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2024年マーキュリー賞のノミネート作品が発表された。Chali XCX、ラスト・ディナー・パーティー、そして元ポーティスヘッドのボーカリスト、ベス・ギボンズらがノミネートされている。

 

その中にはイングリッシュ・ティーチャー、バリー・キャント・スイム、バーウィン、キャット・バーンズ、コリン・ベイリー・レイ、ニア・アーカイヴス、ゲッツ、CMATも含まれている。


受賞者は9月に発表されるが、この賞の32年の歴史で初めて、今年はライブ授賞式は行われない。今年の審査委員会は、BBC Radio 2と6 Musicの責任者ジェフ・スミスが委員長を務め、ジェイミー・カラムとミスタジャムも参加している。

 

アイランド・レコーズのルイス・ブルーム社長はマーキュリー賞について次のように説明する。

 

「マーキュリー賞は、私たちアイランドにとって常に大きな意味を持ってきました。長年にわたりマーキュリー・プライズで素晴らしい成功を収めてきましたが、今年のリストにこのようなユニークで素晴らしく、ジャンルを定義付ける3組のアーティストが選ばれたことは、アーティストとマネージャーの両方、そしてアイランドの素晴らしいチームの真の証です。ザ・ラスト・ディナー・パーティ、ニア・アーカイヴス、イングリッシュ・ティーチャーの3組が、彼らの素晴らしい音楽を評価され、このような賞を受賞したことは、本当に光栄なことであり、今後も特別なアーティストと契約し、育てていく意欲を掻き立てられる。この賞に選ばれた他のアーティストたちにも拍手を送りたいと思います。マーキュリー賞は1年のハイライトのひとつです」


昨年のマーキュリー賞は、エズラ・コレクティブのアルバム『Where I'm Meant to Be』が受賞した。

 

 

Mercury Prize  Album Of The Year Nomination: 

 

・Barry Can't Swim ‘When Will We Land?’

・BERWYN ‘Who Am I’

・Beth Gibbons ‘Lives Outgrown’

・Cat Burns ‘early twenties’

・Charli xcx ‘BRAT’

・CMAT ‘Crazymad, for Me’

・Corinne Bailey Rae ‘Black Rainbows’

・corto.alto ‘Bad with Names’

・English Teacher ‘This Could Be Texas’

・Ghetts ‘On Purpose, With Purpose’

・Nia Archives ‘Silence Is Loud’

・The Last Dinner Party ‘Prelude to Ecstasy’

 

Mercury Prize 2024: 

 

BBC Musicは、長年にわたる放送パートナーシップを継続し、BBC Fourと6 Musicで12枚のアルバムすべてを祝福する番組を放送する。


マーキュリー・プライズは、「年間最優秀アルバム」を表彰し、その栄誉を称えるもので、エキサイティングな新進の才能と、より確立されたバンドやアーティストの作品にスポットライトを当てることで定評を得ている。


12枚の「年間最優秀アルバム」は、独立した審査委員会によって選ばれ、さまざまなジャンルの芸術的功績を称える。2023年7月15日から2024年7月12日の間に英国で発売された英国およびアイルランドのアーティストのアルバムが2024年賞の対象となる。



2024年度マーキュリー・プライズ審査員は以下の通り。

 

ダニエル・ペリー(ブロードキャスター&ライター)、ジェイミー・カラム(ミュージシャン&ラジオ2ブロードキャスター)、ジャムズ・スーパーノヴァ(6 Musicブロードキャスター&DJ)、ジェフ・スミス(ラジオ2&6 Music音楽部門責任者)、リア・ストンヒル(音楽プログラミング・コンサルタント)、ミスタジャム(ソングライター、DJ&ブロードキャスター)、フィル・アレクサンダー(Kerrang!のクリエイティブ・ディレクター/Mojoのコントリビューティング・エディター、シアン・エレリ(ラジオ1のブロードキャスター&DJ)、ウィル・ホジキンソン(タイムズ紙のチーフ・ロック&ポップの評論家)、ソフィー・ウィリアムズ(音楽ライター&ブロードキャスター)。審査委員長はジェフ・スミスが務める。



マーキュリー・プライズの放送パートナーであるBBCミュージックは、テレビとラジオで独占放送を行い、オンラインやソーシャルメディアでもサポートする。今年は、大規模なプロモーション活動が行われる。

『A Complete Unknown』

 

今年3月、アカデミー賞俳優、ティモシー・シャラメがニューヨークで新作映画の撮影を行っているという噂が流れた。

 

最初の報道では、シャラメが緑のジャケットにオレンジのスカーフ、ペーパーボーイの帽子をかぶり、手にギターを持ち、黄色のバックパックを持って街を歩き回る姿が目撃されたが、ついにディランの伝記映画の新作がサーチライト・ピクチャーズから配給されることが公となった。

 

ジェームズ・マンゴールド監督(『Girl Interrupted』、『Walk the Line』など)の新作ボブ・ディラン映画『A Complete Unknown』が2024年12月に公開される予定である。今回、ティーザー予告編第1弾が公開された。ボブ・ディラン役のティモシー・シャラメ(彼はこの映画で「A Hard Rain's a-Gonna Fall」でも歌も披露している)、ジョーン・バエズ役のモニカ・バーバロ、ピート・シーガー役のエドワード・ノートンが登場する。以下より予告編をご覧下さい。

 

Official Trailer

 

マンゴールド監督が伝記映画ではなく「群像劇」と表現したこの映画には、エル・ファニング、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、ノルベルト・レオ・ブッツ、スクート・マクネイリーらも出演し、ディランが1961年にニューヨークに到着してから、1965年にニューポート・フォーク・フェスティバルでエレクトリックなパフォーマンスを披露するまでを描いている。


19歳のボブ・ディランがポケットに2ドル入れてニューヨークにやってきて、3年のうちに世界的なセンセーションを巻き起こす。もちろん、彼のスターが高まるにつれて、ある時点でレジェンドたちを追い抜くことになる。映画には、ウディ・ガスリー、ジョーン・バエズ、ピート・シーガーなど、当時の著名人も登場するとの噂がある。

 


