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イギリスの人気シンガー、Michael Kiwanuka(マイケル・キワヌカ)がニューアルバム『Small Changes』を発表し、その中から2曲の新曲「Lowdown (part i)」と「Lowdown (part ii)」を共同ミュージックビデオで公開した。

 

『Small Changes』はGeffenから11月15日にリリース予定。Small Changes』は11月15日にGeffenからリリースされる。ビデオは以下から。

 

『Small Changes』はキワヌカの4枚目のアルバムで、2020年のマーキュリー賞を受賞し、グラミー賞の最優秀ロック・アルバム賞にもノミネートされた2019年の『Kiwanuka』に続く待望の作品。

 


「Lowdown (part i)」「Lowdown (part ii)」

 

 

 

Michael Kiwanuka  『Small Changes』

 

Label: Geffen

Release: 2024年11月15日


 Tracklist:


1. Floating Parade

2. Small Changes

3. One and Only

4. Rebel Soul

5. Lowdown (part i)

6. Lowdown (part ii)

7. Follow your Dreams

8. Live For Your Love

9. Stay By My Side

10. The Rest of Me

11. Four Long Years



ギタリストのケヴィン・ダニエル・ケーヒルとドラマーのグラハム・コステロから成るスコットランドはグラスゴー出身のアンビエント・デュオ、ケーヒル//コステロが、11月8日(金) に ニュー・アルバム『II』をレコード(限定枚数)、およびデジタル・フォーマットでリリースすることがわかった。この発表に合わせてリードシングル「Sunbeat」が本日配信された。(配信リンクはこちらから)


2021年にリリースしたデビュー・アルバム『オフワールド』に続いて2作目となる今作では、エフェクトのかかったギターを基調としたアンビエントな雰囲気と絶妙なグルーヴを取り入れたドラミングが、時折催眠術のようなテープ・ループを経由しながら織り交ざっている。


スコットランド王立音楽院で出会った2人は、ジャズとクラシックという異なる分野を専攻していたにもかかわらず、ミニマリズムと即興演奏への情熱を分かち合っていた。

 

ある時はグラハムのバックグラウンドであるジャズ的素養を感じさせ、またある時は彼が幼少期に聴いて育ったインストゥルメンタル・ロック、ポスト・ロック的な激しさも感じさせる。このアルバムは、デュオがデビュー作の成果をさらに発展させた、広大で野心的な作品となっている。


そして、新譜の発表を記念して、本日ファースト・シングル「Sunbeat」をデジタル・リリース! この曲は、サウンドと音色の面で彼らの新しい方向性を表している。


「Sunbeat」について2人は、次のように話している。


「『オフワールド』以来の僕たちの成長と音世界の変化を示すのに良いファースト・シングルだと思ったんだ。当初、この曲は即興のテープ・ループから始まり、ビートそのものが生まれ、ギターがそれに続いた。アルバムの主要なトラッキングが始まる前の最後の即興/ウォームアップから生まれたんだ。それはとてもオーガニックで楽しいプロセスだったよ」

 





Cahill//Costello(ケーヒル//コステロ) 『II(2)』- New Album





【アルバム情報】

アーティスト名:Cahill//Costello(ケーヒル//コステロ)

タイトル名:II(2)

発売日:2024年11月8日(金)

形態:2LP(140g盤)

バーコード:5060708611163

品番: GB1599


<トラックリスト>

Side-A


1. Tyrannus

2. Ae//FX 

Side-B


1. Ice Beat

2. Sensenmann

 

Side-C

1. JNGL

2. I Have Seen The Lions On The Beaches In The Evening

 

Side-D

1. Lachryma

2. Sunbeat



バイオグラフィー

 

スコットランドはグラスゴー出身のアンビエント・デュオで、メンバーは、ギタリストのケヴィン・ダニエル・ケーヒルとドラマーのグラハム・コステロ。出会いは2012年の英国王立スコットランド音楽院。ジャズとクラシックという異なった専攻の二人だったが、さまざまなジャンルにわたるミニマリズムと即興への相互の情熱を共有していた。この友情と共有された情熱は、最終的にケーヒル//コステロの結成に至る前に、グラハムとケヴィンがさまざまなソロ・プロジェクトで協力することにつながった。彼らのプロセスは、ミニマリズムとアンビエント・ミュージックの要素を融合し、過度の複雑さとは無縁の、非常に感情的なサウンドの世界を構成している。その音楽制作は忍耐と明晰さに基づいており、リスナーの心に正直に語りかける。2021年9月、ファースト・アルバム『オフワールド』をリリース。そして、2024年11月には3年ぶりとなるニュー・アルバム『II』の発売が決定している。

 

©Fiona Torre


スコットランド/グラスゴーのロックバンド、Franz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)が6枚目のアルバム『The Human Fear (ザ・ヒューマン・フィア)』を発表した。2018年の『Always Ascending』に続くこの作品は、2025年1月10日にDominoからリリースされる。

 

このアルバムは、2013年の『Right Thoughts, Right Words, Right Action』でバンドと仕事をしたマーク・ラルフがプロデュースした。アルバムの最初のリードカット「Audacious」は、長年のコラボレーターであるアンディ・ノウルズが監督し、グラスゴーのバロウランドで撮影されたビデオと対になっている。また、アルバムのジャケットとトラックリストは以下の通り。


「このアルバムの制作は、私がこれまで経験した中で最も人生を肯定する経験のひとつだった。恐怖は、自分が生きていることを思い出させてくれる。私たちは皆、恐怖が与えてくれる喧騒に何らかの形で中毒になっているのだと思う。それにどう反応するかで、人間性がわかる。だからここにあるのは、恐怖を通して人間であることのスリルを探し求める曲の数々だ。一聴しただけではわからないだろうけど」


ニューシングルについて、アレックス・カプラノスはこう語っている。「この曲は、自分の周りの存在の布が解けていくのを感じたときに、大胆な反応をすることについて歌っているんだ。大胆で、反抗的で。存在しない永遠を端から覗いて、アイと言うんだ!くそったれ!今日は結構だ!"


アンディ・ノウルズは次のように付け加えた。「初めて "Audacious "を聴いた後、すぐにお祝いのビデオが必要な曲だと感じた。2022年に'Curious'を制作したときの陽気なアプローチをベースにしたかった」

 

 

「Audicious」

 



Franz Ferdinand 『The Human Fear』



Label: Domino

Release: 2025年1月10日


Tracklist:


1. Audacious

2. Everyday Dreamer

3. The Doctor

4. Hooked

5. Build It Up

6. Night Or Day

7. Tell Me I Should Stay

8. Cats

9. Black Eyelashes

10. Bar Lonely

11. The Birds



1969年、ニューヨークの歴史的なフィルモア・イーストでのコンサートは、その最初のツアーの初期の瞬間をとらえたもので、2枚組のライヴ・アルバムとして10月25日にリリースされる。


『Live At The Fillmore East, 1969』は、Rhino.comからビニール盤(2LP)とCDで発売される。同日、一部の小売店のみで特別クリア・ビニール・エディションが発売される。Helplessly Hoping」の未発表ライヴ・ヴァージョンが本日デジタル配信開始。試聴はこちらから。


Crosby Stills Nash & Young(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)は、1969年8月のウッドストック・フェスティバルで2度目のパフォーマンスを行ったことで有名だ。その後彼らは1970年のアルバム『Déjà Vu』の制作に取り掛かった。数十年後、1969年9月にニューヨークのフィルモア・イーストで行われたカルテットによる4度目のライヴのマルチトラック録音が発見された。LP『Live At The Fillmore East』として来月発売されることになった。


クロスビー、スティルス、ナッシュ、ヤングは、この未発表ライヴの制作に大きく関わった。スティルスとヤングは、ロサンゼルスのサンセット・サウンド・スタジオで、ジョン・ハンロンと共にオリジナルの8トラック・コンサート録音をコンパイル、ミックスした。このオーディオは、最高のオーディオ忠実度を提供するために、レコード・リリース用にAAAラッカー・カットされている。


