Margo Price、『Strays Ⅱ』から3曲のシングルを同時公開

 

©Chris Phelps

米国のカントリー・シンガー、Margo Priceは、再構成アルバムである『Strays II』から3曲のシングルを同時公開した。先日、「Malibu」が最初のシングルとして先行公開されている。

 

カントリー・シンガーのマーゴ・プライスは、このアルバムを3回に分けてリリースする予定で、第1幕ではビック・シーフのギタリスト、バック・ミークとジョナサン・ウィルソンとのコラボレーションをフィーチャーしている。第2幕、『Mind Travel』には、夫でシンガーソングライターのジェレミー・アイヴィーと共作した「Black Wolf Blues」と「Mind Travel」、そしてマイク・キャンベルとのコラボ曲「Unoriginal Sin」が収録されている。試聴は以下から。


マーゴ・プライスは新曲について次のように語っている。


サイケデリックな旅は、時間と空間のぼんやりとしたウサギの穴に続いている。マイク・キャンベルに「Unoriginal Sin」というダークなロッカーを共作してもらえたのは幸運だった。彼との作業は、曲作りのマスタークラスを受けたようなものだった。時には、しばらく探っていなかった暗いコーナーがあるものだが、それを掃除するのはいいことだ。


「Mind Travel」は、私が書いた曲の中で最も奇妙な歌詞の曲のひとつだ。ジェレミーとサウスカロライナで書いたんだ。シロシビンで体外離脱を体験したことが影響している。私たち2人は、死を受け入れること、そしてすべてがいかに早く過ぎていくかを思い知ることについて、信じられないような突破口を開いたんだ。過去にとらわれない限り、反省したり過去を思い出したりしてもいいんだ。旅のこの部分は、現在に満足することを学ぶ場所なんだ。


これらの曲がどのように組み合わされたのかが好きだ。特に「Black Wolf Blues」は、ジェレミーが私の視点から歌詞を書き始めたんだ。私の祖先、祖父母(ポール&メアリー・プライス)、そして彼らの愛と、干ばつで農場を失ったにもかかわらず、それがどのように育っていったかを振り返っている自分に気づいたんだ。私はコードとメロディーを書き、詩とコーラスの仕上げを手伝った。この曲には甘さとノスタルジックさがあるけれど、そこには迫り来る闇がある。アルバム全体を通して、迷子のように目を光らせ、道を切り開いてきたオオカミがいる。彼を探して。目に見えない疫病が宙を漂っているようなもので、スーツを着てネクタイを締めた男が、まっすぐな白い歯を見せて嘘をついているのだ。彼は物陰に隠れている。


昨年の『Strays』に続く『Strays II』は、10月12日にLoma Vistaからリリースされる。

 

「Black Wolf Blues」  

「Mind Travel」  

「Unoriginal Sin」