クレイグ・アームストロングの作品を日本人プロデューサー、ausがリミックス  「Nocturne 8 (aus Remodel)」として発売

Craig Armstrong
 

 

Massive Attackのコラボレーターとして、また『ロミオ+ジュリエット』や『ムーラン・ルージュ』など数々の映画音楽で知られるスコットランド出身の作曲家、Craig Armstrong(クレイグ・アームストロング)の楽曲をausがリミックス。2曲入りのリミック・シングルはNocturne 8 (aus Remodel)として、Modern Recordingsからデジタルで発売となった。配信リンクとアートワークは下記よりご覧ください。

 

この曲は、ロックダウン中に2台のピアノのために制作された『NOCTURNES - MUSIC FOR TWO PIANOS』に収録されていた。Alva Noto、Mogwai、Scott Fraserらが参加してきたリミックス・プロジェクトの最後を締めくくる作品となっている。



Massive Attackとの長年に渡るコラボを経て、Massive Attackのレーベル”Melankolic” (Virgin Records)から、リリースしたソロ・アルバムの二枚、『The Space Between Us』と『As If To Nothing』でソロ・アーティストとしてのキャリアをスタートしたクレイグ・アームストロング。

 

その後、クラシック、映画音楽などジャンルの壁を越えて、繊細かつ詩情溢れる色彩豊かな音楽を発表することで高い評価を築いてきた彼の作品を、日本人プロデューサーausがリミックス、本日リリースした。

 

aus

 

クラシカルでメロディックな楽曲の世界を引き継いだ「aus Remodel」、躍動感溢れるパーカッションとシンセを加え、メランコリックなダブ・エレクトロニカへと変貌させた「aus Reprise」の2曲を収録。




Craig Armstrong - Nocturne 8 (aus Remodel)

 




発売日:2023年11月10日
フォーマット:DIGITAL
レーベル:MODERN RECORDINGS



Tracklist:

 
1. Nocturne 8 (aus Remodel)
2. Nocturne 8 (aus Reprise)

 

配信リンク:


https://aus.lnk.to/CraigArmstrong

 

 

 
 NOCTURNES: MUSIC FOR 2 PIANOS:



『ロミオ+ジュリエット』や『ムーラン・ルージュ』、『華麗なるギャッツビー』などのバズ・ラーマン監督映画のスコアや、マッシヴ・アタックとのコラボレーションで知られるスコットランドはグラスゴー出身の作曲家/アレンジャー/現代音楽/エレクトロ・アーティスト、クレイグ・アームストロングが贈る、長く、静かな夜の癒しのピアノ・ナイト・ミュージック。

 

ロックダウン中に制作された『NOCTURNES - MUSIC FOR TWO PIANOS』。本作には彼が2020年から2021年の間に制作した14曲が収録されているが、そのほとんどが、英国中がロックダウンとなっていた時期に、外出禁止となっていた夜の間で作られたものだという。

 

アームストロング曰く、「2台のピアノのための楽曲としたことで、より抽象的な曲を作ることができ、メロディーやハーモニーの輪郭がぼやけた拡散した音を作ることができた」という。収録されているノクターンは繊細なメロディの断片に焦点を当て、作曲の過程を明らかにしながら展開されている。そして、それぞれの小品は独立していながらも、各楽章の雰囲気や意図は全体としてまとまったものになっている。



自宅で作曲・録音した本作の制作は、アームストロングにとってパンデミックの中である意味、癒しの時間でもあったという。

 

それゆえに彼は、アルバムの音の美しさと音楽の内省性が、リスナーにとってこの奇妙な時代に慰めを見出す助けになるかも知れないと思っている。本作『NOCTURNES』をアコースティックなアルバムにしたいと考えたのも、「この形式であれば、演奏したいと思う2人のピアニストがいれば、誰でも楽曲を演奏することができるから」と彼は語った。音楽の持つ癒しの力が込められた本作『NOCTURNES: MUSIC FOR 2 PIANOS』。長く静かな夜にぴったりの作品である。