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The Smile(トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、トム・スキナー)は、昨年モントルー・ジャズ・フェスティバルでライブデビューした新曲「Bending Hectic」をリリースしました。

 

非の打ち所がないシングルです。イントロからポスト・ロックにも近いギターフレーズの組み立て方をしていますが、トム・ヨークのソングライティングの念頭には、はっきりとモダン・ジャズのスケールが存在している。そして、ザ・ビートルズのアート・ロックのダイナミックな要素を織り交ぜながら、最終的には創造性の高いカオティックなロックの展開へと引き継がれる。彼の巧緻な構想をその背後で強固に支えているのが、ロンドンのジャズシーンで名高いドラマーのトム・スキナー、として盟友とも言えるギタリスト、ジョニー・グリーンウッドです。


ニューシングル「Bending Hectic」は、Sam Petts-Daviesのプロデュースで、青葉市子とのライブ共演でもお馴染みのオーケストラ、London Contemporary Orchestraのストリングスをフィーチャー。曲の途中のストリングスのダイナミックな駆け上がりは、ビートルズの全盛期を支えた伝説的な名プロデューサー、フィル・スペクターの遺産を受け継いでいる。

 

「Bending Hectic」



後日掲載した『Wall of Eyes』のレビューはこちらからお読み下さい。

 

The Smile At Tiny Desk Concert
 

The Smileが、昨年末に録音したTiny Desk Concertの全容を公開しています。The Smileは、Radioheadのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッド、元Sons of Kemetのドラマー、トム・スキナーで構成される。

 

The Smileは、Tiny Desk Concertを収録していることをソーシャルで予告していましたが、NPRが、昨日、そのパフォーマンスを公式に公開し、サックス奏者のRobert Stillman(ロバート・スティルマン)を伴ったバンドがデビュー・アルバム『A Light for Attracting Attention』の収録曲「Pana-vision」、「The Smoke」、「Scrting On the Surface」を披露しています。


説明によると、「タイニー・デスクのスタッフはカジュアルなリハーサルに接した」とのことで、このセッションは約90分にわたって行われた。「The Smoke」の前にもう1曲レコーディングが行われたようですが、最終的には収録されませんでした。


 

Marc Ducrest

ザ・スマイルが、新たなライブ盤『The Smile at Montreux Jazz Festival July 2022』の詳細を公開した。

 

今作は12月14日にデジタル配信されることが決定。また、日本では12月14日の午前5時から、未発表曲「Bending Hectic」を含む演奏曲のフィルムを彼らのYouTubeチャンネルて配信される。アルバムの全トラックリストとアートワークは下記よりご確認ください。



 

Tracklist

1. Pana-Vision (Live at Montreux Jazz Festival)

2. Thin Thing (Live at Montreux Jazz Festival)

3. The Opposite (Live at Montreux Jazz Festival)

4. Speech Bubbles (Live at Montreux Jazz Festival)

5. Free in the Knowledge & A Hairdryer (Live at Montreux Jazz Festival)

6. The Smoke (Live at Montreux Jazz Festival)

7. You Will Never Work in Television Again (Live at Montreux Jazz Festival)


 



トム・ヨーク擁するザ・スマイルは、11月17日、米国のテレビ番組、The Tonight Show Starring Jimmy Fallonに出演、彼らの曲「You Will Never Work in Television Again」を披露しました。ライブパフォーマンスの模様は以下よりご覧ください。


「You Will Never Work in Television Again」は、5月にリリースされたレディオヘッドのサイドプロジェクトのデビューフルアルバム『A Light for Attracting Attention』に収録されています。彼らは、現在、Primavera Sound 2022での公演を含むヨーロッパ・ツアーの後、北米でツアー中です。



イギリスの大手音楽メディアNMEが報じたところによると、Thom Yorkeが、Radioheadのサイド・プロジェクト、The Smileが新曲を制作中であることを認めたという。


