ロンドン出身のオルタナティブエレクトロニックポップアーティスト、Tiggi Hawke。ロンドンのアンダーグラウンド・シーンで高い評価を受け、BBC Radio 1やKiss FM、ドイツの専門番組などからいち早く評価を確立した。 


オランダを代表するエレクトロニックレーベルArmada Musicからのリリースを通じてグローバル累計約5,000万回再生を記録し、独自の音楽世界で数百万人規模のリスナーを魅了してきた。鋭いリリックと感情豊かなエレクトロニックサウンドでUK内に確かな存在感を築いた彼女は、2026年より活動拠点を日本へ移し、新章をスタートさせる。


新章の幕開けを飾るニューシングル「Pyro」は、現実と幻想のあいだを行き来するような独特の世界観を、身体の奥へと静かに流れ込むようなサウンドで描き出した楽曲です。


「“Pyro”は自己破壊をテーマにしたアンセムです。長年のコラボレーターであるGeorgia Meek、Imad Salhi、Conor Rossとともに制作しました。自ら人生を壊してしまう――その正直な記録でもあります」


日本の音楽やアートカルチャーに強い魅力を見出し、東京のネオンがもたらす高揚感と京都の静けさという対照的な空気に触れる中で、クラブでも映えるビートと重厚なベースラインを軸に、きらめくシンセと洗練されたポップの質感を重ねた独自のサウンドが形づくられた。繊細さと力強さをあわせ持つボーカルがリスナーを惹き込み、楽曲は次第に大きな高揚感へと展開する。


現在は日本人アーティストとのコラボレーションを進めながら、新たなキャリアステージの確立に向けて動き出している。活動は日本のみならず、韓国および東南アジアへと拡がっている。


すでにアジア各国のメディアから高い評価を受け、インドネシアのMetro TVでのインタビュー出演や、マニラでのショーケース開催、シンガポールのMusic Mattersカンファレンスへの出演、さらに数々のオンラインメディアでも取り上げられるなど、アジア圏での接点を着実に広げている。


「Pyro」を皮切りに日本での活動を本格始動させたTiggi Hawkeは、これまでで最大規模となる新たなステージへと歩みを進めている。待望の日本初ライブは2026年夏に開催予定。詳細は近日発表される。


 

 

Tiggi Hawke 「Pyro」- New Single


アーティスト名: TIGGI HAWKE

楽曲名: 「Pyro」

配信日: 2026年2月13日

配信リンク:https://tiggihawke.ffm.to/pyro



▪Tiggi Hawke(ティギ・ホーク)  プロフィール

 

ロンドン出身のシンガーソングライター、Tiggi HawkeはUKでの確かな実績を持つオルタナティヴ・エレクトロニック・ポップ・アーティスト。鋭いリリックと感情表現に富んだエレクトロニック・サウンドを軸に、トレンドに依存しない強い存在感を放つ。これまでにArmada Musicからのリリース実績を持つ。

 

これまでにグローバル累計約5000万回の再生数を記録。うちSpotifyで4,200万回以上、Apple Musicで300万回以上の再生、Shazamでは13.2万回再生数を記録している。 BBC Radio 1、KISS、Wonderland、Rollacoasterを始めとするUKの主要メディア・ラジオから継続的なサポートを受けている。


昨年初のソロ・ピアノ・アルバム『ソロ:ミニチュアズ&テイルス』を発表し、全5公演に及ぶジャパン・ツアーも開催したシャイ・マエストロが、早くも来月に更なる新作『ザ・ゲストハウス』をリリースする。


すでにアルバムから4枚のシングルが公開されているが、この度最新シングル「The Lion And Me ft. Alon Lotringer」の配信がスタートした。同楽曲には、古き良きR&Bとフォークからアート・ロック、アンビエントなどからの影響を見事に融合した音楽スタイルが魅力の歌手、ソングライター、マルチ器楽奏者にしてプロデューサーのアロン・ロトリンガーが参加している。クロスオーバージャズのボーカル曲となっているが、ピアノと幽玄なボーカルが重なりあい、美しい世界観を作り出す。


今回のニューシングルについてシャイは次のように話している。「アロン・ロトリンガーとは長年の友人なんだ。共に音楽制作を始める時が来たと決めた時、2人で僕の家でその作業を開始した。アロンは僕が知る限り最も深遠で先見の明のある人物の一人で、驚くほど賢明で成熟した音楽家でもある。『The Lion And Me』は実は彼が夢見た光景から生まれたんだよ。夢の中で彼は凍った湖の岸辺に座っていたんだけど、そこに一頭のライオンが現れてこう言ったんだ。『俺の上に頭を乗せてくれ』と。そしてこのイメージこそが曲全体の基盤となったんだ」


3月6日(金)発売予定のシャイのニュー・アルバム『ザ・ゲストハウス』には、現代の音楽シーンを牽引する注目アーティストが多数参加している。

 

前述のアロン・ロトリンガーをはじめ、22歳の若さで名門ブルーノートからデビューし、ファースト・アルバム『Omega』がニューヨーク・タイムズ誌の「2020年No.1ジャズ・アルバム」に選出された新世代を代表するサックス奏者、イマニュエル・ウィルキンス。ジェイコブ・コリアーのツアー・バンドに参加、ジャンルを超越した音楽性でクインシー・ジョーンズらに認められる最注目シンガー・ソングライターにしてマルチ・ミュージシャンのMAROことマリアナ・セッカ。そして、マイケル・マヨは、アメリカの歌手で今年のグラミー賞2部門にノミネートを果たしている「最先端ジャズ・ヴォーカリスト」とも称される注目の存在だ。


アルバムからはすでに収録曲の「Strange Magic」「The Time Bender 」「Nature Boy - ft. Immanuel Wilkins」「Moon of Knives」が公開されている。


 

 

 

・「The Lion And Me ft. Alon Lotringer」配信中!

https://shaimaestro.bfan.link/thelionandme

 

 

・「Strange Magic」オーディオ・ビデオ:

https://www.youtube.com/watch?v=5X-hwRSbBMc


・「The Time Bender 」のミュージック・ビデオ:

https://youtu.be/f5zyMzQffo0?si=klV9DLn-YQbGMvhI


・『Nature Boy - ft. Immanuel Wilkins』オーディオ・ビデオ:

https://youtu.be/s5njDTXsCco?si=7WOXnyao3mcpFiKv


・「Moon of Knives」オーディオ・ビデオ:

https://www.youtube.com/watch?v=b5XIx06s_-M

 


【アルバム情報】




アーティスト名:Shai Maestro(シャイ・マエストロ)

タイトル名:The Guesthouse(ザ・ゲストハウス)

発売日:2026年3月6日(金)

品番:BLV9177F (CD) / BLV9178F (LP)

