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東京のLuby Sparksは最近コンスタントに良作を発表している。今回、彼らは、Yeah Yeah Yeah’sのカバーソング「Maps」に続いて、シングル「Somebody Else」をリリース。春や初夏にふさわしい清涼感のあるインディーポップナンバーとなっている。配信リンクは下記より。

 

英語による歌詞ではあるが、エリカ・マーフィーの甘酸っぱいフレーズは往年のスピッツのヒットソングを彷彿とさせる。マフィーは英語を通じて日本語のようなニュアンスと響きを重視しているらしいことがわかる。「Somebody Else」は全体的には、ギターラインとシンセと心地よい、ベース、ドラムがのシンプルな構成を通してこの曲の支柱を形成するが、アウトロにかけてベース/シンセのカトウ・ナツキコーラスが入ると、イントロや中盤とは異なる色彩的な印象をもたらす。この曲には、ルービー・スパークスの着実な成長とステップアップが感じられる。

 

 

 「Somebody Else」

 

 


Luby Sparks 「Somebody Else」‐ New Single


Luby Sparks「Somebody Else」
LSEP-3 | 2024.04.26 Release
Released by AWDR/LR2


配信リンク:  https://lubysparks.lnk.to/SomebodyElse

 

 
Lyrics : Natsuki Kato
Music :  Natsuki Kato

Vocal : Erika Murphy
Backing Vocal, Bass & Synthesizers : Natsuki Kato
Electric Guitar & Acoustic Guitar : Tamio Sakuma
Electric Guitar & Wind Chimes : Sunao Hiwatari
Drums : Shin Hasegawa
Triangle & Tambourine : Genya Ishizaki
Shaker : Ryu Kawashima

Arranged by Erika Murphy, Natsuki Kato, Taimo Sakuma, Sunao Hiwatari & Shin Hasegawa

Recorded by Ryu Kawashima at Red Bull Studios Tokyo
Mixed by Zin Yoshida at Garden Wall
Mastered by Kentaro Kimura at Kimken Studio

Produced by Luby Sparks & Zin Yoshida

Cover Photography : Annika White

 

 

 

Luby Sparks Bio:

 

 
Natsuki (ba/vo)  Erika (vo)  Sunao (gt)  Tamio (gt)  Shin (dr)。


2016年3月結成。2018年1月、Max Bloom (Yuck) と全編ロンドンで制作したデビューアルバム「Luby Sparks」を発売。2019年9月に発表したシングル「Somewhere」では、Cocteau TwinsのRobin Guthrieによるリミックスもリリースされた。

 

2022年5月11日にMy Bloody Valentine、Rina Sawayamaなどのプロデュース/エンジニアを手掛けるAndy Savoursを共同プロデューサーに迎え、セカンド・アルバム「Search + Destroy」をリリース。

 

同年6月には、ワンマンライブ「Search + Destroy Live」(WWW X) も行い、ソールドアウト。10月にはタイ・バンコクでの海外公演を行い、2023年3月17日より、NY、ボストン、フィラデルフィア、サンフランシスコ、シアトル、サンディエゴ、LAの全7都市にて「US Tour 2023」、9月には中国「Strawberry Music Festival 2023」を含む全7都市「China Tour 2023」、10月には韓国のストリートカルチャーコンベンション「FLOPPY 1.0 - Let’s FLOPPY」、11月にはインドネシア「Joyland Festival」に出演するなど海外展開も積極的に行う。

 

©Ingmar Chen

Lightning Bugが、アルバム『No Paradise』の3枚目にして最後のシングル「Lullaby for Love」をリリースした。この曲は「December Song」と「Opus」に続く。この曲のビデオは、キット・ザウハルが監督、アンドラス・ラドッシが撮影し、フロントウーマンのオードリー・カンと頻繁にコラボレートしているサラ・ボランダーが出演している。視聴は以下から。


「元パートナーのためにミックステープの一部として "愛の子守唄 "を書いた」とカンはプレスリリースで説明した。


「この曲は私たちの間で冗談のようなもので、恋をしていることの安っぽさに寄り添うようなものだった。でも、人生が流れるにつれて、この曲が私の心に引っかかってきたんだ。本当に恋をしているときは、時間と空間の外に存在する特別な世界のように感じる。ただ、必ずしも恋愛相手とという意味ではなくて。海や太陽の光、本当に完璧な一日に恋をしているのかもしれない。そして、それが永遠に続いてほしいと思う。それがこの曲で表現したかったことなんだ」



