David Byrne クリスマス・ソング「The Fat Man's Comin’」を発表

David Byrne ©︎Julia Drummond


元Taking Headsのメンバー、David Byrne(デヴィッド・バーン)は、金曜日にBandcampでリリースしたばかりの「The Fat Man's Comin'」について、「私はかねてからホリデーソングを書きたいと思っていたんだ」と書いている。「サンタクロースの訪問は、宗教やスピリチュアルな出来事というよりも、より世俗的な消費者の瞬間として進化してきたように思えるからだ」

 

バーンは、この曲の広範囲にわたるオーケストラのアレンジを担当したジェレク・ビショフとの共同プロデュースを行った。

 

この曲は、バーンによると、セント・ヴィンセントと一緒に彼のアルバムに取り組んでいた頃に制作され、長いあいだお蔵入りとなっていた、いうなれば、ちょっとした「迷作」なのだそうだ。

 

この曲は、普通のホリデーソングとは明らかに異なっている。幸福感が抑えられているものの、一筋縄ではいかないユニークさ、シュールさが込められているのは、いかにもバーンらしい曲といえる。つまり、これは、「毛皮で縁取られた襟を持つファンキーな男」に捧げる、「古風で不気味な」ネオクラシカルな頌歌となっている。この曲のダウンロードによる収益は、バーンが運営する非営利のオンライン・ニュースマガジン「Reasons To Be Cheerful」に寄付されます。


このホリデー・ソングについて、デイヴィッド・バーンは次のように語っています。


「この曲の基礎は、数年前にセント・ヴィンセントと行ったコラボレーションと同時に書かれたものかもしれないと思うのですが、なぜかサンタ現象を文字通りにとらえたものが出てきてしまったのです。

 

ちょっと変わった服装の太った男が、人の家に侵入して謎の荷物を置いていく、というストーリーは、アニーと僕には合わなかった。オーケストラのアレンジとレコーディングは、以前から一緒に仕事をしていたジェレクにお願いしました。昔の「テディベア・ピクニック」という曲も参考にしたのかもしれません。

 

当時は、この曲を寄付を募るための手段として使おうと思ったのですが、この曲に注目してもらうためには、ビジュアルが必要かもしれないと思い、絵コンテを描いたのですが、結局、お蔵入りになってしまいました。でも、”Reasons To Be Cheerful”の1年を祝うために、この曲を復活させ、絵コンテを見ながら、どんなビデオになったか想像してもらうのもいいかもしれないね」


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