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Cate Le Bon Photo: H.Hawkline


現代的なアートポップの先駆者のひとり、Cate Le Bon(ケイト・ル・ボン)がニューアルバム『Michelangelo Dying』を発表した。 
 
 
2022年の『ポンペイ』に続くこのアルバムは、9月26日にメキシカン・サマーからリリースされる。 霞がかかったような魅惑的なリードシングル「Heaven Is No Feeling」は、長年のコラボレーターであるH.ホークラインが監督したミュージックビデオと同時に到着した。 
 
 
ケイト・ル・ボンは、コラボレーターのサムール・クージャと制作を分担し、ギリシャのヒドラ島、カーディフ、ロンドン、ロサンゼルス、カリフォルニアの砂漠の間で新作アルバムを制作した。
 
 
サックスにユアン・ヒンシュルウッド、ピアノにポール・ジョーンズ、ドラムにディラン・ハドリー、ドラムとパーカッションにヴァレンティーナ・マガレッティをフィーチャーし、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのエレクトリックビオラ奏者で、近年はソロアーティスト/シンガーとして活動しているジョン・ケイルが1曲でゲスト参加している。
 
 

新しいビデオについて、H.ホークラインは次のように語っている。
 

「人生には埋め合わせのできない瞬間がある。 バナナ電話で人生最古のジョークを聞かされ、みんなが集まってきて、好きな曲の歌詞を思い出そうとする。 どうやってこのビデオを作ったのかと聞かれたら、答えられない。 ケイトが彼女を見ていて、彼女がケイトを見ている。 どんな形であれ、ケイトと一緒に仕事ができたことを光栄に思う。 新しいビデオを作ってほしいの。古いのはもう見た? いいえ。ブラボー!」



「Heaven Is No Feeling」

 

 

 

 

Cate Le Bon 『Michelangelo Dying』




Label: Mexican Summer
Release: 2025年9月26日
 
 
Tracklist:

1. Jerome
2. Love Unrehearsed
3. Mothers of Riches
4. Is It Worth It (Happy Birthday)?
5. Pieces of My Heart
6. About Time
7. Heaven Is No Feeling
8. Body as a River
9. Ride [feat. John Cale]
10. I Know What’s Nice
 
 

Yeule  『Evangelist Is A Gun』 

 

Label: Ninja Tune

Release: 2025年5月30日

 

Listen/Stream

 

 

Review

 

Yeuleの存在が一般的に知られるところとなったのは2023年のアルバム『Softcars』だったが、Nat Cmielは2012年頃から活動している。前作アルバムはハイパーポップの性質が強かったが、今作ではメロディーメイカーとしての真価を発揮している。トリップ・ホップ、ダンス・ポップ、ハイパーポップ、J-POP/アジアのガチャポップを中心に多角的な音楽性を探っている。

 

邦楽に関しては影響のほどは定かではないにせよ、2000年代以降のポップソングの影響がボーカルのメロディーラインの節々に感じ取ることが出来る。もちろん、Yeuleのプロジェクト名は、FF(Final Fantasy)から来ているし、ゲーム音楽やアニメ、アングラ/サブカルチャーへの親和性も深い。そう、日本政府の主導した「クール・ジャパン政策」は確かに海外に普及していたのだ。

 

Yeuleは、UA,Charaといった平成時代のボーカリストのタイプに近い。印象論として、2010年代以降の日本のポップスは、その前の音楽的な完成度の高さや洗練度を、一部のアーティストを除いて、引き継ぐことが出来なかった。ある意味では、平成時代以降の音楽は、どこかで断絶しているような印象すらある。これは実をいうと、日本の音楽産業が下火になった時代と呼応するような形である。5年前の音楽は聴いたことがあるけれど、10年以上前の音楽は聞かない。結局のところ、一般的に音楽に大きく投資することが難しいのが現在の日本の台所事情である。Yeuleのような音楽的な体現力は、日本国内のシンガーには見出すことが難しく、あったとしても散発的に止まってしまう場合が多い。これは日本のミュージシャンが日本国内の音楽的な系譜や流れを見落としているのではないかと指摘したい。これは、腰を据えて音楽にじっくり取り組もうという土壌がなかなか作られないという側面があることを付言しておきたい。

 

 

 『Evengelist Is a Gun」はかなり毒々しいアルバムになるのでは、と予測していたが、意外とそうでもなかった。そして前作よりもソングライティングとして磨きがかけられ、音楽的な幅広さもましている。その中で、Yeuleらしさというべきか、少し毒々しいイメージのあるボーカルを音楽的なキャンバスに塗り上げる。これらの棘ともいうべきテイストは、前作から引き継がれたものである。アルバムを聴いて分かる通り、2000年前後の日本には結構あった音楽もある。ただ、それらを高いレベルで再現する力量、そしてチャーリーCXCのようなSSWからうまくヒントを掴んで、ポップスのセンスやトラック制作の技術に活かしたりと、新旧の音楽を巧みに織り交ぜる。アルバムの音楽は、アーティストの音楽的な好きを活かし、幅広い世界観を作り上げる。ただ、この音楽的な洗練度は、短期間ではどうにもならず、10年以上熱心に取り組んでいないと、完成されないだろう。Yeuleのやっている音楽は、簡単なようでいて、かなりハイレベルである。

 

 

「Tequila Coma」では、トリップホップを中心に、レーベルの得意とするヒップホップ的なビートの要素をふんだんにまぶし、アンニュイだが心地よいポップスを作り上げていく。ところどころに、マスタリング的な実験が行われ、ボーカルのフレーズの最後の波形を抽出し、それらにディレイ系のエフェクトをかけたり、また、ドラムにダビーな効果を加えたりと、短いシークエンスの中で様々な試みが行われている。しかし、全般的には、ヴォーカルのメロディーの音感的な良さは一貫して維持されている。曲を聴いたときの印象を大切にしているのだろう。1分55秒には、ギターのリサンプリングを用い、Portisheadの『Dummy』のトリップホップサウンドを蘇らせる。ターンテーブルのレコードを回すときのチョップの技法を再現させている。

 

「The Girl Who Sold Her Face」は大胆にも、デヴィッド・ボウイの名曲のオマージュとなっているが、音楽的にはアジアのポストポップに近いスタイルである。その中で、少し毒々しい感覚を交えながら、チャーチズのようなダンサンブルなポップスを展開させている。ただ、明確にサビの構成を作り、バンガー的な響きを作り上げる点については、アジアのポップスに近似する。というように、音楽的には相当、カオスでクロスオーバーが進んでいることがわかる。

 


前作ではトランスヒューマニズムのような近未来的なセンスを生かしたが、今回は対象的に、原点回帰をした印象がある。そしてより人間的な何かを感じさせる。前作から引き継がれた心地よく軽快なベッドルームポップソングを続く「Eko」で楽しむことが出来る。この曲はガチャポップなどでもよくあるトラックだが、ピッチがよれて音程がずれてもそのままにしている。ピッチシフターを使用するのは限定的であり、音楽的な狙いや意図がある場合に限る。欠点を削ぎ落とすと、長所も消えるので、それほど不自然なエフェクトはかかっていない。

 

 

グランジロックからの影響を交え、それらをオルタナティヴなポップソングに組み替えた曲もある。「1967」 は、Yeuleらしいダウナーな感覚を活かして、Alex Gの系譜にあるループサウンドやカットアップ(ミュージック・コンクレート)のインディーロックのソングライティングを交え、中毒性の高い曲を完成させている。音楽好きの"リピートしてしまう"という謎の現象を制作者側から体現させた風変わりなポップソングだ。メロディーメイカーとしての才覚が遺憾なく発揮されている。アルトポップ・ファンにはたまらない一曲となるだろう。

 

 

一転して、「VV」はイェールらしからぬ一曲である。アーティストの凝り性の一面を巧みに捉えている。しばし毒々しくダウナーな感覚から離れて、それとは対極にある高い領域を表現しようとしている。この曲では、beabadoobbeの系譜にあるポップセンスをベースに、フォーク/エレクトリックの融合であるフォークトロニカを付け加える。エレクトロニカをダンサンブルにアレンジして、そこにイェールらしい個性をさりげなく添えている。 土台となる音楽に対して、必ず画家の署名のようなものを書き添えるのが、Yeuleのソングライティングのスタイルである。それと同時に、アコースティックギターとヴォーカルの組み合わせは、さわやかな感覚を呼び起こす。