「Lullaby for Love」

 


Los Bitchosがニューシングル「La Bomba」をCity Slangからリリースした。ラテンの陽気なムードとディスコのリズムを織り交ぜたユニークなナンバー。今年の夏に流すのに最適な一曲だ。トム・ミッチェルが監督したビデオは、クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」へのオマージュだ。

 

ロス・ビッチョスはロンドンの多国籍のバンドで、セラ・ペターレ、アグスティナ・ルイス、ホセフィーヌ・ヨンソン、ニック・クロショーの四人で構成される。ルイス、ホセという名前からみても分かる通り、南米系の移民が多いのかもしれない。彼らは、70、80年代のラテン音楽の一つである”クンビア”のスタイルを継承していると言われている。クンビアとはおそらくコロンビアが転訛したもの。カリブ海に位置する地域を指し示し、コロンビア、コスタリカ、チリの固有の民族音楽のことを意味する。ビッチョスの音楽はインストゥルメンタルのスリリングさに重点を置く曲構成だが、その中にはロックスタイルのニュアンスが含まれている。


この曲はオーリー・バートン・ウッドがプロデュースした。バンドは次のように語っている。


「”La Bomba”はエネルギーとパワーの爆発だ! 去年の夏、フェスティバルで演奏し始めたんだけど、そのエネルギーがとても気持ちよかった」


「冒頭のスタブは、キッチンで料理をしているとき、私(セラ)が最初に思いついたものなんだ。冒頭のギターのトーンとその下のスタブには、とても勇壮で力強いものがある。ツンとしたギターの音色が、クラップ、ポンピングするディスコ・ベースライン、夢見心地で渦巻くシンセ・サウンドの混沌とした風景を切り裂く」

 

「この曲にはディスコ時代の影響が色濃く出ており、ベースラインがこの曲のトーンを完璧なものにしていると思う。曲の構造的には、そのままコーラスに入る(ナイル・ロジャースが言ったように、なぜ待つのか?)。私たちは、この曲をできるだけクラシックなポップスの構成に近づけたいと思った」


この曲を盛り上げているのは、小さなピンポン・ドラムの音(Ring My Bell、Anita Wardを思い浮かべてほしい)だ。


彼らはミュージックビデオについてこう補足している。「この曲はハイ・エナジーで勢いのある曲なので、それにマッチさせるべく、曲に命を吹き込むようなダイナミックなビジュアルがぜひとも必要だった。このビデオには、キラキラした瞬間がたくさんあり、パフォーマンスとシュールな部分を行き来します。メイク・アップはとても楽しかったよ」

 

「La Bomba」


メトロノミーが新しいコラボレーションEP『Posse EP Volume 2』を発表。先日、バンドはニンジャ・チューンと契約したばかり。

 

その中から新曲「With Balance」(Feat.Naima Bock and Joshua Idehen)を公開した。以下にEPのトラックリストとジャケットアートワークを掲載する。


『Posse EP Volume 2』は、メトロノミーが3月に発表した新曲「Nice Town」が収録されている。この新しいEPは、2021年に発表されたコラボEP『Posse EP Volume 1』に続く作品だ。


メトロノミーのリーダー、唯一のパーマネントメンバーであるジョー・マウントは、プレスリリースの中で、新人アーティストをフィーチャーしたEPをリリースするのが好きなのかについて次のように説明している。

 

「音楽業界の中で、自分には価値があるのだと気づくためだ。新人アーティストにとって、あなたは何かできる。あなたは彼らにはないリーチを持っていて、彼らはそれに興奮する。自分が参加したような波とのつながりを感じることができる......。他の人たちと一緒に何かをやればやるほど、また自分の音楽をやりたいという気持ちが強くなる。それを誇りに思って、次に進みたいんだよ」


メトロノミーのアルバム『Small World』は、2022年にビコーズ・ミュージックからリリースされた。

 

 

