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Alex G The Courtesy of Domino Recording Company

Alex Gは、NPRの「タイニーデスク・コンサート」シリーズに出演した最新のアーティストです。
 
アレックスはバンドと共に、最新アルバム『God Save the Animals』から「Runner」と「Miracles」の2曲、さらに、2019年の『House of Sugar』から「Gretel」、2015年の『Beach Music』から「Snot」を演奏しました。ライブ・パフォーマンスの様子は以下よりチェック。


Alvveays ©︎Norman  Wong

 

カナダのオルタティヴ・ロックバンド、Alvvaysが、ビデオ・ゲーム『Stardew Valley』の作者Eric Baroneが手がけた『Blue Rev』のカット「Many Mirrors」のミュージック・ビデオを公開した。また、2023年にイギリスとヨーロッパでヘッドライン・ライヴを行うことも発表しています。


「Alvvaysのようなクールなバンドからメールをもらうのは、そうそうあることではありません」とEric Baroneは声明を発表しています。

 

「彼らが『スターデュー・バレー』のファンだと知ったとき、本当に光栄に思いました。アルバム全体が素晴らしいのですが、「Many Mirrors」という曲には、純粋で冒険的なエネルギーがあり、私の心にとても響いた。その感覚を下地にして、自分の頭の中で映像の世界を作り上げ、それが最終的にこのビデオになりました。楽しく作れたし、バンドのストーリーに少しでも貢献できて本当にうれしいよ!」


 

Horsegirl ©︎ Carlos Lowenstein

 シカゴのインディーロックバンド、HorsegirlがMinutemenの1984年の発表曲「History Lesson Part 2」のカバーをシングルとしてリリースした。


この曲は、デビュー・アルバム以前に発表された「Billy 7」のB面に収録されていたものを改めて再リリースしている。

「History Lesson Part 2」は私達にとって常にパンクロックのマニフェストだったんだ」とHorsegirlは声明を出している。

 

「歌詞がMinutemenに特化していることを考えるとカバーするのは珍しい選択だったけど、実際には私たちの歴史を教えてくれない『History Lesson』のレコーディングについても何か魅力があると思ったの」


Horsegirlのデビュー・アルバム『Versions of Modern Performance』は、今年6月3日にMatadorからリリース済み。

 

 Frankie Cosmos 「Inner World Peace」

 


 Label: Sub Pop 

 Release: 2022年10月21日

 


 

 

 

Review


 

 NYを拠点とするインディーロックバンド、フランキー・コスモスは、同時代を生きる多数のバンド、アーティストと同様、パンデミックの難局に直面した。この間、フロントパーソンのグレタ・クラインは、家族と暮らしながら曲を書き溜めていた。その後、他のバンドメンバーと合流し、およそ500日ぶりに出会い、書き溜めたデモを何らかの形にしようと試みました。NYのFigure 8 Recordingで、フランキー・コスモスは、Nate Mendelsohn,Katie Von Schleicherというプロデューサーの助けを借り、『Inner World Peace』の制作に取り掛かったのです。

 

グレタ・クラインはこのアルバム『Innner World Peace』について、「私にとって、このアルバムは知覚について表すものです。 私はだれかという疑問、その答えが重要なのかどうかといこと。量子的な時間、目に見えない世界の可能性について、このアルバムは、新しい文脈の中で浮遊する自分自身を発見するためのものです」とプレスリリースを通じて説明しています。つまり、この言葉から、このアルバムは、以前、4ADからデビューした米国のインディーロックバンド、Throwing Musesのような可愛らしさのあるインディーロックのアプローチが取り入れられながら、いくらかそこには内的な空間の神秘性に詩や音楽を通じて迫るような意図が込められているわけです。つまり、フランキー・コスモスは、素朴な質感をもった親しみやすいオルトロックを通じて、内的な世界の平和を描き出そうと試みているようにも感じられるのです。

 

今回のアルバムの制作時には、カプコンの格闘ゲーム『ストリート・ファイター』の「K.O」の画面のキャプチャ、そして、Mad Magazineの表紙がバンドが制作を始めるにあたって作った巨大スライドに映し出されていたとプレスリリースには書かれている。これは、バンドから提示されたあらかじめの設計図であり、それらの一見何ら関係のないように思われるシュールなコンセプトの融合は、しかし、『Inner World Peace」の全編に通じている要素でもあるわけです。


本作には15曲というボリュームを擁する曲数が収録されていますが、決して飽きさせるような長さではありません。グレタ・クラインが持ち込んだデモ曲を、実にバンドは見事な形でアンサンブルとして昇華させ、二人のプロデューサーはそれらを秀逸なインディーロック/パンクソングとして仕立てています。それらは、オーストラリアのThe Bethにも近い雰囲気を持ち、バンドが強い影響に挙げる1960年代のポップス、サイケの色合いを持ったかなり奥深い世界がこのアルバムには満ち広がっている。それは表面的なファニーな印象とは裏腹に、行けども行けどもたどり着くことのない、無限のオルタナティヴ・ワールドに足を踏み入れるようにも思える。

