バルセロナの作曲家、エレクトロニックプロデューサー、Sylvain Shauveauがニューアルバム 『Complexity of the Simple』を発表   


バルセロナの作曲家、エレクトロニックプロデューサー、Sylvain Shauveauが新作アルバム 『Complexity of the Simple』を発表。京都の寺にインスピレーションを受けて制作された本作は6月5日にリリースされる。


発表に合わせてニューシングル「Le zen dans l'art du tir à l'arc」が公開された。禅的な静けさを持ち、枯山水の庭の意匠のように落ち着いたマレット/シンセが点描画さながらにパルス音を形成、スティールパンの音色が瞑想的に鳴り響き、美麗なハーモニーを描く。まるでサウンドデザインのようだ。


ニューアルバム『Complexity of the Simple』は日本語で「単純さの中に潜む複雑さ」を意味している。このアルバムにはシルヴァン・ショーヴォーが日本旅行をした際の直覚的な気づきが盛り込まれ、それらが近年の地球のエネルギー、資源問題と結びつけられている。



このアルバムについて、シルヴァン・ショーヴォーは次のように説明しています。


この物語は、数年前、一般公開されていなかった京都の東海庵(妙心寺)の禅庭園に描かれた白砂の線を見つめていたことから始まりました。時が止まったかのような、その一瞬の体験から、私の新作アルバム『The Complexity of the Simple』のインスピレーションが生まれました。

 

本作は2026年6月5日、レーベル「130701」(Fat Cat Recordsの傘下)よりリリースされます。これは、2022年の『L’effet rebond』以来となる、私の初のソロ・スタジオ・アルバムです。


私は、ミニマリズムへの道を歩み続けながら、2016年から2025年までの約10年間にわたり、細心の職人技を以てこれらのインストゥルメンタル曲に取り組みました。この美学は視覚芸術、特に彫刻家ピエール・ラバから影響を受けており、彼は本作のジャケット写真も手掛けています。


この新作を通じて、今後数年から数十年にわたり極めて重要になると私が考える問題に注目を集めたいと思います。音楽産業は、化石燃料(石油、石炭、ガス)のおかげで誕生しました。これらは私たちが日々排出する過剰なCO²の原因であり、産業のあらゆる段階においてこれらに依存しています。

しかし、これらのエネルギーの利用は将来、急激に減少する運命にあります。気候変動を抑制するために社会を脱炭素化する必要があるから、あるいは単にそれらが非再生可能であり、ピークアウトと衰退が避けられないからという理由からです。
この移行は、生態系への逆風が吹き荒れる現代において、途方もなく長期にわたる取り組みです。何年も、おそらく何十年もかかるでしょう。そして、いずれにせよ、早ければ早いほど良いということはわかっています。

こうした状況下で、私たちはいつ行動を起こすべきでしょうか?いつから、炭化水素のない、おそらくはより質素な未来の世界に向けた準備を始めるべきでしょうか?音楽の制作、演奏、鑑賞において、どのような新しい形が生まれてくるのでしょうか?





Sylvain Shauveau 『The Complexity of the Simple』



Tracklist:
 
1 01 - Le zen dans l'art du tir à l'arc 
2 02 - The Guitar Piece I Wrote for Masumi 
3 03 - Wabi Sabi for Beginners 
4 04 - Sen No Rikyu 
5 05 - Lignes Tranquilles Dans Le Gravier Blanc