 

というように、テクノロジーの進化が目覚ましい現代社会において人間としてどのように生きていくのかというテーマがこのアルバムの重要なポイントを成している。それは、ディアスポラをポピュラー・ソングから追求したサワヤマの系譜を受け継いでいる側面もある。 その中で、より大掛かりな背景を持つポップソングも提示される。

 

「Dudu」はヨーロッパのダンスミュージックの影響を活かして、軽妙な雰囲気を持つポップソングに仕上げている。現在のアーティストの制作の中でダンスミュージックの割合や重要度が高いことを伺わせる。アルバムの事前のイメージは完全に払拭され、ファンシーなポップソングが続いている。

 

「What3vr」ではヒップホップのビートを下地にして、エレクトロ・ポップをアップデートしている。この曲でも叙情的なメロディーという側面は維持され、そしてそれらがエクスペリメンタルポップやハイパーポップとうまく結び付けられている。ポップソングのトラック制作の見本のような一曲。

 

「Saiko」は、Dora Jaのような最新のエクスペリメンタルポップのサウンドと肩を並べるべく、アルトポップの高みに上り詰めようとしている。意外性のある展開に富み、従来のグリッチを多用したビート、転調や移調を繰り返すボーカル、ミュージックコンクレートの形で導入されるアコースティックギターというように、断片的な音楽のサンプリングの解釈を交えたとしても、音楽のストラクチャーは崩れない。これは全般的な構成力が極めて高いからである。しかし、かなりハイレベルなことをやっていても、表向きに現れるのは、モダンな印象を持つキャッチーなポップソングである。この曲でも、自身の音楽がどのように聴かれるのかをかなり入念にチェックしているという印象がある。そして実際的に、表向きのイメージを裏切るような形で持ち前のファンシーな世界観を完成させる。

 

アルバムの後半ではエクスペリメンタル/ハイパーポップの性質が強くなる。 これらの多角的な音楽性を作るための"保護色の性質"は、現時点のイェールの強みといえよう。タイトル曲ではロボットボイスをヒップホップ的に解釈し、エレクトロ・ポップに昇華している。これは専門のミュージシャンではないからこそ出来る試みだろう。「Skullcrusher」はホラームービー的で、ダークなアンビエントポップ、もしくはメタリックなハイパーポップともいうべき一曲である。ホラー映画「I Saw the TV Glow」のサウンドトラックを聴いた人であれば、ピンと来るのではないだろうか。これらのホラー要素は現在のアーティストのユーモアセンスの肩代わりとなっている。

 

 

 

 

84/100 

 

 

 

「1967」


モントリオールのTOPSがニューアルバム『Bury the Key』をGhostlyから8月22日にリリースすると発表した。同レーベルからのリリースは5年ぶりとなる。彼ら自身がプロデュースした。


このアルバムには、最近のシングル「ICU2」が収録されており、新曲「Chlorine」は、メロドラマと威勢の良さが同居するドリーミーなミッドテンポのロック・ソング(このバンドが得意とする曲)である。

 

「一時期、私はバーへ出かけては、自分とは相性が良くないが、たまらなく惹かれる特定の人物とすれ違うことを願うサイクルに陥っていた」とシンガーのジェーン・ペニーは言う。

 

「私が育ったアルバータ州エドモントンはとても寒く、冬にはよくプールに行った。友人たちとバーに行ってお酒を飲むようになったのもエドモントンだった。アルコールと塩素が毒であることを考え、親しくなろうとした人たちが結局は自分にとって悪い人たちだったことを考え、今でもその人たちを愛していることを考え、「Chlorine」という曲を書いたんだ」。ビデオは以下から見ることができる。



「Chlorine」

 

 

 

TOPS  『Bury The Key』


Label: Ghostly International

Release: 2025年8月22日

 

Trackist:

 

1. Stars Come After You

2. Wheels at Night

3. ICU2

4. Outstanding in the Rain

5. Annihilation

6. Falling on my Sword

7. Call You Back

8. Chlorine

9. Mean Streak

10. Your Ride

11. Standing at the Edge of Fire

12. Paper House



TOPS(デヴィッド・キャリエール、ジェーン・ペニー、マルタ・チコイェヴィッチ、ライリー・フレック)は、即興性と深みを確実に織り交ぜた時代を超越した音楽を書く。


 2020年以来、新しいレーベル、ゴーストリー・インターナショナルからリリースされた初のフルアルバム『Bury the Key』は、モントリオールのバンドにとって魅惑的な再紹介となる。 このアルバムは、一度は封印された感情と向き合い、幸福、快楽主義、自己破壊の間のギブ・アンド・テイクに関与している。 


架空の人物が登場することも多いが、彼らの光り輝くグルーヴィーなセルフ・プロデュースの曲は、親密さ(バンド内外の両方)、有害な行動、薬物使用、終末的な恐怖といった個人的な観察から引き出されている。


 レコーディングが始まったとき、彼らは変化に気づき、冗談めかして「邪悪なTOPS」と呼ばれるようになった、とペニーは言う。


 「私たちはいつもソフトなバンドとか、カナダ的なナイーヴさとか親しみやすさみたいに見られているんだけど、自分たちを取り巻く世界と本当にチャンネルを合わせることに挑戦したんだ」  

 

迫り来る時代のレンズと、歳を重ねることで得られる明晰さを通して、TOPSは『Bury the Key』でより不吉なディスコの領域へと足を踏み入れ、ソフト・フォーカスのソフィスティ・ポップに研ぎ澄まされたエッジを与えている。

 

 

シアトルのアーティスト、Sea Lemonの新曲「Cynical」はポップで耳に残るアップビートな曲だ。シー・レモンはドリーム・ポップ風の音楽的なディレクションの中で、持ち前のファンシーなボーカルを活かしている。


何層にも重なったバッキング・ヴォーカルと並んで、ドライブ感のあるベースライン、そして、空気感のある彼女の声を遠くから支える雰囲気のあるギターワークがこの曲の印象を軽妙にしている。


彼女はこの曲について、「『Vaporized』という曲のように、私の以前の音楽と最もつながりがあるように感じる曲で、誰かが出て行くのを感じながら、ずっと関係の中にいるような感覚について歌っている」と語っている。


シーレモンは2025年5月30日にデビューアルバム『Diving For A Prize』をルミネール・レコーディングからリリースする。


「Cynical」





インディーポップアーティスト/ソングライターであるMistine(ミスティーン)がニューアルバム『i guess this is where we're at』をリリースした。 ダイナミックなインディーポップ/ロックアルバムを携えて、ポップシーンに新鮮な息吹を吹き込む。


アルバムの冒頭を飾る超絶ロックバンガー「Changing With The Weather」、「Litium Town」を中心に、インディーロック、アルトフォークなど多彩な音楽が繰り広げられる。

 

このアルバムは、持続可能性と環境保護主義というトピックに取り組んだ、11曲からなる魅惑的な曲のコレクション。 


グランジ調のギター、実験的なヴォーカル・ライン、80年代にインスパイアされたシンセをフィーチャー。ミスティーヌにとってこれまでで最もクリエイティヴな作品だ。 


ミスティーンは、ハイデンやコナン・グレイとのツアーで成功を収め、最近ではケリー・クラークソン・ショーでマッケナ・グレイスと共演している。 ミスティーンの音楽は、Barefoot in the ParkやNew Pop Picks、Apple MusicのNew in Alternativeなど、Spotifyの人気プレイリストに追加されている。 


ログハウス生まれでジャージー育ちのミスティーヌは、クラシック・ロックのリズムと暖かさに、彼女独自のアンジュルム・ポップの真摯さを融合させた新進気鋭のポップ/ロック・アーティスト。 エアロスミス、テイラー・スウィフト、アヴリル・ラヴィーン、1975、マギー・ロジャースといったクラシックからインスピレーションを得ている。