ボブ・ディランに扮するティモシー・シャラメ

今回、米/ローリング・ストーン誌のインタビューに応じたジェームス・マンゴールド監督は、「ボブ・ディランを、"ああ、今なら彼を理解できる "と思わせるような、単純なことを解き明かす単純な人物にはしたくなかった」と語っている。

 

「彼を知った今、それは不可能だと思う。また彼が人生の大半を、誰からもそのような行為をされないように過ごしてきたことも明らかだと思う。誰かを単純なエピファニーのような、フロイト的な人生史の筋書きのようなものに落とし込むというのは、本質的に還元される行為なんだ」


一方、ディラン自身は、ウィリー・ネルソンのアウトロー・ミュージック・フェスティバルの一環としてツアー中で、1974年のツアー復帰に焦点を当てた大規模な新しいボックス・セットが発売される予定だ。

 


スポティファイは2024年第2四半期に史上最大の四半期利益を達成した。


ミュージック・ビジネス・ワールドワイドによると、スポティファイの2024年第2四半期の四半期総売上高は40億9800万ドルで、営業利益は過去最高の2億8640万ドルを達成した。


スポティファイの成功は、新たに700万人のプレミアム会員と500万人の広告付き会員を獲得したことに起因する。今日現在、このストリーミング・サービスのプレミアム・ユーザーと広告サポート・ユーザーの数は、プラットフォーム全体で合計626人となっている。


Music Business Worldwideによると、Spotfiyの営業利益には「人件費および関連費用の減少」も反映されており、これは2023年12月に全世界の従業員の17%を削減するという同社の決定の結果である。


スポティファイが記録的な利益を上げたというニュースは、アーティストやクリエイターからストリーミング配信者が受けてきた、乏しいロイヤリティやその他の支払いに関する懸念に対する批判に拍車をかけることは間違いないだろう。メカニカル・ライセンシング・コレクティブは最近、スポティファイが特定のプレミアム・サービスをバンドルとして再分類することで、作曲家から1億5000万ドルの印税を搾取したという疑惑をめぐり、スポティファイを提訴した。ただ、今年、CEOのエク氏はアーティスト側への支払額は最高額に上ったと弁明している。


セリーヌ・ディオンは2021年以来パフォーマンスを行っていない。この年、彼女は "重度かつ持続的な筋肉の痙攣 "に対処しながら、ラスベガスのレジデンシーの立ち上げをキャンセルした。その後まもなく、彼女は2022年に予定されていた北米ツアーの残りの日程をキャンセルし、年末までに、スティッフパーソン症候群(筋肉の硬直が変動し、刺激に対する感受性が亢進することを特徴とする稀な神経疾患)と診断されたことを明らかにした。


フランス系カナダ人のアイコンはその後、衰弱症状をコントロールするために2023年から2024年にかけてのツアー日程をキャンセルせざるを得なくなり、その苦闘はプライム・ビデオの新しいドキュメンタリー映画『I Am: Celine Dion』で描かれた。ディオンは先月、ファンのために再びパフォーマンスをしたいという熱烈な願望を文書化し、「戻ってきた」と述べ、新しいラスベガス公演の準備に取り組んでいると語った。


しかし、新たなレジデンシーは彼女の最初のカムバック・パフォーマンスではないかもしれない。Varietyの新しいレポートによると、ディオンは今週金曜日(7月26日)にパリ・オリンピックの開会式でパフォーマンスを行い、非常にグローバルなステージに復帰する予定だという。


同誌によると、ディオンは昨日(7月22日)フランスの首都に到着し、シャンゼリゼ通り近くのロイヤル・モンソー・ホテルにチェックインした。その後、歌手は複数のSPを引き連れてホテルのロビー周辺でメディア対応をしている姿をカメラに捉えられている。このことからパリオリンピックのセレモニーに出演するのではないかとの憶測が高まっている。


まだ確定していないが、ディオンは2024年5月号の『Vogue France』の表紙を飾った。また、1996年のアトランタ・オリンピックでは、"The Power of the Dream "を歌って幕を開けた。


『Variety』誌によると、パリ大会の開会式は、セーヌ川沿いのパレードの形をとり、エッフェル塔に面したトロカデロ付近でクライマックスを迎える。オリンピックの開会式がスタジアム以外で行われるのは史上初のことで、3500人の俳優、ダンサー、音楽パフォーマーが集結する予定だ。


金曜日、ジャック・ホワイトは、ナッシュビル、デトロイト、ロンドンにあるサード・マン・レコードの直営店に立ち寄ったファンにレコード盤を手渡し、同時に新しいソロ・アルバムをサプライズでリリースした。さらに、サード・マン・レコードは、アルバムをリッピングしてオンラインで配布することで、レコード所有者たちに愛を分かち合うよう呼びかけている。


サード・マン・レコードは金曜日の夜、インスタグラムでこの呼びかけを行った。インスタグラムのストーリーでは、ホワイトの新しいレコードの画像の上に "Rip It "というフレーズが表示されている。


その呼びかけに応じ、デトロイトの公共ラジオ局WDET 101.9 FMは生放送でアルバムをフル再生し、その録音がYouTubeにアップロードされた。さらに、ホワイトの公式redditページは、Googleドライブにアルバムのリッピングをアップロードした。



ホワイトは2022年に2枚のソロ・アルバム『Fear of the Dawn』と『Entering Heaven Alive』をリリースしている。


Pitchfork/GQ


 

コンデナスト社がピッチフォークをファッションマガジン『GQ』に吸収させると発表してから半年余り、同誌は新しい責任者を任命し、独立性を継続すると発表した。


ピッチフォークの新編集コンテンツ責任者には、元NPRでNo Bellsの創設者でもあるマノ・サンダレサンが発表された。元GQ編集長のウィル・ウェルチは、ピッチフォークとGQ両方のグローバル編集長に就任し、ビルボードに語ったように、2つの出版物はスタンドアローンを維持する。


「ピッチフォークはピッチフォークとして継続し、GQはGQとして継続します。今は私が両方を率いていますが、マノが私と一緒にピッチフォークのプロジェクトに携わっていることにとても興奮しています」


