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先週、ドキュメンタリーが6月にプライム・ビデオでプレミア上映されることが発表され、2月にはグラミー賞でプレゼンターを務めたセリーヌ・ディオンが、フランス版『VOGUE』2024年5月号の表紙を飾り、再びスポットライトを浴び始めている。


クロヴィス・グーとの幅広いインタビューの中でディオンは、2022年に診断された稀な神経疾患であるスティッフ・パーソン症候群(SPS)への対処について語った。その症状によって数年分のツアー計画のキャンセルを余儀なくされたこと、そしてファンなら誰もが気になる点はいつステージに戻れるのかということだろう。


「それは答えられないわ......。4年間、私は自分自身に、もう戻らない、準備はできている、できていないと言い続けてきたのだから......。現状では、ここに立ってあなたに言うことはできない。現状では、私はここに立って、『はい、4ヵ月後に復帰する』とは言えない」とディオンは説明した。「わからないわ...。体が教えてくれるはずよ。一方で、ただ待っていたくはないの。毎日を生きるのは道徳的に難しい。ハードだし、一生懸命働いているし、明日はもっとハードになる。明日はまた別の日だ。でも、決して止まらないものがある。それは情熱。夢。決意よ」


彼女はまた、治療の一環として、週に5日、運動療法、理学療法、発声療法を受けていると説明した。「私が思うに、私には2つの選択肢がある。アスリートのようにトレーニングに励むか、家で自分の歌を聴き、鏡の前に立って自分に向かって歌うか。"私は医療チームと一緒に、頭からつま先まで、全身全霊で取り組むことを選んだ」


筋肉のコントロールを取り戻すために自分を奮い立たせ続ける回復力とインスピレーションをどこから得ているのかと尋ねると、ディオンは家族、ファン、チームの愛を挙げた。「SPSに苦しむ人たちは、良い医者や良い治療を受けられるほど幸運でもないし、そのような手段を持ち合わせていないかもしれない。私はそのような手段を持っており、これは贈り物なのです」と彼女は認めた。「さらに、私にはこの強さがある。誰にも止められないとわかっています」


オスカー受賞者のアイリーン・テイラーが監督を務める『I Am: Céline Dion』は、6月25日に全世界でストリーミング配信される。既報の通り、この作品は、音楽ドキュメンタリーにありがちな長期にわたるキャリアの概観を避け、筋力のコントロールを妨げ、ツアーのキャンセルを余儀なくされた稀な神経障害に対処するディオンの人生における予期せぬ、極めて重要な瞬間をスナップショットすることに主眼が置かれている。


「この2、3年は私にとって挑戦のようなもので、自分の症状を発見してから、それと共存し、管理する方法を学ぶまでの道のりだった。


「パフォーマーとしてのキャリアを再開するための道のりが続く中、ファンの皆さんにお会いできないことがどれほど寂しかったことか。この不在の間に、同じ診断を受けている人たちを助けるために、私の人生のこの部分を記録したいと思うようになりました」

 


ドレイクとケンドリック・ラマーが先日、誰がビック3なのかという不毛な闘争を繰り広げたばかり。すでにラップを通じての場外乱闘に近い様相を呈してきている気がするが、今回、この確執に、カニエ・ウェストとして知られていた”Ye”が飛び込むのは時間の問題だったのである。


Yeezyは、週末、フューチャーとメトロ・ブーミンのNo.1ヒット「Like That」のリミックスを非公式にリリースし、ドレイクに狙いを定めた。ウェストはアフィリエイトのジャスティン・ラボイのポッドキャスト「The Download」に出演している。そのクリップが今月22日(月)に公開された。その中で、ヘイトスピーチで批判にさらされているシカゴのモーグルは、ドレイクがラップに照準を合わせている中、スタジオに立つことに「活気」を感じた理由を説明した。


「フューチャーから電話がかかってきて、スタジオに行ってレコーディングした。コードを追加するクリエイティブなプロセスを経て、ロンドンにいるフーリガンズを呼んでジョイントした」とウェスト。「ドレイクがいなくなったことで、みんなとてもとても元気になっていたよ」


Yeはユニバーサル・ミュージック・グループのCEOであるLucian Grainge(ルシアン・グレンジ)と、ドレイクが2022年に画期的な "レブロン・サイズ "の契約でUMGと再契約した際の巨額契約の話を持ち出した。「ルシアンはどこにいるんだ?ご主人様に仕えるんだ、N-A/ご主人様のために小袋を獲ったんだろ?/一生ものの契約、N-Aはかわいそうだぜ/お前たちは、視界から消えたし、心からも消えた/ドレイクのセリフも思いつかない」とラップしている。


LaBoyのインタビューでは、カニエ・ウェストはルシアン・グレンジをドレイクの "Rich Baby Daddy "と呼んでいる。直訳すると、お金持ちのお付きという、ちょっと揶揄的な意味がある。


「"リッチ・ベイビー・ダディ "って言うのは、ドレイクにルシアンやユニバーサルっていうリッチ・ベイビー・ダディがいるみたいなものさ。"パパが手に入れた。パパがスピンをコントロールしてる。パパがDSPを手に入れた。ドレイクにはルシアンという金持ちのベイビー・ダディがいるわけさ」


ドレイクと "Carnival "ラッパーは長年に渡って確執を続けている。2021年のフリー・ラリー・フーヴァー・ベネフィット・コンサートでの一時的な和解さえも水泡に帰したようだ。「Like That」は、ビルボード・ホット100で3週連続首位を獲得しており、ラップ曲としてはドレイクの「Nice For What」以来のヒット・ソング。カニエの「Like That」のリミックスはストリーミング・サービスにはないが、Yeezyのウェブサイトで購入することができる。


