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Norah Jones&Laufey

 

Norah Jones(ノラ・ジョーンズ)とLaufey(レイヴェイ)は11月10日にクリスマスをモチーフにした2曲入りのシングル「Christmas With You」をリリースしている。

 

デュオは、昨日、アメリカのNBCの朝の情報番組に出演し、シングルの2曲目に収録されている「Better Than Snow」をアコースティックで披露した。ノラ・ジョーンズのスタンダード・ジャズのピアノのムードたっぷりの弾き語りとレイヴェイのソウルフルな歌声が絶妙にマッチした名演となっている。一足先にクリスマスの幸せな気分に浸らせてくれる素敵なパフォーマンスだ。


ノラ・ジョーンズはホリデー・ソングとして、2022年にクリスマスアルバム『I Dream Of Chrismas』を発表し、後にデラックス・バージョンをリリースしている。さらにレイヴェイは、11月3日に三曲収録のホリデーソング集「A Very Laufey Holiday!」をリリースし、翌日にはspotify限定リリースとなるクリスマスソングの定番曲のカバー「Winter Wonderland」を発表した。


 

©Vivian Wang


Norah Jones(ノラ・ジョーンズ)がニューシングル「Can You Believe」を発表した。この曲はJonesとLeon Michelsの共作で、Leon Michelsはこの曲のプロデュースも担当しています。この久しぶりのジョーンズの新曲は、アカペラ風のコーラスを交えたスモーキーなR&Bナンバーです。今週最後のHot New Singlesとして読者の皆様にご紹介いたします。以下よりご視聴下さい。


プレスリリースによると、ノラ・ジョーンズはスタジオに戻り、9枚目のアルバムに取り組んでいる最中であるという。新作アルバム「Can You Believe」は、7月5日にキックオフされる彼女のヨーロッパ・ツアーに先駆けて到着する。アルバム発売後の公演にも期待したいところです。


「Can You Believe」

Norah Jones(ノラ・ジョーンズ)は2021年のホリデー・アルバム『I Dream Of Christmas (Deluxe)』をブルーノートから発売しました。


デラックス・エディションには、ボーナス・トラックやライブ演奏を含む11曲が追加されており、"Have Yourself A Merry Little Christmas "の全く新しいスタジオ録音も収録されています。I Dream Of Christmas (Deluxe) は、2枚組LPのブラック、ゴールド、レッド・ヴァイナル、CD、デジタル・フォーマットで発売中です。


"どの方向に進むか考えていたとき、オリジナル曲が頭の中に浮かんできた "とNorah Jonesは説明する。


「クリスマスの喜びを見つけようとすること、1年の中で私が切望していた愛と包容の感覚、その輝きを捕まえようとすることがテーマだった。そして、人生の中で誰がどこにいても、特別なノスタルジーを感じることができるクラシック音楽もあります。絞り込むのは大変だったけど、自分のものにできそうなお気に入りのクラシックを選んだんだ」


昨年リリースされたこのアルバムでノラ・ジョーンズは、オリジナルの「Christmas Calling (Jolly Jones)」、ザ・シマンクスの「Christmas Don't Be Late」、アーヴィング・バーリンの「White Christmas」などの曲をロックフェラーセンターからホワイトハウス、ディズニーランドからエンパイアステートビル最上階まであらゆる場所で演奏している。


実際、デラックス・エディションに収録されている追加曲のうち5曲は、ノラがベーシストのガス・セイファート、ドラマーのブライアン・ブレイド、ボーカルのサーシャ・ドブソンとともに、ニューヨークを象徴する摩天楼の上で行った驚くべきライブ・パフォーマンスから収録されたものです。


オリジナル・スタジオ・アルバムはレオン・ミケルスがプロデュースし、ドラムのブレード、ベースのトニー・シャーとニック・モブション、ペダル・スティール・ギターのラス・パール、チェロのマリカ・ヒューズ、トランペットのデイヴ・ガイ、トロンボーンのレイモンド・メイスン、サックス、フルート、パーカッションなどのミケルスといった素晴らしいミュージシャンが参加しています。


ぜひ、ノラ・ジョーンズのクリスマスアルバムを今年のクリスマスシーズンのお供にしてみてはいかが??

