坂本龍一が生前にその才能を見込んでいた音楽プロデューサー、avexに所属する小山絵里奈のサウンドトラックがドラマ放送開始から数日遅れで配信開始となった。


サウンドトラックに収録されている全21曲はNHK BS 4Kで4月5日から放映中のプレミアムドラマ「対決」内で使用されている。


「対決」は社会派のテーマを盛り込んだエンタメドラマ。詳細と制作者のコメント、及びドラマのシナリオは以下の通り。楽曲は配信リンクよりご視聴下さい。また、ドラマの放映も合わせて確認していただきたい。



▪︎小山絵里奈「プレミアムドラマ「対決」オリジナル・サウンドトラック」



コヤマエリナ「プレミアムドラマ タイケツ オリジナル サウンドトラック」Erina Koyama「Premium Drama Taiketsu (Original Soundtrack)」

Digital (UPC : 4580789759611) | DDCB-12802 | 2026.04.08 Release | Released by SPACE SHOWER MUSIC


配信URL:

[ https://ssm.lnk.to/Taiketsu ]


2026年4月5日(日) 放送スタート!プレミアムドラマ「対決」のサウンドトラック。音楽、小山絵里奈 。ピアノを主体に多重コーラスやユニークな組立てのチェロデュオなどリアルに鮮やかに彩った21曲を収録。


01 対決 タイケツ Confrontation

02 交差 コウサ Crossing Lines

03 冥緒 メイショ Dark Prelude

04 景濁 ケイダク Tainted Horizon (Vc : 西方正輝)

05 綴環 テイカン  Woven Circle (Vocal : Melody Chubak)

06 絲口 イトグチ First Thread (Harp : 宮本あゆみ)

07 不磨 フマ Unpolished Truth (Vn, Vla, Vc : aaaaaaaaaalmond)

08 探求 タンキュウ Seeking (Guitar : 和泉聡志)

09 波及 ハキュウ Ripple Effect

10 玄端 ゲンタン  Obscure Origin

11 灯声 トウセイ  Luminous Echo (Vocal : Melody Chubak)

12 楕円 ダエン Ellipse

13 解測 カイソク Measured Unraveling

14 鏡像 キョウゾウ Reflection

15 光風 コウフウ  Wind of Light (Guitar : 和泉聡志)

16 素顔 スガオ Bare Face

17 沈紗 チンシャ  Veil of Stillness

18 逡巡 シュンジュン Hesitation

19 迷縺 メイレン  Entangled Drift

20 心和 シンワ Inner Harmony

21 再航 サイコウ  Set Sail Again (Vn, Vla, Vc : aaaaaaaaaalmond)


Recording Engineer : 小山絵里奈

T.04 Recording Engineer : 椎葉爽

Mix Engineer : 岡部潔

T.04, 19 Mix Engineer : 小山絵里奈

Mastering Engineer : 木村健太郎


Producer(音楽監修): yamanoneko

Total Production & Programming : 小山絵里奈


・制作者のコメント

このドラマは、静かな怒りと深い祈りが交差する物語でした。

ままならない現実の中で、差別や葛藤と向き合いながら、それでも誰かの未来を守ろうとする、そんな二人の主人公の“対決”の姿に、私は、音楽で寄り添いたいと思いました。

母と娘、記者と理事、そして過去と今。それぞれの選択が交差する瞬間に、言葉にならない彼女たちの思いを、そっと音楽で伝えたい。

私自身も母であり、女性として社会と向き合ってきました。

だからこそ、この作品に込められた痛みと希望を、音楽でそっと包み込みたかった。

視聴者の皆さんが、登場人物たちの声なき声に耳を澄ませてくださることを願っています。 ーー小山絵里奈




小山絵里奈:


「小山絵里奈の音楽を初めて耳にした時、そのユニークな才能にぶっ飛んだ」──坂本龍一。

初めて制作した楽曲が坂本龍一氏の耳に留まり、 同氏のエグゼクティブ・プロデュースによりavexからデビュー。これまでに3枚のアルバムと、世界配信されたオリジナル・コンパイル作品を発表。独立後は劇伴作曲家としても多くの作品を手がけ、現在も映像作品への楽曲提供を続けている。



プレミアムドラマ「対決」



【放送予定】[BSプレミアム4K][BS] 2026年4月5日(日)スタート

毎週日曜 夜10時~10時45分(全5話)


【あらすじ】

ある医大が入試の採点過程で女子の点数を意図的に下げている。衝撃的な「噂(うわさ)」を耳にした新聞記者の檜葉菊乃(松本若菜)は、独自の調査を始め、医大の理事である神林晴海(鈴木保奈美)に目をつける。巧みに追及をかわす神林だが、突破口はそこしかないと考え、檜葉は粘り強く核心へと迫っていく。男性優位の社会で、無数の理不尽に直面してきた二人。それぞれの信念がぶつかり合い、敵対せざるをえない彼女たちの闘いの行方は、予想もしない展開を迎えるー


幸せを願い、理不尽に立ち向かう女性たちを描く社会派エンターテインメントをお届けします!


【原作】月村了衛

【脚本】渡邉真子

【音楽】小山絵里奈

【主題歌】『ひと匙』 ヒグチアイ

【演出】池田千尋 小菅規照

【出演】松本若菜 豊嶋花 大倉孝二 大原櫻子 山中崇 前野朋哉 濱尾ノリタカ

    /石坂浩二・渡辺いっけい 高畑淳子 鈴木保奈美 ほか

【制作統括】黒沢淳(テレパック) 熊野律時(NHK)

 Arlo Parks 『Ambiguous Desire』

 

 

Label: Transgressive

Release: 2026年4月3日

 

Review


 

およそ3年ぶりとなるアーロ・パークスの新作アルバム『Ambigious Desire』 は、先週のベストアルバムの一つだった。ロンドンからロサンゼルスに活動拠点を移動し、従来のインディーポップの音楽性に、プラスの要素をもたらしたのが『Ambigious Desire』 である。依然として、甘酸っぱいアルトポップソングを主体にしているが、今回の最新作では、LAのトレンドであるビートシーンの影響を受けてか、ダンサンブルなポップソングを志向しているように感じられた。


メロディアスな一面もあるが、ビート全体に体を委ねて聴く、あるいは楽しむようなアルバムとなっている。また、そこには、Dirty Hitに所属するパークスの友人であるKelly Lee Owensの影響を受けてか、ロンドンのガラージのようなダンスミュージックスタイルを織り込んでいる。

 

 『My Soft Machine』で基本的なアルトポップのスタイルはひとまずやり終えたと思ったのだろう。また、アーロ・パークスは日常的にクラブシーンに接することが多いためか、やはり現地の音楽を作風に取り入れようとするのは自然なことのように思える。パークスは現在の音楽に興味があるようで、過去の音楽にはそれほど興味は薄い。しかし、ロンドンの音楽に対する愛着もまだ残されている。それは特にアルバムの後半の曲で、ブレイクビーツという形で登場する。Wu-Luを彷彿とさせるヒップホップ仕込みの強烈なブレイクビーツがメロディアスなアルトポップソングと融合している。これは意外と誰かがやっていそうでやらなかった内容だ。また、作曲面でも技術が向上しており、Abletonを使用した打ち込みのサウンドはその象徴となる。

 

しかし、アーロ・パークスらしさが薄れたかと言えばそうではない。アルバムの冒頭を飾る「Blue Disco」はその象徴で、現代的なテクノとアルトポップの形が合致した、心地よい一曲だ。特に前作よりもキックの音を強調しながら、グルーヴ感を追求し、その中で、甘い感じのボーカルのメロディが歌われる。この曲を聴いて思うのは、どうやらアーロ・パークスには音楽的な美学があるらしく、もちろん自分なりの理想を体現しつつ、ポピュラーなサウンドを制作している。 実際的にこのオープニング曲は素晴らしく、80年代のシンセ・ポップが2020年代のサウンドに変化すると、どのようになるのかを示した好例である。オシレーターを使用したシンセがアトモスフェリックな音像を作り出し、やはりツボを捉えた良いボーカルが響く。また、ニュートラルなサウンドが目立った前作であったが、ベースラインを強調した立体的なサウンドを聴くことが出来る。このあたりにもアーロ・パークスの作曲の成長が伺える。その中で強調されるのは、ロサンゼルスのクラブシーンに触発された多幸感のある旋律である。しかし、それは真夜中のクラブのように、ぼんやりとしていて、淡い感覚に満ちている。それは結局、パークスにとってクラブというものが、暮らしの中の癒しであることを示唆する。


「Blue Disco」

 



また、アーロ・パークスは最新作において、民族音楽のようなワイルドなビートを織り交ぜる。これが果たしてタイラー・ザ・クリエイターの最新作に触発されたものなのかは定かではない。しかし、アグレッシヴなアフロビートを用いた「Jetta」はワイルドな感じもありつつ、スタイリッシュな感覚も維持されている。この曲にはLAのビートシーンからの影響と、ジェフリー・パラダイスに象徴されるようなチルウェイブやチルアウトからの影響を織り交ぜ、最適解を汲み出している。


そのサウンドは、ロサンゼルスの海岸筋の光景を思わせ、Ninja Tuneに代表されるような、しなやかでフレッシュな質感を持つダンスビートと融合している。結局は、ロサンゼルスのダンスミュージックとロンドンのガラージのような二つの地域のEDMが融合したサウンドが組み上がる。続く「Get Go」も同様のサウンドで、アップテンポなビートと張りのあるネオソウルのサウンドが見事に混ざり合い、爽快感があり、アグレッシブなダンスポップソングが展開される。

 

アーロ・パークスはやはり実際のミュージックシーンの体験者ということもあって、ロンドンとLAのサウンドを見事にクロスオーバーし、一瞬にしてロスに、そして一瞬にしてロンドンへとひとっ飛びする。ネオソウルの色合いが一番強まるのが、ロイル・カーナー、ROMYなどのコラボレーターとして知られるSamphaが参加した「Senses」である。