ヤングは最近こう語っている。「私たちはテープを持っていて、とてもリアルに聞こえる。ミキシングはサンセット・サウンドで行ったんだ。制作中はずっとアナログなんだ。アナログ。デジタルは一切なし、アナログ・オリジナルだ。


ウッドストックからわずか1ヵ月後にレコーディングされた9月20日のコンサートは、フィルモア・イーストでの2日間で4回目のライヴで、アコースティックとエレクトリックの両方のセットが披露された。

 

「アコースティック・ショーは自分たちでやったけど、ダラス(・テイラー、ドラムス)とグレッグ(・リーヴス、ベース)の機材と大きなショーができたから、とにかくやってみたんだ。僕らに欠けていた繊細さは、熱意で補ったんだ」


ニール・ヤングとスティーヴン・スティルスは、来月LAで『Harvest Moon』のベネフィットを一緒に演奏する予定で、サンセット・サウンド・スタジオでジョン・ハンロンと共に『Live At The Fillmore East』をミックスした。

 

プレスリリースの中で、ニール・ヤングはこう語っている。「サンセット・サウンドのアナログ・エコー・チェンバーでミックスしたんだ。制作中はずっとアナログだったんだ」このアルバムには、バンドのアコースティック・セットとエレクトリック・セットが収録されており、後のグループのレコードに収録される曲や、メンバーの別のプロジェクトの曲も収録されている。

 

 

 



Crosby Stills Nash & Young 『Live At Fillmore East. 1969』


Live At The Fillmore East, 1969

 

LP Tracklist


Acoustic Set

Side One

1. “Suite: Judy Blue Eyes”


2. “Blackbird”


3. “Helplessly Hoping”


4. “Guinnevere”


5. “Lady Of The Island”


Side Two

6. “Go Back Home”


7. “On The Way Home”


8. “4 + 20”


9. “Our House”


10. “I’ve Loved Her So Long”


11. “You Don’t Have To Cry”


Electric Set

Side One

1. “Long Time Gone”


2. “Wooden Ships”


3. “Bluebird Revisited”


4. “Sea Of Madness”


Side Two

5. “Down By The River”


6. “Find The Cost Of Freedom”


CD Tracklist


Acoustic Set

1. “Suite: Judy Blue Eyes”


2. “Blackbird”


3. “Helplessly Hoping”


4. “Guinnevere”


5. “Lady Of The Island”


6. “Go Back Home”


7. “On The Way Home”


8. “4 + 20”


9. “Our House”


10. “I’ve Loved Her So Long”


11. “You Don’t Have To Cry”


Electric Set

12. “Long Time Gone”


13. “Wooden Ships”


14. “Bluebird Revisited”


15. “Sea Of Madness”


16. “Down By The River”


17. “Find The Cost Of Freedom”

Nilüfer Yanya、新作アルバム『My Method Actor』を発表    



  ロンドンのNilüfer Yanya(ニルファー・ヤンヤ)はクラブビートからネオソウル、ラテンミュージック、ヒップホップ、グランジをはじめとするオルタナティヴロックまでセンス良く吸収、2020年代のニュー・ミュージックの境地を切り拓く。ステージでの佇まいからは偉大なロックスターの雰囲気が醸し出されている。

 

すでに前作アルバム『Painless』はピッチフォークのBest New Albumに選ばれているが、ピッチによる見立ては的中だったかもしれない。ともあれ、次のアルバムでロンドンのアーティスト、ニルファーヤーニャは、ほぼ確実に世界的なロックシンガーとして目されるようになるだろう。

 

ロンドンのシンガーソングライターNilüfer Yanya(ニルファー・ヤーニャ)は2024年4月下旬に、イギリスのレーベル、Ninja Tuneとの契約を結んだ。この契約ははっきりいうと、晴天の霹靂である。なぜならブレインフィーダーのような傘下からの昇格ではなく、横のスライドのような意味を持つからだ。もっと言えば、ロンドンのダンスミュージックの老舗への浮気とも言える。もしかすると、ニルファーによる”オルタナティヴ宣言”と言っても差し支えないかもしれない。

 

『Painless』まではATO/PIASに所属していたシンガーの新契約は、アーティストにとって新しい旅の始まりを意味する。このニュースとともに新曲「Like I Say (I runaway)」を発表した。

 

この新曲は、2022年リリースのアルバム『PAINLESS』以来の作品である。「Like I Say (I runaway)」は、ヤーニャの妹モリー・ダニエルが監督したミュージック・ビデオと共に発表された。ニルファーが家出した花嫁に扮するこの曲は歪んだディストーションギターが特徴的。 90年代のオルタナティヴ・ラジオを彷彿とさせるコーラスの下で歪んだギターのクランチが強調されている。

 

シングルのテーマについて、ニルファーは次のように語っている。


「時間は通貨のようなもの。二度と取り戻せない。それに気づくのはとても大変なことなの」


ニューシングルは、ヤンヤのクリエイティブ・パートナーであるウィルマ・アーチャー(スーダン・アーカイブス、MFドゥーム、セレステ)との共同作業で書かれた。これらのミュージシャンは過去に『PAINLESS』やデビューアルバム『Miss Universe』でコラボレーションしている。

 

 

「Like I Say (I runaway)」- Best New Tracks

 

 

2nd Single- 「Method  Actor」

 

  ニルファー・ヤンヤは「Method Actor」の発表とともに『My Method Actor』を正式に発表した。ニューヨーク・タイムズ紙が「対照的なテクスチャーを楽しむ」と評したほか、ザ・フェイダー紙が "衝撃的な復活 "と評した最近のシングル「Like I Say (I runaway)」に続くものだ。


ヤンヤはクラブビートからネオソウル、オルタナまでをセンス良く吸収し、2020年代のニューミュージックの境地を切り拓く。簡潔性に焦点を当てたソングライティングを行う彼女だが、そのなかにはスタイリッシュな響きがある。そして音楽そのものにウィットに富んだ温かさがある。それは、シニカルでやや刺々しい表現の中に含まれる奥深いハートウォーミングな感覚でもある。これはアルバムの前に発表された「Like I Say(I Runaway)」によく表れている。


アルバムのリードカットでタイトル曲でもある「メソッド・アクター」は、イントロから次に何が起きるのかとワクワクさせるものがある。やがてオルタナティブロックから多角的なサウンドへとつながり、先が読めない。アウトロでは予想外の展開が待ち受けている。それはたとえば、ショートストーリーのフィルムの流れをぼんやりと眺めるかのような不可思議な感覚に満ちている。


このシングルではアーティストが無名の登場人物の立場になって、4分弱のミニ・ライフ・ストーリーを描いている。付属のビジュアライザーは、スペインのベニドームにある古いホテルで撮影され、ニルファーが曲のストーリーを共有するために座っている様子を捉えたワンテイクのビデオである。このビデオは下記よりご覧いただける。

 


「Method  Actor」- Best New Tracks


 

3rd Single -  「Call It Love」

©︎Molly Daniel


  ニルファー・ヤンヤがニューアルバム『My Method Actor』の第3弾シングル「Call It Love」を公開した。この曲は先行シングル2曲とは異なり、R&Bテイストのアプローチが組み入れられ、涼し気な印象を放つ。ギターやシンセ、ストリングス、スティールパンなどを導入し、オルトフォークにトロピカルなイメージを添えている。しかし、こういったゴージャスなアレンジは旧来にはそれほど多くなかった。以前よりも遥かにトラック自体が作り込まれている印象を受ける。

 

ヤンヤはプレスリリースでこの曲についてこう語っている。

 

「自分の直感を完全に信じるには、ある種の勇気が必要だ。この曲は、自分の天職に身を任せ、その天職が自分をどこかに導いてくれる。それがあなたを蝕み、破滅させるのです」


ヤンヤは、いつものクリエイティブ・パートナーであるウィルマ・アーチャーと二人きりでこのアルバムに取り組んだ。ヤンヤは以前のプレスリリースで、「このアルバムは、その点で最も強烈なアルバムです。なぜなら、私たち2人だけだから。私たちは誰もバブルの中に入れなかった」と説明する。


このアルバムを書いているとき、ヤンヤは20代後半にさしかかり、ミュージシャンとしてのプレッシャーと格闘していた。

 

