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Acne Studios(アクネ ストゥディオズ)はAcne Paper Palais Royal(アクネ ペーパー パレ ロワイヤル)にて、著名な写真評論家・キュレーターのVince Aletti(ヴィンス・アレッティ)のキュレーションによる、Bruce of Los Angeles(ブルース・オブ・ロサンゼルス)のヴィンテージ写真77点を紹介する展覧会「Rodeo」を2026年9月3日(木)から2026年10月7日(水)の期間まで開催しております。Vince Alettiの個人コレクションから選ばれた作品を展示する本展は、Vince Aletti編集、Acne Studios刊行による『Rodeo: Bruce of Los Angeles』第二版の出版に合わせて開催されます。
Bruce of Los Angelesの名で、アメリカを代表する男性ヌード写真家の一人として活躍する以前、Bruce Bellas(ブルース・ベラス)は故郷ネブラスカ州で高校の化学教師をしていました。カリフォルニアでヌードモデルを撮影中に逮捕され、教職を失った後、南カリフォルニアへ移り、1948年に自身のスタジオを設立。そこでフィジーク写真の第一人者の一人となり、アスリートや健康美を装いながら、ストーンウォール事件以前の時代、主に人目につかないゲイの観客に向けて、男性の身体を静かに称賛する作品を生み出しました。
Bruce of Los Angelesは、洗練されながらも率直な独自の写真表現を確立しました。緻密に構成されたスタジオポートレートは、ハリウッドのグラマラスな写真表現を、よりクールでシャープ、そして明確に男性的なものへと変貌させました。スタジオの管理された環境でも屋外でも、被写体に向ける視線の明快さは変わりませんでした。その写真表現は後に、Herb Ritts(ハーブ・リッツ)、Robert Mapplethorpe(ロバート・メイプルソープ)、Bruce Weber(ブルース・ウェーバー)らの作品にも影響を与えています。
「Rodeo」に収められた写真は、Bellasの幅広い作品群の中でも特別な位置を占めています。アリゾナ、カリフォルニア、オレゴン、カナダをはじめ、アメリカ西武やカナダのロデオを訪れる中で撮影されたこれらの作品からは、フィジーク写真の様式的な慣習を超えて活動する写真家の姿が浮かび上がります。プロのモデルを演出するのではなく、Bellasが目を向けたのは、実際に働くカウボーイやロデオライダーたち。彼らと出会ったありのままの姿を、リラックスした、自信に満ちた、自然体のままに捉えました。
カウボーイは長らくフィジーク写真を象徴する存在の一つでしたが、Bellasのロデオ写真は、そうした幻想を超えています。被写体に役割を演じさせるために衣装を着せるのではなく、彼が出会ったままの、飾らない姿を撮影しました。そこから生まれたのは、静かで観察的なポートレートであり、その自然な瞬間性は、卓越した構図の精度と共存しています。無理のない親密さには、Bellasが被写体との間に築いた自然な関係性が表れており、現代における男性性をより繊細かつ複雑な視点から描き出しています。
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もともとフィジーク写真とともに発表されたこれらの作品は、現在では、Bellasの作品の中でも最も個人的な作品として評価されています。また、そこには切実な意味も込められています。1974年、Bruce Bellasはアルバータ州バンフでロデオを撮影中、心臓発作により亡くなりました。ロデオは彼のキャリアを通じて繰り返し取り上げたテーマであると同時に、その生涯最後の撮影地ともなったのです。
Vince Alettiはニューヨークを拠点に活動する写真評論家・キュレーターです。Rolling Stone、The Village Voice、Artforum、Modern Painters、Vogue Italiaなどへの長年の寄稿を経て、現在はThe New Yorker、Aperture、Harper’s BAZAAR Italiaで写真集や写真展の批評を執筆しています。著書『The Drawer』は2023年のParis Photoでフォトブック・オブ・ザ・イヤーに選出。自身のコレクションから写真を収録した写真集『Physique』を2025年に刊行しています。
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