「With Balance」(Feat.Naima Bock and Joshua Idehen)

 

 

 

Metronomy 『Posse EP Volume 2』

Label: Ninja Tune

Release: 2024/07/12


Tracklist:


1. Nice Town - Metronomy x Pan Amsterdam 

2. With Balance - Metronomy x Naima Bock x Joshua Idehen

3. Contact High - Metronomy x Miki x Faux Real

4. My Love - Metronomy x Nourished by Time

5. Typical - Metronomy x Lynks x SPIDER x Master Peace x TaliaBle


Pre-Save:


https://metronomy.lnk.to/posse2Yo


副都心ポップを標榜するニューシングル「One More Chance」を本日4/24にリリースします。

海外でカルト的な人気を誇るCRYSTALが、副都心ポップを標榜する新曲「One More Chance」を本日(4/24)にデジタルリリースします。同時公開されたCM動画を下記よりチェックしてみて下さい。

 

三宅亮太と丸山素直によるシンセ・デュオ”CRYSTAL”は、日本ではそこまでではないが、世界的に知る人ぞ知るデュオだ。フランスの高名なエレクトロデュオ”JUSTICE”にその才能を見初められ、Thundercatの全米ツアーの帯同の他、ブレイン・フィーダーのFlying Lotusの主催するオンラインライブ企画”Brainfeeder THE HIT”に長谷川白紙とともに出演を果たした。

 

ニューシングル「One More Chance」は副都心ポップを掲げるシンセデュオらしく、80sシティーポップをベースに、TRFとNew Orderのシンセポップサウンドを変幻自在にクロスオーバーする。



前作アルバム『Reflection Overdrive』で注目を浴びたCRYSTAL。「AUTUMN STORY 秋物語」のフォローアップとなる「One More Chance」は、過去の想い出にヒントを得て制作されたタイムリープもの。

 

楽曲は、Ikonikaとのコラボで披露されたピアノ・ハウスを進化させ、80年代のイタロハウスやエレポップ、ユーロビートのエッセンスを起点としつつ、アシッドなベース、そして大胆に使用された”Prophet-6”のシンセサウンドが世代を飛び越え90年代のバブリーな空気感を醸し出す。

 

運命や過去の想い出に焦点を当てた情感豊かな歌詞、ダンサブルで刺激的なメロディー、もはや副都心かさえもつかない大橋ジャンクション・・・。ストーリーテリング風の語りに、遂に全貌を現した丸山素直のクリアーなボーカル。新しい挑戦もほどほどに、未来へのサプライズとポジティブなエネルギーが余すところなく凝縮されたクリスタルらしい素敵なトラックに仕上がった。

 

 

 「One More Chance」

 

 

 

CRYSTAL - One More Chance- New Single



 



Label: FLAU
DIGITAL発売日:2024年4月24日



Tracklist:

1. One More Chance

 

 

配信リンク: https://flau.lnk.to/CRYSTAL-OneMoreChance 

 



CRYSTAL:



三宅亮太と丸山素直によるシンセサイザーデュオ。JUSTICEのGaspard Auge、Surkinにより見出され、Ed Bangerと共にフレンチ・エレクトロを牽引した伝説的レーベル”Institubes”からデビュー。

70年代後半から80年代のニューウェーブ、インダストリアル、テクノ、エレ・ポップ、ゲームミュージックに影響を受けたサウンドで注目される。

Teki Latex、Ikonikaとのコラボレーションを経て、2015年には日本の”FLAU”よりファーストアルバム「Crystal Station 64」を発表。

その名の通りクリスタル・カラーな抜群のポップセンス、ジャン・ミッシェル・ジャール、トーキング・ヘッズらへの捻じれたオマージュ満載のシンセサイザー・サウンドが好評を得ている。

過去3度のパリ公演では、Para One、Chateau Marmont、Boys Noizeらと共演、近年はThundercatの全米ツアー、Sonar Festival、Taico Club、Rainbow Disco Clubに出演。Flying Lotus presentsのtwitchプログラム「Brainfeeder The Hit」にスペシャルゲストとして登場。Jessy LanzaのDJ Kicksに楽曲がフィーチャーされ注目が上昇中。一方、三宅亮太はSparrowsとしても活躍し、Fazerdaze、Casey MQらをフィーチャーしたアルバム「Berries」を発表している。

