J-POP Trends:  2026年4月の邦楽の注目作をピックアップ

 


GWも最終盤となりましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。すでにリリース情報として掲載済みの内容もございますが、4月にリリースされた邦楽の新譜情報をご紹介します。先月はそれほど数は多くなく、サウンドトラックが多め。下記よりお好みの曲をチェックしてみよう。

 

 

髙位妃楊子 「ある小説家の日記」 サウンドトラック


ヒットメーカーのミステリー作家が死後残した“日記”をめぐり、2人の女性が、秘密の行為に出る―。オリジナル脚本・上原哲也 × 主演・夏帆でお届けするサスペンスフルなヒューマンドラマ「ある小説家の日記」。


AIの恐怖性に迫る本作において、音楽家・髙位妃楊子自身もまた、創作に伴う「恐れ」と向き合いながら制作を行った。

 

今や奇妙さもなく人の表現に綺麗に紛れ込み、時には自分でも辿り着けなかった言葉を代弁してしまうAI…。中盤の楽曲では、自身の楽曲をAIに模倣させ、微細な違和感を生み出す試みに挑んだ。また、作詞も手がけたエンディング曲「No One Could Touch」では、生の歌声を大切にしつつ、いくつかのフレーズの終わりだけを自然にAIの歌声に置き換えることで、表現を侵食されていく演奏家の恐怖や、それを識別できない私たちの愚かさや危うさを忍ばせている。

 

新しい時代における音楽の価値とは何か、そして「共感」や「人間らしい良い曲」とは何なのか__本作は、その問いに静かに触れようとしている。

 

 

 

・ストリーミングURL:https://ssm.lnk.to/TheDiaryofaNovelist

 

 

小山絵里奈 「対決」 NHKプレミアムドラマ サウンドトラック 



坂本龍一が生前にその才能を見込んでいた音楽プロデューサー、小山絵里奈によるサウンドトラックが、ドラマの放送開始から数日遅れて配信開始となった。


サウンドトラックに収録されている全21曲は、NHK BS 4Kで4月5日から放送中のプレミアムドラマ『対決』内で使用されている。弦楽器やピアノ、そしてシンセを中心とするBGMが多い。

 



・ストリーミングURL: https://ssm.lnk.to/Taiketsu



ハンバート ハンバート 「虎」 -Best New Track


THE FIRST TAKEで披露した「虎」の音源も本日配信リリースされました。アコースティックピアノをベースにした両者の人生観が反映された心温まるようなバラードソングとなっている。

 

佐藤良成と佐野遊穂によるデュエットも息がピッタリあっています。2010年にリリースされてから、胸を打つ歌詞が多くの共感を呼び長く愛されてきた代表曲のひとつ「虎」。ドラマティックなメロディが印象的な本楽曲を、力強いピアノとふたりの歌声が響く一発撮りにて披露した「THE FIRST TAKE」バージョンがリリース。同時公開のミュージックビデオには、作家/お笑い芸人/タレントと幅広い才能を発揮する又吉直樹さんが出演しています。ぜひご覧ください。

 

「虎」 


 

・ストリーミングURL:https://humberthumbert.lnk.to/Tora_TFT 

 

 

真名子新 「弾き語りの男」- Best New Track



『良くなった動物』からのセカンドシングル「弾き語りの男」。代々木公園野外音楽堂でのフリーライブでもお披露目された。

 

神戸のシンガーソングライター、真名子 新は先日開催かれた「Apple Vinegar Music Award 2026」で五人の審査員の信任を受けて大賞を受賞した。(選考会の詳細)ブルース風の渋いアコースティックギターからスポークンワードに近いボーカル。個人的な感慨から社会や世界を見るような俯瞰的な視点の歌詞。田舎と都会、そして古典的な音楽性と現代的な音楽性が混在する懐かしくも新しいニューシングル。これが新しいジャパニーズフォークのカタチなのか!?

 

 

「弾き語りの男」

 

・ストリーミングURL: https://manakoarata.lnk.to/AManPlayingGuitar 

 

Tenbin o  『Fishigi Na Binsen』- NEW ALBUM


Tenbin Oは、東京を拠点に活動をおこなう本格的なライブセッションを中軸に置くトリオである。4月22日にニューアルバム「Fushigi Na Binsen」をリリース。ポストパンクからモダンソウルまで様々なジャンルを織り込んだ1st「Lack Of Heroism」、パーカッションの積極的な導入でビートを複層化し、ダウンビートでエキゾ味を増したグルーヴを獲得した2ndアルバム「illegal positive」を経て、今作は、研ぎ澄まされたリズムとメランコリックなループサウンドが自然体の体を揺らし、メロディが幽玄に揺蕩う“平熱のサイケ・グルーヴ”に酔いしれるべし。


本作にはキーボードに谷口雄が参加。ジャケット&アーティスト写真は船津晃一朗。ジャケット・デザインはメンバーが手がけている。下記よりスタジオライブのパフォーマンスをご覧ください。

 


 

 

・ストリーミングURL: https://found.ee/tenbino_fushiginabinsen 

 

 

Le  Makeup 『The Crying Xpress』 - NEW ALBUM


4月29日、Le  Makeupのニューアルバムがリリースされた。人とのつながりをテーマにした新作で彼は現代的な若者の心情を巧みに表現する。また、人間としての成長の過程が込められた新作といえるかしれない。多くのリスナーはそこに自分に似た誰かを発見することだろう。


ニューアルバム「The Crying Xpress」は、SNSで呟くみたいに、誰に話すまでもないけど聞いてほしい自分の話である。ルメイクアップは今作で若者らしい繊細さや脆さを巧みに表現している。従来培われたヒップホップやビートの表現はようやくJ-POPらしい音楽として体現されることになった。


「hold on」

 

・ストリーミングURL: https://ssm.lnk.to/TheCryingXpress 


三月のJ-POP Trendsはこちらからお読み下さい。