アラニス・モリセット 音楽業界の女性蔑視を理由にロックの殿堂でのパフォーマンスを拒絶

 

Alanis Morisette

 カナダの有名シンガー、Alanis Morisette(アラニス・モリセット)が、音楽業界全体の女性蔑視を理由に、"The Rock Hall of Flame"(ロックの殿堂)でのパフォーマンスを急遽取りやめたことが判明した。

 

この式典は先週土曜、11月5日に開催され、カーリー・サイモンが新たに殿堂入りを果たす予定だった。ところが、カーリー・サイモンが出席できないため、主催者はオリビア・ロドリゴとアラニス・モリセットが彼女の名曲「You're So Vain」を代役としてデュエットすることを計画していた。


しかし、Alanis Morissetteはイベントへの参加を急遽取りやめ、この式典でOlivia Rodrigoが彼女なしで「You're So Vain」を演奏する結果となった。この動向は事前に予告されておらず、その後、アラニスは自身のInstagram Storiesに声明を投稿し、「見当違いのゴタゴタ」を先取りしたという。


公式の声明の中で、このライブのキャンセルについて、アラニス・モリセットは、カーリー・サイモンや他の女性が殿堂入りすることに対して抗議を示したかったわけではなくて、音楽業界そのものの家父長制的な性質に難点があることを指摘している。


「私は、包括的な女性差別が蔓延する業界で数十年を過ごしてきた。キャリアを通じて多くの見下しや無礼、削減、解雇、契約違反、不支持、搾取、心理的暴力(その他)を甘受してきた」と彼女は書いています。


「私はそれを甘んじて容認しました。なぜなら、私が気にかけ、共鳴する人々とつながることを止めるものは何もなかったからです」

 

「私は人々に奉仕し、人々とつながるために生きていますので、長年にわたって、そうするために数え切れないほど多くの場面でそのことを受け入れてきました。世界中のいかなる業界でも影響を受けないのは難しいですが、特にハリウッドは、私たち全員の中にある女性らしさを軽視している」と続けました。 


さらに、アラニス・モリセットは、"私の人生の中で、女性を減らすような環境で時間を過ごす必要はない "と確認しています。


「私は人生を通して、あらゆる性別の制作チームと数え切れないほどの素晴らしい経験を重ねてきました。とてもたくさん、そして、とても楽しいことを。多様な人たちがあるミッションのもとに集まったチームほど素晴らしいものはありません。私はこれからも、そうした善なる環境に居続けると思う」

 

アーティストの公式声明は以下の通りです。



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