従来よりもキックの音を押し出した重厚なダンスビートをもとに、ロンドンのリアルなネオソウルのサウンドが展開される。こういった曲を聴くとつくづく思うのは、楽曲から醸し出されるシンガーとしての雰囲気とか、歌そのものに宿るツヤのようなものが存在し、それは現地に行って聴かないと分からないのかもしれない。


アーロ・パークスは音楽のリアリティをよく知っていて、実際に現地で鳴っているサウンドをこの曲で再現させる。サンファのボーカルは最後の方で登場するが、すでにご承知の方も多いように、彼のボーカルは曲そのものに癒しを与え、曲全体を均すようなパワーがある。全体的に多少アンバランスな曲だとしても、サンファがソウルフルに歌うと、なぜかまとまりがつき、仕上がってしまう。これはとても不思議な現象であり、サンファ現象ともいうべきものだろう。

 

「Heaven」ではブレイクビーツとアルトポップの中間にあるサウンドを捉えられる。しかし、依然としてアーロ・パークスのボーカルは背景となる強固なダンスビートに上手く融和している。そしてその独特なムードの中に、 甘酸っぱい感じのするボーカルを付け加える。特に、この曲では、サブウーファーの低音域を強調されるサブベースが上部のボーカルメロディと鮮やかな対比をなしている。実際のクラブフロアで聴いて映えるような曲作りを志しているようだ。

 

結果的に、UKベースラインのようなアクの強い玄人好みのダンスミュージックが生み出された。これはまた、単なる録音作品というよりも、ライブシーンを意識した楽曲になっている。また、アシッド・ハウスのようなサウンドを反復する中で、エレキピアノを用いて繊細なサウンドを織り交ぜたりもする。実に依然よりも多角的なダンスミュージック/ポップが展開される。こうした中で、ヒップホップとアルトポップの中間にある「Beams」では、曲の後半部で良いボーカルメロディーが見いだせる。しかし、それらは単独の歌手としてではなく、背景のダンスビート/ヒップホップのトラックと上手く連動するような形でハイライトとなる瞬間が出てくる。

 

また、前作よりも音楽的な引き出しが多くなり、このアルバムの全体的な水準の底上げにも繋がっている。「South Seconds」ではベッドルームポップを下地に、アーティストとしては珍しく、インディーフォークソングに傾倒している。従来はアーロ・パークスはネオソウルとアルトポップの中間にいると思っていたのだが、これは予想外だった。また、実際的にこの曲は短いレングスでありながら、かなり良い線を行っていると思った。ローファイなサウンドから、内省的なパークスのボーカルが心地よい空気感を生み出している。それは、このアルバムの副題とも言える”雰囲気のあるポップソング”という制作の意図を読み解くことも出来る。実際的にこの曲は、アルバムの中盤の癒しとなるセクションで、パークスらしい心地よい旋律が美麗な空気感を作り出している。この曲にもまた、制作者の美学が淡く映し出されていると言える。

 

再びダンスミュージックに返り咲く「Nightswimming」では私生活の楽しみのような瞬間を切り取り、それらをリアルなサウンドに落とし込んでいる。イビサ風の精細感のあるハウス・ミュージックはケリー・リー・オーウェンズにも通じるものがあるが、やはりパークスはボーカルの旋律的な甘酸っぱさをなおざりにすることはない。リズムとメロディの両側面がかっちりとハマり、体を揺らしても、聞き入っても楽しい、一挙両得のサウンドが作り上げられる。特にアルバム全般に言えることだと思うが、リズムに乗れる瞬間を上手く引き出す。それは海の波乗りのようなもので、新しいパークスのソングライターとしての手腕が示された瞬間でもある。

 

ロサンゼルスのモダンなダンスポップミュージックを反映させた「2SIDEDED」も良曲で、聴き逃がせない。健康的な雰囲気のある一曲で、パーティ志向の充実した人生への渇望のようなものが描かれる。こういった曲が出てきたのも、現地のポップソングの妙味を知り得たからなのだろう。実際的に、このアルバムの最も心楽しい瞬間を作り出すことに成功している。特にこの曲では、ビートの良さもさることながら、シンセサイザーが見事なボーカルとの対比を描く。 

 

アルバムの終盤の収録曲はトラック制作の面で相当な力の入れよう。「What If I Say It?」はガラージのようなダンスミュージックを主体にしたイントロがヒップホップのビートと融合している。TRICKYを彷彿とさせるトリップホップのようなイントロから、やはりパークスはアルトポップソングの作曲経験を活かしながら、良いボーカルメロディーを引き出そうとする。サビ/コーラスの箇所では、単なる多幸感を越えた天上的な空気感が出てくることもある。こういった地上的なサウンドにとどまらず、高らかなポップソングを書こうとしている気配も感じられる。

 

3年前、アーロ・パークスの曲を良いと感じたのは、融和のような精神が根底にあるからである。それは最新作でも共通していて、現代ポップシーンの癒しとなることは必須である。しかし、野心的な趣を持つ最終曲「Floette」は何を物語らんとするのか。これはおそらく、アーロ・パークスという飽くなき音の探求者が次のステップへと向かいつつある兆候でもあるのだろう。

 

 

85/100

 

 

 

 

「South Seconds」- Best Track

 

 

 

▪Arlo Parks 『Ambiguous Desire』Stream :  https://arloparks.ffm.to/ambiguousdesire


 

パキスタン系アメリカ人の作曲家、カシム・ナクヴィ(Qasim Naqvi)は、昨年のアルバム『Endling』に続き、その続編となる18分間のオーケストラ作品『God Docks at Death Harbor』をErased Tapesからリリースした。2025年のアルバム『Endling』はMUSIC TRIBUNEのベストアルバムに選出。

 

前作ではSFの世界観をもとに壮大な交響曲のような趣のあるテクノ作品をリリースした。最新シングルでもこの音楽性は引き継がれている。

 

「Death Harbor」は前作のアルバムの重要なヒントとなった概念で、それは彼の妻が授けたインスピレーションでもある。すでに前年のアルバムで、ナクヴィは中東の動乱を音楽により予見していたと言える。しかしながら、対象的にナクヴィの音楽は世界に平和の概念を示すものである。

 

本楽曲は、BBCコンサートオーケストラによって演奏され、同作曲家にとって初のオーケストラ作品となる。音楽としてはアンビエントとオーケストラが融合したようなシネマティックな作風である。楽曲の背景となるアンビエンスに対して、ホーン、ベル、ストリングス、ティンパニが錯綜し、ジャンルを超越した啓示的な音楽が展開される。BBC交響楽団らしい硬質で迫力満点の演奏を楽しむことが出来る。音質的なクリアさに関してはErased Tapesの録音技術の功績だろう。

 

カシム・ナクヴィはこの新曲に関して、次のように語る。

 

「当初、この作品は人類の終焉と新たな始まりをテーマとしていましたが、時が経つにつれ、その想いが逆転したように感じています。今や、この音楽は、私たちが生き残り、思いやりを持ち、乗り越えられないと感じるような専制的な力と戦うことについて描いているのです。この作品の意味が変化し、時代に合わせて適応していく様子を見るのはかなり興味深いことでした」

 

「God Docks at Death Harbor」


Hedigan's、Gliderのギタリストとして活躍してきた栗田将治のソロ・プロジェクト【Merchant(マーチャント)】。一人でバンド・フィーリング溢れるサウンドを作る「一人多重録音」をコンセプトに全て生演奏による、敬愛する数々のギターヒーローたちに影響を受けて作った、エレキギター炸裂のアルバム「STARBERRY DAYS」が本日リリース。


歪んだノイジーなギターとグッド・メロディ、ハーモニーが共存したヴィンテージ・パワーポップ作。


▪︎EN

Merchant, the solo project of Masaharu Kurita, guitarist of Hedigan's and Glider. 

An electric guitar-driven album, ‘STARBERRY DAYS’ is released today. created through the concept of ‘one-man multi-tracking’ – crafting a band-like sound solo – entirely performed live, influenced by numerous revered guitar heroes.

A vintage power pop work where distorted, noisy guitars coexist with good melodies and harmonies.


Merchant「STARBERRY DAYS」



Digital | KYK0005 | 2026.04.08 Releases

Released by KEYAKI RECORDS / IDL

[ https://ssm.lnk.to/STARBERRY_DAYS ]


Hedigan's、Gliderのギタリスト栗田将治のソロ・プロジェクト【Merchant(マーチャント)】。

一人でバンド・フィーリング溢れるサウンドを作る「一人多重録音」をコンセプトに全て生演奏による、「Teenage Fanclub」「Dinosaur Jr.」や、パワーポップ、パンク、ロックンロール、「Alex Chilton」、「Neil Young」、「Flamin' Groovies」など敬愛する数々のギターヒーローたちに影響を受けて作った、エレキギター炸裂のアルバム「STARBERRY DAYS」。

歪んだノイジーなギターとグッド・メロディ、ハーモニーが共存したヴィンテージ・パワーポップ作。


▪︎EN


Merchant, the solo project of Masaharu Kurita, guitarist of Hedigan's and Glider.

An album bursting with electric guitar, “STARBERRY DAYS”, created through the concept of “one-man multi-tracking” – crafting a band-like sound solo – entirely performed live. Influenced by beloved guitar heroes including Teenage Fanclub, Dinosaur Jr., power pop, punk, rock “n” roll, Alex Chilton, Neil Young, and the Flamin' Groovies.

A vintage power pop work where distorted, noisy guitars coexist with good melodies and harmonies.