 

Kanye West, Future, Metro Boomin- 「Like That(Remix)」


テイラー・スウィフトの人気はとどまることを知らない。11枚目のスタジオ・アルバム『The Tortured Poets Department』は、19日(金)のリリース後、24時間以内にスポティファイで複数の記録を塗り替えた。


ストリーミング配信大手のスポティファイによると、『The Tortured Poets Department』はスポティファイ史上、1日で最もストリーミングされたアルバムとなった。また、1日で3億ストリーミングを突破した最初のアルバムでもある。


テイラー・スウィフトは現在、『The Tortured Poets Department』、『Midnights』、『1989 (Taylor's Version)』で、スポティファイ史上1日に最もストリーミングされたアルバムのトップ3を占めている。


テイラー・スウィフトはまた、最新作でスポティファイ史上1日で最もストリーミングされたアーティストとなった。彼女はまた、2023年10月27日に「1989(Taylor's Version)」のリリースで達成したこれまでの記録を更新した。


さらに、ポスト・マローンをフィーチャーしたシングル「Fortnight」は、スポティファイで1日に最もストリーミングされた曲となった。


アルバムのリリースに先立ち、『The Tortured Poets Department』は18日、スポティファイ史上最も事前に保存されたアルバムカウントダウンページとなった。


オフィシャル・チャート・カンパニーによると、『The Tortured Poets Department』の収録曲はUKでトップ3入りを果たすという。


ファースト・ルック・チャートによると、スウィフトは『フォートナイト feat.ポスト・マローン』で4枚目のNo.1シングルを獲得しそうだ。ポスト・マローン。また、アルバム・タイトル曲が2位、『ソー・ロング・ロンドン』が3位にランクインし、トップ3入りを果たしている。


チャートのルールでは、主要アーティストのエントリーは3曲まで。チャートのストリーミングデータに基づけば、The Tortured Poets Departmentの楽曲がトップ20を独占する可能性が高い。


イギリスでは、2022年10月にスウィフトの前スタジオ・アルバム『ミッドナイツ』が記録した初週合計204,501枚の大台を追っている。



昨夜、Rock & Roll Hall Of Fame(通称:ロックの殿堂)の2024年の殿堂入りアーティストが発表された。

 

ロックの殿堂の受賞者に選ばれたのは、オジー・オズボーン、デイヴ・マシューズ・バンド、シェール、ア・トライブ・コールド・クエスト、メアリー・J・ブライジ。ピーター・フランプトン、クール&ザ・ギャング、フォーリナー、ジミー・バフェット、MC5、ディオンヌ・ワーウィック、ノーマン・ホイットフィールドも表彰される。


また、アレクシス・コーナー、ジョン・メイオール、ビッグ・ママ・ソーントンが個別部門の”Musical Influence Award”を、エンターテイメント・プロデューサーのスザンヌ・ドゥ・パスが”Ahmet Ertegun Award”を受賞する予定だ。


2024年のロックの殿堂入りの選考は、1,000人を超える国際的なアーティスト、歴史家、音楽業界の著名人による投票によって選ばれた。例年通り、ノミネート条件は、初レコーディングが25歳以上でなければならない。


オズボーンは2006年にブラック・サバスのメンバーとして殿堂入りを果たしており、今回が二度目の受賞となる。シェールは1991年に殿堂入り。バフェットは昨年9月に、MC5の創設者ウェイン・クレイマーは今年2月に他界している。


最終選考に残ったのは、オアシス、マライア・キャリー、セイド、ジェーンズ・アディクション、シネイド・オコナー、レニー・クラヴィッツ、エリック・B&ラキムだった。これらの最終候補者については来年度も受賞資格を有しており、再び投票対象となる可能性は十分に残されている。

 

オアシスのリアム・ギャラガーはロックの殿堂入りに関して興味がないとしている。一方、レニー・クラヴィッツに関しては、貰えるのならもらいたい、というシンプルなスタンスを取っている。 


主要な受賞者であるオジー・オズボーンは、ビルボードの取材に対して、ソロアーティストとしての受賞の喜びを伝えている。オズボーンは、ブラック・サバスを解雇されたことを自嘲的に明かした上で、バンド以降のみずからのソロ活動を誇りに思っていることを再確認している。

 

オズボーンは、80年代、ランディ・ローズ、ザック・ワイルドとの活動を通じて、メタルの重要なアイコンになった。『Brizzard Of Ozz』、『Diary Of A Madman』、『Bark At The Moon』、『No More Tears』は彼の名作の一例にすぎない。また、オズボーンは以前、自身のソロアーティストとしての音楽性に関しては、必ずしもメタルというジャンルだけでは語り尽くせないものがあるとしている。一例では、95年の『Ozzmosis』の収録曲「See You On The Other Side」にはポピュラーミュージックとして、時代を超越した普遍的な響きがある。

 

サバス以降のソロミュージシャンとしての成功について、「自信があったわけではなかったが、ランディー・ローズが2021年に音楽的な卓越性のカテゴリーに選出されたことで、何かつかめるような気がした」とオズボーンは同メディアの取材で明かした。現在、頚椎症でツアーを断念したオズボーンが、授賞式でパフォーマンスを行うかに注目が集まっている。オズボーンは、10月のレセプションでライブを行う可能性について、「まだわからない」とビルボード誌に語った。しかし、もしそれが実現する場合は、「黒い衣装になるだろう」としている。


