Lutalo
©︎Winspear


バーモント州を拠点に活動するシンガー・ソングライター、Lutalo(ルタロ・ジョーンズ)は、新作『The Academy』のリリースを発表した。Winspearから9月20日にリリースされる。アルバムの最初のリードシングル「Ocean Swallows Him Whole」のミュージックビデオは下記よりご覧ください。


2024年1月、テキサス州エルパソの名高いソニック・ランチ・スタジオで録音され、ジェイク・アロン(スネイル・メール、プロトマーティア、レイン)と共にセルフ・プロデュースされた。


『ザ・アカデミー』を聴くと、ここ数年で見た最高のアンダーグラウンド映画を見るような気分になる。一人の登場人物の具体的な物語を通して強烈な影響を与え、ルタロがこの世代のインディー・ロックの特異な声として確立される。


このアルバムのタイトルは、一般的な青春体験と、ルタロが実際に通っていた学校(F・スコット・フィッツジェラルドも偶然にも短期間通っていた学校)を指しており、それ自体が二重の意味を持つ。ゴージャスなフォーク調のナンバー "Summit Hill "では、ルタロは親友とその名の由来となった地域をぶらつき、大邸宅に感嘆し、同じような壮大な生活に憧れたことを回想している。


「ふたりとも低所得の家庭で育ったのに、奨学金で州で最も学費の高い学校のひとつに入学したんだ」とルタロは説明する。


「映画『華麗なるギャツビー』と同じように、ライフスタイルの重なり合いがありました。私たちは若かったけれど、責任の少ない時代の思い出を抱いていた。快適な時間を待っている」



「Ocean Swallows Him Whole」

 



Lutalo 『The Academy』


Label: Winspear

Release: 2024年9月20日



Tracklist:


Summit Hill

Ganon

Ocean Swallows Him Whole

Broken Twin

Big Brother

Caster

3

Oh Well

About (Hall of Egress)

Haha Halo

Lightning Strike

The Bed

 

Elijah Knutsen
The Courtesy of The Artist(アーティストからのご提供)


オレゴン州ポートランドのミュージシャン/マルチインストゥルメンタリスト、Elijah Knutsen(イライジャ・クヌッセン)が新作アルバム『Because I Love You』をリリースした。アーティストからは''夏を楽しんで!!''との簡潔なメッセージ。日本は35度。今日も暑いので、熱中症にご注意下さい‼︎


今回のアルバムはボーカルトラックを交えたローファイかつサイケなアルバムとなっている。依然として荒削りでラフな作品であるものの、これからが非常に楽しみな新進気鋭のアーティスト。

イライジャ・クヌッセンは、これまで日本の風物を題材にしたアンビエント、他にもギターロックを中心とするインストゥルメンタル、ボーカルトラックなど、多角的な音楽アプローチを図ってきた。


『ビコーズ・アイ・ラヴ・ユー』は、魅力的なカーニバル・ライド風の雰囲気、渦巻くようなめまぐるしいロック、ソフトなアンビエント・ポップが熱気を帯びる。ダークな光の軸が青く熱い火花を散らし、時に静寂をもたらす。


"Halloween "や "Silent Star "のようなトラックは、明るいオレンジ色の筋で嘆き、このアルバムのくすぶったダークな側面を想起させる。それとは対照的に、"Because I Love You "や "Television Salesman "の夢見るような恋のメロディーは、80年代後期の色合いを濃く残した正確でポップなバラード。


イライジャの不安定ながら誠実なヴォーカルは、"Things We Really Meant "と "Only You "のヘヴィでハートビートなナンバーで輝き、サイケデリック・ファーズとインターポールのオーラを呼び起こす。


本作は2024年春夏を通してレコーディングされた。"Because I Love You "は、ポートランドのアーティストElijah KnutsenによるDream/Gaze/Ambient作品で、彼のレーベル''Memory Color''からリリース。彼のレーベルは昨年末、シンコー・ミュージックとサブパブリッシング契約を交わした。


 Lankum - Live In Dublin

Lankum-『Live In Dublin』

 

Label: Rough Trade

Release: 2024年6月21日

 


Review

 

 

昨年、ダブリンの四人組のフォークバンドLankumは、Rough Tradeから4作目のアルバム『False Lankum』を発表し、イギリス/アイルランド圏の最優秀アルバムを選ぶマーキュリー賞にノミネートされた。

 

昨年のアルバムに続いて発売されたライブ・アルバム『Live In Dublin』は、2023年のダブリン市街地にあるヴィッカー・ストリートでの三夜のソールドアウト公演の模様を収録。音源を聴くと分かるように、ライブパフォーマンスにこそ、Lankumの真価が垣間見える。ティンパニ(タム)、フィドル、ヴァイオリン、アイリッシュ・フルート、アコーディオン、キーボード、エレクトロニクス、ダラのボーカルを中心に構成される重厚感のあるコーラスワークは、ドローンのように響き渡る弦楽器の重低音に支えられるようにして、ダブリンの3つの夜の濃密な公演を生々しく活写している。

 

ダラ・リンチ、イアン・リンチ、コーマック・マクディアマーダ、ラディ・ビートの四人組は、故郷のライブのステージで他のいかなる会場よりも大胆な演奏をしている。もちろん、ステージでのMCに関しても遠慮会釈がなかったという。具体的な言及は控えておくが、アイルランドのルーツを誰よりも誇らしく思う四人組の勇姿が、この音源を通して手に取るように伝わって来る。

 

本作はあらためてバンドとしての結束力を顕著な形で示す内容である。弦楽器、ボーカル、リコーダー、パーカッション、別々に分離した場所から発せられる異なる音は、Lankumの手にかかると、一体感を帯び、リアリティのある音楽に組み上げられる。


ダブリンの四人組は、『False Lankum』において、中世のアイルランドの儀式音楽の古いスコアをもとにして親しみやすいフォークを制作した。が、彼らの音楽は必ずしもクラシックの範疇にとどまるわけではない。


彼らは、エレクトロニクス、ドローンという前衛主義の手法を通じて、新しい音楽をダブリンから出発させる。これは実は、かつてオノ・ヨーコのコミュニティに属していた日本の音楽家”YoshiWada”がニューヨークで自作のバクパイプを制作し、ドローンという音楽の技法を生み出した経緯、要するに、ドローン音楽がスコットランドのバグパイプから出発していると考えると、フォークバンドが通奏低音を活かしたパフォーマンスをすることは当然のことなのである。

 

ライブはポストパンクバンドのようなSEから始まる。本作の序盤は古典的なスタイルを図るアイルランドのフォークミュージックが続いている。


「The Wild River」が弦楽器の短いフレーズを何度も反復させ、ベース音を作り、哀愁のあるフレーズをダラ・リンチが紡ぐ。他のメンバーのコーラスワークが入ると、彼らにしか作り得ないスペシャリティが生み出され、短調のスケールを中心に構成されるアイルランドフォーク音楽の核心に迫る。


このアルバムのイントロには彼らの儀式音楽の性質が現れるが、その後、比較的聴きやすいフォークミュージック「The Young People」が続いている。アコースティックギター、フィドルの演奏とエレクトロニクスを織り交ぜ、古典的なニュアンスにモダンな印象を添えている。(イアン・リンチの)ボーカルは渋さと温かさがあり、ホームタウンへのノスタルジアを醸し出す。

 

「The Rocky to Road to Dublin」はイギリスの会場では演奏されたなかったらしく、アイルランドのルーツが最も色濃いナンバーだ。ボーカルの同音反復の多いフレーズと対比的に導入される弦楽器のドローンと組み合わされ、重厚な音響性が作り出される。男女混合のダブルボーカルは一貫して抑制が効いているが、同じ楽節や音階を積み重ねることによって、内側から放たれる熱狂的なエナジーを作り出す。ボーカルの合間に入る観客の歓声も、その場のボルテージを引き上げる。Lankumは、この曲で、音楽研究家がこれまであまり注目してこなかったフォークの「ドローン(通奏低音)」という要素をライブパフォーマンスという形で引き出そうとしている。そしてスタジオ・アルバムより、このグループの音楽の迫力がリアルに伝わってくるのが驚き。

 

Lankumは、一般的にはフォークバンドとして紹介されることが多いが、「The Pride Of Petravore」を聴くと、モダンな実験音楽を得意とするグループであることが分かる。特に、この曲ではダークなドローンを最新のエレクトロニクスで作り出し、ボウド・ギターを使用して前衛主義としての一面を見せる。


この曲は、間違いなく重要なハイライトとなり、また、Lankumは硬化しかけたイギリス圏の実験音楽シーンに容赦ない一石を投じている。 前衛的なエレクトロニクスとアイリッシュ・フルートの演奏の融合に続く、古典的なフォークミュージックへの移行は、バンドの可能性を拡大させると共に、表現形式をコンテンポラリー・クラシックへと敷衍させていることを示唆している。

 

アルバムは中盤のスリリングな展開を経て、その後、クールダウンともいうべき静謐なフォーク・ミュージックが続いている。「On A Monday Morning」はアコースティックギターの緩やかな弾き語りで、このライブアルバムの中では最も繊細かつ悲哀に充ちたフォークナンバーである。

 

あいにくのところ、アイルランドの歴史に関する知識を持ち合わせていないが、この曲は、同地の長きにわたる侵略の歴史、もしくはその悲しみへの悼みとも言うべきなのだろうか。しかし、その出発点となる悲しみとしてのフォークは、その後、明るく開けたような、やや爽快な音楽の印象に変わる。これは、背後に過ぎ去った過去を治癒するような神秘的な力が込められている。


