。

 

それは「Keys Down If You Stay」のように、やや泥臭い感覚をもって心を鷲掴みにする場合がある。この曲は、ニューヨークのGeeseのようなリバイバルロックに近い空気感に縁取られている。その他にも、ローファイやチルウェイブと古典的なロックを融合させた「Nice Try」なども良い味を出している。これらのシンプルなギターロックは、現行の複雑化しすぎたポストパンクへ一石を投じるような意味があるかもしれない。ただ、彼らのサウンドが単なる懐古主義でないことは、続く「Bell Wheel」を聴くと明らかである。ここでは、Squidのような先鋭的なロンドンのポストパンクに近いニュアンスが感じられ、なおかつプログレッシヴ・ロックの系譜を踏まえて異質なサウンドを作り上げている。ひねりのあるボーカルも、ややUKのテイストを漂わせる。

 

正直、現時点ではブレイクポイントを迎えたとまでは言いがたい。しかし、モントリオールから清新なロックのウェイブが沸き起こりつつあるようだ。そのことを印象づけるのがColaの台頭なのである。アルバムのクローズ「Bitter Melon」は、ジャズセッションのような実験性があり、興味をひかれる。今後、どのようなバンドになるのかがさっぱり分からないのがとても魅力的だ。

 

 

85/100

 

 

 

「Bell Wheel」

 

©Alexa Viscius


インディアナポリスのインディーロックバンド、Wishy(ウィッシー)が、デビューアルバムのタイトル曲「Triple Seven」をリリースしました。この曲は、リード・シングル「Love on the Outside」に続く作品となっています。アメリカのHaoyanが監督したビデオは以下よりご覧下さい。


「彼がこの曲のギター・パートを持って来て、その上にメロディーと歌詞を書きたいかと聞いてきたので、私は友人のスティーヴ・マリノと一緒に'Triple Seven'を書いた」とバンドのニーナ・ピッチカイトは声明の中で説明している。

 

「サウンドと方向性については、ザ・サンデーズから多くのインスピレーションを得た。不確かさ、直感、個人的な成長が歌詞の中心的なテーマで、だからエンジェル・ナンバーは777なんだ」

 

Wishyのデビューアルバム『Triple Seven』はFire Talkから8月16日にリリースされます。



「Triple Seven」

 


アメリカの首都、ワシントンDCを拠点に活動するEkko Astral(エッコ・アストラル)は、「mascara moshpit- マスカラ・モッシュピット」という聞き慣れないテーマを掲げて活動している。彼らはまた「ピンク・バルーン運動」という名を掲げて活動している。彼らの活動スタイルは完全なDIYに根ざしており、同時にそれは必ずしも主流派(Major)の考えに迎合することを意味しない。

 

Ekko Astral(エッコ・アストラル)の活動のモチーフが、Fugaziの”Revolution Summer”のような内輪向けの運動にとどまるか、それよりも影響力のあるムーブメントに繋がるかはわからない。まだまだこのウェイブは、限定的で未知数なのである。しかし、エッコ・アストラルは、首都のバンドとして主流派の政治概念に対する一家言を持ち、そして、それらを披瀝することをためらわない。音楽的には、そのかぎりではないが、最も強いパンク・スピリットを持ったバンド。


今日のパンクロックとは、必ずしもその音楽性だけを示唆するものではないのかもしれない。尤もトム・モレロさんが認めているようにガスリーもパンクの祖であるし、ディランもパンクなのだ。

 

 

 

 「Holocaust Remembrance Day」

 

Bandcampで限定販売が行われているニューシングル「Holocaust Remembrance Day」に注目である。音楽的にはカレッジロックのようなルーズな感覚を持つフォーク・ロックとして楽しめる。

 

しかし、この曲の持ち味はそれだけにとどまらない。このナンバーは、ガザでの大量虐殺を歌ったアコースティック・バラードで、アメリカ系ユダヤ人であるメンバー、ジャエルの実際的な体験と、ホロコーストーー大量虐殺に巻き込まれた人々への個人的な思いが込められている。シオニズムの考えは必ずしもイスラエルの政治的なテーゼに合致しているとは限らない。

 

この曲の歌詞には、文学的に見ても素晴らしく、かなり心を惹かれる一節の対句(Verse)がある。

 

 

ーー

On Holocaust Remembrance Day

I took a trip downtown

Was asked if I’m a Christian

And in what country I’m found

I simply said, the wrap on my head’s

For my maker out of respect

And he said he don’t see types like that round here

 

ホロコースト追悼の日に

ダウンタウンに出かけたら

あなたはクリスチャンですか?

