The Beatles 「Get Back-The Rooftop Performance」がデジタルで配信開始

 


 

 

ザ・ビートルズの1969年1月の伝説のラストセッションの模様を収録した「The Rooftop Performance」が本日1月28日から、Apple MusicやSpotifyを中心にデジタル配信が開始されました。

 

この度リリースされた「Get Back The Rooftop Performance 」は、永遠の名曲「Don't Let Me Down」や「Get Back」の複数のライブテイクが収録されています。今回の音源はピーター・ジャクソンのドキュメンタリー「Get Back」と拡張版「Let It Be」のスペシャルエディションボックスのリリースを足がかりにした作品で、ジャイルズ・マーティンとサム・オケルがエンジニアとしてリミックスを手掛け、ビートルズの幻のライブギグの模様が約40分間収録されています。

 

今回のライブアルバムにミックス作業を担当したエンジニア、ジャイルズ・マーティンは以下のようなコメントを出しています。

 

「私達は、本来、これらのテイクをボックス・セットに収録したかったのです。しかし、これらのテイクは四十分という長さのため、ディスクの容量を占有するものでしたから、前回のボックスセットに惜しくも収録出来なかったのです」

 

今回、ルーフトップショーは、実際にビートルズの四人がセッションを行った1969年1月30日の記念日に間に合うように配信されています。当時、ザ・ビートルズは、警察によって閉鎖されるまで、見物人の群衆が建物の下にまで群がったので、ロンドンのアップル本社の屋上に上がってセッションを行った。このライブには、アップル社の下の通りの通行人の老婦人の叫び声が収録されていたり、ビートルズファンの間では伝説的なラストセッションと見なされています。

 

今回のビートルズの幻のラストセッションが、あらためてデジタル音源としてリリースされるに至ったのか、そのいきさつについて、ジャイルズ・マーティンは以下のように話しています。

 

「当初、私達は、The Rooftop Performanceは、ただ聴くよりも、映像として扱い、見たり聴いたりするほうが良いだろうと考えていました」

 

しかし、前回ボックス・セットとしてリリース「Get Back」に対する熱狂的なファンの称賛が彼の考えを転換させたようです。

 

「これはファンからの圧倒的な要求のように思えました。なぜ、”音源”としてこの伝説的なラストセッションがリリースされていないのか。そのファンの要求に答えるため、今回のリリースが行われたのです」

 

マスタリングエンジニアを務めたジャイルズ・マーティンは続けて語っている。「私は、このライブテイク「Get Back-The Rooftop Performance」は、間違いなく、ビートルズファンにとって歴史的な音源の一つになると確信しています。ファンが待ち望んでいるものを余すことなく提供したいと考えながら、ビートルズの生み出す音の全てを、この作品の中に込めたつもりでいます。今回、マスタリング作業において、最後のテイクの音を少しだけカットしてはいるものの、実際、これは、屋外の風を切るノイズを削ぎ落としただけに過ぎず、サウンドとして聞きやすくするための手段でしかありませんでした。1969年1月30日にアップル社の屋上でのラストセッションでビートルズが生み出した精彩な音のすべてを、この作品で聴くことが出来るはずです」

 

1月30日の日曜日には「Get Back-The Rooftop Performance」のドキュメンタリー映像の上映イベントがアメリカとUKのIMAXシアターで開催される。このイベントではピーター・ジャクソン監督との質疑応答が行われる予定です。