今年のロックの殿堂入りの式典は、10月19日(日)、オハイオ州クリーブランドのロケット・モーゲージ・フィールドハウスで行われ、Disney+でライブストリーミングされる予定である。

 


バンドの復活の次のプロジェクトとして、Blink-182のトム・デロンゲはエレクトリック・ギターと心を広げるという2つの情熱を組み合わせ、フェンダー社との新しいシグネチャーモデルをギターマニアに提供する。


ブリンク182の創設メンバーで、U.F.O.の研究者でもあるデロンゲは、セイモア・ダンカンSH-5ピックアップを搭載したオフセットのセミホロウ・ギター、''トム・デロンゲ・スターキャスター''を発表した。


トム・デロンゲは製品開発にあたって、1970年代にリリースされたスターキャスターにいくつかの変更を加え、ブリンク182の2023年発表の9枚目のスタジオ・アルバム『ワン・モア・タイム』を引っ提げた世界ツアーで、この新作ギターのロードテストを行った。結果はバッチリだったようだ。


「このギターが大好きだよ。最高にクールなギター。まず、スターキャスターという名前、これが一番重要なこと。宇宙に行って、心を広げてくれるのさ」とデロンゲは声明の中でコメントしている。


「エレクトロニクスをスリム化し、70年代のヘッドストックを追加して重量を丸くし、マット・フィニッシュとブラックのハードウェアを選んだ。このギターは、プレイヤーとしての僕の進化を示すと同時に、僕がどこから来て、何を目指しているのかという特徴も持っているんだよ」


トム・デロンゲのスターキャスターは4色のラインナップが用意されている。価格は1,199.99米ドルとのこと。


このクールな新しいギターの全貌とデモは、以下のフェンダー社の公式ビデオでご覧ください。




テイラー・スウィフトのニューアルバム『The Tortured Poets Department』が間もなくリリースされることを予告する謎めいた壁画がシカゴに出現した。


4月15日(月)、ペインターのグループがまだ壁画に取り組んでいるところで、リバーノース地区の建物の側面に白黒の作品を刷毛で描いている。

 

この壁画を撮影したファンの写真を見ると、大きなQRコードが部分的に薄くなった線で囲まれていたという。よく見ると、それぞれスウィフトのラッキーナンバーである "13 "と新譜の頭文字である "TTPD "が繰り返されているように見える。一体、何が起こったのか??




そして、このQRコードを携帯電話ですると、視聴者はスウィフトの公式YouTubeページの未登録のShortにたどり着く。それから、再生を押すと、タイプライターで一文字ずつ綴ったような「Error 321」という謎めいたメッセージが画面に表示された。

 

今週末(4月19日)にリリースされる『The Tortured Poets Department』は、音楽業界を蘇らせた『Midnights』に続く作品である。


歴代最高の商業的な成功を収めたワールドツアー、The Eras Tourと併行してレコーディングされた16曲のメイン・トラック(そのうちの2曲はポスト・マローンやフローレンス+ザ・マシーンとのコラボレーション)と、4曲のボーナス・トラックが収録され、様々なデラックス・エディションのアルバムに散りばめられている。  


テイラー・スウィフトがこのプロジェクトを最初に発表したのは、2024年のグラミー賞のセレモニーの最中で、アーティストは『ミッドナイツ』の最優秀ポップ・ヴォーカル賞を受賞した瞬間だ。その直前には彼女のウェブサイトに同様の「エラー321」のメッセージが表示されていた。

 

この新しい壁画は、ミュージシャンと彼女のチームが『Tortured Poets』の到着に向けてファンを興奮させた最新の方法に過ぎない。

 

スウィフトはまた、アップル・ミュージックの旧曲の歌詞にこのアルバムに関する一言のヒントを隠し、同プラットフォームで5つの「Stages of Heartbreak」プレイリストを公開した。またこのアルバムには隠されたメッセージが含まれているとのこと。


シカゴの『Tortured Poets』の壁画と、そのQRコードからリンクされたビデオは以下を参照のこと。

 


世界的なストリーミングサービス企業、スポティファイは今後、ユーザーがプラットフォーム上で直接自分のために曲をリミックスできる機能を導入する予定で、ストリーミングの報酬は原曲の権利者に支払われる。


ウォール・ストリート・ジャーナルの新しいレポートに詳述されているように、スポティファイは現在、スローダウン、スピードアップ、マッシュアップ、「その他の編集」オプションなど、新しい音楽操作ツールの導入を検討している。一度編集した楽曲は、スポティファイ上の "バーチャル・コレクション "に共有することは可能だが、他のプラットフォームで共有することはできない。


この動向は、TikTokがストリーミング業界に与えた影響を受けてのもの。2月、Pexは、同プラットフォーム上の全楽曲の3分の1以上が何らかの方法でスピードやピッチが変更されている(2023年時点で38.03%、前年比13%増)というレポートを発表した。物議を醸しているのは、これらの楽曲が改変されていることで、その多くがTikTokの著作権保護を回避できるため、ユニバーサルミュージックグループやその他の権利者との間で紛争が続いている。


WSJの記事によると、スポティファイは、権利者が正当な対価を受け取れるような手段を組み込んだリミックス・ツールが、"若いユーザーにアピールし、同時にアーティストに新たな収入をもたらす "ことを期待している。現在のところ、「ツールに関する議論は初期段階にあり、ライセンス契約はまだ締結されていない」とのことであるが、基本的なリミックス・ツールはすべてのプレミアム加入者が利用できるようになる見込みだ。さらに、「より高度な曲の修正」をするツールは、より高い月額19.99ドルのサブスクリプションを支払う人が利用できるようになるかもしれない。


