Billie Joe Armstrong 最高裁の決定を受け、アメリカ永住権を手放すとライブパフォーマンスで話す

 

Billy Joe Armstrong

 

Billie Joe Armstrongもホワイトに続いた。どうやら米国最高裁に居座っている”American Idiots”に呆れ返っているようだ。

 

先週、金曜日に英ロンドンで行われたグリーン・デイのコンサートで、バンドのフロントマン、シンガーは、「ロー対ウェイド裁判」を覆し、女性が安全な中絶を受けることを制限する最高裁の決定に対して強い嫌悪感を示した。

 

「アメリカ、俺は、市民権を放棄する。俺はここに来るんだ」と、アームストロングは宣言した。

 

「あの惨めな言い訳をする国家に戻るには、世界にはあまりにも多くの愚か者がいる」


ビリー・ジョー・アームストロングは、土曜日に行われたグリーン・デイのコンサートでは、さらに過激なマイクパフォーマンスを行っている。「アメリカン・イディオット」の演奏に先立ち、アームストロングは「アメリカの最高裁判所は愚かだ」と叫び、判決時に強い影響力を持った保守派の裁判官らを「ゲス野郎!!」とまで呼んだのである。


アームストロングは、先週の「ロー対ウェイド裁判」を覆す判決に続き、最高裁の決定について発言した唯一のミュージシャンではない。テイラー・スウィフトは「絶対に怖い」と反応し、ビリー・アイリッシュは「女性にとって本当に本当に暗い日だ」と呼んだ。ジャック・ホワイトは、「ドナルド・トランプのような道化師が実際の多数派が何を望み、必要としているかに全く無関心で影響を受けない。3人の最高裁判事を選ぶことができた」という不幸な現実を嘆いてやまない。


一方、昨日まで開催されていたイングランドの最大級のミュージックフェスティバル、グラストンベリーでも同様の出来事が起こっている。アメリカ国内でテイラー・スイフトの次に強い存在感を示すシンガーソングライター、フィービー・ブリジャーズが「最高裁なんて、クソ食らえ!」と唱えたかと思えば、オリヴィア・ロドリゴ、リリー・アレンは「Fuck You」のパフォーマンスを保守派の判事に捧げた。一方、ケンドリック・ラマーは、「女性の権利にゴッドスピードを」と冷静かつ紳士的に唱えて、ヘッドライナーのセットリストを締めくくった。


多数のアーティストに問題提起を起こさせた今回のアメリカ合衆国最高裁判所の決定に対してはまだ収集が付きそうになく、アメリカ国内でさらなる喧々諤々の議論を巻き起こしそうな気配がある。最早、この由々しき問題に対して、アーティストたちが黙認を示すことはきわめて困難になっているのだ。


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