「Go Dig My Grave」は『False Lankum』の収録曲で、バンジョーのような楽器の音響性を活かし、忘れられた時代、ないしは航海時代の中世ヨーロッパへのロマンチズムを示している。中世ヨーロッパの葬礼のための儀式音楽の再構成であるが、ライブになると、「土の音楽」ではなく、その先にある「海の音楽」に変わる。一貫して、弦のドローンの迫力ある音楽形式により構成されているが、このことはおそらく、中世のアイルランドの音楽が、海上交易を通じて、アルフォンソ国王が治世するスペイン王朝はもとより、イスラムやアラブ圏の文化と一連なりであったことを象徴づけている。


スコットランドとアイルランドの文化の中庸としてのフォークミュージック、つまりセルティックの影響下にある「Hunting The Wren」も、ライブ・アルバムの重要なポイントを形成しているようだ。蛇腹楽器のアコーディオンの演奏を取り入れつつ、パブカルチャーを反映させたように感じられる。


ただ、ランカムの全般的な音楽はやはり単なる消費文化とは一線を画していて、中世から何世紀にもわたって継承される国民性や、その土地の持つ独特なスペシャリティがしたたかに反映されている。また、そこには、南欧のスペイン圏のジプシー音楽の持つ流浪(永住する土地を持たない民族)の息吹が内含されているようにも感じられる。


そして何らかの歴史が反映されているがゆえなのか、音楽そのものが概して安価にならず、淡い深みと哀愁を漂わせている。続く「Fugue」は、「The Pride Of Petravore」と同様、ドローン音楽としても圧巻。ダブリンのフォークバンドの意外な一面を楽しめる。更にクローズ「Beer Cleek」では、舞踏音楽(ダンスミュージック)としてのアイルランドフォークの醍醐味を堪能出来る。

 


88/100

 

 

Best Track - 「The Pride Of Petravore」

Interview - Itasca

Itasca

 She said a fight between two people felt like an  ''imitation of war" ... (彼女は、二人の喧嘩は「戦争の真似事」のようだと言ったんです)     - Itasca


 This article is available in Japanese and English. Please read both episodes below.(このインタビュー記事は日本語と英語で掲載しております。双方のエピソードは下記よりお読み下さい。)
 
 
 
Itasca(イタスカ)は、ロサンゼルスを拠点に活動するギタリスト/シンガー/ソングライターのKayla Cohen(ケイラ・コーエン)の音楽的なアイデンティティであるという。人間がたえず同じ存在でないのと同様に、音楽も時間とともに変化ざるをえない。それでも、その中に普遍的な何かが存在する。
 
 
19世紀の擬似オジブエ語地名であり、ラテン語の「真実」(veritas)と「頭」(caput)の合成語である”イタスカ”という名前自体が曖昧なように、コーエンの音楽プロジェクトも変幻自在で多義的である。


ニューヨーク州ハドソン川近くで育ったコーエンは、2011年にブルックリンからLAに移住した。13歳でギターの演奏を始めた。ケイラ・コーエンのソングライティングのイディオムは、長年続けてきたノイズとドローンの練習から徐々に育まれてきた。
 
 
『Paradise of Bachelors- パラダイス・オブ・バチェラーズ』からの3枚を含む、数枚のリリースのプロセスで洗練されたイタスカとしての詩的で時空を超えたレコーディングは、本義から離れた土地性に加え、バロック的なアシッド・フォークを取り入れたソングクラフト、そして、脱構築的でテクスチュアルなソニックに対するヤヌスのような鋭いまなざしの双方を捉えている。
 
 
当初、ケイラ・コーエンは、アコースティックギターを中心とするフォーク・ミュージックを制作していたが、 2024年始めにリリースされた最新アルバム『Imitaion Of War』では、全体的な音楽性に若干の変化を捉えられる。エレクトリック・ギターの演奏を取り入れ、巧みなバンドアンサンブルを基底にし、フォーク・ロック寄りのアプローチへと音楽性も変化している。その中で、Itascaの新しいハイライト曲「Imitaion of War」も生み出されることになった。

 
今回、東京 7th Floor、京都 UrBANGUILDでの二日間に及ぶ来日公演を目前に控え、Itascaことケイラ・コーエンさんに、最新アルバムや音楽性について説明していただきました。その過程で、表向きのプレスリリースとは異なる「Relationship(信頼関係)」という考えが浮かび上がって来ました。
 
 
 
 
ーーまず始めに、今年2月に発売された『Imitation Of War(イミテーション・オブ・ウォー)」というアルバム・タイトルの由来について教えてください。


Itasca(Kalya Cohen):   友人と人間関係について話していたとき、友人関係も恋愛関係もそうなのだけど、私たちの関わり方、私たちが繰り返すパターン、私たちが変わろうとする方法……、それでも、その変化がいかに遅いかについて話していたことがありました。彼女は、”二人の喧嘩は「戦争の真似事」のようだ”と言ったんです。
 
 
このフレーズが私にとってかなり深い意味を持つのは、”人間の相互作用に対する距離を置いた視点”だからであり、このフレーズについて考えることは、私自身の厄介なパターンを見るのに役立つだけでなく、私たち全員がお互いに行っているダンスとそのユニークさにも感謝することに繋がりました。
 
 
 
ーー制作全般とそのプロセスについて、心がけたことや工夫したことを教えていただけますか。


Itasca:  ギターがとても生き生きとしていて、部屋の中に存在し、柔らかく、織り成しているように感じさせたかった。
 
ロビー・コーディには、レコーディング中のマイクテクニックや部屋の音についてのアイデアを通して、それを実現する手助けをしてもらいました。ヴォーカルも、リスナーが部屋にいるような臨場感を出したかった。全体的に、暖かく包み込むようなハートウォーミングなサウンドにしたいと思ってました。 
 
 

ーーアルバム制作中の印象的な出来事があれば教えて下さい。

 
Itasca:  2020年の秋、セコイア国立森林公園の一軒家で、数人の友人と隔離されながら、作曲とレコーディングをしました。そこで「Tears on Sky Mountain」、「Dancing Woman」、「Under Gates of Cobalt Blue」を始めとするアルバムの曲を何曲か書き上げました。
 
 
国立森林公園に滞在していた間、15マイルほど離れたところで山火事が起きていて、私たちは常に火災の周辺地図を見ながら、はるかむこうに煙が上がっているのを見ていました。煙と炎に包まれた空間で生活するのは非現実的な体験で、空は昼でも不吉な霞がかった濃い灰色だった。


その感覚はアルバムにもはっきりと表れていると思います。暗闇の感覚と同時に、夜が魔法や記憶を呼び起こすこともある。
 
 
 
ーーレコーディングにおけるバックバンドの貢献について教えてください。
 

バンドはとても多くのことに貢献してくれています。全員がそれぞれのパートを書き、それぞれの曲の誕生に貢献してくれています。
 
 
例えば、「Imitaion of War」でのエヴァン・バッカーの中世的なトーンのベースラインはもちろん、同曲でのエヴァン・バローズの複雑なドラム・フィル、あるいは、「Tears on Sky Mountain」でのダニエル・スワイアーのまばらで繊細なドラム・パートなど、それぞれのパートに力強い個性が感じられます。このアルバムが成功したのは、彼らの力添えがあったからなのです。
 


ーーギタリストとして、あなたが音作りで大切にしていることは何ですか?
 

Itasca: ギターというのは感情を表す楽器で、繊細な可能性を秘めています。私のギタリストとしての主な仕事は、地下から水のような音を湧き上がらせることができるように、情緒的で深みのある場所に素早く落とし込み、演奏中はその場に留まり、意識的な世界とエネルギー、感情、記憶といった微妙な世界をつなぐ”ダウジング・ロッド”のような役割を果たすことです。
 
 
実は、これは演奏するときの私の永遠の目標です。技術的な練習は、このプロセスをより簡単で流動的にするための方法でもある。



ーーフォーク・ミュージックを演奏する際に最も重要なことは何でしょうか?
 

Itasca:  例えば、アルバムというのは、私の人生の一部分を切り取った"スナップショット"なのです。演奏するとき、私は、過ぎ去った期間、レコードを書き、レコーディングした期間、そしてその期間に起こったすべての感情や出来事にたゆまぬ敬意を表そうとしています。
 
さらに演奏を重ねることで、過去の記憶を今この瞬間に蘇らせ、物質化することが私の目標となっています。そうすることで、私は過去の自分とのパイプ役のような気分でパフォーマンスをしている。


ーー来月の公演のセットリストはもう決まっていますか?

 
Itasca:  ええ。ニューアルバムからの曲、新しい未発表曲、古い曲、そしてサプライズでカバー曲をミックスして演奏する予定です。
 
『イミテーション・オブ・ウォー』のフィーリングを深く追求し、あの山火事の中でレコーディングした時のフィーリングや、夜のトーンに到達しようとするセットが中心になると思いますね。


ーーずばり、来日時に楽しみにしていることは?


Itasca:いろいろあります! 私はアマチュアの陶芸家であり、木工家であり、日本の陶器、建築などを勉強してきました。見るもの、吸収するものがたくさんあると思います。日本を訪れるのは初めてなので……。
 
 
また、私は温泉と日本の入浴文化のファンです。たくさんの新しい人たちに会うのを楽しみにしています!!
 