レーベル:naïve records


<トラックリスト> 

1. The Time Bender 

2. The Guesthouse 

3. Nature Boy - ft. Immanuel Wilkins

4. Gloria - ft. MARO 

5. Moon of Knives 

6. Strange Magic ft. Michael Mayo 

7. Refuge 

8. GGiʼs Metamorphosis 

9. Sleepwalking Roses 

10. A Little Thank You Note 

11. The Lion And Me ft. Alon Lotringer

12. The Guesthouse’s Old Piano



・アルバム配信予約受付中!

https://shaimaestro.bfan.link/theguesthouse


・最新シングル「The Lion And Me ft. Alon Lotringer」配信中!

https://shaimaestro.bfan.link/thelionandme


・ファースト・シングル「The Time Bender」配信中!

https://shaimaestro.bfan.link/thetimebender


・セカンド・シングル「Nature Boy - ft. Immanuel Wilkins」配信中!

https://shaimaestro.bfan.link/natureboy


・フォース・シングル「Strange Magic」配信中!

https://shaimaestro.bfan.link/strangemagic


・サード・シングル「Moon of Knives」配信中!

https://shaimaestro.bfan.link/moonofknives



【バイオグラフィー】

1987年、イスラエル生まれのジャズ・ピアニスト。5歳からクラシック・ピアノ、8歳からジャズの演奏をスタートさせ、テルマ・イェリン国立芸術高等学校でジャズとクラシックを学び、その後ボストンのバークリー音楽大学へ入学。2006年からはイスラエル・ジャズ・シーン確立の立役者の一人であるベーシストのアヴィシャイ・コーエン(b)のグループに参加し注目を浴びる。2017年には自身のバンドで東京JAZZのメイン・ステージで演奏した他、これまでに度々来日公演を行なっている。2026年3月には最新アルバム『ザ・ゲストハウス』をリリース予定。


メルボルン在住オーストラリア人シンガーソングライター、Tamas Wellsはメルボルン大学で東アジアの政治学を研究する傍ら、ソングライターとして活動を行っている。昨年から「Please Don't Leave/It's Not Right That You're, Madison」から三作のシングルを立て続けに発表している。


今回のシングル「A Comet Is Coming」は、タマス・ウェルズによるアコースティックギターによる弾き語り曲で、悲しみと温かさが混在する良質なフォークソングである。ビートルズやサイモン&ガーファンクルの音楽性を彷彿とさせる、ほろ苦いボーカルのラインが特徴となっている。


ーーだって近いうちに/彗星がやって来て/私たちは皆滅びるだろう/悪い映画に出てくる連中みたいに踊って祈ろうって言う奴らになるのか?/それとも軌道から外そうとする者たちになるのか/ロケットを打ち上げて炎の中で気づくのか/結局みんな死ぬだけだと気づくのか?ーーという歌詞は、ディープインパクトをはじめとする救世の映画のシナリオをなんとなく思い起こさせる。


「A Comet Is Coming(彗星が地球に衝突する)」という、ありふれた題材のローファイな映画を題材に、タマスらしい儚げなポップさをもつインディー・フォーク作品に仕上がっている。


同楽曲は2023年のアルバム『To Drink up the Sea』をプロデュースしたGreg J. Walker (Machine Translations)との共同プロデュース。オーストラリアの映像クリエイター、Celia Celiaが手がけた愛らしいアニメーションのMVも必見です。



「A Comet Is Coming」



Tamas Wells 「A Comet Is Coming」(And We're All Doomed)- New Single



アーティスト:Tamas Wells

タイトル:A Comet Is Coming (And We're All Doomed)

リリース日:2026年2月16日

フォーマット:デジタルダウンロード/ストリーミング

ストリーミング:  https://lirico.lnk.to/tw-acometiscoming

Dash Hammerstein
 

ブルックリンのフォークシンガー、Dash Hammerstein(ダッシュ・ハマースタイン)が今週末、セルフタイトルのフォークアルバムをリリースした。

 

ハマースタインは、ビル・キャラハン、マック・デマルコといった北米の名うてのミュージシャンを彷彿とさせる、力が抜けたフォークミュージックをバロックポップのような懐かしのサウンドで包み込む。また、ハマースタインのフォークポップソングにはムーンドッグのようなジャジーな吹奏楽器が登場する。これらが混在し、渋く甘く切ないムード音楽を作り上げる。


ダッシュ・ハマースタインは現代的な制作理念とブライアン・イーノ、ムーンドッグのような個性的なアーティストのラフなメロディックさを融合させた楽曲で知られるソングライター兼映画作曲家。Netflix、Hulu、HBO、PBSなど数多くのプロジェクトで音楽を手掛けてきた。さらにキンクス風のフォークポップアルバムや新古典派音楽を発表し、アディダスやトヨタ(今シーズンのスーパーボウルCMで放映中)など国際的な商業キャンペーンに楽曲が採用されている。


彼の作品はとくに映画業界で高評価を受けている。サンダンス映画祭、トライベッカ映画祭、DOC NYCで初公開されただけではなく、Netflix、Hulu、HBO、PBSなど数多くのプロジェクトの音楽を手がけている。さらにソロアーティストとしては、キンクス風のフォークポップと新古典主義音楽を融合したスタジオアルバムを10枚発表している。その楽曲はアディダスやトヨタなど、国際的な商業キャンペーンに使用されている。近年ではニューヨークの演劇シーンに深く関わり、開発中のミュージカル作品の数々で脚本執筆やコンサルティングを担当している。


セルフタイトルの最新アルバムは、新たに発見した創造的な冷静さと実験の期間から生まれた、11曲の室内フォークコレクションである。ハマースタインは自作について以下のように語る。


「『Dash Hammerstein』は、私の10枚目のフルアルバムになるのですが、タイトルに私の名前をつけるのはこれが初めてでした。 ビル・キャラハンやジョン・プラインといったフォークソングライターの哀愁を帯びたユーモラスな歌詞、そしてフランク・ローサーのような偉大なミュージシャンのユーモアに刺激を受け、このアルバムは何よりも誠実さを最優先しています」


「音楽はすごくシンプルで、各楽曲は複数のレベルで機能するよう作られています——小さなディナーパーティーのBGMとして心地よく溶け込みつつ、繰り返し集中して聴くことで深みを現すでしょう。弦楽器、管楽器、木管楽器による数曲のゲスト参加を除いて、全トラックは私が作詞・作曲・演奏・ミキシングを担当しました。その結果生まれたのは、深く個人的な室内フォークのコレクションであり、この作品と向き合う方々に共鳴してもらえればと願っています」

 


「Anyone Can Catch」

 

 

Dash Hammerstein 『Dash Hammerstein』




▪️EN

Dash Hammerstein is a songwriter and film composer known for crafting scores that blend a modern production ethos with the ramshackle melodicism of idiosyncratic artists like Moondog and Brian Eno.  