YorkeとRadioheadのバンドメイトJohnny Greenwood、そしてSons Of KemetのTom Skinnerが参加するバンドは、5月にデビュー・アルバム『A Light For Attracting Attention』をリリースしている。


先月、The Smileはバルセロナで開催されたPrimavera Soundの2週目に出演している。ストロークスのフロントマン、ジュリアン・カサブランカスが「ここ数年で見た中で最高のショー」と称したそのセットで、彼らは「Colours Fly」という新曲を披露している。


今日(7月10日)、バンドはフェスティバルでこの曲を演奏する映像を公開した。ヨークは、その後、このパフォーマンスを引用ツイートして、「作業中」であることをファンに伝えるとともに、他にもあたためている新曲がいくつかあることを付け加えている。


ザ・スマイルは先日、デビューアルバムを引っ提げて2022年11月と12月に北米で初のツアーを行うことを発表。さらに、バンドは11月14日にロードアイランド州プロビデンスで大陸横断のデビュー・ツアーを開始。その後、ブルックリンのキングス・シアターと同市のハマースタイン・ボールルームでの2回のニューヨーク公演を含む、米国とカナダを横断するツアーが予定されています。

 

Radioheadのトム・ヨーク& ジョニグリーンウッド、Sons of Kemetのドラマー、トム・スキナーによるトリオ、The Smileは北米ツアーの追加公演を発表した。新たに、デンバー(12/11 Mission Ballroom)とロサンゼルス(12/22 Shrine Auditorium)での2公演目が追加されている。


一方、ザ・スマイルは、先日、2022年1月に、ロンドンのマガジンで行われた公演のセットリスト「Open the Floodgates」のライブ映像を公開した。この曲は、デビュー・アルバム『A Light for Attracting Attention』に収録されている。下記から、パフォーマンスを御覧になることができます。

 





 

The Smile


先週、トム・ヨーク擁するザ・スマイルは、クロアチアのザグレブで行われたショーでヨーロッパツアーの日程のスタートさせました。

 

クロアチアのライブでは、デビューアルバム「A Light For Affection Attension」に収録されなかった「Friend of A Friend」という新曲を披露していますが、その二日後、ドイツ、ベルリンで行われたショーの中で、これとは別の新曲「Bodies Laughing」をファンの前でお披露目しています。


5月20日、ベルリンでのライブステージのMCにおいて、フロントマンのトム・ヨークは「Bodies Laughing」と題された新曲が、ショーの前日に書かれたものだと明らかにしています。

 

 

 The Smile 「A Light For Attracting Attention」



 


Label:  XL Recordings

Release Date: 2022年5月13日

 


Review 


「A Light For Attracting Affection」は、レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨーク、ギタリストのジョニー・グリーンウッド、そして、サンズ・オブ・ケメットのドラマー、トム・スキナーによるスリーピースバンドのデビュー作。結成から約一年を経てリリースされました。先週のケンドリック、フローレンス+ザ・マシーンと並んで先週の大きな話題作であり、新作アルバムは長年のコラボレーター、ナイジェル・ゴールドリッチを迎えて制作が行われています。

 

何か、トム・ヨーク関連のレコードを説明するのに「デビュー作」というのも気分が落ち着かないような気もします。なぜこんな試みをしたのかと言えば、おそらく、トム・ヨークは、最近レディオヘッドとして失いかけていたバンドを立ち上げた際の新鮮な息吹のようなものを、このバンドで再体験したかったのではないでしょうか。そして、彼の思いは、アルバムの中で多種多様な形をとって表れています。およそ、BBCのドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」のサウンドトラックとして提供された「Pana-Vision」に象徴されるように、「トム・ヨーク節」とも称せる独特な旋律を擁する幽玄な雰囲気に満ち溢れています。喩えるなら、手元にあるアンティークの世界地図を取り上げ、その架空の場所を隈なく眺めるかのような文学的な描写も見受けられる。 