 
 
 
「Imitation of War」- Music Video



 
Itascaの新作アルバム『Imitation Of War』に関する詳細はこちらから。



Episode in English:
 

 Itasca is the musical identity of Los Angeles-based guitarist/singer/songwriter Kayla Cohen. Just as people are not always the same, music must change over time. Still, it is surprising that something universal exists within it.
 
 
 Just as the name "Itasca," a 19th-century pseudo-Ojibwe place name and a compound of the Latin words "truth" (veritas) and "head" (caput), is itself ambiguous, so is Cohen's musical project.


 Cohen, who grew up near the Hudson River in New York State and moved to LA from Brooklyn in 2011, began playing guitar at age 13. Her songwriting idiom gradually emerged from years of noise and drone practice.
 
 
 Her poetic and timeless recordings as Itasca, refined over the course of several releases, including three from Paradise of Bachelors, are a reflection of this misaligned geography, baroque, acid-folk-infused songcraft, and de-escapism. Janus-like gaze on both the constructed and textural sonic is captured.
 
 
 Initially, Kayla Cohen produced acoustic guitar-driven folk music, but her latest album, Imitation Of War, released in early 2024, captures a slight shift in her overall musical style. The music has shifted to a more folk-rock approach, incorporating electric guitar playing and a clever band ensemble as its foundation. Itasca's new highlight, "Imitation of War," was also created in the process.

 
 In anticipation of their upcoming two-day tour of Japan, which will take place at the 7th Floor in Tokyo and UrBANGUILD in Kyoto, I had the pleasure of speaking with Kayla Cohen, aka Itasca, to learn more about their latest album and their musicality. In the process, the idea of "Relationship" emerged, which is different from the ostensible press release.

 
 
--Can you tell us about the origin of the album title "Imitation of War”?

 
Itasca: I was talking to a friend about relationships - both friendships and romantic relationships - and we were talking about the ways we interact, the patterns we repeat, the ways we try to change, but how slow the change can be. 
 
She said a fight between two people felt like an "imitation of war" ... and the phrase stuck with me and became more nuanced. 
 
It's deep to me because it's a distanced perspective on human interaction, and musing on the phrase can help me see my own troublesome patterns, but also appreciate the dance that we all do with each other and its uniqueness.
 
 
 
--Please tell us about what you tried to keep in mind and what you tried to do about the production in general and the process in particular.
 

Itasca: I wanted the guitars to feel very alive, present in the room, soft, weaving. Robbie Cody helped me achieve this through his mic-ing techniques and ideas about the room sound while we were recording. 
I also wanted the vocals to feel very present, like the listener is in the room. Overall I wanted the sound to be warm and enveloping.  


--Please tell us about any memorable events during the making of the album.

 
Itasca: In the fall of 2020 I spent some time in a house in the Sequoia National Forest writing and recording music, quarantining with a few friends.
 
 I wrote some songs from the album there: "Tears on Sky Mountain," "Dancing Woman," and "Under Gates of Cobalt Blue". 
 
There was a wildfire burning about 15 miles away while we were there, and we were constantly looking at the fire perimeter map and seeing smoke outside. It was a surreal experience living in this space of smoke and fire, the sky was an ominous hazy dark grey even at noon. 
 
I think the feeling comes through in the album, a sense of darkness, but also the way night can evoke magic and memory. 



--Can you tell us about the contributions of your backing band to the recording?


The band contributes so much, they all wrote their individual parts and helped bring each song into being. 
 
I hear a lot of personality in each part, Evan Backer's medieval toned bassline on "Imitation of War", Evan Burrows' complex drum fills on the same song, Daniel Swire's sparse and sensitive drum part on "Tears on Sky Mountain". The album is successful to me because of their additions.



--As a guitarist, what are some of your specialties in sound creation?


The guitar is such a feeling-toned instrument and it has so much subtle potential. 
 
My job as a guitar player is to quickly drop into the place of emotionality, of depth, where I can bring watery sounds up from underground, and to stay in that place for the duration of the performance, acting as a dowsing rod that connects the conscious world and the subtle world of energy, feeling, and memory. 
 
This is my eternal goal when playing, and technical practicing serves as a way to make this process easier and more fluid.



--What is most important to you when performing folk music?


An album is a "snapshot" of a span of time, a section of my life. When performing, I'm trying to honor this time period that has passed, the period of writing and recording the record; and all of the emotions and events that happened during that span.
 
In performing, my goal is to bring this memory into the present moment, to resurrect it and bring it into materiality. In that way I feel like a conduit for my past self when I perform, and I must ignore my own judgments about my past self in order to honor the album as a piece of art in itself.



--Have you already decided on the setlist for the Tokyo/Kyoto show next month?


Itasca: Yes, we will be playing a mix of songs from the new album, a few newer unreleased songs, a few older ones, and a cover as a surprise. 
 
The set will mostly be focused on going deep into the feeling of Imitation of War, trying to reach the feeling of recording in that wildfire, and the tone of nighttime. 



--What are you looking forward to when you come to Japan?


Itasca: So many things! I am an amateur potter and woodworker, and I have studied Japanese pottery, building, and architecture. 
 
I know there will be so much for me to see and take in. This will be my first time visiting Japan. I'm a fan of the onsen and of japanese bathing culture. Also I'm looking forward to meeting many new people!



* For more information about the new album "Imitation Of War", click here.




 

 Itasca, the project of American female folk singer Kayla Cohen, who just released her ninth and latest album "Imitation of War" this year, will make its long-awaited first visit to Japan. Itasca will perform two shows in Tokyo and Kyoto with singer-songwriter ''Uki'' as tour support. Details are as follows.

 

 今年、9枚目となる最新アルバム『Imitation of War』を発表したばかりの米国のフォークシンガー、Kayla Cohenによるプロジェクト、Itascaが待望の初来日公演を行います。ツアーサポートにシンガーソングライターの''浮''を迎え、東京・京都で2公演を行います。詳細は下記の通りです。

 



INDIE ASIA presents   ''Itasca Japan Tour 2024''



7/9日(火)

 開場19:00/開演19:30

東京・渋谷7th FLOOR

 

7/10(水) 

開場19:00/開演19:30

京都・京都UrBANGUILD


全席自由 ¥4,800(税込)+1ドリンク代別途

 

 


July 9 (Tuesday)

 Doors open 19:00 / Concert begins 19:30

Shibuya 7th FLOOR, Tokyo
 

July 10(Wed)

Doors open 19:00 / Concert begins 19:30

Kyoto, Kyoto UrBANGUILD


All seats unreserved 4,800 Yen (tax included) + 1 drink not included

 

©︎Space Shower Music

柴田聡子、初のライブ特番!即完したライブツアー追加公演の模様をスペシャにて独占オンエアされる。SPACE SHOWER TVで6月25日(火)の午後10時から一時間放映予定。ぜひ見逃さないようにしてもらいたい。


また、本日、新作アルバムの収録曲「素直」「Side Step」の2曲のミュージックビデオが午後6時に公開される。こちらの視聴は下記より。


最新アルバム「Your Favorite Things」を2月にリリースした柴田聡子。約3年ぶりとなるバンドセットでのライブツアー「Tour 2024 "Your Favorite Things"」の追加公演として、5月31日に東京・Spotify O-EASTで行われたライブの模様をスペースシャワーTVにて独占オンエアされる。

 

自身最大規模のライブハウスで行われた公演にもかかわらず、チケットは即完売。アルバムを共同プロデュースした岡田拓郎(G)に加え、まきやまはる菜(B)、浜公氣(Dr)、谷口雄(Key)、Dub Master X(FOH)からなるバンド編成で行われた。

 

柴田聡子は、ハンドマイクで軽やかに歌う姿、一人きりでの弾き語り、さらにアグレッシブなステップも披露し、様々なバリエーションでのパフォーマンスで大きな盛り上がりをみせたこの日のライブパフォーマンス。今最も勢いを見せつける彼女の初めてライブ特番をどうぞお楽しみに!

 

 

「Side Step」MV:  

 


 

 

「素直」 MV:

 

 

 




・スペースシャワーTV 「柴田聡子ツアー2024「あなたの好きなもの」追加公演 2024.05.31

 

放送日|2024.06.25(火)22:00~23:00

 

番組HP: https://tv.spaceshower.jp/p/00088344 


柴田聡子ツアー2024 "Your Favorite Things "追加公演 2024.05.31

 

Teaser「予告編」: 




・柴田聡子「Your Favorite Things」

 

CD/デジタル|DDCB-12121|2024.02.28発売|¥3,000+税|発売元:AWDR/LR2

 

配信リンク:   https://ssm.lnk.to/YFT 



・柴田聡子「ユア・フェイヴァリット・シングス」[LP]

LP|DDJB-91243|2024.05.25 リリース|¥4,000+税|発売元:AWDR/LR2


・柴田聡子「Reebok / リーボック(tofubeats remix) [7INCH]

7INCH|DDKB-91026|2024.08.21 Release|2,000円+税|AWDR/LR2よりリリース

 

Suki Waterhouse


ロンドン出身のSuki Waterhouse(スキ・ウォーターハウス)はSUB POP期待のシンガー。2024年、コーチェラ・フェスティバルに出演し、世界的な存在感を示しつつあるシンガーソングライターである。歌手としての活動のほか、女優、ファッションモデルとしての表情を持つ。

 

