ラベル New Releases の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル New Releases の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

ベルリンを拠点に活動するミュージシャン、プロデューサー、作家のF.S.Blummが、LEITERよりニューアルバム『Torre』を発表した。アルバムの先行シングル「Aufsetzer」がリリースされた。


2021年にリリースされたニルス・フラームとのコラボレーション・アルバム『2X1=4』に続き、「大人のための癒しの音」という副題が付けられたこの新譜は、イタリアのリビエラで過ごした数ヶ月にインスパイアされ、「村の教会の鐘の音と犬の鳴き声の間の静寂の隙間」でギターが録音された。


ベルリンを拠点に活動するミュージシャン、プロデューサー、作家のF.S.Blummが、4月26日にLEITERからリリースするニューアルバム「Torre」の詳細を発表しました。


このアルバムは、2021年にリリースされたニルス・フラームとのコラボレーション・アルバム「2X1=4」、2022年に自身のインプリントであるBlummrecからリリースされた最新ソロ・アルバム「Kiss Dance Kiss」に続く作品。


Soothing Sounds For Adults(大人のための癒しの音)」という非公式なサブタイトルを持つこの新作は、イタリアのリヴィエラで過ごした数ヶ月にインスパイアされたもので、ギターは「村の教会の鐘の音と犬の鳴き声の間の静寂の隙間」で録音された。チェリストのアンネ・ミュラーとクラリネット奏者のミヒャエル・ティーケをはじめ、複数のミュージシャンが全13曲に参加し、F.S.ブルム・トリオとしてブルムのライヴに参加する。


ブルムは、かつてピッチフォーク誌で「とても魅力的な音楽」と称賛されたことがある。1998年に17曲入り33回転7インチ『Esst Obst!』のフラームとの複数のリリースのほか、デイヴィッド・グラブスやリー・スクラッチ・ペリーとのレコーディングなど、多作な共同制作で知られてきたが、ラジオドラマのプロデューサーとしても権威ある賞を受賞している。


しかし、『Torre』では、古典的な訓練を受けたギタリストとしてのルーツに戻り、2006年の『Summer Kling』を筆頭に、以前のレコードのスタイルをさらに発展させ、彼がインストゥルメンタルの「チェンバー・ポップ」、あるいは、もっとロマンチックに「遠くを見つめるための音楽」と呼ぶものにアレンジしている。


「Torre』には、著名なチェリスト、アンネ・ミュラーとクラリネット奏者、ミヒャエル・ティーケをはじめ、高名なミュージシャンが13曲すべてに参加しており、ブルームはF.S.ブルーム・トリオとしてライブに参加する。「Torre』は4月26日より限定盤と全デジタル・プラットフォームで発売されます。



F.S Blumm 『Torre』



Label: Leiter

Release: 2024/04/26


 Tracklist:


1.Da Ste (Intro)

2.Aufsetzer 

3.Bitter Mild

4.Di Lei

5.Schein Es

6.Kurz Vor Weiter Ferne

7.Bhf Bral

8.Wo Du Wir

9.Frag

10.Hollergrund

11.Daum

12.Shh

13.Da Ste (Coda)



 


デュア・リパがニューアルバムを正式に発表した。2020年の『Future Nostalgia』に続くアルバム『Radical Optimism』は5月3日にリリースされる。
 
 
先にリリースされたシングル「Houdini」と「Training Season」が収録されている。ジャケットアートワークとトラックリストは以下をチェック。
 

「数年前、友人がラディカル・オプティミズムという言葉を紹介してくれた。そのコンセプトは私の心に響いたし、それを自分の人生に織り込んで遊び始めたら、もっと興味が湧いてきた。カオスを優雅に乗り越え、どんな嵐も切り抜けられるような気がする。それと同時に、サイケデリア、トリップホップ、ブリットポップといった音楽の歴史にも目を通すようになった。サイケデリア、トリップ・ホップ、ブリット・ポップといった音楽の歴史は、私にとって常に自信に満ちた楽観的なもので、その正直さと姿勢は、レコーディング・セッションに持ち込んだ感覚」
 
 
アルバムでの彼女の主要なコラボレーターは、『Houdini』や『Training Season』と同じだ: テーム・インパラのケヴィン・パーカー、キャロライン・ポラチェック/チャーリーXCXのコラボレーターであるダニー・L・ハーレ、トビアス・ジェッソ・ジュニア(アデル、ハリー・スタイルズ、マイリー・サイラス)、キャロライン・アイリン(リパのヒット曲の共同作曲者)である。

 
ニューアルバムがどのようなサウンドになるのか、事前情報はほとんどない。彼女は最近、ニューヨーク・タイムズ紙に「1970年代スタイルのサイケデリア」にインスパイアされていると語っている(そのような兆候はほとんどないが)。2022年初頭、リパは自身のポッドキャスト『デュア・リパ:アット・ユア・サービス』でエルトン・ジョンにアルバムは半分ほど完成していると話していた。
 
 
同年末にVarietyの取材に対して、デュア・リパは次のように述べた。「制作を続けているうちに一転して、まとまりのあるサウンドになりつつあると今は本当に感じている。だから、新年の初めの数カ月は書き続けて、それが私をどこに連れて行くのか見てみようと思っている。アルバムはこれまでとは違っていて、ポップであることに変わりはないんだけど、サウンド的にも違うし、歌詞のテーマもより明確になっている。タイトルを言えば、すべてが理解できるだろうね」



 
Dua Lipa  『Radical Optimism』



Tracklist:

1. End of an Era
2. Houdini
3. Training Season
4. These Walls
5. Whatcha Doing
6. French Exit
7. Illusion
8. Falling Forever
9. Anything for Love
10. Maria
11. Happy for You

 

 

渋谷系”の愛称でJ-POPのシーンを牽引したカジ・ヒデキが五年ぶりの新作アルバムを引っ提げて帰ってくる。

 

カジ・ヒデキは新作アルバム『Being Pure At Heart~ありのままでいいんじゃない」の制作を発表した。アーティストにとって19作目となるフルレングスは4月24日に発売される。オリジナル盤と合わせてフィジカルのデラックス・エディションも発売。デラックスバージョンにはオリジナルのアルバムに7inchシングルとキーホルダー、ポストカードなど特典グッズが付属する。

 

アルバムの発表に合わせてタイトル曲が本日配信リリースされた。アルバムの詳細と合わせて下記よりチェックしてみよう。

 

この作品で、カジ・ヒデキは渋谷系、そしてアーティストの原点に立ち返り、ネオ・アコースティック/ギター・ポップの音楽性をあらためて再訪している。果たして新作はどのような内容になるのだろう??