 

His work has premiered at Sundance, Tribeca Film Festival and DOC NYC, and he has scored projects for Netflix, Hulu, HBO, PBS and many more.  

 

In addition, he has released ten studio albums of Kinks-inflected folk pop and neo-classical music, which has been licensed for international commercial campaigns by brands including Adidas and Toyota.  In recent years, he's gotten more involved in NYC's theatre scene, writing and consulting on a number of musicals in development.


His latest album is the self-titled Dash Hammerstein, an eleven-track chamber folk collection which came out of a period of newfound creative sobriety and experimentation. 

 

He shares, "Dash Hammerstein is my tenth full length album but the only one with my name in the title.  Fueled by the plaintive and droll lyricism of folk songwriters like Bill Callahan and John Prine, along with the humor of musical greats like Frank Loesser, the album puts honesty before all else.  

 

The music is simple, each song crafted to work on multiple levels - living comfortably in the background of a small dinner party, and revealing depth on repeated and focused listens.  But for a few friendly guest appearances on strings, horns, woodwinds, each track was written, performed and mixed by me.  The result is a collection of deeply personal chamber folk that I hope will resonate with those who spend time with it."

 

 

Weekly Music Feature: PONY


トロントのPONYの結成は2015年に遡る。現在の形になったのは2018年のこと。ソングライターのサム・ビエランスキーがギタリスト兼共同制作者マティ・モランとタッグを組み、2021年にテイク・ディス・トゥ・ハート・レコードからデビューしたアルバム『TV Baby』の制作過程においてだった。 


最初のアルバム制作とリリースにまつわる約2年間の前例のない隔離状態の中で、ビエランスキーとモランドは週に1曲の新曲を書くという挑戦を通じて、ダウンタイムを最大限に活用した。この取り組みの成果は200曲以上に及び、その研ぎ澄まされたソングライティング技術は、セカンド『Velveteen』の10曲を構成するポップフックと時代を超えたインディーロックの風格に表れた。数えきれないほどのテレビ番組、文学、自己内省に影響を受けた本作は、バンド史上最も繊細な作品でもあり、渇望、繋がり、自己への誠実さという複雑な関係性を考察している。


3rdアルバムにはちょっと笑ってしまうようなエピソードが付随している。何でも創設メンバーでありシンガーソングライターのサム・ビエルアンスキーが語るように、『Clearly Cursed』は21歳の時に初めて霊能者を訪れた体験から直接インスピレーションを得たのだとか。「彼女はタロットカードを読み、彼氏が浮気していると告げた」とビエルアンスキー。 「それは事実だった。彼女は、私に暗い霊が憑いているとも告げた。1500ドル払えば簡単に追い払えるとも。明らかに予算オーバーで、私はその場を去り、この暗い霊と一生付き合っていくしかないと思った」


『Clearly Cursed』では、PONYの創設メンバーであるビエルアンスキーとマティ・モランドに、ツアーで共演したクリスチャン・ビールとジョーイ・ジナルドが加わった。プロデューサーのアレックス・ギャンブルと協力し、PONYの制作と楽曲制作を、結成から10年以上も前から夢見てきた音楽的アイデンティティへと押し上げた。 


『Clearly Cursed』において、プロジェクト創設者のサム・ビエランスキーはポジションを転換し、従来のギター演奏業務を縮小してインパクトのある歌詞と豊かなボーカルスタックに身を投じた。モランドはトーンとテクスチャーの妙に踏み込んで行った。「『ボーカルに集中しよう、そこが自分が輝く場所』と言ったんだ」とビエランスキーはスイッチについて語り、さらに「トーチを渡すことに問題はなかった」と付け加えている。全体の音の印象は以前よりもはるかに明るく、溌剌とした喜びに満ちている。背後にある創造的な源について、ビエランスキーは「歴史的に、私たちは曲がとても楽しく聞こえ、車やビーチへ向かう途中で聴けるような対比を演奏したが、歌詞は内省的で自己疑念に欠け、時には憂鬱になることもある」と述べた。


モランドは2年がかりのアルバム『Velveteen』制作過程を経て、ゲームへの愛情の一部を失ったと語っています。このレコードは、二人とも制作に時間がかかりすぎたことを認めている。自らの輝きを再燃させるため、モランドはジョニー・マー(The Smiths)やロバート・スミス(The Cure)といった先例を研究し、『Clearly Cursed』のタイトル曲では明るくジャングリーなトーンに傾倒した。


結果として生まれたサウンドは、彼らの代名詞であるキラキラしたパワーポップに、ザ・キュアー、ジーザス・アンド・メアリー・チェーン、キャロライン・ポラチェック、そしてこよなく愛するジャネット・ジャクソンなどの影響を加えた内容に。ファズギターと楽しさの下に優しい柔らかさを擁するこのアルバムは、リスナーに彼らの内なる鮮やかな可能性の世界を探求させる。 


ジミー・イート・ワールド、ドラッグ・チャーチ、ミリタリー・ガン、プール・キッズ、MSPAINTらとの共演を含む大規模なツアーを経て本作はリリース。『Clearly Cursed』はテイク・ディス・トゥ・ハート・レコードより発売。前作『TV Baby』『Velveteen』に続く3作目となる。



▪️ PONY 『Clearly Cursed』- Take This To Heart




PONYはトロントの名物的なインディーロックデュオとして名を馳せてきた。最新作『Cleary Cursed』はポップパンクとパワーポップの中間にある音楽性にシフトチェンジした、聞きやすいアルバムとなっている。今作では、ボーカルのメロディーにさらなる磨きをかけ、ミレニアム年代のポップパンクに準じた痛快極まりないロックアルバムが誕生した。その中には、PONYの中心的存在、ビエランスキーのBlink 182への親和性を見出すこともできる。それらを持ち前のベッドルームポップのセンスに落とし込んで、ほどよく軽く、爽やかな作品に仕上げている。
 
 
最新アルバムではポップソングを志向した曲が中心となっている。ボーカルのメロディーラインの一般性に重点が置かれている。理想的なポップソングというのは、誰でも簡単に口ずさんだり、鼻歌で歌ったりできることに尽きる。本作のオープナー「Superglue」はウージーな雰囲気のギターで始まり、その後、パンク、ロック、ポップの間にあるアンセミックな曲が展開される。
 
 
PONY持ち前のパワーポップに位置づけられる甘いメロディーが健在で、8ビートのドラム、そしてパンキッシュな印象を放つギターと融合する。サビでは、よりロック的なアプローチが敷かれ、彼らの掲げる”グランジ・ポップ”のエッセンスが遺憾なく発揮されている。ここには、全般的な音楽ファンが親しめるような曲を書こうという精神が反映され、平坦化された音楽性が心地良さと乗りの良さを作り出している。近年、難解になりすぎることが多いロックソングを平易に解釈しようというスタンスが軽妙なポップロックソングに転化された形となった。また、遊び心も満載である。ビートルズ的な逆再生、ダンスポップやシンセポップに根ざしたキラキラしたシンセのアレンジに至るまで、遊園地のアトラクションのような楽しさをもたらす。
 