ミスティーヌとして活動する前のクリスティーン・マイゼンヘルターは、『ピグレットのビッグ・ムービー』をよく観ていた小学3年生の子供に過ぎなかった。 少なくとも、カーリー・サイモンがギターを弾きながら歌う姿をスクリーンに映し出すまでは……。 


だが、突然、マイゼンヘルターは天命を受けたかのように、自分が何をしたいのかがわかった。 この初期のインスピレーションから数年後、彼女はUSCのソーントン・スクール・オブ・ミュージックに通い、コナン・グレイと2年以上ツアーを行い、アーティスト、ミュージシャンとしての声を磨いた。 アーティストとしての驚くべき飛翔。

 

その後、ミスティーンのミュージシャンとしてのキャリアは開花し、アーティスト、ソングライター、セッション/ツアー・ミュージシャンとしての強力な経歴を築きあげることになる。 コナン・グレイ、aespa、BiigPiig、Meg Smith、WiztheMC、Zeph、McKenna Grace、Haiden Henderson、INJI、Sierra Spiritらとツアーを行った。  


ミスティーヌは音楽だけでなく、持続可能性と環境にも人生を捧げている。 持続可能なビジネス・リーダーシップの科学修士号を取得後、ラスベガスのスフィアでグレイトフル・デッドのレジデンシーのサステナビリティ・コーディネーターを務めた。その後、ビリー・エイリッシュの''ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト・ツアー''にも携わった。


ミスティーヌは音楽と地球環境の2つの情熱を結びつけ、聴衆に人間同士のつながりを語りつつ、人間破壊や自然を暗示する音楽を届けている。


彼女の音楽は、Spotifyの「Barefoot in the Park」や「New Pop Picks」、Apple Musicの「New in Alternative」、OnestoWatch #NowWatchingのような強力なサードパーティのプレイリストなどのエディトリアルで紹介されている。


そのほか、LADYGUNN、Earmilk、Bass Magazine、C-Heads、Atwood Magazine、Luna Collective、TRASH Magなどのメディアにも取り上げられている。


ミスティーンのニューアルバム『i guess this is where we're at』は、インディー・ポップとオルタナティヴが融合した全11曲で、持続可能性と環境保護というトピックにも取り組んでいる。 彼女は次のように説明する。

 

「私はいつも環境について考えています。 私たちの地球を、友人や人間関係に見立てて、それぞれのメンバーがこの気晴らしや気候変動に対してどう感じるか、私たちが残されたものをどう守ろうとしているのかを。まるで愛する人との関係を救おうとしているかのように………」


この魅惑的なアルバムは、グランジ風のギター、実験的なヴォーカル・ライン、80年代にインスパイアされたシンセをフィーチャーしており、ミスティーンにとって、これまでで最もクリエイティブなリリースとなった。 


結局のところ、ミスティーヌは人々に考えさせ、学ばせ、気持ちよくさせ、最終的には、窓を開いて、海岸線をドライブさせるような爽快な音楽を作りたいと考えている。  


彼女の控えめな魅力が、作品をとても心地よいものにしている。"ファンのみんなを親友のように感じてほしい"とミスティーン。そういったフレンドリーかつオープンな感覚はこのアルバム全体に滲み出ている。


「Changing With The Weather」





Log cabin-born but Jersey-bred, Mistine is a rising Pop / Rock artist combining the rhythm and warmth of classic rock with her own brand of angsty pop sincerity. Mistine’s music is a perfect blend of modern and vintage, drawing inspiration from classics like Aerosmith, Taylor Swift, Avril Lavigne to the 1975 and Maggie Rogers.


Before she was Mistine, Christine Meisenhelter was just another third-grade kid watching Piglet’s Big Movie. At least, she was, until Carly Simon showed up on screen playing guitar and singing along. Suddenly, Meisenhelter knew what she wanted to do, and it’s been music ever since. 
 
 
In the years following this early spark, she attended USC’s Thornton School of Music, toured with Conan Gray for over two years, and honed her voice as an artist and musician as Mistine. 

Mistine’s career as a musician blossomed and she developed a strong resume as both an artist, songwriter, and session/touring musician. 
 
 
She’s toured with Conan Gray, aespa, BiigPiig, Meg Smith, WiztheMC, Zeph, McKenna Grace, Haiden Henderson, INJI, and Sierra Spirit to name a few.  


Mistine devotes her life not only to music, but also to sustainability and the environment. After obtaining a Masters in Science for Sustainable Business Leadership, Christine has served as the Sustainability On-Site Coordinator at the Las Vegas Sphere for the Grateful Dead residency and worked on the Billie Eilish Hit Me Hard and Soft Tour.


Mistine ties her two passions together to bring audiences music that speaks to the human connection to one another, but also has underlying innuendos of human destruction and nature.


Her music has been featured in editorial placements including Spotify’s Barefoot in the Park and New Pop Picks, Apple Music’s New in Alternative, and strong third party playlists like OnestoWatch #NowWatching. She’s been featured in press outlets including LADYGUNN, Earmilk, Bass Magazine, C-Heads, Atwood Magazine, Luna Collective, TRASH Mag, amongst others.


Mistine's new album "i guess this is where we're at" is a 11 track collection of indie pop meets alternative songs that tackle the topic of sustainability and environmentalism. 
 
She shares, "I am constantly thinking about our environment. I really tired to incorporate ways to tell the story of what our world is going through in the climate crisis without explicitly saying it in the song - I began exploring thinking about our planet as a friend or relationship and how each member would feel though this distraction and climate change - how we’re trying to preserve what we have left - as if I were trying to salvage a relationship with a loved one." 
 
 
The enthralling album features grunge soaked guitars, experimental vocal lines and 80's inspired synths and is Mistine's most creative release to date.

When it comes down to it, Mistine wants to make music that makes people think, learn, feel good, and ultimately, drive down a coast line with their windows down.  Her unassuming charm is what makes her work just so welcoming; “I want my fans to feel like they’re my best friends.”



 

Yumi Zouma、Fazerdazeなど良質なインディ&ドリームポップを産出するニュージーランドのシーンで新たに注目を集めるドリームポップバンド、PHOEBE RINGS待望の1stアルバムリリース&来日ツアー決定!


ユミ・ゾウマ、Fazerdazeなど良質なインディ&ドリームポップを産出するニュージーランドのシーンで新たに注目を集めるドリームポップバンド、PHOEBE RINGS待望の1stアルバムの日本国内盤のリリースが決定しました。本作はP-Vineから6月6日に発売予定です。(LPは6月25日に発売)


なお、国内盤には二曲のライヴバージョンが追加収録されます。アルバムの先行シングルが公開されていますので、下記よりチェック!!


Phoebe Ringsは、クリスタル・チョイのソロ・プロジェクトとして始まった。以降、バンドメンバーのシメオン・カヴァナー・ヴィンセント、ベンジャミン・ロック、アレックス・フリーアが加入し、本格的なコラボレーションに発展した。4人のミュージシャンは、プリンセス・チェルシー、フェイザーデイズ、タイニー・ルインズ、ACフリージー、シー・ビューズ、ラッキー・ボーイといったニュージーランドの有名なプロジェクトでミュージシャンの経験を積んできた。

 

フィービー・リングスのデビューアルバム『Aseurai』は、リード・シンガー/シンセサイザーのクリスタル・チェの母国語である韓国語を用いてテーマを表現している。

 

「Aseuraiとは大気の中であなたの周りにある、届きにくい、消えていく、という意味です」とチェは言う。「詩的な表現なので普通の会話では言わないだろうけど、私はそれが好きなんだ」

 

2024セルフタイトルEPに続くデビューアルバムはバンドのドリームポップのルーツに忠実でありながら、ディスコとシティポップの影響を加えている。元々、フィービー・リングスはチェのソロプロジェクトだったが、『Aseurai』はバンド全員が作曲に参加し、シフトチェンジを果たしている。

  

バンドは2023年から2024年にかけて、ターマキ・マカウラウ(オークランド)のスタジオとメンバーの自宅を行き来しながら、アルバムの作曲、プロデュース、エンジニアリングを行った。


The Bethsのジョナサンエンジニアとして参加した1st EP『Phoebe Rings』同様に、リード・シンガー、チェク・クリスタルの柔らかな包み込まれるような優しい歌声にジャズやボノサヴァといったニュアンスからディスコやシティポップのテイストも含んだ浮遊感のあるドリーミィ・サウンドは最高です。来月のアルバムリリースに合わせて来日公演も決定しました。お見逃しなく!!


