2019年に『ザ・ヴォイス・オーストラリア』のファイナリストとして初めて頭角を現して以来、ジョーダンはジュニア・ユーロビジョンでオーストラリア代表を務め、TEDxパースで講演を行い、RACアリーナの「One Big Voice」をはじめとする主要ステージでヘッドライナーを務め、2024年には『アメリカン・アイドル』でトップ14入りを果たした。米国に移住して以来、彼はインディーズ作品の連続リリース、「ジャム・ファム」として知られるますます忠実なファンコミュニティ、そしてロサンゼルスとナッシュビルに広がる作曲家ネットワークを通じて、勢いを増し続けている。
また、ジョーダンはライブ活動の幅を着実に広げており、最近のパフォーマンスには、ロサンゼルスの「ホテル・カフェ」でのメインステージ公演、「We Found New Music」とのショーケース、ヌール・コドルのサポート公演、そして「マニック・ピクシー・ドリーム・ガール・ツアー」におけるKAYKOのオープニングアクトなどが含まれる。これらの公演は、より親密でファンを重視した環境の中で新曲を披露する機会となっただけでなく、ダイナミックなライブボーカリスト兼ストーリーテラーとしての評判をさらに高めることにもつながった。
「Lost in LA」、 クロエ・キャロラインをフィーチャーした「Existing」、そして「Wrong Impression」といった最近のシングルは、クラシックなポップ・バラードの情感と、現代的なラジオ向けのプロダクションの即時性を融合させ、彼のアーティストとしての新たな、より洗練された一章を切り開いた。彼の音楽は、距離、憧れ、自己発見、そして故郷を離れて夢を追い求めるといったテーマを頻繁に扱っている一方で、解放感、喜び、そして希望の余地も残している。
バーモント州バーリントンを拠点とするミュージシャン、ザカリー・ジェームズが率いるダリ・ベイは、奇想天外なホームレコーディング・プロジェクトが、思いがけず大成功を収めた結果生まれたプロジェクト。その風変わりなローファイ・サウンドは、2023年のアルバム『Longest Day of the Year』の頃には、地に足のついた(とはいえ、依然として若干シュールな)表現へと進化し、ダリ・ベイの実験的な精神が、一見すると無難で控えめな楽曲の中に溶け込んでいる。
転換点は、2023年の『Longest Day Of The Year』で明らかになった。この作品は、幅広い楽曲表現を試みた作品であり、ダリ・ベイの真のデビュー作となった。そして今、その進化は『Surprise Wish』で花開いた。これはダリ・ベイの2作目であり、レーベル「Double Double Whammy」からの初リリースとなる。この9曲は、確かな腕を持つ職人による作品のように聞こえるかもしれないが、それらは同時に、ジェームズが自分の人生をどうしたいのか、そしてダリ・ベイがどのような存在になるべきかを模索していた過渡期から生まれたものでもある。
Dari Bayのサウンドは、ローファイ/スラッカーや最近流行りのインディーロックのスタイルに位置づけられる。ギターを中心とする少しだけ洒脱な感じのロックサウンドが主体となっていて、ほどよく力が抜けたスタイルとなっている。ただ、そのロックサウンドを面白くしているのがヒップホップのサンプリング、すなわちチョップの技法を織り交ぜたリサンプリング的な手法である。これらは、現代的なインディーロックの再構成主義に位置づけられるかもしれない。
さらに90年代の最初期のWeezerのようなサウンドが「The Joke」に出てくる。 これらは少し嘆きを感じさせるようなセンチメンタルなボーカルとそれと鋭いコントラストを描く音像の大きなファズギターというお馴染みの組み合わせだ。それらは少しグランジの印象に近くもなるが、やはりダリ・ベイのボーカルや全体的な楽曲の印象はパワー・ポップやジャングルポップの領域にある。これらの繊細で少しせつなさを持つハードロックのスタイルは、リバイバル的な意味を持つが、一方で、ロックソングの原初的な魅力の一端を伝える内容となっている。作曲的には、特にベースとギターの対比に焦点が絞られており、大まかなビートを捉えるドラムがそれに重なるという感じである。こういったソングライティングの中でユニゾンの効果を押し出し、「How Can You Tell」のようなユニークな楽曲が出てくる。なんともいいがたいワイアードな印象を持つロックソングであるが、そこにはなにか得難いような魅力が潜んでいる。