どこの国にいるのかと聞かれた


頭に巻いているのは創造主への敬意から

私の創造主に敬意を表した

すると、彼は、この辺りではそのようなタイプは見かけないと言った

 

ーー

 

ーー

 

On Holocaust Remembrance Day

I went into dc

Was immediately accosted

And asked where should I be

By a visitor in a red and blue shirt

That read, “land of the free”


ホロコースト記念日に


私はDCに行った


すぐに声をかけられた

どこにいるべきかと聞かれた


赤と青のシャツを着た

"自由の国 "と書いてあった


ーー

 

ーー

 

正しさや正義と言う考えほど恐ろしいものはない。歴史上の多くの主要な戦争がそうであるように、イスラエル戦争がウクライナ戦争と同様、代理戦争(国家が別の領土で代わりの戦争を起こす)に近い意味が含まれていることを気づいている人は一体どれくらいいるのだろう。これは、イスラエル戦争の当初、ユダヤ系住民の多くがガザ侵攻に関して否定的であったことを加味すると自明だろう。ユダヤ系住民はそういったことを旧ドイツのナチスの時代から学んでいるのだ。

 

少なくとも、エッコ・アシュトラルは、政治的なテーマを体験者として表現し、共有しようとしている。決して外野からの野次ではなく、政治的な問題に絡め取られる当事者としての声を反映させている。

 

「この曲は、アメリカのユダヤ人としての私の人生にとって重要な3つの経験を反映している。最初の詩は、連邦議会議事堂で警官にティチェルのせいで、”君はイスラム教徒なのか”と聞かれたときのことである。3番目の歌詞は、リアムと私が大学のヒレルで、ユダヤ人学生がイスラエルについてどう感じているかというポッドキャストを制作したときのことに端を発している」


「1994年、ユダヤ教徒とイスラム教徒の聖地である「祖先の洞窟」で、ラマダン(断食月)期間中にパレスチナ人が虐殺された。私は、高校時代、ユダヤ人の若者グループとイスラエルに1カ月間旅行した際に、この場所を訪れたことがあった。その旅行には、軍用ハンビーや、私や私の仲間の高校生のユダヤ人を自衛隊に勧誘しようとする試みであったり、そして岩石のドームがいかにアラブ系イスラム教徒への憎悪を心に抱く理由であるかについての講義も含まれていた」

 

 


「イスラエルのパレスチナ人に対する暴力を批判することは、反ユダヤ主義的ではありません。私は、10月7日に標的となった人々と同じようなキブジムに家族を持つ者として、そう言いたい。実際、ユダヤ人の種類は1つではなく、人の言うことに疑問を持つことはユダヤ人の道徳の中心です。でも、私が住んでいるワシントンDCでは、そのような話はあまりされません」とジャエルは続ける。

 

「ロシアで拘束された記者について語る報道機関がある一方、ガザで担架に乗せられて運ばれて死んでいる記者に対しては何の血の涙も流さないという偽善に、私は心を打ち砕かれています。何年も前、イスラエル国防軍に射殺されたアルジャジーラ(ドーハのメディア)の記者について、ダナ・バッシュがCNNで取り上げたことはあっただろうか? そんなものはどこにもないのです」

 

Bandcampでのこの曲の収益金はすべてガザでの大量虐殺から逃れようとする人々の移住を目的とした救援活動に寄付される。


Pale Waves(ペール・ウェーヴス)はニュー・アルバム『Smitten』を発表し、リード・シングル「Perfume」を公開した。マンチェスターの4人組は昨夜、BBC Radio 1のHottest Recordとしてこの曲を初披露した。彼らのシンセにインスパイアされた80年代の初期作品と共通点が多く、瑞々しくドリーミーなクオリティが特徴だ。


