Shame  4thアルバム『Cutthroat』を発表   9月5日にDead Oceansからリリース 



ロックソングを聴いていて、ぶっ飛ぶような経験をすることは稀有である。しかし、UKのポストパンクバンド、Shameはそういった貴重な経験をさせてくれる数少ないバンドだ。彼らはオアシスからペイブメントまで限りないロックを鉱脈を探り、驚きのある音楽的な体験を授けてくれる。

 

Shameの待望の4枚目のアルバム『Cutthroat』を発表した。9月5日にDead Oceansからリリースされる リードシングルでオープニングトラックの「Cutthroat」を以下で聴くことができる。


『Cutthroat』は、Shameの2023年のアルバム『Food for Worms』に続く作品で、世界的に有名なプロデューサー、ジョン・コングルトンがプロデュースし、12曲の新曲が収録されている。 

 

このアルバムについて、フロントマンのチャーリー・スティーンは次のように語っている。 「現実を直視しようぜ、なんて、今、周りにはそんな奴らが大勢いるんだよ」


バンドは長い共同声明でその態度を拡大し、レコードの表面下にある落ち着きのない衝動をほのめかしている。 「それはハングリー精神によるものだ。 より良いものへの渇望ともいえる。 それは原始的なものだ。 原始的だ。 生々しく、 無愛想。 招かれざる客としてパーティに現れる。 押し倒されたら、もう上がるしかない。 何も持っていないとき、失うものは何もないんだ」


リード・シングルの「Cutthroat」は、サイケデリックな色合いを帯びたドライヴ感のあるアレンジを中心に構成されており、アルバムの傲慢さと不安感の混同を紹介している。

 

オスカー・ワイルドの戯曲をたくさん読んでいた。そこではすべてが逆説的な意味が込められていた。『 Cutthroat』では、『Lady Windermere's Fan(ウィンダミア夫人の扇風機)』に出てくる、"真剣に考えるには人生はあまりにも重要すぎる "という考え方が全面に出ているんだ」


そのために、スティーンはこのアルバムをバンドのライブ・パフォーマンスになぞらえた。 「これは、僕らが何者であるかということなんだ。 私たちのライブはパフォーマンス・アートではなく、直接的で、対立的で、生々しい。 それが僕らの根源だ。 私たちはクレイジーな時代に生きている。 でも、それは『かわいそう』ってことじゃない。 『ファック』ってことなんだよ」

 

こういった生意気な自己認識も重要となるかもしれない。Shameは、威勢やエゴの泡を吹き飛ばし、鏡を見て、「最初の石を投げる者は...」と自問自答するよう促したいのと同様に、その根底には、人生はしばしば滑稽なものだということも理解している。結果、このアルバムは、人生の特異性を楽しみ、眉をひそめ、時折機転を利かせてはぐらかされるような醜い疑問を投げかけている。

 

しかし、『Cutthroat』から導出される答えは、「今、恥はかつてないほどいい音をしている」ということだ。

 

 

「Cutthroat」

 

 

 

 

Shame 『Cutthroat』 


Label: Dead Oceans

Release: 2025年9月5日

 

Tracklist:


1.Cutthroat 
2.Cowards Around
3.Quiet Life
4.Nothing Better
5.Plaster
6.Spartak
7.To and Fro
8.Lampião
9.After Party
10.Screwdriver
11.Packshot
12.Axis of Evil 

 

Pre-save: https://shame.lnk.to/cutthroat-LP