 


ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター、mui zyu(エヴァ・リュー)は、2ndアルバム『nothing or something to die for』の4作目のシングル「the rules of what an earthling can be」を配信した。

 

「the mould」「everything to die for」「sparky」のフォローアップとなる。リウのダマ・スカウトのバンドメイト、ダニー・グラントが監督したビデオを下記よりチェックしてみよう。


この曲について、リューはこう語っている。「この残酷な世界では、人々の身体は取り締まられ、夢は打ち砕かれる。ありがたいことに、エイリアンは正しいドアを選ぶ手助けをしてくれる」

 


「the rules of what an earthling can be」

©Louie Kovatch


今回、DIIVは、斬新なリリース方法に打って出た。ストリーミングで楽曲を配信せず、独自サイトでトラックを公開したのだ。謎のウェブサイトFIBW.orgを通じて、近日発売予定のアルバムのタイトル曲「Frog in Boiling Water」をリリース。

 

この曲は、先行配信された「Brown Paper Bag」「Everyone Out」のフォローアップとなる。試聴はこちらから。


DIIVのニューアルバム『Frog in Boiling Water』は、”茹でガエル”というメタファーがやや自虐的に機能する。しかし、彼らはそれを個人だけではなく、全体的なニュアンスと捉えているらしい。終末の世界をどのように生きるべきなのか。生きるというより、サヴァイヴァルに近い。答えは見つからないが、それぞれが自力で探していくべきなのか。

 

タイトルトラックは、自重作用により崩壊の最中にある世界のスナップショット。「残虐行為の連鎖が、あまりにも茫然自失で無力に見える人々の上に押し寄せてくる。富は引き出され、人々は苦しむ。唯一の明白な解決策は・・・」--と、メッセージの残りは黒く塗りつぶされている」


新作アルバム『Frog in Boiling Water』はファンタジー・レコードから5月24日にリリースされる。

 


 4月22日のアースデイに合わせて、サーストン・ムーア(Thurston Moore)はニューシングル 「Rewilding」をリリースした。アース・デイとは環境保護の支援への支持を示すという意味があるのだとか。

 

このニューシングルは、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのデブ・グーゲがベース、ジェイムズ・セドワーズがギター/ピアノ/オルガン、ウォブリー(別名ジョン・ライデッカー)がシンセ/テクスチャー、それから、ジェム・ドールトンがポリリズムのドラムを担当している。


この新曲は、サーストンが『Washing Machine/A Thousand Leaves』時代のソニック・ユースのために書いたようなサウンド、素晴らしい内容となっている。以下から音源をチェックしてほしい。


サーストン・ムーアの次のアルバム『Samurai Walkman: Flow Critical Lucidity』の詳細は、リリース日やアルバムに参加するスペシャルゲストを含め、数週間以内に明らかになる予定だという。

 

 「Rewilding」

 


ニューヨークのオルトロックの新星、Been Steller(ビーン・ステラ)は、デビューアルバム『Scream From New York, NY』からニューシングル「Sweet」をリリースした。このシングルは、先行カット「Passing Judgment」と「All in One」に続く。以下よりチェックしてみてください。


「ヴォーカルのサム・スローカムは声明の中で、「私たちは皆、シンプルなヴァースに興味をそそられました」と語る。


「音楽に歌詞を委ね、曲の自然な感じから来るものを考えすぎないようにしたんだ。最初に浮かんだセリフのひとつは、"何を言っていいかわからないときに話す "というもの。親しい間柄では、最も純粋な瞬間は語る必要がないはずだと思う。そして人生全般において、最も重要で人々をひとつにするようなことは、たとえあったとしても、多くの言葉を正当化すべきではない。言葉は時に気持ちを複雑にするものだから」


Been Stellerのニューアルバム『Scream From New York, NY』はDirty  Hitから6月14日に発売されます。


「Sweet」


LAのシンガーソングライター、Hana Vu(ハナ・ヴー)は、次作『Romanticism』からの新曲「22」を発表した。「Care」「Hammer」に続く新曲です。以下よりチェックしてみてください。