Beyoncé(ビヨンセ)のニューアルバム『Cowboy Carter(カウボーイ・カーター)』は予告どおり、三部作の二作目として3月29日(金)にリリースされた。米国メディアは週末、今年最大の盛り上がりをみせた。一作目はハウス・ミュージック、二作目はカントリー/フォークがコンセプトとなっている。

 

しかし、聞くところでは、一部のファンは購入した商品にそれほど満足していなかった。というのは、ビヨンセの『カウボーイ・カーター』のフィジカル盤には、複数の重要な楽曲が収録されていなかったのだ。「YA YA」、「SPAGHETTII」、「THE LINDA MARTELL SHOW」、「OH LOUISIANA」、 「FLAMENCO」といった期待された曲がレコード盤には収録されていない。


CD盤には「FLAMENCO」が収録されているが、Rolling Stone誌によれば、当初、限定盤CDには追加曲が収録されるはずだった。


「FLAMENCO」は『カウボーイ・カーター』のデジタル盤に収録されているが、最初から追加曲だったことが判明している。

 

しかし、レコードには「FLAMENCO」は収録されておらず、カントリー歌手、リンダ・マーテル(Linda Martell)のフィーチャリング曲「SPAGHETTII」と「THE LINDA MARTELL SHOW」も収録されていない。これらのロスト・トラックは一体どこへ行ったのか??


今回、収録されるべき曲が最終プレスのトラックリストに入らなかったことについて、BBCは、これらの曲がカウボーイ・カーターのトラックリストに追加されたのが遅かったため、アルバムのリリースの期日に間に合うように、フィジカルフォーマットに追加しなかったと推察している。ヴァイナルにプレスされる前に、アルバムはプレス工場に数ヶ月前に提出する必要がある。


初期のCDプレスでは「MR.ROSE」のタイトルが「MR.SIR」になっていたり、フィジカル盤の背表紙やアートワークが”Cowboy Carter”ではなく、”Beyincé”になっていたりした。Beyincéは、シンガーの先祖代々の姓を指し、祖母の出生証明書では、ビヨンセに変更されている。

 

また、曲のタイトルに”I's”が頻繁に追加されている。これは南部で疎外されているブラック・アメリカンに対するコメントとして機能している。伝統的に黒人だったアイデンティティを取り戻すという意義があるようだ。


また、ビヨンセ自身、フィジカル・リリースのミスに気づいている可能性があるとの指摘もある。彼女のウェブストアは、金曜日のアルバム・リリースに先駆け、『Cowboy Carter』のCDとレコード・バージョンのトラックリストを提供していなかったからである。『カウボーイ・カーター』のフィジカル盤を購入したファンは、アルバムを受け取った際にも、トラックリスト(収録曲)を渡されなかった。ビヨンセは、アルバムのトラックリストを、ジャケットの表や裏に提示するのではなく、アルバムのライナーノーツとクレジットにリンクするQRコードを追加することを選択した。これは、もしかすると、事後的な対応ではないかとも推察できるわけなのだ。


ビヨンセは以前、前作『Renaissance(ルネッサンス)』をリリース後に修正し、障害者を卑下するような表現が使われた歌詞を削除している。しかし、『Cowboy Carter』のリリース前、ビヨンセは、『Cowboy Carter』が”5年前から制作されていた”と主張しており、『ルネッサンス』のセッションより以前と推測される。なぜアルバムがフィジカル・フォーマットで不完全な状態で届いたのか、ファンを困惑させている。ビヨンセは、それぞれ4種類の限定版がリリースされたレコード盤とCD盤が修正されるかどうかについて、まだ正式な声明を出していない。


他方、ポップ・スターが自分のアルバムの圧倒的な数のバリエーションや別バージョンを提供することについては、喧々諤々の議論がなされている。ビリー・エイリッシュは、最近、アルバムの売り上げを伸ばすため、複数のヴァリアント盤をリリースするアーティストを非難し、「とても無駄なこと」と言い、持続可能なアプローチを推奨している。ビヨンセは、売上を最優先しているという指摘もあり、ドリー・パートン(Dolly Rebecca Parton)に「Jolene」の作詞作曲のクレジットを単独で与え、この曲の印税がビヨンセではなくパートンに入るようにしている。収録曲にとどまらず、クレジットの話題についても、さまざまな憶測を呼びそうだ。

USロックのボス、ブルース・スプリングスティーンは先週、フェニックスでパフォーマンスへの凱旋を果たした。


彼は消化性潰瘍疾患との闘病による6ヶ月の休養の後、Eストリート・バンドと共にステージに立ち、ワールド・ツアーを再開した。しかし、スプリングスティーンは健康上の懸念をかかえながらツアーを続行していたようだ。


E Street Radioの司会者ジム・ロトロとのインタビュー(via Deadline)で、74歳のロック・アイコンは、最近、もう二度とライブをやらないかもしれないと恐れていた時期があったと語った。


「歌い始めたら、歌のリハーサルをすることはできるけど、リハーサルでは声が違うんだ。胃の病気になったとき、大きな問題のひとつは歌えなくなったことだった」と語ったスプリングスティーンは、胃の病気の深刻な影響のため、9月に予定されていたEストリートの2023年から2024年にかけてのワールド・ツアーを一時中断した。


「横隔膜で歌うんだ。横隔膜がとても痛くて、歌おうと努力すると死ぬほど痛かったんだ。「だから、文字通り、まったく歌えなかったんだ。ある時点で、スプリングスティーンは、彼の特徴であるハイ・エナジーなパフォーマンス・スタイルに戻れるかどうか全く分からなかったと語った。