また、ファーストアルバム『Aseurai』のリリースを記念するツアーもアナウンスされました。本ツアーは6月28に新宿スペース、30日に大阪コンパスで行われます。イベント/チケット詳細は以下よりご確認下さい。


「Aseurai」



【PHOEBE RINGS ASEURAI 2025 TOUR IN JAPAN】



TOKYO [to’morrow vol.39]

 

2025.6.28(Sat) at SPACE / SHINJUKU  

OPEN 19:00 / START 19:30

ADV ¥4000 / DOOR ¥5000

Acts:Phoebe Rings(from New Zealand), xiexie

Info:https://t.livepocket.jp/e/phoeberings


OSAKA [TONE FLAKES Vol.167]

 

2025.6.30(Mon) at CONPASS / SHINSAIBASHI  

OPEN 18:30 / START 19:00

ADV ¥4000 / DOOR ¥5000

Acts:Phoebe Rings(from New Zealand), with guest

Info:https://www.flakerecords.com/news_toneflakes167.php


「Drifting」



【リリース詳細】

アーティスト:PHOEBE RINGS / フィービー・リングス

タイトル:Aseurai / アセウライ

フォーマット:CD / LP(Color Vinyl) / DIGITAL

発売日:CD/DIGITAL 2025.6.6, LP 2025.6.25

品番: CD PCD-25477 / LP PLP-7583CB

定価: CD ¥2,750(税抜¥2,500) / LP ¥4,950(税抜¥4,500)


【Track List】

1.Aseurai

2.Not A Necessity

3.Mandarin Tree

4.Get Up

5.Playground Song

6.Fading Star

7.Static

8.Drifting

9.Blue Butterfly

10.Goodnight

11.Drifting (Live Version)*

12. Playground Song (Live Version)*

LP : SIDE A M1-5 / SIDE B M6-M10

 

*日本盤CD限定ボーナストラック(LP,DIGITALには未収録)


Pre-order(P-Vine オフィシャルショップで予約受付中): https://p-vine.lnk.to/NTumNz

 


【Phoebe Rings (フィービー・リングス)】

 

フィービー・リングスは2019年ニュージーランド/オークランドで活動を開始した。当初はジャズスクール出身のリード・シンガー兼キーボーディストのチェ・クリスタルのソロプロジェクトとしてスタートしたが、現在はサイモン・カヴァナー-ヴィンセント(ギター)、ベン・ロック(ベース)、アレックス・フリーア(ドラム)を加えた4人編成のバンドとして活動する。


ジャズやボサノヴァといったニュアンスも含んだオリジナリティ溢れるドリームポップでじわじわと知名度を高めると、同じくオークランドを拠点にワールドワイドなインディーロックシーンで活躍するThe Bethsが行った地元オークランドでのライヴで早々にオープニングアクトに抜擢されるなどニュージーランドで注目の存在となる。


その後、USを代表するインディーレーベル、Carpark Recordsと契約を交わし、2024年10月にデビューEP『Phoebe Rings』をリリース、本国ニュージーランドやUSはもちろんのこと日本でも話題を集めるようになる。


2025年3月にはThe Bethsのオープニングアクトとしてオーストラリアツアーに帯同、さらに台湾公演も実現するなど東アジアへと活動の範囲を拡げている。2025年6月に同じくCarpark Recordsから1stアルバム『Aseurai』がリリースされる。

 

©︎Driely Carter

シンガーソングライター/プロデューサーのペク・ファンによるプロジェクト、Nosoが2ndアルバム『When Are You Leaving?』を発表した。本作は10月10日にPartisanからリリースされる。

 

この発表に合わせてリードシングル「Sugar」がミュージックビデオと合わせて公開された。西海岸のソフィスティポップ/ヨットロックの雰囲気に満ちたナンバーでアルバムの期待を盛り上げている。ディスコ風の簡素なビートを生かしたポピュラーソングだが、ソウルフルなボーカルが存在感を発揮する。ソングライティングには日本のシティポップとの親和性も含まれている。前作アルバムの軽快さと爽快感を併せ持つ楽曲のイメージは依然として維持されている。


デビュー作『Stay Proud of Me』は、トランスマスであることを完全に受け入れるとはどういうことなのか、その白昼夢をアルバムにしたもので、ほとんどが隔離された制約の下で書かれたものだった。 


NPRの『All Songs Considered』、Paste、The Guardian、Notion、タイニーデスクでのパフォーマンスなど、多くのメディアから賞賛を受けた。 しかし、移行を切望することと、実際にそれを実行することは別のことだった。


その後どうなるのか? ずっと望んでいたものを手に入れたとき、それが新しい問題をはらんでいたらどうなるだろう? 自分の肌にもっと馴染むために全力を尽くしても、誰があなたを見ていて、誰が見ていないかを見分けるのは難しい。 いつ旅立つ?』は、ウィットに富んだ成熟したレンズで、そうした人間関係の内的影響を優しく、直接的に探る。 彼らの過去の作品にあった痛みは、思慮深く慎重なものへと変化し、その過程でより完全で複雑なホォンを見せている。


シカゴ出身で、ソーントン・スクール・オブ・ミュージックでギターと作曲を学び、現在はロサンゼルスを拠点に活動するノソの音楽は、異なるアイデンティティが交差することで生まれる疎外感を扱っている。 NoSoという芸名自体、彼が主に白人居住区で育ったときに受けた質問(「北か南か? このアルバムは、ソングライターが作った他の作品と同じくらい個人的なものだ)


このアルバムについて彼は語っている。 「歌詞の内容は時に強烈だが、それでも勝利に満ちている。 その喜びは空想からもたらされるものではなく、有害な人間関係や辛い状況から離れるような、具体的で小さな喜びから来るものなのだ。 ''When Are You Leaving? "というタイトルは、そのような力学に対処する、あるいは、その力学から完全に離れるために必要な精神的な不屈の精神からきている。 音楽は、そうした小さな成功にふさわしいスケールを与えてくれる。 

 

このアルバムは、時折サックスやストリングスを伴う広々としたアレンジで輝いている。 Nara "のような曲は、80年代のニューウェーブ・ボールにもなり得ただろう。ファウォンがその名前をリズミカルなチャントに変換するコーラスは、観客が一緒に歌うのを待っているようなもの。

 

「Sugar」

 


NoSo 『When Are You Leaving?』


Label: Partisan

Release: 2025年10月10日

 

Tracklist: 


1.A Believable Boy 

2 Sugar 

3 You're No Man 

4 Don't Hurt Me, I'm Trying 

5 DAD MADE TOAST! 

6 My Fault My Fault 

7 Who Made You This Sweet? 

8 But You Want Him 

9 Nara 

10 Let It Die

 

 

Pre-save:https://noso.lnk.to/sugar


ニューヨークのシンセポップトリオ、Nation of Language(ネイション・オブ・ランゲージ)がSub Popと契約し、ニューシングル「Inept Apollo」をリリースした。

 

待望のニューシングルは、ニューロマンティック風の作風を離れて、近未来的でSFのテイストを感じさせるニューウェイブのシンセポップソングである。今回の新曲のリリースに際して、ネイション・オブ・ランゲージは、PIASからシアトルの名門インディーズレーベルに移籍した。

 

PIASから発売された前作アルバム『Strange Disciple』は、ラフ・トレードの当該年度のベスト・アルバム一位を獲得したほか、当サイトでもベストアルバムに選出された。ニューヨークのシンセ・ポップシーンを先頭でリードするのは、Porches、Nation Of Languageとなるだろう。