 
 
カナダやオーストラリアのロックバンドを聴いていてふと思うのは、ほどよく緩やかに時間が流れているみたいな感覚があることだ。それは、地方都市を訪れたときに感じる妙な安らぎに似ている。これらの地域のミュージシャンは現代的とか未来的というキャッチーコピーに惑わされずに、時代を問わず好きな音楽を純粋にやっている感じがして好感を覚えることがある。PONYは、とくに90年代や2000年代ごろの普遍的なロックバンド、Linkin Parkのようなバンドをフェイバレットに挙げているが、それこそがPONYのサウンドに普遍性をもたらしている理由なのだ。


「Freezer」はこの年代のロックやパンクに根ざしていて、さほど新しいことはやっていない。しかし、イントロ、ヴァース、ブリッジのような基本的な構成を受け継ぎながら、サビ/コーラスでリスナーが期待する高揚感のあるフレーズを惜しみなく提供する。初心者の音楽ファンにもアンセミックな箇所をしっかりと用意しているのだ。
 
 
ハイライトとなる箇所では、アルバム全体の爽快感のある音楽性が鮮明になる。これらは確かに、New Found Glory、Blink-182のような明快なポップパンクソングをオルタナティヴロック/パワーポップから再編しようという試みであり、意外と見過ごされていたスタイル。こと、PONYの楽曲に関しては、澄んだ青空のように爽やかなイメージを与えてくれる。曲の後半でのギターソロもかなり良い感じで、 キャッチーなサビ/コーラスと絶妙なコントラストを形作っている。
 
 
「Sunny Something」ではジャネット・ジャクソンのタイプのポップソングを受け継ぎ、ロックソング/パンクロックとして再編している。 この曲では、ベースラインの同音反復と全体的な和音の分散和音を配し、その上にバブリーな感覚を持つポップソングがギターロックと上手く融合させている。 ただ、これらの古典的なポップソングの形をベッドルームポップのような2000年以降のサウンドと結びつけることで、2020年代に相応しいサウンドに組み替えているのが素晴らしい。オートチューンこそ使用されないが、サビやコーラスの箇所で波形のグラデーションを変えることにより、これに近いサウンドを実現している。また、このサウンドはGarbageのような名物的なグループに近いニュアンスが含まれる。この曲でもやはりサビでは、ポップなメロディーとロック的なサウンドが混在し、華やかな音楽性が心地よいひとときを提供している。
 
 

昨年はNation of Languageを筆頭に、シンセポップやダンスポップ勢の活躍が目立った印象だったが、その流れを汲んだ「Middle of Summer」は見事な一曲と言える。Pet Shop Boysのようなライトな音楽性を捉え、ポストパンク風のベースから組み直し、シンプルではあるが、琴線に触れるようなシンセのフレーズを交え、懐かしくほっとするような音楽性を生み出す。ジョニー・マー、ロバート・スミスのようなギターラインの研究の成果はこういった曲に表れている。叙情的で適度に軽やかなギターの演奏は、サビではパンクロックのような簡素さに変わる。Kero Kero Bonitoのようなカラフルなインディーポップサウンドとポップパンクのエッセンスが劇的に合体した一曲である。この曲に満ち溢れる突き抜けるような明るいエネルギーは必聴。
 
 
 
 「Middle of Summer」
 
 
 
 
「Hot And Mean」は2000年代のポップパンクブームのリバイバルとして最も成功した事例となるかもしれない。上記で挙げたNFG、Blink、Bowing For Soupといったパワーポップのエッセンスを受け継いだ良質なパンクロックの音楽性を受け継ぎ、それらを的確な形に昇華している。この曲には、Jimmy Eat World、Militarie Gun、Pool Kidsのような良質なパンクバンドとの共演してきた理由がうかがえるのではないか。ライブシーンで映えそうなボーカルがキャッチーなロック/パンクチューンと混在する。もちろん、ロックそのもののカッコよさも十分に感じられるが、その中で、スポークンワードなどを交えつつ、現代的なポップスのニュアンスも醸し出す。
 
 
「Blame Me」はアルバムの中盤のハイライトとなり、ベッドルームポップ、パワー・ポップ、アルトポップの中間に位置している。このアルバム全体に通じる遊園地のアトラクションのようなアグレッシヴな楽しさがヒットソングの王道の三分間にぎっちり詰めこまれている。表向きには商業的なサウンドを押し出しながらも、1980年代のメロディアス・ハードロックのような叙情的なギターサウンドが見え隠れする。外向きなサウンドの中に併存するエモーショナルなクラシックロックのサウンドは、より多くのリスナーに聴かれてしかるべきではないだろうか。
 
 
さて、タイトル曲「Cleary Cursed」ではPONYのパワーポップ/ギターポップのセンスが余すところなく発揮される。ギターが大活躍で、ジョニー・マーのような激渋の雰囲気を醸し出す。最近はギター・ソロがプロデュースによって省略されてしまうことが多いが、ラフだけど味のあるギタープレイこそロックソングの核心ともいうべき箇所。合理化されたロック/ポップソングはたしかに耳障りが良く、長所もあるけれど、無駄な箇所もないと面白みに欠けるところもある。


この曲の中盤に入るギターソロは、器楽的な温和な感覚を与えてくれる。聴いていてうっとりするような感覚をギタリストは肌で知っているらしく、それを的確に体現させている。ボーカルもそれに負けていない。自由奔放なボーカルがカラフルなギターと融合し、激しい化学反応を起こす。デュオの性質が強いバンドであるが、全体的なバンドサウンドがぴたりと混ざり合う。
 
 
徹底して複雑さを避け、簡略化したロックサウンドが『Cleary Cursed」の最大の魅力である。また、そのスタンスは音楽性が変化しようとも普遍で、音楽にも詳しくない人をも夢中にさせる力がありそうだ。また、それこそが70年代以降のロックやポップソングの隠れた核心でもあったことを考えると、PONYの最新作のサウンドアプローチは理にかなっているように感じられる。



「Brilliant Blue」のような少しセンチメンタルなポップソングのような形に変化しようとも、なぜかこのバンドらしさは薄れない。この曲では女性的な可愛らしい感覚がインディーポップソングと淡く溶け込んでいる。また、グランジに対するオマージュが捧げられた「Every Little Crumb」のイントロでは、Nirvanaのアルバム『Nevermind』に収録された「In Bloom」と「Drain You」を合体させている。王道や紋切り型を避けず、真っ向から勝負を挑み、切り込んでいくPONYの姿勢に称賛を送りたい。これはまわりからどう見られるかにポイントが置かれているのではなく、純粋に気になることや好きなものを主体的に追求しているからこそなしえることだろう。
 