コーチェラの出演に合わせて発表された直近のシングルのリリースに続いて、ニューアルバム『Memoir of a Sparklemuffin』のリリースが決定した。9月13日にSub Popから発売される。18曲入りの2枚組のアルバムで、シングル「Supersad」がリードシングルとして公開された。 


「Supersad」はブラッド・クックとアルバムのエグゼクティブ・プロデューサーのイーライ・ハーシュがプロデュースし、チェルシー・バラン、ジョン・マーク・ネルソン、リリアン・カプートが参加。

 

「"クルーレス "のショッピングモールで流れていたり、"リーガリー・ブロンド "のオープニングで流れていたりするような90年代の曲を書こうと思ったの」と彼女はプレスリリースで語っている。


このレコードのコンセプトについて、スキ・ウォーターハウスは次のように付け加えた。「私はスパークルマフィンに出会った。これは、私たちみんなが踊っている人生のダンスのメタファーなんです。このタイトルは、私にとっては滑稽で、ばかばかしく、素晴らしいものでした」

 

 

「Supersad」

 

 

・Suki Waterhouse 『Memoir of a Sparklemuffin』 

『Memoir of a Sparklemuffin』

Label: Sub Pop

Release: 2024年9月13日

 

Tracklist:


1. Gateway Drug

2. Supersad

3. Blackout Drunk

4. Faded

5. Nonchalant

6. My Fun

7. Model, Actress, Whatever

8. To Get You

9. Lullaby

10. Big Love

11. Lawsuit

12. OMG

13. Think Twice

14. Could’ve Been A Star

15. Legendary

16. Everybody Breaks Up Anyway

17. Helpless

18. To Love

 

Coldplay

UKのロックバンド、コールドプレイがニューシングル「feelslikeimfallinginlove」をリリースした。クリス・マーティンとの共同制作による、ワイドスクリーンですべてを包み込むようなアンセミック・ポップ。10枚目のアルバム『Moon Music』の最初の先行シングルである。


日本の音楽市場でも「Viva La Vida」が大ヒットを記録、一世を風靡したコールドプレイの待望の新作アルバム「ムーン・ミュージック」はパーロフォン/アトランティックから10月4日に発売予定。『Music From the Spheres』シリーズの第2弾となり、2021年の『From Earth With Love』(シリーズ第1弾)と同様、マックス・マーティンがプロデュースを手がけた。


コールドプレイは直近のツアーや新作のプレス生産の工程でCO2削減への取り組みを率先して行っている。ムーン・ミュージックからフィジカル・リリースを行うにあたり、バンドは可能な限りカーボンフットプリントを小さくしようとしている。その概要は以下の通りとなっている。


このアルバムは、140gのEcoRecord rPET LPとしてリリースされる世界初のアルバムとなります。これにより、25トン以上のバージン・プラスチックの製造を防ぐことができ、従来の140gレコードと比較して、製造工程でのCO2排出量/kgを85%削減することができる。


さらにバンドは、長年のパートナーであるThe Ocean Cleanupとのコラボレーションにより、追加フォーマットである”Notebook Edition EcoRecord rPET LP”を制作した。


このエディションのrPETは、グアテマラのリオ・ラス・バカスからオーシャン・クリーンアップによって回収され、ホンジュラス湾や大西洋への流出を防いだ70%の河川プラスチックで構成されている。Moon MusicのCD版は、世界で初めてEcoCDでリリースされる。


EcoCDは、消費者廃棄物から回収された90%の再生ポリカーボネートから作られる。これにより、少なくとも1kgあたり78%のCO2排出量削減を実現し、5トン以上のバージン・プラスチックの製造を避けることができる。

 

*全曲リストは現時点では公開されておりません。下記より先行シングルを試聴可能です。

 

 

「feelslikeimfallinginlove」

 

©ADOR


NewJeansがファレル・ウィリアムス(ザ・ネプチューンズ、N.E.R.Dのメンバーとしても知られる)とタッグを組んだニューシングル「Supernatural」は5人組にとって記念すべき日本デビューを意味する。すでに日本国内では耳の早いリスナーで知らない人はいないほど知名度を誇る。

 

このシングルは「ダブル・アルバム・シングル」の一部として公開された。今週初めに現代芸術家として名高い村上隆が手掛けたミュージックビデオとともにリリースされた「Right Now」と、両曲のインストゥルメンタル・バージョンが収録されている。以下からチェックしてみよう。


プレスリリースの中で、NewJeansは「日本デビューを果たすことができて本当に興奮しているし、嬉しい」、そして「新しい章を迎えたような気分です」と語っている。


先月、NewJeansはB面「Bubble Gum」をフィーチャーしたシングル「How Sweet」をリリースした。

 


「Supernatural」

 

Bill Callahan
©︎Ryan Davis

アメリカの良質なシンガーソングライター、Bill Callahan(ビル・キャラハン)は、ライヴアルバム『Resuscitate!』のリリースを発表した。7月26日にDrag Cityから発売される。


このアルバムには、2022年3月22日にシカゴのタリア・ホールで行われたビル・キャラハンのパフォーマンスが収められている。


ギターのマット・キンゼイ、アルト・サックスのダスティン・ローレンツィ、ドラムのジム・ホワイトのほか、特別ゲストとしてピアノのナサニエル・バリンジャー、ヴォーカルのパスカル・ケロンア、アルト・サックスのニック・マザレラ、ゲンブリのジョシュア・エイブラムス、ハルモニウムのリサ・アルバラードが参加している。


ビル・キャラハンは2022年10月に最新アルバム『YTI⅃AƎЯ』をリリースした。プレスリリースで彼は次作について説明している。


「『YTIȚAȚЯ』のツアーから生まれたライブ・アルバムなんだ。曲はレコーディング後に変異する傾向がある。この曲はいつもより早く変異していた。研究所でブルース・バナーに起こったことのように、私はこれらの曲がスーパーパワーを手に入れようとしていることを知っていた」


「私としては、この変化を記録する必要があった。何かを文書化することの一番の利点は、作り手が次に進みたいと思ったとき、それに許可を与えることなんだ。私は通常、前に進むことを好ましくおもっています」


「これらの曲は、アメリカの中心地シカゴでレコーディングされた。そして、この国で最高のクラブのひとつで-私は、Live Nation/Ticketmasterと絡んでいない会場とだけ仕事をするようにしている。タリア・ホール、ベイビー。自由であって欲しい!!」




 Bill Callahan『Resuscitate!』


Label: Drag City

Release: 2024年7月26日

 

 
Tracklist:


1.First Bird
2.Coyotes
3.Keep Some Steady Friends Around
4.Partition
5.Drover
6.Pigeons
7.Everyway
8.Naked Souls
9.Natural Information
10.Planets

Black Decelerant


Contuour(コンツアー)ことKarlu Lucas(カリ・ルーカス)とOmari Jazz(オマリ・ジャズ)のデュオ、Black Decelerant(ブラック・ディセラント)は、コンテンポラリーな音色とテクスチャーを通してスピリチュアルなジャズの伝統を探求し、黒人の存在と非存在、生と喪、拡大と限界、個人と集団といったテーマについての音の瞑想を育んでいる。セルフ・タイトルのデビュー・アルバム、そしてこのコラボレーションの核となる意図は、リスナーが静寂と慰めを見出すための空間を刺激すると同時に、"その瞬間 "を超える動きの基礎を提供することである。


『Black Decelerant』は、プロセスと直感に導かれたアルバムだ。2016年に出会って以来、ルーカスとジャズは、形のない音楽を政治的かつ詩的な方法で活用できるコラボレーション・アルバムを夢見ていた。彼らは最終的に、6ヶ月間に及ぶ遠隔セッション(それぞれサウスカロライナとオレゴンに在住)を経て、2020年にプロジェクトを立ち上げ、即興インストゥルメンタルとサンプル・ベースのプロダクションを通して、彼らの内と外の世界を反映したコミュニケーションを図った。


ルーカスは言う。「それは、私たちがその時期に感じていた実存的なストレスに対する救済策のようなものでした。特にアメリカでは、封鎖の真っ只中にいると同時に、迫り来るファシズムと反黒人主義について考えていました。レコードの制作はとても瞑想的で、私たちをグラウンディングさせる次元を提供してくれるように感じていました」


リアルタイムで互いに聴き合い、反応し合うセッションは、黒人の人間性、原初性、存在論、暴力や搾取から身を守るための累積的な技術としてのスローネスをめぐるアイデアを注ぎ込む器となった。このアルバムに収録された10曲の楽曲は、信号、天候、精神が織りなす広大で共鳴的な風景を構成しており、記憶の中に宙吊りにされ、時間の中で蒸留されている。


ブラック・ディセラント・マシンは、アーカイブの遺物や音響インパルスを、不調和なくして調和は存在しない、融合した音色のコラージュへと再調整する。レコードの広大な空間では、穏やかなメロディーの呪文の傍らで、変調された音のカデンツの嵐が上昇する。ピアノの鍵盤とベース・ラインは、トラック「2」と「8」で、ジャワッド・テイラーのトランペットの即興演奏を伴って、リリース全体を通して自由落下する。


このデュオは、アリア・ディーンの『Notes on Blacceleration』という論文を読んで、その名前にたどり着いた。


この論文は、資本主義の基本的な考え方として、黒人が存在するかしないかという文脈の中で加速主義を探求している。「Black Decelerant」は、このレコードが意図する効果と相まって、自分たちと、自分たちにインスピレーションを与えてくれるアーティストや思想家たちとの間に共有される政治性をほのめかしながら、音楽がスローダウンへの招待であることに言及している。


「その一部は、自然な状態以上のことをするよう求め、過労や疲労に積極的に向かわせる空間や、これらすべての後期資本主義的な考え方に挑戦することなんだ」とジャズは言う。「黒人の休息がないことは、様々な方法で挑戦されなければならないことなのです」


ルーカスとジャズが説明するように、このレコードは、資本主義や白人至上主義に付随する休息やケアについて、商品化されたり美徳とされたりするものからしばし離れ、心身の栄養となることを行おうとする自然な気持ちに寄り添うという、生き方への入り口であり鏡ともなりえるかもしれない。


『BlackDecelerant』は、音楽と哲学の祖先が築き上げた伝統の中で、強壮剤と日記の両方の役割を果たす。


『Black Decelerant』は2024年6月21日、レコード盤とデジタル盤でリリースされる。アルバムは、NYのレーベル''RVNG Intl.''が企画したコンテンポラリー・コラボレーションの新シリーズ『Reflections』の第2弾となる。

 

 

『Reflection Vol.2』 RVNG Intl.