『僕は、みんなに言われる前は、もうダメかもと思う。でも、これは僕が一番好きなことのひとつなんだ。 医者から大丈夫だとか。最初は、誰もそんなことは言わなかった。誰もそう言ってくれなかったから、不安になった。それでも結局、素晴らしい医者たちに出会えて、彼らが僕を正してくれたのさ」


医療チームのおかげで、スプリングスティーンは復帰し、3月19日のフェニックス公演(当初は11月30日に予定されていた)では、セットの最後の曲まで、医療問題に触れることなく29曲を歌い切った。スプリングスティーンの直近のツアーは3月25日(月)にサンディエゴのパチェンガ・アリーナで開催される。ライブには復帰したものの、実際はかなり治療のためにやつれているご様子。顔はやつれた感じで肉体はシュワルツネッガーというアンバランスな感じが心配になってくる……。



Billboardによると、ノラ・ジョーンズの『Visions』が、ビルボードのトップ・アルバム・セールス・チャート(3月23日付)で9位、ジャズ・アルバムとコンテンポラリー・ジャズ・アルバムの総合ランキングで1位を獲得した。ジョーンズにとってアルバム・セールス集計でのトップ10入りは8作目で、ジャズ・アルバムとコンテンポラリー・ジャズ・アルバムの両方で4作目の首位となった。


2013年12月、グリーンデイのビリー・ジョー・アームストロングとのコラボレーション・アルバム『Foreverly』が7位で初登場し、2014年1月に4位を記録して以来となる。


「Visions」の発売に先駆けてリリースされたシングル「Running」は、音楽ファンの間で好評となっている。アダルト・オルタナティヴ・エアプレイ・チャートで最高7位を記録し、2012年に「Happy Pills」が4位を記録して以来、10年以上ぶりとなる8度目のトップ10入りを果たした。


また、新トップアルバム・セールス・チャートのトップ10には、アリアナ・グランデ、ジューダス・プリースト、ザイカース、ブリーチャーズの最新作がランクインしている。


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ノラ・ジョーンズ  最新作『VISIONS』についてLA TIMESに語る 


人工知能とその創造性、著作権、その他多くの分野への潜在的な影響が話題を独占し続ける中、ユニバーサル・ミュージック・グループと電子楽器メーカーのローランド株式会社は共同でガイドラインを作成し、"Principles for Music Creation With AI "という見出しの声明を発表した。


以下の7つの原則、つまり両社が言うところの「明確化する声明」は、AIでの制作の権利は認められるが、人間のクリエイターを保護し尊重し、それらが責任ある透明な方法によって使用されるべきという認識に基づいている。両社は、今後、この枠組みを支持する組織がさらに増えることを期待しているという。7つの原則は、こちらのサイトで少し詳しく見ることができます。


・私たちは、音楽が人類の中心であると信じています。


・私たちは、人類と音楽は切っても切れない関係にあると考えています。


・テクノロジーは長い間、人間の芸術表現を支えてきましたが、持続可能な形で応用されるAIは、人間の創造性を増幅させると信じています。


・私たちは、人間が創造した作品は尊重され、保護されなければならないと信じています。


・私たちは、信頼できるAIには透明性が不可欠であると信じています。


・私たちは、音楽アーティストや作詞家、その他のクリエイターの視点が求められ、尊重されなければならないと信じています。


・私たちは、音楽に命を吹き込むお手伝いができることを誇りに思います。


プレスリリースによると、この原則の策定はUMGとローランドのパートナーシップの一環であり、「音楽の出所と所有権を確認する方法」を考案するための研究プロジェクトも含まれる。


「UMGでは、人間の創造性を高め、増幅し、音楽的革新を進め、オーディオ制作とサウンド・テクノロジーの領域を拡大するAIの可能性を長い間認識し、受け入れてきました」と、UMGのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・デジタル・オフィサーのマイケル・ナッシュは声明で述べた。


「これは、業界全体で倫理的かつ責任を持って適用されて初めて実現するものです。私たちはローランドと協力し、この分野における新たな可能性を共に模索するとともに、音楽界のクリエイティブ・コミュニティにおける主要な関係者のコンセンサスを喚起し、新しいテクノロジーの進化とともに人間の創造性が繁栄し続けることを目標に、これらの基本原則の採用を促進することに貢献できることを嬉しく思います」

 

©Travis Schneider

高名なミュージシャンであり活動家でもあるMobyが、『プレイ(Play)』25周年を記念して、10年以上ぶりとなるライブ日程を発表した。モービーはツアー収益の100%をヨーロッパの動物愛護団体に寄付される。短いツアーはヨーロッパ全土で行われ、ロンドンのThe O2での公演も含まれる。


モービーは、このツアーと同時に故ベンジャミン・ゼファニア、サーペントウィズフィート、ガイダー、レディ・ブラックバードとのコラボレーションを収録したニューアルバム『Always Centered At Night』を発表した。


「ツアーをするのは10年以上ぶりだけど、2024年が『Play』のリリース25周年ということを誰かが思い出させてくれたんだ」とモービーは述べている。

 

ショーでは、『Play』の有名曲だけにとどまらず、「Extreme Ways」、「We Are All Made Of Stars」、「When It's Cold I'd Like to Die」、「Feeling So Real」や「Go」のような古いレイヴ・バンガーなど、観客に人気のある曲も披露される予定なんだ。このツアーが僕にとって最もエキサイティングであるのは、僕に何も支払われないことだよ。利益の100%はヨーロッパの動物愛護団体に寄付される。

 