ザカリー・ジェームズのサウンドはニューヨークのインディーロックに触発されつつも、バーモントのシーンに何かしらの活力をもたらすような新鮮味あふれるサウンドをもたらそうとしている。「We're Gonna Be OK」はアルバムのベストトラックの1つで、 本作の中では少し爽快感のある楽曲である。持ち前の繊細なボーカルと少し甘酸っぱいようなボーカル、そして程よく歪んだディストーションギターがエモ、パワー・ポップのめくるめく世界を作り上げる。そのサウンドからは少し拡大解釈かもしれないが、過ぎ去る風景のような人生観を彷彿とさせる。つまり、聴いていると、なにかしらじんわりとするような感覚を体験することが出来る。それらは時折、抽象的なサウンドを通じて琴線に触れるようなメロディー、あるいはそれとは対象的に歪んだディストーションギターを織り交ぜながら、見事なサウンドを構成していく。
「We're Gonna Be OK」
ザカリー・ジェイムズは調性感覚に優れていて、さほど明瞭ではないものの、色彩的な転調を描くことに長けている。「On Your Side」は、やはりオーバードライブの効いたベースとアコースティック風のギターというノイズとクリーンという音響的なコントラストを作りながら、その中で、エモーショナルなフレーズを紡ぎ出す。しかし、依然としてヒップホップとまではいかないが、グルーヴ感のあるビートがこれらの旋律的な要素を巧みに支えている。これらは例えば、トロイ・モアやアレックスGのようなサウンドに近い。つまり、聴いてもよし、そしてのってもよしの一挙両得のサウンドがこのアルバムの各楽曲には凝縮されているのである。これらの中で、Lutaloのサウンドを彷彿とさせるようなフォークサウンドが滲み出てくる。ロックとフォークの中間にあるこの曲は、アメリカのインディーズの流れを上手く掴んでいると言えるのではないか。そしてやはり、どことなくスタイリッシュな印象を保持している。
「Bet On The Feeling」のような楽曲には、本作全体に通じるパワーポップやエモ、ローファイのアプローチに加え、ルーツミュージックやアメリカーナの雰囲気が滲んでいる。どの年代も同じであるが、アメリカのロックとはいっても様々な音楽性がその中に混在している。ダリ・ベイの音楽はまさにそういった多彩な印象を持つ。そういった中、先にも述べたように、適度にキャッチーなロックとして昇華され、取っつきやすい楽曲として楽しむことが出来るはず。
台湾のみならず世界的に評価が高く、初期には日本にて「SUMMER SONIC 2016」「SYNCHRONICITY ‘18」「りんご音楽祭2018」「OOPARTS 2018」に出演。2018年11月、2ndフルアルバム「Underwater」のリリースツアーとして東名阪ジャパンツアーを開催。また、北米公演全6箇所ソールドアウト含む、14カ国約100公演のワールドツアーを実施し、その中で、Tyler, The Creator主催「Camp Flog Gnaw Carnival」(LAドジャースタジアム)にも出演。
2020年1月、日本での東名阪ワンマンツアー「The Rats and The Elephants」開催、全公演ソールドアウト。「FUJI ROCK FESTIVAL '20」出演決定(その後延期)。
2022年5月、3rd Full Album「Dreams」リリース。同年7月「FUJI ROCK FESTIVAL ’22」に出演、その後、11月に「Dreams In Japan」Tour 2022開催。恵比寿リキッドルームでの東京公演は即日完売により、渋谷WWW Xでの追加公演も開催された(両日ソールドアウト)。
2023年12月、デビューEPをリリースして10周年となり4th Full Album「WORLD」をリリース。その後約1年をかけて23カ国、60都市を周るワールドツアーを開催する。日本では2024年1月に、東京O-EAST公演(ソールドアウト)を含む東名阪ツアー、4月に初の京都&福岡でのワンマンを含む追加公演(ソールドアウト)を開催。