"I wanna make / I wanna make you my girl "のコーラスの前に、"My mother said when I want something I never let it go / Call me obsessed, but I don't mind just if it's all mine "とヘザー・バロン・グレイシーが歌う。


「Smitten」は、アメリカとイギリスの間で2年間かけて書かれたもので、Pale Wavesが北部のルーツを振り返っている。「ある時期だけでなく、数年前からの私の人生全体について書いている自分に気づいた」とバロン=グレイシーは言う。


「恋に落ちると、深く落ち込んでしまう。誰かにとても魅了され、ほれ込んだと感じることができるのに、その相手が全く知らない人になることがあるのは、私にとって興味深いことだ。だから "Smitten "は、ある時点で私が他の人に感じたことを完璧に要約しているような気がする。


バンドの4枚目のアルバムとなる「Smitten」は、9月20日にDirty Hitからリリースされる。







Pale Waves 『Smitten』


Label: Dirty Hit
Release: 2024年9月20日


Tracklist:

1. Glasgow
2. Not A Love Song
3. Gravity
4. Thinking About You
5. Perfume
6. Last Train Home
7. Kiss Me Again
8. Miss America
9. Hate To Hurt You
10. Seeing Stars
11. Imagination
12. Slow


 

『Horsie』は、平たく言えば、マック・デマルコの最初期のノスタルジックなフォークサウンドの融合性を踏襲し、それらをまどむかのように夢うつつなチルウェイブで包み込む。これは、ピーター・サガーがかつてデマルコのバンドで活動していたことを考えると頷ける話なのだ。

 

トロントを拠点に活動するミュージシャン、ピーター・サガーの今年3月に発表した『CD Wallet』は、スローコアとローファイのサウンドを反芻していた。カセットテープのようなアナログの音楽は昨年のFar Caspianのサウンドにも通底するものがあった。続くアルバムも同様に、ミュージシャンとしてのキャリアを振り返るような意味があるのかもしれない。前作は十代、今作は二十代以降...。それは自分が歩いてきた道を再確認し、肯定的に捉えるという狙いがある。


前作よりもシュールなサウンドになった『Horsie』の初期シングルは、コンセプチュアルなミュージックビデオとともに到着し、ツアーという異世界での体験を抽象的に表現したトリッピーな物語を形成している。「Nothing 2 See」、「Simple」に続くこの3部作の締めくくりとなるシングル「Empty Lot 」は、映画『Man Who Fell to Earth』のタイプのビジュアルだ。彼が青い宇宙人に扮し、カルフォルニアを歩き、アヴァンチュールに耽るという夢想的な内容。しかし、前作アルバムと同じように、そこには奇妙な虚無感のようなものが漂っている。つまり、すべてが夢の中にあるような、きわどい感覚が映像のカットに捉えられているのだ。

 

「変身は完了し、もう帰れる」と、サガーは物語の結末について少し笑いを交えたユニークな言葉で要約しているが、この結末はニック・ローグ監督の映画よりもずっと軽やかな感じがする。


「寒いカナダでドキュメンタリーのようなセンチメンタルなビデオを撮影することから、2、3ヶ月の間に砂漠にあるマリリン・モンローの古い家でのんびりすることまで、それは長い旅のようなものだった」と、ビデオディレクターを務めたジム・ラーソンは語り、今回がアーティストとの7度目のコラボレーションであると明かしている。「僕らが考えた3部作のアイデアは、各々のビデオがツアーの3つの主要段階を表していて、狙いはピートがアルバムについて語ったテーマを織り込むことだった。”Empty Lot"は、愛する人のもとにやっと帰ってきたという内容で、青い宇宙人の変身については、ツアーをやり遂げた安堵感で満たされているんだ」

 


「Empty Lot」

 