Tracklist:


1. MG9

2. ANTIHERO

3. TUESDAY

4. PIANO

5. HAIR SALON

6. ZIGZAG LOVE

7. SHORT SLIP

8. CEREMONIA

9. STARBERRY DAYS


Credit:

Guitars, vocal, bass, drums, percussions, piano, synthesizer, blues harp : 栗田将治

M1. Synthesizer : 栗田祐輔


All songs written and composed by 栗田祐輔 and 栗田将治

Produced by KEYAKIZOKU

Recorded by 伊藤広起

Mixed by 伊藤広起 and 栗田将治

Mastered by 伊藤広起

Recorded at Studio Dig

Publicist 島田一郎


・Playlist「STARBERRY DAYS」


APPLE MUSIC:

 [ https://music.apple.com/jp/playlist/merchant-2nd-album-favorites/pl.u-9N9LLK3F2GEWj7 ]


Spotify :

[ https://open.spotify.com/playlist/4kQVAm0oGCeZt9H4j1YDEM?si=70Ap92MLTF23dGVvlcTMcQ&pi=xJqBLoIxTlu1N ]



▪︎Merchant「STARBERRY DAYS」リリース記念「March and Destory」



2026.05.22 [Fri] Shimokitazawa THREE(東京)

会場 : 下北沢THREE / 出演 : Merchant (BAND SET) 栗田将治 (Gt, Vo), 井上真也 (Ba), 大塚薫平 (Dr)

Open : 19:00 / Start : 19:30

Adv. : 3,000 Yen / Door : 3,500 Yen ※学生料金 : 2,000 Yen(学生証を提示) ※ドリンク別途

Ticket [ https://livepocket.jp/e/y9phk

Information [ keyakirecords@gmail.com ]


2026.05.29 [Fri] Kumagaya MORTAR RECORD(埼玉)

会場 : 埼玉熊谷モルタルレコード / 出演 : Merchant (BAND SET) 栗田将治 (Gt, Vo), 井上真也 (Ba), 大塚薫平 (Dr)

Open : 19:00 / Start : 19:30

Adv. 3,000 Yen ※学生料金 : 2,000 Yen(学生証を提示) ※ドリンク別途

Ticket [ keyakirecords@gmail.com ] [ https://mortar-record.com ] ※お名前・公演日・希望枚数・連絡先を明記の上お申し込み下さい。



Merchant:

埼玉県本庄市けや木2丁目にあるStudio Digを拠点に「Todd Rundgren」や「Paul McCartney」などの制作スタイルに感銘を受け、ギター以外の楽器も打ち込み等ではなく生楽器の演奏で、スタジオ・宅録など環境問わず一人でバンド・フィーリング溢れるサウンドを作る「一人多重録音」をコンセプトに、2023年頃からMerchantとしての活動をスタート。2024年にファースト・アルバム「Dolphin Sane」をリリース。ライブではソロ・弾き語りの他、井上真也、大塚薫平(生活の設計)らを加えたトリオ・バンド編成で活動している。

また、Hedigan's、Gliderのギタリストとして活動しているほか、自身のインディ・レーベルKEYAKI RECORDSを運営している。好きなギタリストは、Les Paul。


▪︎EN

Based at Studio Dig in Keyaki 2-chome, Honjō City, Saitama Prefecture, and inspired by the production styles of artists such as Todd Rundgren and Paul McCartney, Merchant commenced activities around 2023. The concept centres on “one-man multi-track recording”, creating band-feel sounds solo regardless of environment—be it studio or home recording—using live instrumentation rather than programming for all instruments except guitar. Released his first album, ‘Dolphin Sane’, in 2024. For live performances, he performs as a solo singer-songwriter and also in a trio band formation featuring Shinya Inoue and Kahei Otsuka (Seikatsu no Sekkei).

Additionally, he is active as a guitarist for Hedigan's and Glider, and runs his own independent label, KEYAKI RECORDS. His favourite guitarist is Les Paul.


2月6日にTransgressive Recordsからリリースされたニューアルバム『Laughter In Summer』が世界中で絶賛される中、ビバリー・グレン=コープランドは本日、6月18日(木)にロイヤル・フェスティバル・ホールで開催されるハリー・スタイルズ主催の「Meltdown」(オフィシャルサイト)の一環として、自身にとって過去最大規模となるロンドンでのヘッドライン公演を行うことを発表した。


私たちは生まれたその瞬間から、長い「家路」を歩み始めます。エリザベスとビバリー・グレン=コープランド夫妻は、半世紀近く前に二人でその道を歩み始め、それ以来、手を取り合い、一曲また一曲と歌いながら、その道を歩み続けてきました。二人は共に、この世の枠には収まりきらないほど大きな、利他的な心を芸術やコミュニティを通じて分かち合い、私たち一人ひとりが、根源的な愛と優しさを持って、それぞれの道を踊りながら進んでいくよう励ましてきました。


今、グレンがLATEと呼ばれる認知症の一種と向き合う中、二人の歩みは新たな重みを帯びてきました。そんな時期を経て生まれたのが、二人が共に制作したアルバム『Laughter In Summer』です。やがて二人は、このアルバムが互いへのラブレターであることに気づきました。それは、共有された献身、悲しみ、そして喜びを綴った、優しい記憶の記録なのです。


エリザベスは今や、グレンの作品のプロデューサーとして確固たる地位を築き、音楽監督のアレックス・サマラスと共に『Laughter In Summer』を形作っている。


アルバムのタイトルは、ほぼ偶然に生まれた一曲に由来する。認知機能の低下が進むにつれ、グレンは「Songs With No Words(言葉のない歌)」と名付けた一連のインストゥルメンタル曲の作曲を始めた。これは、聴く人が自分なりの歌詞を書き加えることを意図したものであった。


ある日、彼はその一曲をエリザベスに聴かせた。湖のほとりに座り、カイツブリの鳴き声を聞きながら空を眺めていると、彼女の心に言葉が湧き上がった。「夏の笑い、ああ、懐かしい」彼女はこう振り返る。「あの時は本当に辛い時期でした。愛する人の姿がどんどん失われていくのを、痛感していたからです」 私の人生、私の喜び、この地上、ここ、あなたと共に、と彼女は歌った。その言葉は、まるでカイツブリたちから贈られたかのような、天からの贈り物だった。


Photo: Wade Muir


2024年、モントリオールでの公演を控えた頃、彼らはプロデューサー兼エンジニアのハワード・ビラーマン(Godspeed You! Black Emperor、Vic Chesnutt、Wolf Paradeを手がける)と共に、伝説的なHotel2Tangoで数日間レコーディングを行うよう招待された。アルバムを作る計画はなかった。彼らは単に、ツアーで歌ってきた曲を、アレックスが集めたモントリオールの合唱団と共に収録したいと思っていただけだった。


しかも、歌手の誰もグレンやエリザベスとリハーサルをしたことはなかった。エンジニアたちがマイクのレベル調整をしている間、グレン、エリザベス、そして合唱団は最初の曲をざっくりとリハーサルした。このリハーサルこそが、『Let Us Dance, Movement 2』で聴ける音そのものだ。アルバムの他の曲はすべて、グレンが好むスタイル——ワンテイクのみ——で録音された。 


グレンの実行機能が低下するにつれ、彼の音楽的な存在——「そして私は、彼の心の在り方だと言うでしょう」とエリザベスは付け加える——はますます強くなるばかりだ。少なくとも週に一度、二人は並んで座り、失われつつあるものを言葉にする。


「感情を否定してしまうと」とエリザベスは言う。「それはあなたの内側で凍りついてしまうから」『Laughter In Summer』の制作は、互いに寄り添うための新たな手段となった——曲は単なる作曲作品ではなく、証言としての意味を持つものとなった。


「私たちは生まれた瞬間から、死に向かって歩んでいるの」とエリザベスは言う。「でも、それでいいの。誕生があるためには、死がなければならないから」 グレンは彼女に、自分が逝った後は、今よりもずっと彼女と一緒にいられるだろうと語る。エリザベスにとって、その考えは慰めであると同時に痛みでもある。しかしながら、二人を支えているのは、グレンが与えることをやめようとしない姿勢だった。「時々、彼は私の手を握ってこう言うの。『まだ与えきれていないことがたくさんある。この若者たちに、まだ与えたいことが山ほどあるんだ』と」


『Laughter In Summer』は、ビバリー・グレン=コープランドの2023年の高評価を受けたアルバム『The Ones Ahead』に続き、2024年にはサム・スミスとのコラボレーションとして、彼の名曲「Ever New」を『Red Hot Org Transa』コンピレーション・アルバムのために新たにレコーディングした作品でもある。



All upcoming UK & EU live dates:


April 11 - The Hague, NL - Rewire Festival

April 13 - Berlin, DE - Volksbühne Berlin

May 1 - Brighton, UK – Dome Concert Hall / Brighton Festival

June 6 - Barcelona, ES - Primavera Sound

June 9 - Lisbon, PT - Nova

June 12 - London, UK - LIDO Festival

June 18 - London, UK – Royal Festival Hall / Harry Styles' Meltdown Festival

July 1 - Sète, FR - Worldwide Festival

September 5 - Larmer Tree, UK - End of the Road Festival

September 7 - Copenhagen, DK - Bellevue Theatre

September 11 - Aarhus, DK - Alter Festival


Beverly Glenn- Copeland 『Laugher In Summer』


Label: Transgressive

Release: 2026年2月6日


Tracklist:

1. Let Us Dance (Movement One)

2. Ever New

3. Laughter In Summer feat. Elizabeth Glenn-Copeland

4. Children’s Anthem feat. Elizabeth Glenn-Copeland

5. Harbour feat. Elizabeth Glenn-Copeland

6. Middle Island Lament feat. Elizabeth Glenn-Copeland

7. Shenandoah

8. Prince Caspian’s Dream

9. Let Us Dance (Movement Two)


▪︎Stream/Buy  

https://beverlyglenncopeland.ffm.to/laughterinsummer


Beverly Glenn-Copeland:  


伝説的な歌手、作曲家、そしてトランスジェンダー活動家であるビバリー・グレン=コープランドの多彩な活動は、デビュー作であるセルフタイトルのアルバム(1970年)に収録された類まれなフォーク・ジャズの探求が再発されたことや、高く評価されている傑作『Keyboard Fantasies』(1986年)が広く知られるようになったことを受け、近年ますます注目を集めている。