 
そういった遊び心もあれ、「Swallow Stars」のような曲にこそ、PONYらしさが宿っている。依然として、リゾート地やイベントのアトラクションのような楽しさ、明るさ、朗らかさは、繊細で憂鬱な歌詞と対比をなしながら、スムーズに流れていき、ビエランスキーが遭遇した占い師のエピソードを軽く笑い飛ばし、そして過去の自分との別れを告げる時が到来したことを意味する。


天心爛漫であることや誠実さは憑き物すら吹き飛ばしてしまう。そこにあざやかな生命が宿るからだ。本作のクローズ「Swallow Stars」はその証ともいえる。今作を聴いた後に覚える夏のサイダーのような澄んださわやかさこそ、現代のロックやポップソングに必要不可欠なものである。
 
 
 
 
85/100 
 
 
 
 
「Blame Me」 

 

 

 

▪Listen/Pre-order: https://linktr.ee/ponytheband 


 
ブルックリンのシンガーソングライター/ギタリスト、Mei Semonesは昨年、デビューアルバム『Animaru』をリリース後、順調に快進撃を続けており、アメリカ国内、ヨーロッパ、日本ツアーをこなし、ファンベースを拡大している。サルサやボサノヴァ、ポップ、時にはポストロック的な音楽性を交えて、アニメーションのイラストの印象に違わぬ可愛らしい世界観を体現してきた。


今週メイ・シモネスはニューシングル「Koneko」をリリースした。動物シリーズは継続し、今回も健在だ。この新曲はイギリスの友人のリアンナ・フローレスがフィーチャーされている。昨年のフルアルバムから1年ぶりのリリースとなるEP「Kurage」は4月10日に発売される予定だ。


ニューシングルに関しての声明は次の通り。


「この曲は2025年4月、初めて訪れたロンドンでの体験を綴ったものです。リアナの家に滞在した日々が歌詞のイメージの源。運河沿いを散歩し、お茶を飲み、イチゴとクッキーを味わい、彼女の猫と遊び、公園で鳥を眺めたあの時間から生まれました :) この曲が皆さんの笑顔を引き出し、良き友人の純粋さを思い出させてくれることを願っています」


メイ・シモネスは日々の暮らしをもとに、ほんわかとした安らぎを音楽を介して体現している。その音楽は忙しない現代社会の人々に自分らしくあることの大切さを示し、癒しの瞬間をもたらす。シングルのアートワークには可愛らしい猫のイラストとクッキー、紅茶が描かれている。


今シーズンのツアー日程も発表された。5月のUSツアーの日程ではAmerican Footballのサポートを務める予定だ。



「Koneko」- feat. Lianne Flores



▪️「Koneko」- Single



Listen: https://bayonet.nyc/koneko


▪️Mei Semones「Kurage」EP




Tracklist:

1.Koneko (ft. Liana Flores) 

2.Tooth Fairy (ft. John Roseboro)

3.Kurage (ft. Don Semones)


Pre-save: https://bayonet.nyc/kurage



▪️UPCOMING TOUR DATES


Sat. Mar. 28 - Knoxville, TN @ Big Ears Festival

Mon. Mar. 30 Indianapolis, IN @ HI-Fl

Tue. Mar. 31 Evanston, IL @ SPACE

Wed. Apr. 1 Evanston, IL @ SPACE

Fri. Apr. 3 Iowa City, IA @ Stop/Time Festival

Sat. Apr. 4 Minneapolis, MN @ Cedar Cultural Centre

Sun. Apr. 5 - Omaha, NE @ Waiting Room

Mon. Apr. 6 - Kansas City, MO @ recordBar

Wed. Apr. 8 - Bentonville, AR @ RODE House

Thu. Apr. 9 - St Louis, MO @ Delmar Hall

Fri. Apr. 10 - Oxford, MS @ Proud Larry’s

Sat. Apr. 11 - New Orleans, LA @ Tipitina’s

Mon. Apr. 13 - Birmingham, AL @ Saturn

Tue. Apr. 14 - Durham, NC @ Motorco Music Hall

Wed. Apr. 15 - Baltimore, MD @ Ottobar

Thu. Apr. 16 - Philadelphia, PA @ The Foundry

Sat. Apr. 18 - Mexico City, MX @ Foro Puebla


Fri. May 15 - Denver, CO @ Summit ^

Mon. May 18 - Boise, ID @ Treefort Music Hall ^

Tue. May 19 - Seattle, WA @ The Moore Theatre ^

Wed. May 20 - Portland, OR @ Crystal Ballroom ^

Fri. May 22 - San Francisco, CA @ Regency Ballroom ^

Sat. May 23 - Los Angeles, CA @ The Wiltern ^

Sun. May 24 - San Diego, CA @ The Observatory North Park ^


^ supporting American Football

 


Luby Sparksが2026年2月11日に世界発売されたプレイステーション5 (PS5)、Xbox Series X|S、PC (Steam) 用ゲーム「ROMEO IS A DEAD MAN」用に書き下ろした新曲をリリースしました。


ゲームのオープニングに起用されている「Liar」は「ROMEO IS A DEAD MAN」の世界観にあわせたインダストリアル・オルタナティヴ・サウンドになっています。また、「ROMEO IS A DEAD MAN」のオープニング映像もYouTubeにて公開されました。下記よりチェックしてみよう。





▪️EN

Luby Sparks has released a new song written specifically for the PlayStation 5 (PS5), Xbox Series X|S, and PC (Steam) game ‘ROMEO IS A DEAD MAN’, which was released worldwide on 11 February 2026. The opening theme for the game, ‘Liar’, features an industrial alternative sound tailored to the world of ROMEO IS A DEAD MAN. The opening video for ‘ROMEO IS A DEAD MAN’ is now available on YouTube.


▪️Luby Sparks「Liar」



Digital | LSEP-10 | 2026.02.13 Release | Released by AWDR/LR2

[ https://ssm.lnk.to/Liar ]


・Luby Sparks - Liar (ROMEO IS A DEAD MAN Opening Theme)

[ https://youtu.be/X5fduxfnz9E ]


Music : Tamio Sakuma, Erika Murphy, Natsuki Kato

Lyrics : Erika Murphy


Vocal : Erika Murphy

Backing Vocal, Bass, Synthesizers & Programming : Natsuki Kato

Electric Guitar & Programming : Tamio Sakuma

Electric Guitar : Sunao Hiwatari

Drums & Programming : Shin Hasegawa


All songs arranged by Luby Sparks (Erika Murphy, Natsuki Kato, Tamio Sakuma, Sunao Hiwatari & Shin Hasegawa)


Recorded by Kentaro Kikuchi, Shun Otaki at TSUBASA Studio

Assistant Engineer : Misaki Masuda

Mixed by Zin Yoshida at Garden Wall

Mastered by Kentaro Kimura (Kimken Studio)