「夢見ることは問題解決に似ていると言われるようにね。ああ、いい感じ。いい感じ。理にかなっている。でも、なぜそうなのかはわからない。これは創造的な脳の一部を使っているようなもの」

 

  「Call It Love」

 



 4th Single 「Mutations」




ニルファー・ヤンヤはプレスリリースでこの曲について次のように語っている。「 "Mutations "は状況によってもたらされる変化を扱っています。これは灰の中から蘇る不死鳥のようなものではなくて、何百万という小さな決断や行動が自分の存在を形成していく中で常に起こる微妙な変化でもある。私にとってそれは、サバイバルのようなものを意味している。単なる変容の過程というよりは、環境や周囲の環境から生まれるもので、生き残るために必要なものだ。突然変異は、あなたが経験しなければならないこと、つまり進化しなければならないことなのです」

 

『My Method Actor』はヤーニャのサード・アルバムで、2022年のアルバム『PAINLESS』と2019年のデビュー・アルバム『Miss Universe』(いずれもATOからリリース)に続くものだ。


ヤンヤは、いつものクリエイティブ・パートナーであるウィルマ・アーチャーと二人きりでこのアルバムに取り組んだ。「その点で、これは最も強烈なアルバムです」とヤンヤは語っている。


ニルファー・ヤンヤの妹、モリー・ダニエルが「Mutations」のビジュアライザー・ビデオを監督した。

 

 

「Mutations」


5th Single 「Made Out of Memory



ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター、ニルファー・ヤンヤが、ジャック・サンダースと共にBBCラジオ1のニュー・ミュージック・ショーで新曲「Made Out Of Memory」を公開した。


この曲は、2024年9月13日にリリース予定の彼女のサード・スタジオ・アルバム『My Method Actor』からの4枚目のシングルである。ヤンヤは、プロデューサーのウィル・アーチャーと共にこの曲を書いた。


「この曲は、歌詞のアイディアのように、みんなが他の人たちの思い出でできているということについて歌っているんだ。それが私たちを人間たらしめ、私たちを私たちたらしめているようなものなの」。


「歌詞を書くときは、少し深く掘り下げる必要があると思うんだけど、どんな内容になるのか前もって考えることはできないから、後で明らかになるのよ」と彼女は付け加えた。


ニュー・アルバムはウィル・アーチャーがプロデュースした11曲入り。レコーディングはロンドン、イーストボーン、ウェールズで行なわれた。2022年のアルバム『Painless』以来2年ぶりのアルバムで、彼女の新しいレーベルNinja Tuneからの最初のリリースとなる。


「Made Out of Memory

 

 

 

6th Single  「Just a Western」



今週金曜日にリリースされるニューアルバム『My Method Actor』に先駆け、ニルファー・ヤンヤが最終シングル「Just a Western」をリリースした。


「メロディーは自由な感じがするけど、歌詞は "入る道も出る道もない "というもので、自分の運命と向き合うというコンセプトなんだ」とヤーニャはプレスリリースで新曲について語っている。「私が運命を信じているかどうかはわからないが、この曲ではそれがリアルに感じられる」

 

 

「Just a Western」



Nilüfer Yanyaの『My Method Actor』は9月13日にニンジャ・チューンからリリースされる。



Nilüfer Yanya『My Method Actor』



Label: Ninja Tune

Release: 2024/09/13


Tracklist:


Keep On Dancing

Like I Say(I Runaway)

Method Actor

Binging

Mutaitions

Ready For Sun(touch)

Call It Love

Faith's Late

Made Out Of Memory

Just A Western

Wingspan

 

 

 

Nilüfer Yanya 2024 Tour Dates:


North American Tour Dates:


9/28 - Philadelphia, PA @ Underground Arts*


9/30 - Washington, DC @ Black Cat*


10/1 - New York, NY @ Brooklyn Steel*


10/2 - Boston, MA @ Royale*


10/4 - Montreal, QC @ La Tulipe*


10/5 - Toronto, ON @ Phoenix Concert Theatre*


10/6 - Cleveland, OH @ Grog Shop+


10/7 - Chicago, IL @ Metro+


10/9 - Nashville, TN @ Basement East+


10/10 - Carrboro, NC @ Cat’s Cradle+


10/11 - Atlanta, GA @ Terminal West+


10/13 - Lawrence, KS @ Bottleneck+


10/15 - Denver, CO @ Meow Wolf+


10/18 - Vancouver, BC @ Hollywood Theatre+


10/19 - Seattle, WA @ The Crocodile+


10/20 - Portland, OR @ Wonder Ballroom+


10/22 - San Francisco, CA @ August Hall+


10/24 - Los Angeles, CA @ Fonda Theatre+

 


supported by:


Lutalo & Eliza McLamb = *


Angélica Garcia & Lutalo = +


EU & UK Tour Dates:


11/24 - Brussels, BE @ Botanique Orangerie


11/25 - Amsterdam, NE @ Melkweg Old Hall


11/26 - Berlin, GE @ Kesselhaus


11/28 - Paris, FR @ La Bellevilloise


11/30 - Brighton, UK @ Concorde 2


12/2 - Bristol, UK @ Fleece


12/3 - London, UK @ HERE at Outernet


12/4 - Nottingham, UK @ Rescue Rooms


12/5 - Manchester, UK @ Academy 2

 

柴田聡子
柴田聡子

柴田聡子、10月23日にリリースされるニューアルバム「My Favorite Things」。アーティスト写真、ジャケット写真を公開!(写真・守本勝英/アートディレクション、デザイン・坂脇慶)

 

今年2月に待望の新作アルバム『Your Favorite Things』をリリースした日本のソングライター、柴田聡子。LPバージョンのリリースに続いて、最新作の新ヴァージョンの発売が決定した。アルバムには、オリジナル曲の再編集(My Favorite Ver.)が収録されている。共同プロデュースは最新アルバムの録音、プロデュースでも参加している岡田拓郎さんが手掛けています。タイトルは「My Favorite Things」。リリースはAWDR/LR2、発売日は10月23日に予定されています。


このアルバムのアートワークが、新しいアーティスト写真と合わせて本日公開された。下記よりチェックしてみてください。



◾️柴田聡子 最新アルバムの新ヴァージョン「MY FAVORITE THINGS」を10月23日にリリース 11月には東京/大阪でライブが開催


◾️柴田聡子「REEBOK / REEBOK (TOFUBEATS REMIX)」が本日リリース! 小鉄昇一郎による「REEBOK」のMUSIC VIDEOも公開



柴田聡子「My Favorite Things」- New Album



DDCB-12123 | 2024.10.23 Release | 3,000 Yen+Tax
Released by AWDR/LR2


[ https://ssm.lnk.to/MyFavoriteThings ] PRE-ORDER

01. Movie Light (My Favorite Things Ver.)
02. Synergy (My Favorite Things Ver.)
03. 目の下 / All My Feelings are My Own (My Favorite Things Ver.)
04. うつむき / Look Down (My Favorite Things Ver.)
05. 白い椅子 / Sitting (My Favorite Things Ver.)
06. Kizaki Lake (My Favorite Things Ver.)
07. Side Step (My Favorite Things Ver.)
08. Reebok (My Favorite Things Ver.)
09. 素直 / Selfish (My Favorite Things Ver.)
10. Your Favorite Things (My Favorite Things Ver.)