この作品は、ニューエイジ・ミニマリズム、初期デトロイト・テクノ、そして伝統的なソングライティングの温かみを巧みに融合させた、時代を先取りしたシンセサイザーの探求であり、50年にわたるレコーディング・キャリアを通じて、ビバリー・グレン=コープランドの音楽は分類やジャンルに縛られることなく、ビジョン、テクノロジー、スピリチュアリティ、そして場所の非凡な融合こそが唯一の共通点となっている。


ビバリー・グレン=コープランド(友人や知人からはグレンと呼ばれる)は現在70代後半である。グレン=コープランドは音楽一家に生まれ、「幼少期」からクラシックピアノのレパートリーを学び、父が1日4~5時間ピアノを弾くのを聴いて育った。1961年、彼は故郷のフィラデルフィアを離れ、モントリオールのマギル大学でクラシック音楽(特にヨーロッパの歌曲レパートリー)を学ぶため渡ったが、やがて、自身が愛するようになった無数の音楽文化からの影響を織り交ぜた音楽を創作したいという強い衝動に駆られた。


長年にわたりコンサート舞台から遠ざかっていたグレン=コープランドは、現在カナダやヨーロッパで演奏活動を再開している。自身の音楽を今や熱狂的に受け入れてくれている若い世代との深い絆に対し、グレン=コープランドは大きな喜びと感謝の念を抱いている。



本日、代々木公園でフリーライブを行った【眞名子 新】。6月17日にセカンド・アルバム「良くなった動物」のリリースを発表。


この発表に合わせて、TOWER RECORDSにて予約特典施策決定。また、明日(4月08日)アルバムより「弾き語りの男」の先行配信も行われる。更に6月06日に初めてライブをした神戸VARIT.にて凱旋ワンマンショー「眞名子 新 フライングワンマンショー vol.3」の開催も発表された。


2025年5月にリリースしたファースト・アルバム「野原では海の話を」がロングセラー。リリース後には、全国12箇所のツアーを行い、9月もツアーファイナル(渋谷・CLUB QUATTRO)もソールド・アウトするなど快進撃を続ける【眞名子 新】のセカンド・アルバム「良くなった動物」6月17日にリリースが決定。 事前予約(PRE-ADD/PRE-SAVE)も開始している。詳細は下記より確認してみよう。


眞名子 新「良くなった動物」

アーティスト写真:川島小鳥


マナコ アラタ「ヨクナッタドウブツ」Arata Manako「Improved Animal」

CD (3,182 Yen + Tax) / Digital | PECF-3306 | 2026.06.17 Release

Released by SPACE SHOWER MUSIC

PRE-ADD/PRE-SAVE:

[https://manakoarata.lnk.to/ImprovedAnimal


*眞名子 新、セカンド・アルバム「良くなった動物 [CD]」TOWER RECORDSにて予約特典施策決定。


2026年6月17日(水)に発売が決定した眞名子 新 セカンドアルバム「良くなった動物」を2026年5月10日(日)23:59までにTOWER RECORDSでご予約のお客様にアルバム・リリースを記念したインタビューや手書きのタブ譜などが盛り込まれるたDIY感万歳のZINE「良くなった動物図鑑」を差し上げます。


早期予約購入者特典|  ZINE「良くなった動物図鑑」

対象期間|       2026年4月07日(火)~2026年5月10日(日)23:59各店舗閉店時まで

対象店舗|       TOWER RECORDS

注意事項|       ・2026年5月10日(日)の予約終了時間は各店の閉店時間となり、ECショップについては同日23:59までとなります。・特典物は商品お受け取り時にお渡しいたします。・早期予約特典の付いていない商品を購入された方は対象外となりますのでお気をつけください。・詳しくは各店・ECショップにお問い合わせください。


*アルバム「良くなった動物」より「弾き語りの男」が明日、4月08日に先行配信開始。


眞名子 新「弾き語りの男」

Digital | 2026.04.08 Release

Released by SPACE SHOWER MUSIC

[https://manakoarata.lnk.to/AManPlayingGuitar ]


作詞:motoki manako

作曲:arata manako


ボーカル、アコースティックギター:眞名子 新

エンジニア:池田 洋(hmc)

アートワーク:タケシタトモヒロ

アーティスト写真:川島小鳥


3月11日にリリースとなった「薔薇を飾るなら」。


眞名子 新「薔薇を飾るなら」

Digital | 2026.03.11 Release

Released by SPACE SHOWER MUSIC

[ https://ssm.lnk.to/DecoratewithRoses ]


作詞:motoki manako

作曲:arata manako


ボーカル、アコースティックギター、ピアノ:眞名子 新

ベース:稲葉 航大

ドラム、タンバリン:谷 朋彦

エンジニア:池田 洋(hmc)

アートワーク:Kaede Igarashi

アーティスト写真:川島小鳥



眞名子 新が初めてライブをした場所にて凱旋ワンマンショー「眞名子 新 フライングワンマンショー vol.3」が決定!


「眞名子 新 フライングワンマンショー vol.3」at 神戸VARIT.



2026.06.06 [Sat] Open 17:30 / Start 18:00 | Adv. 4400 Yen

先行チケット [https://eplus.jp/aratamanako2026 ] 2026.04.07 [Tue] 20:00〜2026.04.20 [Mon] 23:59



眞名子 新 マナコ アラタ Arata Manako:


1997年神戸生まれ、神戸育ち。

ルーツであるフォークやカントリーをベースに、ギターと声というシンプルなスタイルでのフォーキーな楽曲が魅力。

癒されるような清廉さのある一方で、感情に訴えかけるような情感溢れる歌声と心に寄り添った歌が特徴的である。

2022年に開催されたJ-WAVE TOKYO GUITER JAMBOREE 2022「SONAR MUSIC Road to RYOGOKU suported by REALLIVE360」にてグランプリを受賞。

2023年4月26日に初の全国流通盤となるEP「もしかして世間」をリリースし、収録楽曲はSpotify「Best of Japanese SSW 2023」「Best of Edge! 2023」にも選出された。

2024年5月にEP「カントリーサイドじゃ普通のこと」をリリース。7月には「FUJI ROCK FESTIVAL 2024」、8月に「SWEET LOVE SHOWER 2024」にも出演。

2025年に5月に1st Albumとなる「野原では海の話を」をリリース。同作品は「APPLE VINEAGR -Music Award- 2026」にノミネートされている。

1st Albumリリース後に全12箇所に及ぶ、全国ツアーを行いファイナルの渋谷・CLUB QUATTROをソールドアウトさせた。2026年6月17日に2nd Album「良くなった動物」をリリース予定。更なる飛躍が期待されている。


▪︎EN

Born in Kobe in 1997, raised in Kobe.

Rooted in folk and country, the appeal lies in the simple style of guitar and vocals delivering folksy songs.

While possessing a soothing purity, her singing is characterized by an emotionally resonant voice overflowing with feeling and songs that speak directly to the heart.

Won the Grand Prix at the J-WAVE TOKYO GUITER JAMBOREE 2022 “SONAR MUSIC Road to RYOGOKU supported by REALLIVE360” held in 2022.

On April 26, 2023, they released their first nationwide distribution EP, “Maybe the World,” with its tracks selected for Spotify's “Best of Japanese SSW 2023” and “Best of Edge! 2023.”

Released the EP “Countryside's Just Normal” in May 2024. Performed at FUJI ROCK FESTIVAL 2024 in July and SWEET LOVE SHOWER 2024 in August.

In May 2025, they released their first album, “Talking About the Sea in the Fields.” The album was nominated for the “APPLE VINEGAR -Music Award- 2026.”

Following the release of their 1st Album, they embarked on a nationwide tour spanning 12 locations, culminating in a sold-out final show at Shibuya CLUB QUATTRO.

His second album “Improved Animal” is scheduled for release on June 17, 2026. He is expected to make even greater strides.

(Artist photo: Kotori Kawashima)


これまでに世界各地の実験音楽家のライブやパフォーミングアーツを紹介してきたMODE。本日、2026年の開催の詳細が発表されました。


実験的な芸術を通じた「交換・交流」のためのアートプラットフォーム「MODE」は、2026年第一弾プログラムを6月6日(土)、東京・恵比寿に位置するライブハウスLIQUIDROOMにて開催します。一昨年に続いて、日本から実験音楽グループgoatが出演します。

 

本プログラムでは、Holy Tongue、Tomaga、Vanishing Twinなどの様々なプロジェクトで知られるロンドンを拠点に活動するドラマー/作曲家/マルチ奏者 Valentina Magaletti(ヴァレンティーナ・マガレッティ)と、エレクトロニック・デュオ Raime(ライム)で知られる Tom Halstead(トム・ハルステッド)、Joe Andrews(ジョー・アンドリュース)によるポストパンク/ポストハードコア・プロジェクト「Moin(モイン)」の日本初公演が実現します。


加えて、大阪拠点の音楽家・YPYこと日野浩志郎を中心に結成されたリズム・アンサンブル「goat」を迎え、ダブルビル公演として開催されます。

・Moin(モイン)

Photography by Amy Gwatkin


Moinは、Joe Andrews、Tom Halstead、Valentina Magalettiのロンドンを拠点とするトリオからなるプロジェクトです。グランジ、シューゲイズ、ポストロックといったギター音楽の系譜を再解釈しながら、これまでに3枚のアルバムを発表し、国際的な音楽フェスティバルやアートスペースなど、様々なベニューでライブ活動を展開しています。


AndrewsとHalsteadは、エレクトロニック・デュオRaimeとしても活動し、インダストリアル、ゴス、ダブの要素を取り込んだ重層的なエレクトロニクスによって、UKアンダーグラウンドの重要な位置を占めてきました。2016年以降はポストパンク、ミニマルな方向へと展開し、その延長としてMoinを始動。そこにMagalettiが加わることで、より身体性を伴ったバンド・フォーマットへと展開しています。


