ニュージーランドのザ・ベスがニューアルバム『Straight Line Was a Lie』を発表し、ジャングリーなアルトロック「No Joy」のビデオを公開した。『Straight Line Was a Lie』はANTI-より8月29日にリリース予定。 アルバムのアートワークとニュー・シングルのビデオは以下をチェック。
Universityのサウンドは、イギリスのバンドでありながら、アメリカのミッドウェストのサウンドに触発されている。このデビュー作において、四人組の志すところは、ポスト・ハードコア時代のエモであり、それはボーカリストのジョエル・スミスも明らかにしている。 彼らのサウンドは、American Footballの前身で、キンセラ兄弟を擁するCap N' Jazzのようなアンダーグランドのエモに縁取られているが、一般的なエモよりもヘヴィーな重力があることはおわかりだろう。
ダイヤルアップの音から始まり、カオティック・ハードコアの獰猛性へと突き進む「Massive Twenty One Pilots Tattoo」で、彼らは挨拶代わりのジャブを突き出す。そして、ストップ・アンド・ゴーを駆使した嵐のように吹き荒れるノイジーな轟音サウンドの中、無謀とも言えるジョエル・スミスのボーカルが、わずかにエモーショナルな感覚を滲ませる。ダイナミックなサウンドであり、大型のライブ会場よりも、スタジオライブや小さな会場で少なからず熱狂の渦を生み出しそうな気配がある。そういったスタジオレベルでのコミュニティを意識したサウンドがアルバムの代名詞となっている。
終盤を飾る「History Of Iron Maiden 1-2」はどうだろう。未完成のデモをそのまま収録したような感じだ。これらの2曲にはバンドの趣味が満載となっており、それらがノイズをベースに構築される。エモ、ハードコア、ゲームのチップチューン、即興的なアートパンク……。このアルバムでは何でもありで、タブーのようなものは存在しない。先の見えない暗闇の中、音楽でしかなしえない禁忌を探る。彼らのサウンドには、音楽の無限性のようなものが潜在的に眠っている。
ニューヨークのブロンド・レッドヘッドがニューシングル「Rest Of Her Life (Choir Version)」をリリースした。この曲にはブルックリン・ユース・コーラスが参加している。この新曲は6月27日に発売予定の再構成アルバム『The Shadow of the Guest』に収録される。
『The Shadow of the Guest』は、彼らの2023年のアルバム『Sit Down for Dinner』を再構築したものだ。 ブルックリン・ユース・コーラスを起用したこのアルバムでは、リック・アンド・モーティをフィーチャーしたインターネット・ヒット曲「For The Damaged Coda」のマリアッチ風の演奏や、アンビエントなASMRの一連のリワークなど、複数の楽曲の新たな拡張バージョンが提供されている。
「Rest Of Her Life (Choir Version)
ノルウェーのアーティストでありプロデューサー、Jouskaが最新シングルを発表した。「Flower Moon」は、2023年の2ndアルバム『Suddenly My Mind Is Blank』以来の新曲となる。
「私たちは流行を意識したことはなく、常に自分たちが楽しめるタイプの音楽を演奏し、それにこだわってきた。今はみんなとても良い友達だ」とオズボーンは言う。「森を見つけるには木々の障害を抜けなければならない」 その後もサバスはメンバーチェンジをくりかえしながら、オズボーンをラインナップに復帰させ、2000年以降も散発的なライブを行い活動を継続してきた。2025年、ブラック・サバスのラストツアー「Back To The Beginning」が開催される。この夏、多くのロックファンは伝説的なバーミンガムのバンドの最後の勇姿を見届けることになる。
「4-What We Are And What We Are Mean To Be」は、ディープ・ハウスの打ち込みの重厚感のあるキック音で始まり、ジャズトリオの伝統を活かし、多彩な音楽的な変遷を描く。ウッドベースがソロの立場を担い、次にピアノ、さらにドラムへと、ソロの受け渡しが行われる。ニックのベースの演奏は背景となるアンビエントのシークエンスと重なり、エレクトロジャズの先鋒とも言える曲が作り上げられる。Kiasmos、Jaga Jazzist、Tychoを彷彿とさせる、見事な音の運びにより、圧巻の演奏が繰り広げられる。 曲の中盤以降は、オランダのKettelの系統にあるプリズムのように澄んだシンセピアノの音色を中心に、プログレッシヴ・ジャズのアンサンブルが綿密に構築される。物語の基本である起承転結のように、音楽そのものが次のシークエンスへとスムーズに転回していく効果については、このジャズトリオの演奏力の賜物と言えるかもしれない。
「5- Background Hiss Reminds Me of Rain」は短いムーブメントで、電子音楽に拠る間奏曲である。エイフェックス・ツインの『Ambient Works』の系譜にあるトラックである。この曲では、改めてモジュラーシンセの流動的な音のうねりを活かし、それらを雨音を模したサンプリングーーホワイトノイズーーとリンクさせている。クールダウンのための休止を挟んだ後、滑らかなシンセピアノのパッセージが華麗に始まる。「6-The Turn With」は前曲のオマージュを受け継ぎ、エイフェックス・ツインの電子音楽をモダンジャズの側面から再構築しようという意図である。
例えば、「7-Living Bricks In Dead Morter」は、スネア/タムのディレイ等のダブ的な効果をドラムの生演奏で再現し、ダイナミズムを作り出す。この曲のドラムは、チューニングや叩き方の細かなニュアンスにより、音の印象が著しく変化することを改めて意識付ける。また、アンビエントや実験音楽の祖であるエリック・サティの『ジムノペティ』のような近代のフランス楽派のセンス溢れる和声法(主音【トニック】に対する11、13、15度以降の音階を重ねる和声法、ジャズ和声の基礎となった)を用い、クラシックとジャズ、ミニマル・テクノの中間点を作り、同心円を描くような多彩なニュアンスを持つ音楽が繰り広げられる。この曲は、次の曲「Naga Ghost」と並んで、エレクトロニックの歴代の名曲と見ても、それほど違和感がないかもしれない。
「11-State Of Fruit」では、ジャズ・アンサンブルとしての真骨頂を、音源という形で収めている。この曲では、Killing Jokeの時代から受け継がれる、英国の音楽の重要な主題である"リズムの革新性"をアンサンブルの観点から探求していく。シンセピアノの色彩的なアルペジオ、対旋律としての役割を持つウッドベース、それらに力学的な効果を与えるドラム。全てが完璧な構成である。
これまでに全世界で1億4500万回以上のストリーミング再生を記録し、Japanese BreakfastやBTSのRMとのコラボレーションでも既に高い注目を集めているSE SO NEON。日本でも坂本龍一トリビュートライブへの出演や、細野晴臣のカヴァー、KIRINJIとのフィーチャリングでその音楽性を存分に発揮。
Soyoon個人としてもLevi’s、Adidas、Metaのブランドモデルや、UGGのグローバルアンバサダーを務めており、その活躍の場は韓国・アジアから世界へと広げている。今秋にはニューヨークのBrooklyn Steel、ロサンゼルスのThe Wilternなど、全米の主要都市を巡るヘッドライナーツアーも開催。世界へ羽ばたくSE SO NEON の活躍を見逃すな!