『always centred at night』は6月14日リリース予定。来るツアーの先行販売は3月20日午前10時より開始される。詳細はmoby.comを参照のこと。


アカデミー賞俳優、ティモシー・シャラメの、これまでで最も象徴的な役への旅が始まった。ボブ・ディランは、フォークの巨人であり、ポップカルチャーの歴史において主要な人物とみなされている。ディランのペルソナを身につけることは、ティモテにとって困難な課題かもしれないが、彼はその技巧の達人であることを証明している。


俳優がディランに扮し、映画のニューヨーク・セットで目撃された。緑のジャケットにオレンジのスカーフ、ペーパーボーイの帽子をかぶり、手にギターを持ち、黄色のバックパックを持って街を歩き回る姿が目撃された。彼はディランになりきっている。上掲の写真は、エレキ・ギターへと移行し、ディランがフォークの伝説となる道を歩んでいた60年代の時代を物語っている。


ジェームズ・マンゴールド監督は、この映画の詳細をすべて隠している。そのため、多くを予想することはできない。しかし、マンゴールド監督自身は、ティモシー・シャラメがディラン役で映画の中で歌う可能性があると語った。彼は、ほとんど何も持たずにニューヨークにやってきて、その後瞬く間に世界的なセンセーションとなった19歳の若きボブ・ディランの役を演じることになる。


19歳のボブ・ディランがポケットに2ドル入れてニューヨークにやってきて、3年のうちに世界的なセンセーションを巻き起こす。もちろん、彼のスターが高まるにつれて、ある時点でレジェンドたちを追い抜くことになる。映画には、ウディ・ガスリー、ジョーン・バエズ、ピート・シーガーなど、当時の著名人も登場するとの噂がある。


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BPIによると、英国のレコード音楽収入は増加傾向にある。2023年に前年比8.1%増の14億3000万ポンドとなる。


この数字は、シンクロナイゼーションと公開演奏からの収入を含むもので、9年連続の成長となる。2022年に記録された4.7%の伸びを上回っている。


BPIは、英国のレコードレーベルがA&R、マーケティング、プロモーションを通じてアーティストのキャリアを支援するために毎年数億ポンドを投資していることが、この成長を後押ししていると述べた。


市場が成長し続けるにつれ、英国で毎年少なくとも1,000万回の音楽ストリーミングを達成するアーティストが増えている。2023年には、2,245組のアーティストが英国で1,000万ストリーミングを突破し、2年前より17%増加した。


昨年の取引総収入は、英国におけるレコード音楽の名目年間最高額となった。


しかし、CPI(消費者物価指数)を用いてインフレ調整すると、貿易収入は実質的に業界が達成すべき額を4億7800万ポンド下回った。この再計算された数字は、公開演奏とシンクが年間合計に含まれるようになった最初の年である2006年以降の軌跡に基づいている。RPI(小売物価指数)を用いたインフレ率の測定では、貿易収入は、実質的な上昇率に基づくと、実際には7億7,100万ポンド低かった。


ERAは最近、英国のレコード音楽の小売収入が過去最高を記録したと発表したが、この場合もインフレは計算に織り込まれていないという注意書きがある。


ストリーミングは市場全体を上回り、8.4%増の9億6,210万ポンドで、レコード音楽収入の67.4%を占めた(2022年は67.3%)。2013年には8.6%に過ぎなかったストリーミングは、今や音楽業界の主要な収益源となっている。


フィジカル・フォーマットからの収入は、前年の10.5%減から2023年には12.8%増となった。これは、LPレコードの売上が2桁の伸びを示したことと、CDの売上が回復したことによる。


インフレが要因であることは明らかだが、CDが曲がり角にきている兆しがある。高価なボックスセットも、CDの価値上昇に寄与している可能性がある。ERAは最近、CDの売上が20年ぶりに増加したと報告した。


レコードの売上は前年比18.6%増の1億4,160万ポンド、CDは5.4%増の9,720万ポンドで、2022年の23.7%減を上回った。1987年以来初めてCDを上回る売上を記録した翌年、レコードは全物理音楽売上の58.2%を占め、2022年の55.4%からさらに前進した。

 


Lame-Oレコードは、ポートランドのパワー・ポップ・ミュージシャン、モー・トルーパーのニュー・アルバム『Svengali』をリリースしないことを発表した。


最近の情報を考慮し、我々はモー・トルーパーのアルバム『スヴェンガリ』のリリースを中止します。「購入時に払い戻しが可能です。私たちはマヤと世界中の虐待被害者に癒しの思いを送っています」


トルーパーのマネージャーであるルーク・フィリップスも、今回の疑惑を受けてトルーパーをクライアントから外した。「MoとMayaは私が友人だと思っている人たちです。私は短期間フローティング・ルームのマネージャーをしていましたし、2人の結婚式の司会を頼まれたこともありました」


2人の関係について私が知っていたことは、すべて遠くから見たものでした。今回のことを考えると、私はモーと仕事を続けていくことはできないと思います。


私はマヤを信じます。関係者全員がこの件から癒やされ、成長するためのステップを踏めることを願っていますし、私のようにこの疑惑に盲目になった人たちが、今後必要なことを通してお互いをサポートし合える場所を見つけられることを願っています


Stereogumが指摘するように、トルーパーと仕事をしていた宣伝会社Grandstand Mediaもまた、もはやこのミュージシャンの代理人ではなく、トルーパーは同社のウェブサイトにクライアントとして掲載されていない。


別のクリップで、ストーナーはこう付け加えた。"私はコールアウト文化に参加したくなかったけど、彼がそれをクソ自慢するつもりなら、まあ、それをクソ持ち出すのは彼だ"。彼女はスヴェンガリの記者略歴からの抜粋を添付した。