「また、運営面やロジスティクス面など、バックエンドでの努力も分かち合っています。先週は、GQの編集者たちが今年一年を見据えて音楽界で期待していることを共有し、ピッチフォークの編集者たちも同じことをするという、クールなミーティングを行ったばかりです。そのような会話が交わされていますが、Pitchforkブランドは単独で継続し、GQも同様に単独で継続しています」




Pitchforkの新編集長に就任したマノ・サンデレサン氏

同じインタビューの中で、マノ・サンダレサン氏は「ピッチフォークの伝統をそのまま尊重したい」と主張している。「彼らはここ数年、特にアクセシビリティを広げ、より会話しやすいものにすることで、多くのことを成し遂げてきた。」と。さらに彼は、ニュース及びレビューが同誌の重要なコンテンツであると述べた。


ピッチフォークのリストラの発表後、前編集長のプジャ・パテルは、コンデナスト社の20%の組合員とともに解雇され、メディア大手の従業員400人がこの雇用喪失に抗議する歴史的なウォークアウトを行った。1月にレイオフが行われた当初、ピッチフォークの将来は不透明なままだった。


アップル社の主要なオーディオ製品、AirPodsは、8年前の発売以来ワイヤレスイヤホンの代名詞となったが、同社は、今回、オリジナルモデル(第一世代)を「ビンテージおよび旧式製品」リストに追加した。


2016年9月に発表され、数カ月後の12月に発売されたAirPodsは、長いステムデザインで類似製品と視覚的に差別化されていたが、独自のW1チップを特徴としていた。アップルのエコシステム製品間で瞬時にペアリングできる技術は、Bluetoothデバイスのペアリングの不満を解消するのに役立った。


アップルは2019年にノイズキャンセリング機能を追加した。ステムの長さを短くしたAirPods Proモデルを発表し、カスタマイズしやすいフィット感を生み出すことによって、AirPodsのデザインに手を加えてきた。


それでは、アップルの目から見て、何が製品を「ビンテージ」にするのだろうか。同社のサポートサイトによると、"アップルが5年以上7年未満前に販売を停止した製品はビンテージとみなされる"という。それ以降は "ヴィンテージ"のカテゴリーに入る。


今回、ヴィンテージのカテゴリーに新たに加わる他の製品には、2017年発売のiPhone Xや、発売からわずか6年しか経っていない第1世代のHomePodスピーカーなどがある。


Apple製品は、販売店への供給が停止してから5年が経過すると、ビンテージ扱いとなり、それよりさらに2年が経過すると、オブソリート扱いとなる。仕組みが煩瑣となるが、ビンテージはApple社に製品の在庫が残っている場合は正規の修理が可能である。一方、オブソリートに関しては、正規の修理の受付自体が完全に終了している。ビンテージ製品の修理が可能かどうかは、Apple製品サービス店舗に持ち込み、申し込みデータをAppleに送信したのち、部品が店舗に届くことで修理可能か判明する。ご使用の製品がビンテージかどうかはApple公式のサポートページで調べられる。


SXSWは2025年3月7日から15日までテキサス州オースティンで開催される。それに先立ち、来年のスポンサーシップに関する最新情報が発表された。


「慎重に検討した結果、スポンサーシップの体系を見直すことになりました。アメリカ陸軍と兵器製造に携わる企業は、SXSW 2025のスポンサーから降板します」とサポートページには記されている。


今年初め、SXSWの公式ショーケースから多数のアーティストが外れ、フェスティバルの国防請負業者、兵器メーカーRTX Corporationとの提携関係に抗議した。現代のホロコーストには加担できないとし、結果的に60組以上の出演キャンセルに発展した。これは、バンドやミュージシャンが軍事スポンサー企業の支援を受ける同フェスティバルに対しての反対声明ともなっていた。


当初、テキサス州知事のグレッグ・アボット氏が、この状況についてツイートしたことを受け、同フェスティバルはソーシャルメディア上で抗議運動に対処する必要に駆られた。


「米陸軍のスポンサーシップの提携に関して、多数のバンドがSXSWから撤退したことは十分理解しております」とアボット氏は書き、抗議に関するニュース記事を添付した。「......しかしオースティンは陸軍未来司令部の本部のままです。我々はテキサスの米軍を誇りに思っています。嫌なら来ないようにしていただきたい」と述べ、米軍との提携に関して確固たる自信を示していた。

 

これに対して、同フェスティバルの代表は、アボット知事の発言をなだめるかのような返信を行った。主催側の公式のコメントでは、テキサス州知事の発言とフェスティバルの意見は必ずしも一致しないと明言した。「SXSWはグレッグ・アボット知事に賛同しておりません。私たちは多様な視点を歓迎する団体です。音楽はSXSWの魂なのであり、長い間、私たちの遺産でもある。私たちは、アーティストが言論の自由を行使するために下した決断を十分に尊重します」


これらの抗議運動は収束せず、1年を通して続いた。グレート・エスケープ、ウェルカム・トゥ・ロックヴィル、ラティテュード、ダウンロードフェスなど、バークレイズがスポンサーを務めるフェスティバルの出演を取りやめるアーティストが続出した。結局、バークレイズは、今年、ライブネイションの主催するフェスティバルから提携スポンサーの座から降板している。


SXSWは今年3月に発表した声明の中で、「アーティストたちが言論の自由を行使するために下した決断を十分に尊重して参ります」と記し、次のように続けた。


「これらの機関は、新興技術のリーダーであることが多く、私たちは、彼らのアプローチがわれわれの生活にどのような影響を与えるかを理解する方が良いと考えています」


"陸軍のスポンサーシップは、世界を形作るアイデアを前進させるという我々のコミットメントの一部 "と、今年初めの彼らの声明は続いた。


「コリンズ・エアロスペースに関して言えば、今年、SXSW ピッチの2つのカテゴリーのスポンサーとして参加し、起業家に知名度を与え、内部機構を一新する可能性のある仕事に資金を提供しています。私達は、これまでも、そして、これからも、すべての人々の人権を尊重し支援して参ります。中東情勢は悲劇的であり、不正義に対して団結するための機運が高まっております」

 

