ブライトンの4人組、The New Eves(ザ・ニュー・イヴス)がデビューアルバム『The New Eve Is Rising』を発表  8月1日にリリース

 

 The New Eves   Photo:Katie Silvester

ブライトンを拠点とする4人組、The New Eves(ザ・ニュー・イヴス)が本日、記念すべきデビューアルバム『The New Eve Is Rising』をトランスグレッシヴ・レコードより2025年8月1日にリリースすることを発表した。 レーベルが送り出す期待の若手バンド、今後の活躍に注目しよう。


この発表には、アルバムのオープニング曲 "The New Eve "とトラック "Rivers Run Red"、そしてビジュアライザーが添えられている。(ストリーミングはこちら


''The New Eve"は、マニフェストのような重要な役割を果たしている。雰囲気のある呪文であり、彼らの世界への開かれた扉でもある。それは以下のファンタジックな詩を見てみるとよくわかる。


 ''新しいイヴは土のもの/花崗岩、黄土色、マグマ、土/彼女の体の骨はすべて聖なるもの/彼女のポケットの中の石はすべて家庭的なもの。そこには反抗心があるが、それは誰にでも開かれている。''


バンドは言う。「この詩はニーナがスウェーデンの山中にある家族の山小屋で書いたものだ。 それは私たちのこと。 若い自分たちのためでもある。 みんなのこと。 誰のためでもある。 大音量で演奏し、それに合わせて逃げたり、銀行強盗をしたり、行進したり、踊ったり、笑ったりするための曲。 ある意味、ラブソングで、頌歌でもある。 そして栄光の雄叫びでもあるんだ」


''Rivers Run Red''は、「ヴァイオレットが踊れるような、奇妙で小さな曲として」生まれたとエラは言う。初期のハロウィーン・バージョンでは、ヴァイオレットがステージで血を流しながらパティ・スミスの歌詞を歌っていた。


今では、フルート、魅惑的な円形のベースライン、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド風の催眠術を駆使した、本格的なニュー・イヴスの曲になっている。 この曲には、ケイトが振るマッチ箱まで登場する。


「最初の歌詞は、エラが10代の頃に書いた詩。 私たちがジャムっている間に、たまたま彼女が暗記していたものなの。 彼女は、曲の後半でケイトの歌詞にインスピレーションを与える別の詩も書いたんだけど、最終的には10代の頃の詩に戻った」


「この曲全体は偶然のようなもので、そのおかげで、ニーナの "ディスコ・チェロ "やヴァイオレットの "キャンピング・カップ・パーカッション・デビュー "のように、たくさんの変身を遂げ、私たちを新しい場所に連れて行ってくれた。 今、私たちはこの曲が大好きなのよ」


ザ・ニュー・イヴスは、ヴァイオレット・ファラー(ギター、ヴァイオリン、ヴォーカル)、ニーナ・ウィンダー・リンド(チェロ、ギター、ヴォーカル)、ケイト・メイガー(ベース、ヴォーカル)、エラ・オーナ・ラッセル(ドラムス、フルート、ヴォーカル)の四人からなる。おどろくべきは、全てのメンバーがボーカルを歌う。ソロシンガーという固定概念はない。


パティ・スミスやルー・リードのような文学性、イギリスの古典的な民族音楽を組み合わせたグループである。その瞑想的な音楽性は、BC,NR、Last Dinner Partyといった現代的なバンドのシアトリカルな性質もあるが、それと同時に70年代のUKロックと呼応する側面もある。彼女たちの音楽にはLed Zeppelinのような民族音楽のフォークミュージックの影響をとらえることも難しくない。


バンドは5月から国内ツアーを出発させ、冬にはピッチフォーク・フェスティバル(パリ)に出演予定。複数のツアー日程では、Ninja Tuneの人気バンドで、新作アルバムをリリースした、BC, NR(Black  Country, New Road)と共演予定だ。港町ブライトンが輩出する新鋭グループの船出。

 


「Rivers Run Red」

 

 

 

The New Eves 『The New Eve Is Rising』



Label:  Transgressive

Release:2025年8月1日


Tracklist:


The New Eve

Highway Man

Cow Song

Mid-Air Glass

Astrolabe

Circles

Mary

Rivers Run Red

Volcano


Live dates:


May 15th - 16th - The Great Escape, Brighton, UK

May 24th - Dot to Dot Festival, Bristol, UK

May 25th - Dot to Dot Festival, Nottingham, UK

July 24th - 27th - Latitude Festival, Suffolk, UK

July 31st - Aug 3rd - Wilderness Festival, UK

August 30th - End of The Road Festival, UK

September 15th - Hare and Hounds 2, Birmingham, UK

September 16th - Hyde Park Book Club, Leeds, UK

September 18th - Barrowland, Glasgow, UK [w/ BCNR]

September 20th - The Glasshouse, Gateshead, UK [w/ BCNR]

September 22nd - Bristol Beacon, Bristol, UK [w/ BCNR]

September 24th - Corn Exchange, Cambridge, UK [w/ BCNR]

September 27th - The Castle, Manchester, UK

October 3rd - The Old England, Bristol, UK

October 7th - Hoxton Hall, London, UK

October 9th - Concorde 2, Brighton, UK

November 7th - Pitchfork Festival, Paris, FR