"スヴェンガリ "が、エンターテインメント業界における漠然とした誇大妄想的人格を表すようになる以前は-純粋に邪悪なフィル・スペクターやトム・パーカー大佐から、ダイエット・ライトに相当するジャック・アントノフに至るまで-、彼はおそらくエンターテインメント業界における誇大妄想的人格の原型となる文学的キャラクターだった。有名な19世紀の小説『トリルビー』の敵役であるスヴェンガリは、悪知恵の働かない主人公を有名な歌手に変身させるマキャベリストとして描かれている。


モー・トルーパーの『スヴェンガリ』は、もろい巨人のどす黒い心臓を持つ、深い心理描写の記録である。邪悪さについての瞑想である。スヴェンガリ』の13曲の中で、トルーパーはある場面では彼自身の生来の邪悪さを喜び、またある場面ではそれに反発している。


「彼は邪悪であることが大好きで、私にとっては邪悪だった」とストーナーは書いている。彼女はまた、"自分が操られているのか操られているのかよくわからない毒のある関係 "について言及したバイオグラフィーの一節を取り上げた。その抜粋に対して彼女は、"彼はアルバムの説明で虐待者であることを自慢している。"と付け加えた。


日曜日の時点で、トルーパーは自身のソーシャルメディアのアカウントを削除している。Svengali』は当初5月3日にリリースされる予定だったが、発表時点では、Lame-O Recordsのウェブサイトでは購入できなくなっている。

 

 

フジロック・フェスティバル 2024は今年も7月26日から三日間にわたって苗場スキー場で開催されます。


今月15日、ラインナップの最新バージョンがアップデートされ、ヘッドライナーが出揃いました。洋楽アーティストにとどまらず、邦楽アーティストも豪華、グラストンベリーに匹敵する超強力なラインナップが組まれました。

 

各日程のヘッドライナーは、SZA,Kraftwerk、最終日は、ノエル・ギャラガーのバンド、Noel Gallagher's High Flying Birdsが務める。今年グラミー賞を受賞したSZAは、世界的に評価の高いシンガーであり、今年のグラストンベリーフェスティバルのヘッドライナーにも抜擢されています。

 

その他、イギリスのメディアから評価の高いロンドンのジャズドラマー、Yussef Dayes、ヨーロッパのエレクトロニックシーンで存在感を放つ、Peggy Gou、イギリスのポップシーンの注目株、Omar Apollo、ニューヨークで今最も熱いハードコアバンド、Turnstile,元Sonic Youthのボーカリスト、最新作をマタドールから発表したNYの英雄、Kim Gordon、イギリスのR&Bシーンの注目株のSampha、BBC、Britsの新人アーティストに選出されたThe Last Dinner Partyが出演します。

 

そして、何と言っても、久しぶりの最新作をリリースする元PortisheadのBeth Gibbons、宇多田ヒカルの「Bad Mode」に参加し、ファラオ・サンダースの遺作「Promises」に参加したエレクトロニック・プロデューサー、Floating Points、最新アルバムのリリースを間近に控えているオックスフォードの伝説的なシューゲイザーバンド、RIDE、アイルランド/ダブリンのポスト・パンクの英雄、Fountains D.Cまで、新旧の豪華アーティストが7月末の3日間、苗場リゾートに集結します。

 

邦楽アーティストのラインナップも豪華です。今、日本で最も注目される(町田康が太鼓判を押す)西東京のバンド、betcover!をはじめ、ドイツを中心にヨーロッパのエレクトロニックシーンで知名度を誇る電気グルーヴ、ジャズ・ピアニストの上原ひろみ、個性派シンガーソングライター、大貫妙子、スガシカオ、マカロニえんぴつ、クリープハイプ、Man With A Mission、The Bawdies。パンクシーンからは、10-Feet、Hey-Smith、ポストロックシーンからはtoeが参戦します。スカブームを牽引したスカパラダイス・オーケストラ、実力派SSW,折坂悠太の出演にも注目です。


イギリス最大級の音楽フェス、グラストンベリーが今年のフェスティバルのラインナップを発表した。例年通り、今年のチケットも販売開始一時間後にソールドアウト。ラインナップも超強力です。


6月26日〜30日にワーシー・ファームで開催されるこの世界で最も有名なフェスティバルは、アヴリル・ラヴィーン、ハイ・ヴィス、マネキン・プッシー、ハイルング、ニューダッドなどが6つのステージでプレイすることを発表した。さらに、グラストの人気アーティストである''IDLES''がアザー・ステージのヘッドライナーとして再登場。


彼らは、ヘッドライナーのSZA、コールドプレイ、デュア・リパのほか、PJハーヴェイ、ザ・ナショナル、リトル・シムズ、バーナ・ボーイ、シャナイア・トゥエインなど、今年のレジェンド枠で出演するビッグネームに加わる。


注目はデュア・リパ。デュアにとっては7年ぶりのワーシー・ファーム出演となり、金曜日の午後にジョン・ピールステージで演奏したのが最後となる(彼女は2020年にアザー・ステージでヘッドライナーを務める予定だったが、パンデミックの影響でその年はすぐに中止となった)。


本日の発表は、彼女が5月にブリットポップにインスパイアされたサード・アルバム『Radical Optimism』をリリースするというニュースを受けて行われた。観客はセルフタイトルのデビュー作や2020年の『Future Nostalgia』からのチャート上位のヒット曲に加えて、新曲をフィーチャーしたセットリストを期待できる。