サウス・バイ・サウス・ウエストはこういった動向の中、来年度にはロンドンで同フェスティバルを開催する。

 


大統領選挙を目前に控えて、ダッドロック総選挙がアメリカ合衆国の各州で行われた。アメリカの知る人ぞ知るファングッズサイト、Merchoidが米国各州の音楽ファンを対象にアンケートを集計したところ、ダッド・ロック(父親世代が聴くロック)と呼ばれるバンドの傾向が明らかとなった。

 

今回の調査では3000人が対象にアンケートが行われ、各州でのDad Rock(ダッド・ロック)を象徴するバンドが選ばれた。


総投票数に基づくアメリカの究極のダッド・ロック・ランキングのトップ10は以下の通り。(括弧内は得票率)




1. Nickelback(ニッケルバック)  (26%)

= 2.Van Halen(ヴァン・ヘイレン) (12%) 
= 2.Blink 182 (ブリンク182 ) (12%) *同率

3.Red Hot Chilli Peppers (レッド・ホット・チリ・ペッパーズ) (10%)

4.Nirvana (ニルヴァーナ) (10%)

5.Linkin Park (リンキン・パーク) (8%)

6.Guns N' Roses (ガンズ・アンド・ローゼズ) (8%)

7. Coldplay (コールドプレイ) (6%)

8. Bon Jovi (ボン・ジョヴィ) (6%)

9. Limp  Bizkit (リンプ・ビズキット) (2%)



26%の票を獲得したニッケルバックが、究極のダッド・ロック・バンドの栄冠に輝いた。彼らの曲は、今でも週末のバーベキューやパパ・ジョークのお決まりサウンドトラックのようだ。


ヴァン・ヘイレンとブリンク182は、それぞれ12%で同率2位につけており、壮大なギターソロとポップパンク・アンセムは決して廃れないことを証明している。レッド・ホット・チリ・ペッパーズはファンクをもたらし、10%で3位にランクインした。


各州でのダッドロックの定義も異なり、地域ごとに若干のばらつきがあることがわかった。調査結果は以下の通り。



・Alabama - Limp Bizkit

・Montana -Nirvana

・Alaska- Nirvana

・Nebraska- Bon Jovi

・Arizona- Linkin Park

・Nevada- Red Hot Chili Peppers

・Arkansas- Nickleback

・New Hampshire- Guns N' Roses

・California- Red Hot Chili Peppers

・New Jersey- Blink-182

・Colorado- Guns N' Roses

・New Mexico- Nickleback

・Connecticut- Nickleback

・New York- Nickleback

・Delaware- Nickleback

・North Carolina- Nickleback

・Florida- Van Halen

・North Dakota- Linkin Park

・Georgia- Nickleback

・Ohio- Nickleback

・Hawaii- Linkin Park

・Oklahoma- Nickleback

・Idaho- Nirvana

・Oregon- Blink-182

・Illinois- Blink-182

・Pennsylvania- Nickleback

・Indiana- Van Halen

・Rhode Island- Red Hot Chili Peppers

・Iowa- Linkin Park

・South Carolina- Red Hot Chili Peppers

・Kansas- Nickleback

・South Dakota- Coldplay

・Kentucky- Guns N' Roses

・Tennessee- Bon Jovi

・Louisiana- Bon Jovi

・Texas- Red Hot Chili Peppers

・Maine- Coldplay

・Utah- Van Halen

・Maryland- Guns N' Roses

・Vermont- Van Halen

・Massachusetts- Blink-182

・Virginia- Blink-182

・Michigan- Van Halen

・Washington- Nickleback
 
・Minnesota- Nickleback
 
・West Virginia- Coldplay
 
・Mississippi- Nirvana
 
・Wisconsin- Van Halen
 
・Missouri- Blink-182
 
・Wyoming- Nirvana

 



主要メディアのコンテンツ縮小に歯止めがかからない。昨年5月のVariety誌の最初の報道に続いて、MTV Newsが約30年にわたる膨大なコンテンツーーデジタルアーカイブをウェブから削除したことが判明した。MTVの親会社のパラマウント・グローバルが従業員の25%を解雇し、MTVニュースが閉鎖されてからおよそ一年、MTVは一企業として事業縮小を余儀なくされている。


記事掲載時点で、パラマウント・グローバル社は、コンテンツが削除された理由についての声明は出ていない。しかし、Consequenceは、”MTVニュースのような大規模なサイトにとって、権利許諾やE&P(errors and omissions)保険の費用は莫大な額にのぼる”と指摘している。


MTVは1980年代のミュージックビデオ全盛期に音楽専門チャンネルを持つ放送局として有名となり、終日に渉ってプロモーションビデオやミュージックビデオを専門チャンネルで放映していた。近年、ストリーミングサービスが優勢になるにつれ、ミュージックビデオの宣伝効果は従来ほどではなくなったとの指摘もある。

 

Showtime/MTV エンターテイメント・スタジオとパラマウント・メディア・ネットワークの社長であるChris McCarthy(クリス・マッカーシー)は、スタッフに充てたメモの中で、「ストリーミングの成功にもかかわらず、我々は他の多くの同業者と同様、より広い経済の逆風からプレッシャーを感じている」「人事部と連携したシニア部門の責任者は、我々のビジネスの現在と将来の需要に最適な組織を決断するため、過去数ヶ月間懸命に働いてきた」と記していた。 

 

昨年、マッカーシーは、「これは、当社グループの厳しいが重要な戦略的再編である。いくつかの部門を廃止して、他部門を合理化することで、コストを軽減させ、より効果的なビジネスアプローチを構築し、前進することが可能となるはずです。今日、私たちは、ポジションに影響を与える従業員に通知し、リーダーがそのチーム、または個人に直接ニュースを伝えます。このミーティングに続いて、人事パートナーとの個別の1:1が行われる予定です」と述べていた。


MTV Newsは、1987年にベテランジャーナリストのカート・ローダーが司会を務める「The Week in Rock」という単独の番組でスタートしている。ロダー、タビサ・ソーレン、スーチン・パク、ギデオン・ヤゴ、アリソン・スチュワートなどの特派員が、ポップ・カルチャーや政治の分野に進出する中で、既存メディアの代替となる若々しい視点をもって報道を行ってきた。