Jackson Pollock(ジャクソン・ポロック)の力強いドローイング、Ann Margret(アン=マーグレット)の演劇的な華やかさ、そしてYves Klein(イヴ・クライン)による色彩と身体表現への革新的なアプローチから着想を得たJacobsは、身体的で本能的、そして飾らない表現を追求しています。本作は、創造性を単に鑑賞する対象ではなく、自らが没入する体験として捉えるよう鑑賞者を誘います。
今週、ANTI- Recordsからのデビュー作となるセルフタイトルアルバム『Brennan Wedl』が発表となった。同時にリードシングル「Pretty Little Fantasy」がミュージックビデオと公開された。 SGを演奏し、ラフでシンプルなロックソングを奏でる姿にかっこよさが感じられる。
ブレナン・ウィドルは2026年3月にANTI- Recordsと契約したが、従来はロックミュージシャンとして活動してきたわけではない。これまでジャズカルテット「Dazey & the Scouts」のメンバーとして活動してきた彼女だったが、ソロキャリアをスタートさせることを決定した。
ニューアルバムのファーストシングル「Pretty Little Fantasy」について、ウェドルは「20代の曖昧さへの賛歌であり、空想することがいかにして私たち自身に対してより正直でいられるかを歌った曲だ」と説明しており、自身で監督を務めたミュージックビデオも公開されている。
第一作『Brennan Wedl』は、豪華ゲスト・ミュージシャンを招聘している。ケイティ・クラッチフィールド(Waxahatchee)、ブラッド・クック(Bon Iver、Hurray for the Riff Raff)が共同プロデュースを手掛け、両者ともアルバムの制作に参加しているほか、リンジー・ジョーダン(Snail Mail)、コリン・クルーム、マット・マッコーガンが楽器演奏で参加している。
シンガーソングライター、ネイト・エイモスのソロプロジェクト、This Is Loreleiが、新作アルバム『The Singer in My Band』を発表。リードシングル「Billy Came Back」を公開した。
ネイト・エイモスはWater From Your Eyesのメンバーとして知られ、This Is Loreleiとしてのソロ活動も平行して行っている。今回、ミュージシャンは、Matador Recordsへの移籍を明らかにした。
ニューシングル「Billy Came Back」は、エレクトロニックやロックなど従来の音楽性から離れ、アコースティックギターをメインとするフォークロックへと傾倒した楽曲である。
『The Singer in My Band』は、This Is Loreleiの2024年リリース作『Box for Buddy, Box for Star』、および、2025年にリリースされた自身の膨大な楽曲カタログから選りすぐったコンピレーションアルバム『Holo Boy』に続く作品となる。本作は、マタドールと契約して以来初のリリースとなり、「Billy Came Back」は、この新作アルバムからの最初の先行公開曲となる。
「『Billy Came Back』は、ギターを手に取って形にするまで、何ヶ月も頭の中で煮詰まっていた」と、アモスはこの曲について語る。「何度もその存在を忘れかけてはいたが、いつも頭の中に戻ってきた。この曲を完成させることだけが、その思いを振り払う唯一の方法だったんだ」
『The Singer in My Band』では、エイモスがエンジニアリング、プロデュース、演奏のすべてを手掛け、ブルーグラス・ミュージシャンの父ボブ・エイモスがバンジョーで参加、妹のサラ・エイモスとパートナーのアル・ナルドがボーカルを担当した。「この三者は、そもそもこのアルバムがどのようなものになるかという点で根本的な影響を与えてくれた人たちなんだ」と彼は説明する。
本作は、エイモスが『Water From Your Eyes』の一環として大規模ツアーを行っていた最中に制作された。「面白いことに、アルバムを完成させて父に送ったところ、彼は『これは一種の“旅するビートニク”的なアルバムだね』と言ってくれた。その言葉で、私自身の捉え方も変わりました」と彼は語る。「これはまさに、旅先で経験する混沌とした出来事の集大成のようなものです。同時に、真実の要素を含みつつも、小さなフィクションの作品でもあるんです」