「Inept Apollo」について、バンドは次のような声明を出した。「仕事とは、苦痛からの解放である。 お金になる仕事であれ、ただ打ち込むものであれ、進むべき方向性を持ち、フロー状態を見出すことで、心の重苦しさから焦点を遠ざけることができる。 だから、人生の喪失の後、絶望の瞬間に、私たちは何度も何度も決心し、全力で作品に飛び込む。 しかし、芸術のプロセスは、偽者症候群が頭をもたげてくるときでもある。『これは私が自由に使える最高の対処法であり、私にはそれをする資格すらない』という内なる独白が渦巻いているのに気づくときなんだ」


この曲に付随して、バンドのライブ演奏を収めたジョン・マッケイによるミュージックビデオが公開された。

 

 「このビデオは、練習スペースやスタジオで埋め尽くされたブルックリンの古い倉庫を歩いているような気分にさせる。各部屋は、自分自身と世界における自分の居場所を表現し、理解しようと努力するアーティストで占められている。 その行為がどれほど奇抜に見えようと、クリエイターの心の中にどれほどの自信喪失や痛みが走ろうと、一番美しいのは、最終的な成果物や「成功」という概念よりも、努力し続けることなんだ。 創造の力は私たち全員のものであり、誰の承認も必要としないんだ」 

 

結局のところ、そういったことがこの新曲に力強い印象、何より自負心を付与している。ネイション・オブ・ランゲージは、およそ二年を経て、新しいバンドに生まれ変わった。


ネイション・オブ・ランゲージは、2023年にニューアルバム『ストレンジ・ディサイプル』を[PIAS]からリリースした。 『Strange Disciple』はバンドにとって3枚目のフルアルバムで、2021年の『A Way Forward』と2020年の『Introduction, Presence』に続く作品である。

 

ブルックリンを拠点とするバンドは、イアン・リチャード・デヴァニー(リード・ヴォーカル、ギター)、エイダン・ノエル(シンセサイザー)、アレックス・マッケイ(ベース・ギター)の3人。

 


「Inept Apollo」

 


メリル・ガーバスとネイト・ブレナーのダイナミック・デュオ、Tune-Yardsがニューシングル「How Big Is The Rainbow」をリリースした。この曲には、コメディアンで女優のスター・アメラスが出演し、ドミニク・マーキュリオが監督したミュージックビデオが収録されている。


この新曲について、メリルは次のように語っている。「タイトルの歌詞は、ふとした瞬間に出てきたもので、これまで私が歌詞を書いたことがないくらい誠実なものだと感じたわ。でも今の時代、すべての人間、特に私たちトランス・ファミリーのために擁護するとなると、繊細さは許されない。それに、虹の大きさって一体どれくらいなんだ?虹の大きさを証明し、虹の大きさを見せ合う時だと感じている」

 

「How Big Is The Rainbow 」は、リリース前のシングル 「Limelight 」と 「Heartbreak 」に続くものだ。デュオは最近、CBSサタデー・モーニングに出演した。

 

本シングルが収録されたニューアルバム『Better Dreaming』は4ADから5月16日にリリース。

 


「How Big Is The Rainbow」

 


US Girls(メグ・レミー)が4ADからリリースされる新作アルバム『Scratch It』を発表した。 トロントをベースに活動するUS Girlsは、プロデューサー、映画製作者、そして著作家と複数の活動を行っている。最初のリードシングル「Bookends」は、壮大なスケールを持つ12分に及ぶ。ミュージックビデオは、20世紀始めのキャバレーのようなモノクロの映像である。

 

このアルバムは、ギタリストのディロン・ワトソンと、ベースのジャック・ローレンス(ザ・デッド・ウェザー、ザ・ラコンターズ)、ドラムのドーモ・ドノーホー、キーボーディストのジョー・ショーニコウとティナ・ノーウッド、伝説のハーモニカ奏者チャーリー・マッコイ(エルヴィス、ボブ・ディラン、ロイ・オービソン)を含むセッション・ミュージシャンのバンドと共にナッシュビルで制作された。 

 

アルバムはアナログ・テープによるライヴ録音で、オーバーダビングは最小限に抑えられている。


最初のシングルは「Bookends」で、エドウィン・デ・ゲイと共作した12分のエピソードで、レミーの友人であるパワー・トリップのフロントマン、故ライリー・ゲイルへのトリビュートである。 この曲のリリックは、「レミーがジョン・キャリーの『Eyewitness To History』(24世紀にわたる世界の大事件に関する、300以上の目撃証言からなる歴史的コレクション)を読むというレンズを通して」語られている。 人類の歴史に関するこれらの生の証言を読む中で、彼女は 「苦しみに序列はなく、死は偉大な平等装置である 」という考えについて熟考し始めた。


リードシングル「Bookends」のミュージックビデオは、ケイティ・アーサーが手掛けた。究極的には死と赦しについて、つまり、死がいかに人生において唯一確かなものであるか、それから、"偉大なる平等者"、「nolens volens」について描いている。 しかしながら、死は、絶望的な虚無である、という伝統的な概念を覆し、むしろ、幻覚的なアンサンブル・キャスト、1960年代のポップスターのパフォーマンス、手品のようなマジックを通して、死を陶酔的な一過性の経験や、あるいは、新たな始まりとして描いている。 映像が進むにつれて、メグの歌詞が様々な形の死を想起させるように、テレビのチャンネルは、これらのシーンを交互に映し出す。 



「Bookends」


アーティストがお金や流行ではなく本能に従うとき、彼女はどこでもインスピレーションを得ることができる。

 

トロントの自宅から1,000マイル以上離れたアーカンソー州ホットスプリングスで開催されたフェスティバルへの出演依頼を受けたレミーは、友人のギタリスト、ディロン・ワトソン(D. Watusi、Savoy Motel、Jack Name)に依頼、この日のためにナッシュヴィルを拠点に活動していたバンドを結成した。 彼女はそのエネルギーに乗り、インスタントなバンドで最初にリハーサルを行ったミュージック・シティに戻ることにした。

 


US Girls  『Scratch It』

Label: 4AD

Release: 2025年6月20日

 

Tracklist:

 

1. Like James Said

2. Dear Patti

3. Firefly on the 4th of July

4. The Clearing

5. Walking Song

6. Bookends

7. Emptying the Jimador

8. Pay Streak

9. No Fruit

 


シアトルを拠点に活動するSea Lemon(シー・レモン)がニューシングル「Give In」を発表した。ソングライター(本名ナタリー・ルー)は太平洋岸北西部で育ち、青春時代を海岸沿いで過ごした。 水中の王国に魅せられた彼女は、水中世界のイメージを明晰なドリーム・ポップに変換した。

 

シングル「Give In」は ドリーミーなハーモニーとネオサイケなエフェクトが妖艶なサウンドを作り出している。ドリームゲイザー風のシングル。

 

彼女は歌う。 "ツリーハウスの外には家がある/そこに誰が住んでいるのか、あなたには決してわからない/夜になると、ブラインドが壁から落ちる/あなたは穴から飛び出す光を見つける..."

