ラベル Notable Releases の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Notable Releases の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示


イライジャ・クヌッツェンは、ソロ・プロジェクトの新作アルバム『Ultracoming』をリリースした。彼の特異とするアンビエントから、スロウコア、D&B、ノイズなどが渾然一体となった作品である。レーベルによるトラック・バイ・トラックが紹介されているので、下記よりお読み下さい。

 

ポートランドを拠点に活動するエクスペリメンタル/アンビエント・プロデューサーで、その作品は日本のニューエイジ・コンセプト・アルバムからシューゲイザーの実験作まで多岐にわたる。イライジャの音楽は、フィールド・レコーディングとメランコリックなギター・ワークが絡み合い、ノスタルジーと切なさをテーマにしている。2020年3月、イライジャは自身の音楽をアメリカ、イギリス、日本のオーディエンスにリリース、販売する手段として、レーベル 「Memory Color「を立ち上げた。


このレーベルは、80年代から90年代にかけての日本のアンビエント・ムーブメントに大きな影響を受けており、フィジカル・リリースという手段を通じて、「環境音楽」というジャンルをアップデートすることに重点を置いている。レーベルを立ち上げて以来、イライジャの作品は日本(Music Tribune)、アメリカ、ニュージーランドの音楽誌や、ポートランドを拠点とするウィラメット・ウィーク紙などで紹介されている。


イライジャは現在、オーストラリアを拠点に活動するミュージシャン、Panda Rosaとポストロック・グループ "Pacific Weather Patterns "の別名義で2枚目のコラボレーション・アルバムを制作中である。


『Ultracompact』は、洗練され、エモーショナルで、露骨で、ネオンカラーで、雑然とした音のコラージュである。



トラック1:「Ultracompact」‐ 激しいジャングル/ノイズ・ポップの壁で始まる。すぐにプラグが抜かれ、アルバムはメランコリックなリード・シングルへと導かれる。


トラック2:「A Dream」 - 失われた愛と悲しい人間関係に捧げる「Wish-esque」のような陽気な曲。シンプルなプロダクションだが、正確なドラムとベースが、悲しげなギターとかすれたヴォーカルを通してリードしている...。


トラック3:「Superlilac」‐マイクロ・サウンド、ジャングル、ブレイクビーツをブレンドしたソフトでドライヴ感のある「Superlilac」。アーティストが珍しくクラブ・ビートへの信奉を示したトラックである。


トラック4:「You Are the One」- 長編ポストロック・プレインソング。以前からポスト・ロックの楽曲を書いてきたアーティストはこの曲で新境地を開拓してみせている。前曲のエレクトロニックな埃を振り払い、このナンバーは、ベース・トラックと爆発的なギター/ドラム・セクションを伴い、推進力のあるシューゲイザーへと移行する。ジェフレ・カントゥ=レデスマにインスパイアされたギター曲は、ノイズと繰り返しの絶望的な肖像を描く。オレンジ色に燃え盛るノイズの柱は、ゆっくりとフェードアウトするにつれ、美しいメランコリアの感覚を残す。

 

トラック5「No End Is Slight」‐ ドゥーム・メタルともノイズコアともつかないジャンクなノイズギターで始まる。それほど大きな起伏もなく、中音域をさまよいながら音響派さながらに抽象的なギターの音像を形成する。


トラック6:「The Drowning Machine」‐ どんな美しい感情も、やがてザ・ドラウニング・マシーンという、のたうち回る、醜い、機械的な、スローコアの巨人にどうしようもなく窒息させられる。自己嫌悪と死のマントラを唱える露骨な言葉が、不潔な流水静電気の固まりを切り裂く。不気味なドラムが亡霊のようなギターのリリックが延々と重なり合う波の中をさまよい続ける...。


クローズド・トラック「Goodbye」‐前曲からの甘い解放で、アルバムにふさわしい終わりを告げる。短い一分ほどの楽曲ではあるが、かのアーティストのアンビエントをギターロックという観点から追求したトラックである。




イライジャ・クヌートセンのインタビューはこちらよりお読みいただけます。


 


 

©︎Graham Machindoe

先週末にシンシナティで開催されたホームカミング・フェスティバルのステージで彼らが語ったように、ザ・ナショナルは2023年のセカンド・アルバムの続編をリリースした。彼らはこのアルバムを、4月の『First Two Pages of Frankenstein』から始まった2枚組アルバムの後半と考えている。2022年にシングルとしてリリースされたボン・イヴェールとのコラボ曲「Weird Goodbyes」のように、フランケンシュタインが発表される前から世間に紹介されていたものもあるが、その多くはフランケンシュタインがすでにリリースされた後の今年5月にレコーディングされたものだ。



また、最近のシングル "Space Invader "と "Alphabet City "も収録されている。ボン・イヴェールに加え、フィービー・ブリジャーズ(フランケンシュタインの2曲にも参加)とロザンヌ・キャッシュがゲスト・ヴォーカルとして参加している。また、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラ、ソー・パーカッション、トーマス・バートレット、リサ・ハニガン、ベンジャミン・ランツ、ミナ・ティンドル、ヤン・セント・ヴェルナーなどが参加している。フルアルバムのストリーミングはこちらから。


