シカゴのヘヴィー・ロックバンド、The Smashing Pumpkins(スマッシング・パンプキンズ)は、ニュー・アルバム『ATUM: A Rock Opera In Three Acts』の第二弾『Act Ⅱ』をリリースしました。この作品は、壮大なロックオペラの第二幕に位置づけられている。昨年11月に、バンドはその第1幕『Act Ⅰ』を公開しました。また、同じ月に公開された先行シングル「Beguiled 」は、本日リリースされるATUMの第2幕に収録されており、他に10曲の新曲が含まれています。
この三部作のロック・オペラ『ATUM』はまた、ヘヴィーロックバンドの全盛期に発表された90年代の『Mellon Collie And The Infinite Saddness(邦題:メランコリーと終わりなき悲しみ)』の三部作の一つとして構想されています。この全盛期の時代、スマッシング・パンプキンズは、オリジナル・メンバーで来日し武道館公演を行っている。(伝説的なロック・コンサート『Live At Budokan』のライブ映像はこちらからご視聴できます。)
その後、2000年の『Machina/The Machines Of God』を発表した後の時代から、このバンドの紅一点でありオリジナルベーシストとして活躍したダーシー・レッキーが脱退した後、スマッシング・パンプキンズは長い低迷期を迎える。さらにギタリストの日系人であるJames Ihara(通称: ジェームス・イハ)も一度はバンドを離れてしまったが、近年このバンドに復帰している。スマッシング・パンプキンズは、その後、メジャーデビュー以前のような小規模のライブ活動に戻っていましたが、ようやく2020年の『Cyr』で復活の兆しをみせつつあり、以前のスマパンらしいヘヴィ・ロック・サウンドを呼び覚まそうとしています。
イタリア/ミラノのロックバンド、Måneskin(マネスキン)は今週の木曜日、米国の人気トーク番組”The Tonight Show” Starring Jimmy Fallon"に出演し、この曲のコラボレーターであるRage Against The Machineのトム・モレロと「Gossip」を初めてライブで共演しました。バンドは司会のジミー・ファロンとThe Rolling Stonesのオープニングやローマでバスキングをしていた頃の話をしています。ライブ・パフォーマンスとインタビュー映像共に以下よりご覧下さい。
先々週、マネスキンは、世界デビュー作となる『Rush!』をリリース。この発売記念を兼ねたspotify主催のレセプション・パーティーをローマの宮殿、Palazzo Brancaccio(パラッツォ・ブランカッチョ)で開催しました。このリリース・イベントには、グッチの元ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレも同席し、バンドのメンバーは、それぞれ白いフォーマルな礼服に身を包み、会場でライブ・パフォーマンスを行っています。一方のトム・モレロは、昨年までRage Against The Machineのギタリストとして帯同し、大規模なライブ・ツアーを開催していましたが、ボーカルのザック・デ・ラ・ロッチャの体調不良により以降のライブがキャンセルされています。
ポール・マッカートニーは、ビートルズ全盛期に35mmフィルムで撮影した写真を、『1964』という本の中で特集する予定です。「1964: Eyes of the Storm」と題されたビートルズ・ファンお待ちかねの新刊書籍が出版されます。
6月13日にLiveright社から発売される『1964: Eyes of the Storm』は、マッカートニーが1963年末から1964年初めにかけて撮影した275枚の写真を収録。これは、ちょうどビートルズが米国で大流行した時期でした。リバプール、ロンドン、パリ、ニューヨーク、ワシントンDC、マイアミで撮影された写真は、ポール、ジョン、ジョージ、リンゴが自分たちが嵐の目のなかにあることに気づいた「パンデモニウム」を伝えています。
『1964: Eyes of the Storm』には、ポール・マッカートニーによる序文と、ハーバード大学の歴史学者でニューヨーカーのエッセイストであるジル・レポアによる紹介文「Beatleland」が収録されています。本の予告編は以下からご覧いただけます。
さらに、ポール・マッカートニーの娘メアリー・マッカートニーは、世界で最も有名な音楽的ランドマークのひとつであるアビーロード・スタジオについての新しいドキュメンタリー『If These Walls Could Sing』で、その歴史を掘り下げています。また、元ビートルズは、最近、カントリーアイコンのドリー・パートンと組んで、ロックのカバーアルバム『Rock Star』を発表しています。