 

 これらの収録曲は、中学生からの同級生であるというグレタ・クラインとマーティンのボーカルの絶妙な兼ね合い、そして、ハモンド・オルガンやシンセサイザーを活かしたノスタルジックなインディーロック/ポップソングの要素が前面に押し出されており、それらは先述したようにいくらかのサイケデリックな色合いを擁する。

 

しかし、これらの音楽は、耳の肥えたリスナーの興味を惹きつけるだけにとどまらず、より幅広い一般的なリスナーの心に共鳴する普遍性が込められています。それは、フランキー・コスモスが、これらのサウンドの中に内的な平和というテーマを掲げ、それが懐かしく、温かな雰囲気のあるインディーロックとして昇華されているからなのです。もちろん、彼らは内的な平和こそ最も尊い概念であると知っているのです。なぜならそれは明日の平和を生み出すに至るのだから。


量子学においては、内的な世界は必ず外的な世界とどこかでリンクします。内的な争いは外側の争いを別の場所で生む。その逆も然り。フランキー・コスモスの最新作『Inner World Peace』は、それらの物理学の根本的な真実を物語るのみならず、この世を照らす温和な明るい光でもある。



 

 86100

 

 

Featured Track 『F.O,O.F』


©︎Tom Oxley

Pixiesが次作Doggerelからの新曲「Dregs of the Wine」を公開しました。ギタリストのJoey Santiagoが作曲を手がけたPixies初の楽曲で、これまでのシングル「There's a Moon On」「Vault of Heaven」に続くものとなっています。下記よりお聴きください。


Black Francisによると、この曲は「90年代に当時の妻とロサンゼルスに住んでいて、Joeyと彼の元妻とつるんで、ラスベガスにたくさん行って、たくさん飲んで、少しドラッグをして、本当に楽しい時間を過ごした」ことを歌っているとのことです。


この曲について、ジョーイ・サンティアゴは次のように語っている。「僕はある種のゾンビ状態で、ただ演奏していたんだと思う。演奏が終わった後、時間を置いて、"時間の無駄だったな、俺はなんてクズなんだ "って思ったんだ。何度も自分を責めたけど、僕の彼女はそうとは知らずに僕の曲をこっそり録音していたんだ。彼女が後でそれを再生してくれて、「くそっ!」と思った。ちょっと待てよ!』って。この曲はいい!』ってね」。


 




Doggerelは9月30日にBMGからリリースされる。


 

PHOTO: BARBARA MRAZKOVA


親友であるブリストルのLouise MacphailとシカゴのKristin McFaddenによる、異色の英米オルタナティブ・ロック・デュオ、Prima Queenが、The Big Moonのプロデュースによる最新シングル「Eclipse」を公開しました。


この曲についてバンドは、「自分を破滅させた失恋を引きずったまま、新しい関係に入ることへのためらいを歌っている」と説明する。

 

「この曲のレコーディングは、とてもカタルシスのあるグループ体験だった。最後のコーラスをみんなで大声で歌った。自分たちでも気づかないうちに溜め込んでいた怒りを吐き出していたんだ」。


 Mass Of The Fermenting Dregs 「Awakening: Sleeping」

 

 

Label:  Flake Sounds

Release: 2022年8月17日


  

Review

 

実を言うと、Mass Of The Fermenting Dregs(MOTFG、マスドレ)はデビューする以前から、十数年以上前から知っている。


当時、ストリーミング視聴サイトを通じて、The Mass Of The Fermenting Dregsの「kirametal」を初めて聴いた。2000年代当時、最初のオリジナル・メンバーで活動していた。当初は宮本奈津子を中心とする女性トリオ編成のロックバンドだった。アーティスト写真、ワンピース姿で、ベースをワイルドにかき鳴らし、情熱的に歌をステージでうたう姿は今でもありありと覚えているが、そのクールな佇まいは、NYのアンダーグラウンドシーンから登場したブロンド・レッドヘッドのカズ・マキノを彷彿とさせた。そのクールでありながらパッションあふれる印象に違わぬ、切れ味バツグンのオルタナティヴロックサウンド全開のバンドが関西のシーンに登場したという印象を受けたのである。

 

当時、マスドレは、EMIのオーディションに合格し、最初のEPをニューヨークで行っている。これはナンバーガールもそうだったが、2000年代くらいまで、EMIは海外でのレコーディングを見込みのある新鋭バンドに積極的にとりくませていた証拠でもある(デイビッド・フリードマンがプロデュースを手掛けた『Sappukei』もアメリカでレコーディングされた)」同年に、マス・オブ・ザ・ファーメンティング・ドレッグスは、フジ・ロックなど夏フェスの参加等を通じて、あれよあれよという間に全国区のロックバンドに成長していき、ロキノンのライターにも知られるようになった。

 