ケミカル・ブラザーズが10枚目のスタジオ・アルバム『フォー・ザット・ビューティフル・フィーリング』をリリースした。アルバムのストリーミングはこちらから。

 

自身のスタジオでレコーディングされた『For That Beautiful Feeling』は、ケミカル・ブラザーズが "音に圧倒され、引きずり込まれそうになりながらも、最終的にはその波に乗せられ、未知の目的地へと向かうワイルドな瞬間 "をボトリングした作品だ。


このアルバムには、最近のシングル「Skipping Like a Stone」でベックが参加しているほか、フランスのサイケ・ポップ・シンガー、ハロ・モードも参加している。後者は、7月のアルバム発表と同時にミュージックビデオが公開された「Live Again」で歌っている。


ケミカル・ブラザーズの長年のコラボレーターであるドム&ニックが監督した「Live Again」ビデオは、CGIと現実の映像をシームレスに融合させた「幻覚的な映像の旅」と銘打たれている。


©︎Gemma Warren


アイスランドと中国、両方のルーツを持ち、現在はLAを拠点に活動するシンガー・ソングライター、マルチ奏者のレイヴェイが2ndアルバム『Bewitched』をリリースする。収録曲の「Lovesick」がまもなくプレミア公開されます。下記よりご視聴下さい。アルバムのストリーミング・リンクも下記を参照下さい。

 

歌の創作を始める上で初めてのチャレンジでもあったという1stアルバム『Everything I Know About Love』に比べて、今作は、愛に対してより成熟した展望を持ち、彼女自身もさらに成長したと語る。



レイヴェイは、このニュー・アルバムのリリースに関して、以下のようなメッセージを添えています。

 

『Bewitched』は『Everything I Know About Love』よりもずっと成熟した展望を持ち、恋に恋していることには変わりないものの、友人や恋人、人生に対する愛など、より大きな意味での愛のアルバムになりました。

今回のアルバムでは色々な経験をし、少しずつ大人になっていく過程の若さゆえの愛の魔法について書いています。『Everything I Know About Love』は私にとって、歌の創作を始める最初の試みでした。だから、どの曲もまるで偶然の幸運の産物のようでした。

一方、『Bewitched』では、アルバムを書くことに決めてから曲を書く前に、『Bewitched』というアルバムのタイトルが決まっていました。だから、ゼロから創り上げることができたことは、アーティストとして私にとって非常に大きな自信を持たせてくれたものであり、私がこのアルバムを通して得た経験の中でも最も価値のあるものの一つです。



“現実世界からある意味で逃避できる場所を音楽の世界に作りたい” そんな想いからジャズ・カルテットやフィルハーモニア管弦楽団を迎え制作された楽曲を収録した本作は、壮大なミュージカルのように書き上げられたストーリーが、まるで一本の映画を見るかのような没入体験を与えてくれる。



アルバムのリード曲となる「Lovesick」は ”誰かに恋をしている時に感じる特別な瞬間” について書かれ、アルバム随一の爽やかなサウンドが際立つ1曲。レイヴェイの故郷・アイスランドで感じた、車の中に座って風に髪がなびかれ、黄金色の光が降り注ぐ瞬間にインスパイアされている。
 

 

「(誰かに恋をしている時に感じる特別な瞬間は)すべてが完璧に見えるにも関わらず、何かがうまくいかないかもしれないという不安が伴う。すべてが完璧だからこそ、なぜこのような感覚があるのか、と思ったのです。」とレイヴェイが語るように、ギターやストリングスのピチカートが軽やかで煌びやかな疾走感を表現している。そんな中にも、コーラスが彩るアウトロがどことない儚さを感じさせ、まるで映画のエンドロールを彷彿とさせるようなドラマチックな1曲となった。



その他、先行リリースされたシングル「From The Start」「Promise」「Bewitched」「California and Me (feat. Philharmonia Orchestra)」を含む珠玉の14曲を収録している。

 

成熟した奥行きのある歌声とは裏腹に、今の時代を生きる24歳の等身大の言葉で、自身のミュージシャンとしてのゴールである”ジャズやクラシック音楽を、より親しみやすい方法で同年代の若い世代に届けること”を体現するレイヴェイ。



夏に行われたワールドツアーに続き、10月に開催されるアルバム・ツアー全29公演は瞬く間にソールドアウト! さらに2024年のUS&UK ツアーの開催も発表!すでに完売となった公演もあり、驚異的なスピードで世界中にその名を轟かせている。

 

クラシックやスタンダードジャズからインスピレーションを得て、独自の音楽スタイルを確立する次世代の歌姫が奏でる愛の物語をぜひご堪能ください! 

