ノースロンドンのインディー・ロックバンド Wyldest  「The Best Is Yet To Come」をリリース

 


 

イギリス・ノースロンドンを拠点にするインディーロックバンドのWyldestは、新曲「The Best Is Yet To Come」をリリースしました。同時に、受賞歴のある監督のローリー・バラクロウが手掛けたミュージックビデオも公開されています。

 

バンドの主要なソングライターであるZoe Meadは、前作のスタジオアルバム「Monthly Friend」をほぼ一人の力で完成させ、その後もバンド内の象徴的な存在として活躍をしてきました。一般的に、多くを一人の力でやり遂げる力を有しているZoe Meadは、新たにリリースされたシングルにおいて、多くの芸術家たちが直面することを恐れることに向き合おうとしているようです。それは、作家としてのライターズブロックの存在であり、彼女は、仲間のソングライター、ルチアーノ・ロッシと助け合うことにより、この高い壁を力強く乗り越えようとしたのです。


4月12日にリリースされたニュー・シングル「The Best Is Yet To Come」は、イギリスの多くのミュージシャンが取り組んでいるように、この近年の世界の流れを大まかに時の流れとして捉え、それを何らかの形で咀嚼し、音楽によって解釈しようというものです。穏やかなギターラインのイントロで始まり、クライマックスは壮大で映画のような音響を持つ、深奥なる世界へ移ろっていきます。この曲の劇的な変化は、おそらくこのシンガーソングライターが見た外側の世界の急激な変化、それに伴う内的な変化を組み合わせ、それを音楽を介して表現されているのかもしれません。ロンドンのロックダウン中に書かれた今回の新曲「The Best Is Yet To Come(最善なるものは未だやって来ない」について、彼女は以下のように述べています。

 

私はあのとき、ロンドンの街にとどまり続けることを選びました。しかし、私の世界が変化し、ある意味で消え果てていくのを感じ取る事ができました。その後、ふと思ったのは、別の何かへの進化という意味がこめられていたようにも思えるんです。


2020年と2021年の多くの世界の人々と同じように、私は、自分の存在の中に窮屈に閉じ込められているという気がしていました。

 

変化に抵抗し、私の近くの多くの人々が必要であると感じたこと、それと裏腹にそういった人たちが徐々に離れていくような感じに苛立ちをなんとなく覚えていたのです。

 

The Best Is Yet To Come」は、かつて私達が持っていたすべての素晴らしさが、将来も引き継がれ、再び、やってくるであろうことに大きな期待を込めたものです。

 

人生はそもそもとても長いですし、複数の異なる章に分かたれています。それらは、すべて、長い旅の一部であり、決して、蔑ろにすべではありません。物事は、絶えず変化し、そして、進化しつづけているため、ときに、私達は、現在の時間を見失ってしまいます。でも、ただ、その乗り物の座席に座って揺られているのを楽しむことも出来る。いわば、そういったニュアンスをこの新曲に込めようとしました」

 

 

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