グラストンベリー・フェスティバル 2023が終了 エルトン・ジョンが最終日の夜を締めくくる



Glastonbury Festival 2023が6月23日から本日まで開催中です。ピルトンと、その六マイル先にある小さな街、グラストンベリーの間にある”Worthy Farm”にて例年開催されるイギリス最大級のライブ・イベントです。今年は、チケット価格が上昇したものの、販売から数時間後にソールドアウトとなった。3日間のヘッドライナーについては、アークティック・モンキーズ、ガンズ・アンド・ローゼズが抜擢され、最終日はエルトン・ジョンが大トリを務め、このフェスを締めくくる予定です。ライブ開始前には、専用の運搬車で、巨大なミラーボールのような装置が運搬されていました。23日には、主催者代表のエミリー・イーヴィスがカウントダウンを行い、農場への扉が開門された。この会場時の模様は、NMEがインタビュー映像として公開しています。

 

シェフィールドのロックバンド、アークティック・モンキーズのボーカル、アレックス・ターナーが公演前に喉を痛めたという報道がありました。これに関して主催者代表のエミリー・イーヴィスは当初、楽観的な意見を示していた。次なるプランを用意し、もしアークティック・モンキーズの出演がキャンセルとなった場合、二日目のフー・ファイターズの出演を前日に早める予定でした。結果的に、アークティック・モンキーズは初日のステージに姿を表し、多数の国旗がはためく中、刺激的なパフォーマンスを行いました。もちろん、そのセットリストの中には、昨年、多数のメディアがベストリストに選出した『The Car』の楽曲も含まれていた。

 

現在のところ、BBCがこのライブステージの一部を公開しており、随時、更新中です。下記に注目のパフォーマンスをピックアップしていきますが、Youtubeの方もチェックしてみてください。



Arctic Monkeys



 イギリスの最大級のフェスティバルの初日のトリを飾ったバンドは、アークティック・モンキーズ。新旧の代表曲を織り交ぜたセットリストを組み、多数の音楽ファンを熱狂させています。

 

デビュー・アルバムの名曲「I Bet You Look Good on the Dancefloor」、2ndアルバムの代表曲「Brainstorm」「Fluorescent Adolescent」「Teddy Picker」はもちろん、活動The 中期を代表する名作アルバム『AM』の「Do I Wanna Know?」「R U Mine?」もセットリストに取り入れられています。

 

最新アルバム『The Car』からは、「There'd Better Be a Mirrorball」「Body Paint」「Sculptures of Anything Goes」がピックアップ。途中、ブラック・サバスの「War Ping」のカバーを取り入れ、全キャリアを総括するセットリストを組み、多数のファンを魅了しました。ステージの中央には、巨大な球状のモニターが出現し、パフォーマンスの模様が流された。バンドは一昨日、ステージを後にし、25日にはグラスゴーのフェスティバルに出演しています。彼らのミュージシャンとしてのプロフェッショナリティーには本当に脱帽します。

 

「R U Mine」

 「Body Paint」


 

Setlist:

 

Sculptures of Anything Goes 

Brianstorm 

Snap Out of It 

Don't Sit Down 'Cause I've Moved Your Chair 

Crying Lightning

Teddy Picker

Cornerstone
(Followed by piano interlude) 

Why'd You Only Call Me When You're High?

Arabella 


(Black Sabbath's "War Pigs" outro) 


Four Out of Five 

Pretty Visitors (Key change in the outro) 

Fluorescent Adolescent

Perfect Sense

Do I Wanna Know? 

Mardy Bum 

There'd Better Be a Mirrorball 

505 (with James Ford) (New arrangement) 

Body Paint (with James Ford) (Extended outro) 


Encore:

 
I Wanna Be Yours 

(John Cooper Clarke cover) (Star Treatment lyrics with… more ) 

I Bet You Look Good on the Dancefloor (Finished the previous Star… more )

R U Mine?