コールドプレイはビックネームのひとつ。このフェスティバルのベテランだ。2024年は、バンドにとって記録的な5度目のピラミッドでのヘッドライナーとなる。彼らは2002年に初めて首位に立ったが、2016年以来演奏していないため、今年の6月は2019年の「Everyday Life」と2021年の「Music Of The Spheres」をウォースティ・ファームで披露する絶好の機会となるかもしれない。


2024年のヘッドライナー3組を締めくくるのは、グラミー賞3部門を受賞し、今年のBRITアワードで最優秀インターナショナル・アーティストに選ばれるなど、アワード・シーズンを席巻しているアメリカのR&Bアーティスト、SZA。2ndアルバム「SOS」は世界的なチャートで上位にランクインし、BSTハイド・パーク(ヘッドライナーとして)、デンマークのロスキレ、ポーランドのオープナーなど、フェスシーズンを席巻することが決定。日本からは''おとぼけビーバー''が出演します。






ピッチフォーク・ミュージック・フェスティバルの2024年のラインナップが発表された。例年通り、7月19日から21日にかけてシカゴのユニオン・パークで開催される。


イベントのヘッドライナーは、金曜日にブラック・ピュマス、ジェイ・ポール、100ゲックス、土曜日にジェイミーXX、カーリー・レイ・ジェプセン、ジェシー・ウェア、日曜日にアラニス・モリセット、ブリタニー・ハワード、MUNAが務める。


フェスティバルのチケットは現在発売中で、3日間通し券は219ドルから、1日券は109ドルからとなっている。


今年のフェスティバルではプレミアチケットの特典サービスが豪華。新しいVIPチケットは、「プレミアムビューイングエリア」、バックステージラウンジへの無制限アクセス、無料ドリンク、毎日のケータリング料理、モバイル充電ステーション、タロット占い、マッサージなどを提供する。ピッチフォークVIPアップグレードは、3日間パスが699ドル、1日パスが379ドルとなる。




先週、ジェイムス・ブレイクは一連のツイートを投稿し、アーティストが音楽で生計を立てる上で直面する困難をめぐる様々な問題を取り上げた。


ブレイクは、業界の経済モデルがミュージシャンを支援するのに十分な役割を果たしていないと主張した。「ストリーミング・サービスは適切な報酬を支払わないし、レーベルはこれまで以上に大きな分け前を欲しがり、ただ座ってバイラルになるのを待つだけで、TikTokは適切な報酬を支払わないし、ツアーには法外な費用がかかるようになっている」


週末、ブレイクは再び投稿し、フォロワーに「同じような考えを持つ人たちと素晴らしい会話を交わしている」と伝え、最初のツイートで取り上げた問題に対する「素晴らしい解決策にたどり着いた」と語った。


詳細は不明だが、9日後の3月20日に発表があるという。ブレイクが何に取り組んでいるのかはまだ明らかになっていない。


Twitterユーザーは、「ストリーミングサービスから離れることが答えではないと思う。プラットフォームと協力して音楽を消費する新しい方法を導入することで、解決策を見つけたと言ってほしい。さらにお金を払う犠牲の上に、プレイリストやすべてのデータを放棄する人はいないのだから」と反論する。


また、ブレイクにストリーミング・プラットフォームから楽曲を引き揚げ、Bandcampのみでリリースするよう求める声もあり、大物アーティストが率先して取り組むことで、業界全体の変化を促すことができると主張している。


「洗脳が功を奏し、今や人々は音楽は無料だと思っている」とブレイクは以前のツイートで述べている。「質の高い音楽を求めるなら、誰かがそれにお金を払わなければならないんだ」とした上で次のように述べた。


「業界はめちゃくちゃで、ミュージシャンは誰よりも大変な目に遭っているんだ。ストリーミングに支配される前、そして僕らに隠れてこのような怪しげな取引が行われる前にこの世界に入れたことは、とても幸運だった」



 

ビッグ・シーフのヴォーカリスト、またソロ活動も行うシンガーソングライター/ギタリスト、Adrianne Lenkerが6曲入りのデモ集『i won't let go of your hand』を発表した。Bandcampで入手可能で、このリリースの収益の100%はパレスチナ児童救済基金に寄付される。


デモ集と同時に、レンカーはイスラエルとパレスチナの戦争における恒久的かつ即時の停戦を求める声明を発表した。


「私が言おうと思っていることはすべて、メッセージを伝えるために必要な力のほんの一部にも満たないように感じます。パレスチナ人に対する現在進行形の暴力について、どれほど悲しく、腹立たしいことか。殺戮は止めなければならない。停戦の必要性は緊急性を超えている。今すぐ恒久停戦を要求します!」


レンカーがイスラエル・パレスチナ紛争に言及するのは、『i won't let go of your hand』が初めてのことではない。

 

ビッグ・シーフは2017年にイスラエルのテルアビブで公演し、2020年に公演を予定していたが、パンデミックのためキャンセルした。2022年、彼らはテルアビブでさらに2回公演することを発表したが、ファンやイスラエルへの文化的ボイコット支持者の両方から異質な反発を受けてキャンセル。バンドメンバーのマックス・オレアチクがイスラエル出身であることを明らかにした。


『i won't let go of your hand』の全トラックリストは以下から。Bandcampでの購入はこちら


エイドリアンレンカーは今週金曜日にニューアルバム『Bright Future』を4ADからリリースします。

 




Adrian Lenker『i won’t let go of your hand』



Tracklist:

1. the music

2. feel it all

3. fangs lungs ankles

4. i won’t let go of your hand

5. relief

6. someone to