音楽的には、トム・ヨークの内省的かつ繊細な雰囲気が醸し出されているのは、これまでのソロやバンドから引き継がれた要素でもある。数年前、レディオヘッドとしてジョイ・デイヴィジョンの「Ceremony」をカバーしていることからも分かる通り、バンドやソロ活動とザ・スマイルズが決定的に異なるのは、三曲目の「You Will Never Work In Television Again」や七曲目の「Thin Thing」にあらわれているように、ジョイ・デイヴィジョンのようなポスト・パンク的な少々荒削りなロックのアプローチが垣間見えること。それは、アルバムの全体的な作風を彩るUKエレクトリックやダブ寄りの楽曲が目立つ中、ガツンとしたスパイスのようなものを付け加えています。

 

その他、ソングライターとしての変身ぶりが見られる楽曲として、「Free In The Knowledge」、それから、アルバムの最大のハイライトである「Speech Bubbles」が挙げられるでしょう。特に、後者の楽曲では、最初期のレディオ・ヘッドを彷彿とさせるものがあり、さらに、そこに独特な彼の人生観、省察、人生哲学がありありと滲み出ています。特に、「Speech Bubbles」は、これまでのレディオヘッドの楽曲よりも、オルガンやストリングスやピアノをフーチャーし、オーケストラ・ポップの新鮮でゴージャスな色合いを出すことに成功しており、おそらく、「The Bends」の伝説的な名曲「Fake Plastic Tree」の内省的なアコースティックな楽曲を好む方にとっては、またひとつ、トム・ヨーク関連ののアンセムソングが付け加えられたと言えるでしょう。 さらに、トム・ヨークは、近年、思索的な音楽性を好むようになっているように思え、以前の「Ok Computer」の時代を彷彿とさせる繊細性に加えて、独特な渋みがにじみ出ています。 


さらに、もう一つ面白い点を挙げるなら、「A Light For Attracting Attention」のクライマックスを彩る「Skirting On The Surface」は、木管楽器が取り入れられており、これまでのレディオヘッドとは異なるポスト・ロック、ノルウェーのJaga Jaggistのようなジャズ・ロックに近いアプローチが図られている事に注目です。そして、やはり、トム・ヨークの歌はこれまでと同様、悲哀、内省といった、壊れやすいガラスのようなデリケートな雰囲気に包まれており、トム・ヨークにしか生み出せない旋律やリズムのひねりが加えられている。


振り返ってみれば、1990年代、元々は、Pixies、NEUの系譜を受け継ぐオルタナティヴの申し子としてロックシーンに出現したレディオ・ヘッドという存在がきわめて革新的だったのは、他のバンドが取り入れていないDTMの要素をロックバンドとして先んじて導入したことでした。コンピュータープログラミングを介して、1990年代から2000年代の初頭にかけて、他の追随を許さない独創的な音楽を生み出していたのは、既に多くの方がご存知の通りです。


しかし、2000年代半ば以降、誰もが簡単にラップトップを通じて気楽に作曲を行うようになってからというもの、レコーディングバンドとしての神々しさが徐々に失われていったように思えます。無論、無類の音楽フリークとして知られるトム・ヨークとしてもそのことは理解しており、「OK Computer」、「Kid A」の時代の輝きを取り戻そうと、様々な方法で試行錯誤している真っ最中なのです。つまり、ザ・スマイルの旅は、まだ、このデビュー作で始まったばかり、今後、さらなる改善の余地がありそうなプロジェクトともいえるのです。

 

一作品としては、さすがのナイジェル・ゴールドリッチのプロディースというよりほかなく、アーケイド・ファイアの「WE」のダイナミックさとは全く異なるプリミティヴな内向きのロックの質感が提示されていて、物凄い迫力がこもっている。作品としては、ずば抜けて完成度が高く、上記のような聴き応えのある楽曲も収録されていますので、レディオ・ヘッド/トム・ヨークのファン、及び、彼の音楽を聴いたことがないリスナーとしても、ぜひとも手元に置いておきたい作品です。ただ、ひとつ苦言を呈しておきますと、アルバムを聴く前に期待していたような革新性があるかといえば、そうとは言いがたい。彼は、空前絶後のアーティストであり、期待値も飛び抜けて高いため、その点だけが昔からのファンとしては、少しだけ物足りない気がします。