 

 

Foo Fighters



デイヴ・グロールを中心とする米国を代表するロックバンド、Foo Fightersは二日目に出演しています。

 

昨年のテイラー・ホーキンスの死後、バンドはしばらく活動を継続するか悩んでいたものの、以前とは変わるかもしれないが、バンドを存続させることを発表しました。後続のドラマーには、ガンズ・アンド・ローゼズ、NIN,オフスプリング、スティングとステージを共にしたジョッシュ・フリーズが抜擢。テイラー・ホーキンスへの追悼作『But Here We Are』は、このバンドの象徴的なサウンドである骨太なロックサウンドに加え、エモーショナルな繊細さも兼ね備える良作でした。また、このアルバムでは、デイヴ・グロールもドラムを叩いています。

 

バンドは、二日目のグラストンベリーのステージでパワフルなアメリカン・ロックサウンドを披露しています。最新アルバムからはオープニング曲「Rescued」がセットリストに組み込まれています。デイヴ・グロールの声量は圧倒的で、まさにフェス級の圧倒的なハードロックサウンドで多数の観客を圧倒しました。 それほど演奏曲の数は多くなかったですが、セットリストの最後では、テイラー・ホーキンスにバンドの最高の名曲「Everlong」が捧げられています。

 

「All My Life」

 

「Rescued」

 

 

「Pretender」

 

「My Hero」

 

Setlist:


All My Life 



No Son of Mine 
(with Metallica's "Enter… more )

Learn to Fly

Rescued

The Pretender

My Hero 
(“I’ll make it short, they… more ) 
7. Show Me How 
(with Violet Grohl) 

(Preceded by band… more ) 


Best of You 



Everlong 
(dedicated to Taylor Hawkins) 




Manekskin



イタリアのロックバンド、マネスキンも、グラストンベリーの二日目のウッドサイドステージに出演しています。

 

マネスキンは今年、世界初デビュー作となるアルバム「RUSH!」を発表しました。基本的にはハードロックサウンドというように捉えられがちな場合もあるようですが、このステージを見る限りでは、ボーカルのダミアーノ・デビッドはラップ調のノリで、軽快なステージを披露しています。毎度、クイアネス主張を交えた過激なコスチュームでステージに登場するヴィクトリアは、今回、ヴェルヴェット調のゴージャスなドレス姿でベースを演奏しています。ギター・ソロでは白熱した瞬間が見られ、強いエナジーとスパークがステージに生み出され、多数の観客の激しい熱狂を湧き起こしている。音源とは異なる形でバンドの本来の魅力が伝わってきます。


「I Wanna Be Your Slave」

 

 

 

Setlist:

 

DON'T WANNA SLEEP 

GOSSIP

ZITTI E BUONI

OWN MY MIND

BLA BLA BLA

BABY SAID

Beggin'
(The Four Seasons cover)

FOR YOUR LOVE

GASOLINE
(Extended intro)

I WANNA BE YOUR SLAVE

MAMMAMIA

KOOL KIDS

 

 

Manic Street Preachers


 

ウェールズ出身のロックバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズもグラストンベリーに出演しています。ブリット・ポップのムーブメントの一角を担ったバンドは、昨年「Know Your Enemy」のデラックス・バージョンを発売しました。

 

遡ること、1994年、彼らは「この田舎の上にバイパスを作ろうぜ」と呼びかけて、物議を醸したこともあったそうです。しかし、1999年にピラミッド・ステージでヘッドライナーを務めて以来、2003年、2007年、2014年にも再びヘッドライナーを務めており、2020年にはパーク・ステージでヘッドライナーを務める予定だったが、パンデミックの影響でそれも立ち消えとなった。今年、バンドはPyramid Stageではなく、Other Stageの二日目に出演しています。

 

ニッキー・ワイヤーによるタイトなベースラインと、ショーン・ムーアによるヴァレー出身の最高のドラミングを武器に、ステージではスタンダードなロックソングを披露し、全盛期に引けを取らない素晴らしいパフォーマンスによって多数の観客を魅了しています。セットリストの途中では、代表曲のひとつ「Die in the Summertime」をリッチー・エドワーズに捧げています。

 

当然のことながら、彼らのステージではウェールズのドラゴンの国旗が観客の間にはためいていますね。

 

 


Setlist:

 

Motorcycle Emptiness 

1985 

Everything Must Go 

You Stole the Sun From My Heart

Die in the Summertime
(Dedicated to Richey Edwards) 

Your Love Alone Is Not Enough
(with The Anchoress) 

This Is Yesterday 

(with The Anchoress) (on lead vocals)
A Design for Life

La Tristesse Durera (Scream to a Sigh)
(Acoustic)

Faster

Walk Me to the Bridge

You Love Us 

If You Tolerate This Your Children Will Be Next



Warpaint



Warpaintは、ロサンゼルスを拠点とする実験的なアート・ロック・グループ。メンバーは、ジェニー・リー・リンドバーグ (ボーカル/ベース)、エミリー・コカル (ボーカル/ギター)、テレサ・ワイマン (ボーカル/ギター)、ステラ・モズガワ (ドラム/キーボード)の4人で、全員が女性です。