この最初期のセルフタイトルのおかげなのか、マス・オブ・ザ・ファーメンティング・ドレッグスは、海外のインディーロックファンの間で人気があるようなのだが、ここ日本では、正直、その実力に比べて適切な知名度に恵まれていないように思える。つまり不当に過小評価を受けている。さらに、それにくわえ、数年前、オリジナル・メンバーの脱退という出来事は、バンドを存続させていく上で大きな障壁ともなったように思える。それでも、マス・オブ・ザ・ファーメンティング・ドレッグスは、結局のところ、バンドとしての歩みを止めることはなかった。メンバーを入れ替えて、新たな編成のスリーピースバンドとして再出発することになった。


 

最新作『Awakining:Sleeping」は、このバンドが新境地を開拓した作品といえ、マスドレらしいオルタナティヴ・サウンドも全開であり、これまでとひと味異なる音楽性を取り入れたバリエーションに富んだ作風となっている。オープニング・トラックを飾る「Dramatic」では前作アルバムに収録されていた「あさひなぐ」のように、J-Popに近いアプローチを図り、前作に見られたような歌ものとしての曲をより洗練させ、親しみやすいものとなっている。そこに宮本のボーカルは、以前のような気負いがなくなり、松任谷由実のような大御所のような貫禄のある歌いぶりとなっている。この一曲目こそがこのニューアルバムの世界観を形成しているといえる。

 

結局のところ、音楽をはじめとする芸術全般は、作り手の人生をそこに反映したものでしかない。それだけはどのような形をとろうとも偽りようがないのだ。このアルバムの中に内包される世界は、その後、このバンドの歩みそのものを反映していくかのように様々な形で展開される。

 

シューゲイズサウンドを取り入れた轟音ロックサウンドを追求した「いらない」、最初期のオルタナティヴ・ロックの延長線上にあるパワフルなサウンドを引き出した「Melt」の魅力もさることながら、バンドとしての新境地を見出した「1960」では、クラフトヴェルクやNEUのドイツのデュッセルドルフの電子音楽をロックミュージックに組み替えた音楽にもチャレンジしている。

 

特に、この「1960」では、日本のギター・ソロが不評という現代ミュージックシーンに激烈に強い抵抗を示すかのように、一分以上にも及ぶ、クールなギターソロが展開されるが、ギターソロというものの醍醐味がここに詰め込まれている。その他、「Helluva」では、マッド・カプセル・マーケッツ、ココバットのような、往年のミクスチャーサウンドを現代的なヒップホップサウンドとして再解釈した曲まで収録されている。これらの多彩でバリエーションに富んだサウンドアプローチが、アルバムの前半部において、刺激的に繰り広げられていくのである。


 

アルバムの後半部は、前半部とは少し印象が異なる、メインボーカルを務める宮本ではなく、新加入の男性メンバーがボーカルに挑戦し、これまでのマスドレにはなかった新たなチャレンジを刻印したものとなっている。「Ashes」では、ブラッドサースティ・ブッチャーズ、イギリスのMega City Fourを彷彿とさせる爽快でドライブ感あふれる楽曲を提示している。ここでまた、これまでのマスドレの音楽にはなかった新鮮な要素をリスナーは楽しむことが出来るはず。

 

他にも、モダンなオルタナティヴ・フォークに触発されたインストゥルメンタル曲「After The Rain」では、これまでのマスドレらしからぬ内省的な音楽を体感出来る。さらにアルバムのクライマックスでは、以前からのファンの期待に大きく答えてみせる。「鳥とリズム」では、近年のアルバムに見受けられる、J-Popに根ざしたキャッチーで爽やかな日本語ロックソングが展開される。ここで、マス・オブ・ザ・ファーメンティング・ドレッグスらしい叙情的なロックサウンドの真骨頂を堪能出来るはずだ。さらに、クロージング・トラック「Just」ではこのバンドらしいキワキワなヘヴィーロック性を維持しつつ、親しみやすいキャッチーな要素が込められている。

 

今週初めにリリースされた三作目のアルバム「Awakening:Sleeping」は、これまでのMOTFDの作品の中で、最も聴き応えのあるアルバムに挙げられる。シングル「kirametal」のデビューからおよそ16年にわたり長いタフなロックバンドとして活動してきた、このバンドの底意地のような怒涛のスピリットが全編には漂っている。日本でインディーロックバンドとして長く活動することは、ときに苦しいことではあると思われるが、タフな活動スタイルを長年にわたって徹底して貫いてきたロックバンドとしてのプライドがこの新作全体には漂っている。ここに、マスドレは、日本のインディー・ロックバンドとしての最大の成果を目に見える形で築き上げたといえる。

 

 

90/100

 

 


ニューヨーク・ブルックリン出身のデュオ、TOLEDOは先月、デビュー・アルバム『How It Ends』のリリースを発表しています。

 

今回、Toledoは先月公開された「Leopard Skin」に続くプレビューシングル「Flake」と「What Happened to the Menorah?」の二曲を同時公開しました。下記よりお聴きください。


