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2023年発売予定の全編日本語歌詞によるニュー・アルバム『奇跡レベル』からの先行シングル「ボクの愛猫(My Lovely Cat)」が各所で絶賛を浴びているUSインディーの至宝、DEERHOOF(ディアフーフ)



今年5月にアルバム『スーパーチャンポン』を発表し、国内外のツアーで話題沸騰中のおとぼけビ~バ~を迎えて久々の東京公演が決定しました。世界でも初めてとなる希代のライブバンド2組のレアな共演をお見逃しなく




公演詳細は下記より。




DEERHOOF Live in Tokyo 2022

with Special Guest OTOBOKE BEAVER







・公演日時



2022114() 開場 18:30 / 開演 19:30




・会場



恵比寿 ザ・ガーデンルーム 東京都目黒区三田1丁目13 



Google Map




・出演



DEERHOOF / おとぼけビ~バ~



・チケット



前売 ¥4,900 (1ドリンク別)

オールスタンディング

101()より e+にて発売開始



e+(イープラス)




Frue公式サイト:


https://festivaldefrue.com/tour/deerhoof-live-in-tokyo-2022.html

 Otoboke Beaver 「Super Champon」EP Damnably

 

 


 

関西のハードコアバンドとして海外でもライブ経験豊富のおとぼけビ~バ~。一説によると、大阪の高速のインターチェンジを出たすぐのところにあるラブホテルの名前からバンド名がつけられたという話もあります。正直、最初のこのバンドの印象は、それほど良いものとはいえなかったですけど、新作5曲収録のEP「Super Champon」(18曲収録のフルアルバムバージョンは、5月6日にリリース予定です)を聴き終えた時、いくらかその考えを改めねばなりませんでした。

 

タフでタイトな演奏、豊富なライブ経験に裏打ちされた頭ひとつ抜きん出た演奏技術、ドラムの超絶なタム回しの迫力は、スタジオレコーディングではありながら、この四人組のライブの迫力をそのままパッケージしたかのような凄まじさが感じられます。「インターネットには、私達の本当の音楽は存在しない」と、このバンドを最初期から率いてきたフロントマンのあっこりんりんは、インターネットを介して語っています。つまり、このバンドの本当の魅力はバンドのフロントマンから言わせれば、ライブにあるため、レコーディングだけを聴いて、四の五の言うのは穏当とはいえないかもしれません。

 

しかしながら、この五曲入りのEP「Super Champon」は、そういったおとぼけビ~バ~のライブの魅力を十分にパッケージした作品であると言えるのではないでしょうか。この作品には、関西、及び、日本のアンダーグランドシーンの長い歴史が面々と引き継がれています。古くは、INU、少年ナイフ、海外でも人気の高いメルト・バナナ、さらには、大阪が生んだガレージロックスター、ザ50回転ズ・・・、そういった、おとぼけビ~バ~の前の時代の日本のアンダーグランドミュージックの歴史を紡いできた偉大なバンドたちの系譜が、この新作には引き継がれている。メルト・バナナのグラインド・コアに近い怒涛のスピードチューンの連続、ザ50回転ズのような大阪のバンドとしての漫才性、これらの要素を一緒くたに飲み込んで、オープニングトラック「I Am Not Material」から、おとぼけビ~バ~の四人は、全力疾走でロックンロールチューンをめくるめく様に展開していきます。それは、きわめてタイトな演奏力、フレーズの間に執拗に導入される短い反復により、あるいは唐突な変拍子により、おとぼけビ~バ~のハードコア・パンクは、これらのフレーズの遊びを足がかりにし、怒涛の渦のような強烈なエネルギーを生み出してゆく。それは、一曲目の一秒目からはじまり、五曲目のアバンギャルドハードコア、ノイズハードコアにいたるまで、まったく一秒たりとも、途切れることはない。息せぬ暇もなく、凄まじいテンションを持つ痛快なロックンロールが展開されてゆく。

 