 

 

「Lovesick」 (13:00にプレミア公開



Laufey 『Bewitched』 New Album

リリース日:2023年9月8日

レーベル:Asteri Entertainment

 

Tracklist:

1. Dreamer
2. Second Best
3. Haunted
4. Must Be Love
5. While You Were Sleeping
6. Lovesick 
7. California and Me (feat. Philharmonia Orchestra)
8. Nocturne (Interlude)
9. Promise
10. From The Start
11. Misty
12. Serendipity
13. Letter To My 13 Year Old Self
14. Bewitched


楽曲のダウンロード/ストリーミング:

 

https://asteri.lnk.to/bewitched_al 



 


 

ロサンゼルスのパンクロックバンド、Militarie Gun(ミリタリー・ガン)は、今年リリースされた『Life Under The Gun』{レビューはこちら)のハイライトのひとつである「Never Fucked Up Once」のビデオを公開した。監督はオードリ・ミルザイで、バンド・リーダーのイアン・シェルトンが蹴飛ばされるシーンが収められている。以下よりご視聴下さい。


Militarie Gunは、MSPAINTとのスプリット7″『Paint Gun』も発表している。昨年の『All Roads Lead To The Gun (Deluxe)』からMSPAINTのコラボソング「Can't Get None」と、MSPAINTの2023年のデビューアルバム『Post-American』からMilitarie Gunのコラボ曲「Delete It」が収録。Loma VistaとConvulseのスプリット・リリース。現在、こちらから予約受付中。


Militarie GunとMSPAINTは、9月29日のMeadowsと9月30日のSaint Vitusでのブルックリン公演を含むScowlツアーのサポートを務める。

 

 

「Never Fucked Up Once」


 

ロンドンのシンガーソングライター、 Tirza(ティルザ)がニューアルバム『trip9love』をリリースした。



このアルバムは、長年のコラボレーターであるマイカ・リーヴァイによってプロデュースされ、2人の自宅と "ロンドン南東部とケント州の様々な場所 "でレコーディングされた。ティルザは、"今日、これを送ることができて気分がいい "と語っている。アルバムの試聴は以下からどうぞ。



西海岸のチル・ウェイヴの象徴的なアーティスト、トロ・イ・モア(Toro Y Moi)が新作EP「Sandhills」をDead Oceansからデジタル・リリースした。(EPのストリーミング/ご予約はこちらより)10月20日には歌詞のカスタム・エッチングが付属するアナログ盤が発売される。

     

この新作EPは、チャズ・ベアの故郷であるサウスカロライナ州コロンビアへの優しいラブレターであると同時に、人は決して故郷には帰れないということを痛烈にほろ苦く受け入れている。ゆったりとしたフォーク・ポップは、ベアがトロ・イ・モワとして初めて手づくりしたCD-Rを彷彿とさせる。


「サンドヒルズ」の名前の由来となった、ショッピングモール、大きな倦怠感と大きな夢に満ち溢れ、そこであてもなく時間を過ごす10代の友人たち・・・、資本主義末期の衰退と現在のサンドヒルズの空っぽの大型店舗など・・・、聴くたびにそのディテールが少しずつ浮かび上がってくる。

 

チャズ・ベアこと、トロ・イ・モイは今や世界的に愛されるインディー・ポップ・アイコンだ。「Sandhills」は、バンジョーやラップ・スティールの華やかさと、目を見開いたような不思議な表情で、青春時代のブルースから完全に解放されることはないと認めている。ただ、運がよければ、その憂鬱に対処するためのよりよいメカニズム(あるいは妄想!?)を身につけることができるかもしれない。「Sidelines」は、高校フットボールの試練に打ち勝つ美学者の物語だ。

 


「Sandhills」


©Alexis Gross
 

TurnstileとBADBADNOTGOODが、EP『New Heart Designs』のために手を組んだ。(ストリーミングはこちらから)

 

このEPには、ターンスタイルが2021年にリリースしたアルバム『GLOW ON』に収録されていた三曲「Mystery」、「Alien Love Call」、「Underwater Boi」が収録されています。アレックス・ヘネリーとブレンダン・イェーツが監督したミュージックビデオは以下からご覧下さい。



 



カナダ出身のソングライター兼プロデューサー、Jeywoodこと、ジェレミー・ヘイウッド=スミス(Jeremy Heywood Smith)は、2022年のアルバム『Slingshot』(レビューはこちらから)のから1年後、新作EP『Grow On』を発表した。アルバムのご購入、及びストリーミングはこちらより。


『Grow On』は、ヘイウッド=スミスが2018年から2020年にかけて培ってきた音の遊び場を引き継いだもので、前作から「芸術的に何も置き去りにしない」ことを目指すと同時に、これからの創作の道筋に光を当てている。


EPのタイトルは、Slingshotのシングル「Thank You」の歌詞にもなっているが、ヘイウッド=スミスの亡き母親と、その母親が彼に言った「大人になって成長しなさい」というアドバイスにインスパイアされたものだ。

 

この助言は長年にわたり、特に2018年から2020年にかけては、母親の早すぎる死を含め、多くの人生の変化をもたらした時期であった。前に進むために振り返るという意味を込めたSlingshotが最終的にアルバム名に選ばれたものの、このフレーズが彼の頭から離れることはなかった。