 

 

カジヒデキのコメント:

 

ーーこのアルバムは、カジヒデキの一番大きな音楽的ルーツである『ネオ・アコースティック』『ギターポップ』と言われるジャンルに、今一度真剣に向き合った作品になりました。実は最初からそう思っていた訳ではありません。

 

このアルバムの制作に入った2020年頃はより新鮮な音楽を求めて『ネオソウル』や『シティポップ』な楽曲を書き始めていたのです。

 

このアルバムの中で一番最初に配信リリースした『Dreams Never End』や、次作の『Naked Coffee Affogato』(共に2021年発売)がソウル・フィーリングなのはそのためです。

 

ただ、コロナ禍が一向に収束しない中で、自分自身を見つめる機会が増えた事、そして、僕のルーツである80~90年代のUKインディー・シーンをテーマにした2本のドキュメンタリー映画(注1)を見て大きな感銘を受け、良いメロディと美しいギターのアルペジオやフレーズに溢れたあの頃の音楽を再び鳴らしてみたいと思った事が、ネオ・アコースティック(以下ネオアコ)に向かわせた大きな理由と言っていいでしょう。


そのネオアコやギターポップと言われる音楽の重要な要素は、なんと言ってもギター!!「優れたセンスとテクニックを持つギタリストとチャーミングなヴォーカリストが居て成り立つジャンル」と僕は思っているのですが、今作に収録した12曲の楽曲に対し7名のギタリストに参加してもらい、それぞれのカラフルなスタイルで、ネオアコの持ち味であるジャンルを超えた自由な発想で、個性豊かに表現してもらいました。


このアルバムの参加ギタリストは、中森泰弘 (ヒックスヴィル)、深沼元昭 (PLAGUES, Uniolla)、永井聖一 (QUBIT, TESTSET)、佐藤寛 (KONCOS)、牛尾健太 (おとぎ話)、オオニシレイジ (Nagakumo)、そして僕カジヒデキと、ベテランから若手有望株まで素晴らしいラインナップになりました。

 

ちなみに女性コーラスも素晴らしく、真城めぐみ、ミサト(Crispy Camera Club)、みらん、kiss the gambler、Nao☆(Negicco)とこちらもベテランから若手有望株までずらり・・・。

 

また、このアルバムは、四季の彩りを描いたカレンダー・アルバムである事もコンセプトの一つです。(From Season to Season by The Arcadians)

 

2020年に始まったコロナ禍。時間が止まったような毎日。否が応でも日々の暮らしに目がいき、季節の移り変わりを強く感じたこの4年間。2021年6月にリリースした配信シングル『Dreams Never End』から、その時々の季節に合わせて、季節を意識したシングルを発表して来ました。

 

そもそも、コロナ禍に突入した頃、プロデューサーの堀江博久氏から、僕の楽曲の約80%は「夏をテーマにした『サマーソング』ではないか?」と指摘されました。

 

それは大袈裟だとしても、元来ネオアコ ・ボーイ(&伯父さん)である僕はサマーソング好き! しかしそれは見直した方が良いのではないかと、改めて、これまで僕が書いてきた夏以外をテーマにした楽曲を聴き直しました。

 

コロナ禍に隔月で開催してきたライブ・イベント『IVORY CAFE』で演奏をする中で、それぞれの季節に、その季節の歌を歌うことの風情や心地良さを感じた事は、このアルバムに繋がる大きな収穫でした。

 

カレンダー・アルバムの名盤と言えば、やはり大瀧詠一さんの『NIAGARA CALENDAR』。ジュリー・ロンドンの『カレンダー・ガール』も魅力的な一枚。僕はブリッジの頃に『トラットリア・カレンダー』のサウンドトラック的なカレンダー・コンピレーション・アルバム『The World Shines Brightly』を監修した事があります。



そして、このアルバムは『青春賛歌』でもあります。ほとんどの歌詞はPOPSやROCKの基本である『BOY MEETS GIRL』であり、青春映画そのものです。

 

コロナ禍において『愛する人と居る時間の尊さ』は、日々の生活の中でとても大切なテーマになり、『愛』『生きること』『友』がこのアルバムの重要なキーワードになっています。


97年1月にリリースされたソロデビューアルバム『ミニスカート』以来、これまでに数多くの作品をスウェーデンでレコーディングしてきましたが、今回はマスタリングをThe MopedsのDavid Carlsson氏に依頼。

 

The Mopedsには90年代、僕の楽曲やライブでホーンを吹いて貰ったり、2000年にリリースした『You Will Love Me』を一緒にレコーディングした仲。北欧の優しくマイルドな空気でアルバムを包み込んでくれました!!



このアルバムはこの4年間の記録であり、「DREAMS NEVER END = 夢は決して終わらない。夢を諦めない」為に、この16の季節の中で僕自身の気持ちの移り変わりを「PURE」な気持ちで表現した、本当の意味での”シンガーソングライター的な作品”になったと思います。ーー

 

 


・カジヒデキ「BEING PURE AT HEART〜ありのままでいいんじゃない (Single)」




Digital | BBC017_1 | 2024.03.13 Release | Released by BLUE BOYS CLUB | AWDR/LR2

 

配信リンク:  https://ssm.lnk.to/BPAH


Being Pure At Heart

(Hideki Kaji / Hideki Kaji)

produced by Hirohisa Horie and Hideki Kaji


Hideki Kaji - vocal, electric & acoustic guitars, bass, chorus

Hirohisa Horie - keyboards

Reiji Onishi - electric & acoustic guitars

Hideki "GEN" Hara - drums

Kanafun - chorus

 

recorded by Kosuke Takahashi at STUDIO K5

vocal recorded by Shuhei Ueda at Itsutsuji Sanbou

mixed by Zin Yoshida at Garden Wall

Mastered by David Carlsson at Gula Studion (Sweden)

 

 

・カジヒデキ「BEING PURE AT HEART〜ありのままでいいんじゃない (New Album)」



 
Digital | BBC017 | 2024.04.26 Release | Released by BLUE BOYS CLUB | AWDR/LR2

 

PRE-ADD/PRE-SAVE(ご予約):  https://ssm.lnk.to/BEINGPUREATHEART



・カジヒデキ「BEING PURE AT HEART〜ありのままでいいんじゃない [Deluxe Edition]」

 


 PRE-ORDER(ご予約): https://fikarast.thebase.in/items/84136404

 

<予約受付期間>3月15日(金)正午から4月05日(金)23:59まで受付いたします。数に限りがございますので、お早めのご予約をお願いいたします。


・10,000 Yen
・CD [ BEING PURE AT HEART~ありのままでいいんじゃない]
・7INCHアナログ盤 [ BEING PURE AT HEART / Dreams Never End」*単品リリースの予定はございません
・A2 Poster ZINE
・アクリル・スタンド・キーホルダー
・オリジナル・デザインの手拭い(900 X 330)
・5枚組ポストカード・セット
・オリジナル・バッジ




カジヒデキ:


千葉県富津市出身。富津市観光大使。

1997年1月に発表した1stアルバム「MINI SKIRT」では、世界的なブームになる直前のスウェディッシュ・ポップの要素を取り入れ、30万枚を超える大ヒットを記録するなど、90年代の渋谷系を牽引した。

その後もトーレ・ヨハンソン、エッグストーン、パステルズ、ベルトラン・ブルガラらと制作した作品を発表するなど自身のルーツとなるネオ・アコースティックをベースに音楽的な領域を拡げている。2024年4月24日に約5年ぶり19枚目のアルバム「BEING PURE AT HEART  〜 ありのままでいいんじゃない」の発売が決定している。

 


ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズがニューアルバム『Wild God』を発表し、ファースト・シングルとなるタイトル曲 を公開した。『Wild God』は8月30日にバッド・シード/プレイ・イット・アゲイン・サムからリリースされる。


ケイヴとバンドメイトのウォーレン・エリスがプロデュースし、デヴィッド・フリードマンがミックスを担当した。


ケイヴは2023年の元旦からアルバムを書き始め、フランスのプロヴァンスにあるミラヴァル・スタジオとイギリスのロンドンにあるサウンドツリー・スタジオでレコーディング・セッションが行われた。


ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズは、ケイヴ、エリス、トーマス・ワイドラー、マーティン・ケイシー、ジム・スクラヴノス、ジョージ・ヴィジェスティカの6人。このアルバムには、レディオヘッドのコリン・グリーンウッド(ベースを担当)とルイス・アルマウ(ナイロン弦ギターとアコースティック・ギター)も参加している。


「このアルバムが、私に与えたような影響をリスナーにもたらしてくれることを願っている」とケイヴはプレスリリースで語っている。


「このアルバムはスピーカーから飛び出してきて、私はそれに飲み込まれてしまう。このアルバムは複雑なレコードだが、同時に深く、楽しくもある。私たちがレコードを作るとき、決してマスタープランはない。レコードはむしろ、それを演奏した作家やミュージシャンの感情の状態を反映するものなのだ。これを聴いていると、どうだろう、私たちは幸せなんだと思えるよ」


ケイヴはこう付け加えた。 「ワイルド・ゴッド......このレコードにはふざけたところはない。ヒットしたら、ヒットする。それはあなたを持ち上げる。感動させてくれる。それが大好きなのさ」



Nick  Cave  & Bad Seeds  『Wild God』




Tracklist:


1. Song of the Lake

2. Wild God

3. Frogs

4. Joy

5. Final Rescue Attempt

6. Conversion

7. Cinnamon Horses

8. Long Dark Night

9. O Wow O Wow (How Wonderful She Is)

10. As the Waters Cover the Sea

 

©Jacob Boll


ロサンゼルスを拠点に活動するミュージシャン、プロデューサー、ヴィジュアル・アーティストのマル・ノット・バッド(Mal Not Bad)が、デビュー・アルバム『This Is Your New Life』を発表した。

 

アルバムは今年後半にリリースされる予定で、ニューシングル「No Worries」がリリースされた。以下よりチェックしてほしい。


「"No Worries "は、プロテスト・ソングとコミュニケーションの難しさを反映した曲です。この曲はパンデミック(世界的大流行)真っ只中の時期に書いた。それは、言葉や写真やドキュメンテーションがその力と意味を失ったときに起こる混乱を指し示している」

 

「この強烈なサイクルは、振り払うことがほとんど不可能に感じられ、私たちの身近にいる人々との日常的な会話にまで落とし込むことができる。このことを理解することで、意図と忍耐をもって耳を傾け、話すことができるようになる」

 

 「Worries」は、マル・ノット・バッドの音楽作りに対する大胆不敵なアプローチを示している。ファイスト、エイフェックス・ツイン、デヴィッド・トゥインなど、多様な影響からインスピレーションを得ている、 エイフェックス・ツイン、デヴィッド・バーンなど、様々な影響からインスピレーションを得ている。アヴァンギャルドなエレクトロニック・エレメントと生楽器をシームレスに融合させた。魅惑的で革新的な音の風景を生み出している。

 

 

Mal Not Bad 『This Is Your New Life』

 

 

Tracklist:


1. Far Gone

2. AP

3. No Worries

4. Cycle

5. Cycle (outro)

6. Come On/Hard Times

7. Inst II Pt. I

8. Inst II Pt. II

9. Life

10. Mustang [feat. Junaco]

11. Inst I

12. Dodgeball

 


「No Worries」

 



リバプールのデュオ、King Hannah(キング・ハンナ)が、2022年のデビューアルバム『I'm Not Sorry, I Was Just Being Me』に続く作品を発表した。


タイトルは『Big Swimmer』で、5月31日にCity Slangからリリースされる。アリ・チャントがプロデュースしたこのアルバムには、シャロン・ヴァン・エッテンが2曲参加している。


「私は机の前に座っていて、この曲が流れてきたのを覚えています。ビッグ・スイマーという比喩は即座に正しいと感じました。でも、この曲がリスナーにも問いかけているのが好きなんだ。何か困難なことに直面したとき、泳ぎ続けるのか、それとも飛び出してタオルを手に取るのか。正解はないけれど、力を与えてくれるし、このアルバムには必要なことだと感じている」



King Hannah 『Big Swimmer』



Label: City Slang
Release: 2024/05/31


Tracklist:

1. Big Swimmer [feat. Sharon Van Etten]
2. New York, Let’s Do Nothing
3. The Mattress
4. Milk Boy (I Love You)
5. Suddenly, Your Hand
6. Somewhere Near El Paso
7. Lily Pad
8. Davey Says
9. Scully
10. This Wasn’t Intentional [feat. Sharon Van Etten]
11. John Prine On The Radio



「Big Swimmer」


ニューヨーク/バッファローを拠点にS.Raekwonとしてレコーディングを行うシンガーソングライター、Steven Raekwon Reynolds(スティーヴン・レイクウォン・レイノルズ)がニューアルバムを発表した。

 

2021年のデビューアルバム『Where I'm at Now』と2022年のEP『I Like It When You Smile』に続く『Steven』は、Father/Daughter Recordsから5月3日にリリースされる。新曲「Old Thing」は以下より。


「このアルバムは去年の夏、長年の友人でドラマーのマリオ・マラチと一緒に南イリノイのリビングルームでレコーディングした。僕ら2人は数本のマイクを囲んで向かい合って座り、シングルテイクから曲を作っていった。ライヴを反映した、より生々しくダイレクトなサウンドを撮りたかったのさ」


「スティーヴンは、自分という人間を鏡のように映し出し、振り返っている音なんだ。自分の中にある多種多様なものを理解しようとしているんだよ。この曲を通して、自分が与えられた愛に値しないと感じることがあるのは、自分一人ではないとわかった。そして、その愛が得られたときに、それを受け入れることを学ぶんだ」

 


S. Rakewon 『Steven』

Label: Father/Daughter

Release: 2024/05/03

 

Tracklist:


1. Steven’s Smile

2. Old Thing

3. Winner’s & Losers

4. The Fight

5. The Camel

6. If There’s No God…

7. Does the Song Still Sound the Same?

8. It’s Nothing

9. What Love Makes You Do

10. Katherine’s Song


Pre-order(INT):


https://sraekwon.lnk.to/steven

 


ケヴィン・バーンズのプロジェクト、Of Montreal(オブ・モントリオール)がニューアルバム『Lady on the Cusp』の制作を発表した。

 

オブ・モントリオールはファーストシングル「Yung Hearts Bleed Free」のミュージックビデオを公開した。また、新しいツアー日程も発表された。『Lady on the Cusp』は5月17日にPolyvinylからリリースされる。

 