 

リリックでは、シーレモンは精神的な健康について、そして侵入的な思考についての経験について語っている。 彼女は次のようにコメントしている。


「大人になるにつれて、特に残っている侵入思考は、ひどい考えだとわかっていても、廃屋の中に入りたくなること。 Give In』は、押しつけがましい考えに屈したときの安堵感と、その後に起こる結果について歌っている。 この曲は、プロデューサーのスタジオで午後に書いたもので、最初に書いてから完成するまで、おそらく一番早かった曲だ」

 

Sea Lemonのニューアルバム「Diving For A Prize」は5月30日にLuminelle Recordingsからリリースされる。


「Give In」


オークランドのシンガーソングライター、Madeline Kenny(マデリーン・ケニー)が新譜『Kiss from the Balcony』をCarpark Recordsから7月18日にリリースすると発表した。『A Reality Mind』に続く作品です。マデリーン・ケニーはカーパークレコードが送り出すアートポップシンガーだ。


アルバムのリードシングル「All I Need」は、Carparkのアーティスト、ジミー・ウィスパーズが監督した新しいミュージック・ビデオとともに現在リリースされている。


「私のヒーローが帰ってきた」とマデリーン・ケニーは最新作『Kiss from the Balcony』の2曲目で快活に歌っている。この曲は、友人のベン・スローン、スティーヴン・パトータとオークランドで数回に渡って直接スタジオ・セッションを行い、制作された。マデリンの成長と回復力に関する考察の集大成。生成的で活気あるコラボレーションによって新しい命を吹き込まれた。

 

親しいリスナーは、彼女の作品のさまざまな時代から受け継がれてきた幅広いスタイルとテーマを聴くことができるかもしれない。それらはすべて、まとまりのある時代を超えたレコードにまとめあげられている。


2週間に及ぶ集中的なレコーディングセッションで、3人のコラボレーターは、断片、スケッチ、種からこの9曲を育んでいった。


実験的なパーカッションとサウンド・デザインのバックグラウンドを持つベン・スローンは、ケニーの作曲にエレクトロニック・サウンドをもたらした。他方、スティーヴン・パトータは、独創的なギターのメロディーを全編に提供し、このプロジェクトをアコースティックな要素で支えている。


『キス・フロム・ザ・バルコニー』は当初EPになる予定だったというが、録音のセッションで実りあるアイデアと遊びが生まれ、フルレングス・アルバムに拡張された。


このアルバムは、マデリンのディスコグラフィーの中で、愛についてのアイデアを反芻し、全作品を通して新たなサウンド・モチーフを探求している。本作はまた歌手のテーマ及び音楽的な進歩として位置づけられている。

 

 

「All I Need」

 

 

Madeline Kenney 『Kiss from the Balcony』



Label: Carpark
Release: 2025月7日18日
 

Tracklist:

1. Scoop

2. I Never

3. Breakdown

4. Slap

5. Cue

6. Semitones

7. Paycheck

8. They Go Wild

9. All I Need

 

 

Pre-save: https://found.ee/mk_kftb

 

 


ロンドンのドリームポップバンド、Bleach Lab(ブリーチ・ラブ)がEP『Close To The Flame』を発表した。今度のEP『Close To The Flame』について、Bleach Labはこう語っている。


「”Close To The Flame”は、個人的な経験から恋愛の苦難を探っている。 愛と痛みの間で常に引っ張られるような関係から抜け出せないことについて歌っています。 誰かの全てでありたいと思ったり、離れていく誰かを抱きしめたり、罪悪感や不安と闘って前に進むのが難しくなったり......。 

 

このEPは、愛にしがみつこうとする一方で、自責の念や後悔、そしてその過程で自分を失う恐怖に対処する、厄介な現実をとらえている。 つながりを求めて戦いながらも、その重みを感じている」


セルフ・プロデュースによるEP『Close To The Flame』は、Bleach Labの2023年のデビュー・アルバム『Lost In A Rush Of Emptiness』に続く作品。 バンドは2025年11月にロンドンのブッシュ・ホールでのヘッドライン・ライヴを含む7日間のUKツアーを行うことも発表している。

 

「Feel Something」

 

 

Bleach Lab 『Close To The Flame』 EP

 


Tracklist:

Drown
Feel Something
In Your Arms
Close To The Flame
If I Could Be Anything

 

Pre-order: https://ffm.bio/bleachlab



アイルランド出身のドリームゲイザー・ミュージシャン、Maria Somerville(マリア・サマーヴィル)は、4ADからのデビュー・プロジェクトであるセカンド・アルバム『Luster』を今週金曜日4月25日にリリースする。最終シングル「Spring」が公開された。この曲はシューゲイズ/ドリームポップだけではなく、オートチューンを含めたダンスミュージックの要素が色濃い。4ADサウンドの新機軸が示されたと言えるだろう。アルバム発売前にチェックしておこう。

 

「Spring」は、歪んだアコースティックの打ち込み、幽霊のようなサイレンの鳴き声、頭を揺らすパーカッション、オートチューンのアウトロで構成された、フルでありながら儚い、渦巻くような雰囲気のドリームゲイザー・トラックだ。


ここ数ヶ月の間に、サマーヴィルは他の3枚のシングルで、ラスターの心を揺さぶる静けさと瑞々しいサウンドの背景をさらに紹介してきた。

 

 "Stonefly"(ダニエル・スワン監督による雰囲気のあるミュージック・ビデオを伴う、スリンキーなアンビエント・ワルツ)、"Garden"(スザンヌ・クラフトことディエゴ・エレーラがプロデュースした、高鳴るフィードバック、風通しの良いパーカッション、ノスタルジックなギター・コードの融合)、"Projections"(ファズアウトしたベースとかき鳴らされたギターによる、切なくロマンチックなシューゲイザー・トラック)。これらのトラックは共に、彼女の生まれ故郷であるアイルランド、コネマラのコリブ河岸での経験を反映し、This Mortal Coilのようなノスタルジックな4ADアーティストが織り成す音のタペストリーにオマージュを捧げている。

 

 

「Spring」

 


台湾期待のインディー・ポップ・バンド、緩緩 Huan Huan(ホァンホァン)が4月上旬にリリースされたシングル「心內話講袂出喙(Words Unsaid)」に続くニューシングル「害伯(Afraid)」をリリースしました。


Huan Huanは、同じく台湾のエレファント・ジム(大象体操)の次世代を担うポップ/ギターロックバンドとして注目です。 

 

ニューシングル「Afraid」は、アジア圏での根強いインディーポップの人気を裏付ける。Coco Hsiaoによる、心温まるようなボーカルを中心とする、親しみやすいポップソングである。マイルズ・チャンの叙情的なギターソロが印象的です。アウトロは、ココ・シャオによる夢想的なボーカルが、鳥の声のサンプリングと融和するかのように、心地よくフェードアウトしていく。



この曲は、5拍子と6拍子が絡み合うリズムを通して、人生の浮き沈みや本当の恐怖に直面する葛藤を描き、素直に自分を告白するという、緩緩-Huan Huanの民族性を示している。

 

アレンジでは、初めてメンバー全員で歌うことに挑戦し、ゴスペル調のオルガンやハーモニーを取り入れ、ギタリストのMyles Changの華麗なソロをさりげなく引き立て、間奏の核となり、この曲のハイライトへとつながっている。



ヴォーカルのCocoは、この曲は幼少期に買ったアイドル、孫燕姿 (Sun Yan-Zi )の「我要的幸福 (My Desired Happiness)」へのトリビュートだと語る。


彼女が子供の頃に初めて買ったアルバムで、この曲を書く過程で、「我要的幸福 (My Desired Happiness)」が5拍子混じりの6拍子の先駆けであることを知り、その偶然に驚き、痛く感動したという。

 

「害伯(Afraid)」

 

 

 

【ニューシングル情報】


 


アーティスト:緩緩 Huan Huan (ホァンホァン)
タイトル:害怕 (Afraid)
リリース日:2025年4月22日
フォーマット:デジタル・ダウンロード/ストリーミング
レーベル:Lirico

 

ストリーミング: https://lirico.lnk.to/DDIP-3110 



<プロフィール>


台北出身のインディー・ポップ・バンド。ヴォーカル/ギターでソングライターのココ・シャオを中心としたスリーピース。2017年にEP『緩緩』でデビュー。


2020年、1stフル・アルバム『水可以去任何地方 Water Can Go Anywhere』をリリースした。2022年、EP『Blue Room Orange Man』をリリース。


2023年10月、待望の2ndアルバム『When The Wind Came Across(瀏海被風吹得整個飛起來)』をリリース。

 

 
Coco Hsiao(蕭戎雯):Vocals, Guitar
Myles Chang (張天偉) : Guitar
Stone Shih(石哲安) : Bass
Yi Jen Peng(彭一珍): Drums


高い評価を得ているソングライター、Emily Harber(エミリー・ハーバー)が新作EP『Nostalgia』をリリースした。本作のハイライト曲「Next Time」のミュージックビデオが公開されたので、新作の情報と合わせて下記よりご覧ください。


この5曲入りのインディー・ポップ・ミーツ・シンガー・ソングライター・コレクションは、グラミー賞を受賞したダニエル・ダヴィラがプロデュースした。 

 