先週は、ローテクなアンビエントをご紹介しましたが、今週はハイテクなアンビエント。もっと言えば、ブラック・ディセラントは、このコンテンポラリー・コラボレーションで、アンビエント・ジャズの前衛主義を追求している。


ルーカスとジャズは、モジュラーシンセ、そしてギター、ベースのリサンプリング、さらには、バイオリンなどの弦楽器をミュージック・コンクレートとして解釈することで、エレクトロニック・ジャズの未知の可能性をこのアルバムで体現させている。


ジャズやクラシック、あるいは賛美歌をアンビエントとして再構築するという手法は、昨年のローレル・ヘイローの『Atlas』にも見出された手法である。さらには、先々週にカナダのアンビエント・プロデューサー、Loscil(ロスシル)ご本人からコメントを頂いた際、アコースティックの楽器を録音した上で、それをリサンプリングするというエレクトロニックのコンポジションが存在するということを教示していただいた。つまり、最初の録音で終わらせず、2番目の録音、3つ目の録音というように、複数のミックスやマスターの音質の加工を介し、最近のアンビエント/エレクトロニックは制作されているという。ご多分に漏れず、ブラック・ディセラントも再構築やコラージュ、古典的に言えば、ミュージック・コンクレートを主体にした音楽性が際立つ。


ニューヨークのレーベル”RVNG”らしい実験的で先鋭的な作風。その基底にはプレスリリースでも述べられているように、「黒人としてのアイデンティティを追求する」という意義も含まれているという。黒人の人間性、原初性、存在論、暴力や搾取から身を守るための累積的な技術、これはデュオにとって「黒人としての休息」のような考えに直結していることは明らかである。今や、ロンドンのActressことダニエル・カニンガム、Loraine Jamesの例を見ても分かる通り、ブラックテクノが制作されるごとに、エレクトロニックは白人だけの音楽ではなくなっている。

 

このアルバムは複雑なエフェクトを何重にもめぐらし、メタ構造を作り出し、まるで表層の部分の内側に音楽が出現し、それを察知すると、その内側に異なる音楽があることが認識されるという、きわめて難解な電子音楽である。

 

それは音楽がひとつのリアルな体験であるとともに、「意識下の認識の証明」であることを示唆する。アルバムのタイトルは意味があってないようなもの。「曲のトラックリストの順番とは別の数字を付与する」という徹底ぶりで、考え次第では、始めから聞いてもよく、最後から逆に聞いてもよく、もちろん、曲をランダムにピックアップしても、それぞれに聞こえてくる音楽のイメージやインプレッションは異なるはず。つまり、ランダムに音楽を聴くことが要請されるようなアルバムである。ここにはブラック・ディセラントの創意工夫が凝らされており、アルバムが、その時々の聞き方で、全く別のリスニングが可能になることを示唆している。

 

そして、ブラック・ディセラントは単なるシンセのドローンだけではなく、LAのLorel Halo(ローレル・ヘイロー)のように、ミュージックコンクレートの観点からアンビエントを構築している。その中には、彼ら二人が相対する白人至上主義の世界に対する緊張感がドローンという形で昇華されている。これは例えば、Bartees Strangeがロックやソウルという形で「Murder of George Floyd」について取り上げたように、ルーカスとジャズによる白人主義による暴力への脅威、それらの恐れをダークな印象を持つ実験音楽/前衛音楽として構築したということを意味する。そしてそれは、AIやテクノロジーが進化した2024年においても、彼らが黒人として日々を生きる際に、何らかの脅威や恐れを日常生活の中で痛感していることを暗示しているのである。

 

アルバムの序盤の収録曲はアンビエント/テクノで構成されている。表向きに語られているジャズの文脈は前半部にはほとんど出現しない。「#1 three」は、ミックス/マスターでの複雑なサウンドエフェクトを施した前衛主義に縁取られている。それはときにカミソリのような鋭さを持ち、同じくニューヨークのプロデューサー、アントン・イリサリが探求していたような悪夢的な世界観を作り出す。その中に点描画のように、FM音源で制作されたと思われる音の断片や、シーケンス、同じく同地のEli Keszler(イーライ・ケスラー)のように打楽器のリサンプリングが挿入される。彼らは、巨大な壁画を前にし、アクション・ペインティングさながらに変幻自在にシンセを全体的な音の構図の中に散りばめる。すると、イントロでは単一主義のように思われていた音楽は、曲の移行と併行して多彩主義ともいうべき驚くべき変遷を辿っていくことになる。

 

ブラック・ディセラントのシンセの音作りには目を瞠るものがある。モジュラーシンセのLFOの波形を組み合わせたり、リングモジュラーをモーフィングのように操作することにより、フレッシュな音色を作り出す。

 

例えば、「#2 one」はテクノ側から解釈したアンビエントで、テープディレイのようなサウンド加工を施すことで、時間の流れに合わせてトーンを変化させていくことで、流動的なアンビエントを制作している。

 

これはまたブライアン・イーノとハロルド・バッドの『Ambient Music』の次世代の音楽ともいえる。それらの抽象的な音像の中に組みいれられるエレクトロニックピアノが、水の中を泳ぐような不可思議な音楽世界を構築する。これはまたルーカスとジャズによるウィリアム・バシンスキーの実質的なデビュー作「Water Music」に対するささやかなオマージュが示されているとも解釈できる。そして表面的なアンビエントの出力中にベースの対旋律を設けることで、ジャズの要素を付加する。これはまさしく、昨年のローレル・ヘイローの画期的な録音技術をヒントにし、よりコンパクトな構成を持つテクノ/アンビエントが作り出されたことを示唆している。

 

アルバムの音楽は全体的にあまり大きくは変わらないように思えるが、何らかの科学現象がそうであるように、聴覚では捉えづらい速度で何かがゆっくりと変化している。「#3 six」は、前の曲と同じような手法が選ばれ、モジュラーシンセ/リングモジューラをモーフィングすることによって、徐々に音楽に変容を及ぼしている。この音楽は、2000年代のドイツのグリッチや、以降の世代のCaribouのテクノとしてのグリッチの技法を受け継ぎ、それらをコンパクトな電子音楽として昇華させている。いわば2000年代以降のエレクトロニックの網羅ともいうべき曲。そして、イントロから中盤にかけては、アブストラクトな印象を持つアンビエントに、FM音源のレトロな質感を持つリードシンセのフレーズを点描画のように散りばめ、Caribou(ダン・スナイス)のデビューアルバム『Starting Breaking My Heart」の抽象的で不確かな世界へといざなうのだ。

 

一箇所、ラップのインタリュードが設けられている。「#4 Seven 1/2」は、昨年のNinja TuneのJayda Gがもたらした物語性のあるスポークンワードの手法を踏襲し、それらを古典的なヒップホップのサンプリングとして再生させたり、逆再生を重ねることでサイケな質感を作り出す。これは「黒人が存在するかしないか」という文脈の中で加速する世界主義に対するアンチテーゼなのか、それとも?? それはアルバムを通じて、もしくは、戻ってこの曲を聴き直したとき、異質な印象をもたらす。白人主義の底流にある黒人の声が浮かび上がってくるような気がする。

 

 

アルバムの中盤から終盤にかけて、最初にECMのマンフレッド・アイヒャーがレコーディングエンジニアとしてもたらした「New Jazz(Electronic Jazz)」の範疇にある要素が強調される。これはノルウェー・ジャズのグループ、Jaga Jazzist、そのメンバーであるLars Horntvethがクラリネット奏者としてミレニアム以降に探求していたものでもある。少なくともブラック・ディセラントが、エレクトロニックジャズの文脈に新たに働きかけるのは、複雑なループやディレイを幾つも重ね、リサンプリングを複数回施し、「元の原型がなくなるまでエフェクトをかける」というJPEGMAFIAと同じスタイル。前衛主義の先にある「音楽のポストモダニズム」とも称すべき手法は、トム・スキナーも別プロジェクトで同じような類の試みを行っていて、これらの動向と連動している。少なくとも、こういった実験性に関しては、度重なる模倣を重ねた結果、本質が薄められた淡白なサウンドに何らかのイノヴェーションをもたらすケースがある。

 