 

バンドは2014年にもグラストンベリーに出演しており、9年ぶりのカムバックを果たした。インディーロックバンドではありながら、チルアウト風のシンセのメロディーラインと渋さのあるベースライン、ジェニー・リンドバーグのボーカルとコーラスワークには哀愁が漂っている。ライブの終盤では、Fugaziの「I'm So Tired」をカバーし、パンクからの影響を公言する形となりました。昨年、Warpaintは、最新作『Radiate Like This』をVirgin Musicより発売しました。

 

 

 「Champion」

 

 

 

Setlist:

 

Champion

Undertow  

Hips 

Bees 

Hard to Tell You 

Love Is to Die 

Krimson 

Whiteout 

I'm So Tired
(Fugazi cover) 

New Song 

Disco//Very 



Guns N' Roses

 


グラストンベリーの二日目のヘッドライナーを務めたのは、ハリウッド出身の伝説的なハードロックバンド、Guns N' Roses。昨年、さいたまスーパーアリーナで久しぶりの公演を行ったことは記憶に新しい。

 

賛否両論を巻き起こした『Chinese Democracy』以降、決定的なスタジオ録音こそリリースしていませんが、昨年のライブの評判は良かった印象もある。

 

今回、二日目の大トリを任されたガンズは、名作『Appetite For Destruction』の収録曲を中心に、Stoogesのカバーを交え、圧巻の25曲の新旧のセットリストを組んでいます。ダフ・マッケイガンとアクセル・ローズがともにマイクに向かって歌う瞬間は、バンドの長い紆余曲折を知るファンにとっては感涙もの。イジー、スラッシュの華麗なギタープレイも健在です。スタジオ録音の新作も待ち望まれます。GN'Rは、グラストンベリーのヘッドライナーを務めた後、アークティック・モンキーズと同じ日程をたどり、スコットランドのフェスに向かっています。

 

「Paradise City」 

 

 

 

Setlist:


Intro

It's So Easy 

Bad Obsession 

Chinese Democracy

Slither
(Velvet Revolver cover) 

Welcome to the Jungle 

Mr. Brownstone 

Pretty Tied Up 

Double Talkin' Jive
Estranged 

Live and Let Die (Wings cover)  

Reckless Life 

T.V. Eye (The Stooges cover) (Duff on vocals) 

Down on the Farm
(UK Subs cover)

Rocket Queen

Absurd  

Civil War
(Jimi Hendrix's "Voodoo Child" outro)

You Could Be Mine
(With band introductions after) 

Slash Guitar Solo 

Sweet Child o' Mine 

November Rain 

Patience 

Hard Skool 

Knockin' on Heaven's Door 

(Bob Dylan cover) (Alice Cooper’s “Only Women Bleed” intro) 

Nightrain 

Paradise City



Lana Del Rey

 

 

今年、最新アルバム『Did You Know That There's Tunnel Under The Ocean Blvd』を発表した米国のシンガー、ラナ・デル・レイのコンサートは、一波乱を巻き起こしました。ザ・ガーディアンの報じたところによれば、アーティストは、30分遅れでステージに登場し、予定していたセットリストを終えられぬまま、一時間でステージを去ることになった。アーティストが話したところによると、出演時の髪のセットに時間を要してしまい、「ごめんなさい、髪が長くなってしまいました。停電しても、そのまま進みましょう」と観客に対して弁解したのだった。

 

ザ・ガーディアンは、アークティック・モンキーズのパフォーマンスに対して、3/5と厳しい評価を下したが、ラナ・デル・レイには5/5をつけています。パフォーマンス自体は素晴らしかったようですが、このせいで、ステージは演奏の終了を待たずに、ステージライトがブラック・アウトし、マイクがオフにされたまま、アーティストが話す姿がスクリーンに写しだされました。


デル・レイは、ステージの終盤で、ひざまずき、イヤー・モニターを耳から外し、マイクとビデオがオフになった。マイクがオフの状態のまま、デル・レイが話し続けようとしたため、会場内はブーイングが鳴り響き、一時騒然となったという。これは主催側に、マイクをオンにせよ、というファン側の抗議だったと思われます。その後、マイクがオフのまま、ラナ・デル・レイはステージから降りていき、「サマータイム・サッドネス」を歌ったという。その後、観客とともに、デル・レイは「ビデオ・ゲーム」を歌いはじめた。むしろ、こういったハプニングに見舞われたせいで、この夜は、「ポピュラー・ミュージックの伝説」となった。