「Flake」について、デュオは次のように説明しています。「この曲は一歩進んで二歩下がるような曲だ」

 

たとえ正しい方向に向かっていると感じていても、時に、足を滑らせ、古い習慣に逆戻りしてしまうことがないか? 自分を責めるのは自分だけだ。でも、自分がどうなるかは親の責任ではないだろうか?俺と親父のせいだ。俺たちのクソみたいな遺産をだ。

 

サウンド的には、Barenaked LadiesとFleetwood Macを足したような感じ。そして、この曲のオープニングに登場するのが、TwitchライブストリーマーのDakotazです。偶然にもレコーディングのクロスファイアに巻き込まれたんだ」



Toledoの名を冠して活動するダン・アルヴァレス・デ・トレド、ジョーダン・ダン=ピルツは特別な絆で結ばれている。

 

マサチューセッツ州ニューベリーポートで育った二人は、お泊り会、学校の合唱練習、結成当初のバンドの発掘などを通して、すぐに打ち解けた友人となり、今ではブルックリンでルームメイトとして、お互いの文章を仕上げるほど。この共有された歴史とお互いへの明白な愛情は、彼らのソングライティング・プロジェクトであるTOLEDOの中で目に見える形で表現されている。

9月23日にGrand Jury Musicからリリースされるデビュー・アルバム『How It Ends』では、2人は20代のミュージシャンとして自らの人生を歩みながら、互いの家族の歴史とトラウマに踏み込んでいる。アルバレスとダン=ピルツの実生活でのケミストリーがこのレコードに反映され、温かな抱擁のように優しく、必要な現実の確認のように明確な12曲が収められている。このデビュー・アルバム『How It Ends』は、深い自己反省と、どんな関係にも必要なハードワークの産物となっている。


Toledoのデビューアルバム『How It Ends』は”Grand Jury Music”から9月23日に発売される。先に公開されたシングル「L-Train」「Climber」「Leopard Skin」が収録されている。
 

 

 

 

  

 

 

 Toledo 『How It Ends』

 


 

 

Tracklist:


01. Soda Can
02. Boxcutter
03. Hideout
04. Keep It Down!
05. How It Ends
06. Climber
07. Flake
08. L-Train
09. Leopard Skin
10. What Happened to the Menorah?
11. Ghosty
12. Fixing Up the Back Room


 

 


リイシュー・レーベル”Light In The Attic”、及び、ルー・リードの未亡人、ローリー・アンダーソンは、ルー・リードの『Words & Music, May 1965』からリードの未発表音源を発表した。

 

このアルバムは、ルー・リードが1965年に盟友であるジョン・ケイルとともに制作し、自分宛に郵送したテープから抜粋したものとなっている。そこには、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのいくつかの曲の初期録音が収録される。中には、50年以上にわたって封筒に封印されたままになっていたものまで含まれる。このテープからは既に「I'm Waiting For The Man」と 「Heroin 」の未発表ヴァージョンが公開されているが、本日、「Men Of Good Fortune」をご紹介しよう。


ルー・リードの熱烈なファンは、今回の音源「Men Of Good Fortune」が1973年に発表されたソロ・アルバム『Berlin』の2曲目に収録されていることは既知のことと思われる。しかし、ルー・リードの専門家、ジェイソン・スターンとドン・フレミングがプレスリリースで指摘するように、この初期の音源は『ベルリン』に収録されたものとは別曲であり、1960年代半ば、フォーク・ロックの代表的アーティストにインスピレーションを与えた楽曲群と同じ系譜に当たる。

 

「Men Of Good Fortune」は、何世紀も前に、イングランドやスコットランドで、人から人へと伝承されるチャイルド・バラッドの特徴を備えている。近年まで、それらの多くは印刷物として記録されて来なかったが、1882年から1898年にかけて出版されたフランシス・ジェームズ・チャイルドの書籍『The English And Scottish Popular Ballads』でようやく日の目を見ることになった。チャイルド・バラッドという音楽ジャンルは、その名の通り、子供向けの民謡のような音楽だろう、1960年代初頭のフォークアーティストにとって大きなインスピレーションの源泉となっていて、錚々たるアーティストーージョーン・バエズ、ボブ・ディラン、ポール・サイモン、フェアポート・コンヴェンションらがこの書籍から多くを引用しているという。

 

チャイルド・バラッド2番の 「The Elfin Knight」は、他の歌手を経て、サイモン&ガーファンクルの "Scarborough Fair "やボブ・ディランの "Girl From The North Country "に強い影響を与えた。チャイルド・バラード2番をはじめ、多くの曲には、ルー・リードが自らを描く「乙女」「メイド」が登場する。この「Men Of Good Fortune」の歌詞は、チャイルド・バラッドの亜種としても見なす事もできるが、ルー・リードらしい知性に溢れ、ひねりのきいたものとなっている。本や他の曲、伝統的なもの、ポピュラーなものからセリフを拝借しているようには見えない。ルー・リードは、「Men Of Good Fortune」をソロで歌い、演奏している。これは、ルー・リードの音楽、さらに、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの音楽、ひいては「オルタナティヴ」のルーツが、バルトーク・ベーラ(ハンガリー民謡を自分の足を使いながら、アーカイブのように収集し、クラシック音楽として組み替えた)のような民謡に近い音楽にあるかもしれないことを示す、ポピュラー音楽史としてきわめて画期的な音源の発掘である。