「#5  two」では、トランペットのリサンプリングというエレクトリック・ジャズではお馴染みの手法が導入されている。更に続く「#6  five」は同じように、アコースティックギターのリサンプリングを基にしてアンビエントが構築される。これらの2曲は、アンビエントとジャズ、ポストロックという3つの領域の間を揺れ動き、アンビバレントな表現性を織り込んでいる。しかし、一貫して無機質なように思える音楽性の中に、アコースティックギターの再構成がエモーショナルなテイストを漂わせることがある。これらは、その端緒を掴むと、表向きには近寄りがたいようにも思えるデュオの音楽の底に温かさが内在していることに気付かされる。なおかつこの曲では、ベースの演奏が強調され、抽象的な音像の向こうにジャズのテイストがぼんやりと浮かび上がる。しかし、本式のジャズと比べ、断片的な要素を示すにとどめている。また、これらは、別の音楽の中にあるジャズという入れ子構造(メタ構造)のような趣旨もうかがえる。 

 

 

「five」

 

 

 

シンセの出力にとどまらず、録音、そしてミュージック・コンクレートとしてもかなりのハイレベル。ただ、どうやらこの段階でもブレック・ディセラントは手の内を明かしたわけではないらしい。解釈次第では、徐々に音楽の持つ意義がより濃密になっていくような印象もある。「#7 nine」では、Caribou(ダン・スナイス)の2000年代初頭のテクノに焦点を絞り、それらにゲームサウンドにあるようなFMシンセのレトロな音色を散りばめ、アルバムの当初の最新鋭のエレクトロとしての意義を覆す。曲の過程の中で、エレクトリックベースの演奏と同期させ、ミニマル・ミュージックに接近し、Pharoah Sanders(ファラオ・サンダース)とFloating Points(フローティング・ポインツ)の『Promises』とは別軸にあるミニマリズムの未知の可能性が示される。


一見、散らかっていたように思える雑多な音楽性。それらは「#8 eight」においてタイトルが示すようにピタリとハマり、Aphex Twinの90年代のテクノやそれ以降のエレクトロニカと称されるmumのような電子音楽と結びつけられる。そして、モダンジャズの範疇にあるピアノのフレーズが最後に登場し、トランペットのリサンプリングとエフェクトで複雑な音響効果が加えられる。これにより、本作の終盤になって、ドラマティックなイメージを見事な形で呼び覚ます。

 

「#9 four」は、一曲目と呼応する形のトラックで、ドローン風のアンビエントでアルバムは締めくくられる。確かなことは言えないものの、この曲はもしかすると、別の曲(一曲目)の逆再生が部分的に取り入れられている気がする。アウトロではトーンシフターを駆使し、音の揺らめきをサイケに変化させ、テープディレイ(アナログディレイ)を掛けながらフェードアウトしていく。 



85/100




「two」

 

 

 

Black Decelerant - 『Reflection Vol.2』はRVNG Intl.から本日発売。アルバムの海外盤の詳細はこちら


アパレル・ブランド、homesiccによるセルフタイトルイベントが渋谷WWW/WWWβの二会場にて7月8日に開催される。

 

昨日、先日発表済みのラインナップに加えて、釈迦坊主、JUBEE、Cwondo (No Buses)、sheidAの出演が決定し、フルラインナップが確定した。更に、会場にて、homesiccと(sic)boy、YAGI EXHIBITION、Luby Sparks、HIRUCHIとのコラボレーションTシャツが数量限定で販売される。


「不均衡な均衡」をテーマに掲げる”homesicc”は、sathiがディレクションする気鋭のアパレルブランド。同ブランドの創設5年の節目に開催するイベントのフルラインナップが発表された。


中国ワンマン三都市ツアーを行った釈迦坊主。CreativeDrugStore、Rave Racersに所属するAge Factoryとのミクスチャーロックバンド、AFJBのフロントもつとめるJUBEE。今年2月にO-EASTでのワンマンライブをソールドアウトさせた”No Buses”のヴォーカルのソロ・プロジェクトであるCwondo。現在「ラップスタア誕生」に出演中で話題沸騰のsheidAも出演予定だ。


更に当日のイベント会場内のブースでは、【homesicc】と(sic)boy、オカモト・レイジがキュレーションする”YAGI EXHIBITION”、Luby Sparks、様々なアーティストのグラフィックを手掛けるHIRUCHIとのコラボTシャツが数量限定で販売される。こちらも合わせてチェックしてみよう。イベント詳細は下記よりご覧下さい。

 

 

homesicc presents “homesicc”

 


Date : 2024.07.08 [mon]


Open/Start : 18:00/18:30


Venue : WWW/WWWβ(Shibuya, Tokyo) [ https://www-shibuya.jp ]


Act : (A to Z) Aisho Nakajima, bloodspot, Cwondo (No Buses), HIMAWARI, Joe Cupertino, JUBEE (CreativeDrugStore/Rave Racers/AFJB), Luby Sparks, N²(Kyundesu), OKAMOTOREIJI (OKAMOTO’S), 釈迦坊主, sheidA, (sic)boy, Yohji Igarashi
 

Adv. : 4,000 Yen +1D
Door : 4,500 Yen +1D


Ticket : LivePocket [ https://t.livepocket.jp/e/homesicc ]

 

 

Act:

 

 

Aisho Nakajima:


 

19歳からオーストラリアに移住し、オープンで多様なカルチャーの中で感性を育み、帰国後 2020年から東京で音楽活動をスタートさせた。圧倒的な歌唱力に加え、メイクやファッションにおいても類稀なる才能を持つ。

 

Vogue Japan、NYLON JAPAN、HIGHSNOBIETY JAPAN、 UNLIRICE Magazineなどでも取り上げられている。多くの著名人からの支持も厚く、コラボソングをリリースしている。シンガー /ソングライター/パフォーマー/ モデルとして、自身の世界観を表現していくクィア・アイコン。



bloodspot:


 

東京を拠点に活動するプロデューサー/DJ。ヒプノティックなアンビエントからIDM的なアプローチの作品等をを製作する。

 

フランスの<MIND>、ベルギーの<Slagwerk>等国内外のレーベルから作品をリリース。DJとしても都内のクラブを中心に精力的に活動している。

 



Cwondo (No Buses):

 



No BusesのGt.&Vo.としても活動中の近藤大彗によるソロ・プロジェクト=Cwondo。BIM,KMNZなどへのプロデュースやMaika Loubté, yonige,羊文学などへのリミックス、LISACHRIS,PAS TASTA, SATOH, uku kasai,bo enなどとの共作、大豆田とわ子と3人の元夫の劇中歌歌唱等、幅広く活動中。

 

 2021年3月には1stアルバム"Hernia"をリリース後、同年11月に2ndアルバム"Sayounara"をリリース。 "Hernia"収録曲"Kochi"がロンドンのレーベルPC MusicのPLAYLIST "Perfect Music Friday"に選曲されるなど話題を呼び、2022年7月には先行リリース曲"Sarasara" "Midori" "1500" を含んだ3rdアルバム"Coloriyo"をリリースした。 2023年4月には4thアルバム"Tae"をリリース。

 



HIMAWARI:

 



曇りがかかった空中を浮遊するようなミニマルなフィーリングとアブストラクトでポリリズミックなサウンドを織り交ぜるスタイルを持ち味に全国各地に多くのファンを持つカルチャーアイコンである。


原宿キャットストリートの老舗ショップとして知られるCannabisのディレクターとしても活躍しており、東京の音楽シーンとさまざまなカウンターカルチャーから常に支持の厚い女性アーティストである。

 



Joe Cupertino:


 

カリフォルニア州クパチーノ出身の日本人ラッパー/トラックメイカー。


2019年より活動を開始し、2021年には自身のファーストアルバム「CUPETOWN」、2022年にはセカンドアルバム「SAD JOE AID Ö」をリリース。
同作品の先行リリース楽曲である「DOOR」は楽曲のクオリティと共にジャケット・デザインを「ひゃくえむ。」、「チ。-地球の運動について-」などで知られる漫画家 魚豊が手掛け話題となる。


音楽番組での活躍を期待される注目ラッパーとして特集されるなど、その勢いは止まらず、2023年四ヶ月連続配信シングルをリリースしている。


幼い頃から音楽に対しての愛が深く、それを還元するために自ら制作を始めた。海外での生活の経験も経て、人一倍いろんな文化に触れている分、様々な観点から日本語と英語を駆使した独特なフロウでラップをする。

 



JUBEE (CreativeDrugStore/Rave Racers/AFJB):

 



2015年より音楽活動を開始。


HIPHOP・DANCE MUSIC・ROCK、様々なジャンルや音楽シーンを横断し、多様な価値観を吸収した最新のミクスチャーサウンドを生み出し続けるラッパー・ビートメイカー。
「音楽を聴いたり、ライブに参加することで、本来の自分を解放できる遊び場“Playground”を提供したい」というアティチュードを掲げ、ワンマンライブやミクスチャーイベント”CROSSOVER”を主催するなど、唯一無二のアクションが様々な音楽シーンから注目されている。


その活動形態は多岐にわたり、クリエイティブ・チーム<CreativeDrugStore>ではHIPHOPグループの一員としてMCを担当。


また、ダンス・ミュージック・プロジェクト<Rave Racers>を主宰。レイヴ・ミュージックを中心とし、ファッション、アートの領域までフレッシュに表現する。


さらに、2022年よりロックバンド「Age Factory」とのミクスチャー・ロックバンド<AFJB>を結成し、フロントマンを務める。各地のフェスや対バンイベントなど、ロックシーンへの進出が話題となっている。

 

 


Luby Sparks:


 