◾️柴田 聡子 SATOKO SHIBATA

 

シンガー・ソングライター/詩人。北海道札幌市出身。武蔵野美術大学卒業、東京藝術大学大学院修了。
2010年、大学時代の恩師の一言をきっかけに活動を始める。
2012年、三沢洋紀プロデュース多重録音による1stアルバム『しばたさとこ島』でアルバムデビュー。以来、演劇の祭典、フェスティバル/トーキョー13では1時間に及ぶ独白のような作品『たのもしいむすめ』を発表するなど、歌うことを中心に活動の幅を広げ、2022年、6枚目のオリジナルアルバム『ぼちぼち銀河』をリリース。
2016年には第一詩集『さばーく』を上梓。同年、第5回エルスール財団新人賞<現代詩部門>を受賞。詩やエッセイ、絵本の物語などの寄稿も多数。2023年、足掛け7年にわたる文芸誌『文學界』での連載をまとめたエッセイ集『きれぎれのダイアリー』を上梓。雑誌『ユリイカ』での特集も決定するなど、詩人としても注目を集めている。
自身の作品発表以外にも、楽曲提供、映画やドラマへの出演、ミュージックビデオの撮影・編集を含めた完全単独制作など、その表現は形態を選ばない。
2024年2月28日、最新アルバム『Your Favorite Things』をリリースした。


◾️柴田聡子ニューアルバム「My Favorite Things」(一部店舗にて)予約特典施策決定。


2024年10月23日(水)に発売が決定した柴田聡子「My Favorite Things」を2024年9月8日(日)までに対象店でご予約お客様に「柴田聡子 Tour 2024 “Your Favorite Things” 追加公演 2024.05.31 [DVD]」を差し上げます。

早期予約購入者特典: 柴田聡子 Tour 2024 “Your Favorite Things” 追加公演 2024.05.31 [DVD] *SPACE SHOWER TVで放送した内容に2曲追加したスペシャルDVD。

対象期間:  2024年8月5日(月) ~ 2024年9月8日(日)各店舗閉店時まで
対象店舗: TOWER RECORDS/HMV/diskunion/楽天BOOKS/COCONUTS DISK/FLAKE RECORDS/Hawaii Record  *詳しくは各店・ECショップにお問い合わせください。



◾️「柴田聡子のひとりぼっち’24 〜My Favorite Things〜」


【大阪公演】2024.11.13 [Wed] ABCホール | Open 18:30 / Start 19:00
【東京公演】2024.11.24 [Sun] ヒューリックホール | Open 16:00 / Start 17:00
Ticket | Adv. 5,000 Yen

 

©Bảo Ngô


米国のベッドルームポップ界の象徴的なアーティスト、mxmtoonは、11月1日にAWALからリリースされるニューアルバム「liminal space」を発表した。アルバムはこのアーティストとしては珍しくシリアスなテーマが織り交ぜられている。日々転変する世界でどのようにあるべきか、mxmtoonは音楽制作を通じて真摯に探ろうとしている。アルバムのタイトルは外側の世界を指し示し、そして対外的な世界が自分という存在とどのような関係にあるのかを詳らかにする。その中には社会的な概念が要請する女性というイメージを覆すという意図も含まれている。

 

新作アルバムの発表と同時に、このシンガーソングライターはイギリスのポップ・グループ、ケロケロ・ボニートとのコラボレーション「the situation」を公開した。(ストリーミングはこちら)「2枚目のレコードをリリースしてからのこの2年間の混乱の中で、私はしばしば果てしなく感じられる一過性の風景の中で宙吊りになっているように感じていた」とmxmtoonことマイアは説明している。

 

「自分がほとんど理解していないことに囚われたと感じるのは簡単なことで、人生は私に質問の嵐を投げかけてきた。だから、未知の世界に宙ぶらりんのまま、私はこれらの曲を書いた。自分の人生で与えられた役割をどのように果たすことを選択してきたか、そしてある時はどのようにそれについていけなかったかを解き明かそうとしたんだ」


「”liminal space”は、苦いものを浴びながら、終わりのない廊下を彷徨う自分自身を見失うような、主体性を理解するのに苦労している人たちのためのアルバムです」と彼女は付け加えた。


アルバムの最初のリードカット「the situation」について、mxmtoonはこう語っている。


「私たちは年を取り、そしてやがて死ぬ! このアルバムに収録されている曲の多くは、少女時代と人生のサイクルというコンセプトを直接的に扱っている。「the situation」を書いたとき私は23歳で、20代前半が人生で一番ホットで楽しい時期だという考えで育ったような気がする。社会全体が、女性はピークに達した後、残りの人生を転落していくという物語を押し付けていると思う。感情的になりがちな曲を書いているときは、いつも皮肉を織り交ぜるのが好きなんだけど、『the situation』は、それがいかに馬鹿げたことかを揶揄する絶好の機会だった」

 

「特に、この曲でケロ・ケロ・ボニートと仕事ができたことは、夢のような出来事だった。KKBは2013年から聴いていて、サラのヴォーカルは『Intro Bonito』以来、私の頭にこびりついている。この曲への彼女の貢献はとても完璧で、楽しくて、全体が死ぬことについて歌っているのに、外面的に陽気であることが本当にこの曲を艶やかにしている! 彼女は本当に素晴らしい」


「the situation」




リミナル・スペース

 

「リミナル・スペース」は、スラングやサブカルチャーの概念を指し示し、2020年代始めにインターネットから唐突に出てきた言葉である。

 

私達がいつも目にする何の変哲のない光景がある瞬間を期に、それとは全く別の意味を帯びることを意味する。これは本来の設計の意図とは別の意味を持つ「副次的な建築性」、「意図せぬ建築性」というきわめて斬新な建築学的な興味をもたらすとともに、社会学としても注目すべき概念であり、社会構造に生み出された「空虚な空間」や「穴」のようなものを象徴付ける。それは都市設計に発生した経済的な失敗であり、損失でもある。しかし、それらの負の遺産や瑕疵が現代社会の中で重要な意味を持つということを、リミナル・スペースは示唆している。

 

日本の作家で、無類のジャズ愛好家でもあった中上健次は、これに近い思想を持っていた。彼の場合は「ウツホ」という概念の中にリミナル・スペースを見出していた。生前の中上は、路地裏や裏通りといった日本独自の風景の底に、空虚さと得難い魅力が混在することを主張していた。これらの概念は、西岸良平の漫画そして後に映画化された「三丁目の夕日」などにも出てくる。

 



mxmtoon   「liminal Space」

Label: AWAL

Release: 2024年11月1日 


収録曲は未公開

 Pinhead Gunpowder



ビリー・ジョー・アームストロングのサイド・プロジェクト、ピンヘッド・ガンパウダー(アーロン・コメットバス、ビル・シュナイダー、グリーン・デイの長年のツアー・ギタリスト、ジェイソン・ホワイトが参加)が復活した。


ピンヘッド・ガンパウダーは、1-2-3-4 Go Recordsから10月15日にリリースされるニュー・アルバム『Unt』を発表した。1997年のデビューアルバム『グッバイ・エルストン・アヴェニュー』以来のフル・アルバムであり、2008年のEP『ウエスト・サイド・ハイウェイ』以来の作品となる。本作は長年のコラボレーターであるクリス・ドゥーガンと共に2023年にレコーディングされた。


『Unt』からのファースト・シングルは、アルバムのオープニングを飾るタイトル曲で、古典的なピンヘッド・ガンパウダーのよう、つまり古典的なグリーン・デイでもある。グリーン・デイは20年ぶりのベスト・アルバムをリリースしたばかりだが、ビリー・ジョーの90年代ポップ・パンクを聴きたいなら、このピンヘッド・ガンパウダーの新作がお薦めだ。新曲は以下から。


この発表と共に、アーロン・コメットバスはこう書いている。


「Pinhead Gunpowderは1990年に曲作りを始め、翌年の春に最初の7インチを作った。以来ほぼ毎年、僕らは演奏するために集まってきた。5枚のアルバムと11枚のEPをレコーディングした年もあれば、ライヴをやった年もある」


「しかし、2010年以降、私たちは自分たちのためだけに演奏するようになった。新しいアルバムのための作曲」や「ツアーの準備のためのリハーサル」ではなく、私たちは毎年地下室に戻った。最初にお互いのために音楽を作ったことを思い出しながら、自分たちが建てた家に住んだ。世界中、少なくともオークランド、シンガポール、ニューヨークで演奏したが、お互いのためだけに演奏した。私たちはバック・カタログのリイシューにも取り組み、お互いのことをより好きになり、これまで以上に家族のように思えるようになった」


「新譜とツアーは時間の問題だったが、メンバーの他のバンド・プロジェクトと家族の間で、それを見つけるのは難しかった。ようやく実現したときは、みんな驚いたよ。最もキャッチーで、最も協力的で、最も切実な、今までで最高の作品になったと思う」