 

 


 


今週金曜日、8月19日、マンチェスターのシンガーソングライター、Phoebe Greenはセカンド・アルバム『Lucky Me』をChess Clubから発売します。昨日発表されたシングル「Crying In The Club」はデビューアルバム「Lucky Me」に先駆ける最後のプレビューとなります。


「Crying In The Club」についてフィービー・グリーンは次のように語っている。「Crying In The Club」は、私が書いた曲の中でも間違いなくお気に入りの(サウンド的に)アップビートな曲で、今回も私の中のポップスターを勇気づけてくれたジェシカ・ウィンターと一緒に作りました!」。

 

「私は自分の行動パターンと習慣的な自己妨害行為を変えるために一生懸命働いてきたので、わざと隠しているのですが、それはすべて表面下に隠れている。自分の努力を認めてもらうことを切望しているけれど、誰かが私に何を求めているかは重要ではないという事実を受け入れることでもある」


 

 

Phoebe Green 『Lucky Me』

 



Tracklisting:

 
1. Break My Heart
2. Lucky Me
3. Make it Easy
4. Crying In The Club
5. Sweat
6. Clean
7. Just A Game
8. One You Want
9. Won’t Sit Still
10. DieDieDie
11. I Wish You Never Saw Me Cry
12. Leach
13. I Don’t Wanna Make You Cold

Stereolab Credit: Steve Double

 

 

Stereolabは、9月2日にWarp Recordsよりリリースされるコンピレーション「Pulse of the Early Brain [Switched On Volume 5]」に先駆け、Nurse With Woundとの1997年のコラボレーション12インチに収録されていた「Simple Headphone Mind」と「Trippin with the Birds」の2曲を公開しました。下記の新作のアートワーク、トラックリストとともにご確認下さい。 

 

 「Simple Headphone Mind」

 

 

 「Trippin with the Birds」

 

 

 


Stereolab 『Pulse of the Early Brain [Switched On Volume 5]』



Tracklisting:

 
1. Stereolab/Nurse With Wound - Simple Headphone Mind
2. Stereolab/Nurse With Wound - Trippin’ with the Birds
3. Low Fi
4. [Varoom!]
5. Laisser-Faire
6. Elektro [he held the world in his iron grip]
7. Robot Riot
8. Spool of Collusion
9. Symbolic Logic of Now!
10. Forensic Itch
11. Ronco Symphony [Demo]
12. ABC
13. Magne-Music
14. Blaue Milch
15. Yes Sir! I Can Moogie
16. Plastic Mile [Original Version]
17. Refractions in the Plastic Pulse [Feebate Mix] - Autechre Remix
18. Unity Purity Occasional
19. The Nth Degrees
20. XXXOOO
21. Cybele’s Reverie [Live at the Hollywood Bowl]


 


 

イギリスのオルタナティヴロックバンド、Pulled Apart By Horsesが通算5枚目のアルバム『Reality Cheques』を発表しました。Pulled Apart By Horsesの次の章のサウンドの青写真となるこのニューシングルは、70年代後半のガレージロック、ポストパンク、Iggy And The Stooges、The Rolling Stones、Bowie、The Crampsといったヘヴィ・ロックからインスピレーションを得たという。



9月30日にAlcopop!Recordsからリリースされるこのアルバムは、前日にイギリス・ハルからスタートする彼らの長いUKヘッドライナー・ツアーと同時期にリリースされる予定です。


ボーカルのTom Hudson(トム・ハドソン)は、「僕らの音楽の好みは、毎月、そして何年もかけて変わっていくから、毎回同じアルバムを出すようなバンドにはならないよ」と語っている。業界用語で言うと、"インディー・キッズにはヘヴィすぎる、ヘヴィ・キッズにはインディーすぎ "なバンドで、どこに入れたらいいかわからないところがクールなんだ 」と述べている。

 

現時点ではアートワークは公開となっておらず、収録楽曲のみ公開されています。また、先行楽曲は「First World Problems」が昨年末にリリースされています。こちらのMVは下記よりご覧ください。

 

 

 

 

Pulled Apart By Horses 『Reality Cheques』

 

Tracklist:

 

1.Pipe Dream

2.First Wold Problems

3.Sleep In Your Grave

4.Rinse And Repeat

5.Devil Inside

6.Rat Race

7.Positive Place

8.Fear Of Missing Out

 