Natsuki (ba/vo)  Erika (vo)  Sunao (gt)  Tamio (gt)  Shin (dr)。

 


2016年3月結成。2018年1月、Max Bloom (Yuck) と全編ロンドンで制作したデビューアルバム「Luby Sparks」を発売。

 

2019年9月に発表したシングル「Somewhere」では、Cocteau TwinsのRobin Guthrieによるリミックスもリリースされた。2022年5月11日にMy Bloody Valentine、Rina Sawayamaなどのプロデュース/エンジニアを手掛けるAndy Savoursを共同プロデューサーに迎え、セカンド・アルバム「Search + Destroy」をリリース。

 

同年6月には、初のワンマンライブ「Search + Destroy Live」(WWW X) も行い、ソールドアウトとなった。

 

10月にはタイ・バンコクでの海外公演を行い、2023年3月17日より、NY、ボストン、フィラデルフィア、サンフランシスコ、シアトル、サンディエゴ、LAの全7都市にて「US Tour 2023」、9月には中国「Strawberry Music Festival 2023」を含む全7都市「China Tour 2023」、10月には韓国のストリートカルチャー・コンベンション「FLOPPY 1.0 - Let’s FLOPPY」、11月にはインドネシア「Joyland Festival」へ出演を行うなど海外での展開も積極的に行なっている。

 

現在の最新作は2024年5月にリリースする4曲入りEP「Songs for The Daydreamers」。

 



N² (Kyundesu):

 



DJ・次世代型パーティ「きゅんです」の主催者。カリフォルニア育ちの、原宿ガール。VOGUE JapanやDAZEDに取り上げられて注目を浴び始めた。

 

東京をはじめヨーロッパ、アジア、アメリカなど世界周でDJとして活躍中。DJプレイを通して、各地にNEO-TOKYOのキュンをお届け。2024年2月に1st シングルの「kyundesu」をリリース。

 



OKAMOTOREIJI (OKAMOTO’S):

 



1991年生まれ、東京都出身。


中学校の同級生で結成された4人組ロックバンドOKAMOTO&#39;Sのドラマー。
デビュー当時は年間平均100本を超えるライブを展開し、海外公演等も積極的に実施。
 

2023年11月からはロックバンドながら、異色ともいえるトークとアコースティックをメインとしたTour「出張!オカモトーク Acoustic/Talk Tour 2023-2024」を開催。
2024年1月31日にはTVアニメ『アンデッドアンラック』 第2クールエンディングテーマ曲「この愛に敵うもんはない」をリリース。


その活動の勢いは止まることを知らない。ソロ活動としては、2022年秋に映画「もっと超越した所へ。」に本格演技初挑戦として出演するなど、メジャーシーンで活躍する一方、DJやエキシビション「YAGI EXHIBITION」の主催も務める。



釈迦坊主:

 



和歌山県御坊市出身。ラッパーそしてトラックメイカー兼ミキシングエンジニア。比類なき音像と世界観。


永らくインターネットを中心に楽曲を発表し、2018 年の Single "HIMIKO feat OKBOY & Dogwoods"を皮切りに、完全自主制作でリリースされた 1st アルバム『HEISEI』がシーンを席巻。続く EP「NAGOMI」のリリースを持って人気は決定的になり、その カリスマ性と共に楽曲のオリジナリティのみならず、発信される感性が話題を呼び、様々なメデ ィアから特集されてきた。


他にも EBISU BATICA から始まり、瞬く間に CIRCUS 東京&大阪、渋谷 WWW、恵比寿 LIQUIDROOM など全国各所で超満員を迎えて開催された主催イベント <TOKIO SHAMAN>での、ジャンルレス/ボーダーレスな感性/概念は、ユースカルチャーを筆頭に各方面から熱狂的な 人気を呼び続けてきた。そして2021年、1年半ぶりとなる新曲"loess"、"Piro Piro mo ai feat OKBOY & Dogwoods"を立て続けにリリースし、EP「RYO」に結実。さらに独創的に深化したサウンドは話題を呼んだ。


その後も国内各所のフェスや大型イベントに出演、様々なアーティストの客演など神出鬼没な活動を経て、急遽New EP「AHIRU」がリリース。かつてないハイペースな作品の発表にシーンが沸く中、2024年1月9日に開催された<TOKIO SHAMAN vol.10>は即完。さらに待望となるワンマン公演<IRUKA>も抽選応募者が殺到し、チケット争奪戦が繰り広げられた。
自らの表現を更なるネクストステージへと昇華させていく中で、その多彩なサウンドスケープが織りなす音楽的体験はまさに百聞は一見に如かず。いよいよ2024年最新アルバムがリリースとなる。



sheidA:


 

東京の新世代音楽シーンの最前線に躍り出たマルチに活動するシンガーソングライター。
LA、NY(ブルックリン)、そして東京という多様な文化的環境で生まれ育った彼女は、アニメ/オタク文化から得た様々なインスピレーションを融合させ、ユニークな音楽風景を生み出している。


現在は、才能溢れるトラックメーカー/アーティスト集団 "The Game Changers"(D3adstock、Kiyoki、Tovgo)の一員として活動している。



(sic)boy:

 


 
オルタナティブ、エモ、ラウドロックの要素やメロディアスなフローをヒップホップに落とし込んだスタイルで稀有な存在感を放つ(sic)boy( 読み:シックボーイ)。


1stアルバム『CHAOS TAPE』は東京をテーマに独自の世界観とジャンルレスなサウンドから“ジャンル東京”と称され国内外から注目を集め、2023年にはVERNON(SEVENTEEN)らを客演に迎えたメジャー1stアルバムをリリース。

 

Yohji Igarashi:


Producer/TrackMaker/DJ。


ラッパーHIYADAMのメイン・コンポーザーを務める他、これまでに様々なアーティストへの楽曲提供・Remixを行う。自身名義での楽曲リリースも行っており、これまでに4枚のEPを発表。

 

2022年5月には、アメリカを拠点とする、アジアのカルチャーシーンを世界中に発信するメディアプラットフォーム<88rising>より、新しい学校のリーダーズ(ATARASHIIGAKKO!)「PineappleKryptonite(YohjiIgarashiRemix)」を全世界リリースした。

 

2023年8月にHipHopクルー<CreativeDrugStore>に所属するラッパー/プロデューサーJUBEEとのコラボレーションEP「electrohigh」をリリースし、全国6箇所を巡るツアーを敢行する等、幅広く活動している。

 

2024年5月には"NEWHIPHOUSE”を提示した、HIYADAMの2ndアルバム「CaptureLand」を全15曲プロデュース。DJとしてもクラブを中心に数々のイベントでプレイしており、<ULTRAJAPAN2022>への出演や、AAAMYYYバンドのメンバーとして<FUJIROCKFESTIVAL'21>にも出演を果たす。

Taylor Swift in Cardiff
カーディフでの公演


アメリカのスーパースター、テイラー・スウィフトがついに『Eras』ツアーを英国で開催する。現在、このことによる経済的影響について多数の議論がなされている。エラス・ツアーは単なる興行ではなく、音楽業界がもたらした社会現象と見るべきだろう。


英国を訪れる大規模ツアーの全体的な影響については、エコノミストによって意見が分かれている。昨年は、ビヨンセのツアーがインフレの一因になったという指摘があった。しかしながら、経済的には接待への支出のメリットと並んでマイナスの影響があったということ。当然、メガスターの招聘はギャラのみならず、宿泊費、宣伝費、滞在費など多額の費用が嵩む。興行が成功しなければ、初期投資は水泡に帰すため、イベント開催側の頭の悩ませどころとなる。


また、コンサートのチケット代や公演中のもてなしへの支出が、この夏、さまざまなイベントや社交に費やされ、結果的にニュースにはならないまでも、同様の経済効果をもたらしたのでは、という疑問もあるようだ。


とはいえ、テイラー・スウィフトのErasツアーは、チケット需要が旺盛で各都市での公演期間が長いため、地域経済に特定の好影響を与えているとの指摘もある。アメリカの都市では、ホテルの売上が伸びたと報じられている。


ロンドンでのErasツアーのウェンブリー・スタジアム公演は、6月21日を皮切りに8夜にわたって行われる。観客動員数は70万人と推定されている。内約の多くの割合が海外からのインバウンドの観光客で占められている。英国で資金を使い、首都ロンドンの経済市場を活性化させることが見込まれる。


今回のツアーに期待するのはアーティストを招聘したイベント主催者にとどまらない。ロンドン市長は、メガスターの経済活性化に大きな期待をかけているようだ。市長はテイラー・スウィフトの首都ロンドンでのコンサートで生み出される予想利益として、3億ポンドの数値を見込んでいるという。


当該の暫定試算は、UKInboundの2018年観光統計のデータを用いて算出されたもので、日帰り観光を除けば、2018年に英国を訪れた国内外の観光客1人あたり約396ポンドが英国経済にもたらされたことが示唆される。


これをインフレ調整(住宅を含む消費者物価指数を使用)すると、2023年には471ポンドになる。この数字に、ウェンブリー・スタジアムでのライブの予想観客数を控えめに見積もって64万人をかけた。合計で3億100万ポンドに上る。


しかし、今夏のロンドンにおける「テイラー・スウィフト・エフェクト」については、ロンドン市長室が明確な予測をしている。もちろん、政治家や政府機関がこのような音楽現象と結びつける理由は容易に理解できる。