Produced by Luby Sparks & Zin Yoshida


Artwork by Max Bloom



Luby Sparksが2026年2月11日に世界発売されたプレイステーション5 (PS5)、Xbox Series X|S、PC (Steam) 用ゲーム「ROMEO IS A DEAD MAN」用に書き下ろした新曲をリリース。


「ROMEO IS A DEAD MAN」は、世界に熱心なファンを持つ、ゲームディレクターの須田 剛一が代表を務めるGRASSHOPPER MANUFACTURE INC.による新作。Luby Sparksは、オープニング、ゲーム内、エンディング用に4曲を提供した。


ゲームのオープニングに起用されている「Liar」は、「ROMEO IS A DEAD MAN」の世界観にあわせたインダストリアル・オルタナティヴ・サウンド。2月13日にデジタルでリリースされる。また、「ROMEO IS A DEAD MAN」オープニング映像もYouTubeにて公開。


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Luby Sparks has released a new song written specifically for the PlayStation 5 (PS5), Xbox Series X|S, and PC (Steam) game ‘ROMEO IS A DEAD MAN’, which was released worldwide on 11 February 2026.

‘ROMEO IS A DEAD MAN’ is the latest title from GRASSHOPPER MANUFACTURE INC., led by game director Goichi Suda, who boasts a passionate global fanbase. Luby Sparks contributed four tracks for the opening, in-game, and ending sequences.

The opening track for the game, ‘Liar’, features an industrial alternative sound tailored to the world of ROMEO IS A DEAD MAN. It will be released digitally on 13th February.

Additionally, the ‘ROMEO IS A DEAD MAN’ opening video has been released on YouTube.



Luby Sparks:


2016年3月結成。2018年1月、Max Bloom (Yuck) と全編ロンドンで制作したデビューアルバム「Luby Sparks」を発売。2019年9月に発表したシングル「Somewhere」では、Cocteau TwinsのRobin Guthrieによるリミックスもリリースされた。2022年5月11日にMy Bloody Valentine、Rina Sawayamaなどのプロデュース/エンジニアを手掛けるAndy Savoursを共同プロデューサーに迎え、セカンド・アルバム「Search + Destroy」をリリース。


同年6月には、初のワンマンライブ「Search + Destroy Live」(WWW X) も行い、ソールドアウトとなった。10月にはタイでの海外公演、2023年3月全米7都市にて「US Tour 2023」、9月「Strawberry Music Festival 2023」を含む中国全7都市「China Tour 2023」、10月韓国、11月インドネシア「Joyland Festival」へ出演を行うなど海外での展開も積極的に行なっている。2024年5月にリリースした「Songs for The Daydreamers」EPに続き、2025年1月24日にも「Songs of The Hazy Memories」EPをリリース。


Natsuki (ba/vo)  Erika (vo)  Sunao (gt)  Tamio (gt)  Shin (dr)。


▪️EN


Luby Sparks is a Japanese alternative rock band formed in 2016. The band’s current lineup is Natsuki (bass, vocals), Erika (vocals), Tamio (guitar), Sunao (guitar), and Shin (drums). The band’s self-titled debut album, Luby Sparks (2018), was recorded in London with Max Bloom (Yuck/Cajun Dance Party) as a co-producer. In 2019, they released a single titled “Somewhere,” which was remixed by Robin Guthrie (Cocteau Twins). In May 2022, Luby Sparks released their second album, Search + Destroy, which is produced by Andy Savours, a Mercury Prize-shortlisted producer and engineer in London, who is known for working with My Bloody Valentine, Black Country, New Road, and Rina Sawayama. 


The album launch show at WWW X in Shibuya held in June was successfully sold out. In October, they performed in Bangkok, Thailand. In March 2023, Luby Sparks were actively expanding overseas with their first headline US tour around seven cities (New York, Boston, Philadelphia, San Francisco, Seattle, San Diego, and Los Angeles). In September of the same year, they were touring in seven cities in China, including a show at Strawberry Music Festival 2023, followed by a performance in Korea, and the worldwide festival Joyland Festival 2023 in Indonesia. Following the release of the last EP Song for The Daydreamers released in May 2024, new EP Song of The Hazy Memories will be released on January 24th, 2025.


[ https://lubysparks.lnk.to/bio_top ]



・ROMEO IS A DEAD MAN(ロミオ・イズ・ア・デッドマン)



2026年2月11日(水)発売。画面を覆わんばかりの血飛沫が飛び交う「ブラッディアクション」のカタルシス! 宇宙を舞台にプレイヤーの混乱を誘なうストーリー!


GRASSHOPPER MANUFACTURE INC.(グラスホッパー・マニファクチュア)が突きつける完全新作アクション・アドベンチャー、名付けて“ウルトラ・バイオレント・サイエンス・フィクション”!


本作は、主人公ロミオ・スターゲイザーの後方から見た三人称視点のアクションバトルを軸に、章仕立てで進む1人プレイ専用のアクション・アドベンチャーゲーム。予測のつかないストーリーと激しいアクションバトル、さまざまなサイドミッションがプレイヤーを待ち受ける。


・時空を超えた冒険活劇ストーリー:


物語の舞台は、とある事件によって分断され、消失してしまった宇宙。巻き込まれ、半死半生となった主人公ロミオは、強烈なテクノロジーによって復活。FBIの通称「時空警察」捜査官となり、時空を跨いで跋扈する凶悪犯たちと対峙する。同時に前触れもなく姿を消した恋人ジュリエットの足跡を追ううちに、ふたつの事象は重なりはじめ……。「デッドギア」と呼ばれる多機能マスクを被り、時空を駆け巡るロミオがたどり着く先は?


[ https://romeo-is-a-dead-man.grasshopper.co.jp ]



スイス出身のシンガーソングライターMarlin(マーリン)が、ニューシングル「Type of Way」をリリース。本作は、激しさやドラマではなく、穏やかさや信頼によって育まれる愛をテーマにした、ソウルフルでジャズの香りをまとった一曲。


「この人だ」と感じる瞬間の静かな確信を凛とした言葉とメロディで描き出し、感情の高揚よりも心の安定にフォーカスしたその世界観は、リスナーに深い安心感と余韻を残す。


サウンド面では、ジャジーなコードワークとソウルフルな質感を軸に、ファンキーなギターリフとドラムグルーヴが心地よい推進力を生み出す。Sasha KeableやRoy Hargroveからの影響を感じさせるエレガンスとグルーヴのバランスが秀逸で、Marlinのスムースかつ表情豊かなヴォーカルが自然と際立っている。

 

スイスで生まれ育ち、ギニアとハンガリーのルーツを持つMarlinは、父から教わった’90〜2000年代のR&B、ヒップホップ、レゲエに大きな影響を受けてきた。


Alicia Keys、Lauryn Hill、Bob Marley、Usherといったアーティストが、彼女の音楽的土台を形成している。プロデューサーGabiga(Naomi Lareine、Danitsa、Benjamin Amaru)とのユニットOzyahとして2019年にEP『688』を発表後、ソロとしてのキャリアを本格始動した。