 

1994年4月8日、カート・ローダーがカート・コバーンの死去を先んじて確認したことが、MTV Newsがレギュラー番組に進出する契機となった。2015年、MTV Newsはオンライン報道に大掛かりな投資を行い、長編ジャーナリズムに注力するようになった。2017年、同社が映像や短編コンテンツに重点を置くようになったため、同社のライターの多くがレイオフされた。

 

©︎Space Shower Music

柴田聡子、初のライブ特番!即完したライブツアー追加公演の模様をスペシャにて独占オンエアされる。SPACE SHOWER TVで6月25日(火)の午後10時から一時間放映予定。ぜひ見逃さないようにしてもらいたい。


また、本日、新作アルバムの収録曲「素直」「Side Step」の2曲のミュージックビデオが午後6時に公開される。こちらの視聴は下記より。


最新アルバム「Your Favorite Things」を2月にリリースした柴田聡子。約3年ぶりとなるバンドセットでのライブツアー「Tour 2024 "Your Favorite Things"」の追加公演として、5月31日に東京・Spotify O-EASTで行われたライブの模様をスペースシャワーTVにて独占オンエアされる。

 

自身最大規模のライブハウスで行われた公演にもかかわらず、チケットは即完売。アルバムを共同プロデュースした岡田拓郎(G)に加え、まきやまはる菜(B)、浜公氣(Dr)、谷口雄(Key)、Dub Master X(FOH)からなるバンド編成で行われた。

 

柴田聡子は、ハンドマイクで軽やかに歌う姿、一人きりでの弾き語り、さらにアグレッシブなステップも披露し、様々なバリエーションでのパフォーマンスで大きな盛り上がりをみせたこの日のライブパフォーマンス。今最も勢いを見せつける彼女の初めてライブ特番をどうぞお楽しみに!

 

 

「Side Step」MV:  

 


 

 

「素直」 MV:

 

 

 




・スペースシャワーTV 「柴田聡子ツアー2024「あなたの好きなもの」追加公演 2024.05.31

 

放送日|2024.06.25(火)22:00~23:00

 

番組HP: https://tv.spaceshower.jp/p/00088344 


柴田聡子ツアー2024 "Your Favorite Things "追加公演 2024.05.31

 

Teaser「予告編」: 




・柴田聡子「Your Favorite Things」

 

CD/デジタル|DDCB-12121|2024.02.28発売|¥3,000+税|発売元:AWDR/LR2

 

配信リンク:   https://ssm.lnk.to/YFT 



・柴田聡子「ユア・フェイヴァリット・シングス」[LP]

LP|DDJB-91243|2024.05.25 リリース|¥4,000+税|発売元:AWDR/LR2


・柴田聡子「Reebok / リーボック(tofubeats remix) [7INCH]

7INCH|DDKB-91026|2024.08.21 Release|2,000円+税|AWDR/LR2よりリリース

Taylor Swift in Cardiff
カーディフでの公演


アメリカのスーパースター、テイラー・スウィフトがついに『Eras』ツアーを英国で開催する。現在、このことによる経済的影響について多数の議論がなされている。エラス・ツアーは単なる興行ではなく、音楽業界がもたらした社会現象と見るべきだろう。


英国を訪れる大規模ツアーの全体的な影響については、エコノミストによって意見が分かれている。昨年は、ビヨンセのツアーがインフレの一因になったという指摘があった。しかしながら、経済的には接待への支出のメリットと並んでマイナスの影響があったということ。当然、メガスターの招聘はギャラのみならず、宿泊費、宣伝費、滞在費など多額の費用が嵩む。興行が成功しなければ、初期投資は水泡に帰すため、イベント開催側の頭の悩ませどころとなる。


また、コンサートのチケット代や公演中のもてなしへの支出が、この夏、さまざまなイベントや社交に費やされ、結果的にニュースにはならないまでも、同様の経済効果をもたらしたのでは、という疑問もあるようだ。


とはいえ、テイラー・スウィフトのErasツアーは、チケット需要が旺盛で各都市での公演期間が長いため、地域経済に特定の好影響を与えているとの指摘もある。アメリカの都市では、ホテルの売上が伸びたと報じられている。


ロンドンでのErasツアーのウェンブリー・スタジアム公演は、6月21日を皮切りに8夜にわたって行われる。観客動員数は70万人と推定されている。内約の多くの割合が海外からのインバウンドの観光客で占められている。英国で資金を使い、首都ロンドンの経済市場を活性化させることが見込まれる。


今回のツアーに期待するのはアーティストを招聘したイベント主催者にとどまらない。ロンドン市長は、メガスターの経済活性化に大きな期待をかけているようだ。市長はテイラー・スウィフトの首都ロンドンでのコンサートで生み出される予想利益として、3億ポンドの数値を見込んでいるという。


当該の暫定試算は、UKInboundの2018年観光統計のデータを用いて算出されたもので、日帰り観光を除けば、2018年に英国を訪れた国内外の観光客1人あたり約396ポンドが英国経済にもたらされたことが示唆される。


これをインフレ調整(住宅を含む消費者物価指数を使用)すると、2023年には471ポンドになる。この数字に、ウェンブリー・スタジアムでのライブの予想観客数を控えめに見積もって64万人をかけた。合計で3億100万ポンドに上る。


しかし、今夏のロンドンにおける「テイラー・スウィフト・エフェクト」については、ロンドン市長室が明確な予測をしている。もちろん、政治家や政府機関がこのような音楽現象と結びつける理由は容易に理解できる。


より正確な経済効果の分析には、首都におけるABBA Voyageの初年度の分析と同じ厳密さが必要でチケット代に加えて地元での消費という相乗効果も必要だ。しかし、それはイベントの後にしか分析は不可能である。


ウェンブリースタジアムの階段に登場した壁画


スウィフトの来日に合わせて、ウェンブリー・パークは、スペイン階段の巨大壁画を含む2つの新しいパブリック・アートを開催している。


ロンドン交通局は、スウィフトにちなんで地下鉄の路線図を一新し、金曜日のイブニング・スタンダードに記事を独占で掲載した。スウィフトの音楽に言及された首都中の場所を記念し、施設の窓には新しいビニールステッカーが貼られはじめており、これらはテイラー・トレイルと称されている。