 

80/100

 

 

 

 


Amazon Link

 

 

 

Radioheadのトム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、さらに、Sons of Kemetのドラマー、トム・スキナーの新たなバンド・プロジェクトーーThe Smileは、いよいよ、今週、デビューアルバム「A Light For Attracting Attention」の発売を目前に控えています。


ザ・スマイルとしてグラストンベリーで最初にライブアクトを行ってから一年、遂に音源デビューを果たします。ザ・スマイルは、デビューアルバムの先行シングル、「The Smoke」「Skirting On The Surface」「Pana-Vision」「You Will Never Wok In Relevision Again」「Free In Knowlege」をリリースしていますが、昨日、最新の5曲目の先行シングル「Thin Thing」を公開しました。

 

待望の「A Light For Attracting Attention」は、英国のインディーレーベル”XL Recordings”から5月13日に発売されます。

 

 

 

 

The Smile 「A Light For Attention」

 

 

 Label: XL Recordings

 Release: May 13th,2022

 

 

Tracklist:

 

1. THE SAME 
2. THE OPPOSITE 
3. YOU WILL NEVER WORK IN TELEVISION AGAIN
4. PANA-VISION
5. THE SMOKE
6. SPEECH BUBBLES 
7. THIN THING 
8. OPEN THE FLOOD GATES 
9. FREE IN THE KNOWLEDGE 
10. A HAIRDRYER 
11. WAVING A WHITE FLAG 
12. WE DON’T KNOW WHAT TOMORROW BRINGS
13. SKRTING ON THE SURFACE
14. OPEN THE FLOOD GATES (LIVE FROM MAGAZINE LONDON) BONUS TRACK FOR JAPAN 

 


 


Radioheadのトム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、Sons of Kemetのトム・スキナーが新たに結成したロックバンドーーThe SmileがXL Recordingsからデビュー作「A Light For Attracting Attention」のリリースを5月13日に行うと正式に発表しました。

 

既に、バンドは、ライブストリーミングコンサートを開催し、先行シングル「The Smoke」「Skrting On The Surface」、イギリスBBCのドラマ「Peakey Blinders」のためのサウンドトラック「Pana-vision」を公開しています。いよいよ、ファン待望のデビューアルバム情報がアナウンスされたことにより、本日からアルバムアートワーク及び、収録楽曲が公に解禁となりました。

 

また、今回のアルバムリリース情報解禁と共に、トム・ヨークが昨年、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催されたレターズライブイベントで初のお披露目となった「Free in the Knowledge」が公開されております。


2022年のロックシーン全体において、最も多くのファンから嘱望されているともいえる、The Smileの記念すべきデビューアルバム「A Light For Attracting Attention」は、ナイジェル・ゴッドリッチが制作及びリミックスを手掛け、マスタリングはボブ・ラドウィックが担当しています。

 

これらのトラックには、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラによるストリングス・アレンジに加え、バイロン・ウォレン、テオン、ナサニエル・クロス、チェルシー・カーマイケル、ロバート・スティルマン、ジェイソン・ヤードをはじめとする現代の英国のジャズプレイヤーのセッションが取り入れられていることにも注目しておきたいところです。同時にレオン・リー監督のミュージックビデオも到着しておりますので、こちらもあわせてチェックしてみてください。

 

           

 

 

The Smile 「A Light For Attracting Attention」

 


Label:XL Recordings


Release:5/13 2022


Tracklist:

 

1.The Same 

2.The Opposite

3.You Will Never Work In Television Again

4.Pana-vision

5.The Smoke

6.Speech Bubbles

7.Thin Thing

8.Open The Floodgates

9.Free In The Knowledge

10.A Hairdryer

11.Waving A White Flag

12.We Don't Know What Tomorrow Brings

13.Skrting On The Surface