全米でその卓越したワンマンバンド・ショーで知られる「ザ・ドック」は、歌いながら数多くの楽器を演奏し、それらを使ってループ録音を行い、さらにはその場で観客と共に曲を作ることさえあります。その多彩なパフォーマンスは、アコースティック・ショーや朗読会から、絶賛された作品『Phineas McBoof Crashes the Symphony』の画期的な交響楽団公演まで、規模や範囲も多岐にわたり、オーケストラ音楽の広大な世界を初めて体験する人々を魅了しています。
「障害者啓発月間」を記念して、ドクター・ノイズは最新シングル「Some People See, But I Don’t」を公開した。これは、8月にリリース予定のアルバム『Positive Energy! (The Music of Doctor Noize)』に先駆けて発表される最後の新曲となる。この楽曲は、妻ジャネットからインスピレーションを得た、深く個人的かつ勇気づけられる視点を提供しており、彼女の人生観と生き方が、この曲に込められた「回復力、決意、そして喜び」というメッセージを形作っている。
フランクリンが書いた詩を中心に据えた同楽曲では、彼とサックス奏者のアイザヤ・コリアーが互いの情熱的で爆発的なフレーズを奏で合い、デイビス・ホワイトフィールドとオットー・ガードナーのピアノとベースがドラマチックで心に響く感情を添えている。楽器は緊張と調和の間を縫うように演奏され、最後のセクションではすべての演奏者とテミトペ・モモレベ・ゴスペル・シンガーズが一体となって「One is Love」を歌っている。
Pain Gainのメンバーは、それぞれ個々としても世界的に確固たる音楽的な評価を確立している。ボーカリストのクロエ・カウルは、Klloの片割れとして世界的な称賛を獲得し、数百万回に及ぶストリーミング再生回数を記録、米国、英国、ヨーロッパ、アジアで大規模なツアーを行い、Pitchforkをはじめとするメディアから称賛を受け、BBC Radio 1のサポートも得ている。また、増え続けるソロ作品を通じて、自身の音楽世界を拡大し続けている。
こういった中で、ペイン・ゲインに大きな可能性を感じさせるのが、目の覚めるような楽曲を書き上げる力量を持つという点である。「Turning Point」は、イントロから何かを感じさせ、興味をひきつける。イントロはシンセのアタックから音が引き伸ばされ、それが持続していく。一見すると、なんの変哲もないフレーズのように感じられるが、これらは続くボーカルの入る箇所の導入部となっているだけでなく、楽曲全体の構造を巧みに引き出すことに成功している。例えば、音楽的なアプローチとしては、Nation of Languageにも似ているが、ユーロビートやレイヴのようなヨーロッパのEDMのシンセサイザーのパッドの出力の影響を交えて、なにか賛美歌やコラールのような荘厳な趣を持つポップサウンドを導き出す。EDMというと、一般的にノイジーな印象を抱くかもしれないが、この音楽の持つ静けさという側面に焦点を当て、ボーカルメロディーを強調し、全体的に聞かせるポップソングを生み出しているのが見事である。
短い会話のサンプリング、アンビエント風のアプローチを通して、オーストラリアの自然豊かな雰囲気を音楽的な記録として残そうとしているようにも思える。これらは実際聴いていると、清涼感があり、清々しい大気を感じるような雰囲気に満ちている。ロンドンともゆかりのあるペイン・ゲインは、ここでオーストラリアの空気感を上手く伝えている。また、それはボーカル/コーラスとピアノ、シンセというこのトリオらしいやり方で作り上げられる。その流れを引き継ぐような形で、「Got In My Way」が収録されている。この曲もまた、単に音楽を制作するという視点にとどまらず、人生の側面を何らかの形で反映させることに成功している。タイトルに象徴されるように、アンビエント・ポップやエレクトロ・ポップの形を通して、その人なりに掴んだものや手応えのようなものを音楽という無形の形で的確に落とし込んでいるのである。
再びインタリュードとして登場する「Every Other Step」は、オルガンの音色を用いた次の曲の呼び水。徐々に高揚するような感じで期待感を盛り上げ、次はどうなるという興味をもたらす。その期待に違わず、聴き応えのある2曲が続いている。「Something In The Air」はエレクトリック・ピアノを用いたポップソングで、ネオソウルのようなジャンルからの影響も捉えられる。ここでは、憂いのあるボーカルのメロディ、そしてテクノ的なリズムの効果、ゴスペルのようなR&Bのジャンルからの影響を織り交ぜて、このトリオにしかなしえない独創的な形を提示している。それはまたロンドンの音楽とも、ニューヨークの音楽とも、やはりアジアの音楽とも異なる''オセアニアのポップ''の形が確立された瞬間でもある。これらの主要な音楽地域の音楽を巧みに吸収しながら、新旧のポップソング、ダンス・ミュージック、R&Bなどを訪ねながら、2020年代後半にふさわしいポップソングの形が生み出された、といえるかもしれません。