彼らは10月に『アメリカン・イディオット』20周年記念ボックス・セットをリリースする予定だ。







 

Pinhead Gunpowder 『Unt』


Label: 1-2-3-4 Go Records
Release: 2024年10月15日


Tracklist:

1. Unt
2. Difficult But Not Impossible
3. Scum Of The Earth
4. Oh My
5. Nothing Ever Happens
6. Draw It In
7. Shine
8. ¡Hola Canada!
9. Here Goes The Neighborhood
10. Mumbles
11. Green
12. Chowchilla
13. Trash TV
14. Song For Myself

 

©Rebeccal Valls


サイケデリック・バンド、Kikagaku Moyo(幾何学模様)の創始者でありリード・シンガーであるトモ・カツラダが、新しいソロEPのリリースを発表した。日本人アーティストであるトモ・カツラダは最近、現在拠点としているアムステルダムにコンセプト・ストア「フューチャー・デイズ」を立ち上げ、新作EP『ドリーム・オブ・ザ・エッグ』(11月15日発売)を発表した。

 

シングル「Zen Bungalow」は、1986年の映画『ベティ・ブルー37°2 Le Mati』のサウンドトラックに収録されているガブリエル・ヤレドの「Bungalow Zen」のカバーだ。以下よりチェックしてください。


1920年代の日本の児童文学「夢の卵」にインスパイアされたこのプロジェクトは、桂田が日本のビジュアルアーティスト大竹祥子とコラボレーションした。5枚組のレコード・シリーズの第1弾となるこのEPには、ギタリストのジョニー・ナッシュが参加している。


キカガク・モヨウの最後のアルバム『Kumoyo Island』は2022年にリリースされ、バンドは正式に解散を発表した。バンドの最後のアルバムは浅草のツバメスタジオで録音された。(レビューはこちらからお読み下さい。)

 

 

 「Zen Bungalow」




Tomo Katsurada 『夢の卵 Dream Of The Egg』 EP


Label: Future Days

Release: 2024年11月15日


Tracklist:


1. Moshimo

2. Zen Bungalow

3. Interlude

4. Inner Garden

5. Dream of the Egg

 

幾何学模様が解散 12月3日のファイナルツアーのライブ映像を公開

 

 

2020年にNYCで結成され、現在はシアトルを拠点に活動中のAndiとKatによるドリームポップ・デュオ、Bubble Tea and Cigaretteが11月1日に2ndアルバム『We should've killed each other』をリリースすることを発表した。
 

 
Bubble Tea and Cigaretteは2022年にリリースしたデビューアルバム『There's Nothing But Pleasure』で作り上げた幻想的なドリームポップとレトロでノスタルジーなムードを融合させた世界観で注目を集め、アメリカ国内だけではなく、来日公演も含んだアジアツアーも大盛況を収めた。バンドへの期待も高まる中で完成させたこの2ndアルバム『We should've killed each other』はBubble Tea and Cigarettesがデビューアルバムで表現したサウンドを継続しつつも、更に魅惑的でノスタルジックな世界を鳴らした作品に仕上がっている。
 

 
日本限定でCDとしてリリースされる他、日本限定のレコードとして10月30日に先行販売されることも決定した。CD/LPの予約は各種ストア、P-VINEオフィシャルストアから可能だ。(ご予約: https://p-vine.lnk.to/YxMrcE)

 


「French Movie」



【リリース情報】 

 Bubble Tea and Cigarettes 『We should've killed each other』
 




Release Date:2024.11.01(Fri.)/ CD/LP先行リリース:2024.10.30(Wed)
Label:P-VINE

Tracklist:
1.Dead Flowers
2.Plane Crash
3.Envelope
4.French Movie
5.Room 907
6.Emi
7.Swallowtail Butterfly
8.Glider


*CD限定ボーナストラック収録予定

 

「Room 907」

 

©Richard Kenworthy


Caribouは、ニューアルバム『Honey』を発表した。本作はドイツのCity Slangから10月4日にリリースされる。アルバムには、先行リリースされたタイトルトラック「Broke My Heart」「Volume」が収録されている。

 

次いで、ダン・スナイスは三作目のシングル「Come Find Me」を公開した。リチャード・ケンワースが監督したビデオは以下から、アルバムのアートワークとトラックリストは以下よりチェック。


「私はこのようなコード配列とフレンチ・タッチのような雰囲気が大好きなのですが、適切なヴォーカル・フックとブレイクダウンを見つけ、よりポップで簡潔なものにするのにとても時間がかかりました。DJセットでこの曲をプレイする時、歌声だけになり、突然押し寄せてくるような曲になる」


『Honey』は、2020年の『Suddenly』に続く作品となる。アルバムについてスナイスはこう語っている。敏腕のエレクトリックプロデューサーが追い求めるものは、子供のような好奇心と感動なのかもしれない。


「私にとって当初から変わっていないことのひとつは、音から何を作り出せるかというマニアックな好奇心なんだ。多くのコラボレーターやリソースを自由に使える "プロ "と呼ばれる人たちが音から何を作り出せるかではなく、私自身が...私の小さな地下スタジオで。以前より機材は増えたが、基本的にはこれまでと同じなんだ。何かが本当に激しくヒットしたときのスリルを追い求めて、気がつくと飛び上がっていたり、興奮して腕の毛が逆立っていたりする。それがなくならないなんて、私はなんてラッキーなんだろうって」

 

「新しくてエキサイティングなものを作るチャンスは、相変わらず爽快だ。そして相変わらず楽しい。何もないところから1日が始まり、(ほとんどの日は何もないまま終わるが、たまに...)1日が終わるころには、それまでなかったものが頭の中にこびりついている。それは今でも一種の錬金術のように思える」


アルバムのニュースとともに、スナイスはロンドンのザ・ウェイティング・ルームでの4夜にわたるライブ・レジデンスも発表した。

 

 

「Come Find Me」


Caribou 『Honey』


Label: City Slang

Release: 2024年10月4日

 

Tracklist:


1. Broke My Heart

2. Honey

3. Volume

4. Do Without You

5. Come Find Me

6. August

7. Dear Life

8. Over Now

9. Campfire

10. Climbing

11. Only You

12. Got To Change


 

Kim Deal

Kim Deal(キム・ディール)は、ピクシーズやブリーダーズのメンバーとして、何十年もの間、アルト・ロックのヒーローであり続けてきた。『Nobody Loves You More』は11月22日に4ADからリリースされる。ダンス・ポップに焦点を置いたシングル「Crystal Breath」が同時公開された。

 

本作の収録曲「Are You Mine?」と 「Wish I Was」は2011年に発表された。これらの曲の初期レコーディングはディールの5枚の7インチ・シングル・シリーズで発表されている。


彼女は最終的に2022年にアルバムを完成させ、最後のセッションはスティーヴ・アルビニが監修した。ブリーダーズのメンバー(ケリー・ディール、マンド・ロペス、ジム・マクファーソン、ブリット・ウォルフォード)、ティーンエイジ・ファンクラブ(レイモンド・マッギンレー)、ラコンターズ(ジャック・ローレンス)、サヴェージズ(フェイ・ミルトン、アイゼ・ハッサン)らが参加している。アルバムのミックスはマルタ・サローニ、マスタリングはヘバ・カドリーが担当。

 

 

 「Crystal Breath」

 



Kim Deal 『Nobody Loves You More』

 


Label: 4AD

Release: 2024年11月22日

 

Tracklist:

 

1. Nobody Loves You More

2. Coast

3. Crystal Breath

4. Are You Mine?

5. Disobedience

6. Wish I Was

7. Big Ben Beat

8. Bats In The Afternoon Sky

9. Summerland

10. Come Running

11. A Good Time Pushed



ザ・スマイル(レディオヘッドのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッド、サンズ・オブ・ケメットのトム・スキナー)がニュー・アルバム『Cutouts』を発表し、2曲の新曲「Zero Sum」と「Foreign Spies」をミュージック・ビデオで公開した。


『Cutouts』はバンドの今年2枚目のアルバムで、XL Recordingsから10月4日にリリースされる。アルバムのトラックリストとジャケットアートワークは以下の通り。


