Penguin Cafe  10周年記念リイシュー「A Matter of Life...2021」が発売

 ペンギン・カフェ・オーケストラは、アート・ミュージックをいち早くシーンにおいて体現したグループで、1980年代には日本でも一般的な人気を獲得。以前には、来日公演を行っていて、日本ではコアなファンから支持される実験音楽グループです。

 

 

オーケストラを率いていたサイモンス・ジェフスの息子、アーサー・ジェフスが父の遺志を受け継ぎメンバーを一新して結成したペンギン・カフェは、今回、デビュー・アルバム「A Matter Of Life」の十周年記念リイシューを4月29日にErased Tapesから発売しています。 

 


 

今回のアルバムのリイシューは、全曲にリマスターが行われ、さらに、初めてビニール盤として再発が行われます。このレコードには、アーサー・ジェフスの故父、ペンギン・カフェ・オーケストラの創設者、サイモン・ジェフスを記念するリードシングル「ハリービア」の2021年の新たなレコーディング曲が収録されているのも、往年のファンとしては見逃せない点です。

 

4月29日に10周年記念リイシュー盤として再発された「Matter of Life...2021」は、コラボレーションで見いだされる典型的な魅力が遺憾なく引き出され、ファンのお気に入りに新たな生命が吹き込まれた瞬間でもあります。スウェードのニール・コドリング、パーカッション奏者として、ゴリラズのキャス・ブラウン、個性的なコラボレーターを招き、再録が行われたこのアルバムは、元のPCOの美学を取り入れ、自負を持って再定義された味付けがなされ、典型的な英語のサウンドを維持していますが、新鮮な方向性が示され、彼らが新たな存在に進化したことを証明付けるものです。

 

私は、元々、24年前、父の追悼式で演奏をするために「ハリービア」を作曲しました。以後、行ったほとんどのギグ(サウンドチェック)の終わりにこの曲を演奏してきました。おそらく、数千とまではいかぬものの、数百回は演奏したはずです。「A Matter Of Life」を最初にリリースしてから幾度も...、アルバムのリイシューを行うと決めた時、ロバートと私は、ふたりとも、この曲の最新バージョンを録音することはとても楽しくてたまらないことだろうと思っていました。そして、それは進化を続けています。ですから、これは以前とほとんど同じ曲にもかかわらず、2011年からの時間の経過を反映したニュアンス、ディテールが多く含まれていると考えています。                             

 

---Arthur Jeffes

 

 

アルバムのカバーアートワークは、英国の写真家、トスカーナの二番目の家でアーサーを訪問するために送られた長年のコラボレーター、アレックス・コゾポリスにより撮影された美しい写真が取り入れられて新しく生まれ変わっています。

 


 

ラスのコンセプトは、エミリー・ヤングの原曲を再現するにとどまらず、父と息子を連想させるような小さな男の子、そして、コウテイペンギンの姿の代わりに、アーサーと娘をコンテクストの中に配置することで世代の交代を表現しています。


リマスターが行われた再発盤「A Matter Of Life...2021」の十周年記念エディションは、2022年4月29日からデジタル、12インチビニール、CDの三形式でリリースが行われています。

 

 

Erased Tapes

 

 

https://www.erasedtapes.com/release/eratp149-penguin-cafe-a-matter-of-life-2021 



bandcamp



https://penguincafe.bandcamp.com/album/a-matter-of-life-2021


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