JARV IS  BBCの新作ドラマ「This Is Going To Hurt」のオリジナルスコアを制作

英国のブリットポップシーンの一角を担ったPulpのフロントマンとして知られる”JARV IS(ジャービス・コッカー)”は、この度、BBCの新作医療ドラマ「This Is Going To Hurt」のオリジナルサウンドトラックのスコアを手掛けています。



 

BBCで2月から放送されているこのテレビ番組は、NHS(イギリスの国民保険サービス)の最前線での生活を生々しく記録したドキュメンタリー風ドラマ。医療ドラマの先駆的な名作としては、アメリカの「ER(救急救命室)」がありますが、あの作品ほどシリアスな雰囲気ではないようです。しかし、そこに嘘偽りはなく、実際の医療現場の生活を克明に捉えた秀逸なドキュメンタリードラマといえるかもしれません。このBBCの新作ドラマショー、「This Is Going To Hurt」は、アダム・ケイのベストセラー書籍に基づいて、BBCが制作を手掛けました。このドラマシリーズは全世界で絶賛、ドラマ性とコメディー性をかけ合わせた秀逸な映像作品です。

 

このドラマ「This Is Going To Hurt」のオリジナル・サウンドトラックを手掛けたジャービス・コッカーは、スコアの制作過程において、ドラマの主要なシーンを入念に再生し、その後、ライブ録音を行い、フルバンド形式でこのサントラのオリジナルスコアを録音を行いました。

 

各エピソードには、ジャービス・コッカーによる歌詞付きの一曲が付属。ジャービス・コッカーはオリジナルスコア制作作業を円滑にするため、このドラマのスクリプトへの早期アクセスをBBCから許可されました。


今回のサウンドトラックは、フルソングとインストゥルメンタルの要素を一致させ、この医療ドラマの演出に一定のシリアスな効果を与えています。昨日から、このドラマのサウンドトラックがデジタル配信のみで解禁され、音源を聞くことが可能となりました。オリジナルスコアを手掛けたジャービス・コッカーは、以下のようにコメントしています。

 

「TIGTHのサウンドトラックには、NHS(国民保険サービス)への私達の愛の讃歌と呼ぶべき感慨が込められています」

 

また、今回のドラマ制作のリードディレクターを務めたルーシー・フォーブスは次のように述べています。

 

「ジャービス・コッカーの鋭い機智、鋭い観察感覚、そして、美しい心のこもったメロディーを書き上げる能力は、今回のドラマのシーンに上手くフィットしました。彼の音楽は、ショーのファブリックな雰囲気とすぐに絡み合い、全く新しいレベルへと引き上げています。NHSで働くことの憐れみ、痛み、そして、喜びの核心に迫っています。一連のプロジェクトにおいて、彼と共に仕事をすることは私たちにとって大きな特権で、彼なしでは”TIGTH”を想像することは出来ません」

 

 

・「This Is Going To Hurt」 OST 


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