ニューヨークのシンセポップトリオ、Nation Of Language(ネイション・オブ・ランゲージ)がニューアルバム『Dance Called Memory』を発表した。
Sub Pop移籍後のデビュー作である。アルバムには、バンドが5月にサブ・ポップとの契約を発表した際に披露した新曲「Inept Apollo」が収録されている。
アルバムのリリースと合わせて収録曲「I'm Not Ready For the Change」のミュージックビデオが公開されている。
ブルックリンを拠点とするこのバンドは、イアン・リチャード・デヴァニー(リード・ヴォーカル、ギター)、エイダン・ノエル(シンセサイザー)、アレックス・マッケイ(ベース・ギター)を擁している。ネイション・オブ・ランゲージの前作『ストレンジ・ディサイプル』は、2023年に[PIAS]からリリースされた。(レビューを読む)
ストレンジ・ディサイプル』をプロデュースしたニック・ミルハイザー(LCDサウンドシステム、ホーリーゴースト!)は、『ダンス・コール・メモリー』で再びバンドと仕事をした。
ノエルはプレスリリースで、「ニックの素晴らしいところは、私たちに期待されるようなことをする必要がないと感じさせる能力です」と語っている。
この新しいアルバムについて、デヴァニーは次のように語っている。
「クラフトワーク流の思想とブライアン・イーノ流の思想の間には二項対立があり、私はそれぞれに惹かれてきた。クラフトワークが自分たちの音楽から人間性をすべて取り除きたかったという話を読んだことがあるが、イーノは人間性をはっきりと感じられるシンセサイザー音楽を作りたいとよく話していた。
クラフトワークがサウンド的に基礎となる影響を受けたのと同様に、このレコードでは、私はイーノ流の考え方に大きく傾いた。AIが人間のクリエイターに取って代わるというこの時代において、私は人間の状態にもっと焦点を当てていて、それを支える根本的な音楽が必要なんだ......。絶望感の代わりに、私たちが本当にお互いを見ているという感覚をリスナーに残したい」
Nation Of Languadeのニューアルバム『Dance Called Memory』は9月19日にSub Popからリリースされる。
「I'm Not Ready For the Change」
Nation of Language 『Dance Called Memory』
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Label: Sub Pop
Release: 2025年9月19日
Tracklist:
1.Can't Face Another One
2.In Another Life
3,Silhouette
4.Now That You're Gone
5.I'm Not Ready for the Change
6.Can You Reach Me
7.Inept Apollo
8.Under the Water
9.In Your Head
10.Nights of Weight
Pre-save: https://music.subpop.com/nationoflanguage_dancecalledmemory