佐藤奈々子、29年の時を経てリリースするニューアルバム『LUST』から新曲「A Bullet Hole In My Ear」が配信スタート!


今春、伝説のブリテイッシュ・フォーク・バンドのペンタングルのギタリスト、故ジョン・レンボーンとの共作で幻の未発表曲「A Rolling Stone From Heaven」を突如リリースし、同楽曲を収録したアルバム『LUST』を9月に発売することを発表した佐藤奈々子。シティ・ポップ・アーティストとして海外の音楽ファンからも支持されている彼女が、この度更なる新曲「A Bullet Hole In My Ear」を配信リリースした。


この楽曲が誕生した背景について奈々子は次のように話いてる。「歌詞の中で特に思い出深いのが『A Bullet Hole In My Ear』。稀代のキュレーターで、ベルギーのゲント現代美術館の館長だったヤン・フートと親しくしていた頃に、ヤンが『戦争とは、耳に穿たれた穴だ』と言いました。この言葉が強烈に心に響きました。突如として、鼓膜に穴が穿たれ、何かが永遠に失われてしまうことのとてつもない恐怖を感じました。その後、"A Bullet Hole In My Ear"という詩を書きました。戦争の狂気とそれに対峙する愛の歌でした。そしてこのレコーデイングでみんなに詩を見せて、即興的なセッションをしました」


アルバム『LUST』は、1996年から97年にかけてロンドンのMaison Rogue Matrix Studioで レコーディングされた未発表作品で、まさにこの度29年間の眠りから解き放たれることとなった幻のアルバムである。前述のジョン・レンボーンに加え、ダニー・カミングス(ダイアー・ストレイツ/ブライアン・アダムス)、 ブリンズレー・フォード(AZWAD)、ダン・バウトウッド(イアネロ)、ジェームス・デナム(アディクト)、チャーリー・プライス(シザー・メン)など、数多くの名だたるミュージシャンが参加した、即興的でジャム・セッション的なレコーディングの瞬間を捉えている。そしてレコーディング・エンジニアには藤井聡、さらに奈々子が日本で一番好きだというロック・ギタリストの長田進が日本から名を連ねている。


アルバムのレコーディングについて奈々子はこう話す。「レコーディングは、どんな風にやったかというと、1曲( 「Never Ending Love Letter」 )以外は、ほとんどがその場で即興的なジャム・セッションのレコーディングでした。たくさん詩を書いて持って行き、その時に感じるままに詩を選び、みんなに見せて、次はこんな感じの曲をやりたいといくつかのキーワードを伝えて、ジャム・セッションをしながら、どんどんレコーディングしました。それはそれはスリリングで楽しかったです。詩を選んで、音のイメージが湧いてくるままに、みんなとのセッションは最高に楽しい日々でした」


収録曲は、アブストラクト・ジャズ・ヴォーカル(「Love Trip」)、 チベットの民謡(「The Sorrow Of The Wind」)、サイケデリック・ポップ(「Mad Memories」)、グローバルなリズム(「Angel Whispers Midnight」)、アヴァンギャルド・ロック(「A Dirge For Coral」)、うねるようなシタール(「Never Ending Love Letter」)、ファンク・ロックの熱演(「Hell’s Bloom」)など、多岐にわたる。この作品は、明確なジャンル分けを拒むものであり、奈々子の多作かつ探求心あふれる音楽的キャリアと、その制作過程における自由奔放な姿勢の両方を物語っている。


アルバム『LUST』は9月30日(水)に日本ではフィジカル盤とデジタルが同時リリース予定。また、11月3日(水)には奈々子が坂本龍一、佐野元春とそれぞれコラボレーションした両A面7インチ・シングル「ファッション・エナジー/黄昏の恋人たち」が日本コロムビア株式会社より発売されることが決定している。


「A Bullet Hole In My Ear」



【アルバム情報】



アーティスト名:佐藤奈々子(Nanaco Sato)

タイトル名:LUST(ラスト)

品番:GB4006CD (CD) / GB4006 (LP)

日本発売日:2026年9月30日(水)予定

レーベル:Gearbox Records

クレジット;