Magalettiは、MODE 2024での日本初ソロ公演も記憶に新しいアーティストです。Holy Tongue(ホーリー・トーン)、Tomaga(トマガ)、Vanishing Twin(ヴァニッシング・ツイン)、V/Z(ヴィー/ズィー)などのプロジェクトで知られ、多様なアーティストとの協働を重ねてきました。昨年には、YPY(ワイピーワイ)こと、goatを率いる日野浩志郎との共作『Kansai Bruises』も発表しています。


Moinを構成する3名のアーティストによる横断的な実践、様々なアーティストとのコラボレーションは、同バンドの最新作『You Never End』にも強く反映されています。同作では、Olan Monk(オーラン・モンク)、James K(ジェームス・ケー)、Coby Sey(コビー・セイ)、Sophia Al-Maria(ソフィア・アル・マリア)といったアーティストを迎え、コラボレーションを通じてサウンドの拡張が試みられています。


※Holy Tongueのメンバーであり、個人名義でも注目を集めるAl Wootton(アル・ウートン)がライブメンバーとして参加しています。

 

Bandcamp



・goat(ゴート)

Photography by Yoshikazu Inoue


goatは、作曲家・音楽家の日野浩志郎(Koshiro Hino)を中心とする大阪拠点の5人編成のリズムアンサンブルです。

ギター、サックス、ベースといった楽器を打楽器のように扱い、ノイズやミュート音を含む発音そのものを素材として、ミクロ単位の精度を持つポリリズムを構築します。各メンバーは人力のドラムマシンやシーケンサーのように機能し、執拗な反復から生まれるトランスと疲労、12音階を外したハーモニクス音が聴き手の肉体や精神に影響を与えます。


ヨーロッパ各地でも高い評価を受けるgoatは、オランダ・ハーグで開催されたRewire 2024や、フランス・ナントで開催されたFestival Variationsに出演し、SUNN O)))と共演。2025年には池田亮司(Ryoji Ikeda)の日本ツアー大阪公演にもゲスト出演し、国内外で高い評価を得ています。


2025年にリリースされた作品『Without References / Cindy Van Acker』は、スイスのダンサー/振付家であるCindy

Van Acker(シンディ・ヴァン・アッカー)からの委嘱により制作。Cindy Van Ackerの長年の協働者であった Mika Vainio(ミカ・ヴァイニオ)の死を契機に生まれた同振付家によるダンス作品に応答するかたちで構成されており、goatの演奏に備わる身体性を、さらに際立たせています。

 

・Bandcamp 


【プログラム概要】

開催日時:2026年6月6日(土) OPEN 17:30 / START 18:30

会場:LIQUIDROOM(東京都渋谷区東3-16-6)

チケット料金 :スタンディング ¥8,000(税込・ドリンクチャージ別)[ZAIKOにて販売中]

出演者:Moin / goat

※公演の詳細は MODE公式Instagram をご確認ください。

 

チケット販売:https://mode.zaiko.io/e/6thjune-performance-moin-goat

【About MODE】

MODEは、ロンドンと東京を拠点に、実験的な芸術を通じた「交換・交流」のためのアートプラットフォーム。坂本龍一がキュレーターを務めた2018年の初開催以降、「音」を軸とした国際的な文化交流の場として展開している。都市の余白や歴史的な音楽芸術ベニューを舞台に、空間の建築的特性や場所がもつストーリーに呼応する多様なプログラムを実施。アーティストとオーディエンスが音楽や芸術文化、その歴史的背景を分かち合い、インスピレーションを交わすことで、新たな体験や実験的表現が生まれる場を創出している。

 

▪︎過去の主な出演者(抜粋)

2018 LONDON (The Barbican Centre / The Silver Building / Camden Art Centre)

坂本龍一 + Alva Noto / 坂本龍一 + David Toop / Beatrice Dillon / 空間現代 / 細野晴臣 + Acetone / Curl / 毛利悠子 + 鈴木昭男

 

2019 LONDON (Round Chapel / 55-57 Great Marlborough Street / South London Gallery)

Rashad Becker / Eliane Radigue / Julia Eckhart / Bertrand Gauguet / Yannick Guédon / Wolfgang Voigt / Laurel Halo / Ellen Arkbro / Tomoko Sauvage / John Also Bennett + Amospheré / Loraine James


2023 TOKYO (淀橋教会 / Vacant Space in Aoyama / WWW)

Eli Keszler / Kafka’s Ibiki (Jim O'Rourke, 山本達久, 石橋英子) / Park Jiha / 伶楽舎 / Posuposu Otani / Merzbow / Kali Malone featuring Stephen O'Malley & Lucy Railton / Laurel Halo / Tashi Wada with Julia Holter / 日高理樹


2024 TOKYO (草月ホール / 伊藤邸(旧園田高弘邸) / LIQUIDROOM)

INCAPACITANTS / Puce Mary / Yuko Araki / FUJI|||||||||||TA / Okkyung Lee / 坂田明 / Bendik Giske / Valentina Magaletti / Still House Plants / goat

 

2025 TOKYO (新国立劇場 オペラパレス / 東京都現代美術館 / 公園通りクラシックス / GASBON METABOLISM / ゲーテ・インスティトゥート東京)

Soundwalk Collective & Patti Smith / Marginal Consort / Carl Stone / 立石雷 / 恩田晃 / Park Jiha / Aura Satz / 斎藤玲児 / Ka Baird / Arnold Dreyblatt & The Orchestra of Excited Strings (Konrad Sprenger / Joachim Schütz / Jim O’Rourke / 石橋英子)

 


 

3月にリリースされた邦楽の新作をレーベルからの提供をもとにピックアップしました。ハンバートハンバートの「笑ったり転んだり」のファーストテイクがリリースされたほか、日本テクノシーンの才能溢れるプロデューサー、シンイチ・アトベ、日本のフォークシーンの注目のシンガー、真名子新の新作がリリースされました。あらためて3月のリリース情報を確認してみよう。

 

 

 ハンバートハンバート 「笑ったり転んだり- From The First Take」



佐野遊穂と佐藤良成によるフォークポップデュオ、ハンバート ハンバートはNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の主題歌として使用された「笑ったり転んだり」のファーストテイクを配信リリース。ドラマの放映は惜しくも終了したが、バケバケ効果はまだ終わっていない。

 

この未公開テイクでは、ハンバート ハンバートの良質なライブパフォーマンスが味わえる。ピアノによる弾き語りで、春らしくしっとりとした音楽性を楽しめる。デュオは、来月に福岡のライブ・フェス、Circleに出演する。ドラマの放映は終了したものの、今年もハンバート ハンバートの活躍から目が離させなさそう。Youtubeにてレコーディングの動画が公開されている。間のとり方また、一発録音の独特な緊張感が伝わってくる。個人的には、こちらのテイクがイチオシ。

 

 

笑ったり転んだり / THE FIRST TAKE

 

 ストリーミングURL: https://humberthumbert.lnk.to/SandS_TFT

 

 


Shinichi Atobe 「Silent Way」



埼玉のテクノプロデューサー、シンイチ・アトベがセルフレーベルPlastic&Soundsからニューアルバム『Silent Way』を3月27日にリリース。前作『Discipline』が米国のメディア、Pitchforkの年末特集(The 30 Best Electronic Album)で紹介された。シンイチ・アトベは時代の評価軸を静かにすり抜けながら、現在進行系で更新を続けているとレーベルは紹介する。

 

アルバムの収録曲「TRNS」は9分以上の長尺のテクノ/テックハウスのトラックで、ハイライト曲の一である。ミニマリズムを基調とするサウンドだが、ランタイムごとに異なるサウンドスケープを味わうことが出来る。この曲はSupercarの後期、Lama、Koji Nakamuraのテクノサウンドをわずかに彷彿とさせる。アルバムの収録曲はダウンビート/ディープハウスのビートを主体とし、チップチューン(ゲーム音楽のサウンドトラック)のようなチープなサウンドもある。

 

 

「TRNS」

 

 

 ストリーミングURL:https://ssm.lnk.to/SilentWay


真名子新 「薔薇を飾るなら」


 

2025年にファースト・アルバム『野原では海の話を」をリリースすると、ロングセラーとなり、全国12箇所のツアーを行い、Club Quattroで開催されたツアーファイナルをソールドアウトさせた。

 

神戸を拠点とする真名子新は、ジャパニーズフォークシーンの新星である。新曲「薔薇を飾るなら」は良い曲で、真名子らしいフォーク・ミュージックと温かな歌詞が混在する。「大事な人が悩んでいたらどのような言葉をかけるのか」というテーマを込めた実兄であるモトキ・マナコの歌詞とアコースティックギターを主体としたバンドサウンド、優しく力強い歌が見事にマッチしている。J-POPらしいサウンドを基調としつつ、世界水準の楽曲に仕上がったといっても過言ではない。この曲は、日本の新時代のフォークミュージックリバイバルの幕開けを予見する。

 

「薔薇を飾るなら」

 

 

ストリーミングURL: https://ssm.lnk.to/DecoratewithRoses

 

北里彰久 「April Child」


ワイルドな風貌から軽快で爽やかなヴォーカルを提供する北里彰久の楽曲は、J-POPとR&Bとファンクを融合を主体としている。「アーバンなR&B」という宣伝文句がどんな意味なのか長年不思議だったが、ようは首都高のドライブでかかっても違和感がないシティサウンドを意味する。

 

北里による待望のニューシングル「April Child」はまさにアーバンなR&B/ポップの代名詞に相応しい。しかし、表面的には都会的なサウンドを主体としている。その中に漂う素朴なエモーションがこの曲のハイライト。聞きやすい曲で、多くの人の共感を誘いそうなナンバー。ムードたっぷりのメロウなギター、そしてビブラートを聴かせたソウルフルな歌唱にも注目しよう。

 

 「April Child」

 

 