オープニング・トラックの「Heavy Eyes」は明晰さについて歌った曲で、人生の道筋、心の明晰さ、精神の明晰さについて歌っている。

 

ヘイウッド=スミスは冒頭で、"I'm grown halfway there "と繰り返し唱えている。この曲についてヘイウッド=スミスは、この曲を書いたとき、すべてを把握し、自分の人生の方向性が明確になったと感じたと説明している。

 

それから数年後、彼はこの曲の歌詞を「実際に明晰さを手に入れたというよりも、明晰さを顕在化させたようなもの」だと考えている。それは、成長することの一部とは、自分がすでにいた場所を認識し感謝しながらも、まだ先があることを知る知恵を持つことだという認識だ。


サウンド的には、『Heavy Eyes』は5つの異なる曲が1つになったような、ある種のコントロールされたカオスのように感じられる場合がある。このコントロールされたカオスは、ジェレミーのプロデューサーとしての成長によって可能になった。このプロセスを通し、彼は音空間の創造に集中するようになり、リスナーを圧倒することなく「Heavy Eyes」のような大きなアイデアを軌道に乗せ、作曲家としてもプロデューサーとしても自分の耳をより心から信頼することを学んだ。


「Dirk Gently (Know Yourself)」は、ジェイ・ウッドの特徴的なサウンドに大きく傾倒したトラックだ。ヘイウッド=スミスは2020年に "Dirk Gently "の制作を開始し、最近、新鮮な耳でこの曲に戻り、新たに見つけた空間と構造の感覚を吹き込んだ。


『Heavy Eyes』と同様、『Dirk Gently』も確固たる確信のもとに書かれた。今、この曲がリリースされ、ウィニペグからモントリオールに移り住み、新たな旅に出る彼は、自分が何者なのか、そして未来に何が待ち受けているのか、ちょうど見定めているところだと感じている。

 

 「Dirk Gently (Know Yourself)」

 

「Thank You (OG Version)」は、ヘイウッド=スミスの亡き母を称えるために書かれたSlingshotのオリジナル・バージョンである。より静かで感情的なアプローチで作曲されている。この曲の作曲は、ジェレミーにとって画期的な瞬間で、感情的で傷つきやすい経験と正面から向き合うために初めてソングライティングを活用した。OGバージョンは、その意図を直接音に反映させている。

 

OGバージョンは、彼の母親の音楽的嗜好へのオマージュであると同時に、その意図を直接音に反映させている。アル・グリーン(Al Green)への言及とともに、この曲にモータウンの感覚を吹き込むことが目的だった。この曲は、ジェイウッドが育った音楽を思い出させる黒人教会ゴスペルの文化に触れている。

 

「Thank You」は、後にSlingshotとなる楽曲をコンパイルし始めたジェレミーが、初めて他の人に聞かせた曲でもある。ヘイウッド=スミスは、このオリジナル・ヴァージョンを共有することで、「一周したような、文字通りスリングショットのような瞬間だ」と語っている。


EPの最後を飾るのは、ヘイウッド=スミスが長年影響を受けてきたタイラー・ザ・クリエイターの「SWEET」のカバーだ。

 

ある意味、彼は、タイラーのキャリアと自身のアーティスティックな旅の間に並行するものを見ている。2021年に『CALL ME IF YOU GET LOST』が発売されたとき、ジェレミーはレコードを最初から最後まで聴いた。音楽を仕事にすることが単なる夢だった高校時代に、オッド・フューチャーの最初のテープを聴いたことを思い出したのだ。早いもので、ジェイウッドはEPを2枚、アルバムを2枚リリースし、次のフルレングス・リリースに向けて精力的に活動している。

 

©Reuben Bastienne-Lewis

先週のオリジナル・アルバムの発売に続き、7月24日、Blur(ブラー)の最新アルバム『The Ballad of Darren』のデラックス・エディションが発売された。(アルバムのワーナー・ミュージックの公式ストアでのご購入はこちら。オフィシャルグッズ等の販売もあります)

 

このデラックス・バージョンには、2曲のボーナストラック「The Rabbi」と「The Swan」が追加収録されている。この2曲のミュージック・ビデオが公開となっている。試聴は以下からどうぞ。

 

『The Ballad of Darren』は2015年の『The Magic Whip』に続くブラーの8年ぶりのアルバムとなる。ウェンブリーでのライヴに加え、バンドはBBC Radio Theatreでセッションを行った。さらにブラーは、今年のフジロック2023でヘッドライナーを務める予定です。楽しみですね。

 

「The Rabbi」
 

 

「The Swan」 

©︎Angela  Riccialdi


sill tab(スピル・タブ)は、今週末、EP「KLEPTO」をSony Music Entertainmentからリリースした。このリリースを記念し、最後のリードシングル「fetišh」がMVと合わせて公開されている。「Window」「Splinter」に続く作品となる。アルバムの各種ストリーミングはこちから。


「fetišhは、このEPの小さな世界への素晴らしいイントロであると思う。この曲はとても堂々としていて、自信に満ちている」とspill tabは説明している。

 