「若いということは、初めて経験することがたくさんある。でも、いろいろなことを経験するにつれて、そういうことに鈍感になってしまう」

 

「私はかなり賢くなっていると感じている。けれど、決して熱狂的で希望に満ちているわけではない。『22』は、悲しみや思い出、そして、22歳であることに麻痺していたことを歌っています。でも、今、私は23歳で、この曲をみんなに披露する頃には、たぶん24歳になっているはず」


Hana Vuによる新作アルバム『Romanticism』は、Ghostly Internationalから5月3日にリリースされる。

 


「22」

 

 

ANTI-に所属するウィスコンシン州のオルタナティヴロックバンド、Slow Pulp(スロウ・パルプ)は、Lifehouseの2001年のヒット・ソング「Hanging By A Moment」のカバーをリリースした。

 

Lifehouseは、日本での知名度はいまひとつだが、アメリカでは根強い人気を誇る、ポスト・グランジバンド。2000年にデビューアルバム『No Name Face』を発表し、翌年、このアルバムから同曲をシングル・カットしている。「Hanging By A Moment」はビルボードが集計するモダンロックトラックスチャートで一位を獲得した。さらにこのヒットに続いて、アルバムもビルボードチャートで最高6位を獲得し、ブレイクした。日本でこのアルバムが発売されたのは、オリジナル盤のリリースから一年後のことだった。2002年には東京と大阪で来日公演を行っている。

 

Slow Pulpはエミリー・マッシーをフロントボーカルに擁するロックバンド。Epitaphの派生レーベル、ANTI-と昨年2月に契約を交わした。


その後、9月にフルアルバム『Yard』を発表した。このアルバムは、メロディックパンクとオルトロック、アメリカーナ、エモが混在する昨年のオルタナティヴロックの最重要作だった。『Yard』は、Music Tribuneのベストリストに選ばれた。


先々週、Slow Pulpは、米国のCBSの深夜番組、"The Late Show With Stephen Colbert"に出演し、ニューアルバムのハイライト曲「Doubt」をステージセットで披露している。派手さこそないが、質実剛健とも称すべき原曲に忠実なバンドの演奏に着目したい。このパフォーマンスは下記より。

 

 

「Hanging By A Moment」

 

 

 

 「Doubt」‐ The Late Show with Stephen Colbert


ディズニー・チャンネルでお馴染みの人気女優/歌手としても活躍するサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)が新曲「Espresso」を配信した。この曲は、エイミー・アレン、ジュリアン・ブネッタ、ステフ・ジョーンズと共作した。ブネッタは、この新曲のプロデュースも手がけており、デイヴ・メイヤーズ監督によるミュージックビデオも公開されている。以下より。


カーペンターは、Apple Music 1のゼイン・ロウとのインタビューで「Espresso」について解き明かした。

 

「変な話だけど、この曲はフランスで書いた。この曲には、世界を旅しているような興奮とエネルギーがあった。とてもあっという間の作業だったことを覚えている。つまり、最初から最後まで......。だからこそ、得難いような楽しさが伝わってくるんだと思う。私にとっては、曲全体に個性があふれていることが、とてもエキサイティングなことでした。そういう曲は、わたしの音楽とか、わたしが誰であるのかとか、そういうことを知らない人たちが、この1曲を聴くだけで、わたしのユーモアのセンスについてよりよく理解し、戻ってくれるような曲なのです」

 

 「Espresso」

 


SUB POPの一押しシンガー、Suki Waterhouse(スキ・ウォーターハウス)が2作のシングル「My Fun」と「Faded」を同時配信した。両曲とも、カラム・スコット=ダイソンによるアニメーション・ヴィジュアル付きで公開された。アーティストはコーチェラフェスティバルへの出演を目前に控えている。

 

映像の監督を務めたスコット・ダイソンは、声明の中で次のようにコメントしている。


「モンティ・パイソンや他の偉大なカットアウト・アニメーターにインスパイアされて、この2つのビデオでは、活気があって、楽しくて、チョッピーなカードカットのストップモーション・アニメーション・スタイルにしてみたんだ」

 

