スコットランド/グラスゴーのロックバンド、Franz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)が6枚目のアルバム『The Human Fear (ザ・ヒューマン・フィア)』を発表した。2018年の『Always Ascending』に続くこの作品は、2025年1月10日にDominoからリリースされる。
このアルバムは、2013年の『Right Thoughts, Right Words, Right Action』でバンドと仕事をしたマーク・ラルフがプロデュースした。アルバムの最初のリードカット「Audacious」は、長年のコラボレーターであるアンディ・ノウルズが監督し、グラスゴーのバロウランドで撮影されたビデオと対になっている。また、アルバムのジャケットとトラックリストは以下の通り。
『Live At The Fillmore East, 1969』は、Rhino.comからビニール盤(2LP)とCDで発売される。同日、一部の小売店のみで特別クリア・ビニール・エディションが発売される。Helplessly Hoping」の未発表ライヴ・ヴァージョンが本日デジタル配信開始。試聴はこちらから。
Crosby Stills Nash & Young(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)は、1969年8月のウッドストック・フェスティバルで2度目のパフォーマンスを行ったことで有名だ。その後彼らは1970年のアルバム『Déjà Vu』の制作に取り掛かった。数十年後、1969年9月にニューヨークのフィルモア・イーストで行われたカルテットによる4度目のライヴのマルチトラック録音が発見された。LP『Live At The Fillmore East』として来月発売されることになった。
『Painless』まではATO/PIASに所属していたシンガーの新契約は、アーティストにとって新しい旅の始まりを意味する。このニュースとともに新曲「Like I Say (I runaway)」を発表した。
この新曲は、2022年リリースのアルバム『PAINLESS』以来の作品である。「Like I Say (I runaway)」は、ヤーニャの妹モリー・ダニエルが監督したミュージック・ビデオと共に発表された。ニルファーが家出した花嫁に扮するこの曲は歪んだディストーションギターが特徴的。 90年代のオルタナティヴ・ラジオを彷彿とさせるコーラスの下で歪んだギターのクランチが強調されている。
ニルファー・ヤンヤは「Method Actor」の発表とともに『My Method Actor』を正式に発表した。ニューヨーク・タイムズ紙が「対照的なテクスチャーを楽しむ」と評したほか、ザ・フェイダー紙が "衝撃的な復活 "と評した最近のシングル「Like I Say (I runaway)」に続くものだ。
ヤンヤはクラブビートからネオソウル、オルタナまでをセンス良く吸収し、2020年代のニューミュージックの境地を切り拓く。簡潔性に焦点を当てたソングライティングを行う彼女だが、そのなかにはスタイリッシュな響きがある。そして音楽そのものにウィットに富んだ温かさがある。それは、シニカルでやや刺々しい表現の中に含まれる奥深いハートウォーミングな感覚でもある。これはアルバムの前に発表された「Like I Say(I Runaway)」によく表れている。
ニルファー・ヤンヤがニューアルバム『My Method Actor』の第3弾シングル「Call It Love」を公開した。この曲は先行シングル2曲とは異なり、R&Bテイストのアプローチが組み入れられ、涼し気な印象を放つ。ギターやシンセ、ストリングス、スティールパンなどを導入し、オルトフォークにトロピカルなイメージを添えている。しかし、こういったゴージャスなアレンジは旧来にはそれほど多くなかった。以前よりも遥かにトラック自体が作り込まれている印象を受ける。
01. Movie Light (My Favorite Things Ver.) 02. Synergy (My Favorite Things Ver.) 03. 目の下 / All My Feelings are My Own (My Favorite Things Ver.) 04. うつむき / Look Down (My Favorite Things Ver.) 05. 白い椅子 / Sitting (My Favorite Things Ver.) 06. Kizaki Lake (My Favorite Things Ver.) 07. Side Step (My Favorite Things Ver.) 08. Reebok (My Favorite Things Ver.) 09. 素直 / Selfish (My Favorite Things Ver.) 10. Your Favorite Things (My Favorite Things Ver.)
ピンヘッド・ガンパウダーは、1-2-3-4 Go Recordsから10月15日にリリースされるニュー・アルバム『Unt』を発表した。1997年のデビューアルバム『グッバイ・エルストン・アヴェニュー』以来のフル・アルバムであり、2008年のEP『ウエスト・サイド・ハイウェイ』以来の作品となる。本作は長年のコラボレーターであるクリス・ドゥーガンと共に2023年にレコーディングされた。
2020年にNYCで結成され、現在はシアトルを拠点に活動中のAndiとKatによるドリームポップ・デュオ、Bubble Tea and Cigaretteが11月1日に2ndアルバム『We should've killed each other』をリリースすることを発表した。
Bubble Tea and Cigaretteは2022年にリリースしたデビューアルバム『There's Nothing But Pleasure』で作り上げた幻想的なドリームポップとレトロでノスタルジーなムードを融合させた世界観で注目を集め、アメリカ国内だけではなく、来日公演も含んだアジアツアーも大盛況を収めた。バンドへの期待も高まる中で完成させたこの2ndアルバム『We should've killed each other』はBubble Tea and Cigarettesがデビューアルバムで表現したサウンドを継続しつつも、更に魅惑的でノスタルジックな世界を鳴らした作品に仕上がっている。
Kim Deal(キム・ディール)は、ピクシーズやブリーダーズのメンバーとして、何十年もの間、アルト・ロックのヒーローであり続けてきた。『Nobody Loves You More』は11月22日に4ADからリリースされる。ダンス・ポップに焦点を置いたシングル「Crystal Breath」が同時公開された。