英国の首都の夏のライブ・ミュージックは盛りだくさんとなっている。ロンドン・スタジアムでのフー・ファイターズとバーナ・ボーイ、フィンズベリー・パークでのワイヤレス・フェスティバルでのニッキー・ミナージュ、21サヴェージ、Jフス、ドージャ・キャット、BSTハイド・パークでのカイリー、SZA、ストレイ・キッズ、ウェンブリー・スタジアムでのブルース・スプリングスティーンなど見所がたくさんある。

©︎Bertis Downs

 

R.E.M.のリユニオンに彗星は必要なかったことがわかった。ソングライターの殿堂入りを記念して、マイケル・スタイプ、ピーター・バック、マイク・ミルズ、ビル・ベリーは木曜日の夜、ニューヨークのマリオット・マーキス・ホテルでサプライズ・パフォーマンスのステージに立った。バンドのインスタグラムによると、彼らは "Losing My Religion "を演奏したという。


2011年に解散して以来、スティープ、バック、ミルズが一緒に演奏するのは初めてで、2007年にロックの殿堂入りして以来、4人全員がステージに登場するのは初めてだった。(ベリーは1997年にバンドを脱退したが、その後数年間は散発的にライブに出演していた)。


R.E.M.がソングライターの殿堂入り式典のステージに立ち、パフォーマンスをするという決断は、確かに予想外の展開だ。その数時間前に放映された”CBS This Morning”のインタビューでは、バンドは再結成のアイデアを否定していた。ミルズは、バンドを再結成するには "彗星 "が必要だと噂を一蹴していたのだ。そして、CBSの特派員アンソニー・メイソンに、バンドがカムバックに反対する理由を尋ねられたバックは、「決して良いものにはならないだろう」と答えた。


しかし、ミルズやバックはリユニオンに消極的な発言をしていたが、サプライズが用意されていた。R.E.M.のオリジナル・メンバーである、マイケル・スタイプ、ピーター・バック、マイク・ミルズ、ビル・ベリーの4人が、ソングライターの殿堂入りを記念して、2007年以来初めて今夜(6月13日)公の場でパフォーマンスを行った。

 

この式典では、スティーリー・ダンのウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲン、プロデューサーのティンバランド、ソングライターのヒラリー・リンゼイとディーン・ピッチフォードもSHOF(ソングライター)の殿堂入りを果たした。


R.E.Mは、1980年代中頃、アメリカの大学生が運営するラジオ局を中心に発展したカレッジ・ロックの代表格として音楽シーンに台頭し、オルタナティヴ・ロックのベースを形作り、インディーズバンドが商業的な成功を収められることを実例で示してみせた。また、彼らの活動はシアトル・アバディーン等の動きと連動し、1990年代始めに重要なムーブメントを発生させる原動力ともなった。R.E.Mは、1990年代のリリースを通じて、USチャートの上位を獲得し、全米を代表する世界的なロックバンドに上り詰めた。R.E.Mのランドマークとしては、1988年の『Green』、1991年の『Out Of Time』、1994年の『Monster』等が挙げられる。

 

1997年には脳動脈瘤を患ったビル・ベリーがバンドから離れ、R.E.M.はスティープ、バック、ミルズを中心としたトリオで活動を続け、2011年に解散した。


R.E.M.は、2011年に解散するまで、スタイプ、バック、ミルズの3人を中心に活動を続けてきた。彼らは、次第に高額になる再結成のオファーを何度も断ってきたが、それ以来、バック・カタログのリイシューを積極的に推進してきた。マイケル・スタイプはまた、初のソロ・アルバムの制作に何年も取り組んでいるが、情報筋によると、現時点ではリリースの予定は未定という。

 

 


フレンチポップ/イエ・イエの代表的なシンガーソングライター、女優、モデルであったFrancoise Hardy(フランソワーズ・アルディ)が喉頭癌のため80歳で亡くなった。


彼女の息子であるトーマス・デュトロンクがソーシャルメディアでこのニュースを明らかにし、赤ん坊の頃のアルディに抱かれている写真を共有した。デュトロンクはシンプルに "Maman est parties"(「ママはもういない」)と書いた。


アルディは1944年の冬、ナチス占領下のパリで空襲の最中に生まれた。彼女と妹は、会計士のアシスタントとして生計を立てていたシングルマザーに育てられた。16歳でギターを手にしたハーディは、すぐにクラブで演奏し、レコード会社のオーディションを受け始めた。


17歳のときにディス・ヴォーグと契約し、レーベルから最初のEPがリリースされ、彼女のデビューアルバム『Tout les garçons et les filled』にまとめられた。アルバムには、彼女のヒット曲'Tous les garçons et les filles'、'Le temps de l'amour'、'J'suis daccord'が収録され、その成功により、彼女はセルジュ・ゲンスブールがモナコに紹介したイエ・イエ・ムーブメントの重要な一角を担った。


1963年、フランソワ・アルディはモナコ代表としてユーロビジョン・ソング・コンテストに出場し、5位に入賞している。その翌年、ロンドンでレコーディングを始め、『Mon amie la rose』、『L'amitié』、『La maison où j'ai grandi』、『Ma jeunesse fout le camp...』などのアルバムでサウンドの幅を広げた。70年代初頭を通じて、アルディはセルジュ・ゲンスブール、パトリック・モディアノ、ミシェル・ベルジェ、カトリーヌ・レナードらとコラボレートしている。


ブルームバーグの新しい報道によると、スポティファイは2024年後半、ハイファイ・オーディオ・ティアを開始することがわかった。


現行のプレミアム・プランに追加料金を加算し、スポティファイはハイファイ・オーディオをアドオンとして販売する予定だ。より高音質のオーディオの出力に加えて、このアップグレードは加入者に対して"プレイリストの作成と楽曲ライブラリの管理のための新しいツール "を提供するという。