「この曲は、私がいつか本当にやり遂げられると空想しているような、とてもドMで自己主張の強いやり方で交わされる、誰かとの信じがたい会話のようなものなの。現実には、自分のあらゆる部分を受け入れてくれることを誰かに求めるのは恐ろしいことだけど、この曲は、自分がとても気にかけている人からの受け止め方を気にしないという、ある意味勇敢なファンタジーなんだ」


「fetišh」

©︎ Rovenant Earth


JPEGMAFIAとDanny Brownがコラボレーション・アルバム『SCARING THE HOES』を拡張し、「DLC PACK」と名付けた4曲入りの特別版のEPをリリースした。この作品はビデオゲームからヒントを得て制作された。現在、アップル・ミュージックまたはスポティファイ、バンドキャンプでストリーミング出来る。各種ストリーミング/EPのご購入はこちらからどうぞ。


Youtube版も公開されていますが、年齢制限が設けられているため、18才未満はご視聴をお控え下さい。ご視聴はYoutubeの下記の公式リンクより。


オリジナル・アルバム同様、『SCARING THE HOES: DLC PackはJPEGMAFIAによって制作された。

 

オープニング・トラックの 「Guess What Bitch, We Back Hoe!」はアップテンポでクラブ・テイストのプロダクションだ。「Hermanos 」はデュオのシャープなフロウとは対照的なゴージャスなヴォーカル・サンプル。「Tell Me Where to Go」はソウル・フリップを取り入れた驚くほどレイドバックした曲。エンディング曲「No! ー」では、壮大なクワイア・サンプルが、"Bitch, I ain't Baby Keem, My cousin ain't gave me shit "のようなJPEGMAFIAの小粋なパンチラインと見事に合致している。曲を締めくくるため、ブラウンは率直な話し言葉のアウトで、"囚われの身のような気分で、逃げ出したい/晴れの日は憂鬱だから、雨の日を祈る "と自らの繊細さを告白している。

 

 

©Martin Doležal

 

チェコ・プラハを拠点に活動する気鋭のポストパンクバンド、Alpha Strategy(アルファ・ストラテジー)が4曲収録の新作EP『Staple My Hand To Yours』を本日(6/8)リリースします。バンドの音楽は、Birthday Party(Nick Cave)、Gilla Band、The Jesus Lizard等が引き合いに出される。チェコでのライブ映像が公開されていますので、下記よりチェックしてみて下さい。

 

今回リリースされたEP『Staple My Hand To Yours』はオーディオ・スタジオにてスティーヴ・アルビニ(Steve Abini)とともにレコーディングされ、その後、シカゴのマスタリングサービスでボブ・ウェストンがマスタリングを手掛けています。

 

『Staple My Hand to Yours』には、前作『The Gurgler』(スティーヴ・アルビニがレコーディングを担当)がポーランドのレーベル、”Antena Krzyku”からリリースされた2018年以来となるアルファ・ストラテジーの新曲が収録されている。バンドのフロントマンである
Rory Hinchey(ローリー・ヒンチー)は、このEPについて、次のようなメッセージを添えてくれました。

 

『The Gurgler』のリリース以降、バンドの状況はかなり変化した。2019年、私(ローリー・ヒンチー)、ジェイムズ・マクアダムス、エヴァン・シダウィ、ダン・エドワーズのオール・ラインナップが、カナダのトロントからベルリンに一時的に拠点を移し、ヨーロッパ12カ国をツアーした後、彼らは最終的に全員バンドを脱退し、カナダに戻った。

 

私は、2011年にソロ・プロジェクトの一貫としてアルファ・ストラテジーを始めたので、このまま活動を続けたいと思い、一緒に続けられる新しいクルーを探すことを選んだ。

 

2019年末、プラハに住むようになって間もなく、Martin Doležal(guitar - Très, Bazdesh, ex-Stinka)、Filip Miškařík(drums - Hothouse, Très)、Ondřej Červený(bass - ex-Stinka)が加わり、彼らは、現在、私と共に現在のグループを形成している。

 

スティーヴ・アルビニとの『Staple My Hand to Yours』のレコーディングに加え、過去3年間でヨーロッパとカナダで50回以上のコンサートを行い、2024年にはさらに海外での公演を予定している。

 

彼らはまた、私の”Aww Man Radio & Concerts”に定期的に貢献しており、プラハで国内外のバンドのライブを企画し、毎月ライブ・ストリーム・ラジオ番組/ポッドキャストを配信している。

 

Alpha Strategy, an up-and-coming post-punk band based in Prague, Czech Republic, is releasing a new four-song EP, "Staple My Hand To Yours," today (June 8). The band's music is cited by Birthday Party (Nick Cave), Gilla Band, The Jesus Lizard, and others. A live video of the band's performance in the Czech Republic has been released, which you can check out below.

 
The EP "Staple My Hand To Yours" was recorded with Steve Abini at Audio Studios and mastered by Bob Weston at Mastering Services in Chicago.


Staple My Hand to Yours" includes the first new music since 2018, when the previous album "The Gurgler" (recorded by Steve Albini) was released on the Polish label "Antena Krzyku". It features new music from Alpha Strategy. Rory Hinchey, the band's frontman, added the following message about the EP.