 

 


 

 

Norah Jones 『I Dream Of Christmas (Deluxe)』

 

 

 

 Label:  Blue Note

 Release Date:  2022年10月21日

 

 

Track Listing:

 

  1. Christmas Calling (Jolly Jones)
  2. Christmas Don’t Be Late
  3. Christmas Glow
  4. White Christmas
  5. Christmastime
  6. Blue Christmas
  7. It’s Only Christmas Once A Year
  8. You’re Not Alone
  9. Winter Wonderland
  10. A Holiday With You
  11. Run Rudolph Run
  12. Christmas Time Is Here
  13. What Are You Doing New Year’s Eve?
  14. Last Month Of the Year
  15. I’ll Be Home For Christmas
  16. The Christmas Waltz
  17. O Holy Night
  18. I Dream Of Christmas
  19. Have Yourself a Merry Little Christmas
  20. Christmas in My Soul / Christmastime (Live From The Empire State Building)
  21. Run Rudolph Run (Live From The Empire State Building)
  22. Blue Christmas (Live From The Empire State Building)
  23. You’re Not Alone (Live From The Empire State Building)
  24. Christmas Calling (Jolly Jones) (Live From The Empire State Building)



Official-Order


 


大ヒットしたデビュー作の20周年記念盤の国内盤が5月20日に発売されたノラ・ジョーンズ(Norah Jones)が、4都市6公演のジャパン・ツアーを開催します。


公演日程は、10月11日(火)北海道・札幌文化芸術劇場hitaru、10月13日(木)宮城・ゼビオアリーナ仙台、10月14日(金)、16日(日)、18日(火)東京・日本武道館、10月17日(水)大阪・大阪城ホール。


ノラ・ジョーンズは2020年に最新アルバムを発表し、同年に行われる予定だった公演はパンデミックによりキャンセルとなりました。今回の来日公演は5年ぶりとなります。




ウドー音楽事務所


Photo: Joanne Savio

ノラ・ジョーンズは、レイ・チャールズが1959年発表したシングル「Hallelujah,I Love Her」のカバーである「Hallelujah,I Love Him So」を今回、新たに公開しました。このレコーディングは、4月29日にリリースが予定されているグラミー賞の話題を独占したノラ・ジョーンズの鮮烈なデビュー作「Come Away With Me」の20周年を記念するリイシュー盤に収録される予定です。

 

ジョーンズは、2000年、ブルーノートとの最初のデモセッションにおいて、ベーシストのリー・アレクサンダーとパーカッショニストのダン・リーザー、そして、ハーモニカ奏者のジェシー・ハリスと共に「Hallelujah,I Love Him So」のカバーに取り組んでいます。ジョーンズのキャリアの最初期のアウトテイクには、エラ・フィッツジェラルドやジョニー・マティスなどのクラシックのレコーディングが含まれています。ノラ・ジョーンズはチャールズを聴いて育ち、彼女はレイ・チャールズから「Here We Go Again」で共に歌うように依頼されました。その後、2004年、チャールズが亡くなる以前に完成したスタジオ・アルバムに収録されたこの楽曲で、ジョーンズは見事、レコード・オブ・ザ・イヤー、ベスト・ポップ・コレボレーションを含む二つのグラミー賞の栄冠に輝いています。


ノラ・ジョーンズの20年にわたる長いキャリアを記念して、新たにリイシューされた「Come Away With Me」には、オリジナルアルバムのリマスターバージョン、その他、未発表音源を集めた複数のボーナス・トラック、計44曲が収録される予定です。初期のブルーノートのデモセッションに加えて、今回のパッケージには、レーベルとの署名を行った後に録音されたジョーンズの最初のデモトラック「First Session Alllaire Studio」、さらに、クレイグ・ストリートが制作を手掛けたAllaire Studioで録音が行われたレコードの初期バージョンである「Allaire Sessions」が収録される予定です。

 

ノラ・ジョーンズのデビュー作「Come Away With Me」は、ジャズ専門のレーベル、ブルーノートのスタッフも、制作の初期段階においてそれほど大きな期待を込めていたわけではありませんでした。しかし、レコーディング中に、主要なレコーディングエンジニアが一度変更され、大掛かりなジャズ・ポップスの金字塔を打ち立てるために驚くような方向転換が行われています。

 

2002年の伝説的な傑作「Come Away With Me」は、一般的な知名度を持たない、駆け出しのシンガーソングライターのデビュー作としては、異例といえるほど長い期間を掛けて念入りにレコーディングが行われています。おそらく、デモセッションの段階で、ブルー・ノートがこの新人歌手に説明しがたい不思議な魅力を感じとったため、制作の方向転換を図った後、多くの方がご承知の通り、世界各国でアルバムチャートの1位の独占、その後、アメリカのグラミー賞の各部門の独占を始めとする、シンガーソングライターとしての華々しいサクセスストーリーが待ち受けていました。今回、全44曲が収録されるリイシュー盤のリリースに際して、2002年のジャズ・ポップスの金字塔「Come Away With Me」の制作について、ノラ・ジョーンズはあらためて、以下のように振り返っておりますので、それを御紹介いたします。