©︎Colin Matsui

ワシントン州タコマのインディーロックバンド、Enumclaw(イーナムクロー)がセカンド・アルバム『Home in Another Life』を発表した。


2022年の『Save the Baby』に続くこのアルバムは、8月30日にバンドの新しいレーベル、ラン・フォー・カバーからリリースされる。このアルバムは、ベン・ザイディとエナムクローが共同プロデュースした。


本日の発表では、ニュー・シングル「Change」がリリースされ、頻繁にコラボレートしているジョン・C・ピーターソンが監督したビデオも公開された。アルバムのジャケットとトラックリストは以下を参照のこと。


「Change」





Enumclaw 『Home in Another Life』



Label: Run For Cover

Release: 2024年8月30日


Tracklist:

1. I’m Scared I’ll End Up All Alone

2. Not Just Yet

3. Sink

4. Spots

5. I Still Feel Bad About Masturbation

6. Haven’t Seen The Family In A While, I’m Sorry

7. Grocery Store

8. Change

9. Fall Came Too Soon And Now I Wanna Throw Up

10. This Light Of Mine

11. I Want Somethings For Myself

©︎Charlotte Patmore

 

ロンドンでは近年、小規模のライブハウスの運営が危ぶまれているという話は以前述べた通りである。少なくとも、研究結果も出ている通り、イギリスの音楽ファンにとって音楽は生活の一部であり、欠かさざるものとなっている。もちろん、それらは英国の歴史や文化の一部を成す。

 

今回、ロンドンのオルタナティヴロックバンド、Wings Of Desire(ウィングス・オブ・デザイア)が、そういった動きに準じ、有料の食事スペースを救済するコミュニティを救済する活動に乗り出している。

 

彼らは、昨年の『Life Is Infinite』に続くEP『Shut Up & Listen』を発表し、今回の売上で生じた収益金は彼らの出身地であるストラウドにある有料食事を提供するコミュニティ、ロング・テーブルへ充てられる。


ウィングス・オブ・デザイアのジェームス・テイラーとクロエ・リトルは声明の中で次のように語っている。


「コミュニティに奉仕する草の根組織は、これまで以上に重要であり、最も疎外された人々の健康、コミュニティ、精神的な幸福を育む社会的企業の新しいモデルは、何としてでも守られなければならない」


「ロングテーブルは、ストラウドの私たちの地域コミュニティの鼓動であり、年間約4万食の温かい食事を提供するペイ・ホワット・ユー・キャン・システムで急進的なソーシャル・プロジェクトを運営している。それは尊厳、平等、そして誰もが困っている隣人を助けることです。今年初め、彼らの家であるブリムスコム・ミルは彼らの下から売却され、新しい所有者のために倉庫スペースに変わる危機に瀕しています」


「”Shut Up & Listen EP”は、この神聖な空間を守り、新しい地球に最も近い存在であるユニークな地元のコミュニティを支援する必要性から生まれました。私たちは限定版のカセットテープを制作し、全収益金はロングテーブルに寄付される予定です。私たちは彼らに倣い、基本的な生活必需品が門前払いされないよう、できる範囲で支払うシステムを提供するつもりです」

 


「OUTTAMYMIND」

 


ミュージシャンは、音楽を作ることだけではなく、社会的にも貢献出来る。それは社会機能の一部として音楽が存在することを定義づける。 

 

Wings of Desire 『Shut Up & Listen』



Tracklist:


1. Shut Up And Listen!

2. Forgive & Forget

3. Some Old Place I Used To Know

4. OUTTAMYMIND

 


インディーロックバンド、Colaは、ニューシングル「Pulling Quotes」をリリースした。次作アルバム『The Gloss』の3作目のシングル。この曲のビデオは以下から。


この曲について、バンドのフロントマン、ティム・ダーシーは声明の中で次のように述べている。


「ベンは彼が習っているウイリアン・パイプのメロディーの限界に基づいた音楽で、このデモを送ってくれた(ベースラインはパイプのドローンを模倣している)。その後、彼とエヴァンは一緒にデモを録音し、とても満足したようだ。正直、私は当初このデモに惹かれなかったのだが、彼らは何度も繰り返し熱意を示してくれたんだ。最終的に、私は午後1回でヴォーカルを書き上げた」