ブルームバーグによるレポートには、「新しいプランへの加入者は、特定の活動、日付、時期に合わせてカスタムプレイリストが即座に作成することが可能になる」とある。


正確な月額費用は加入する基本プランにより異なるが、ブルームバーグの情報筋は、料金は平均して約40%の値上げになると見積もっている。スポティファイが2021年にハイファイ・オーディオ・プランを発表した当初、アップル・ミュージック、アマゾン・ミュージックのような競合他社は、ロスレス・オーディオを追加料金なしで標準の購読プランに導入する取り組みを行った。


2021年、競合のアップル・ミュージックとアマゾン・ミュージックは、スポティファイがHi-Fiオーディオ層の導入を発表後、追加料金なしでロスレスオーディオをプランに統合している。2010年代にかけて多数のユーザーを獲得したスウェーデン企業のスポティファイは現在、一企業として混迷期に差し掛かっている。取り分け、ロイヤリティの配分に関する不均衡がたびたび指摘されてきた。


今年5月には、Mechanical Licensing Collectiveが、スポティファイが一部のプレミアムサービスをバンドルとして再分類することで、ソングライターから1億5000万ドルのロイヤリティを搾取したとして訴訟を起こしたばかりだ。


今回の新プランの導入は、気軽にプレイリストを楽しみたいというリスナーにとってやや重荷となりそう。というのも、親しいユーザーとのやりとりやプレイリストの共有という面がSpotifyの強みであった。


しかし、その一方、プレイリストの自動作成があまりにもフィーチャーされすぎると、むしろランダムに音楽を探す機会が少なくなってしまう。これまで、ニール・ヤングが指摘してきたように、Spotifyは音質の悪さや粗さが指摘されることが多々あった。新たなプランで導入されるAppleのロスレスオーディオに対応する高音質の出力については、従来のSpotifyの弱点を補填する可能性がある。今後の動向を注視したい。

PJハーヴェイ:   プリマヴェーラ2024のステージにて

PJ ハーヴェイとスティーヴ・アルビニは、意外なことに、1993年のハーヴェイの代表的アルバム『Rid Of Me』で一緒に仕事をしていた。そして彼女はお気に入りのフェスティバルでのパフォーマンスを彼に捧げた。


アルビニは、最新アルバム『To All Trains』をリリースしたばかりの自身のバンド、シェラックとともにフェスティバルに出演する予定だった。アルビニが心臓発作のため61歳で死去したことが明らかになったため、スペイン/バルセロナのプリマヴェーラサウンドはスティーヴ・アルビニにステージを捧げた。また、アルビニの名に因んで特設ステージを用意し、追悼のためのリスニングイベントを開催し、シカゴの伝説的なミュージシャン/スタジオエンジニアの死を偲んだ。


故プロデューサーへの賛辞の先頭に立ったハーヴェイは追悼の意を表した。「スティーヴ・アルビニと出会い、彼と仕事をしたことで、私の人生は大きく変わった。彼は音楽と人生について多くのことを教えてくれました。スティーブは素晴らしい友人で、賢く、親切で、寛大だった。とても感謝している」


「スティーヴ・アルビニの死を偲んで、次の曲を歌いたいと思います。スティーヴはこのフェスティバルのためにここにいるべきだったし、みんなが彼のことを思ってくれたら嬉しい」と、プリマヴェーラのステージで、2004年のアルバム『Uh Huh Her』に収録されている「The Desperate Kingdom Of Love」を披露する前にPJ ハーヴェイは語っている。献辞は50分あたりから始まる。


PJ Harveyの最新アルバム『I Inside the Old Year Dying』は、2023年7月7日にPartisan Recordsからリリースされた。(レビューを読む) このアルバムはマーキュリー賞にノミネートされています。




1980年代のポピュラーミュージックを象徴するシンガー、シンディ・ローパーがツアーから引退を表明しました。大ヒット曲「Girls Just Wanna Have Fun」のシンガーソングライターである彼女は、月曜日の朝、フェアウェルツアーを正式に発表しました。


ローパーは、今週後半にパラマウント+で火曜日に初公開される彼女のキャリアについての新しいドキュメンタリー映画『Let the Canary Sing』のプロモーションの中で、それについて話すと思われますが、今お別れツアーをすることを決めた理由を説明する声明は発表していません。


Girls Just Wanna Have Fun Farewell Tourは、彼女にとって10年ぶりとなる大規模なロードトリップであり、10月18日にモントリオールで始まり、12月5日にシカゴのユナイテッド・センターで終了する。


途中のアリーナ公演には、10月30日のニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン、11月1日のナッシュビルのブリヂストン・アリーナ、11月23日のロサンゼルスのインテュイット・ドーム、11月24日のパーム・デザートのアクリシュア・アリーナ、11月26日のサンフランシスコのチェイス・センターなどがある。また、10月24日にはデトロイトのフォックス・シアターでアリーナ以外の公演も行う予定です。



チケットは、火曜日にアーティストの先行発売が開始され、その後、現地時間金曜日の午前10時にLiveNation.comで一般発売が開始される前に、他の先行発売が開始される。オープニング・アクトは後日発表されます。


昨年トライベッカでプレミア上映されたアリソン・エルウッド監督の『Let the Canary Sing』は、火曜日からアメリカとカナダのParamount+で上映されます。同日、ローパーはハリウッドのTCLチャイニーズ・シアターで行われる手形セレモニーに参加した後、同シアターで行われる同作品のプライベート・プレミアに出席し、その後質疑応答が行われるという。水曜日には、"ジミー・キンメル・ライブ!"でドキュメンタリーとお別れツアーについて語る予定です。

Julian Baker


アメリカのプロサッカーリーグ、MLS(メジャーリーグ・サッカー)はヨーロッパの主要リーグで活躍した後、スター選手が移籍することでよく知られている。この動向は既に10数年前から顕著だった。現在、ハビエル・エルナンデス、ブスケツ、キエッリーニなど往年の名選手が各クラブに在籍。日本国内では報道されることは滅多にないが、現在、吉田麻也、久保裕也などがプレーしている。MLBやNBAやNFLの人気には及ばないものの、リーグとしてのレベルはかなり高い。