    Since the release of The Gurgler, things have changed quite a bit for the band: in 2019, the entire lineup of myself (Rory Hinchey), James McAdams, Evan Sidawy, and Dan Edwards temporarily relocated from Toronto, Canada to Berlin and toured 12 European After touring in 12 countries, they eventually all left the band and returned to Canada.

    I started Alpha Strategy in 2011 as part of a solo project and wanted to keep it going, so I opted to find a new crew to continue with.

    At the end of 2019, shortly after I started living in Prague, Martin Doležal (guitar - Très, Bazdesh, ex-Stinka), Filip Miškařík (drums - Hothouse, Très) and Ondřej Červený (bass - ex-. Stinka) joined us and they now form the current group with me.
 
    In addition to recording "Staple My Hand to Yours" with Steve Albini, they have played over 50 concerts in Europe and Canada in the past three years, with more international dates planned for 2024.

    They are also regular contributors to my "Aww Man Radio & Concerts," which organizes live performances of national and international bands in Prague and provides a monthly live stream radio show/podcast.



 

 



Alpha Strategy 『Staple My Hand To Yours』EP



Tracklist:

 

1.Mr. Wobbles

2.Steel Hair

3.The Caressing Cloth

4.Mosquito Generation Point

 


 

Purchase/ Streaming(on bandcamp):

 

https://alphastrategy.bandcamp.com/album/staple-my-hand-to-yours 


 


テイラー・スウィフトが3枚目の再録アルバムを7月8日にリリースした。Fearless (Taylor's Version)』、『Red (Taylor's Version)』に続く『Speak Now (Taylor's Version)』には、2010年のアルバムに収録された16曲の新バージョンに加え、フォール・アウト・ボーイとパラモアのヘイリー・ウィリアムスをフィーチャーした「From the Vault」トラックが収録されている。試聴はこちらからどうぞ。


「このアルバムは、私が18歳から20歳の間に若い女性として過ごした気まぐれ、空想、心の痛み、ドラマ、そして悲劇について一人で書いたものです」とスウィフトはインスタグラムに書いている。


「トラックリストに次ぐトラックリストを作り、ストーリーを語る正しい方法に執着したのを覚えている。私は自分の選択に冷酷にならざるを得なかったし、今でも揺るぎない誇りを持てる曲をいくつか残した。というわけで、From The Vaultは6曲!このアルバムをレコーディングしたのは私が32歳の時で(今はまだ成長途中だが)、その思い出が私を懐かしさと感謝の気持ちでいっぱいにしてくれた。人生に対して、あなたに対して、自分の作品を取り戻すことができたことに対して。100万回ありがとう」


スウィフトは最近、プライム・ビデオの『The Summer I Turned Pretty』の新シーズンの予告編で「Back to December (Taylor's Version)」をプレビューした。今年初め、彼女は2022年のLP『Midnights』の新しいデラックス・バージョンをリリースした。


また、テイラー・スウィフトが、リリースされたばかりの『Speak Now (Taylor's Version)』に収録されている「From the Vault」トラック「I Can See You (Taylor's Version)」の新しいビデオを8日に公開した。スウィフトはテイラー・ロートナー、ジョーイ・キング、プレスリー・キャッシュと共に、自ら監督したこの映像に出演しており、現在進行中のErasツアーの一環として、ミズーリ州カンザスシティのアローヘッド・スタジアムで初披露した。以下でチェックしてほしい。


PSP Social

 

 

日本のオルタナティヴロックバンド・PSP Socialが3年振りのフルアルバム『宇宙から来た人』をエスパーキックよりリリースします。20分超えの大曲も収録する大作で、bandcampにはボーナス曲も収録される。特に、スロウコア/エモ/ポストロック好きにチェックしてもらいたいアルバムです。




7月6日、PSP Socialの3年振りとなるフル・アルバム『宇宙から来た人』が”エスパーキック”よりリリースされる。アルバムのご購入/ストリーミングは記事の最下部より。

 

今作は1年以上の期間をもって制作された、日常から超常へと突き抜け感覚の”反転”をもってクライマックスを迎える大作で、オルタナティブロック・スロウコア・シューゲイザー・サイケデリックロック・ニューエイジ・ドゥームなど横断的に影響を受けながらも、PSP Socialの音楽としてまとめあげられた会心の一作となっている。


5曲で46分のアルバム構成は、ピンク・フロイドの傑作『Meddie- おせっかい』をモチーフとしていて、20分を超える大曲「行く人」で締めくくられる。また、今作は”反復/リフレイン”を大きなテーマとし、同じフレーズを執拗に繰り返す曲のみで構成されたコンセプチュアルなアルバムとなっている。





bandcampからアルバムをダウンロードすると、ボーナス・トラック「大巨獣ガッパ」も試聴できる特典付き。アルバムのレコーディングは、”例のK”のヤミニと共に1年間スタジオに入り続けながら行われ、マスタリングは、klan aileen/Jolt! Recordingsの澁谷亮が担当。ジャケットの写真は白岩義行の写真に加え、漫画家の匙田洋平のイラストが載せられている。こちらも注目です。

