Antoine Loyer(アントワーヌ・ロワイエ)、5作目のアルバム『Talamanca』を発表 6月2日にLe Sauleより発売

 



ベルギー/ブリュッセルのアヴァンフォークシーンで活躍するシンガーソングライター、Antoine Loyer(アントワーヌ・ロワイエ)が5枚目のアルバム『Talamanca』のリリースを発表しました。アントワーヌ・ロワイエについては、音楽評論家の高橋健太郎氏が絶賛しています。2014年のアルバム『Chante De Recrutement』をベストアルバムとして選んでいます。

 

『Talamanca』の収録曲には、Mégalodons malades(メガロドン・マラデス)というオーケストラが参加しています。(コントラファゴットが女性のボーカルを支えています)。レーベルの説明によると、5作目のアルバムのレコーディングは、スペインのカタルーニャ地方の同名の村の教会と、古い家で行われたという。例により作品に妥協はない。ブリュッセルの小学生と一緒に作った曲も数曲含まれるという意味では、既存のアルバムの中では最もアクセスしやすいことは間違いない。


『Talamanca』はベルゴ・カタロニアの教会の名称であり、2019年にその名の由来となったスペインの村で足場が組まれた。このアルバムの制作についてアーティストは以下のように説明している。


あの時、私たちはキッチンテーブルの周りに座って労働していた。その後、パンデミックが到来したものの、以来、私たちは何も変わっていないし、変わるはずもなかった。毛布の上に寝そべりながら、子供がレコーディングの間、手持ち無沙汰にしていた。フランス語で(「Marcelin dentiste」)、次にフードの言葉で(「Marcelí」)、彼は2回歌ってくれた。私は、"Percheron frelichon "で、彼の喃語を聞くとはなしに聞いていた。


クラシック・オーケストラの最も奥深い楽器であるコントラファゴットが、レコードの全編に流れている。『タラマンカ』は、優しく、軋むとすればほんの一瞬だ。ブリュッセルの学校で作られた歌が持ち込まれ、("Demi-lune "、"Pierre-Yves bègue")、("Robin l'agriculteur d'Ellezelles", "Un monde de frites")ではピッコロが演奏される。


私が愛するすべてのものは、会話しながら(会話によって)急速に書かれ、近くにあったギターによって収穫された。私はこの方法で何千もの作品を作ることができる。そのため必要なのは、邪魔をしないことだった。事実上、長いコントラファゴットの動脈は幾重にも重なり私たちの前に現れ、流れを塞ぐことは考えられなかった。


『Talamanca』は、2023年6月2日にデジタル、LPの二形式でLabel Le Sauleより発売される。日本国内では、タワーレコードディスクユニオンで予約が開始されています。『French Song』は墓地のように広がり、人が音楽の深さを発見できるかぎりつづく。『Talamanca』のアートワークの表紙を飾ったのは、アントワーヌより20歳年下のダンサー、アンナ・カルシナ・フォレラドだ。


Antoine Loyer 『Talamanca』

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