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ポートランドのプロデューサー、Elijah Knutsenによるニューアルバム『Music For Vending Machines 2』がリリースされました。本作は「Music For Vending Machines」プロジェクトの続編となっています。彼の住むポートランドの風景、そして春の訪れを感じさせる作品となっている。
アルバムの四曲は、それぞれ雰囲気の異なるトラックが収録されている。テープディレイを用いた曲からこのプロデューサーが得意とする清涼感のある曲まで様々な環境音楽を楽しめる。
「(4つの)環境を音のパレットへと凝縮し、まるで自動販売機で買ったもののように気軽に楽しめる、ミニチュア化されたアンビエント体験。このプロジェクトの第2弾は、パステル調の春を映し出した、抽象的で境界的な作品です」 制作者による楽曲の解題は以下の通りとなっています。
1 - Peach Blossom Sound
洗い流すような、清らかな息吹。孤独な桃の花の木の花びらをくぐり抜け、柔らかな電子パルスがちらつき、ドローン音を奏でる。ピンク色の和音とメロディーが彩りを添え、トラックは増減を繰り返す。その間も、人々や記憶が木から漂い、まるで繊細な花びらが地面に舞い落ちるように。
2 - Coastal City at Night Sound
夜鳥の鳴き声、奇妙な風景の中を歩く心地よい散歩。空気は海風で冷やされ、闇に包まれている。この記憶は、暖炉の上の高い場所に置かれた、薄暗い黒い宝石の中に封じ込められている。ひらめくようなギターのコードが、孤独で馴染みのない、あの奇妙な都市の音と共に膨らんでいく。
3 - Empty Rose Garden Sound
忘れ去られた時と場所の音。洞窟のようなピアノの和音が、時の刻まれた雲の間を響き渡る。この場所は今や空っぽで、存在するのはあなたの記憶だけ。それは次第に薄れていく。
4 - Crystal Pink Aqua Cavern Sound
地球の奥深く、ピンク色の石でできた、きらめき、眩い洞窟。この場所では時間が反射し、収縮する。唯一の具体的な音は、水の滴る音だけだ。あなたは、ただ自分の思考だけを伴い、ここに何生も閉じ込められてきたのだろうか? ドローンと響く周波数だけが存在し、そして、眩いばかりの春色の結晶が……。