国内最大級の音楽フェスティバル、Summer Sonic 2023のヘッドライナーが本日公表され、英国のブリット・ポップの立役者、「Song 2」などの名曲で名高いブラーがこの大役を任されることが決まった。
2009年の再結成以降も世界各国のフェスティバルへのヘッドライン出演や、デビュー21周年を記念するボックス・セット『ブラー21』の発売、またキャリアの全てを網羅したドキュメンタリー映画『ノー・ディスタンス・レフト・トゥ・ラン』の公開、2012年にはハイド・パークでソールド・アウト公演を行い、ロンドン・オリンピックの閉会式に参加するなど、その凄まじい存在感をシーンに見せ続けている。 2014年には、約10年振りとなる来日公演が行われ、即日ソールド・アウト。その後『ザ・マジック・ウィップ』(2015年)を発売してロンドンのハイド・パークで公演を行った。 バンドは再びSummer Sonic 2023で約9年ぶりに日本へ戻ってくる。
王道のハード・ロック・サウンドはもちろん、「I WANNA BE YOUR SLAVE」、そして、フォー・シーズンズの「BEGGIN'」を始めとするポピュラーなアンセム・ソングを聴くと分かる通り、彼らのサウンドアプローチは前作よりも広がりをみせています。「I WANNA BE YOUR SLAVE」のリミックスで歌っているイギー・ポップ、Rage Against The Machineのギタリスト、Tom Morello(トム・モレロ)は『RUSH』の最新シングル「GOSSIP」でフィーチャリングしている。
ザ・ナショナルは、事前に予告していた通り、9枚目のスタジオ・アルバム『First Two Pages of Frankenstein』を2023年4月28日に4ADからリリースすることを発表しました。
『First Two Pages of Frankenstein』は、バンドの愛するディスコグラフィーにおける新たな章を告げる作品です。 11曲入りのこのアルバムは、ニューヨーク北部のLong Pond StudiosでThe Nationalが制作し、Taylor Swift、Phoebe Bridgers、Sufjan Stevensがゲスト参加した。
前2作のアルバムをリリースし、数年にわたるツアーで多忙を極めた後に発売される『First Two Pages of Frankenstein』について、ザ・ナショナルのリードシンガーのマット・バーニンガーは、「歌詞やメロディーが全く思いつかない暗い状況を乗り切る間、当初停滞した状態にありました。 レコードを作るときはいつも不安だったけれど、このとき初めて、物事が本当に終わってしまったかもしれないと感じたんだ」と語る。
『First Two Pages of Frankenstein』は、グループのケミストリー、エレガントな音楽性と特異な衝動をこの作品群に盛り込んでいる。新作に収録される「 Grease in Your Hair」や「Ice Machines」といった楽曲は、レコーディング前に22年にロード・テストが行われており、バンドはリアルタイムで素材を磨き上げた(Bon IverのJustin Vernonが参加した別の楽曲「Weird Goodbyes」は、昨年8月に単体でリリースされた)。 「このアルバムのパワーは、意図的な音楽の構成と多くの偶然の魔法が出会ったことにある」とアーロン・デスナーは言う。
1999年にニューヨークで結成されたザ・ナショナルは、The Billboard 200に5枚のトップ10アルバムを送り込み、さらに、2017年の『Sleep Well Beast』はグラミー賞のベスト・オルタナティブ・アルバムを獲得している。
The National 『First Two Pages of Frankenstein』
Label: 4AD
Release Date: 2023年4月28日
Tracklist:
1. Once Upon A Poolside (feat. Sufjan Stevens) 2. Eucalyptus 3. New Order T-Shirt 4. This Isn’t Helping (feat. Phoebe Bridgers) 5. Tropic Morning News 6. Alien 7. The Alcott (feat. Taylor Swift) 8. Grease in Your Hair 9. Ice Machines 10. Your Mind Is Not Your Friend (feat. Phoebe Bridgers) 11. Send for Me