もちろん、このEP「Super Champon」の魅力は実際の音だけにとどまりません。一歩引いて見れば、本気なのかフザケているのかわからないブラックユーモアを交えた日本語歌詞は、日本の現代詩へのチャレンジともいえる。おとぼけビ~バ~は、英語の発音ニュアンスから見た、日本語独自の発音のニュアンスの面白さを的確に捉え、それを風刺的でユニークな歌詞へと昇華しています。ここには、個人的な日常の苦悩から、日本の社会に蔓延する同調圧力のようなものに対する痛切なアンチテーゼが幅広いスケールで掲げられており、それを、おもしろおかしさを交えてハードコア・パンクとして表現しているのが見事。さらに、フロントマン、あっこりんりんが紡ぎ出す歌詞には、表向きの社会では、おいそれと口に出すことがかなわない女性の「怒り」が込められている。これがバンドの音楽のド迫力に直結しているように思えるが、これは言い換えれば、女性としての「社会の同調圧力」という、わけのわかぬものへの反抗なのかもしれません。

 

これらのすべての要素が複雑に絡み合うことにより、おとぼけビ~バ~の音楽は生み出されています。アメリカにおけるこのバンドの知名度を高めた要因は、元々、伝説的なドラマーとしてのキャリアを持つフー・ファイターズのデイヴ・グロールが、最初にこのバンドを2019年に発掘し、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロに紹介し、彼も同じように、このバンドの音楽を激賞したところから始まりました。そして、デイヴ・グロールが、このバンドのサウンドに「少年ナイフ」の面影を見出したのは、ほぼ間違いありませんが、この作品を聴くと、それも頷けるような話。これは、以前まで存在しなかった日本独自のアンダーグラウンド・ミュージック「Champon Hardcore」が誕生した劇的な瞬間といえます。既に、海外では人気を獲得しているバンドなので、今後、日本での快進撃にも大いに期待していきたいところです。

 


 



京都発のパンクロックバンド、オトボケ・ビーバーが、新作アルバム「Super Champon」のリリースを発表しました。この新作は、フィジカル盤として5月6日にリリースされる予定。

 

 

今回の新たなスタジオアルバムについて、オトボケ・ビーバーは、「愛から、食べ物、人生、JASRACの管理曲すべてがミックスされています。私達の音楽には、ジャンルによらず、様々な要素が込められています。今作がカオスミュージックの傑作になるように願っています。チャンピオンに引っ掛けて、このアルバムタイトルを名付けています」

 



 

 

 

「Super Champon」 Damnably

 

 



Tracklist:

 

1.I am not material

2.YAKITORI

3.I won't dish out salads

4.PARDON?

5.Nabe party with pocket brothers

6.Leave me alone! No,stay with me!

7.I checked your cellphone

8.I put my love to you in a song

9.Where did you buy such a nice watch

10.George&Janice

11.George&Junice

12.First-class side-guy

13.You're no hero shut up f*ck you man-whore

14.i don't wait to die alone

15.Dirty old fart is waithing fot my reaction

16.Do you want me to send a DM

17.Do you want me to send a DM part 2

18.Let's shopping after show

 


オトボケ・ビーバーは、今年の春から北米に始まり、ヨーロッパツアーに乗り出す予定でしたが、今回予定されていたUSツアーは延期となり、日程は、秋頃に再調整されています。ツアースケジュールは以下の通りです。

 

 


・Otoboke Beaver 「SUPER CHAMPON Tour 2022」

 

 

5月5日 ナイメーヘン NL  [Doornroosje]

5月6日 ロッテルダム NL [Rotown 5]

5月6日 ブリュッセル BE [AB Club]

5月8日 ハーグ  NL  [PAARD]

5月11日 フローニンゲン NL [Vera]

5月16日 ロンドン UK Electric [Ballroom]

5月19日 グラスゴー UK [St.Luke's]

5月20日 マンチェスター UK [Club Academy]

5月22日 ブリストル UK  [The Fleece]

5月24日 ダブリン IE [Button factory]

6月2日 バルセロナ ES [Primavera Sound]

6月30日 ベルフォート FR [Les Eurockeenes]

7月8日 トレンチーン SK [Phoda Festival]

9月20日 トロント ON,CA  [Lee's Place]

10月2日 フィラデルフィア US [Johnny Brenda's]

10月3日 ボストン US [The Sinclair]

10月5日 ブルックリン US [Music Hall of Williamsburug]

10月6日 ワシントンDC US  [Union Stage]

10月8日 シカゴ US [Empty Bottle]

10月11日 デンバー US [Globe Hall]

10月14日 シアトル WA US  [The Crocodile]

10月16日 ポートランド US [Doug Fir ]

10月18日 サンフランシスコ US [Echoplex]

10月19日 ロサンゼルス US [Echoplex]

10月21日 サンディエゴ US  [The Casbah]