ちょっと誇張的な表現になってしまったかもしれませんが、『Pain Gain』が何度も聴くに値する作品であることは最後の曲を見ると瞭然でしょう。「Dead Dog Dream」は、近未来的な趣を持つポップソングで臨場感を盛り上げている。ダンスミュージックをどのような形でポップソングに落とし込むかという、このバンドのおそらく、数年の試行錯誤の結果が滲み出た瞬間でもある。そして、それはアルバムの冒頭とは異なり、音楽的にとどまらず、人間的な前進を感じさせる。この曲にもまた、Pain Gainらしいかっこよさが所々に感じられる。デビューアルバムだと思いますが、セルフタイトルの印象に違わず、力感のある素晴らしい作品になっています。
南カリフォルニア出身のインディー・ポップとロックを融合させたシンガーソングライター、KiKi Holli & The Remedyによる新作EP『Something About You』が本日リリースとなった。名プロデューサー、イーサン・アレンがプロデュースを手がけた話題作。スター性と実力を兼ね備えたキキ・ホリイ。これからどのような活躍をしてくれるのだろう。
KiKiは、『Rolling Stone France』、『Billboard Argentina』、『Earmilk』、『Atwood Magazine』などから高い評価を受けている。
『Something About You』は、グラミー賞ノミネート経験のあるプロデューサー、イーサン・アレン(ベン・ハーパー、ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ、トリッキー)がプロデュース、ミキシング、共同作曲を手掛け、グラミー賞受賞エンジニアのデイヴ・コリンズ(マドンナ、アリス・クーパー、サウンドガーデン)がマスタリングを担当した。 KiKi Holli + The Remedyは、ドリームポップの雰囲気とダークウェーブの強烈さが交差するサウンドを築き上げている。また、少しダブ風のサウンドとなっている
「Something About You」
・「キキ・ホリ…は本作で、極めて美しいパフォーマンスを披露している。」 – ローリング・ストーン
ロサンゼルスを拠点とするキキ・ホリ+ザ・レメディが、リピートしたくなる5曲を収録した『Something About You』でカムバックした。このEPは、1年間にわたる勢いを確固たるメッセージへと昇華させた作品である。
『Something About You』は、ブレイクへの勢いを背景にリリースされた。「WISH」は『Atwood Magazine』の「2025年ベストソング」に選出され、シングル「WIN U OVER」は『Billboard』から称賛を浴びた。また、『EARMILK』や『LADYGUNN』での特集記事は、その表現の幅が常に期待を上回り続けるアーティストの軌跡を追っている。
『Something About You』はその証明となる。雰囲気あふれるプロダクション、心揺さぶるメロディー、大胆かつ繊細なパフォーマンスが凝縮。プロジェクトの核心にあるのは、ホリーと2度のグラミー賞ノミネート歴を持つプロデューサー、イーサン・アレン(ベン・ハーパー、ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ、トリッキー)とのクリエイティブなパートナーシップだ。
アレンは本作の制作、ミキシング、そして共同作曲を手掛けた。彼らのコラボレーションが、KiKi Holli + The Remedyを特徴づける親密さ、広がり、そして映画的な雰囲気を形作っている。このEPのマスタリングは、グラミー賞受賞エンジニアのデイヴ・コリンズ(マドンナ、アリス・クーパー、サウンドガーデン)が担当した。
スティーヴィー・ニックス、ボウイ、プリンス、ザ・キュアといったアーティストのシネマティックな伝統に根ざし、KiKi Holli + The Remedyは、ドリーム・ポップの雰囲気とダーク・ウェーブの強烈さが交差するサウンドを築き上げた。
5曲は次のように展開される。
「Something About You」: タイトルトラックであるこの曲は、つながりと欲望についての思索を綴り、リスナーを共鳴と憧れの世界へと誘い込みながらEPの幕を開ける。
『The Garden』:温もり、美しさ、そして可能性に満ちた、緑豊かな夏の逃避行。
『Don't Change』:INXSの名曲をKiKi Holli + The Remedyが再解釈し、このアンセムをより親密なものへと変容させ、優しさと切望の新たなニュアンスを浮き彫りにしている。