©️Kersi Luck

マンチェスターのインディーロックバンド、 Pale Wavesが、7月20日にDirty Hitからリリースされるニュー・アルバム『Unwanted』収録の先行シングル「The Hard Way」を公開しました。


この曲は、フロントウーマンのHeather Baron-Gracieの "喪失との戦いと、それに伴う受け入れへの葛藤 "を記録したものだという。バロン-グレイシーは、この曲がニューアルバムの中で「お気に入り」だと言いながら、この曲がいかに感情的なテーマを扱っているかを説明している。


私が高校生の時、いじめられていた女の子が自ら命を絶ったんです。毎朝、彼女と一緒にバスに乗ると、彼女が同じ場所に座っているのが見えた。彼女は1階に座り、私は2階に行く。「ザ・ハード・ウェイ」は、彼女を助けなかったこと、彼女のために立ち上がることができなかったことを、大人になった今、後悔していることを書いたものです。


でも、この映画が、助けを必要としている人たちのために立ち上がること、そして、自分の言葉や行動が本当に大きなダメージを与える可能性があることを理解するきっかけになればいいなと願っています。特にその年齢では、自分がどれだけ残酷になれるかわからないのです。




 

 

Lou Reed Credit: Julian Schnabel


今年8月26日、Lou Reedの初期の未発表デモ音源がアルバム『Words & Music, May 1965』としてLight In The Atticからリリースされる。これはルー・リードが制作し、自分自身に郵送したテープ音源。約50年間未開封のままになっていた音源が新作として組み直されたものである。




先月、 「I'm Waiting For The Man」の初期バージョンが発表されたが、昨日、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの名曲「Heroin」の幻の初期デモソングが公開された。米国の音楽メディア、Spinが指摘しているところでは、この未発表バージョンの「Heroin」は、1995年に『Peel Slowly And See』のボックスセットに収録され、John Cale、Sterling Morrisonと共に録音された。以前知られていたオリジナル盤の "Heroin "のデモより2ヶ月前に制作されている。

 

 



 

 

Words & Music, May 1965 (CD & Cassette Standard Edition) 
 

 



 

Tracklist:



1. Iʼm Waiting for the Man (May 1965 Demo)
2. Men of Good Fortune (May 1965 Demo) *
3. Heroin (May 1965 Demo)
4. Too Late (May 1965 Demo)*
5. Buttercup Song (May 1965 Demo)
6. Walk Alone (May 1965 Demo)
7. Buzz Buzz Buzz (May 1965 Demo)
8. Pale Blue Eyes (May 1965 Demo)
9. Stockpile (May 1965 Demo) *
10. Wrap Your Troubles in Dreams (May 1965 Demo)
11. Iʼm Waiting for the Man (May 1965 Alternate Version)
12. Gee Whiz – (1958 Rehearsal) *
13. Baby, Let Me Follow You Down (1963/64 Home Recording)
14. Michael, Row The Boat Ashore (1963/64 Home Recording)
15. Donʼt Think Twice, Itʼs All Right (Partial) (1963/64 Home Recording)
16. W & X, Y, Z Blues (1963/64 Home Recording) *
17. Louʼs 12-Bar Instrumental (1963/64 Home Recording) *

 

 

Words & Music, May 1965 (2xLP + 7-inch + CD Deluxe Edition)

 

 Tracklist:


-2xLP-


1. Iʼm Waiting for the Man (May 1965 Demo)
2. Men of Good Fortune (May 1965 Demo) *
3. Heroin (May 1965 Demo)
4. Too Late (May 1965 Demo) *
5. Buttercup Song (May 1965 Demo)
6. Walk Alone (May 1965 Demo)
7. Buzz Buzz Buzz (May 1965 Demo)
8. Pale Blue Eyes (May 1965 Demo)
9. Stockpile (May 1965 Demo) *
10. Wrap Your Troubles in Dreams (May 1965 Demo)
11. Iʼm Waiting for the Man (May 1965 Alternate Version)

– 7-inch –
1. Gee Whiz – (1958 Rehearsal) *
2. Baby, Let Me Follow You Down (1963/64 Home Recording)
3. Michael, Row The Boat Ashore (1963/64 Home Recording)
4. Donʼt Think Twice, Itʼs All Right (Partial) (1963/64 Home Recording) 5
. W & X, Y, Z Blues (1963/64 Home Recording) *
6. Louʼs 12-Bar Instrumental (1963/64 Home Recording) *

All tracks previously unreleased; * Previously unreleased composition 


 

 

Sorryは、2020年のベスト・デビュー・アルバムのひとつ『925』をリリースし、昨年はそれに続く『Twixtustwain EP』を発表した。

 

Sorryは、幼少期からの親友で、現在22歳のアーシャ・ローレンツ、ルイス・オブライエンの2人によって結成され、現在はドラマーのリンカーン・バレット、ベースのキャンベル・バウムを加えた4人体制で活動しているノース・ロンドンの新鋭である。

 