「曲によって雰囲気が違っていたので、"My Fun "では彩度の高い明るい雰囲気に、"Faded "では少し洗礼された雰囲気にしました」


ウォーターハウスは2022年にサブ・ポップからデビュー作『I Can't Let Go』をリリースした。なお、現在、レーベルはシアトルの空港にあるサブ・ポップのショップ店員を募集中とのことである。詳細はサブポップ公式サイトにて。

 

 

 「My Fun」

 

 

「Fade」

 

©Caylin Ofsanko


ニューヨークのユニット、Lionlimb(ライオンリム)が、Angel Olsenをフィーチャーした新曲「Dream of You」を発表した。

 

ライオンリンブは、Stewart Bronaugh(スチュワート・ブローノフ)、Joshua Jaeger(ジョシュア・ジェーガー)により構成され、エンジェル・オルセン・バンドのメンバーとしても活動。リードシングル「Hurricane」に続くシングル。ミュージック・ビデオにはオルセンが出演している。以下よりチェックしてみよう。


シンガーソングライター/プロデューサーのスチュワート・ブロノーフは声明でこう語っている。「彼がまだ生きていて、もう一度抱きしめて、キスをして、匂いを嗅ぐ夢を繰り返し見た。とてもリアルで、曲には反映されていないかもしれないけど、最高に幸せな気分だったよ」


「2012年以来、私はライオンリムのファンで、一時期はバンドの一部が私と一緒にツアーをしたり、アルバム『Burn Your Fire For No Witness』や『My Woman』でレコーディングをしたこともあった」とエンジェル・オルセンは声明で述べている。

 

「だから、スチュワートから "Dream of You "で歌ってほしいと頼まれた時、ヴィヴィッドで美しい曲になると思った。私はレコーディングに没頭し、曲の夢のような背景とLimboの物語を引き立てるような歌い方をしようと試みた」

 


Lionlimbの次作アルバム『Limbo』は5月24日にBayonet Recordsからリリースされる。

 

「Dream of You」

 

©Atiba Jefferson


Dehdは、近日発売予定のアルバム『Poetry』からのニューシングル「Alien」を発表した。このシングルは、前作「Light On」「Mood Ring」に続く配信曲となる。以下よりチェック。


バンドのフロントウーマンのEmily Kempf(エミリー・ケンプ)は声明で次のように述べている。

 

「この曲は、私が異世界のアーティストであり、光のアーティストであり、天使であり、エイリアンであり、あるいはある種のフェアリー・クリーチャーであり、この世界で私のような誰か、私と同種の誰かを見つけたいと思っていることについて歌っている」

 

「"私と同じくらい特別な人が、私を愛してくれるために現れてくれることを切望している。でもその代わりに、私は1000人の友人を持つ一匹狼の仙人のような人間になる運命にあり、自分自身を愛することが、私が一貫して取り組むことができる最も重要でやりがいのあることであり、永遠に行うことができるという同じ結論にいつも到達する」 

 

 

Dehdの新作アルバム『Poetry』はファット・ポッサムより5月10日に発売される。



「Alien」


UKの有力メディアに注目を浴びる"Imogen and The Knife"(イモージェン・アンド・ザ・ナイフ)は、弱さとコントロールの共存を表現し、デビュー・シングル「Mother Of God」で創造的なヴィジョンを描き出す。ソングライターとしての性質はもちろん、ロックテイスト溢れるパンチのあるナンバーによって今後、ロンドンのミュージック・シーンで注目を浴びる可能性が出てきた。

 

Imogen and The Knife(イモージェン・アンド・ザ・ナイフ)は、音楽表現におけるメタファーの達人である。シンガーソングライターは、"ザ・ナイフ "を反抗的な権力の奪還として用い、その名を通してきわめて説得力のある声明を打ち出している。彼女、そして歌手の人生を通じて重要なモチーフとして作用してきた”手術用のナイフ”は、今やイモージェンの芸術的表現を意味するものに生まれ変わった。その象徴は、歌詞にも実際の音楽性にも体現されている。


「Mother Of God」は、彼女の旅の始まりである。複雑なレイヤーを重ねたインストゥルメンテーションにテーマ性を融合させ、詩の一行一行が彼女のプロジェクトに関する意図を的確に反映している。個人的であり奥行きのあるこの曲は、新人のサウンドをニュアンス豊かに表現している。以下の歌詞を見れば、その文学的な才能がいかほどのものかご理解いただけるだろう。