 






PSP Social 『宇宙から来た人』 New Album




Release: 2023/7/6 


Label :エスパーキック

 

Tracklist:

1.枯葉の街 / kareha no machi
2.素面 / shirahu
3.流れる / nagareru
4.ビジターフロムアウタースペース / a visitor from outer space
5.行く人 / yukuhito

 

 

配信リンク:

 

・bandcamp:

 

https://esperkick.bandcamp.com/album/--3

 

・Apple Music:

 

https://big-up.style/SCfK03ZUYp 

 

 ・その他サブスクリプション/ダウンロード:


https://big-up.style/2WKcJxC2WI





Pool Kids(プール・キッズ)がスプリットEPを発表した。ハードコア・バンドPOOLとのスプリットEPで、それぞれ3曲ずつ、計6曲が収録されている。プール・キッズ側には、B面の『No Stranger』、そして『Talk To Much』と『Arm's Length』の新バージョンが収録されている。そしてPOOLのパートには、3曲の新曲がある。Cleansing、Inside A Wall、Death Sentenceだ。


「思っていたよりもずっと嬉しい結果だった」と彼らは言う。「このバンドが、これほど時間がない中で、私たちが慣れ親しんできたものよりはるかに少ない計画で、どんなものを作り出せるかを見るのは、信じられないほど心強かった。私たちは本当に、後ろから前から誇れるものを完成させることができた」


EPのストリーミングはこちらより。


 

 

日本のエクスペリメンタルフォークアーティスト、Satomimagaeが福岡のアンビエント・プロデューサー、duennとのコラボレーションアルバム『境界 KYOKAI』を今週水曜日(6/21)に発表しました。


Satomimagae(サトミマガエ)は、 今年2月にデビューアルバム発売から十周年を記念する「awa」(Expanded)をRVNGより発表しています。一方のduenn(ダエン)は、ベルギーの実験音楽レーベル”Entr'acte”、大阪の”スローダウン・レコーズ”を始めとする複数の国内外のレーベルより作品を発表している。2017年、Merzbow、Nyantoraと共にエクスペリメンタル・ユニット「3RENSA 」を結成した。Nyantoraとアンビエントのイベント「Haradcore  Ambience」を共催している。

 

今回、イタリアのレーベル、Rohs! Recordsから発売されたニューアルバム『境界 Kyokai』は、 両者のコラボレーターの音楽的な個性が上手く合致している。アンビエントアーティスト、duennのアンビエント/エレクトロニックのトラックに、サトミマガエのアンニュイかつアブストラクトなボーカルが特徴の作品となっています。ロンドンの現代的なエレクトロニックや、エクスペリメンタル・ポップにも近い音楽性です。

 

“KYOKAI”は、duennとSatomimagaeによる初めてのコラボレーション作品である。2021年、duennとナカコー(Koji Nakamura: 青森出身の伝説的なインディーロックバンド、Supercar[スーパーカー]のフロントマン。現在はエレクトロニック・プロデューサーとして活躍している)が主催するイベント、”HARDCORE AMBIENCE”にSatomimagaeが出演したことをきっかけに始まったこのプロジェクトは、duennの実験的なアンビエントトラックにSatomimagaeがボーカルで参加し、シンプルな歌を加えていくことで、「異形のポップ・ミュージック」を目指す試みである。

 

コンセプトは「短歌(俳句)以上、音楽未満」で、音楽になる寸前の短い断片を集めたかのようなアルバムになっている。タイトルである「境界」はduennの通勤途中に立っていた標識に由来しており、身の回りに存在するいくつもの曖昧な境界線がこのアルバム全体のインスピレーションとなっている。


ニューアルバム『境界』は、デジタルストリーミング他、限定60枚のカセットテープでも販売されている。 アルバムのご購入はBandcampにて受付中です。


   


 

Satomimagae + duenn 『境界 Kyokai』 

 

Album Version

 

Cassette Version

Label: Rohs! Records

Release: 2023/6/21


Tracklist:

1. cave

2. air

3. wave

4. in

5. non1

6. fog

7. flow

8. gray

9. space

10. blue


Purchase(アルバムのご購入):


https://rohsrecords.bandcamp.com/album/kyokai

 

 ©︎Chuck Grant

 

ラナ・デル・レイの父親であるロブ・グラントは、デビュー・アルバム『Lost at Sea』をリリースしました。

 

このアルバムから新しいシングルが公開されました。「Hollywood Bowl」は先にリリースされたタイトル曲(MVはこちらより)に続き、アルバムに収録された娘との2つのコラボレーションのうちの1つです。以下よりお聴きください。アルバムのストリーミングはこちらからどうぞ。


ローラ・シスク、ザック・ドーズ、ジャック・アントノフとの共同プロデュースによるこの曲で、ラナ・デル・レイは「2回、ハリウッド・ボウルで歌った/そして私のパパはビリー・ジョエルのように演奏する/そして私は年をとっても若いし、年をとっても若い/私のハートと魂の気まぐれで」と歌いあげています。