衝撃的なデビューを果たしたブラック・ミディや、英BBC【SOUND OF 2020】にも選出されたスクイッドの登場で勢いを増す次世代UKインディ/オルタナ・シーンにおいて、かねてより高い注目を集めていた今日、彼らは、2枚目のフルアルバム『Anywhere But Here』の制作を発表した。

 

バンドのフロントパーソン、Louis O'Bryen(ルイス・オブライエン)は声明の中で、「925年のロンドンの最初のバージョンが無邪気で新鮮な顔をしていたとしたら、このアルバムはもっと荒削りなものだ」と予告している。



Sorryは、Ali Chant、さらにPortisheadのAdrian Utleyと共同でアルバムを制作し、三ヶ月前にニューアルバムに収録される先行シングル「There's So Many People That Want To Be Loved」をリリースしている。
 
 
 
 
 
そして、今回、彼らはもうひとつの新曲 「Let The Lights On」を発表した。この曲は、暗い部屋で超越的なものを見つけようとする、恍惚とした、しかし、落ち込んだ曲で、付属のミュージックビデオは、バンド名とのO'BryenとAsha Lorenzがまさに歌詞を体現した様子を映し出している。「ダンスフロアであなたが持っていたものを人々は愛している」とボーカルのLorenzは繰り返し歌っている。
 

 


 

Sorryの2ndアルバム『Anywhere But Here』はドミノから10月7日に発売が予定されている。

 

 

Sorry  『Anywhere But Here』






Tracklist:



1. Let The Lights On
2. Tell Me
3. Key To The City
4. Willow Tree
5. There’s So Many People That Want To Be Loved
6. I Miss The Fool
7. Step
8. Closer
9. Baltimore
10. Hem of the Fray
11. Quit While You’re Ahead
12. Screaming In The Rain
13. Again

 

 

 

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Rhett Miller(レット・ミラー)の4年ぶりとなるアルバムを発表しました。『The Misfit』は、9月16日にATOからリリースされる。リード・シングル「Follow You Home」は、現在配信中となる。アルバムの共同作曲とプロデュースは、Rhettの以前からのコラボレーターであるSam Cohen(彼はKevin Morby、Sharon Van Etten、Danger Mouseなどとも仕事をしている)が担当している。「Follow You Home "は、帰属意識について優しくロックな瞑想曲で、Cassandra JenkinsとAnnie Neroがバッキング・ヴォーカルを務めている。Rhettは言う。


「ニューヨークの北の田舎に住むことになるとは思わなかったし、中流階級のミュージシャンの中でほんの一握りの存在になるとも思っていなかった。”フォロー・ユー・ホーム”は、「家」という、自分が想像もしなかったような場所と格闘して生まれた曲ですが、それ以外の場所に行き着くなんて想像もできません」


サム・コーエンとの仕事について、彼は次のように語っています。「仕事をしながら、デヴィッド・ボウイとブライアン・イーノの関係や、彼らが一緒に作ったレコード、そして彼らが曲を見つけるためにいかに大胆不敵なアプローチをとっていたかに何度も立ち返ったよ。毎朝、私が家を出て、山を越えて彼の家に行き、その日の夕方には新曲のラフミックスができているというのが日課になりました。創作のスピードは本当に早くて、ある意味、信じられないくらいだよ」


 





Rhett Miler 『The Misfit』




Tracklist:


1.Heart Attack Days
2.Follow You Home
3.Go Through You
4. Already There
5.Just When It Gets Good
6.Beautiful Life
7.Fascination
8. The White Tops
9.Let Me Go There With You
10.Twelve Thirty Four
11. You’ll Be Glad



 

The Mars Volta Credit: Fat Bob


先月の下旬、10年ぶりの新曲 「Blacklight Shine」をLAで発表し、さらに待望の再結成ツアーを発表したThe Mars Volta が、2枚目のニューシングル "Graveyard Love" をリリースしました。

 

前作同様、ハードロック的な要素を排除し、ラテン系サイケに傾倒しており、バンドの原点に立ち返ったかのような楽曲です。


 

 

 


 


 

1989年、ワシントンDCで結成された伝説的なオルタナティヴ・ロックバンド、Jawboxが『The Revisionist EP』をデジタルリリースしました。


この最新の3曲収録のEPには 「Grip」と 「Consolation Prize 」の新バージョン、イギリスのポストパンクバンド、WireのPink Flagの名曲 "Lowdown "のカバーが収録されています。バンドはこの新作について説明しています。

 

「JawboxがギタリストのBrooks Harlanを加えてショーのリハーサルをする中で、最初のレコード『Grippe』の曲をいくつか作り直した。それらとWireのカヴァーはレコーディングする価値があると思った」


バンドの支柱的な存在であるJ・ロビンスは、「このEPの録音とミキシングを行い、Grippeの曲のバージョンは確かに少し変わっていてとてもクールだし、Wireのカヴァーもそうなんだ」と説明しています。