「リリックは、2人がジャーナリストのようにお互いに接近している関係を歌った。音楽はとても明るく開放的で、歌詞もそのトーンに合わせて少し生意気にする必要があると感じた。ブリッジの暗さには確かにペーソスがあるけれど...」


ベン・スティッドワースはビデオについてこう語っている:「私にとっては、このビデオは、私たちの関係における欲望と欺瞞のサイクル、その弧を流れる干渉についての考察として見ることができる。このようなすべての調停をナビゲートし、密度と混乱の中で何が現実なのかを理解しようとすることなんだ」


Colaのニューアルバム『The Gloss』は6月14日、カナダのFire Talk/Next Door Recordsからリリースされる。

 


「Pulling Quotes」
©︎Holly Whitaker

ロンドンのアートロックバンド、Goat Girlは今週金曜日にRough Tradeから新作アルバム『Below the Waste』をリリースする。

 

アルバムのリリースに先駆け、最終プレビュー「words fell out」が公開。本曲にはシンガー/ギタリストのロッティ・ペンドルベリーの妹、モリー・アン・ペンドルベリーが監督、彼女の母、ローレン・ポッターが振り付けを担当したビデオが収録されている。シングルのテーマの通り、三者のフレンドシップがモノトーンの映像の中で描かれています。以下よりご覧ください。


ロッティ・ペンドルベリーは、ドラマーのロージー・ジョーンズが中毒と闘う姿を見ながら、「words fell around」の歌詞を書いた。

 

「この曲は、私たちがロージーを育てようとしたときに仲間内で感じた無力感について歌っています。この曲は、危機に対処している最中に押し流される感情を整理するために書きました。冒頭の "I only want the best for you "というセリフは、この曲だけでなく、私たちの友情の中心テーマでもあります」

 

アルバムの先行シングルとして「motorway」と「ride around」が先行公開されている。

 

 

「words fell out」

 

©Steve Gullick


ロンドンのロックバンド、bar italiaが、新作EP『The Tw*ts』をMatador Recordsからリリースした。同名のアルバムの未発表テイクかと思いきや、アルバム発表後に制作された作品だそうです。


このEPには、ロンドンを拠点とするオルタナティブロックトリオの2023年の同レーベルからの二作目のアルバム『The Twits』(Reviewを読む)の後に直接書かれ、3つの未発表曲が収録されている。

 

「The only conscious being in the universe」、「Sarcoustica」、「drumstart」はシングル「sounds like you had to be there」のB面として制作され、前作アルバムと同じような音世界を共有している。バンドのこの時期の作品にふさわしいものとなっている。


バンドは5月下旬に渋谷で来日公演を行った。6月から夏にかけてオーストラリアを始め、ヨーロッパツアーを敢行します。

 

 

©︎Tom Mitchell

Los Bitchos(ロス・ビッチョス)は、8月30日にCity Slangからリリースされる2ndアルバム『Talkie Talkie』を発表した。


ロンドンのバンドは、2022年の『Let the Festivities Begin!』に続く作品を、プロデューサーのオーリー・バートン・ウッド(Wet Leg, Nilüfer Yanya)とエンジニアのジャイルズ・バレット(Shabaka Hutchings, Ezra Collective)と共に制作した。先に発表されたシングル「La Bomba」と最新曲「Don't Change」が併録されている。トム・ミッチェルのビデオを以下でチェックしてみよう。


「Don't Change」は純粋な至福のトラックで、アイスクリーム、ビーチボール、夕日、マルガリータがあるホリデーの雰囲気を思い浮かべてほしい。「太陽の光を浴びたメロディー、躍動感のあるアルペジエーター・シンセ・ベース、何層にも重なったパーカッション。ビデオを作るのはとても楽しかったし、小さなダンスを作ったり、砂や海ではしゃいだりしたんだ!」


「Don't Change」



Los Bitchos 『Talkie Talkie』


Label: City  Slang

Release: 2024/08/30



Tracklist:


1. Hi!

2. Talkie Talkie, Charlie Charlie

3. Don’t Change

4. Kiki, You Complete Me

5. Road

6. 1K!