ロブ・グラントはこの作品について次のように説明しています。「このアルバムの中で一番好きな曲のひとつだ!ラナが見せるヴォーカルの幅は信じられないほどだ。ピアノは繊細なメロディで始まり、美しいリリースへと発展していく...そこで音楽は突然あなたを持ち上げ、そして席巻するだろう」

 

「Hollywood Bowl」


 

イギリスのエレクトロニック・ミュージシャン/プロデューサー、CLARKは、トム・ヨークがプロデュースしたニューアルバム『Sus Dog』をThrottleより発売しました。(アルバムのストリーミングはこちらからどうぞ)


アルバムの発表とともにクラークは収録曲「Medicine」のビデオを公開しました。曲もビデオもトム・ヨークが出演しています。 ナックルヘッドのディラン・ヘイズは「Medicine」のビデオを監督し、プレスリリースでこのように語っています。

 

「クリスと私は、デジタル技術を隠すという共通の努力で常に絆を深めてきた。『Medicine』の要素として、非常にデジタルなメディアであるディープフェイクを使用していることを考えると、これは興味深いことなんだ。私は、AIを微妙に使いこなすことに興味を持ちました。通常、ディープ・フェイクや他のAIを使用する場合、それがメインとなりますが、『Medicine』では、その効果を埋没させ、追加のテクスチャーを重ね、多くの構成要素のひとつにしたいと考えていました。クリスとトムの特徴が融合することで、顔と声の相乗効果が生まれ、誰が誰だかわからなくなり、声の可鍛性というテーマが生まれます」

 

「クラークの3作目のビデオでは、"Medicine "のトーンを変えたいと思いました。「Clutch Pearlers」と「Dolgoch Tape」では、強い単一テーマがありました。「Medicine」では、カフカの『変身』やスタン・ブラッケージの短編映画『Mothlight』の影響を受けながら、身体や場所の劣化を見つめる複雑さを取り入れたいと思った。三部作として、それらは場所とキャラクター形成によってまとまっているんだ」

 

 

Thom Yorkeは、以前のプレスリリースで、このコラボレーションについて次のように語っています。「クリスは私に、歌を歌い始めたので、フィードバックやアドバイスが欲しい、と書いてきたんだ。私は彼がやっていることに何年も前から興味を持っていて、結局、彼がその奇妙な部分をつなぎ合わせている間、私は後部座席の運転手のような存在になったんだ。私は、彼が歌と言葉を全く別の扉から入ってきたと知っても驚かなかった。彼が最初に送ってきたのは、2つのフロアの間に挟まれたことを歌っているもので、私はすでに納得していました。それは、彼が作曲やレコーディングに取り組む方法と同じで、今回は人間の顔をしていたのです」

 

クラークは、『サス・ドッグ』の制作について、 「ビーチボーイズがMDMAを飲んでレイヴレコードを作ったらどんな音になるだろうか? また、「一生分の曲を聴いて、どう作るかを考え、他のすべての要素を自分の好みに合わせてカスタマイズする方法をチューニングしたものです。ある意味、僕のデビュー作のような気がする」と説明しています。

 

Sylvan Esso


Amelia MeathとNick Sanbornによるエレクトロニック・デュオ、Sylvan Esso(シルヴァン・エッソはニューヨークの伝説的なレコーディングスタジオでのライブを収録した『Live At The Lady』をリリースしました。このEPの収録曲では、アルバム『No Rules Sandy』の人気曲5曲を演奏したほか、故ミミ・パーカーが所属したスロウコアバンド、Lowの「Will The Night」もカバーしている。


 


シルヴァン・エッソは、グラミー賞を受賞したAttacca Quartet(アタッカ・カルテット)、Gabriel Kahane(ガブリエル・カハネ)による特別なストリングスアレンジ、そして、バンドコミュニティーのミュージシャンたちと一緒に、6曲のコレクションに参加しています。

 

Jenn Wasner(Bon Iver、Flock of Dimes、Wye Oak)、ドラマーのTJ Maiani(Neneh Cherry、Weyes Blood)、Joe Westerlund(Megafaun, Califone)、ギターリストのMason Stoopsは、昨年秋MeathのデュオThe A's でマーカス・マフォードのツアーを行った際に出会った。

 

「アメリアも私もLowの大ファンで、ミミ(パーカー)が亡くなったことを聞いてとても悲しくおもっていた」とSylvan EssoのNick Sanborn(ニック・サンボーン)は話している。


10代の頃、初めて「The Curtain Hits The Castfor」を聴いて、すぐに「Anon」に衝撃を受けたのを今でも覚えています。今まで聴いたことのないような、心に残る、内臓に響くような曲で、何年も経った今でもよく聴いています。今年の1月、エレクトリック・レディセッションのセットリストを作っていたとき、アッタカ・カルテットが参加することが分かっていたので、すぐにミミへのトリビュートとして「Will The Night」をカバーしようと思いつきました。彼らの曲の中でもずっと好きな曲のひとつで、美しくシンプルで時代を超えた、暗闇の中の光です。