「Born To Die」

 

 

 「The Grant」

 
 
 
Setlist:
 
Nature Boy
(Craig Armstrong song) ("God bless you Glastonbury,"… more ) 
 
A&W (Shortened) 

Young and Beautiful

Bartender
(Instrumental interlude;… more ) 

Bartender

The Grants
(Shortened) 

Cherry
(Extended intro)
Pretty When You Cry

Ride Monologue
(Footage compiled from various music videos) 

Ride
(Shortened; new vocals during pre-choruses) 

Born to Die (Shortened) 

Blue Jeans
(Extended intro) 

Norman Fucking Rockwell (Shortened) 

Arcadia
(Shortened) 

Candy Necklace
(Extended intro) 

Ultraviolence
(Extended intro) 

White Mustang
(Extended intro & outro,… more ) 
 
 
 
 Rina Sawayama
 


ラナ・デル・レイとは別に、もう一人、「グラストンベリー騒動」を巻き起こしたアーティストがいます。TikTokでの発売前の新曲のリークなどを見るかぎりでは、予想できたことであるが、リナ・サワヤマがグラストンベリー・フェスティバル・オブ・パフォーミング・アーツでのセット中、ザ・1975のマティ・ヒーリーの名を呼び、彼を罵倒したことで論争をもたらした。


以前から、ステージで歯に絹着せぬ物言いをすることで知られている彼女ではありますが、今回、たまりかねたようにヒーリーの差別主義に言及したのです。「今夜は、Ghetto Gaggersを見て、ポッド・キャストでアジア人を馬鹿にしている白人に捧げます」と、リナ・サワヤマは自身の曲「STFU!」の紹介時に言い放った。「彼は私のマスターも所有している。もうたくさん!!」

 
実際のパフォーマンスは、バックダンサーを交えたマジック・ショーに近い演出が行われた。これが大掛かりなステージでのライブを予期しているのかどうかはわからないものの、ステージの演出については、NFLのスーパーボウルのハーフタイム・ショーを彷彿とさせるものがあります。リナ・サワヤマは、ライブの途中で衣装を変え、ロック/メタルを意識したシアトリカルなライブ・パフォーマンスを行いました。ライブのセットリストは、Charlie XCXのカバーを交え、最新作『Hold The Girl」を中心に、それほど大きな波乱もなく13曲が演奏されました。



 「XS」
 
 

「This Hell」

 

 

Setlist:

 

Hold the Girl 

Hurricanes

Dynasty

Akasaka Sad

Imagining


STFU!
(Calls out Matty Healy from… more ) 

Frankenstein 

Bad Friend 

Beg for You
(Charli XCX cover)

LUCID 

Comme des garçons (Like the Boys)
((with “Bad Girls” by Donna… more )

XS 

Interlude
(On stage costume change,… more ) 

This Hell
(extended version with call and response breakdown) 

Outro
(‘This Hell’ with band introductions) 



Queens Of The Stone Age

 


『In Times New Roma...』を発売したばかりのQueens Of The Stone Ageは、Other Stageの最終日のヘッドライナーを任され、堂々たるパフォーマンスを行い、このステージの有終の美を飾りました。

 

これまでグランジの後の世代のロックシーンをストーナー・ロックの雄として牽引し、数多くのアンセムソングを残してきたQOTSA。

 

彼らの演奏は、その名に恥じぬもので、観客の中にモッシュピットを巻き起こし、純粋なロックの熱さを呼び起こすことに成功した。彼らの代表曲「No One Knows」の安定感のあるパフォーマンスは、未だに彼らの人気が世界的に高く、彼らのロックサウンドが時代に全然古びていないことを証明しています。フロントマンのジョッシュ・オムの佇まいもワイルドでかっこいい。バンドは、新旧のセットリストを織り交ぜながら、最新アルバムに収録されている「Paper Machute」を中心に15曲を演奏し、重厚感のあるパフォーマンスで観客を魅了しました。

 

バンドはグラストンベリーのヘッドライナーを務めた後、28日にデンマークのフェスティバルに出演します。

 

「No One Knows」

 

 

Setlist:

 

Go With the Flow 

The Lost Art of Keeping a Secret 

My God Is the Sun 

Smooth Sailing 

Little Sister 

If I Had a Tail 

Paper Machete 

The Evil Has Landed 

Make It Wit Chu
(With Rolling Stones' "Miss You" interlude) 

