What Hot This Month!! 2月注目のシングルをピックアップ!!



 

・Portico Quartetto 「Next Stop」


まず最初に紹介するのは、厳密にはシングルでなく、最注目のEP作品。ロンドンを拠点に活動するインストゥルメンタルバンド、ポルティコカルテットの「Next Stop」です。

 

これまでに、Nina Tuneからも作品をリリースしています。ジャズ、アンビエント、エレクトロほかの要素を込め、テクニカルな演奏力を交え、玄人好みのインストロックが展開。ノルウェー、オスロのJaga Jazzistにも比する実力派のジャズ・ロックグループの才気煥発な演奏が味わえる一作です。

 

 

 

 

 

・Liam Gallagher 「Everything Electric」

 

オアシスの新作を待ち望む往年のファンの期待を尻目に、快調に良質なソロ作品を量産し続けているリアム・ギャラガー。いやあ、今回も絶好調!!

 

しかし、ソングライターとしての才覚は、近年、「Why Me? Why Not」の素晴らしい出来栄えを見るかぎり、最盛期を迎えようとしているように思えませんか。かっこいいロックンロールとは何か? どんな年代も純粋に楽しめるロック音楽とは何か? 内面に答えを求め続けた硬派のロックシンガー、リアム・ギャラガーの答えがこのシングルに明示されているような気がします。

 

 

 

 

 

・Guide By Voices 「Never Mind The List」

 

 

ガイド・バイ・ヴォイセズは、Superchunk,Pavementと並んでUSインディーロックの代名詞とも言えるバンドなんですが、意外と、一般的な知名度に恵まれていないんでしょうか。少なくとも、「Teenage FBI」だけは聴いておいて下さい。

 

さて、今月にリリースされた「Never Mind The List」も、1990年代のカレッジロックの雰囲気を漂わせた、渋くてかっこいい一曲。R.E.MやPavementをさらに渋くした感じです。USインディー・ロックマニアは是非チェックしておきたいシングルです。 

 

 




・Mogwai 「Reach」

 

 

スコットランドのロックシーンを率いるモグワイが今月リリースしたシングル「Reach」は、バンドとして改めて原点回帰を果たしたかのような曲。

 

マーチングのようなリズム、宇宙的な世界観に加え、ピアノ、繊細なギターのフレーズが活かされている。いかにもモグワイらしい静謐なエネルギーを感じる神秘的な作品です。

 

 

 

 

・GoGo Penguin「Ascent」

 


ゴー・ゴー・ペンギンは、2009年、マンチェスターで結成されたバンドで、ピアニストとウッドベース奏者をメンバーに擁しているのが特徴です。表向きには、ジャズ・アンサンブルとしての表情を持ち、ニュージャズ、アンビエント、実験音楽と、これまでに多種多様な音楽を生み出しています。

 

今月にリリースされた「Ascent」は、ピアノの演奏が活かされた清涼感のあるシングルです。


電子音楽、ジャズ、クラシックを自在にクロスオーバーした上品さとおしゃれさを兼ね備えた一曲、ジャズ・アンサンブルとしての演奏のスリリングさが味わえる貴重な一作です。

 

 

 

・Laffey 「Sweet Dreams」

 

カナダのローファイ・ヒップホップシーンにおいて、良質な楽曲を生み出しているアンドリュー・ラフェイ。

 

Ornithologyとコラボレートした今作「Sweet Dreams」でも、ピクチャレスクな音楽性については変わらず。ピアノ、エレクトリックギター、リズムトラックというシンプルな構成で、虫の声のサンプリングが挿入されるという作風で、美しい情景を思わせるローファイ・ヒップホップ。ノスタルジックな気分にさせてくれ3曲収録のシングル、癒やしを求める人には最適です。


     

  

・Rex Orange Country 「Amaznig」

 

イギリス出身のアーティストでありながら、なぜかアメリカのオレンジ・カウンティに強い愛着を感じているレックス・オレンジ・カウンティ。

 

爽やかで親しみやすいポップスを書くソングライティング能力にかけては彼の右に出るミュージシャンは少ない。 


今月リリースされたシングル「Amazing」もポップスとして鉄板の一曲です。ROCらしいひねりのない明るさ、爽快感満載のポピュラー・ミュージックとなっています。Amazing!! 

 

 
 

 

 

 

・Norah Jones 「Come Away With MeーAlternate Version」

 

12月にホリデイソング集「I Dream Of Christmas」のデラックスバージョンをリリースし、さらに年明けには、エンパイアステーツビルディングで、ビートルズの「Let It Be」の演奏を披露したノラ・ジョーンズ。
 
さて、今月リリースされた「Come Away With Me」は、2002年のグラミー賞を総なめしたアルバム「Come Away With Me」のオルタネイト・バージョン。しっとりとした哀愁漂うバラードソングを歌わせたら、ジョーンズの右に出るものなし、さらに、シンガーソングライターとしての渋さも出てきています。やはり良い曲だなあと痛感!!



 

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