「私は、このアルバム「Come Away With Me」を現在でも信じがたいほど誇りに思っています。私と共に制作を行ったすべての人に対して多大な感謝をしております。今、思い返してみると、素晴らしい試みであったと思いますし、当時、私が音楽という観点から見て、どのような人物であるのかを、非常に的確に捉えているように感じました。レコーディングを行う際に、本当に期待できることはすべて・・・」と、ノラ・ジョーンズはこのリリースについて述べています。「結局、私は、それらすべてをまとめる以前に、異なる道を探求することも出来たので、心から感謝しております。あの時、レーベルを含めて、誰も、あのアルバムが成功するなどとは思っていなかったのです」

 

 

 

 

Blue Note Official

 

https://www.bluenote.com/norah-jones-covers-ray-charles-hallelujah-i-love-him-so/ 

 



Norah Jones  「Come Away with Me ー20th anniversary edition」

 

Label:Blue Note

 

Release:4/29 2022

 

 

Amazon.co.jpで詳細を見る

 


先月28日に「I Dream Of Christmas」デラックスバージョンをリリースしたばかりのアメリカのジャズ・シンガー、ノラ・ジョーンズは1月28日、YouTubeの公式アカウントを通じ、エンパイア・ステートビルの屋上展望台でビートルズの名曲カバーを収録したミュージックビデオを公開しました。

 

このライブパフォーマンスは先月に録画された映像で、ビートルズの伝説的なライブ盤「ルーフトップショー」のリリースに先駆けて公開されています。

 

今回、ノラ・ジョーンズは、ドラマーのブライアン・ブレイド、ベーシストのガス・セイファート、そして、ジョーンズのバンドメイトでもあるサーシャ・シンプソンが「I've Got The Feeling 」「Let It Be」の二曲の演奏に参加しています。ノラ・ジョーンズは、以前、同じ場所で同じミュージシャンと共演したホリデーアルバム「I Dream Of Christmas」の一連の楽曲を公開していました。

 

「I’ve Got The Feeling」「Let It Be」は、ビートルズの最後のスタジオアルバムである1970年代の「Let It Be」に収録されている名曲としてご存じの方は少なくないはずです。

 

このアルバムのライブセッションは、マイケル・リンジーホッグ監督の1970年代の同名のドキュメンタリー動画のために記録され、映画製作者ピーター・ジャクソンの「Get Back」で再録されました。


今回、ノラ・ジョーンズは、「ザ・ビートルズの伝説的なセッション「Rooftop Show」の記念リリースの栄光に浴する事ができてとても嬉しいです、私達は二曲の演奏をエンパイア・ステートビルにて披露しています。楽しんで!」と、twitter公式アカウントを通じてファンにむけてコメントを出しています。

 

ノラ・ジョーンズのエレクトリック・ピアノの華麗なる演奏にとどまらず、偉大なアメリカのシンガーのルーツゴスペルにも比する入魂のビートルズカバーがお楽しみいだだけます。是非ご覧下さい!

 

 ・Nora Jones 「Let It Be」(Live At The Empire State Building)


 

・Nora Jones 「I've Got The Feeling 」(Live At The Empire State Building)

Norah Jones 


ノラ・ジョーンズはニューヨーク州ブルックリンを拠点に活動するピアノ弾き語りのジャズシンガーです。


ジャズを中心とし、ソウル、カントリー、フォーク、と間口の広い音楽性をポップスに込め、世界中の多くの聴衆を虜にしてきました。ハイスクール時代から、最優秀ジャズ優秀賞を受賞。その後、ジャズ北テキサス大在学中にジャズ・ピアノを専攻しつつ、ラズロというジャズ・ロックバンドで活動しています。


大学三年生の時、友人に誘われ、ニューヨークのマンハッタンに旅行をする。テキサスからニューヨークへの長い旅において、ノラ・ジョーンズはマンハッタンに居を構える多くのソングライターたちに大いに触発を受け、それ以後、ウェイトレスとして働きながら、ソングライティングを始める。この頃から、ジェシー・ハリス、リー・アレクサンダー、ドン・リーザーと一緒にバンド活動に専念するようになります。