 

ーー私を失望させたすべての人のモザイク  私は椅子を引き、私の痛みの使徒らのところへ安堵のあまり、ただ雨から逃れるため酒を飲んだ あなたは両手で銀の刃を握りしめていた 私を愛しているように笑った あなたが刻んだ私のイニシャル 私はなにかを話そうとしたが、後ろ向きでしか話すことができなかった ようやく床に着いたとき、ボートハウスが白亜に染まったーー


この曲のインスピレーションについて、イモージェンは次のように語っている。 「マザー・オブ・ゴッド! これが唯一のものであるはずがないというのは、対処しない限り、夢と痛みが去らないという目覚めの悟り。この曲が書かれた後、繰り返される夢は少なくともそうなったのだから」


破綻した人間関係を内面的に見つめたこの曲は、Imogen and The Knife(イモージェン・アンド・ザ・ナイフ)の世界に没入させてくれる。ギターが多用された陰鬱なヴァースと、コーラス中の奔放なホーン・セクションが織り成すダイナミックかつエクストリームな激しさは、アルバム全体の共通事項だ。オーケストラ・インストゥルメントとモダンなプロダクションの間で、ネオ・ソウル、R&B、ポップの要素がインパクトのある折衷的なアレンジに結実している。


説得力のあるリード・ヴォーカルに導かれ、イモージェンは魅力的なビジュアルを創り上げている。

 

 

「Mother Of God」

 

©Craig Scheihing


トロントの新星ーーColaは、2ndアルバム『The Gloss』を発表した。今作は6月14日にFire Talkからリリースされる。2021年の『Deep in View』に続くこのアルバムには、新曲「Pallor Tricks」を筆頭に、先行配信されたシングル「Keys Down If You Stay」と「Bitter Melon」が収録されている
 
 
カナダ/モントリオールにルーツを持つバンド、Colaは、元OughtのメンバーであるTim Darcy(ティム・ダーシー)とBen Stidworthy(ベン・スティッドワーシー)によって結成された。
 
 
当初、Colaは、U.S.ガールズやブロディ・ウェストなど、トロントの活気あるジャズ/エクスペリメンタル・シーンでセッション・ミュージシャンとして同地のシーンに台頭するようになり、コラボレーターとしても需要の高いエヴァン・カートライトが、2019年の初練習後に加入した。
 
 
結成当初から彼らは、Minor ThreatやBlack Flagを輩出した、Dischord/SSTといったUSパンクの専門レーベルの全盛時代のDIYのハードコアの精神性を発展させ、ドラム/ベース/ギターのミニマルなパレットから強固なサウンドを生み出し、愛嬌あるリアクションや社会的なコメントを楽曲に散りばめてきた。音楽の解説を、別の言葉で言うと? どうやら「艶」らしい。
 
 
 
補足しておくと、Colaのサウンドは、ガレージロックやプロトパンクに依拠しているが、ストーナーの元祖、ジョッシュ・オム擁する”QOTSA”のようなワイルドで艷やかなサウンドがその特徴となっている。
 
 
 
タイトルの 「Pallor Tricks」は明らかに "パーラー・トリック "をもじったものだ。「歌詞には映画のセットのイメージが使われている。カメラが回っている時に生じる、強烈な自意識のようなものを想定していたと思う。いわゆる "リアリティ番組 "で(まれに)見るパフォーマンスには、いつも特に影響を受けて来た。人々が一種の「ハイパーリアル」な状態に追い込まれ、芸術におけるように誇張はなされているが高揚はしていない、グロテスクな感情を呼び起こすタイプのパフォーマンス。そのようなプログラムには、説得力のあるものがたくさん存在すると思うし、謗るつもりはない。この曲はまた、より誠実なオープン・コーラスへと循環していく」
 
 

「クレイグ・シャイニングによるビデオは、素晴らしいフィルムであるのみならず、エヴァン(カートライト)と彼のガールフレンドの直接的な繋がりとともに、スクリーンや屈折した16mmの夢の風景の数々を見せ、テーマの一部を反映させている」とティム・ダーシーは付け加えた。
 