ストリーミングURL: https://ssm.lnk.to/AprilChild

 

tenbin O 「How To Make It』

 

2022年に結成された、tenbin Oは日本のクルアンビンともいうべき三人組である。tenbin oは4月22日に三作目のアルバム『Fushigi Na Binsen』のリリースが決定し、本シングル「How To Make It』は、ニューアルバムに収録予定である。

 

「How To Make It」は、エキゾチックなギターが、しなやかなドラム、そしてアフロソウルのボーカル、ファンクベースと融合したtembin Oらしい楽曲である。音楽的には、最近活動しているか定かではないが、奄美大島のフィーチャーソウルグループ、AMAMMJAUBに近い雰囲気だ。

 

tenbin oは、結成当初から野心的な音楽ビジョンを掲げて活動を重ねてきた。ポストパンクからモダンソウルまで様々なジャンルを織り込んだ1stアルバム「Lack Of Heroism」、それから、パーカッションの積極的な導入でビートを複層化し、ダウンビートでエキゾ味を増したグルーヴを獲得した2ndアルバム「illegal positive」を経て、tenbin oは最新アルバム『Fushigi Na Binsen』の収録曲を通じて、研ぎ澄まされたリズムとメランコリックなループサウンドが自然体の体を揺らし、メロディが幽玄に揺蕩う“平熱のサイケ・グルーヴ”を解き放つ。 


新曲のリリースにあわせて、スタジオセッションの動画が公開されています。下記よりライブパフォーマンスをチェックしてみよう。

 

「How To Make It」

 

 

ストリーミングURL: https://ssm.lnk.to/HowToMakeIt 

 

Merchant 「Piano」 



謎の地方都市(実際は埼玉/本庄市)を背景にアーティスト写真を撮影するMerchantこと、栗田将治。かつてはGlinderというバンドで活動していたが、現在はソロアーティストに転向している。今週水曜日にニューアルバム『Strawberry Days』のリリースを控えている。


ダイナソーJr.(J Mascis)、Teenage Fanclub、Flaming Grooviesを崇拝し、また、それに違わぬオルタナティヴロックソングを制作している。また、Merchantのサウンドにはパワーポップからの影響があり、轟音のディストーションギターに甘酸っぱいボーカルのメロディーが混在している。長らく空白だった日本のパワーポップシーンを埋めるべく存在として登場した。また、歌謡曲からの影響も感じさせる。

 

先月リリースされた新曲「Piano」は4月8日の発売予定の新作『Strawberry Days』に収録されている。歪んだノイジーなギターとグッド・メロディ、ハーモニーが共存したヴィンテージ・パワーポップ作。アルバムから泣きのギター、並走するピアノが印象的である。90年代のオルタナティヴ・ロックに回帰したようなサウンドで、次世代のインディーズシーンを牽引する。小山田圭吾、曽我部恵一の系譜に属するような特異なインディーロックシンガーである。

 

 

 「Piano」

 

 

 

Jumanji 『Sup』 - New Album 




東京と川越をつなぎ、ストリートカルチャーを紹介するJumanjiは結構面白い四人組ヒップホップグループ。

 

ニューアルバム『Tesoro』を先月リリースした。収録曲「Views」では今は亡き伝説的なヒップホップアーティストJJJとの共同制作された楽曲である。他にもギターをサンプリングし、クライム映画のようなストーリーテリングを披露するタイトル曲「Tesoro」にも注目したい。トラップ/ギャングスタ・ラップのようなグルーブを感じさせ、同時に叙情的な雰囲気も漂っている。彼らのストリートの空気感を吸い込んだラップは、ヒップホップを渇望するファンに最適となる。

 

 

「Views」 

 

 

 

ストリーミングURL: https://ssm.lnk.to/_SUP 


ソフィア・ヤウ・ウィークスの音楽は、音楽的な成功というのが必ずしもミリオンセラーや世界的なコンサートのように華やかなものとは限らず、個人的でささやかなものでもあっても良いことを思い出させてくれる。


ソフィア・ウィークスの音楽的な道のりは紆余曲折があり、一筋縄ではいかなかった。4歳でクラシックのヴァイオリニストとして英才教育を受けてきたが、長年をわたって彼女は音楽に対する複雑な思いと苦手意識を抱えてきた。よくあることだが、厳格なレッスンと高いパフォーマンスが求められるプレッシャーが音楽との関係を難しくした。年を重ねるにつれ、家族からのプレッシャーにより、その不安はさらに強まった。彼女にとって音楽は名門大学への合格、そして、その後の医師や弁護士といった専門職への道を開くための手段の一部に過ぎなかった。


不安と抑うつは大学生活にもつきまとい、彼女は燃え尽き症候群になり、キャリア重視の未来像から距離を置くようになり、一般的な幸福が当てはまらないと悟った。2020年、大学3年生の時、パンデミックが到来した。それは多くの人々の当たり前や常識を根底から揺さぶり、覆すような苛烈な時期でもあった。世界中の人々と同様、ヤウ・ウィークスも自宅に籠もる生活を送った。ロックダウンが長期化するにつれ、高まる孤独感と悲しみを吐き出す場が必要となった。


彼女は、それまでカバー曲を練習するためにしか使用していなかったアコースティックギターを取り出し、自分自身のオリジナル曲を書いてみることにした。一日ずつ進める日記のように曲を書き進めると、ゆっくりと、確実に、音楽との関係は変化し、不安を掻き立てるものから、感情を整理する詩的な手段へと移ろっていく。最終的に、音楽制作は創造的な表現の道のりに変わり、周囲の世界や自身の個人的な経験を理解したり、解釈するための手立てとなった。


その後しばらく、ギターを携えて、ヤウ・ウィークスはカルフォルニアからロンドンへ移り住んだ。そこで過ごした2年間、インスピレーションは絶え間なく湧き出し、形になっていった。彼女はそれらを慎重に、忍耐強く、寝室からボイスメモとして録音していった。現在27歳となり、故郷のカリフォルニア州オークランドに戻ったヤウ・ウィークスは、デビューアルバム『Misty Mountain』をリリースする。この繊細な作品は、ゆったりとしたテンポと内省に根ざしている。


楽曲のほとんどは、ベビーシッターの仕事と、ジョージ・タバーンやウィンドミル・ブリクストンといったロンドンのインディーズ・ライブハウスでの夜のライブの合間を縫って5年で書かれた。ライブハウスで、彼女はロンドンのバンド仲間を含む素晴らしいミュージシャンや友人と出会い、音楽に対する新たな手応えを得た。しかし、地元の音楽シーンで足場を固めようとしていたその矢先、ヤウ・ウィークスはコロナウイルスに感染し、免疫不全状態に陥った。しかし、このことが内省の機会を与え、孤独と人間の繋がりとは何かを考えさせる機会になった。


『Misty Mountain』は、およそ5年をかけて丁寧に制作されたアルバムである。共同プロデューサーのマリアム・クドゥス(アラニス・モリセット、SASAMI、SPELLLING、グレイシー・エイブラムス)と共に、Tiny Telephoneでテープに録音された。芸術表現とコラボレーションを重視し、愛や人間関係、悲嘆やトラウマ、そして精神的な回復力や共同体意識といったテーマを探求しつつ、ニック・ドレイクやビッグ・シーフらからサウンドのインスピレーションを得ている。


ウ・ウィークスがアナログ録音を選んだ理由は、その温もりのある音質だけでなく、幼い頃から刷り込まれてきた生産性や完璧主義を遠ざけると共に、緩慢と不完全を受け入れる試みでもあった。結果的にはミュージシャンとして幸運にも成果主義から逃れることが出来たのだった。具体的にはテープ録音を中心にレコーディングが進められた。「アナログ録音は、私の音楽性を信頼させ、各テイクの単一性を受け入れさせました。スタジオで時間制限があるアナログ録音を行う際には、直感に従うしかなかった。これらの制限により、私の最高のパフォーマンスを発揮でき、細部にまでこだらなくなった」ソフィア・ウィークスは録音過程を振り返る。


デビューアルバムとして異例ともいえるソフトなサウンドが印象的なアルバムで、制作のコンセプトについては、他者が共感出来るような音作りを優先しているという。また、曲を書く時、具体性と普遍性のバランスを取るよう努めているという。「私自身の経験に関する具体性は、人生の出来事や感情、好奇心を処理する際、私にとって意味がある。同時に、私は、他者が音楽に共感できるように、そして自分がその曲を振り返って新たな形で共感できるように、集合的な何かを示すよりも広いメッセージを取り入れることを好んでいる」


また、孤独や繋がりについての主題がふんだんに盛り込まれ、それはテクノロジー時代の交流とは何かを解き明かすための手立てでもある。「私にとって、孤独とつながりの間には緊張があり、社会的にも精神的にも、その二つの領域の間を行き交っているように思います。それらは私が自然に惹かれるところです。私の音楽は、孤独とつながりの関係を明らかにしたいと思い、さらにそれらが私の内面的な世界にどのように影響を与え続けているかを探っていると思う」


どことなく物憂げでありながら探求心に満ちた『Misty Mountain』。ヤウ・ウィークスが過去を消化し、現在を省察し、未来を予見するプロセスにおける、彼女の内面世界への親密な覗き込みである。これは彼女の経験が思慮深く織り交ぜられた作品で、他者と交わりつつも、この世界で孤独であることの意味について語っている。率直な歌詞と時代を超越したインディーフォークサウンドを備えた『Misty Mountain』は、間違いなく聴く価値のあるデビュー作となる。


Sophia Yau-Weeks 『Misty Mountain』-  Sophia Yau-Weeks



デビュー作というのは、それまで蓄積してきた音楽経験を惜しみなく詰め込める。よって、そのミュージシャンやバンドの思いがぎっしり凝縮されている。そこに一人の音楽ファンとしては、大きなロマンスを感じる。カルフォルニアのシンガーソングライターによるデビュー作『Misty Mountain』は、イギリスの有力メディア、CLASH、The Line of Best Fitを中心に取り上げられ、好評を博している。アナログ録音をもとにしたオーガニックな雰囲気を持つインディーフォークアルバムで、それほど派手な印象はないけれども、長い時間をかけてゆっくりと聴きたい良質な作品である。

