日本のヘヴィ・ロックの大御所、Boris、Bandcamp Fridayに合わせて新作アルバム『Fade』を発売

 

Boris


記念すべき結成30周年を迎える日本のヘヴィー・ロックの大御所、Borisは、周知の通り、一定のジャンルにこだわることなく、メタルからノイズ、サイケ、ストーナーロックに至るまで、幅広い音楽性のアプローチを選んできました。このあたりの事情が、このバンドを未だにジャンルという概念ではくくることのできない、個性的であり無比の存在として世界で広く敬愛される理由でもあるのです。

 

Borisは、2022年に入り、すでに2作のアルバム、『W』、『Heavy Rocks』をリリースしていますが、先週金曜日(12月2日)に3作目となる『Fade』を発売しました。ドローンにインスパイアされたという『fade』は、今年最後のBandcamp Fridayに合わせてリリースされ、世界的に話題を呼んでいます。

 

さらにアルバム・オープニングの「prologue sansaro」のビデオをご試聴することが出来ます。


Borisは、『fade』を30年のキャリアの中でどのような位置づけのアルバムとして制作したのかについて、「ロックや音楽全般の概念に縛られることなく、むしろボリスの混沌とした時代に突入した世界が前に進むためのドキュメンタリーとも言える」と語っています。以下、彼らのコメントです。

 

「パンデミック後の現在に突入する。無秩序と不安に包まれた世界の記憶は、すでにノスタルジーの感情をもたらしている。社会から切り離された一人ひとりが、再びひとつになる。


その原風景のような無秩序の中で、あなたは恐れを抱きましたか?居眠りをしていたのか?あるいは極限状態の中で、孤独に安らぎさえ覚えただろうか。


その無秩序の中で、自分と目が合ったのか、それともそんな瞬間はなかったのか。


今、轟音に包まれ、全身を撫でられながら、目覚めへと向かう。


朝が来る」

 

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