本作の収録曲「Are You Mine?」と 「Wish I Was」は2011年に発表された。これらの曲の初期レコーディングはディールの5枚の7インチ・シングル・シリーズで発表されている。
『Cutouts』はバンドにとって3枚目のアルバムであり、1月にリリースされた『Walls of Eyes』に続く驚異的なペースの作品となる。実際、『Cutouts』は『Wall of Eyes』と同じ時期にレコーディングされた。レコーディングは前作と同じオックスフォードとロンドンのアビーロード・スタジオで行われた。
いよいよ世界的なアヴァンギャルドロックの真打ちが再登場する。カナダの伝説的なポストロックバンド、Godspeed You! Black Emperorが新作アルバム「NO TITLE AS OF 13 FEBRUARY 2024 28,340 DEAD」を発表した。このアルバムはカナダ/ケベック州の名門インディーズレーベル、Constellationから発売される。2021年のアルバム以来となる3年ぶりの待望の新作の瞬間を見届けよう。
アルバムは、2024年にthee mighty hotelatango winter of bombsでレコーディングされた。ミックスはJace Lasek.が手掛け、最終のマスターは、Harris NewmanがGrey Marketで手掛けた。
ブロードキャストは新しいデモ集『Distant Call - Collected Demos 2000-2006』を9月28日にWarpからリリースする。これは彼らの正真正銘最後のアルバムになると言われている。今回、ブロードキャストは未発表デモ "Come Back to Me" を公開した。プレビューの試聴は以下から。
以前、彼らは『Distant Call』から、テンダー・バトンズのトラック "Tears in the Typing Pool" のデモ・バージョンを公開した。
『Distant Call』は、『Haha Sound』、『Tender Buttons』、『The Future Crayon』に収録されたBroadcastの曲のデモを集めたもの。また、2006年にブロードキャストが行った "Let's Write a Song "プロジェクトに応えてキーナンがレコーディングした "Come Back to Me "と "Please Call to Book "の2曲も収録されている。
80年代以来、Soul Asylu(ソウル・アサイラム)は、パンクのエネルギー、ギターの火力、アグレッシブなものからハートフルなものまで幅広い楽曲を、騒々しく力強く組み合わせたロックグループとして知られてきた。しかし、ソウル・アサイラムは、まず間違いなく、2000年代までは「オルタナティヴロック・バンドの大御所」という扱いだったが、今や彼らにオルタネイトの称号を与えることは順当であると言えるだろうか。その答えは、次のアルバムですべて明らかにされる。ミネアポリスのバンドによる、華やかで、楽しくて、ルーズな13枚目のスタジオ・アルバム『Slowly But Shirley』には、これらバンドの魅力がたっぷり凝縮されている。
『Slowly But Shirley』では、ドラムのマイケル・ブランド(プリンス/ポール・ウェスターバーグ)、リード・ギタリストのライアン・スミス、ベーシストのジェレミー・タッペロが参加するソウル・アサイラムが、お馴染みのプロデューサーを起用したことも助けになった。 スティーヴ・ジョーダンは、1990年の『And the Horse They Rode In On』でもプロデュースを担当している。
それから数十年が経ち、両者は、それぞれ別の場所にいる。ジョーダンは現在、ローリング・ストーンズのドラマーであり、ソウル・アサイラムは、グラミー賞を受賞したビルボード・ホット100トップ5ヒット 「Runaway Train 」とモダン・ロックNo.1大ヒット 「Somebody to Shove 」を収録した1992年のダブル・プラチナ・アルバム『Grave Dancers Union』で商業的にブレイクし、ロック・シーンで最も刺激的で勤勉なバンドのひとつであり続けている。
しかし、『Slowly But Shirley』では、以前のコラボレーションを思い起こし、ミネアポリスのテラリウムでライヴ・レコーディングを行い、ニューヨークの伝説的スタジオ、エレクトリック・レディとヒット・ファクトリーでヴォーカルをオーバーダビングした。ジョーダンはドラムとタンバリンもオーバーダビングした。
当初はラウド・ファスト・ルールズとして知られていたソウル・アサイラムは、ピルナーがまだ高校生のときに結成され、ザ・リプレイスメンツやハスカー・デューといったミネアポリスの同業者とともに、米国中西部の名高い音楽シーンの一角を占めるようになった。ソウル・アサイラムは「Grave Dancers Union』でメインストリームに躍り出た後、バンドはその勢いのまま、世界的ヒット曲「Misery」をフィーチャーした1995年の『Let Your Dim Light Shine』でプラチナ認定を受け、ケヴィン・スミスのカルト映画『CRA』のサウンドトラックにも参加した。1995年、ソウル・アサイラムは名実ともに世界的なロックバンドと見なされるに至った。
Julia Holter、Teen Daze、Motion Sickness Of Time Travelらがリミキサーとして参加したEP「Girl you know that I am here but the dream」で注目を集め、デビュー作収録の「Airy Me」のMVがインターネット上で大きな話題となる中、全編ベルリンでレコーディングされた2ndアルバム 『Butterfly Case』が海外で高い評価を獲得。
近年はアメリカTBSのTVドラマ「Seach Party」、山下敦弘 x 久野遥子による「東アジア文化都市2019豊島」PVへの音楽提供や、Iglooghost、Kidkanevil、Et Aliaeらの作品にボーカル参加。
ザ・テレスコープスは、1980年代後半から、ブリット・ポップが隆盛を極めるのを尻目に、ギターロックやシューゲイズ、そしてサイケロックの独自体系を築いてきた。因みに、NMEは、このロックバンドの全作品をレビューしている。知る人ぞ知るロックバンドで、一度テレスコープスの音楽を知ると、その中毒性から逃れることは困難である。2024年はじめにFuzz Clubから発表された最新アルバム「Growing Eyes Become Strings」は、その集大成である。