 

ヤウ・ウィークスのミュージシャンとしての全貌のすべてが明らかにされたわけではない。しかし、幼少期からヴァイオリニストとしての訓練を受けたこともあり、音感という側面では、同年代のミュージシャンよりも先んじている。しかし、このアルバムはシンガーソングライターとしての背景を象徴するかのように、過剰さや卓越性を避けた一般的な共感を呼び覚ます作品である。音楽全体は過剰な和声進行を避け、ときには三つのコードや和音を中心に進行していく。しかし、アコースティックギターとボーカルという簡素な構成を持つ楽曲は、波にゆらゆらとゆれられているかのような感覚があり、いつまでも聴きつづけられるような心地よさがあるのが不思議だ。


そもそも人間の脳は過剰な情報量を捉えられないように設計されている。氾濫する情報、それをすべて把握しているようでいて、ほんの一部しか理解していないのである。過剰な音楽は、ほとんど瞬間的な認識しか得ることは難しい。情報量の多いものは、それがどのような形態であれ、人間の脳や精神を疲弊させる。現今のソーシャルメディアの問題は、過剰な情報量を頭脳が処理しきれないことにある。すると、心にはモヤモヤが残り、消化しきれなくなってしまう。

 

若いミュージシャンやバンドの間でアナログ録音やテープリールなどを使用した録音が流行っているのは、情報過多に対する反動とも言える。デジタル録音は間違いなく音を精細にし、マクロからミクロに至るまで音の解像度を上げた。しかし、同時に、解像度が明瞭になりすぎることで、情報量が異常なほど増加した。すると、今まで聞けなかったり見えなかったものまでくっきりと見えたり、聞けたりする。そもそも、音楽作品は主体となる要素が増えれば増えるほど、音楽の持つ印象は、対象的にぼやけたり、霞んでいくという反比例の相関関係にある。単純明快でシンプルなロックソングがかっこよく思えるのは、こういった理由があるわけなのだ。

 

デビューアルバムであるにもかかわらず、ソフィア・ウィークスのインディーフォークサウンドは、それほど過剰な音楽の情報量がなく、自然な形の録音に仕上がっている。これは情報の飽和や過剰さが人間の感情や感覚にどのような影響を及ぼすのかという弊害をよく知っているからである。それは、結局、クラシック音楽のようなジャンルがトーンクラスター(群衆和音)などの過剰な情報量を経て、現代の音楽として衰退していき、一般性から離れ、ポピュラーやロック、ソウル、フォークにとって代えられたことを見れば、一目瞭然なのではないか。また、私達のような世代は、未来的とか先進的という言葉に惹かれたが、一回り下の若い世代は、むしろ時代に逆行するかのように、近代から現代の人々が見落とした本質的な概念を探そうとしている。2020年代後半はおそらく、旧来の価値観が塗り替えられるような時代となるだろう。

 

『Misty Mountain』は、内的な静寂から出てきたかのような深遠な趣を持つフォークサウンドで縁取られている。驚きなのは、例えば、2000年代以前よりもヤウ・ウィークスのような年代の人々は、比較的多くの情報量に接してきたはずなのに、 それとは対象的に音の情報量やボリュームを絞っている。そして大胆ともいえる形で、自然を感じさせるインディーフォークソングを奏で、小さなミクロな音楽に、大きな自然や宇宙、マクロコスモスを映し出す。つまり、ウィークスの音楽は、田舎で満点の星空を眺めるようなロマンティックな感覚がある。

 

タイトル曲で始まる本作は、結局、2020年代前半のパンデミック時代がもたらしたもう一つの意外な効果を反映している。ささやかなアコースティックギターのストロークの演奏と穏やかなハミングで始まる「Misty Mountain」は、現代人が接する過剰なノイズからの解放を意味する。彼女は詩人のように奏で、平らかなハミングを歌い、 自然味や開放感を感じさせるフォークの世界を作り上げる。しかし、ウィークスのサウンドに独自性をもたらしているのが、アナログのディレイや逆再生を交えたアトモスフェリックな印象を持つアンビエントのサウンドである。

 

リードボーカルやバックボーカルの美麗な旋律は、子供の時代からのヴァイオリンの経験に根ざしている。しかし、次世代のミュージシャンらしいサウンドが温和な空気感を作り出す。アイスランドの室内楽グループ、amiinaのようなささやかで上品な器楽的なサウンドが、ゆったりしたテンポを通じて繰り広げられていく。ループペダルを用いたギターや夏の入道雲のように舞い上がるアンビエンス、これらの現代的なサウンドは、おそらくロンドン仕込みと言えるだろうか。その一方で、カルフォルニアらしくアメリカーナのペダルスティールが登場し、幻想的な雰囲気を作り上げる。結果として、長く聞き続けたいと感じさせるフォークミュージックが構築される。歌詞の一面でも、出来るだけ説明的な表現を避けて、本質的な言葉を率先して歌っている。


「me,you,us」というような心に残るフレーズを聴いて気持ちが開けたり、また、明るくなるのは、そこに本質的な概念が宿っているからなのだろう。このあたりのオーガニックなフォークサウンドは、イギリスのフォークシンガー、Anna B Savage(アンナ・サヴェージ)の系譜にあるといえる。実験的なサウンドを織り交ぜながらも、曲の構成はシンプルで、一番から二番に移行し、演奏には弦楽器が加わる。そして音楽的に最も重視されるのは、全体的なハーモニーや調和である。気負いがなく、親密で開放的な演奏がボーカルと巧みに融合している。総合的に見れば、自然体な感じがするフォークミュージックを介して、リスナーの心を優しく解きほぐしてくれる。

 

「Nobody’s Laughing」ではドラムの演奏が入るが、本質的な音楽性は変わらない。 同じように細やかなフォークソングを中心にしているが、この曲は、ポップソングに近く、琴線に触れるボーカルが含まれている。どこのフレーズが共鳴するのかは、人それぞれだと思うが、結局、制作者がここだという見本を示してくれないと、共鳴のような瞬間も出てこない。つまり、曲を聴いていら人に、ここが良いかもしれないなという気持ちを抱かせてこそ、音楽としての良さが入り込む余地が出来る。また、同時に、旋律的にも、過剰にドラマティックな表現を避けている。淡白な印象をもたらすかもしれないが、そこには言い難いような淡さと心地よさが共存している。

 

ヤウ・ウィークスは、”AIの時代にこそ、人間的な感情を重視すべき”と説明するが、素晴らしい考えだと思う。人間にしか成し得ないことをする。まさに、そのことを体現する繊細で切ないフォークソングである。サビ/コーラスにおける旋律進行の素晴らしさは、やはり生来の音感の良さに根ざしたものだろう。しかも、それをじっくり丁寧に歌い上げるスタンスに、共感のような瞬間が存在する。そしてサビを効果的に繰り返し、温かな感情性を増幅させていく。


「繰り返しやベタなフレーズを恐れないで」といったのは、ボウイのベルリン三部作のプロデュース時のブライアン・イーノ氏(その考えを示したカード)だったと思う。これは聞き手が感情移入する余地を作るためなのだと思う。経験のあるミュージシャンは特に、軽率な繰り返しを避けたがることが多いが、リフレインやオスティナートは意図的にやると、非常に効果的である。また、ふと口ずさんでしまうような瞬間にこそ、音楽の持つ崇高さが宿ったりする。


「Nobody’s Laughing」

 



『Misty Mountain』では、テープ録音に根ざした、かすかなアナログ感とエレクトリックとアコースティックの演奏の混合に美しさが存在する。そして、古いものと新しいものを混在させたサウンドの中で、時代性を持たない、あるいは時代性を忘れさせる普遍的なボーカルが甘美な響きを作り出す。そして、思想としての明瞭性を避けた、中和的なボーカルが音の濃さを薄めて、和らいだ音の印象を生み出す。色のトーンで言えば、原色を避けて、パステルカラーのような淡い色を持つフォークサウンド、中和するようなサウンドが主な特徴である。


また、「Lone Wolf」にも象徴されるように、テンポ感を心持ち落として、ゆったりとしたリズムを重視している。これもまた加速する情報化社会に対する反動とも言える内容だろう。また、そこには人間の本質的な意味が宿り、あくせくせず、ゆったりする時も必要だということである。また、音楽的にはそれは、休符や間という概念に反映され、静けさが強調される。アルバムの序盤を聴いて、安らぎを感じる理由は、そこに内省的な静けさが存在するからである。

 

こうした中、アーティストによる個人的な趣味が色濃く出る「Monster」が序盤のハイライトとなる。おとぎ話や古いアンティーク家具のような印象を持つフォークソングで、2/4の緩慢なリズムを描き、そこにワンダーワールドを作り上げる。しかし、ここでいうモンスターとは怖い怪物ではない。おとぎ話に登場するようなピクシーのような可愛らしい怪物だ。まるでミステリアスな森の中を歩くかのようなサウンド、それらは映像的な示唆に富み、安らぎを越えた神秘的な音楽空間へとリスナーを誘う。楽曲の途中で、四拍子から三拍子に変化する瞬間に、アーティストの幻想主義が映し出される。音楽としては、ロサンゼルスのSSW、Nikiの音楽性を彷彿とさせる。


個人主義の音楽と言えるだろうが、同時に壮大な音楽世界を描くことに成功している。続いて、フォークバラードをもとに、しっとりした楽曲に挑戦した「Sylvia's House」もまた前の曲の延長線上にあるフォークソングで、アルペジオを中心としたアコースティックギターとソフトなボーカルによって紡がれるが、ここでもまたボーカルのメロディの良さが際立ち、ベースラインの働きを成すギターとティンパニのような効果を狙ったドラムが心地良い音の空間を作り出す。全体的に言えば、ヤウ・ウィークスの音楽世界は、まるで音楽という空間の中にお気に入りの家具を並べて、そして自分らしい色に縁取っていくようなもの。それはまた、手編みの縫製のような質感を持って、微笑ましいような音のタペストリーを作り上げる。旋律的に追うと、ノラ・ジョーンズの代表曲「Don't Know Why」の系譜にあるすごく素敵な曲である。