Noel Gallagher's High Flying Birdsは、ニューアルバム『Council Skies』をSour Mash Recordsより6月2日にリリースすることを発表しました。また、この告知と同時に、セカンド・シングル「Easy Now」のビデオも公開された。Colin Solal Cardoが監督を務め、ノエル・ギャラガーとHouse of the Dragonの女優Milly Alcock(ミリー・アルコック)が出演しています。ミュージック・ビデオは以下よりご覧ください。
彼らは、先週末、Rage Against The MachineのTom Morelloをフィーチャーした最新シングル「Gossip」のビデオを公開しました。シングルリリースから少し時間を置いて公開されています。このユニークなミュージック・ビデオでは、ガラスの箱の中で、人々が衝撃と恐怖と嫌悪感で見守る中、グループが演奏する様子が映し出されています。しかし、Måneskinのエネルギッシュで無謀なパフォーマンスが、人々をファンに変えるのに時間はかからず、警備員扮するTom Morelloの見事なギターソロのおかげで、ビデオは素晴らしいパーティーで終わります。
Rolling Stoneのインタビューでこの曲について、ボーカルのDamiano Davidはこう語っています。「"ゴシップ "という言葉にはたくさんの意味があるけれど、今の社会が直面している問題の多くを要約していると思うから、タイトルに選んだ」
ブロック・パーティーのヴォーカルとしても知られるケリー・オケレケのソロ・プロジェクト、Keleは、3月24日にKOLA Records / !K7からリリースされるニュー・アルバム「The Flames Pt.2」に先駆けて、最新シングル「True Love Knows No Death」をリリースしました。
The Wavesのように、このレコードの音はすべて私のエレクトリック・ギターで作られていることが重要でした。このパラメーターの中でレコードを書き、レコーディングすることで、ループしたアンビエントのテクスチャーからもろいドラムマシンのリズムまで、ミュージシャンとしてより創造的になることを強いられた。それはすべて僕のギターとループ・ペダルで作られていて、そうやって演奏されるんだ。
新曲「True Love Knows No Death」は以下よりお聴きください。アルバムのプレ・セーブはこちら。
John Cale(ジョン・ケール、Velvet Undergroundのメンバーとしても知られる)がニュー・シングル「Noise of You」で次作アルバム『MERCY』を予告しています。昨年の「Night Crawling」と「Story of Blood」(Weyes Bloodをフィーチャー)に続き、この新曲には、Pepi Ginsbergが監督し、ニューヨーク周辺で撮影されたビデオが付いています。以下、ご視聴ください。
ジョンがラブソングと表現するこの「NOISE OF YOU」のビデオで彼の芸術へのアプローチを反映させたいと思った。ジョンの肖像を「動く」ものにすることを目標に立て、ジョンの人生のイメージと映像を彼がかつて住んでいたニューヨークの上にマッピングし、過去と現在の間の会話を作り出そうとした。遠く、時には不協和な声が、空間と時間の隔たりを超越し、独自の愛の言語を物語ることが可能となる方法を模索しているんだ。
Radioheadのドラマー、Philip Selway(フィリップ・セルウェイ)が、次作アルバム『Strange Dance』からの最新シングル「Picking Up Pieces」のPVを公開しました。この曲は、「Check for Signs of Life」に続く、William Williamson監督とのコラボレーション・ビデオ第2弾となっています。
”「Picking Up Pieces」は、私たちが若い頃に行う仮面化について歌った曲です。"アイデンティティの感覚が揺らいだり、成績を上げることに不安を感じたり、人生が空回りしているように感じたりする時期だけど、それをみんなから隠そうとするんだ"。
U2は、アイルランドの祝日、聖パトリックの日(3月17日)に合わせて、ニュー・アルバム『Songs of Surrender』をリリースすると発表しました。