エモーショナルなリリックと深遠なストーリーテリングで知られるエミリーの旅は、回復力、創造性、そして音楽への生涯の愛に満ちたものだ。 生まれつき両耳に重度の難聴を持つ彼女は、4歳から補聴器をつけていた。  彼女の新しい音楽は、母親を失った悲しみ、ノスタルジア、つながり、希望などをテーマにしている。 


エミリーのソングライティング・キャリアとコラボレーションは、アンディ・グラマー、ジョイ・オラドクン、グリフィン、アビー・アンダーソン、ミキ・ラツーラ、デヴォン・ガブリエラなど、幅広いアーティストに及んでいる。 

 

また、CNN、The Sex Lives of College Girls、The L Word、The Hills、Batwoman、Teen Momなど、テレビや映画にも彼女の作品が起用されている。


エミリー・ヘイバーは、受賞歴のあるファミリー・バンドで育った幼少期から、ロサンゼルスで人気のソングライターになるまで、音楽漬けの人生を送ってきた。 エモーショナルなリリックと深みのあるストーリーテリングで知られるエミリーの歩みは、回復力、創造性、そして音楽への生涯の愛に満ちている。


家族のためにキャリアを中断していた2人の音楽家の両親のもとに生まれたエミリーは、新たな章の幕開けとなった。 彼女が6歳のとき、両親はLaughing Pizzaという子供向けバンドを結成し、エミリーを前面に押し出した。 


ソニー/エピック・レコードと契約したラフィング・ピザは、PBSキッズや全米のステージで演奏し、10年間全米をツアーした。 7歳から17歳まで、エミリーはツアーに明け暮れ、生涯の思い出を作り、将来の音楽活動の基礎を築いた。


2015年、ステージ4の卵巣がんで母親を亡くしたが、この喪失は彼女の人生と芸術に大きな影響を与えた。 

 

この喪失は、彼女の人生と芸術に大きな影響を与えた。10年間、家族だけで活動してきた経験を持つエミリーは、この喪失をきっかけに、勝利と傷心の両方によって形作られたソロの音楽の旅を始めた。 


若い頃にプロとして活動していたエミリーは、ユニークな試練に直面した。 生まれつき両耳に重度の難聴を持つ彼女は、4歳から補聴器をつけていた。 


10年間、エミリーは本能と筋肉の記憶に頼って演奏してきた。 補聴器はしばしば演奏中に故障し、彼女はほぼ無音でライブをこなさなければならなかった。 13歳のときに補聴器技術が進歩するまで、エミリーは本当に自分の声を聞くことはできなかった。 エミリーはようやく、音楽に対する独自の感覚と、多くの人が音を理解する現実とを結びつけることができるようになった。 


19歳のとき、エミリーは自分の道を切り開こうと決意してナッシュビルに移った。 彼女はラフィング・ピザでの経歴を秘密にし、一からキャリアを築いていった。 彼女はベルモント大学に短期間通った後、この街の活気あるソングライティング・コミュニティに飛び込んだ。 エミリーは、象徴的なブルーバード・カフェで働き、たゆまぬ共同作業で技術を磨き、音楽に没頭した。 


グラミー賞受賞ソングライターのリズ・ローズとEddie's Atticで偶然出会ったことが重要なきっかけとなった。 リズはエミリーを自宅に招いて作曲をさせ、ナッシュビルの結束の固いソングライティング・サークルを紹介し、夢を追いかけるよう励ました。


2017年10月、エミリーはPrescription Songsと契約し、多作なプロのソングライティング・キャリアのスタートを切った。


 彼女のコラボレーションは、アンディ・グラマー、ジョイ・オラドクン、アンナ・クレンデニング、グリフィン、アビー・アンダーソン、carobae、ミキ・ラツーラ、デヴォン・ガブリエラ、エリカ・ジェインなど、幅広いアーティストに及ぶ。CNN、The Sex Lives of College Girls、The L Word、The Hills、Batwoman、Teen Momなど、テレビや映画でも活躍している。


2023年3月、エミリーは、USCのソングライティング・クラスのパネル・スピーチを依頼されたときに、共同プロデューサーのダニエル・ダヴィラと出会った。 そして一緒に彼女のデビューEP『Nostalgia』を制作した。 

 

エミリーは初めて、自分にしか語れない物語があると感じ、この作品集にはストーリーテラーとしての彼女のユニークな声が反映されている。 Nostalgia』は、エミリーの成長と芸術的ビジョンの証である。 


タイトル・トラックは、彼女が憧れながらも決して手に入れることのできなかった子供時代へのオマージュであり、切ない夢と成長の傷心をブレンドしている。 


ハートフルなシングル曲 "Next Time "は、電話や映画の夜、いなくなってもずっと残るさりげない存在など、日常の中で誰かを恋しく思うことの切ない素朴さを表現している。 この曲は、よりソフトな結末、何も急がず再会が可能な来世を想像している。 


この曲を書くことで、彼女は消えることのない悲しみと、決して消えることのない愛を処理することができた。 彼女のニューEP『Nostalgia』は、現在、全世界で発売中。 

 

 

「Next Time」

 

 

 

Emily Haber has spent her life immersed in music, from her earliest days growing up in an award-winning family band to becoming a sought-after songwriter in Los Angeles. Known for her evocative lyricism and profound storytelling, Emily’s journey is one of resilience, creativity, and a lifelong love for music.



Born to two musical parents who had paused their careers to focus on their family, Emily’s arrival marked the beginning of a new chapter. When she was six, her parents started a children’s band called Laughing Pizza, bringing Emily front and center. Signed to Sony/Epic Records, 

 

Laughing Pizza toured the United States for ten years, performing on PBS Kids and on stages nationwide. From age 7 to 17, Emily lived on the road, creating lifelong memories and building the foundation for her future in music.



In 2015, she lost her mother to stage 4 ovarian cancer—a loss that profoundly influenced her life and art. With a decade of experience working solely with her family, Emily’s loss began her solo music journey, shaped by both triumph and heartbreak. 



Working professionally in her younger years, Emily faced unique challenges. Born with severe hearing loss in both ears, she wore hearing aids from the age of four. For a decade, Emily performed by relying on instinct and muscle memory. 

 

Her hearing aids frequently failed mid-performance, leaving her to navigate live shows in near silence. It wasn’t until advancements in hearing aid technology at 13 that Emily truly heard her own voice, and by 17, she experienced intricate layers of music for the first time thanks to the Starkey Foundation. 

 

Emily finally was able to combine her unique feel for music with the reality of how most people understand sound - giving her a 6th sense that is palpable when listening to her recordings. 



At 19, Emily moved to Nashville, determined to carve her own path. She kept her history with Laughing Pizza private, building her career from the ground up. She briefly attended Belmont University before diving headfirst into the city’s vibrant songwriting community. 

 

Emily worked at the iconic Bluebird Cafe and co-wrote tirelessly, honing her craft and immersing herself in music. A chance meeting with Grammy-winning songwriter Liz Rose at Eddie’s Attic proved pivotal. Liz invited Emily to her house to write, introduced her to Nashville’s tight-knit songwriting circle, and encouraged her to pursue her dreams.



In October 2017, Emily signed with Prescription Songs, marking the start of a prolific professional songwriting career. Her collaborations span a wide range of artists, including Andy Grammer, Joy Oladokun, Anna Clendening, Gryffin, Abby Anderson, carobae, Miki Ratsula, Devon Gabriella, and Erika Jayne. Her work has also resonated across television and film, with placements on CNN, The Sex Lives of College Girls, The L Word, The Hills, Batwoman, and Teen Mom.



In March 2023, Emily met her co-producer, Daniel Dávila, when they were both asked to speak on a panel for a songwriting class at USC. Together, they created her debut EP, Nostalgia. For the first time, Emily felt there were stories only she could tell, and this collection reflects her unique voice as a storyteller. Nostalgia is a testament to Emily's growth and artistic vision. 

 

The title track is a tribute to the childhood she longed for but never truly had, blending wistful dreams with the heartbreak of growing up. 