『Cutouts』はバンドにとって3枚目のアルバムであり、1月にリリースされた『Walls of Eyes』に続く驚異的なペースの作品となる。実際、『Cutouts』は『Wall of Eyes』と同じ時期にレコーディングされた。レコーディングは前作と同じオックスフォードとロンドンのアビーロード・スタジオで行われた。


同じく、このアルバムには、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラによるストリングス・アレンジがフィーチャーされている。スタンリー・ドンウッドとトム・ヨークは、アルバム制作中にジャケットのアートワークを描いている。


「Zero Sum」


「Foreign Spies」
 


◾️THE SMILE 新作アルバム『WALL OF EYES』を1月26日にXL RECORDINGSからリリース

◾️THE SMILE : WALL OF EYES - REVIEW   スマイルがもたらすロックミュージックの革新


The Smile   『Cutouts』



Label: XL

Release: 2024年10月4日


Tracklist:

01 Foreign Spies

02 Instant Psalm

03 Zero Sum

04 Colours Fly

05 Eyes & Mouth

06 Don’t Get Me Started

07 Tiptoe

08 The Slip

09 UGcgWGFkcWE=

10 Bodies Laughing

 

House Of Waters
House Of Waters Photo: Francois Bisi

 

現代ジャズシーンに新風を吹き込むハンマード・ダルシマー奏者、マックスZT、そして日本人ベーシストMoto Fukushimaによるハウス・オブ・ウォーターズ初の即興演奏アルバム『On Becoming - The Improv Sessions』が10月11日にリリースされる。日本国内ではCD盤が発売される。

 

マックスZT、そして、Moto Fukushimaの二人は、飽くなき民族音楽に対する好奇心を彼らの持つジャズの卓越した演奏技術と作曲性と組み合わせ、エスニック・ジャズの新境地を切り拓く。

 

前作『On Becoming』は、第66回グラミー賞ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム部門にノミネート。本作は、同セッションからの録音を基に構成され、8曲のインプロヴィゼーションと日本限定ボーナス・トラック2曲を収録している。世界屈指のドラマー、アントニオ・サンチェスが前作に引き続き参加し、心地よいグルーヴとリズム感を生んでいる。誰もがこれまでに聴いたことのない独創的で鮮やかな音世界が、今ここに提示される。




House of Waters 『On Becoming - The Improv Sessions』- New Album

 




ジャンル: JAZZ 

レーベル:森の響/インパートメント
発売日 : 2024年10月11日
フォーマット : 国内盤CD/デジタル配信


■ライナーノーツ収録(落合真理)
■ボーナストラック2曲収録
■日本のみCDリリース


収録曲:
1.Improv 6
2.Improv 4
3.Improv 9
4.Tsumamiori
5.Folding Cranes
6.Kabuseori
7.Improv 12
8.Improv 13
9.ボーナストラック
10.ボーナストラック



ハウス・オブ・ウォーターズ:

 
ハンマード・ダルシマーの開拓者マックスZTと6弦ベースの名手Moto Fukushimaが率いるブルックリンを拠点とするインストゥルメンタル・バンド。西アフリカ音楽、ジャズ、フォルクローレを基盤に、ファンク、サイケデリック、クラシック、アンビエントなど多様な要素が融合し、懐かしさと新しさが共存するサウンドが特徴。2007年の結成以来、2人の才能が生み出す折衷的で洗練された演奏は、世界中のリスナーを魅了し続けている。



マックスZT(ハンマード・ダルシマー):

 

世界を牽引するハンマード・ダルシマー奏者。アイルランド民族音楽をルーツに、セネガルでグリオ(語り部)のシソコ一族に学び、インドでサントゥールの巨匠シヴ・クマール・シャルマに師事。ダルシマー奏法の革命者と呼ばれる。



Moto Fukushima(ベース):

 
バークリー音楽大学卒業後、NYの南米シーンを中心に活動し独自の音楽性を培う。緻密で技術的な6弦ベースの演奏能力をはじめ、クラシックや日本の伝統音楽、アフリカ音楽に精通したグルーヴは唯一無二の存在感を放つ。


いよいよ世界的なアヴァンギャルドロックの真打ちが再登場する。カナダの伝説的なポストロックバンド、Godspeed You! Black Emperorが新作アルバム「NO​ ​TITLE AS OF 13 FEBRUARY 2024 28​,​340 DEAD」を発表した。このアルバムはカナダ/ケベック州の名門インディーズレーベル、Constellationから発売される。2021年のアルバム以来となる3年ぶりの待望の新作の瞬間を見届けよう。

 

アルバムは、2024年にthee mighty hotelatango winter of bombsでレコーディングされた。ミックスはJace Lasek.が手掛け、最終のマスターは、Harris NewmanがGrey Marketで手掛けた。

 

本作のレコーディングには、Thierry Amar (electric bass + contrebasss)、David Bryant (electric guitar + tape loops)、Aidan Girt (drums)、Timothy Herzog – drums + glockenspiel、Efrim Manuel Menuck(electric guitar + tape loops)、Michael Moya (electric guitar)、Mauro Pezzente (electric bass)、Sophie Trudeau (violin)が参加している。



アルバムから最初のリードシングル「Grey Rubble-Green Shots」が公開されている。聖書的な主題と現代の政治情勢を重ね合わてきたバンドの目はやはりというべきか、イスラエルとガザの戦争、ヒズボラの対イスラエル戦線に向けられているようだ。イランや中東全体に戦火が及べば、NATOが加勢しヨーロッパに動乱が拡大する虞もある。もちろん動乱の火種は中国やロシア、台湾近辺にも燻っている。ある意味ではその最後の鍵を握るのが、アメリカの動向であり、次の大統領選、そして国民なのである。他国は所詮それに追随し、賛同する従属的な役割しか持たない。
 

リードシングル「Grey Rubble-Green Shots」のイントロでは黙示録のラッパのような響き、不穏でありながら啓示的なギターのトレモロが響き渡り、音響派のサウンドへと暫時的に移行していく。サウンドはアメリカのMONOに近い感じではあるが、ストリングのトレモロ、そして、終末的な雰囲気など、やはりモントリオールのロックバンドらしさがアンサンブル全体に揺曳する。

 

 


GY! BEの声明は下記の通り。


明白な真実==。

私たちはその中を漂い、議論を重ねた。

毎日が新たな戦争犯罪で、毎日が花の開花だった。

私たちは一緒に座って、一つの部屋でそれを書いた、

そして、別の部屋に座って録音した。

タイトルなし=小さな体が倒れながら、どのようなジェスチャーが意味をなすのか、どのような背景があるのか、どのような壊れたメロディがあるのか。

そして、線上の一点を示すための集計と日付、負のプロセス、増え続ける山。

灰のベッドに沈む太陽

私たちが一緒に座って議論している間

旧世界秩序はかろうじて気にかけるふりをした。

新世紀はさらに残酷になるだろう。

戦争が始まる。

諦めないで。

どちらかを選んで。

頑張って。

愛とともに。


-GY!BEより



「Grey Rubble-Green Shots」



Godspeed You! Black Emperorは、1994年、カナダ/ケベック州モントリオールで結成。当初、メンバーは弦楽器を含む9人編成で活動していた。現代のポスト・ロックの先駆的な存在である。1997年、デビュー・アルバム『F#A#oo』発表した(当初は限定500枚のリリース)。1999年にはNMEのカバーストーリーを飾り、国際的なロックバンドとして知られるようになる。その後、BBCのJohn Peel Sessionにも登場し、伝説的な名演を行っている。2003年にメンバー間の音楽性の違いにより解散してしまうが、2010年に再結成し、精力的に世界ツアーを行なっている。

 

徹底した非商業主義派で、CDジャケットにはタイトルもグループ名も表記せず、メンバーについての情報も基本的には非公開である。グループ名はかつて日本国内の実在した暴走族グループ「ブラック・エンペラー」のドキュメンタリー映画「ゴッド・スピード・ユー! ブラック・エンペラー」に由来している。

 

 

Godspeed You!  Black Emperor  「"NO​ ​TITLE AS OF 13 FEBRUARY 2024 28​,​340 DEAD"」


Label: Constellation

Release: 2024年10日4日


Tracklist:

1.SUN IS A HOLE SUN IS VAPORS

2.BABYS IN A THUNDERCLOUD

3.RAINDROPS CAST IN LEAD

4.BROKEN SPIRES AT DEAD KAPITAL

5.PALE SPECTATOR TAKES PHOTOGRAPHS

6.GREY RUBBLE - GREEN SHOOTS 06:53


godspeed you black emperor is/was/is =


Thierry Amar – electric bass + contrebasse

David Bryant – electric guitar + tape loops

Aidan Girt – drums

Timothy Herzog – drums + glockenspiel

Efrim Manuel Menuck – electric guitar + tape loops

Michael Moya – electric guitar

Mauro Pezzente – electric bass

Sophie Trudeau – violin

Karl Lemieux + Philippe Léonard – 16mm film projections


all of it recorded at thee mighty hotelatango winter of bombs 2024.

engineered + mixed by Jace Lasek.

mastered by Harris Newman at Grey Market.