プレスリリースによると、バーンズは「あなたが差し出すどんな代名詞にも答える」という。1996年以来、ジョージア州アテネの音楽シーンに定着していたバーンズと彼のパートナーであるミュージシャンのクリスティーナ・シュナイダー(別名ロケテS、1)は、最近、より先進的なバーモント州へと南部を離れた。

 

この引っ越しは、バーンズが30年近くアテネで音楽を作ってきたことを振り返りながら、彼らが引っ越しの準備をしているときに書かれ、レコーディングされた新しいアルバムに影響を与えた。


『Yung Hearts Bleed Free』について、バーンズはプレスリリースで次のように語っている。

 

「レオス・カラックス監督の映画『Boy Meets Girl』、ブーツィーの『Rubber Band』、そして最近買ったヤマハのTG33とカワイのK1Mに影響を受けた。闊歩するような、セクシーで小さなバンプのような曲を作りたかったんだ」

 


Of Montreal 『Lady on the Cusp』


Label:  Polyvinyl

Release: 2024/05/17


Tracklist:


1. Music Hurts the Head

2. 2 Depressed 2 Fuck

3. Rude Girl on Rotation

4. Yung Hearts Bleed Free

5. Soporific Cell

6. I Can Read Smoke

7. PI$$ PI$$

8. Sea Mines That Mr Gone

9. Poetry Surf

10. Genius in the Wind

 

Pre-order(INT):

 

https://of-montreal.ffm.to/lady-on-the-cusp 

 

 

 「Yung Hearts Bleed Free」

 

©Holy Witaker


ロンドンを拠点に活動するバリトン・サックス奏者のジョー・ヘンウッド、ドラマーのタシュ・ケアリーによるデュオ、"O."は、デビューアルバム『WeirdOs』の制作を発表した。6月21日にSpeedy Wundergroundから発売。彼らはニューシングル「Green Shirt」を発表している。


「Green Shirt」は、バンド曰く「短いロック/メタルの洗い流し」であるという。「ジョーからの歪んだアンプ・サウンドに合うように、タシュのドラムを歪んだギター・アンプに通した。この曲の名前は、タシュのお気に入りの緑色のフランネルのシャツにちなんで付けられた」


ダン・キャリーがプロデュースを手掛けたLPについて、彼らはこう語っている。「WeirdOsは、ダークでヘヴィなアルバムで、リフなベースライン、ブラストビート、ダブ、ノイズ、そして、その間の奇妙なサウンドが大好きだ。このアルバムは、ダン・キャリーと2週間にわたってスタジオでライヴ・レコーディングされ、僕らのギグにいるような感覚を再現することを目指した」


「私たちは2人で大きな音を出しているだけで、演奏するときは臆することなく全力を尽くす。限界に挑戦することに興味がある。アルバムタイトルは、ライヴの後、みんなが僕らに近づいてきて、"これは変人のための音楽みたいだね"と言ったことにインスパイアされた。僕たちはいろんなスタイルの音楽を聴いたり、ジャムったりし、それがごく自然に僕たちのサウンドに反映されている」

 



O. 『WeirdOs』


Label: Speedy Wunderground

Release: 2024/05/21


Tracklist:


1. Intro

2. 176

3. TV Dinners

4. Wheezy

5. Micro

6. Cosmo

7. Green Shirt

8. Whammy

9. Sugarfish

10. Slap Juice

 

Pre-order(INT):

 

https://otheband.ffm.to/greenshirt 

 

 

 「Green Shirt」

 

©Danielle Neu
 

元ソニック・ユースのキム・ゴードンは、今週金曜日(3月8日)のリリースに先駆けて、ニューアルバム『The Collective』の最新曲「Psychedelic Orgasm」を公開した。これでリリース前の先行シングルが出揃った。

 

『The Collective』はゴードンのセカンド・ソロアルバム。2019年の『No Home Record』に続く作品。同アルバムと同様、ゴードンは再びプロデューサーのジャスティン・ライセン(リル・ヤッチー、ジョン・ケイル、ヤー・ヤー・ヤーズ、チャーリー XCX、イヴ・トゥモア)とコラボレーションした。アンソニー・ポール・ロペスが追加プロデュースを担当した。


マタドールのプレスリリースでは、アルバムの詳細はこう説明されてます。「ゴードンの直感的な言葉のコラージュとフックのあるマントラは、コミュニケーション、商業的昇華、感覚の過負荷を呼び起こす」

 

Vice Cooler監督によるミュージック・ビデオが公開された。以下より御覧下さい。

 



「Psychedelic Orgasm」

 

 

・アルバムのレビューは以下よりお読み下さい:

 

Review - Kim Gordon 『The Collective』  

 

シャナ・クリーブランド率いるバンド、La Lus(ラ・ルス)が5月24日にニューアルバム『News of  The Universe』をリリースすると発表した。  


このLPは、Sub Popからの初のリリースとなる。SF作家オクタヴィア・E・バトラーから引用された信条、形而上学的な詩集から引用されたアルバム・タイトル、そして個人的な危機によってもたらされた意識の拡大を持つこのアルバムは、ギタリスト兼ソングライターのクリーブランドが無条件の愛で変化する世界を受け入れている。  『ニュース・オブ・ザ・ユニバース』はまた、災難から生まれたレコードでもあり、息子の誕生からわずか2年後に乳がんの診断を受けて世界が吹き飛んだクリーブランドの経験を反映した、ダークで美しいサイケデリアの作品でもある。


本日、La Luzは『News of the Universe』からのファースト・シングル 「Strange World」を発表する。 


「奇妙で困難な数年で、今を離れ、次にあるものへと逃げようとしている自分に気づいたこともあった。  


「特に圧倒され、連続するパニック発作と戦っていた時期に友人がくれた最高のアドバイスは、外に出て靴を脱ぎ、大地に足をつけて座ることだった。そうすることで、宇宙がスローダウンして、扱いやすくなったように感じたんだ。だからこのコーラスは、自分自身へのマントラのようなものなんだ」


ビデオはヴァネッサ・プラが撮影した。クリーブランドが自転車に乗り、"宇宙のニュース "という見出しのラ・ルス・オブザーバー紙を配達している。 


La Luzは『News of the Universe』を引っ提げて北米、ヨーロッパ、イギリスをツアーする予定で、最初の日程は5月23日にバルセロナでスタートする。  バンドは5月30日にワシントン州シアトルのザ・クロコダイルでレコード・リリース・ショーを行い、9月26日にイリノイ州シカゴでフル・ライヴを行い、10月9日にブルックリンのエルスホェアに立ち寄った後、11月8日と9日にカリフォルニア州ロサンゼルスのロッジ・ルームで2夜公演を行う。  全公演のリストは以下の通り。





La Luz 『News of  The Universe』





Label: Sub Pop

Release: 2024/05/24


Tracklist:


1. Reaching Up to the Sun

2. Strange World

3. Dandelions

4. Poppies

5. Good Luck With Your Secret

6. Always in Love

7. Close Your Eyes

8. I’ll Go With You

9. Blue Moth Cloud Shadow

10. News of the Universe

11. Moon in Reverse

12. Blue Jay


「Strange World」





Pre-order(INT):






La Luz Tour Dates:


05/23 Barcelona, ES @ Sala Upload

05/24 Madrid, ES @ Tomavistas Festival

05/25 London, UK @ Wide Awake Festival

05/30 Seattle, WA @ The Crocodile (Record Release Show)

07/27 Portland, OR @ Project Pabst

08/30 Brighton, UK @ Brighton Psych Fest

08/31 Manchester, UK @ Manchester Psych Fest

09/01 Edinburgh, UK @ Edinburgh Psych Fest

09/03 Bristol, UK @ Strange Brew

09/05 Paris, FR @ Point Ephemere

09/06 Sart-Messire-Guillaume, BE @ SMG Music Fest

09/07 Asten-Heusden, NL @ Misty Fields Festival

09/08 Amsterdam, NL @ Indiestadt x Suger Mountain @ Paradiso

09/10 Cologne, DE @ Bumann & SOHN

09/11 Hamburg, DE @ Prinzenbar

09/12 Berlin, DE @ Badehaus

09/13 Schorndorf, DE @ Manufaktur

09/14 Zürich, DE @ Bogen

09/26 Chicago, IL @ Subterranean

09/27 Madison, WI @ High Noon Saloon

09/28 St. Paul, MM @ Turf Club

09/30 St. Louis, MO @ Blueberry Hill

10/01 Louisville, KY @ Zanzabar

10/02 Nashville, TN @ The End

10/03 Atlanta, GA @ The Masquerade - Purgatory

10/04 Durham, NC @ Motorco Music Hall

10/05 Richmond, VA @ Richmond Music Hall

10/06 Washington, DC @ The Atlantis

10/08 Philadelphia, PA @ Johnny Brenda’s

10/09 Brooklyn, NY @ Elsewhere - Hall

10/10 Boston, MA @ Brighton Music Hall

10/11 Montreal, QC @ Bar Le Ritz

10/12 Toronto, ON @ Horseshoe Tavern

10/13 Ferndale, MI @ The Loving Touch 

10/28 Denver, CO @ Marquis Theater

10/30 Salt Lake City, UT @ Urban Lounge

10/31 Boise, ID @ The Olympic

11/03 Vancouver, BC @ The Pearl

11/06 Sacramento, CA @ Harlow’s

11/07 San Francisco, CA @ Great American Music Hall

11/08 Los Angeles, CA @ Lodge Room

11/09 Los Angeles, CA @ Lodge Room



 

©Robb Klassen


LAを拠点に活動するインディーポップ・アーティスト、Vicky Farewell(ヴィッキー・フェアウェル)がニューアルバム『Give a Damn』を発表した。2021年のデビュー作『Sweet Company』に続くこのアルバムは、マック・デマルコのレーベル、Mac's Record Labelから5月10日にリリースされる。リード・シングルの「Tern Me On」は、付属のビデオと共に本日リリースされた。


「より深い自分に出会うために、脆弱性を受け入れる必要があった」と、ファーウェルはロサンゼルスのアパートで自作プロデュースのアルバムについて語った。「これらの曲は本当の場所から生まれた」新曲について、彼女はこう付け加えた。"Tern Me On "の青写真がどういうわけか生まれるまで、私は即興で演奏したり、無意味にしゃべったりする自分のテイクを録音したの」


 


Vicky Farewell 『Give Me A Down』



Label: Mac's Record 

Release: 2024/05/10


Tracklist:


1. Intro (Remember Me)

2. Semi Auto

3. Make Me

4. Push It

5. Textbook

6. Isn’t It Strange

7. Tern Me On

8. Luxury Hellscape

9. Love Ya Like Me

10. Always There

 

ペンシルバニアのハードコアバンド、One Step Closer(ワン・ステップ・クローザー)は、2ndアルバム『All You Embrace』を発表した。

 

2021年の『This Place You Know』と昨年の『Songs for the Willow EP』に続くアルバムは、5月17日にRun for Coverからリリースされる。ニューシングル「Leap Years」は記事最下部よりご視聴下さい。


ボーカルのライアン・サヴィツキーは声明の中で、次のように述べています。「”One Step Closer”を完全な状態で披露したかったんだ。バンドの全てのパートを、そこに存在させたかった。100%自分たちらしく、できる限り自分たちのバンドに忠実でありたかった」



One Step Closer 『All You Embrace』


Label: Run For Cover

Release: 2024/05/17

Tracklist:


1. Color You

2. Leap Years

3. Blur My Memory

4. The Gate

5. Your Hazel Tree

6. Orange Leaf

7. Esruc

8. Slow To Let Go

9. Topanga

10. Giant’s Despair



「Leap Years」

 


ニューヨークのバンドBeen Stellarが、デビューアルバム『Scream From New York』を6月14日にDirty Hitからリリース。このアルバムは2022年のデビューEPに続くもので、プロデューサーにダン・キャリー(black midi、Black Country New Road、Wet Leg)を迎えて制作された。
 

アルバムからのファースト・シングルは「Passing Judgement」で、Gentlemen時代のAfghan Whigsや、90年代/00年代のニューヨークのバンドCallaを彷彿とさせる、アングスティ/グリッティ/スルトリー・インディー・ロックの領域に入っている。
 
 
ヴォーカルのサム・スローカムは、この曲に関して次のように説明している。「『Passing Judgment』は、イギリスでの最初のツアーの最中に完成させた。ライヴの度に少しずつ違う形で演奏しながら、曲を様々な角度から見ることを学んでいった。ドラムとベースには、ライブで書き終えていなかったらなかったような混沌とした感じがある。そして、"リリックでは、なぜ私たちは自分の周りの世界を判断してしまうのか、そして、誰かや何かに判断を下すことは、たいてい自分自身に自信が持てないことに根ざしているのかについて考えていた」と付け加えた。

 
 
「Passing Judgement」
 






 
 
 
Been Stellar 『Scream From New York』


Label: Dirty Hit
Release: 202406/14
 
 
Tracklist:
 

01 Start Again
02 Passing Judgment
03 Pumpkin
04 Scream From New York, NY
05 Sweet
06 Can’t Look Away
07 Shimmer
08 Takedown
09 All In One
10 I Have The Answer
 
 
 
 
 

Been Stellar – 2024 Tour Dates:
 
Mar 1 – Paris, FR @ Le Zénith*
Mar 2 – Amsterdam, NE @ AFAS LIVE* SOLD OUT
Mar 3 – Brussels, BE @ Forest National*
Mar 5 – Hamburg, DE @ Barclays Arena*
Mar 7 – Oslo, NO @ Oslo Spektrum*
Mar 8 – Stockholm, SE @ Annexet*
Mar 10 – Copenhagen, DK @ KB Hallen* SOLD OUT
Mar 12 – Berlin, DE @ Mercedes-Benz Arena*
Mar 13 – Warsaw, PL @ Torwar Hall*
Mar 14 – Prague, CZ @ Fortuna Hall*
Mar 16 – Zurich, CH @ Hallenstadion Zurich*
Mar 18 – Munich, DE @ Zenith* SOLD OUT
Mar 19 – Milan, IT @ Mediolanum Forum*
Mar 21 – Frankfurt, DE @ Jahrhunderthalle* SOLD OUT
Mar 22 – Cologne, DE @ Palladium* SOLD OUT
Mar 24 – Amsterdam, NE @ AFAS Live* SOLD OUT
May 4 – Atlanta, GA @ Shaky Knees
May 15 – Southampton, UK @ Joiners
May 16 – Brighton, UK @ The Great Escape
May 18 – Amsterdam, NL @ London Calling
May 20 – Bristol, UK @ The Louisiana
May 22 – Manchester, UK @ YES (basement)
May 23 – London, UK @ The Lexington
July 26 – Sheffield, UK @ Tramlines Fest
July 27 – Oxfordshire, UK @ Truck Fest
July 28 – Suffolk, UK @ Latitude Festival