『So Far Away』:距離がもたらす痛み、つまり誰かが去った後も長く体に残るような切なさを描いている。
その演劇的な基盤は今も彼女の作品に色濃く反映されており、各楽曲はまるで舞台の一場面のように展開し、歌唱パフォーマンスの一つひとつには意図と深みが込められています。「KiKi Holli & The Remedy」での活動において、ホリーは自分自身を再発明しているのではなく、その魅力をさらに引き出している。
Netflixの世界的大ヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス』で主人公マイク・ウィーラー役を演じる俳優・ミュージシャン、フィン・ウルフハードが、待望のセカンド・アルバム『Fire From The Hip』を7月10日にリリース。
2025年に発表したソロ・デビューアルバム『Happy Birthday』は、ローファイなインディーロック・サウンドと等身大のソングライティングで高い評価を獲得。現在までに4,000万回以上のストリーミングを記録し、全米ツアーやロンドンでのヘッドライン公演を成功させるなど、ミュージシャンとしても着実に存在感を高めてきた。今年は『Saturday Night Live』のホストを務めたほか、LollapaloozaやOsheagaへの出演も決定し、俳優だけでなく音楽シーンでも世界的な注目を集めている。
そんなフィン・ウルフハードが完成させた最新アルバム『Fire From The Hip』は、前作『Happy Birthday』で描かれたノスタルジアや成長への戸惑いといったテーマを受け継ぎながら、より広い視点とスケール感を持ち合わせた作品となった。前作でツアーを共に回ったバックバンドとの強い結びつきから生まれた本作は、ライブでしか生まれない空気感や、友情から生まれるケミストリーを作品へと落とし込んでいる。
その言葉どおり、本作はThe Rolling Stonesの『Exile on Main St.』『Beggars Banquet』といった名盤からインスピレーションを受け、前作以上にバンドアンサンブルを重視した作品へと進化。24トラックのアナログ・オープンリール・テープを用い、多くの楽曲をフルバンドによるライブテイクで録音することで、正確さよりもその場でしか生まれない空気感や熱量、そして演奏のわずかな揺らぎまでも作品の魅力として刻み込んでいる。
また、本作には『Happy Birthday』制作時に生まれながら収録を見送った楽曲と、新たに書き下ろした楽曲が共存しており、「変化」と「自己認識」を軸に一つのストーリーを紡いでいる。アルバムの核となる「Nice to Meet You Again」では、【人は常に変化し続ける存在であり、アルバムを作るたびに新しい自分を紹介しているようなもの】という本作のテーマが象徴的に描かれる。
先行シングル「I'll Let You Finish」「Tunnels」はすでに公開され、「Tunnels」のティーザー映像は公開から24時間でTikTokとInstagramを合わせて約200万回再生を記録。Pavement、Pixies、Elliott Smithらをルーツに持つフィンらしい90年代インディーロックへの愛情を感じさせながらも、これまで以上にダイナミックでスケール感のあるサウンドへと進化を遂げている。
『Happy Birthday』が"自己紹介"だったとすれば、『Fire From The Hip』は"進化"そのもの。作品を発表するたびに、その瞬間の自分自身を写し出す"スナップショット"だと語るフィン・ウルフハード。本作は、ミュージシャンとして進化を続ける彼の"現在地"を刻み込んだ一枚となっている。
ロサンゼルス出身の新進気鋭のバンド、Jawdroppedが、9月18日にTransgressive Records / Canvasbackよりデビューアルバム『Secret To Spare』をリリースすることを発表した。ロマン・ザンガリ、カイラ・モーリング、ショーン・エドワーズ、クック・リー=チョバニアンからなる。
『Secret To Spare』は、クラシックでありながらも現代的な新鮮さを兼ね備えた作品であり、心温まるインディー・ロック、90年代のオルタナティブ・ラジオを彷彿とさせる甘酸っぱいサウンド、そしてアルト・カントリー特有の無造作で荒削りなサウンドが見事に融合している。
全体として、『Secret To Spare』の歌詞は、ザンガリが「バー通として耳にした話」と定義するものに牽引されている。「僕はいつも、耳にした話や、友人に起きた出来事を基に曲を書いているんだ」と、モーリングは、この二人の作詞家が持つ、語り部のような性質と内面への覗き見的な視点を融合させた視点について説明する。