2022年のシングル「More」以降、SRF 3、SRF Virus、Couleur 3、RTS La 1ère、Global SoulRadioなどでのエアプレイを獲得し、Zermatt UnpluggedのMountain AcademyやMontreux Jazz Residency(2024年)にも選出されるなど、着実に評価を高めてきた。


本日リリースされたニューシングル「Type of Way」は、そんなMarlinがたどり着いた地に足のついた表現を、そのまま音楽に落とし込んだ作品といえる。


▪️Martin 「Type of Way」- New Single



[作品情報]

アーティスト:Marlin

タイトル:Type of Way

ジャンル:R&B/Soul

配信開始日: 2026年2月13日(金)

発売元・レーベル:SWEET SOUL RECORDS 

配信: https://lnk.to/Marlin_TOW

 

Photo: Teri Anderson

オレゴン州ポートランド在住のシンガーソングライター兼ミュージシャン、Kathryn Grimm(キャスリン・グリム)による新曲「Goodbye To The Blues」。このポップロック調のシングルは、胸躍るような高揚感と中毒性にあふれています。 

 

キャスリンはこう語っています。「『グッドバイ・トゥ・ザ・ブルース』は、愛に包まれる喜びがどんな悲しみも簡単に消し去る様子を描いた、心温まる曲です。至福——私が最も愛する状態です。力強いベースのグルーヴ、軽やかなメロディ、そして『愛と悲しみは共存できない』というメッセージに心を動かされない人はいないでしょう」


キャスリン・グリムはジェフ・バックリー、マイケル・ボルトンらと共演歴を持つ。LA Timesは彼女を「観客を至福の塊へと叩き込む」と称賛した。


キャスリン・グリムは北西部を拠点とする受賞歴のあるシンガーソングライター兼マルチ楽器奏者で、業界のトップクラスと楽曲制作・レコーディング・共演を重ねてきた。友人でありギタリストのジェフ・バックリーは、彼女のオリジナルバンド、Group Therapyでサポートを務めた。 

 

1990年のコメディミュージカル『Rockula』の撮影中、彼女は伝説的なロックミュージシャン、ボー・ディドリーと休憩時間に即興演奏を交わした。また、彼女がカバーした「Spanish Castle Magic」を聴いたアル・ヘンドリックスから祝福の連絡を受けた。  

 

マイケル・ボルトンのミュージックビデオ「Dance With Me」ではフィーチャーされたギタリストを務めた。彼女の多くのアルバムには、最新作でデニス・ムーディ(ダイアナ・ロス、ミッシー・エリオット…)がプロデュースした「NO CASH BLUES」が含まれ、灼熱のギターワークと豪華なプレイヤー陣が光る。また「BLUES TOOLS」にはバックリー氏の傑出した演奏を収めた稀少なトラックが収録されている。

 

最新作はデニス・ムーディ(ダイアナ・ロス、ミッシー・エリオット…)プロデュースで、灼熱のギターワークと豪華なプレイヤー陣が光る。「ブルース・ツールズ」にはバックリー氏の卓越したスライドプレイを披露したレアトラックを収録。エレクトリック・ブルース作品「GRIMM AGAIN」(バーンサイド・ディストリビューション)は世界的に高評価を得た。 


キャスリンは「THE KATHRYN GRIMM BAND」(KGB)、「THE JAZZ ROCKETS」、「HIPPIE LOVE SLAVE」、「BABES IN PORTLAND」など多数のプロジェクトで精力的に活動し、四半期ごとのブルース/ジャズ・ジャムを主催している。 また、ギター、ベース、ピアノ、ボーカル(「メコン・リバー・バンド」)で選りすぐりのアーティストのバックプレイヤーとして、また、作家として(彼女の楽曲のいくつかは、劇作家アラン・アレクサンダー III の受賞作「HOMELESS, THE MUSICAL」で取り上げられている)その技能を提供している。 また、キャスリンはギター・インスティテュート(カリフォルニア州ハリウッド)およびカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(学士号/修士号 - ジャズ研究/商業音楽)で学位を取得している。

 

 

「Say Goodbye To The Blues」


 

KATHRYN GRIMM is an award winning singer / songwriter / multi instrumentalist based in the NW who has written, recorded and/or performed with some of the best in the biz.  Friend / fellow guitarist JEFF BUCKLEY backed her up in her original band “GROUP THERAPY”.  

 

She and BO DIDDLEY jammed between takes while filming “ROCKULA” (“One of her career highlights is playing his guitar”).  After hearing her version of “Spanish Castle Magic”, AL HENDRIX contacted her to give his blessing (“A true honor…”).  She’s the featured guitarist in MICHAEL BOLTON’s video “Dance With Me";.  Her many albums include - “NO CASH BLUES”, her

 

latest, produced by DENNIS MOODY (Diana Ross, Missy Elliot…) with some scorching guitar work and an impressive roster of players; “BLUES TOOLS” includes a rare track showcasing Mr. Buckley’s stellar slide playing; The Electric Blues “GRIMM AGAIN” (Burnside Distribution) received top reviews globally. 


Kathryn stays busy with her many projects including “THE KATHRYN GRIMM BAND” (KGB), “THE JAZZ ROCKETS”, “HIPPIE LOVE SLAVE”, “BABES IN PORTLAND”; and hosts a quarterly Blues/Jazz Jam. She also offers her skills as a player backing up select artists on guitar, bass, piano, vocals (“MEKONG RIVER BAND”) and as a writer (several of her songs are featured in playwright ALAN ALEXANDER III’s award winning “HOMELESS, THE MUSICAL”). Academically she holds degrees at The Guitar Institute (Hollywood CA) and Cal State, L.A. (BA / MA - Jazz Studies / Commercial Music).