 

 

『Misty Mountain』は「内省的なサウンド」と説明されているが、その繊細な感覚が出てくるのがアコースティックギターのシンプルな弾き語りで構成される「The Rain」となる。家の外から見る、雨の情景の憂鬱さ、そこに宿る美しさや癒しといった感覚を縁取っている。器楽的にいえば、減7和音を駆使し、ジャジーでおしゃれな響きを活かし、現代的な詩人のあるべき姿を思いこさせる。それは、誰にでもあるようなありふれな日常を丁寧に歌い、感覚的なものから、ありきたりな常識を遠ざけるということである。この曲には、アルバムの主題的なテーマの孤独を深く感じさせる。


しかし、そこには、憐憫も悲哀もない。その基底にあるのは、ほのかな安らぎと癒しである。この曲にも、ありきたりな幸福の価値観から解放してくれる健全なパワーが宿っている。幸福というのは単一に還元されることはなく、形のないもので、それぞれ異なるものだ。こういった曲も、社会学的には理想とは言えまいが、ロックダウンのような瞬間から編み出されたのだ。基本的にはフォークミュージックに根ざしており、ジャズの音楽性も含まれている。しかし、個人的な内容を歌いながらも、アメリカーナを通じて壮大な宇宙的な音楽が出てくる。このあたりに、ミクロからマクロの領域へと推移するこのアルバムの偉大さが反映されている。

 

「Love Is A Garden」はフォークとポップ、ジャズの中間にある曲で、聴いていて安心感がある。それは、理想主義という空想的な側面から離れて、地に足がついた音楽だから好感が持てる。ゆったりと流れていく雲や空のように、あるいはゆっくりと土から枝を伸ばし、ささやかな花を咲かせるかわいい植物のように、そこに存在するだけで完璧であるという、簡単ではあるが、自然の摂理を示す曲でもある。すでに完璧である事柄に不完全さを与えたがるのが人間の奇妙な性である。それはまた、人間そのものの不完全性を暗示しているのかもしれない。


いずれにせよ、こういった平和主義を体現する楽曲は、現代的なポップシンガーの感性を通じて、多くの人々に共鳴しても全然不思議ではない。最近、残念ながら、肯定感を揺さぶる音楽は多いが、肯定感を与える音楽は少なくなってきている印象だ。これはスーザン・ソンザグが指摘したように、''他者に対する関心の無さ''というのが一因になっている。良い曲の根底には、巡り巡って帰ってくる宇宙のエネルギーの循環のような性質が存在する。そして素晴らしいミュージシャンは、エネルギーを惜しみなく循環させようとする。その点、このシンガーには良い気分を共有したいという思いがあるらしく、それが音楽的な良さに繋がっている。また、このシンガーソングライターは、明るさは暗さから生まれ、暗さは明るさから生まれることをよく知っている。そういった陰陽や正負というような、両極端の性質が絶えず混在しているのだ。

 

最初の一音に集中が込められている。 最初の一音にすべてを込め、入念の演奏や真摯なボーカルを披露している。素晴らしいと思うのは、音楽や言葉をぞんざいに扱わず、丁寧に捉えていること。しかし、先にも述べたように、変な重圧や気負いを感じさせない。それは結局、全般的な制作過程を通じて、幸運にも成果主義から逃れることが出来た瞬間があったのからだろう。「Spellbound」のような曲を聴いて良いなと思うのは、奇妙な名誉心がほとんどないからである。(もちろん、たまには名誉心も必要かもしれないが......)

 

さらに、『Misty Mountain』は、ヤウ・ウィークスが長年抱えてきた音楽との複雑な関係を融和する。それは言ってみれば、過去の自己や周囲の人々との「和解」を意味する。その証拠にダイナミックなストリングスがアルバムの最終盤でフィーチャーされている。それはしかし、単なる脚色のためではない。ある意味では、その人の人生観を彩り、過去の自分を乗り越え、新しい自己へ生まれ変わったモーメントを示唆する。本作は後半の収録曲になるほど、神妙な感覚が立ち上ってくる。しかし、それは、旧態依然とした権威的な奥深さではない。

 

その時、誰にでも訪れるような心が洗われるような美しい楽の音が優位になる。それはまるで顕在意識が薄れ、神聖な自己が立ち上ってくる瞬間に喩えられる。「Flay Away」や「Kristine」といった曲は依然としてささやかで広やかな音楽である。しかしながら、小さなところから大きな感覚が出てくる箇所が素晴らしい。ある意味では、アルバムの後半でのヴァイオリンの演奏や、''クリスティーン''という、ありふれたフレーズを繰り返す瞬間、このアーティストの潜在的な凄さを感じとられる。それは先にも述べたように、エポックメイキングでもなければ、人を驚かすような手法でもない。『Misty Mountain』は、およそ5年をかけて、ヤウ・ウィークスがじっくりと蓄積してきた何かが溢れ、それがようやく目に見える形になっただけなのである。 

 

 

90/100

 

 

 

「Kristine」

 

 

▪Sophia Yau-Weeksによるデビューアルバム『Misty Mountain』は本日自主制作盤としてリリース。 Bandcampでのストリーミングはこちらから。

 


 

レトロフューチャリスティックなダンスエクスペリエンス、CŒUR ACIDEのニューシングル「TOUCH ME (ALL NIGHT LONG)」が、toucan soundsよりリリース。イタロ・ディスコ風のダンスミュージックで、デュオは、P-Funk/ディスコソウル風のサウンドを特徴とし、痛快でノリの良いグルーブ感をファンのもとに届ける。サウンドはパーラメントやEW&Fが下地にありそうだ。


CŒUR ACIDEはフランスを拠点に活動するエレクトロ・デュオで、専らライブ活動に力を入れている。音楽、ファッション、アートファクト・カルチャーを融合させ、レトロ・フューチャリスティックな視点を通して、80年代後半から90年代初頭のクラブ・グラマーを表現しています。単にリスニングにとどまらず、体験すべき神話に満ちた世界を紡ぎ出す、さらにCŒUR ACIDEは、各々の楽曲を記憶の断片として、また、映画的な宇宙の一部として創り上げる。 


この新しい音楽プロジェクトは、カナダ人アーティスト兼プロデューサーのパット・ロック(ストリーミング再生回数1億回以上)と、ハイチ系メキシコ人のボーカリスト兼マルチディシプリナリー・アーティスト、F-MACKによって結成された。


「TOUCH ME (ALL NIGHT LONG)」は、イタロディスコの中で生まれ変わる情熱的な叫びです。このシングルは、近日リリース予定のセルフタイトルEPからの先行トラックとなる。

 


CŒUR ACIDE:


CŒUR ACIDEは、失われた未来からのシグナルとして、魅惑的でハイファッションなアシッド・ハウスを紡ぎ出す、レトロ・フューチャリスティックなダンス・エクスペリエンスです... 


CŒUR ACIDEは、カナダ人プロデューサーのPat Lokとハイチ人ボーカリストのF-Mackによって構想された神話的な音楽の世界。A-TrakがA&Rを担当し、ChromeoのJuliet Recordsからリリースされたコラボ曲「Dirty Luv」の成功を受け、このデュオは今、Empire of the Sun、Hercules and Love Affairを彷彿とさせる、神秘的で未来的なライブ体験を届ける。セルフタイトルのEPには、爆発的な90年代のレイヴ(『LETS SWEAT』)から、クラシックなボールルーム・アンセム(『WHISPER FROM ABOVE』、『BITE ME』)、そして高揚感あふれる80年代のR&B(『ACID HEART』、『BOUGIE』)まで、幅広い楽曲が収録されている。


芸術と親密さが禁じられたディストピア的な未来から、タイムトラベルで逃れてきた難民として現れたCŒUR ACIDEは、単なるバンドではなく、反乱への呼びかけそのものである。それぞれの楽曲は記憶の断片であり、映画のようなストーリーラインの一部を成す。メキシコシティでの限定ソールドアウト公演で没入型ライブを初披露し、物語の核心となる彼らのトレードマークである「お茶」も初お披露目したこのダイナミックなデュオは、音楽、ファッション、未来主義が交差するエキサイティングな世界の幕開けに過ぎない。



「TOUCH ME (ALL NIGHT LONG)」


▪EN

CŒUR ACIDE is a retro-futurist dance experience crafting seductive, high-fashion acid house as signals from a lost future... 


CŒUR ACIDE is a mythical musical universe conceived by Canadian producer Pat Lok alongside Haitian vocalist F-Mack. Fresh off their collab, “Dirty Luv” (A&R’d by A-Trak and released on Chromeo’s Juliet Records) the duo now deliver a mysterious, futuristic live experience reminiscent of Empire of the Sun meets Hercules and Love Affair. Their self-titled EP ranges from explosive 90s rave (LETS SWEAT) to classic ballroom anthems (WHISPER FROM ABOVE, BITE ME) and soaring 80s R&B (ACID HEART, BOUGIE).


Emerging as time-travelling refugees from a dystopian future where art and intimacy are outlawed, CŒUR ACIDE is not simply a band, but a call to rebellion... each song a memory fragment, part of a cinematic storyline. Having debuted their immersive live show to an exclusive, sold-out crowd in Mexico City, which also unveiled their signature tea - a central element of the storyline - this dynamic duo is only beginning to unveil an exciting world at the crossroads of music, fashion and futurism.


Their new single "TOUCH ME (ALL NIGHT LONG)" is a passionate cry reborn in italo disco. It is an anthem for the end times! The single is the first taste off of the forthcoming EP.