Gweenno   エドリカ・ヒューズの詩に因んだニューシングル「War」をリリース

 


ウェールズのシンガーソングライター、Gweenno(グウェノ)は、近日発売予定のスタジオアルバム『Utopia』の二作目のシングル「War」を公開した。

 

「War」は長尺の映画のように詩にあわせてシーンが切り替わるシネマティックかつシアトリカルなポップソングだ。曲を聴くと、壮大なドキュメンタリーを観ているような気分になる。

 

「War」は、ウェールズのアーティストであり、そして、詩人でもあるエドリカ・ヒューズ(Vingt-Et-Un)が第二次世界大戦が始まった頃に書いた詩を取り上げ、それを再構築した。エドリカ・ヒューズはとくにアーティストとして有名で、パッチワークの魔術師と呼ばれている。


「このエドリカ・ヒューズの詩は長い間大好きだった。 彼女は芸術家、詩人であり、第二次世界大戦の始まりにこの詩を書いた。 この詩は、私たちが戦争というものを正常化し、時にはソファーから熱狂的な支持を得るようになった時期に、ずっと私の心に響いていました」とグウェノ。 


「彼女の詩は、破滅的な何かに向かって転がり落ちている現代社会において、本当に価値のあると思う。 この詩の言葉は、それが起こる前のほんのわずかな時間、つまり、配慮し、警戒し、意識するチャンスを私に思い出させてくれる。 それは彼女の文章の優雅さであり、冷静さであり、知恵なのです」


さらにグウェノは、秋のUKツアーと、アルバム・リリースを記念した1週間のインストア・ライヴの開催を発表した。インストア・ライヴでは、グウェノは近々リリースされる3ヶ国語アルバム『ユートピア』からの曲をピアノ・ソロ・セットで披露する。 当日は、これらの曲に加え、彼女の前作『Y Dydd Olaf』、『Le Kov』、『Tresor』から厳選された名曲も披露される。

 

ニューアルバム『Utopia』は7月11日にHeavenly Recordings(PIAS)から発売される。ニューアルバムにはケイト・ルボン、H・ホークラインと注目のシンガーが参加している。


Gwennoは前作アルバム『Tresor』でイギリス圏の最優秀アルバムを表彰するマーキュリー賞にノミネートされた。(レビューを読む)


「War」