先月、バンドはメロディ豊かなアルバム収録曲「Monday」を公開し、Pitchfork、So Young、Stereogum、The Line Of Best Fit、Alternative Press、Brooklyn Vegan、そしてCLASHから注目を集めた。CLASHはこのシングルを「緊迫感あふれるパワフルなポップ・ナンバー」であり、「信じられないほど中毒性のあるトラック」と評している。
また、バンドは初めて英国を訪れ、ブライトンの『The Great Escape』に出演したほか、一連の初ヘッドライナー公演も行った。Jawdroppedは11月に『Pitchfork London』に出演するため再び英国を訪れる予定で、さらに追加公演も予定されている。
Secret To Spareは、2025年を通じて、Jawdroppedのますます多忙になるツアースケジュール(レーベルメイトのGreg FreemanやRocketとのツアーを含む)の合間や、メンバーそれぞれの本業を両立させながら、空き日や週末を利用して正式に制作された。「このEPに収録された曲は、ほぼすでに存在していたものだった」とカイラ・モーリングは説明する。「このレコードは、私たちが同じ部屋で一緒に曲を組み立てていった初めての経験だった」
このパートナーシップは、世界各地のAcne Studiosの店舗デザインを特徴づけています。クアラルンプール店では、ファサードや床、石張りの柱にピンクの花崗岩を用いることでシャープでグラフィカルな印象を演出する一方、空間中央には、長年コラボレーションを続ける家具デザイナー Max Lamb(マックス・ラム) による有機的な曲線を描くシーティングを配し、硬質な素材との美しいコントラストを生み出しています。
アメリカの伝説的なジャズシンガー、エラ・フィッツジェラルドの未発表ライブ音源が8月5日にリリースされる運びとなった。フィッツジェラルドはビリー・ホリデイ、サラ・ヴォーンと並び、米国史上最高の歌手である。あたたかく包み込むような慈愛的な今も多くのファンを惹きつけている。未発表ライブ音源はコペンハーゲンで1966年に収録。ジャズファン必聴の音源となるでしょう。本日、先行シングル「How High The Moon」が配信リリースされました。下記よりチェックしてみよう。
アルバム『ライヴ・アット・ファルコナー・シアター・コペンハーゲン・6th・フェブラリー・1966』は8月4日(水)に日本ではフィジカル盤がリリースに。デジタル配信は8月14日(金)からとなっている。そして本日、アルバムからシングル「How High The Moon」が配信スタート。観客とのやりとりなど当時のライブの熱狂が余さず凝縮されている.ストリーミングはこちらから。
「How High The Moon」
【アルバム情報】
アーティスト名:Ela Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)
タイトル名:Live At Falkoner Theatre Copenhagen 6th February 1966(ライヴ・アット・ファルコナー・シアター・コペンハーゲン・6th・フェブラリー・1966)
品番:GB4003CD (CD) / GB4002 (LP)
発売日:2026年8月5日(水)
配信開始日:2026年8月14日(金)
レーベル:Gearbox Records
クレジット;
Recorded at Falkoner Centre,
Copenhagen, 6th February 1966
Originally produced by Per Møller Hansen and Børge Roger Henrichsen for Danmarks Radio.
Mastered by Caspar Sutton-Jones at Gearbox Productions
続いて出場した“ハーレム・オペラ・ハウス”のコンテストでも優勝し、その後紆余曲折を経てチック・ウェッブのバンドに雇われる。このバンドと共に、当時のヒット曲を納めた数枚のレコードを作成。中でも楽曲「A Tisket, A Tasket」は17週間にわたりチャート・トップを記録し、アルバムは100万枚のセールスをあげた。1941年からはソロでの活動を開始。1946年、輝かしい未来を決定付ける事となる名プロデューサー、ノーマン・グランツと出会い、レコーディング・アーティストとして更に飛躍する。
「Change」という言葉は、Nao Yoshiokaのキャリアを象徴するキーワードでもある。ソウルミュージックへ導いたSam Cookeの「A Change Is Gonna Come」、デビューシングル「Make the Change」、そして今作「Changes」へ。その言葉とともに、Naoは変化を受け入れながら、自分自身の本質と向き合い続けてきた。