Carnavoyeur 

The Way You Used to Do 

In the Fade
(Extended intro. Dedicated to Mark Lanegan) 

God Is in the Radio 

No One Knows
(Josh gets crowd to sing intro) 

A Song for the Dead



Elton John



3日間にわたって音楽ファンを熱狂させてきたグラストンベリー・フェスティバルは25日夜(現地時間)に大団円を迎えました。例年、メインの会場であるピラミッド・ステージの最終日のヘッドライナーを務めるのは、イギリスのミュージシャンの中でも伝説的な存在に限られます。

 

昨年、最終日のヘッドライナーにはポール・マッカートニーが抜擢され、圧巻のパフォーマンスを行った。今年、マッカートニーは、フー・ファイターズとプリテンダーズの出演時に、ステージ横と、看板の前で複数の観客に目撃され、彼らのステージにゲストとして出演するのではないかとの噂もあった。今年の最終日のヘッドライナーを任されたのは、イギリスの伝説的なソングライター、エルトン・ジョン。ここには、主催者側の意図も少なからず読み取る事もできます。昨年、デビューしたYard Actとのコラボレーションも話題を呼んだエルトン・ジョンですが、貫禄の、あるいは圧巻のパフォーマンスを観客の前で披露したといっていいでしょう。

 

エルトン・ジョンは現在76歳で、彼は「この出演が本国での最後のライブになる」と明かしています。ライブには、ブリトニー・スピアーズ、デュア・リパ、ハリー・スタイルズといったセレブリティーをゲストに迎えるとの噂もあった。実際、ブリストルの空港でブリトニーの目撃情報の噂もあった。

 

ポピュラー・ミュージックの伝説的な存在、エルトン・ジョンを見るべく、10万人以上の観客が最終日のピラミッド・ステージに詰めかけ、彼の勇姿をその目で見届けようとした。観客には、歌手と同じような、スパンコール風のキラキラした衣装姿で、ライブを見届けようとするファンの姿も見られた。また、会場の物販では、歌手のグッズが販売され、彼の衣装の代名詞であるスパンコール風の衣装、カウボーイ・ハット、ノベルティ・グラス等が小売店に並べられた。

 

エルトン・ジョンのコンサートは、このシンガーソングライターの代名詞ーーピアノの前に座っての弾き語りーーというクラシックなスタイルで行われ、それは実際、多くのファンの熱狂を呼び起こしました。一方で、スターのゲスト出演を期待していたファンにとっては、少なからずの失望をもたらすことになりました。実際、ステージにゲストとして登場したのは、リナ・サワヤマ、ジェイコブ・ラスク、スティーヴン・サンチェスといったアーティスト。これが上記のセレブ・アーティストが出演すると期待していたファンにとっては少し不満だったようです。

 

昨年、ポール・マッカートニーのステージでは、USロックのボス、ブルース・スプリングスティーンと、Foo Fightersのデイヴ・グロールが登場し、豪華なコラボレーションを行いました。昨年に比べると、やや物足りなさが残るステージだったようです。『Hold The Girl」で有益なアドヴァイスを送られたサワヤマが出演したことを擁護しつつも、「エミネムやビックネームがいても良かったのではないか・・・」と話すファンもいた。ただ、この夜、エルトンは25曲を演奏している。年齢を考えると、ほとんど驚異的なパフォーマンスであったと考えられます。

 

エルトン・ジョンは、グラストンベリーの出番を終え、27日、フランスのコンサートに出演予定です。

 

「Rocket Man」

 

 

 

Setlist:

 

Pinball Wizard
(The Who cover) (First time since 2009)

The Bitch Is Back 

Bennie and the Jets 

Daniel 

Goodbye Yellow Brick Road 

I Guess That's Why They Call It the Blues 

Philadelphia Freedom 

Are You Ready for Love
(with Jacob Lusk) (+ London Community Gospel… more ) 

Sad Songs (Say So Much)
(with London Community Gospel Choir) 

Someone Saved My Life Tonight 

Until I Found You
(Stephen Sanchez cover) (with Stephen Sanchez) 

Your Song 

Candle in the Wind
(with video clips of Marilyn… more )

Tiny Dancer
(with Brandon Flowers)

Don't Go Breaking My Heart
(Elton John & Kiki Dee cover) (with Rina Sawayama)

Crocodile Rock 

Saturday Night's Alright for Fighting 

I'm Still Standing

Cold Heart 

Don't Let the Sun Go Down on Me
(Dedicated to George Michael,… more )

Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time)
 

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