ボブ・ディラン 「Subterranean Homesick Blues」の新バージョンMVを公開


 フォーク・ロックの巨人、ボブ・ディランが新たに公開したMVには錚々たる面々が彼の楽曲を引き立てようと参加しています。

 

 

アメリカン・ロックの体現者、ブルース・スプリングスティーン、ディレクターのジム・ジャームッシュ、「ベルリン天使の詩」で知られるヴィム・ベンダース、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー、ストーン・ローゼズのジョン・スクワイアといったアーティストたちが、昨日、5月6日に公開された「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」のボブ・ディランの象徴的な1965年のビデオの新バージョンの制作に参加しています。また、今回のミュージックビデオは、コロムビア・レコードと契約するアーティストとしての60年の歩みに合せて公開されました。 

 

 

 

オリジナルのクリップについては、D.A.Pennebakerの既に高い評価を受けているドキュメンタリーフィルム「Don’t Look Back」のオープニングシークエンスの一部であり、ディランが曲の歌詞を含む一連のキューカードを駆け巡るというもの。新しいビデオでは、これらのキューカードは前述のメンバーだけではなく、セイ・アダムス、ジュリアン・ハウス、浦沢直樹、そして、フランスのシンガーソングライター、フランソワ・カブレイなどのアーティストたちによって内容が再考されています。

 

新作ビデオは、コロムビアレコードが立ち上げたばかりの「Dylan 60」というWEBサイトでインスタグラム、スナップチャットのユーザーが、ディランのレイバンサングラスの仮想映像を捉えることが出来るARフィルムと連携して公開されました。また、これらの活動は、5月10日にオクラホマ州タルサに大規模なボブディラン・センターが開設されたことのお祝いとして行われています。

 

ボブディラン・センターには、世界で最も貴重な曲にまつわるディラン自身の手書きの直筆原稿、これまでに未発表であった音源、さらには未発表の映画におけるパフォーマンス。さらには、未展示の写真、ビジュアルアート、及び、世界で最も重要な文化的な人物としられるボブ・ディランの歩んできたキャリアの全貌を解き明かす貴重な展示物が、センター内で公開されています。


また、既に報告されている通り、ボブ・ディランは、今年の春から夏に掛けて、アメリカでライブツアーを敢行。5月28日から、ワシントン州スポケーンでツアーが開始される予定です。

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