ウィリアム・バシンスキーの新アルカディア・アーカイヴ・シリーズ第1弾が9月23日に発売される。このアーカイヴシリーズからショートバージョンが公開された。この作品では彼の2003年の初期の傑作「Melanchomia」の音楽性の萌芽を見出すことができる。下記よりご視聴ください。


1982年9月、ニューヨーク・ブルックリンの高級住宅地として知られるダンボ地区にある彼の最初のロフトで録音された『September 23rd』は、大きなインスピレーションと影響力を持つようになったカタログの初期の作品であり、最近発掘されたものである。


バシンスキーが1970年代半ばの高校時代に作曲したピアノ曲をもとに作られた『セプテンバー23rd』は、すぐに大きく異なる作品へと進化した。バシンスキーはこう説明する。


「オリジナルのピアノ・レコーディングは、私の階下の隣人、ジョン・エパーソン(後に世界的に有名なドラッグ・アーティスト、リプシンカとして知られる)のピアノで行われた。高校時代から取り組んでいた曲を即興で演奏しながら、ピアノの上に置いた小さなポータブル(おそらくラジオシャック製)カセットデッキで録音した。かなりひどいものだったけど、ジョン・ジョルノ/ウィリアム・バロウズのカットアップ奏法をやったとき、突然、フリッパートロニクスのループとフィードバック・ループのテープ・ディレイ・システムにかけるものができたんだ。ニューヨークの若くてイカれたクイーンにとって、とても多作な時期だった」


ウィリアム・バシンスキーの音楽キャリアは50年近くに及び、偉大なメランコリーの共感的な作品を取り上げ、深淵な悲劇的世界を作り上げるという不思議な才能を発揮してきた。9月23日の発見は、バシンスキーの出自と拡大する歴史的遺産に魅惑的な輝きを与えている。






ウィリアム・バシンスキーはテキサスの大学でジャズ(サックス)を専攻したのち、ニューヨークに移住し、未曾有の実験音楽をフィールドを切り開き、同地の前衛音楽シーンの象徴的なアーティストとなった。


遅咲きのミュージシャンで、彼の作品が最初に公にリリースされたのは40代以降であった。このエピソードはバシンスキーがブライアン・イーノよりも弟のロジャーに近い大器晩成のタイプであることを示唆する。そして彼の音楽は何かに似ているようでいて、実際はどの音楽にも似ていない。


ウィリアム・バシンスキーの代表作には、水の中をイメージしたデビュー作「Water Music」(2001)、アメリカの同時多発テロを題材にした「The Disintegration Loops」(2003)、ループと逆再生を駆使し、都市的な音響をアンビエントとして解釈した「92982」など枚挙にいとまがない。ミュージシャンとしては、カセットテープを使ったアナログの制作方法を図ることで知られている。



また、バシンスキーはヒップホップの伝説デラソウルと並んで、サンプリングの名手であり、彼の作品にはラジオの交響楽団のオーケストレーションを再編集したものまで存在する。最近ではノイズミュージックや近未来的な質感を持つ実験音楽も制作している。




William Basinski 「September 23rd」


Label: Temporary Residence
Release: 2024年9月23日


Tracklist:

1. September 23rd

ブロードキャストは新しいデモ集『Distant Call - Collected Demos 2000-2006』を9月28日にWarpからリリースする。これは彼らの正真正銘最後のアルバムになると言われている。今回、ブロードキャストは未発表デモ "Come Back to Me" を公開した。プレビューの試聴は以下から。


以前、彼らは『Distant Call』から、テンダー・バトンズのトラック "Tears in the Typing Pool" のデモ・バージョンを公開した。


2023年9月、Broadcastはデモ集『Spell Blanket - Collected Demos 2006-2009』を、故トリッシュ・キーナンの55歳の誕生日に発表した。5月にWarpからリリースされた。『Spell Blanket』はキーナンの未発表デモ集で、4トラックテープやミニディスクに録音されたデモが収録されている。


『Distant Call』は、『Haha Sound』、『Tender Buttons』、『The Future Crayon』に収録されたBroadcastの曲のデモを集めたもの。また、2006年にブロードキャストが行った "Let's Write a Song "プロジェクトに応えてキーナンがレコーディングした "Come Back to Me "と "Please Call to Book "の2曲も収録されている。



「Tears in the Typing Pool-Demo」



 Broadcast  『Distant Call - Collected Demos 2000-2006』



Label: Warp
Release: 2024年9月28日


Tracklist:

1. Tears In The Typing Pool [Demo]

2. Still Feels Like Tears [Demo]

3. Come Back To Me [Demo]

4. The Little Bell [Demo]

5. Distant Call [Demo]

6. Valerie [Demo]

7. Colour Me In [Demo]

8. Ominous Cloud [Demo]

9. Flame Left From The Sun [Demo]

10. Where Youth And Laughter Go [Demo]

11. Poem Of A Dead Song [Demo]

12. O How I Miss You [Demo]

13. Pendulum [Demo]

14. Please Call To Book [Demo]

 

Soul Asylum
©Darin Kamnetz

 

80年代以来、Soul Asylu(ソウル・アサイラム)は、パンクのエネルギー、ギターの火力、アグレッシブなものからハートフルなものまで幅広い楽曲を、騒々しく力強く組み合わせたロックグループとして知られてきた。しかし、ソウル・アサイラムは、まず間違いなく、2000年代までは「オルタナティヴロック・バンドの大御所」という扱いだったが、今や彼らにオルタネイトの称号を与えることは順当であると言えるだろうか。その答えは、次のアルバムですべて明らかにされる。ミネアポリスのバンドによる、華やかで、楽しくて、ルーズな13枚目のスタジオ・アルバム『Slowly But Shirley』には、これらバンドの魅力がたっぷり凝縮されている。



『Slowly But Shirley』では、ドラムのマイケル・ブランド(プリンス/ポール・ウェスターバーグ)、リード・ギタリストのライアン・スミス、ベーシストのジェレミー・タッペロが参加するソウル・アサイラムが、お馴染みのプロデューサーを起用したことも助けになった。 スティーヴ・ジョーダンは、1990年の『And the Horse They Rode In On』でもプロデュースを担当している。

 

初めてスティーヴ・ジョーダンと一緒に仕事をした当時、ソウル・アサイラムのメンバーは、スタジオで自分たちのサウンドをどのように表現するのがベストなのか、まだ考えあぐねていた。「彼は、スタジオで音楽を演奏するプレイヤー独自の言語を教えてくれたんだ。当時の僕らはそうではなかった。何をどういう順番でやればいいのか、まだよくわかっていなかったんだ」



それから数十年が経ち、両者は、それぞれ別の場所にいる。ジョーダンは現在、ローリング・ストーンズのドラマーであり、ソウル・アサイラムは、グラミー賞を受賞したビルボード・ホット100トップ5ヒット 「Runaway Train 」とモダン・ロックNo.1大ヒット 「Somebody to Shove 」を収録した1992年のダブル・プラチナ・アルバム『Grave Dancers Union』で商業的にブレイクし、ロック・シーンで最も刺激的で勤勉なバンドのひとつであり続けている。

 

