Lucinda Chua ニューシングル「Golden」を発表

 

Lucinda Chua

 UK、ロンドンのモダンクラシカル/ポスト・クラシカルシーンを象徴する音楽家、Lucinda Chua(ルシンダ・チュア)がニューシングル「Golden」を4ADから発表しました。(各種ストリーミングがこちらから)

 

ルシンダ・チュアは中国人としてのルーツを持つ。元々は写真家として活動していたが、その後、2010年代に音楽家に転身を果たす。この転向について、写真では対応しきれない多彩な表現性を音楽に求めたと語っている。

 

「才媛」と称されることからも分かる通り、ルチンダ・チュアは若い時代からスズキ・メソッドで培ったピアノ、そして、チェロを始めとする複数の楽器を自在に弾きこなす。近年ではアンビエント・プロデューサー、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーのツアーにチェロ奏者として参加し、知名度を高めていった。

 

昨年には、イギリスの名門レーベル”4AD”と契約を交わしたのち、2019年のEP『Antidotes』の続編『Antidotes-2』を5月に発表する。ピアノ、チェロを活かしたモダンクラシカルな楽曲にとどまらず、ポピュラー・ミュージックに近いヴォーカル・トラックにも取り組んでいる。この作品で、ルシンダ・チュアは、ヨーロッパのモダンクラシカルシーンに新風を吹き込んでみせた。

 

5月の「Another Day」に続くニューシングル「Golden」は、このアーティストらしい、内省的かつダイナミックなトラックとなっている。エレクトリック・ピアノとシンセサイザーの幽玄なシークエンスにより、ルシンダ・チュアのR&B調のソウルフルなボーカルが絶妙に引き立てられ、ゴスペルのように清涼感のあるコーラスワークがドラマティックな雰囲気を演出している。

 

10月19日に発表されたニューシングル「Golden」について、ルシンダ・チュアは以下のように説明している。


「Golden」は、ロールモデルがいない中、自分らしさを追求する、若き日の自分の目線で書いた曲です。この曲をリリースすることで、若き日の自分を誇りに思うことができればなと思います。

 

 

 

Lucinda Chua(ルシンダ・チュア)は、 2021年の5月に前作EP『Antidotes-2』を4ADから発表している。MUSIC TRIBUNEはWeekly Recommendationに選出しています。レビューはこちらからお読み下さい。


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