Nanaco Sato: Vocals, Guitars

John Renbourn: Guitar

Susumu Osada: Guitar

Dan Boutwood: Guitar

Alan Clark: Hammond Organ

James Denham: Bass, Trumpet, Vocals

Charlie Price: Drums

Dolma Kyap: Vocals, Tungna (traditional folk lute)

Baluji Shrivastav: Sitar, Tabla

Brinsley Forde: Vocals

Danny Cummings: Percussion, Vocals

Barry Rutter: Synthesizer, Electronic Production

Ben Galvin: Synthesizer, Electronic Production

Produced by Nanaco Sato and Satoru Fujii

Recorded and mixed in 1996-1997 by Satoru Fujii, at Matrix Maison Rouge Studios, London, UK

Except track 14: John Renbourn’s guitar recorded by Nick Turner at Watercolour Music, Corran,

Fort William, Scotland

Mastered by Caspar Sutton-Jones at Gearbox Records, London, UK

Except track 14: Mastered by Harris Newman at Grey Market Mastering, Montreal, Canada

Artwork and design by Paul Reardon

http://www.paulreardon.studio

Master rights belong to Nanaco Sato

℗ & © Gearbox Records, 2025

Under License from Nanaco Sato

<トラックリスト>

(CD)

1. Home Sweet Home

2. The Sorrow Of The Wind

3. Love Trip

4. Mad Memories

5. Lust - Love Underground

6. A Bullet Hole In My Ear

7. Never Ending Love Letter

8. Angel Whispers Midnight

9. Hazy Sky

10. Hell’s Bloom

11. A Postman’s Love

12. A Dirge For Coral

13. Rainbow

14. A Rolling Stone From Heaven

(LP)

Side-A


1. Home Sweet Home

2. The Sorrow Of The Wind

3. Love Trip

4. Mad Memories

Side-B


1. Lust - Love Underground

2. A Bullet Hole In My Ear

3. Never Ending Love Letter

Side-C


1. Angel Whispers Midnight

2. Hazy Sky

3. Hell’s Bloom

4. A Postman’s Love

Side-D

1. A Dirge For Coral

2. Rainbow

3. A Rolling Stone From Heaven


・アルバムの予約はこちら



佐藤奈々子:


1955年、東京生まれ。独特のコケティッシュなウィスパー・ヴォイスは、渋谷系の元祖とも言われた。慶應義塾大学在学中に佐野元春と出会い、歌や詩を書くことを教わる。大学主催の女性シンガーソングライターコンテストに出場し、「綱渡り」で最優秀作詞賞受賞。このコンテストを機に1977年6月、佐野との共作によるアルバム『Funny Walkin'(ファニー・ウォーキン)』で日本コロムビアよりデビュー。ムーンライダーズや加藤和彦など、当時の先鋭的なアーティストの作品に参加、楽曲提供するなど活動の幅を広げる。


1980年にSPYを結成し、加藤和彦プロデュースによるセルフ・タイトル・アルバムをリリース。その後、プロのフォトグラファーとして広告、雑誌などで活動を始める。1986年、日産海外向けカレンダーの撮影で、世界のカレンダーコンテストで金賞受賞。翌年より5年間パリに移住。その後もコクトー・ツインズのメンバーであるサイモン・レイモンドのプロデュースによるアルバム『Luminus love in 23』を発表するなど、日本のみならず世界的に幅広く音楽を発信している。


また、作詞・作曲を手がけたピチカート・ファイヴの「Twiggy Twiggy」(野宮真貴の1981年のデビュー・アルバム『ピンクの心』収録曲)は世界的ヒットとなり、2014年にはセルフ・カヴァーで配信リリースしている。2026年4月、イギリスのギタリスト、ジョン・レンボーンとのコラボレーション・シングル「A Rolling Stone From Heaven」を配信リリース。9月にはニュー・アルバム『LUST』が、そして11月には日本コロムビア株式会社より両A面7インチ・シングル「ファッション・エナジー/黄昏の恋人たち」の発売も決定している。

0 comments:

コメントを投稿