 

©︎Holy Wittaker

ロンドンを拠点に活動するエクスペリメンタルポップ・アーティスト、mui zyuが2枚目のアルバム『nothing or something to die for』を発表した。この作品は、Father/Daughter Recordsから5月24日に発売される。昨年の『Rotten Bun for an Eggless Century』に続くフルレングスです。(Reviewを読む)


このアルバムには、年明けにリリースされたシングル「everything to die for」と、エヴァ・リューのダマ・スカウトのバンドメイト、ダニー・グラントが監督したビデオ付きの新曲「the mould」が収録されている。エヴァ・リューはこの曲について次のように説明している。


「the mouldはとてもクールで、正しい種類はスーパーパワーを与えてくれる。残念ながら、ぴったりとはまらない型に押し込められるのは理想的とは言えません」


「だから、私は腐ったゼリーボウルの底で、どんな型が良い種類で、どんなものが悪い種類なのかを見つけ出そうとしています。多分、この急で滑りやすいボウルから出られる限り、そんなことは全く重要ではないことに気づくだろう。これはまた、ある種のアンチオーバーチュア的な意味で、このアルバム全体を示す私の文章の新しいアプローチを示している」




mui zyu 『nothing or something to die for』



Label: Father/ Daughter

Release: 2024/05/24


Tracklist:


1. satan marriage

2. the mould

3. everything to die for

4. donna like parasites

5. the rules of what an earthling can be

6. please be okay [feat. Miss Grit]

7. telephone congee i

8. speak up, sponge

9. what’s the password baby bird?

10. hopefulness, hopefulness

11. telephone congee ii

12. sparky [feat. lei, e]

13. in the dot [feat. Pickle Darling]

14. cool as a cucumber

15. 扮豬食老虎




「the mould」

 

©︎Alex Da Corte

NYのシンセポップのスターシンガー、St.Vincent(セント・ヴィンセント)が次作アルバム『All Born Screaming』を発表した。ヴァージン・ミュージック・グループから4月26日にリリースされる。


『Daddy's Home』に続くセルフ・プロデュース・アルバムには、デイヴ・グロール、ケイト・ル・ボン、ジャスティン・メルダル=ジョンセン、ジョシュ・フリース、ステラ・モグザワ、レイチェル・エクロス、マーク・ギリアナ、デヴィッド・ラリッケが参加。リード・シングル「Broken Man」は、アレックス・ダ・コルテ監督、フィラデルフィアで撮影されたミュージック・ビデオとともに到着した。アルバムのアートワークとトラックリストは下記を参照のこと。


『All Born Screaming』は、アニー・クラーク自身がセント・ヴィンセントのアルバムを初めてプロデュースし、シアン・リオダンがミックスを担当した。ロサンゼルスのCompound Fractureスタジオ、ニューヨークのElectric Lady、シカゴのスティーヴ・アルビニのElectrical Audioでレコーディングされた。


「感情的に、自分の心が本当は何を言っているのかを知るために、一人で森の中を長く歩かなければ辿り着けない場所がある」と彼女はプレスリリースで語っている。「それが本物であるからこそ、本物らしく聞こえるのです」


レコーディングに関して、アニー・クラークは次のように語った。「このアルバムは、ポスト・ペスト・ポップだと思いたいし、天国と地獄、つまり比喩的な表現が多い。スタジオに一人で何時間も座っているのは地獄の一種と言えるから」


彼女は、このアルバムにはデイヴ・グロールーとケイト・ルボンをレコーディングに招聘すると語っている。さらに、70年代と80年代に通じるアナログ・シンセとギターロックのアプローチが強いと付け加えた。「最も苛烈なサウンドであると同時に、サウンド的に開花していると思う。杭を打つような、意図的なサウンドだと思う」


クラークは新作アルバムについて、彼女のキャリアの中で "最も笑えないアルバム "だとユーモアを交えて語っている。「前作では、私は多くの痛烈なユーモアとウィットをもってタフなテーマにアプローチしていました。このアルバムは、よりダークでハードで、骨格に迫っている」と。



St.Vincent    『All Born Screaming』


Label: Virgin Music

Release:  2024/04/26


Tracklist:

1. Hell is Near
2. Reckless
3. Broken Man
4. Flea
5. Big Time Nothing
6. Violent Times
7. The Power’s Out
8. Sweetest Fruit
9. So Many Planets
10. All Born Screaming [feat. Cate Le Bon]


Pre-order(INT)




「Broken Man」-Lead Single

 


カリフォルニア州サンフランシスコを拠点とするFluttery Recordsの創設者Tanel Torunのアンビエントプロジェクト、Celestial Trailsがデビュー作『Lunar Beachcomber』を4月12日にリリースする。


セレスティアル・トレイルズは、ピアノ、アナログ・シンセ、エレクトリック・ギター、ベース・ギターによるオーガニックなテクスチャーの暖かさと、バーチャルな電子楽器の精密さをシームレスに融合させながら、音のタペストリーを幾重にも描いていく。オーガニックなレコーディングは、リバーブ、ディレイ、ハーモナイジング、テープ・マニピュレーション、サウンド・デコンストラクションといったエレクトロ・アコースティックのテクニックを駆使し、より豊かなものとなっている。さらに、自然散策や街歩きの際に録音されたテープ操作のフィールド・レコーディングが、もうひとつのレイヤーとしてシームレスに統合されている。


種から最終形まで、ルナ・ビーチコマーのレコーディング・プロセスは2023年6月から2024年1月にかけて展開された。最初のレコーディングはペンシルベニア州ピッツバーグで眠れない暑い夏の夜に行われ、最後のレコーディングはカリフォルニア州サンフランシスコで行われた。アルバムのレコーディングはすべて、この2都市のみで行われた。


自然の限りない美しさ、都市の風景、宇宙の魅惑的な謎にインスパイアされた『Lunar Beachcomber』は、静かな草原、賑やかな街並み、そして広大な宇宙空間を思わせるみずみずしいサウンドスケープで、あなたを未知の音の領域へと誘う。


オープニング・トラックの 「A Pair of New Wings」は、自然や生命との深い個人的なつながりをオーディオで表現している。


「過去5年間、私はニューヨーク州北部のフィンガー・レイク周辺のトレイルを発見したり、ラッカワナ川沿いを散策したりと、アメリカ全土で素晴らしいハイキングに出かけてきた。秋にはレーニア山の鮮やかな色を目の当たりにし、カリフォルニアの冬にはタマルパイス山の静謐な美しさを体験した。カウアイ島でマッドスキッパーと同じ泥地を共有したことは、忘れがたい瞬間のひとつに過ぎない。どの旅も深く、私の癒しの旅に欠かせないものであり、私に慰めやインスピレーション、そして新たな自由の感覚を与えてくれた」