Jawboxは、今月、ニューヨークのLe Poisson Rougeでの3夜公演を含むライヴを行う予定。さらに、7月20日はDischord時代、SAVAKと、7月21日はSweetheart時代、Versusと、7月22日はセルフタイトル時代のTed Leoと公演を行います。7月23日にはDCのThe Black Catに出演する予定です。 

 






Jawbox 「The Revisionist EP」

 


Release: 2022年7月8日


Tracklist


1.Grip

2.Consolation Prize

3.Lowdown

 

 

Listen/Streaming:

https://jawbox.bandcamp.com/album/the-revisionist-ep 


Walkmen  

 

LAを拠点とするトリオ、ザ・ウォークメン(Peter Mathew Bauer)は、クラフトワークの飄々としたロボットやメロディーズ・エコー・チャンバーのマテリアルを、彼ら独自の声に再構築した2枚目のスタジオ・アルバム『Flowers』の制作を発表した。


今月初め、ザ・ウォークメンは2008年に発表したLP『You & Me』のエクステンドバージョンで復活を遂げ、ソロ作品のリリースに続き、最新作『Flowers』は、自身のレーベル、Fortune Tellers Musicから9月23日に発売される。

 

昨年リリースされた "One Pair of Blue Eyes "のループするカラフルなサイケデリアは、The WalkmenというよりもAnimal Collectiveに近いものだったが、今回のシングルは、彼のバンドの世界観で聴くことが出来る。"The Rat "のぼんやりしたキーと、Bauerのボーカルと歪んだギターリフに合わせたアニメーション的パーカッションが絶妙に組み合わされたトラックである。

 

「Skulls」は、何も考えずに曲を書いていた強い時期から生まれたんだ。この新しいギター・プレイのスタイルに出会って、とても楽しくなったんだ。生まれて初めてディストーション・ペダルを使い始め、あらゆるリフを演奏できることに気づいたんだ。


この曲は、何時間も弾いて、テープで聴けるようにカットした無限の滝のようなソロから生まれたんだ。Mount Qafというレコードを書いていて、曲の中の魔法の山はそれを振り返っているようなものです。精神的な逃避よりも、奇妙で小さくて人間的なものの方がありがたいということを歌っているんだ。


この曲において、バウアーは、ドラマーでウォークメンのバンドメイトであるマット・バリックをシングルに参加、リリーのベーシスト、チャーリー・アナスタシス、そして彼の妻と家族の友人がバックボーカルとして参加していることにも注目である。 以下で、先月に公開されたシングル「Kinife Fighter」のMVと一緒にチェックしてみて下さい。

 

 

「Knife Fighter」 

 

 

 

 

「Skulls」

 

 

 

 

The Walkmen  「Flowers」

 

 

Label: Fortune Tellers Music

Release: 2022年9月23日

 

Tracklist

 

1.Knight Fighter

2.Skulls

3.Flowers

4.Miracles

5.21th Century Station

6.Mountains on Mountain

7.East

8.Ghost

9.Chiyoda,Arkansas,Manila


 

Listen/Stream:


https://smarturl.it/PMB-KnifeFighter


 

Stereolab Credit: David Cowlard


ロンドンのオルタナティヴ・ロックバンドStereolabは、非LPトラックコンピレーションであるSwitched Onシリーズの第5弾『Pulse of the Early Brain』をWarp / Duophonic UHD Disksより9月2日に発売することを発表した。

 

本作は、21曲を収録する二枚盤で、シングル、B面、コラボレーション、ラジオ・セッション、その他シリーズに未収録のレア音源を網羅し、これまでで最も簡潔なSwitched Onとなっている。


1997年のNurse With WoundとのコラボレーションEP『Simple Headphone Mind』から2曲、1992年の『Low Fi EP』、2008年の『Chemical Chords』からの迷曲、Hollywood Bowlで録音した「Cybele's Reverie」のライブバージョンなど、レアな曲が満載。アートワークとトラックリストは下記からチェックしてみて下さい。

 

また、ステレオラブは、アルバムの発表に合わせて1995年のMusic For The Amorphous Body Study CenterプロジェクトでコラボレーションしたアーティストCharles Longが作った彫刻のために2000年に書かれた「Robot Riot」を公開しています。 

 

 

 

 

Stereolab 『Pulse of the Early Brain』


 

Label:  Warp/Duophinic

Release:  2022年9月2日



Tracklist


1. Simple Headphone Mind (with Nurse With Wound)
2. Trippin' with the Birds (with Nurse With Wound)
3. Robot Riot
4. Spool of Collusion (Remastered)
5. Symbolic Logic of Now!
6. Forensic Itch (Remastered)
7. ABC
8. Magne-Music (Remastered)
9. Blaue Milch
10. Yes Sir! I Can Moogie
11. Plastic Mile [Original Version]
12. Refractions in the Plastic Pulse [Feebate Mix] - Autechre Remix
13. Unity Purity Occasional
14. The Nth Degrees (Remastered)
15. XXXOOO
16. Cybele's Reverie [Live at the Hollywood Bowl]