しかし、『Slowly But Shirley』では、以前のコラボレーションを思い起こし、ミネアポリスのテラリウムでライヴ・レコーディングを行い、ニューヨークの伝説的スタジオ、エレクトリック・レディとヒット・ファクトリーでヴォーカルをオーバーダビングした。ジョーダンはドラムとタンバリンもオーバーダビングした。

 

「以来、私もスティーヴも多くのことを学んだ。でも僕らはお互いの言葉を知っていた。だから、レコードには、デジタルでカットアップしただけでは得られないフィーリングがあるんだ」


ダジャレを利かせた名前とは裏腹に、『Slowly But Shirley』にはかなり感動的な(そしてシリアスな)裏話がある。このアルバムのジャケットとタイトルは、シャーリー・「チャチャ」・マルドーニーに敬意を表している。「子供の頃、ドラッグレースが大好きだったんだ。

 

レコードのタイトルとジャケットは、ドラッグ・レーサーのパイオニア、シャーリー・"チャチャ"・マルドウニーに敬意を表している。「子供の頃、ドラッグレースが大好きだった」とデイヴ・ピルナーは続けた。「彼女はドラッグレースの最初の女性だった。彼女がレース界の男たちに立ち向かおうとしてくれたことは、私にとって大きな意味があった。私のマネージャーは彼女を呼び出し、彼女は私たちに祝福を与えた」

 

当初はラウド・ファスト・ルールズとして知られていたソウル・アサイラムは、ピルナーがまだ高校生のときに結成され、ザ・リプレイスメンツやハスカー・デューといったミネアポリスの同業者とともに、米国中西部の名高い音楽シーンの一角を占めるようになった。ソウル・アサイラムは「Grave Dancers Union』でメインストリームに躍り出た後、バンドはその勢いのまま、世界的ヒット曲「Misery」をフィーチャーした1995年の『Let Your Dim Light Shine』でプラチナ認定を受け、ケヴィン・スミスのカルト映画『CRA』のサウンドトラックにも参加した。1995年、ソウル・アサイラムは名実ともに世界的なロックバンドと見なされるに至った。

 

新作アルバムのリード・シングル「Freak Accident」について、デイヴ・ピルナーはプレスリリースで次のように語っている。「ジョークはいつも僕の上にある。誰もが間違いを犯すこともあるはずさ」

 

 

「Freak Accident」

 

「Freak Accident」

 

Label: Blue Elan

Release: 2024年9月27日


Tracklist: 


1.The Only Thing I'm Missing

2.High Road

3.You Don't Know Me

4. Freeloader

5.Tryin' Man

6.Freak Accident

7.If You Want It Back

8.Waiting on the Lord

9.Trial By Fire

10.Makin' Plans

11.Sucker Maker

12. High & Dry

京都出身のドリームポップ・アーティストCuusheの新作「Faded Corners」に注目。 Daughter x 木村和平による写真集「湖 Awaumi」のために書き下ろしの新曲をリリース!

cuushe
cuushe

エアリーで魅惑的なボーカルと夢幻的なサウンドスケープで知られる京都出身のアーティストCuusheが、アルバム「WAKEN」以来となる新曲「Faded Corners」をリリースした。この曲は9月13日に発売される新作EPのタイトル曲。下記よりテースターと配信リンクをチェック。


高円寺の古着屋 ”即興/SOKKYOU”のオンラインショップ ''Daughter''と木村和平による写真作品「湖 Awaumi」のために子守唄として書き下ろされたこのシングルは、梁塵にフォーカスした作品であり、平安時代末期に編まれた歌謡集『梁塵秘抄』の名歌「遊びをせんとや〜」からインスピレーションを受けたドラマチックな1曲。


韓国のエレクトロニックデュオ''Salamanda''、''Asatone''でも活躍するインドネシアのプロデューサーMelati ESPによるダンサンブルなリミックス、日本人エレクトロニカ・アーティスト''aus''によるアンビエントなリアレンジと、銘々の個性を活かした3曲も収録されている。CD盤には1曲が追加収録。



 

 

■ Cuushe - Faded Corners


レーベル: FLAU

タイトル:Faded Corners

アーティスト:Cuushe

CD発売日:2024年9月13日


tracklist:

1. …

2. Faded Corners

3. Tsuki to Sakana

4. Salamanda Remix

5. Melati ESP Remix

6. aus Reprise


配信・予約リンク:  https://cuushe.lnk.to/FadedCorners


■ Cuushe



ゆらめきの中に溶けていくピアノとギター、 空気の中に浮遊する歪んだシンセサイザー、拙くも存在感ある歌声が支持を集める京都出身のアーティスト。


Julia Holter、Teen Daze、Motion Sickness Of Time Travelらがリミキサーとして参加したEP「Girl you know that I am here but the dream」で注目を集め、デビュー作収録の「Airy Me」のMVがインターネット上で大きな話題となる中、全編ベルリンでレコーディングされた2ndアルバム 『Butterfly Case』が海外で高い評価を獲得。


近年はアメリカTBSのTVドラマ「Seach Party」、山下敦弘 x 久野遥子による「東アジア文化都市2019豊島」PVへの音楽提供や、Iglooghost、Kidkanevil、Et Aliaeらの作品にボーカル参加。


長らく自身の音楽活動からは遠ざかっていたが、2020年に新たなプロジェクトFEMと共に再始動。3rdアルバムとなる「WAKEN」を発表し、リミックスアルバムにはYu Su、Loraine James、Kate NV、Suzanne Kraftら多彩なアクトが参加した。

The Telescopes / Tapete Records


UKのThe Telescopesは、数あるうちのカルト的なバンドの中でも最も伝説的な存在である。

 

元々は、13th Floor Elevatorを始めとする米国のサイケデリックシーン、そしてニューヨークのプロトパンクなどに触発されたバンドは、現在ではサイケ・ロックの大御所のような扱いを受けることもある。しかし、必ずしも、それはバンドの一部を暗示するに過ぎないかもしれない。少なくとも、テレスコープスの音楽に、炭酸の抜けたようなロックソングを求めてはいけない。

 

ザ・テレスコープスは、1980年代後半から、ブリット・ポップが隆盛を極めるのを尻目に、ギターロックやシューゲイズ、そしてサイケロックの独自体系を築いてきた。因みに、NMEは、このロックバンドの全作品をレビューしている。知る人ぞ知るロックバンドで、一度テレスコープスの音楽を知ると、その中毒性から逃れることは困難である。2024年はじめにFuzz Clubから発表された最新アルバム「Growing Eyes Become Strings」は、その集大成である。

 

ザ・テレスコープスは1987年に結成された総合的なロックバンドで、作曲家/インストレーターであるノーサンブリア生まれのスティーブン・ローリーだけが、唯一のオリジナル・メンバー。バンドのラインナップは流動的で、レコーディングに参加するメンバーは1人から20人までいる。

 

ザ・テレスコープスは、Cheree Recordsと契約し、その後、What Goes On Recordsに移籍、インディチャートの上位の常連となった後、Creation Recordsと契約し、メインストリームでの成功を収めた。ザ・テレスコープスの音楽は、独自の境界線を押し広げ、多くのジャンルをオーバーラップさせ、インスピレーションに導かれながら独自の道を歩んできた。時を経て、

 

ザ・テレスコープスの音楽は繰り返し聴くことに喜びを見出すだけではなく、聴くたびに新しい発見をもたらす。ジャンルを超えて世界中の多くのアーティストに影響を与えたと言われている。


『Halo Moon』はザ・テレスコープスの17枚目のスタジオ・アルバムであり、ドイツのレーベル”Tapete Records”での6枚目となる。伝説的なロックバンドの新譜に注目である。それは空からやってきた。新しい始まりの前触れ。果てしない宇宙の静謐な輝き......。

 

 

「Shake It All Out」

 




The Telescopes 「Halo Moon」


Label: Tapete

Release: 2024年9月27日

Tracklist

 

A1 Shake It All Out

A2 For The River Man

A3 Come Tomorrow

A4 Along The Way


B1 Lonesome Heart

B2 Halo Moon

B3 Nothing Matters

B4 This Train Rolls On

 

Pre-order:  https://orcd.co/the-telescopes