 

The heartfelt single "Next Time" captures the aching simplicity of missing someone in the everyday — the phone calls, the movie nights, the casual presence that lingers long after they’re gone. 

 

The song imagines a softer ending, a next life where nothing is rushed and reunion is possible. Writing it helped her process the kind of grief that doesn’t go away, but also the kind of love that never does either. Her new EP 『Nostalgia 』is out now worldwide.


 


ブリストルを拠点に活動するソングライター、プロデューサー、マルチ・インストゥルメンタリスト、トール・マリーズのプロジェクト、Billy Nomates(ビリー・ノメイツ)が、近日発売予定のアルバム『Metalhorse』からセカンドシングル「Plans」をリリースした。

 

「Plans」は、マリーズが "世界の終わりにワルツァーズに乗る "ようなものだと思い描く、愛そのものへのラブソングだ。 

 

『Metalhorse』は、絶賛された2023年の『CACTI』、セルフタイトルの2020年のデビュー作に続く3作目のスタジオアルバムである。 ビリー・ノメイツとしては初めて、スタジオとフルバンドで制作された。


また、ビリー・ノメイツは、9月と10月にイギリスとヨーロッパでのツアーを発表しており、ロンドンのエレクトリック・ボールルームでのヘッドライン公演のほか、ブライトン、エクセター、ニューカッスル、シェフィールド、グラスゴーなどでの公演が予定されている。

 

 「Plans」

 


メルボルン/ナームを拠点に活動するグレイシー・シンクレア、ジーニー・ピルキントン、ハイデ・ペヴェレルによるバンド、Folk Bitch Trio(フォーク・ビッチ・トリオ)が、ジャグジャグワーとの契約を発表し、ニューシングル「The Actor」をリリースした。

 

フォーク・ビッチ・トリオが説明するように、"The Actor "は、"恋に落ち、喧嘩をし、ファックし、そして最終的にはパートナーの独演会の舞台で関係が壊れる "という歌詞を通して、"激しく速く落ち、そしてすぐに壊れる"ことを歌った曲である。


フォーク・ビッチ・トリオは5年前に結成され、以来メンバーは切っても切れない関係にある。 "私たちには3人の声がある "と彼らは言うが、"私たちの心はとても溶け合っているので、私たちが語る物語は統一されている"。 バンドは現在、デビューアルバムの準備中だという。

 


「The Actor」

 


本日、ニューヨークを拠点に活動するシンガー・ソングライター、Maia Friedman(マイア・フリードマン: ダーティ・プロジェクターズとココのメンバー)が、ラスト・ギャング・レコードから5月9日にリリースされるアルバム『Goodbye Long Winter Shadow』の4枚目のシングルを発表した。 

 

バロック調の頌歌「In A Dream It Could Happen」は2分足らずだが、瑞々しいアレンジの1秒1秒が贅沢さを主張している。 フリードマンはこの曲の歌詞を書きながら、"別世界の航海に誘うような "イメージを意図していた。


「彼女は確かにそれに成功し、ロマンティックな逃避行の魔法を宇宙的な目で捉えている: 「心に重荷を負わせることなく/手足を絡めて浮遊していく」と彼女は歌い、その崇高な自傷行為は、たゆたう木管楽器と繊細なストリングスによって高揚される。

 

フリードマンは、この曲の歌詞のイメージと音楽について次のように詳しく語っている。「 リバーサイド(地球)からイアペトゥス・クレーター(土星の月)へ。 ベルトコンベアーで引っ張られた車は、大気を通過して土星の輪へ。 太陽は昇り、沈み、また昇り、また沈む。 半音階的な管楽器、ハーモニー、リハーモナイズなど、すべての楽器はこのことを念頭に置いて作曲された」

 

 「In A Dream It Could Happen」

©︎Saoirse Fitzpatrick


現代アンビエント・シーンの注目株と称されるUKの作曲家、The Vernon Spring(ヴァーノン・スプリング)。本日、5/9に発売予定のニューアルバム『Under a Familiar Sun』より先行シングルとして「Esrever Ni Rehtaf (feat. aden) 」が配信開始されました。 


この曲では、ボーカリストのadenがフィーチャーされ、美麗な雰囲気を漂わせています。(ストリーミングはこちらから)


UK/ノースロンドン生まれブライトン在住のアーティスト/作曲家/ピアニスト/プロデューサーのThe Vernon Spring(ザ・ヴァーノン・スプリング)こと、サム・ベステ。大きな飛躍を遂げる可能性に満ちた待望のニューアルバム『Under a Familiar Sun』が来月ついにリリースされる。 

 

 

 「Esrever Ni Rehtaf (feat. aden) 」


Ólafur Arnaldsのレーベル”OPIA Community”、ニューヨークの実験音楽のレーベル”RVNG Intl”、そして”インパートメント”の3レーベルからの共同リリースが示すとおり、2025年のアンビエント・シーンで大きな注目を集める可能性を秘めています。


最新作『Under a Familiar Sun』は、彼の芸術的進化の幅の広さと深みを物語る作品です。作曲とプロセスに基づく長い実験期間を経て生まれたもので、これまでの即興的なプロダクションから、より複雑なアプローチへの転換を果たしました。

 

プロデューサーのIko Nicheとともにアルバム制作を進めるプロセスのなかで、ヒップホップの影響や、サンプリングを活用した手法を取り入れながら、The Vernon Springならではのピアノ・コンポジションを全編にわたって貫き、前人未到のサウンドスケープを描き出しています。


近年、The Vernon Springの音楽は、静かで美しい音楽を求めるリスナーの耳を魅了しつづけています。

 

その芸術的ヴィジョンを抽出し、拡張させた本作は、このプロジェクトが新たな革新の段階へと向かう転換点となるもので、優雅でありながら勇敢なアプローチに驚嘆する意欲作となっています。


【先行情報】


THE VERNON SPRING(ザ・ヴァーノン・スプリング)、ヒプノティックなニューシングル「OTHER TONGUES」をリリース  ニューアルバム『UNDER A FAMILIAR SUN』に収録




【新譜情報】

 

アーティスト:The Vernon Spring (ザ・ヴァーノン・スプリング)

タイトル: Under a Familiar Sun(アンダー・ア・ファミリア・サン)

品番: CD: PDIP-6612 / LP: PDIP-6613LP

価格:CD: 2,500円(税抜) / 2,750円(税込)

LP: 5,000円(税抜) / 5,500円(税込)

発売日:2025年5月9日(金)

バーコード:CD: 4532813536125 / LP: 4532813536132

フォーマット:国内盤CD / LP / デジタル

ジャンル: ポスト・クラシカル / ジャズ / アンビエント

レーベル:p*dis

販売元・発売元:株式会社インパートメント

 

・プリセーブ: https://pdis.lnk.to/PDIP-6612

・国内盤の詳細(インパートメント): https://www.inpartmaint.com/site/41237/


トラックリスト:

1. Norton

2. The Breadline (feat. Max Porter)

3. Mustafa (feat. Iko Niche)

4. Other Tongues

5. Under a Familiar Sun

6. Fume

7. In The Middle

8. Fitz

9. Esrever Ni Rehtaf (feat. aden)

10. Counted Strings (feat. aden)

11. Requiem For Reem

12. Known


<プロフィール>

 

UKノース・ロンドン生まれブライトン在住のアーティスト/作曲家/ピアニスト/プロデューサー、サム・ベステによるソロ・プロジェクト。

 

弱冠17歳でエイミー・ワインハウスのワールド・ツアーのピアニストに抜擢されキャリアをスタート。UKロンドンのオルタナ・ソウル・トリオHejira(ヘジラ)のメンバーとしても活動し、エイミー・ワインハウスのほか、MF DOOMやハーバートなどの作品にも参加する経験豊富なマルチ・インストゥルメンタリストでもある。


2021年にリリースしたソロデビューアルバム『A Plane Over Woods』がロングセラーを記録する。同年、発売から50周年を迎えたマーヴィン・ゲイの代表作『What’s Going On』に対するレスポンスとなる作品『What’s Going On』をリリース。同アルバム収録の名曲群を独自の解釈でカヴァーしたこの作品は各所で大絶賛された。