 
 
 
*今年、Fire Talkは勢いがあり、アメリカの注目のインディーズレーベルに上り詰める可能性がある。以降のリリースにも期待。
 
 
 
 
「Pallor Tricks」
 
 


COLA 『The Gloss』

Label: Fire Talk

Release: 2024/06/14

 


Tracklist:

1. Tracing Hallmarks
2. Pulling Quotes
3. Pallor Tricks
4. Albatross
5. Down to Size
6. Keys Down If You Stay
7. Reprise
8. Nice Try
9. Bell Wheel
10. Bitter Melon

 

©Thomas Neukum


カナダ出身の敏腕エレクトロニック・プロデューサー、数学者でもあるダン・スナイス(Dan Snaith)ことCaribouが「Honey」を発表した。アーティストは別名義の”Daphni”として作品を発表する場合もある。今回のニューシングルはダン・スナイスの名義としては3年ぶりの新曲となる。

 

グリッチ/ミニマル・テクノの作風でよく知られるCaribouであるが、今回のニューシングルはディープハウス/アシッド・ハウス寄りのアッパーなEDMで、ダンスフロア向けの作品と言えそうだ。今回のシングルでは、彼の作品としては珍しく女性ボーカルがフィーチャーされている。


2022年、ダン・スナイスはダフニとしての最新アルバム『Cherry』をリリースした。カリブーの最後のシングルは2021年の「You Can Do It」。

 

「Honey」

 


リバプールのロックバンド、The Zutonsが16年ぶりのアルバム『The Big Decider』を4月26日にICEPOPからリリースする。 3枚目のシングルとなるタイトル曲「The Big Decider」が公開。また、19年ぶりとなる本格的な全米ツアーも発表された。


ズートンズは、デイヴ・マッケイブ(ギター、リード・ヴォーカル)、アビ・ハーディング(サックス、ヴォーカル)、ショーン・ペイン(ドラムス、ヴォーカル)の3人組。

 

バンドは3年前に再結成し、シックの共同創設者であるナイル・ロジャースのプロデュースによる新作をレコーディングする意向を発表した。バンドはこのアルバムをアビーロード・スタジオでレコーディングし、オリジナル・プロデューサーのイアン・ブルーディーとも仕事をした。


『The Big Decider』について、デイヴ・マッケイブは次のように語っている。「イアン・ブルーディーは、"Big Decider "のデモを聴いて涙が出たと言っていた。この曲は、アルバムのために最初に書いた曲のひとつだったから、イアンからこのような反応をもらったとき、自分たちが何か正しいことをしている気がした。この曲は、人生においてチャンスが巡ってきたときにそれをものにすること、そして同時に、慎重になること、過去の失敗から学ぶことを歌っている。僕にとっては、ベガスへの公平な乗り物のようなもので、最後に勝てればいいなと思うよ」


以前、バンドは『The Big Decider』から「Creeping on the Dancefloor」「Pauline」を先行公開している。

 


「The Big Decider」

 


Charli XCX(チャーリー)が6枚目のアルバム『Brat』から2曲の新曲を配信リリースした。「Club classics」、「B2b」はクラブレディなバンガー。以下より試聴できる。次作の詳細も明らかになった。

 

チャーリーいわく新作アルバムでは、純粋なクラブミュージックの楽しさを追求したという。『Brat』は6月7日(金)にアトランティックからリリースされる。トラックリストも情報解禁となった。


チャーリーは最近、同名義による6月のライブとDJセットのスケジュールを発表した。今年2月に行われたボイラー・ルーム・セットでは、A.G.クック、ジョージ・ダニエル、フィン・キーン、ドスをフィーチャーしており、アディソン・レイとジュリア・フォックスも出演を果たした。

 

 

「Club Classics」

 

 

「B2b」

 

Charli XCX 『Brat』

 

Tracklist:

1. 360 

2. Club classics 

3. Sympathy is a knife 

4. I might say something stupid 

5. Talk talk 

6. Von dutch 

7. Everything is romantic 

8. Rewind 

9. So I 

10. Girl, so confusing 

11. Apple 

12. B2b 

13. Mean girls 

14. I think about it all the time 

15. 365