大歌手ノラ・ジョーンズとしての人生の分岐は、2000年に訪れました。本場ニューヨークのブルーノートで、バンドのデモ曲を2000年10月にレコーディング。


これは「ファーストセッションズ」という形式でリリースされましたが、現在は廃盤となっています。


しかし、この録音の際に、ブルーノートのブルース・ランドヴェルが彼女の類まれなる才覚を見抜いており、それから見事、その後、ジョーンズは晴れて、翌年の2011年の1月、ブルーノートとの契約に漕ぎ着けました。


2001年5月には、グレイグ・ストリートをプロデューサーに迎え入れ、デビュー作「Come Away With Me」のレコーディングを開始。


同年8月には、アリフ・マーディンをエンジニアに招き、この作品は、翌年の2月になってようやくリリースされることになる。「Come Away With Me」がリリースされる間もなく、このデビューアルバムの評判はあっという間に広がり、各国のチャートで一位を独占。「Don't Know Why」を始め、親しみやすく、ジャズ風のアレンジメントを加えたポップ・ソングは、多くの人々を魅了し、世界で大ヒットを記録しました。



デビューアルバム「Come Away With Me」で、ノラ・ジョーンズは、2003年のグラミーを総なめ。スタジオ・アルバムとして、最優秀賞、最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞、最優秀録音賞)三冠に輝く。またシングル・カットされた大ヒット曲「Dont't Know Why」は、優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞の三冠に輝いています。


しかし、ノラ・ジョーンズ本人は、レコーディングの最中から、グラミー獲得の期間まで、アリフ・マーディンという著名なエンジニアとのやり取りというのも恐れ多いという感じであったといい、また、このデビュー作で得ることになる世界的な成功については完全な想定外であったと回想しています。


その後、2004年、2ndアルバム「Feels Like Home」をリリース、アルバムチャートで4週連続一位を獲得、累計4000万枚のセールスを記録。そして、見事、翌年のグラミー賞三部門の栄冠に輝いています。しかし、この後ノラ・ジョーンズは、過分な注目を受けたことに戸惑いを感じ、2005年の春、コンサートとレコーディングを取りやめ、三年余り活動を休止することになります。


2007年にノラ・ジョーンズは、ついに三年間の沈黙を破り、サード・アルバム「Not Too Late」を発表を行う。デビュー以来初めてノラ・ジョーンズ自身が作詞、作曲を担当している作品で、レコード会社の方もこのリリースについては何も知らされていなかった。つまり、世界的なインディー作品といえます。


また、2009年から、ノラ・ジョーンズはコンスタントに作品を発表しており、「The Fall」「Covers」「Little Broken hearts」「Day Breaks」「Begin Up Me」と、以前ほどの注目こそ集めていないものの、聞きやすくて、親しみやすいジャズ・ポップをリリースして活発な創作意欲を見せています。


昨年、2020年には力作「Pick me Up Off The Floor」を発表し、実力派のSSWとしての底力を発揮しており、いまだ才気煥発なポップシンガーとしての進化を見せています。


ノラ・ジョーンズの最初のグラミー賞でのビッグサクセスは寧ろ序章、これから本章がやってくる女性シンガーとして、あらためて注目したいポップシンガーの一人でしょう。


Norah Jones「I Dream Of Christmas」2021 Blue Note

 

さて、今週の一枚としてご紹介させていただくのは、前週のスペシャルズのプロテスト・ソングに続いて、クリスマスソングカバー「I Dream Of Christmas」となります。おなじみのブルーノートからのリリースで、ノラ・ジョーンズの初めてのホリデイ・ソング集のリリースとなります。


 

 


TrackLisiting


1.Chrismas Calling(Norah Jones)

2.Christmas Don't Be Late(Ross Bagdasarian,Sr.)