入念な処理によって、エレキギターは慣れ親しんだ皮を脱ぎ捨てる。Time Collapse on the Threshing Floor」と「The Crudest Luminescence」の洗礼されたエレクトリック・ギターは、雰囲気のあるアンビエント・サウンドスケープにシームレスに溶け込んでいる。しかし、ストリングス以外にも驚きがある。


「このアルバムのすべての謎を明かしたくはないが、耳を澄ませば「Spell Machine Manufacturing」で鳥の群れを聴くことができる。それらの謎は、一連のフィルターとテープ操作によってうまく隠されている」


その抽象的な性質にもかかわらず、このアルバムには識別可能なメロディーが残されている。SFやシュールレアリズムの要素を取り入れた "Lunar Beachcomber "は、豊かで質感のあるアンビエント体験を提示しながらも、そのルーツは地球にしっかりと根付いている。


「私たちはしばしば、この惑星が砂浜の砂粒よりも小さいことを忘れてしまう。人生は贈り物であり、この惑星での時間は限られている。私たちは、この経験をお互いに簡単で楽しいものにするよう努力しなければならない」


Celestial Trailsは、地上のささやき声と宇宙のハミングが交錯する、音の風景への誘いを広げている。リスナーはこの聴覚の旅に出るとき、この宇宙のビーチコーミングの聖域での、はかなくも魅力的な体験を思い起こすことだろう。

 

 

 




Celestial Trails, the San Francisco, California-based solo ambient music project of Fluttery Records founder Taner Torun, makes its debut on Lunar Beachcomber.


Celestial Trails paints sonic tapestries layer by layer, seamlessly blending the warmth of organic textures from piano, analog synths, electric and bass guitars with the precision of virtual electronic instruments. Organic recordings are enriched using electroacoustic techniques such as reverb, delay, harmonizing, tape manipulation, and sonic deconstruction. Additionally, tape-manipulated field recordings captured during nature hikes and city walks are seamlessly integrated as another layer.


From seed to final form, Lunar Beachcomber’s recording process unfolded between June 2023 and January 2024. The first recording was in Pittsburgh, PA on a sleepless hot summer night, while the last one took place in San Francisco, CA. All recordings for the album were captured exclusively in these two cities.


Inspired by the boundless beauty of nature, urban landscapes, and the alluring mysteries of the cosmos, Lunar Beachcomber invites you to explore uncharted sonic territories; lush soundscapes, evoke tranquil meadows, bustling cityscapes, and the vastness of outer space.


The opening track, “A Pair of New Wings,” serves as an audio representation of the profound personal connection to nature and life.


“Over the past five years, I’ve embarked on incredible hikes across the United States, from discovering the trails around Finger Lakes in upstate New York to wandering along the Lackawanna River. I’ve witnessed the vibrant colors of Mount Rainier in Autumn and experienced the serene beauty of Mount Tamalpais in California winter. Sharing the same muddy ground with mudskippers in Kauai was just one of many memorable moments. Each journey has been profound, integral to my healing journey, offering me solace, inspiration, and a newfound sense of freedom.”


Through careful processing, electric guitars shed their familiar skins. The washed electric guitars in “Time Collapse on the Threshing Floor” and “The Crudest Luminescence” are seamlessly integrated into the atmospheric ambient soundscape. However, there are more surprises beyond the strings.


“I don’t want to reveal all the mysteries of this album but if you listen carefully you can hear a flock of birds in “Spell Machine Manufacturing”. Those mysteries are well hidden with a series of filters and tape manipulations.”


Despite its abstract nature, the album retains discernible melodies. Infused with elements of science fiction and surrealism, “Lunar Beachcomber” presents a rich and textured ambient experience, yet its roots remain firmly planted on earth.


“We often forget that our planet is smaller than a grain of sand on a beach. Life is a gift, and our time on this planet is limited. We should strive to make this experience easy and pleasant for each other.”


Celestial Trails extends an invitation to traverse sonic landscapes, where earthly whispers intertwine with cosmic hums. As listeners embark on this auditory journey, they are reminded of the fleeting yet intriguing experience within this cosmic beachcomber’s sanctuary.



Celestial Trails『Lunar Beachcomber』




Label: Fluttery Recrods

Release: 2024/04/12


Tracklist:


01 – A Pair of New Wings

02 – Lunar Beachcomber

03 – Time Collapse on the Threshing Floor

04 – Lighthouse Behind the Glowing Tree

05 – Spell Machine Manufacturing

06 – Egg Hatching in the Violet River

07 – The Crudest Luminescence

08 – Touchdown on Interstellar Shores

 

Pre-order(bandcamp):

 

https://celestialtrails.bandcamp.com/album/lunar-beachcomber 

 


クリーブランドのロックバンド、Cloud Nothings(クラウド・ナッシングス)が、10枚目のスタジオアルバム『Final Summer』を発表した。


新曲「Running Through The Campus」は、昨年リリースされた「Final Summerに続く、4月19日に発売されるアルバムのセカンドシングルである。


クラウド・ナッシングスのヴォーカル/ギターのディラン・バルディは新曲についてこう語っている。

 

「僕は毎日、家の近くの大学のキャンパスを走っているんだ。時々、日が暮れてからそこに行くんだけど、早朝の慌ただしく混雑した時間とは対照的に、夜の空虚さが際立つ。”Running through the Campus”は、深夜にランニングをするときにふと考えることがある」

 

「他のみんなはどこかに行って、他の人たちと一緒に何かしているのに、自分は一人で走り回っているのは少し憂鬱ではないだろうか、ということについて歌っている。ランニングを始めるときの私の心境を描写し、深夜の孤独を清算し、受け入れることに入っていく。そして、ただ気分が良くなるようなことをして、比較に惑わされないようにしようという前向きな内容で終わる」



Cloud Nothings 『Final Summer』

 


 

Tracklist:


Final Summer

Daggers of Light

I'd Get Along

Mouse Policy

Silence

Running Through The Campus

The Golden Halo

Thank Me For Playing

On The Chain

Common Mistake


Pre-order:

https://purenoisestoreeu.com/collections/cloud-nothings



「Running Through The Campus」

 

©Ebru Yildiz

西アフリカのトゥアレグ族から登場したハードロックバンド、Mdou Moctar(エムドゥー・モクター)が三作目のアルバム『Funeral For Justice』を発表した。

 

このアルバムは、2021年にリリースされ、大ブレイクした『Afrique Victime』のリリース後、世界中をツアーした2年間の締めくくりとしてレコーディングされた。アルバムは5月3日にMatadorから発売される。


『Funeral For Justice』は西アフリカの政治的な背景が反映されている。完成後の2023年7月、ニジェールの民主的選挙で選ばれた政府は軍事クーデターにより退陣。大統領は軟禁され、国家は混乱と不安のどん底に陥った。フランスは撤退。以降、この地域はテロの脅威にさらされ続けている。当時アメリカツアー中だったバンドは、しばらくの間、家族のもとに帰ることができなかったのだ。