より正確な経済効果の分析には、首都におけるABBA Voyageの初年度の分析と同じ厳密さが必要でチケット代に加えて地元での消費という相乗効果も必要だ。しかし、それはイベントの後にしか分析は不可能である。


ウェンブリースタジアムの階段に登場した壁画


スウィフトの来日に合わせて、ウェンブリー・パークは、スペイン階段の巨大壁画を含む2つの新しいパブリック・アートを開催している。


ロンドン交通局は、スウィフトにちなんで地下鉄の路線図を一新し、金曜日のイブニング・スタンダードに記事を独占で掲載した。スウィフトの音楽に言及された首都中の場所を記念し、施設の窓には新しいビニールステッカーが貼られはじめており、これらはテイラー・トレイルと称されている。


英国の首都の夏のライブ・ミュージックは盛りだくさんとなっている。ロンドン・スタジアムでのフー・ファイターズとバーナ・ボーイ、フィンズベリー・パークでのワイヤレス・フェスティバルでのニッキー・ミナージュ、21サヴェージ、Jフス、ドージャ・キャット、BSTハイド・パークでのカイリー、SZA、ストレイ・キッズ、ウェンブリー・スタジアムでのブルース・スプリングスティーンなど見所がたくさんある。

 


元ソニック・ユースのギタリスト、Thurston Moore(サーストン・ムーア)はギタリストとして以前と変わらぬ創造性を発揮している。そのことを証明付ける9枚目のソロアルバム『Flow Critical Lucidity』がザ・デイドリーム・ライブラリー・シリーズから9月20日にリリースされる。

 

最初の発表に合わせて、StereolabのLætitia Sadierをフィーチャーしたシングル「Sans Limites」を公開した。このアルバムには他にも「Isadora」、「Hypnogram」、「Rewilding」が収録されている。


この新曲について、サーストン・ムーアは声明の中で次のように述べている。


「Sans Limites'は、ギターとピアノの周期的な音で始まり、一回転するごとにどんどん広がっていく。兵士は善戦できるという考え。戦争に反対する戦士」

 


「Sans Limites」


Thurston Moore 『Flow Critical Lucidity』


Label:  Daydream Library

Release: 2024/09/20


Tracklist:


1. New in Town

2. Sans Limites

3. Shadow

4. Hypnogram

5. We Get High

6. Rewilding

7. The Diver

 

©Raphael Gaultier


ニューヨークのソウルコレクティブ、MICHELLEがニューアルバム『Songs About You Specifically』を発表した。

 

2022年の『AFTER DINNER WE TALK DREAMS』に続くこのアルバムは、9月27日にTransgressiveから発売される。本日の発表に合わせtて、新曲「Oontz」が公開された。


MICHELLEはニューアルバムの制作中、カリフォルニア州オハイに家を間借りすることにした。トカゲ、熟したサボテンの実の匂い。どこまでも続く砂浜に囲まれ、彼らはこれまで経験したことのない孤独感と親近感を味わった。

 

それは彼らの作品のトーンを変えたことは言うまでもない。以前の彼らの音楽は、都会での煮言うまでもないアーバンな落ち着きのなさを表現していたが、新曲は、星空のようなシューゲイザーの回想、巧みなファンクのリフ、軽快な80年代のシンセ・ポップへと蛇行し、広がっていく。まさしく音楽的な集団ーーコレクティヴとしての他では得難い個性と新しい可能性を示唆している。


ツアーに費やした数ヶ月、オハイでの共同生活の経験は、バンド間に新たな絆を育んだ。エマ・リーは言う。

 

「このグループのメンバーほど親密には知り合えないような、ほとんど生涯付き合ったことのない友人もいます」

 

「人生の中で、他のどんな種類の人間関係でも、そんな機会はない。互いに育んだ信頼感と心地よさのおかげで、曲作りにおいてもより率直で無防備になることができた」

 

「一般的な恋愛や別れの曲を書くのはとても簡単だ」とジュリアン・カウフマンは言う。「でも、これらのストーリーの多くは真実なんだ。私たちは本当に正直なところから来ているんだ」



彼らの新たな親密さは、より傷つきやすい音楽を書くのに役立った。特に『Songs About You』では、メンバーは複雑な欲望を表現し、後悔の念を口にし、自分勝手な瞬間を自認している。ペースを落とし、雑念を断ち切り、正直であることを必要とするコミュニティの親密さを育むことで、MICHELLEは真実のように感じられるフルアルバムのコレクションを完成させた。

 

 

「Oontz」




MICHELLE 『Songs About You Specifically』


Label: Transgressive

Release: 2024年9月27日


Tracklist:


1. Mentos and Coke

2. Blissing

3. Akira

4. Cathy

5. Dropout

6. Noah

7. Missing on One

8. I’m Not Trying

9. Oontz

10. Painkiller

11. Trackstar



デビュー当時、”アデル再来の予感”と噂され、TikTokのカバー動画が瞬く間に話題となり、弱冠18歳にして今や世界中に110万人以上のフォロワーを誇る日系アメリカ人シンガーソングライター、ハナ・エフロン。4作目のシングル「Every Time You Call Me」は、パーソナルな恋愛をかたどったシンプルで切ないラブソング。そこにはもどかしさという普遍的な感覚が反映されている。


「本当は別れた方がいいって知ってるけど、やっぱり別れたくないっていう葛藤をこの曲で表現しました。」


「みずみずしく躍動感のあるサウンドとは裏腹に、大好きな人ときっぱり別れられるほど私は大人じゃないっていう切実で痛々しい思いを歌詞にしました」


「すごくパーソナルな曲だけど、たくさんの人に共感してもらえたら嬉しいです」


ハナ自身が語るように、本作の歌詞はハナの赤裸々な思いが綴られ、多くのリスナーが共感できる内容になっている。


本作もプロデューサーにBTS, Jung Kook, Jonas Brothersらのプロデュースで知られる超一流プロデューサー、デヴィッド・スチュワート(David Stewart)を迎え入れ、これまで以上に洗練されたメロディラインとサウンドで構築されている。


ルーツにある日本と、生まれ育った南カリフォルニアのカルチャーが融合され、唯一無二の感性を持ったシンガーソングライター ハナ・エフロン。日を追うごとに注目のシンガーとして世界中から注目を集めるハナの飛躍をお見逃しなく!




Hana Effron(ハナ・エフロン) 「Every Time You Call Me」-NEW SINGLE




アーティスト名:Hana Effron(ハナ・エフロン)

曲名:Every Time You Call Me(エヴリィ・タイム・ユー・コール・ミー)

レーベル(日本):ASTERI ENTERTAINMENT (アステリ・エンタテインメント) 

形態:ストリーミング&ダウンロード 


 Pre-save/Pre-add (配信リンク) :https://asteri.lnk.to/HE_ETYCM




Hana Effron(ハナ・エフロン):

 

日本にもルーツを持ち、南カルフォルニアで生まれ育った弱冠18歳のシンガーソングライター、ハナ・エフロン。

5歳のころにピアノを習い始めステージで演奏するようになったことがきっかけで、音楽活動に興味を持つ。

最初は趣味で投稿していたTikTokのカバー動画だったが、2020年にアップした動画が瞬く間に注目を集め、現在では約100万人のフォロワーと2000万以上の “いいね” を獲得。

高校卒業後はアーティストとしての自身の音楽とアイデンティティを追求する道に進むことを決める。

自身が好きなアーティストとして名を挙げるアデルやビリー・ジョエルといったアーティストから音楽的なインスピレーションを得て、それに《耳から入る音を元に作曲する能力》を組み合わせることで、ハナは唯一無二のスタイルを確立した。

フルートやギター、ピアノなどを演奏するマルチ・インストゥルメンタリストとしての一面も。

現在、BTS, Jung Kook, Jonas Brothersらのプロデュースで知られる超一流プロデューサー、デヴィッド・スチュワートとデビュー・アルバムの制作に取り組んでいる。

MONO& Steve Albini
MONO& Steve Albini

島根から出発し、東京、そしてアメリカに渡った伝説的なポストロックバンド、MONOが、結成25周年のアニバーサリーを兼ねたワールドツアーの開催を発表した。先日、MONOはスティーヴ・アルビニがレコーディングしたオーケストラ・アシストの素晴らしいニューアルバム『OATH』をリリースした。


2024年のワールドツアーは7月の東京Spotify O-Eastの公演で始まり、12月14日のロサンゼルスのWilshire Ebell Theatrの公演でフィナーレを迎える。このうち、ベルギー公演は既にソールドアウトとなっている。日本公演のスケジュールの詳細についてはこちらよりご覧ください。


MONOはまたアルバムからの新しいビデオ「Hear the Wind Sing」を公開した。これはアルバムからの3本目のビデオで、アースクエーカー・デバイセズとのコラボレーションで再び公開された。監督と編集はクリス・トラン。


ーーMONOの12枚目のアルバム”OATH"がバンド25周年を記念して発売です。そしてアースクエイカーデバイセスとのコラボでシングルMV、"Hear the Wind Sing" を制作しました。このビデオはバンドがアルバム制作の為に訪れたスタジオ、Electrical Audioでのリハーサルの合間に制作され、リラックスしたバンドの放つ音と彼らのホームグラウンドスタジオの美しい雰囲気を収めましたーー



「Hear the Wind Sing」



MONO World Tour (Japan):


7月3日 Spotify O-East

7月4日 Umeda Club Quatrro

11月20日 Spotify O-East (ft. Orchestra PITREZA)

11月22日 Yogibo Holy Mountain (Osaka)