8. La Bomba

9. Open The Bunny, Wasting My Time

10. It’s About Time

11. Naughty Little Clove

12. Tango & Twirl

13. Let Me Cook You


Pre-order: https://losbitchos.lnk.to/TalkieTalkieYD

 


ロサンゼルスのオルタナティヴロックシンガー、Ian Sweet(イアン・スウィート)がブライトンのバンド、Porridge Radio(ポリッジ・ラジオ)をフィーチャーしたニューシングル「Everyone's Superstar」を発表した。「ストリーミングはこちら

 

今回、イアン・スウィートは、ブライトンのバンドとAmplify x Pitchfork London Seriesのためのコラボレーションシングルを制作。アビーロード・スタジオの伝説的な壁の中で書かれ、レコーディングされた。ピッチフォーク・ロンドン・シリーズで培われた、この2つのバンドの不朽の仲間意識の証である。


「私たちは皆、期待することなく、目を見開き、興奮したままこの日を迎えました!アビーロードに来るのは夢だったし、ポリッジ・レディオと再会するのも夢だった。私たちは皆、すぐに本当に不思議な方法で意気投合した」

 

「みんな自分の居場所を確保し、必要なところに溶け込むことができました。その結果、とても誇りに思えるものができたし、私が想像もしなかったようなものができました。ダナと一緒に書き、彼女の作詞家としてのプロセスを見ることは、本当に勉強になった。他の人と一緒に歌詞を書くのは久しぶりだったから...彼女の頭の中がどうなっていくのか、そして私たちの2つのスタイルがどのように1つのユニークな声を一緒に見つけていくのかを見るのが楽しみだった」

 


「Everyone's Superstar」

 


Mercury Rev(マーキュリー・レヴ)がニュー・アルバム『Born Horses』を発表。同時にファースト・シングル「Patterns」を公開した。『Born Horses』は9月6日にベラ・ユニオンからリリースされる。アルバムのトラックリストとジャケットアートワークは以下の通りです。


『Born Horses』では、ジョナサン・ドナヒューとグラスホッパーというマーキュリー・レヴのコア・ラインナップに、ミッドレイクのジェシー・チャンドラー(以前バンドとコラボしたことがある)とオーストリアのキーボーディスト、マリオン・ゲンサーが加わる。


バンドの最後のアルバムは2019年の『The Delta Sweete Revisited』。そのアルバムで彼らは、ボビー・ジェントリーが1968年に発表した "カントリー・ロック・オペラ"『The Delta Sweete』を、それぞれ異なるゲスト・シンガーを迎えて全曲カヴァー。マーキュリー・レヴのオリジナル・アルバム『The Light In You』は2015年にベラ・ユニオンからリリースされた。


グラスホッパーはプレスリリースで新作についてこう語っている。「ジョナサンと私が初めて会った時、リドリー・スコット監督の映画とヴァンゲリスのサウンドトラックの『ブレードランナー』で意気投合した」

 

「子供時代を振り返り、ブロードウェイの曲、孤独なブルース、チェット・ベイカー、マイルス・デイヴィスの『Sketches of Spain』など、両親が聴いていたレコードを聴きながら、未来にひねりを加えた。当初からマーキュリー・レヴは、アナログとデジタル、ハイファイとローファイの狭間にあった。ブレヒトやヴァイルのように言葉がヴィジュアルを暗示し、ヴィジュアルがムードを暗示するような感じだった。このアルバムでは、砂漠のこともたくさん考えた」

 

 
 

Mercury Rev 『Born Horses』


 

Label: Bella Union

Release: 2024/09/06


Tracklist:


1. Mood Swings

2. Ancient Love

3. Your Hammer, My Heart

4. Patterns

5. A Bird of No Address

6. Born Horses

7. Everything I Thought I Had Lost

8. There’s Always Been a Bird in Me

 

 

 

「Patterns」

 