3.Christmas Glow(Norah Jones)

4.White Christmas(Irving Berlin)

5.Christmastime(Norah Jones&Leon Michesls)

6.Blue Christmas(Billy Hayes & Jay W.Johnson)

7.It's Only ChristmasOnce A Year(Norah Jones)

8.You're Not Alone(Norah Jones & Leon Michels)

9.Winter Wonderland(Richard B.Smith & Felix Bernard)

10.A Holiday With You(Norah Jones)

11.Run Rudolph Run (Johnny Marks & Marvin Brodie)

12.Christmas Time Is Here(Lee Mendelson & Vince Guaraldi)

13.What Are You Doing New Year's Eve?(Frank Loesser)


 

※ボーナス・バージョンは、14曲目に、Oh Holy Night(Traditional arranged by Norah Jones & Leon Michesls)が追加収録されています。

 

六曲のオリジナルソングに加え、往年のクリスマソングの名曲をバランス良く収録した傑作で、「White Christmas」「Winter Wonderland」を始め、聴くと聞き覚えのある永遠のクリスマスソングがずらりと並び、ゴージャスなラインナップとなっています。もちろん、少し早いクリスマスソングとして聞きつつ、来月にやってくるであろうファンタスティックなクリスマスを待ちわびるという楽しみ方もありでしょう。


しかしこのアルバムは、凡百のカバーアルバムのように、ただのカバー作品として評価するのは礼に失する創意工夫がこらされた作品であり、ジョーンズ自身の愛するクリスマスソングを収録したカバーアルバムであるとともに、オリジナルの新作として聴く事も出来なくはない聴き応えのある豪華なクリスマス作品で、ジョーンズが新たな音楽性でまだ見ぬ境地を切り開いたということが理解してもらえると思います。


この新作のクリスマス・カバーアルバム「I Dream Of Christmas」を聴いてあらためて思ったのは、このノラ・ジョーンズというシンガーの本領がいかに素晴らしいものであるのかということです。今作品を聴いていると、かのエタ・ジェイムズが、もしくは、かのアレサ・フランクリンが現代に蘇ったのではないかと聴き紛うほどの奇妙な歌手としてのオーラの大きさが感じられます。


今作では、デビュー当時、いや、それを上回るような水準においてのノラ・ジョーンズの本格派のジャズシンガーとしての本領が存分に発揮され、ここには心を震わさせる「魂」が込められており、また、以前よりも自信を持って歌っているような雰囲気があって、往年のファンとしては何かしら頼もしさすら感じます。


デビュー当時の存外のビックサクセスにおいて、ノラ・ジョーンズが歌手であることに対する戸惑いを乗り越えた先に見出した「本物の歌手」としての凄まじい底意地が感じられます。


そして、このレコーディングの風景を実際に見たわけでもないにもかかわらず、異質な迫力、往年の名シンガーの祖霊が宿ったかのような雰囲気が漂い、例えば、エタ・ジェイムスに比する凄まじいシンガーとしてのオーラを感じる作品に仕上がっています。


10月14日にリリースされたばかりのこのクリスマスソング集「I Dream Of Christmas」には、制作秘話があり、ノラ・ジョーンズは、昨年のパンデミックの厳しい状況下で毎週の日曜日にクリスマスソングを聴きながら厳しい状況下において大きな慰みを見出し、人生の活力を保ち続けていたようです。


ジョーンズは、ある日には、ジェームス・ブラウンの「ファンキークリスマス」を聴き、また、次の週にはエルヴィス・プレスリーの「クリスマス・アルバム」を聴いていたようです。これらの素敵なクリスマスソングが、彼女に歌手として、リスナーに音楽という希望=ギフトを与えるという動機を与えたことは間違いありません。その人生経験を元に、ジョーンズは今回のカバーアルバムの構想を入念に組み上げていきました。


ノラ・ジョーンズは、プレスリリースの会見時には、「2021年1月、私は自分のクリスマス・アルバムを制作することを思いついたんです。それは、私に大きな楽しみをあたえてくれました」と語っています。


オリジナルアルバムの一曲目「Christmas Calling(Jolly Jones)」は、ジョリー・ジョーンズというウィットが効いたユニークさが感じられる(Jolly jonesはHappyの意)新曲で、「Christmas Grow」をはじめとするオリジナルソングと共にこの偉大なシンガーソングライターの新たな代名詞、次なるライブレパートリーともなりえる素晴らしさ。


また、きわめつけは、リードトラック「「Christmas Calling(Jolly Jones)では、このように、楽しげに、来月にやってくる仕合わせなクリスマスに対する大きな期待と希望が子供のような無邪気さで歌われています。


”音楽の演奏を聴きたい

踊り、笑い、揺れたい、

クリスマスの幸せな休日を過ごしたい”

 

 

Featured Track「Chrismas Calling(Jolly Jones) 

Norah Jones Official Visualizer
Listen On youtube:

 https://m.youtube.com/watch?v=0iFK2NiyvDg&feature=emb_imp_woyt


 

Norah Jones Offical HP

https://www.norahjones.com/