バンドは、今度のコレクションで、バック・カタログから40曲を厳選して収録している。このアルバムのタイトルは、昨年、ボノが発表した回顧録に深いかかわりを持っている。文学の回顧録として「Story of Surrender」が、さらに、「Songs Of Surrender」は音楽の回顧録として機能する。
「ロック・ダウンの間、U2の40曲を”Songs of Surrender”のコレクションのために再構築することができたので、この回顧録を書きながら、それらの曲の中に再び住機会を与えてくれた。また、以前から気になっていたことを解決することもできたよ。いくつかの曲の歌詞は、ずっと書きかけであるように感じていた。今なら書ける。(と思うよ)」
『Songs of Surrender』予告編としてU2の新バージョンの「Beautiful Day」、そして最初のシングルとなるとなる「Pride (In The Name Of Love)」の再構築バージョンも公開されています。合わせて以下よりご覧ください。。
Spoon
テキサス/オースティンのロックバンド、Spoonは、デヴィッド・ボウイの最後のアルバム『ブラック・スター』のエンディング曲「I Can't Give Everything Away」のカヴァーを公開し、この偉大なロックシンガーの誕生75周年を祝福している。ストリーミング視聴はこちらからどうぞ。
今回のカバーソングについて、スプーンのブリット・ダニエルは声明を通じて述べている。「”I Can't Give Everything Away”」は、キーボーディストのアレックス・フィシェルと私が2016年にメキシコ・シティでのアコースティックとピアノのライヴのために覚えて以来、ずっと演奏し続けている曲なんだ。とにかく素晴らしい曲で、ボウイの最後のアルバム、そして最後の曲として相応しい。このカバー・バージョンは、2021年12月にライヴでレコーディングを行った」
このカバーソングは、1月8日のボウイの75歳の誕生日を記念するAmazon Musicの1ヶ月間の[RE]DISCOVERキャンペーンの一環として公開された。デヴィッド・ボウイはこの最後のアルバムを2016年1月8日にリリースした後、69歳の誕生日の2日後、1月10日に死去している。また、昨年、Spoonはオリジナル・アルバム『Lucifer On The Sofa」をMatadorからリリースしている。
「生きれば生きるほど、経験すればするほど、そして、毎日たくさんの人に美辞麗句に塗れるほどに、自分が何も知らないことに気づかされる。何もかも! 厳密な知性化と思っていたことは、結局、どこにも行き着かなかった。もはや降参し、このままで行こうと思うこともある。とにかく、物事が丸く収まりつつある。昔の自分なら、ファンクこそ、真の音楽のジャンルと主張したはずだ。そして今、ここに、We Are Scientistsの最もファンキーな曲が誕生したんだ!」
昨年、ガブリエルはイーノがキュレーションしたアースデイのチャリティ・アルバムに参加し、トリビュート・コンピレーションのためにレナード・コーエンの「Here It Is」をカヴァーしています。
ニューヨーク・ブルックリンを拠点とするCraig Finn(クレイグ・フィン)率いる6人組のロックンロール・バンド、The Hold Steady(ザ・ホールド・ステディ)が、3月31日にリリースする『The Price Of Progress』に先立ち、ニューシングル「Sideway Skull」を発表しました。
アーティスト紹介では、Thin LizzyやAC/DCが引き合いに出されることもあるザ・ホールド・ステディー。それらのバンドに負けず劣らず、彼らはエッジの利いたロックンロールを奏でる。ときに繰り出されるメロディアスなツインリード・ギター、そして、おしゃれなピアノ・アレンジも魅力。今回のシングルは、The Rolling StonesやThin Lizzyのファンは聞き逃せません。
10曲収録のニューアルバム『The Price Of Progress』は、バンドの自主レーベル”Positive Jams”からリリースされ、ザ・ホールド・ステディの結成20周年とほぼ同時期に発売される予定です。
このたび発表されたニューシングル「Sideways Skull」は、バンドの2022年のライヴで何度か演奏されており、昨年末のBrooklyn Bowlでのレジデンスでも2度演奏されている。『The Price of Progress』に関しては、ホールド・ステディの2021年のアルバム『Open Door Policy』も手掛けたボニー・ライト・ホースマンのジョシュ・カウフマンがプロデュースを担当した。