Luby Sparks

Luby Sparks(ルービー・スパークス)が本日(5月31日)、ミニアルバムをリリースした。4曲入りで、先行シングルとして公開された「Stayaway」「Maps」も併録されている。EPの収録曲「Somebody Else」のリリックビデオが公開されていますので、下記よりチェックしてみて下さい。


北米・中国と二度の海外ツアーを含む、ワールドワイドな活躍をする昨今のLuby Sparksの集大成をなすEP。ルーツであるシューゲイザー/インディ・サウンドに回帰した4曲入りEP「Songs for The Daydreamers」。


Luby Sparks(ルービー・スパークス)はアパレルブランド、homesiccによるスペースシャワーとのコラボ企画「homesiccc」にも出演予定です。イベントは7月8日に渋谷WWW/WWWβにて開催。イベントではアパレル商品が物販に並びます。その他、Aisho Nakajima, HIMAWARI, Joe Cupertino, Luby Sparks, N² (Kyundesu), OKAMOTOREIJI (OKAMOTO’S), (sic)boy, Yohji Igarashiが出演予定。
 
 
 
 
「Somebody Else」 (Lyric Video)
 





Luby Sparks 「Songs for The Daydreamers」EP  (ルービー・スパークス ソング・フォー・ザ・デイドリーマーズ) 



LSEP-4 | 2024.05.31 Release | Released by AWDR/LR2
 
 
 
Tracklist(収録曲):
 
 
1. Stayaway
2. Somebody Else
3. NOT Okay
4. Maps

 

Pre-save/Pre-add(配信リンク:  https://lubysparks.lnk.to/SfTD



Luby Sparks Live:



homesicc presents “homesicc”:


[ https://www-shibuya.jp/schedule/017917.php ]
Date : 2024.07.08 [mon]
Open/Start : 18:00/19:00

Venue : WWW/WWWβ (Shibuya, Tokyo) [ https://www-shibuya.jp ]

Act (A to Z) : Aisho Nakajima, HIMAWARI, Joe Cupertino, Luby Sparks, N² (Kyundesu), OKAMOTOREIJI (OKAMOTO’S), (sic)boy, Yohji Igarashi and more...

Adv. : 4,000 Yen [+1D]
Ticket : LivePocket [ https://t.livepocket.jp/e/homesicc ]



PLAY VOL.143:


[ https://www.lamama.net/article/s-20240823 ]
Date : 2024.08.23 [fri]
Open/Start : 18:30/19:00

Venue : La.mama, Tokyo [ https://lamama.net ]


Act : Luby Sparks, Doul
Adv. : 3,500 Yen [+1D]
Ticket 2024.06.23 [Sun] 12:00~ [ https://eplus.jp/sf/detail/4110410001-P0030001 ]




Luby Sparks:


Natsuki (ba/vo)  Erika (vo)  Sunao (gt)  Tamio (gt)  Shin (dr)。

2016年3月結成。2018年1月、Max Bloom (Yuck) と全編ロンドンで制作したデビューアルバム「Luby Sparks」を発売。2019年9月に発表したシングル「Somewhere」では、Cocteau TwinsのRobin Guthrieによるリミックスもリリースされた。

2022年5月11日にMy Bloody Valentine、Rina Sawayamaなどのプロデュース/エンジニアを手掛けるAndy Savoursを共同プロデューサーに迎え、セカンド・アルバム「Search + Destroy」をリリース。同年6月には、初のワンマンライブ「Search + Destroy Live」(WWW X) も行い、ソールドアウトとなった。

10月にはタイ・バンコクでの海外公演を行い、2023年3月17日より、NY、ボストン、フィラデルフィア、サンフランシスコ、シアトル、サンディエゴ、LAの全7都市にて「US Tour 2023」、9月には中国「Strawberry Music Festival 2023」を含む全7都市「China Tour 2023」、10月には韓国のストリートカルチャー・コンベンション「FLOPPY 1.0 - Let’s FLOPPY」、11月にはインドネシア「Joyland Festival」へ出演を行うなど海外での展開も積極的に行なっている。

現在の最新作は2024年5月にリリースする4曲入りEP「Songs for The Daydreamers」。