「もちろん、私はクーデターを支持しているわけではありません。フランスやフランス人が嫌いなわけでも、アメリカ人が嫌いなわけでもありませんが、アフリカで彼らがやっているような人を操るような政策は支持できません。2023年、私たちは自由でありたいし、微笑む必要がある」


「このアルバムは、僕にとって本当に変わったものなんだ」と、バンドのシンガーであり、名前の由来であり、そして紛れもなく象徴的なギタリストであるモクターは説明する。「今、アフリカではテロによる暴力の問題がより深刻になっています。アメリカやヨーロッパがここに来たとき、彼らは私たちを助けると言った。彼らは決して解決策を見つける手助けはしてくれないんだ」


アフリカ大陸はコートジボワールの象牙海岸を始め、ヨーロッパの列強、とりわけフランスの植民地として長年辛酸を舐めてきた。「Mdou Moctarは、私が参加して以来、強力な反植民地バンドなのです」と、2017年からMoctarで活動しているプロデューサー兼ベーシストのMikey Coltunは言う。「フランスがやってきて、この国をむちゃくちゃにし、それから "お前たちは自由だ "なんて言った。しかし彼らはそうなっていない。"Oh France "という曲は、このことに正面から取り組んでいます。フランスはその行為を残酷さのベールに包んでいるんだ」


このカルテットは、カルフォルニアのコーチェラへの出演を控えている。他にも、ヨーロッパ、イギリスのツアーを敢行する。7月3日のエレクトリック・ブリクストン、8月のEnd Of The Roadフェスティバルを含め、この夏、UKでヘッドラインとフェスティバルを行う予定だ。

 

 

Mdou Moctor 『Funeral For Justice』


 Label:Matador

Release: 2024/05/03

 


Tracklist:


Funeral For Justice

Imouhar

Takoba

Sousoume

Imagerhan

Tchinta

Djallo #1

Oh France

Modern Slaves


Pre-order(INT):

https://mdoumoctar.ffm.to/funeralforjustice

 



「Funeral For Justice」

  



・Mdou Moctor 『Funeral For Justice』 US & UK& Europe Tour

 




Sunday, April 14 Coachella, Indio CA
Sunday, April 21 Coachella, Indio CA
Wednesday, June 5 Anchor Rock Club, Atlantic City NJ
Thursday, June 6 The Abbey Bar at ABC, Harrisburg PA
Friday, June 7 Friday Cheers Brown’s Island
Saturday, June 8 Haw River Ballroom, Saxapahaw NC
Sunday, June 9 The Orange Peel, Asheville NC
Tuesday, June 11 Pour House, Charleston SC
Wednesday, June 12 Saturn, Birmingham AL
Thursday, June 13 Terminal West, Atlanta GA
Friday, June 14 Bonnaroo, Manchester TN
Saturday, June 15 The Hi-Fi, Indianapolis IN
Tuesday, June 18 Thalia Hall, Chicago IL
Wednesday, June 19 Magic Bag, Detroit MI
Thursday, June 20 Beachland Ballroom, Cleveland OH
Friday, June 21 Asbury Hall, Buffalo NY
Saturday, June 22 Green River Music Festival, Greenfield MA
Sunday, June 23 Paradise Rock Club, Boston MA
Wednesday, June 26 Warsaw, Brooklyn NY
Thursday, June 27 9:30 Club, Washington DC
Friday, June 28 Union Transfer, Philadelphia PA
Wednesday, July 3 Electric Brixton, London UK
Sunday, July 7 Down The Rabbit Hole, Beuningen NL
Monday, August 19 Festaal Kreuzberg, Berlin DE
Tuesday, August 20 UT Kreuzberg, Leipzig DE
Wednesday, August 21 Ampere, Munich DE
Thursday, August 22 Magnolia Summerstage, Milan IT
Sunday, August 25 Petit Bain, Paris FR
Monday, August 26 OLT Revierenhof, Antwerp BE
Tuesday, August 27 Paradiso, Amsterdam NL
Friday, August 30 End of the Road Festival, Dorset UK
Saturday, August 31 Manchester Psych Fest, Manchester UK
Sunday, September 1 Moseley Folk Festival, Birmingham UK
Monday, September 2 Saint Luke’s, Glasgow UK
Tuesday, September 3 Boiler Shop, Newcastle UK
Wednesday, September 4 The Brudenell Social Club, Leeds UK


Tour Ticket:(INT):

https://www.mdoumoctar.com/tour

 


ギリシャ/アテネを拠点に活動するアメリカ人の作曲家/マルチ奏者、John Also Benette(JAB)が、新作アルバム『Music For Save Rooms 1 & 2』を発表した。本作は3月8日にリリースされる。


John Also Bennett (JAB)の『Music for Save Rooms 1 & 2』は、ビデオゲームのマップ内の一時的な安全空間である「セーブルーム」のため、無限にループしモーフィングするミニマル・ミュージックを2枚組のアルバムにまとめた。アルバムにはAlvo Partの楽曲や任天堂の名作RPG「ゼルダの伝説」のサントラの再構成も収録されている。


マルチメディア・アーティストであり、ベネットの頻繁なコラボレーターでもあるピーター・バー(これらのアルバムに収録されている曲のいくつかは、当初このアーティストのために作曲されたものである)に刺激され、サンフランシスコのすぐ北にあるマリン・ヘッドランズの元軍用納屋で過ごした1週間が、作曲の主なきっかけとなった。


ベネットは、人里離れた誰もいない納屋で何日も一人で延々とループを作曲し、フェイジングのテクニックを試しながら、周囲の雰囲気と融合させることで、楽々と静止した感覚を生み出し、決して正確に繰り返すことのない音楽というアイデアに没頭した。


JABは音楽的なパートナーでもあるクリスティーナ・ヴァンゾーとのユニットやライブ活動で知られている。昨年、イギリス/ロンドンのバービカンセンターでパフォーマンスを行った。以前はシンセ奏者のイメージが強かったが、最近、フルートの演奏を駆使した実験音楽に取り組んでいる。


昨年10月にJAB/CVは最新作『KLIMA』をリリースした。また、JABはニューヨークのインディペンデントレーベル、RVNGに所属するサトミ・マガエさんの親友でもある。Satomimageのインタビューはこちらより






John Also Benette 『Music For Save Rooms 1 & 2』



Music for Save Rooms 1


01. Still Inside the Deku Tree (5:37) 
02. Save Room 3 (11:21) 
03. Utopia and Oblivion (8:44) 
04. Save Room 6 (9:55) 
05. Utopia and Oblivion (Return) (9:24) 
06. Spiegel im Spiegel (8:08) 


Music for Save Rooms 2 

01. Sky Music (5:26) 
02. Power Plant (5:35) 
03. Desolation (5:18) 
04. Glass Castle (3:44) 
05. Out Back (2:40) 
06. Embarkation (3:20) 
07. Computer Terminal (2:15) 
08. Letter from Home (5:33) 
09. Ambling (2:58)  


Pre-order(INT):