今回、MLSの試合前のセレモニーに登場したのは、なんとボーイ・ジーニアスのジュリアン・ベイカーさん。元々はソロギタリスト/シンガーとして活躍していたベイカーは、ユニフォーム姿でピッチに登場し、カラフルなギターを背負い、エネルギッシュなライブパフォーマンスを披露している。


メジャーリーグ・サッカーのナッシュビルSC(略してサッカークラブ)は昨夜、同地出身の有名人ジュリアン・ベイカーのパフォーマンスでプライド月間をスタートさせた。試合前のセレモニーの一環として、ボーイ・ジーニアスのメンバーは、フィールドにボールを届け、彼女が運んだケースからボールを取り出し、台座の上に置いた。ベイカーは、自身のレコードでは披露しないようなシュレッディングのテクを駆使し、お得意のギター・スキルを披露。グラミー賞アーティストの登場にスタジアムはどよめき。MLSの人気も今後急上昇しそうだ。試合は惜しくもニューイングランドに1-2で敗北を喫しています。サッカー・セレモニーの映像は以下からご覧下さい。




レイジ・アゲインスト・ザ・マシンのギタリストとして知られているトム・モレロは今日60歳の誕生日を迎えました。(おめでとうございます) そして、今日、彼はウディ・ガスリー賞の最新の受賞者として発表されました。この賞は、「音楽とアクティビズムへの卓越した貢献」を表彰するために10年前に始まったものです。ちなみに昨年の受賞者はプッシー・ライオットでした。


ウディ・ガスリーはボブ・ディランなど後発のフォークシンガーに影響を及ぼしたアメリカの伝説的なアーティストです。彼は第二次世界大戦に従軍し、アジア戦線にも参加し、広島の原爆投下にも言及した勇気のあるフォークシンガー。今回の受賞は同じように社会問題を率先して提起してきたモレロにとって相応しいものでしょう。ガスリーについて彼は次のように回想しています。


「ウディ・ガスリーは大胆不敵なアジテーターであり、6弦の扇動者であり、詩的な真実の語り手であり、ハーモニーを奏でる地獄の亡者でした。彼は元祖パンクロッカーであり、その人生、音楽、芸術、歌詞は、虐げられた人々のための正義と解放の道標だった。私自身の仕事においても、ウディは妥協や謝罪なしに見たままを伝えること、そして人々が立ち向かっているとき、いつでもどこでもピケラインやバリケードで私の歌(そして彼の歌)を演奏することにインスピレーションを与えてくれた」


マックルモアのパレスチナ賛歌からストリップ・クラブの組合化まで、さまざまな活動を支持してきたトム・モレロは、「恵まれない人々のために語ることで、ガスリーの精神と活動の模範となる」と表明しています。

Nos Alive

ライブイベントは近年、イギリスやアメリカ、アジアにとどまらず、ヨーロッパやEU圏内でファンベースを獲得し市場を拡大させている。ポップスやロックアーティストが最近、世界ツアーでヨーロッパ地域でのライブ開催を重要視している。これはマーケットが拡大する余地があるとマネージメント、イベント主催者側が考えていることの証し立てともなる。以前は南米がライブ市場として魅力的でしたが、現在はヨーロッパ圏に試金石が残されているようです。

 

南ヨーロッパ/スペインのプリマヴェーラ等が一番有名なイベントですが、ポルトガルのリスボンの音楽フェスティバル、”NOS ALIVE!"も近年、注目を浴びるイベントの一つ。そして注目すべきは、ヘッドライナーに関しては他の大型フェスティバルと比べても遜色がなく、他の大型フェスティバルでは見られないアーティストや地元の出演者を盛り込んでいることでしょう。

 

NOS アライブの主催者は、7月11日から13日にわたって開催されるコレト・ステージ、コメディ・ステージ、WTF Clubbingのラインナップを発表しました。

 

7月11日~13日には、アルジェスのマリティモ通り(Passeio Marítimo de Algés)で、パール・ジャム、スマッシング・パンプキンズ、デュア・リパ、タイラ、アーケイド・ファイアなどのアーティストが集結するラインナップが開催される。


7月11日のWTF Clubbingは、ポルトガルのエージェンシー、Match Attackのキュレーションによって企画される。Âme Live B2B Trikk、Awen B2B Djeff B2B Xinobi、Bateu Matou、Conhecido João、Conjunto Corona、Fresko B2B Vallechi、Silly、ZenGxrlが出演します。翌々日の7月13日には、アラン・ディクソン、エラ・ナイト、エメラルド、マティサ、シャウスDJセット、ヴィタリック、ワークス・オブ・インテントをフィーチャーした2年連続の「Decked Out!」等、DJセットやクラブミュージックの熱狂を野外ステージに持ち込む。


フェスティバルの初日(7月11日)は、実験音楽や現代音楽のような一般的なフェスティバルでは見られないようなスペシャルなミュージシャンの出演も予定されている。

 

アルアーダ・ムジカのキュレーションによるコレト・ステージは、ピアニストで作曲家のイネス・アペナスのパフォーマンスで幕を開け、ティポのインディー・フォーク、ジョアン・ナオ&リル・ヌーン、リカルド・クラヴィダのエクスペリメンタル・フュージョン、QUANTのエレクトロニック・ビートが続きます。7月13日には、カタリーナ・ブランコ、キャピタル・ダ・ブルガリア、マルキーズ、イサ・リーン、グルーヴ・アルマンダの出演が決定しています。


また、リスボンの音楽フェスは都市型フェスティバルとして相応な規模を確保している一方、地域密着型のイベント性を重視しているようです。特に、南欧圏のコメディアンを優遇し、音楽フェスにユニーク性を提供している点は独自性を打ち出したと言える。

 

コメディ・ステージは、ポルトガル初の試みで、ジルマーリオ・ヴェンバ、ベアトリス・ゴスタ、ダリオ・ゲレイロ、エドゥアルド・マデイラ、それから、コメディ活動25周年を迎えるフェルナンド・ローシャらが出演予定。NOSアライブ2024は、7月11日から13日まで、アルジェスのマリティモ通りで第16回目のイベントが開催されます。詳細についてはnosalive.comをご覧ください。