 

 



 Ulrika Spacek  『EXPO』


 

Label: Full Time Hobby

Release: 2026年2月6日

 

 

Review


ロンドンの五人組アートロックバンド、Ulrica Spacekは先週末、ニューアルバム『EXPO』をFull Time Hobbyから発表した。『EXPO』は、タイトルに違わぬ印象で、斬新な音楽が見本市のようにずらりと並ぶ。

 

日に日に強まるソーシャルメディアの絶大な影響力、その中で個性的であるということは、とりも直さず孤独を選ばすには居れないことを、ウルリカ・スペイセックの五人組は示唆する。例えば、かつてレディオヘッドが2000年代以降の個人監視社会を主題に選んだロックソングで一世を風靡したことがあるが、ウルリカ・スペイックは『OK Computer』『KID A』が生み落とした次世代の申し子である。そのサウンドの中には、ポストロック風の響きも含まれる。しかし、同時に、最初期のレディオヘッドのような閉塞感のあるボーカルがテクノ、ロックの中間にあるサウンドに揺らめく。最新鋭のロックなのか、それとも2000年代のリバイバル運動なのか。確かにそこには既視感のあるジャズ的なリズムとトム・ヨーク的な幽玄なボーカルが併存し、なにかしら新鮮な響きに縁取られている。


「孤立と疎外感の歌。周囲の誰もが絶えず自己を晒し、公の場で生き、見られたり聞かれることを求める、過度にオンライン化された世界において、『個性』の時代はひどく孤独だ。それは凹面鏡の部屋のようなもの。このことを念頭に、バンドは集合的な努力を捧げることに決めた」

 

独特な孤独感、また、それはときに勇敢さを意味する。『EXPO』の音楽には、''和して同ぜず''という論語の故事成語がぴったりと当てはまる。時流に乗っているようで、また、流行りのポストパンクにも共鳴する何かがあるが、彼らのサウンドは同時代のバンドとは異なっている。2016年から二年ごとのサイクルでアルバムを発表してきた彼らはついに最新作で高みに到達した。


「Intro」から強烈で、AIのテーマを暗示させたインスト曲で始まり、マニュピレーターを用いたアヴァンギャルドなテクノがブレイクビーツやスポークンワードのサンプリングと連動する。そこには近未来的なイディオムもある。しかし、それは同時に現代社会の同化現象に鳴らされた警鐘でもある。


「Picto」では16ビートのドラムの中で、ポストロック/マスロックの混雑したギターが、緻密なストラクチャーを構築する。ボーカルは『OK Computer』や『KID A』のような閉塞感のあるサウンドを担う。最近のポストパンクやスロウコアも吸収していると思うが、独特な浮遊感のあるサウンドは他の何物にも例えがたい。90年代のUSオルタナティヴロックからの影響もわずかに感じられるが、マニュピレイトされたRolandのシンセで出力されるテクノサウンドがそれらの既視感を帳消しにする。複雑なサウンドは変化し、中近東のパーカッションなどをドラムに重ね、エキゾチズムを増す。いわば、Squidのような複雑なサウンドであるが、こちらの方が一体感がある。

 

中盤は、King Kruleを彷彿とさせるようなごった煮のサウンドの曲があったり、レディオヘッドの中期のようなサウンドがあったり、『EXPO』のコアらしきものがほのめかされる。それはまるでインターネット空間をぼんやりと彷徨うような感覚がある。意図せぬ情報やアルゴリズムの投稿が目の前に矢継ぎ早に示され、それをさながら命題のように考え、時々振り回されたり、翻弄される個人。『EXPO』には現代社会の縮図とも呼ぶべき広汎な音楽が居並ぶ。


しかし、これらの現代史の博物館(EXPO)の展示中に、バンドが言うところの本当の自己やアイデンティティが発見できる瞬間がある。それが「Showroom Poetry」である。ローファイやスラッカーロックを基本に展開されるが、それらの混沌としたサウンドの向こうに歌われる、もしくは呟かれる言葉に一体感が生じ、バラバラに散らばっていたはずの破片が集まり、奇妙な一体感のような感覚が生み出される。ボーカルや全体的なバンドサウンドには今作のテーマである孤独の空気感が揺らめくが、その中には得難い安心感やひりひりするような情熱がちらついている。誰もそんなとこにはいないだろうと思っていた場所に結構な人がいたというような瞬間。とまあ、なんやかんやで、この曲は聴いてみると分かる通り、アルトロックの秀曲となっている。Galaxie 500のような内省的なインディーロックサウンドがアンセミックに変貌していく。

 

本作の後半はさらに多彩さが増すが、同時に序盤の収録曲に比べると求心力に乏しいところもある。レディオヘッドの次世代のアートロックサウンドが展開されたり、Ulrica Spacekの持ち味の一つであるジャズの影響を取り入れた動きのあるアートロックが繰り広げられる。 また、ブレイクビーツとアートロックの融合を試みた「Weight & Measures」なる次世代のロックソングも収録されている。この曲では弦楽器を取りれたりしながら、イギリス的なポストロックのイディオムを定めた瞬間が訪れる。テクノや電子音楽を中心としたバラード「A Modern Low」もまたレディオヘッドの次世代のサウンドに位置づけられる。ただ、そんな中、単なるフォロワーに収まりきらず、独創的なロックサウンドが出てくるときがやはり最も面白い瞬間であろう。

 

アルバムのクローズを飾る「Incomplete Symphony」は、バロックポップやチェンバーポップを下地にした次世代のサウンドで、ビートルズ、ローリング・ストーンズからブリットポップまでを吸収し、現代版に置き換える。また、こういった最後の曲を聴くと分かる通り、彼らがMOGWAIの初期のようなサウンドを吸収していることはおそらく間違いないだろうと思われる。一方で『EXPO』はモグワイのような反復的で恍惚とした轟音ロックサウンドにはならない。アンセミックなボーカルやコーラスを通じて現代社会を鋭く風刺するかのようなギターの不協和音が背後を突き抜け、次いでアンセミックなボーカルとシンセが追走するように通り過ぎていく。そこには飾らない生々しいリアリティが内在する。それこそが『EXPO』の醍醐味なのだろう。

 

 

80/100 

 

 

 「Showroom Poetry」-Best Track

 

 

 

▪Ulrica Spacek『EXPO』- Listen/Stream: https://ulrikaspacek.ffm.to/expo 



Ulrica Spacek:



「リビングルームは自然な残響をあまり生み出さないし、人工的に作り出すのも我々の意図ではない」


ウルリカ・スペイセックはベルリンで一夜にして結成された。14年来の友人であるリース・エドワーズとリース・ウィリアムズが『ウルリカ・スペイセック』というコンセプトを思いつき、デビューアルバムのタイトルとして『The Album Paranoia』を考案した。 ロンドンに戻りレコーディングを開始すると、ジョセフ・ストーン(ギター、オルガン、シンセサイザー、ヴァイオリン)、ベン・ホワイト(ベース)、カラム・ブラウン(ドラム、パーカッション)が加わり、現在の5人編成が固まった。 


アルバムはほとんど予告なく、大々的な宣伝もなくリリースされ、バンドがキュレーションと出演を兼ねる「オイスターランド」と題したほぼ月1回のクラブナイトが1年間続いた。18ヶ月も経たぬうちに、不気味なほど完成された続編が登場。エドワーズによればこれは必然だったという。


「曲を一括で作り上げてから順番を決める手法には、我々はあまり興味がない」と語るように、3分間のシングル10曲を書き上げる誘惑を避け、より開放的で広がりのあるスタイルを志向している。書きながらアレンジを重ね、楽曲がセットリストの中で自然な位置を見つけることを意図しつつ、自己満足に陥らない方向性を常に保っている。現在はロンドンで活動している。