【ニュース】EASTEAST | EASTEAST TOKYO 2025 科学技術館 全プログラム、オフサイトプログラム、 オリジナルグッズ発表



 このたび「EASTEAST_TOKYO 2025」を11月8日(土)~10日(月)にかけて開催いたします。今秋、2年ぶりの開催となる第3回では、初参加となる13の国内ギャラリー/スペースに加え、海外からは3つのギャラリーを招聘。


 総勢26の出展者による展示に加え、キュレーターにJACKSON kakiとnon-syntaxを迎え、ビデオ、サウンド、パフォーマンスアートを発表するプロジェクト「EE_V/S/P Program」、身体を通じて人間の存在や関係性を探るパフォーマンスプラットフォーム「Stilllive(スティルライブ)」によるパフォーマンス、参加者の交流の場としての「EE_Kitchen & Bar(キッチン&バー)」、アートや文化に携わる多様な立場の人々が集まり、現場の実践から見えてくる課題について意見を交わすトークやビューイングプログラムを開催いたします。


 会場を科学技術館に隣接する北の丸公園第一駐車場へと拡大し、「EE_Park」と題して、東京や能登、アジア各地で生まれるローカルな文脈に根ざした新たなアートの実践を紹介する展示を開催します。 


 本展では、GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAEによる「獸(第3章 / EDGE)」、アーティストコレクティブGCmagazineによるインスタレーション、そしてアジアにおける公共性の可能性を探る「tea-common(s)」など、多彩なプログラムをラインアップし、「獸(第3章 / EDGE)」を除き入場無料でお楽しみいただけます。



▪️GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE「獸(第 3 章 / EDGE)」



 都市と青年をテーマに制作を続けるアーティスト GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE によるアートプロジェクト「獸(第3章 / EDGE)」を開催します。


 7年にわたり展開する「獸」シリーズは、黒い獸を主人公に “都市と人間の境界” を描く長編プロジェクトです。本展はその第4回目にあたり、シリーズ最大規模のインスタレーションとして展開されます。


 舞台となるのは、アーティスト自身が少年時代を過ごした多摩川の河川敷。金色に揺れるススキ、風にきらめく水面、午後の光に包まれた郊外の記憶──。


 会場には、約6万本のススキと全長15メートルの人工の土手による壮大なインスタレーション空間が出現します。サブタイトル「EDGE」は、生と死、現実と幻想、都市と自然──あらゆる境界(エッジ)に立つ人間の姿を示しています。GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE は、未成熟な衝動と都市に刻まれた “裂け目” を通して、人間存在の根源に迫ります。


 会場では、映像作家・太郎による映画的手法を用いた映像作品の上映や、様々なアーティストによる連続的なパフォーマンスなど、ジャンルを越境する表現が展開されます。


「獸」は、郊外に生きる青年たちの「記憶と衝動」を、現代の都市神話として体験する試みです。風景の〈裂け目〉から、新しい物語が立ち上がります。


▪️GCmagazine「TURN OFF THE 5 PARADIGM LIGHTS」




 若手を中心としたアーティストコレクティブ GCmagazineは、写真表現に内在する規範や「決定的瞬間」の神話性に批評的にアプローチする作品を展開しています。GCmagazineによるインスタレーション 「TURN OFF THE 5 PARADIGM LIGHTS」を展示いたします。


 本作は、真夏の鈴鹿サーキットを手押しで一周するパフォーマンスと、その過程を記録した映像・写真を軸に構成。パフォーマンス中に撮影された写真でラッピングされた車両と、カラーチャート機能を持つ特製レーシングスーツを用いて、「写真における過程や労働の価値」を問いかけます。


 会期初日には、実際に車両を手押ししながら搬入するパフォーマンスも実施予定。写真を単なる視覚表現にとどめず、身体性や行為、展示形式にまで拡張する、GCmagazineならではの先駆的なアプローチです。

※本企画は状況により内容が変更となる場合がございます。事前のお知らせが難しい場合もございますので、予めご了承ください。


・tea-common(s)

ーー「tea-common(s)」では、駐車場エリア一帯を即興的に立ち上がった汎アジア的な公共空間に見立て、アジアにおける“公共性”の可能性を探ります。公共性という概念や、アジアという括り自体が西洋由来である前提に立ち、「お茶を飲みながら話すこと」の持つ公共性をヒントに、リラックスしながら交流できる空間を目指します。ーー


・tea-common(s) 

ーー富士山の麓・6棟の家を拠点にアーティストが自治・運営するレジデンス「6okken」は、アジアのコレクティブリサーチを続けてきました。本会期中には、アジア各地からゲストを招き、公開会議を行います。被災地支援を行うbeatfic experimentは、能登のコミュニティFMを視聴できるラジオモニュメントを空間の中心に設置。周囲では橋本ロマンス「熊能」など、いくつかのパフォーマンスも予定されています。


また、お茶飲みエリアの黒板は色分けされたテントに対応しており、来場者が話したいトピックや開催したいワークショップを書き込むことができ、主体的に空間、そして未来の連帯づくりに参加できる仕掛けも用意します。 


また、お茶飲みエリアの黒板は色分けされたテントと対応しており、来場者が話したいトピックや開催したいワークショップを書き込むことができ、主体的に空間、そして未来の連帯づくりに参加できる仕掛けも用意します。ーー


 さらに、科学技術館でのプログラムのほか、渋谷パルコ アートウォール、 BLOCK HOUSE(原宿)など都内各所にて、オフサイトプログラムを開催。


 科学技術館でのプログラムに加え、BLOCK HOUSE(原宿)や渋谷パルコ アートウォールなど、都内各所でも連携企画を展開いたします。それぞれの街に根付くコミュニティやカルチャーの空気感、表情の違いを体感できるようなプログラムを通して、東京という都市がもつ多層的でローカルな魅力を紹介します。


▪️ROAD TO NOTO 仮( )-karikakko-×SIDE CORE



 金沢21世紀美術館で開催中のSIDE CORE個展「Living road, Living space」と連動し、 渋谷パルコ アートウォールにてアーティストユニット「仮 ( )-karikakko」による作品を展示します。

 

 本作は能登半島の景色を東京へと繋ぐことをテーマに、震災瓦礫の仮置き場を撮影した写真に彼らの言葉を重ねたもの。映る瓦礫は地震で崩壊した家々の木材であり、彼らはそれを集め燃料とし、珠洲市唯一の銭湯「海浜あみだ湯」を運営しています。

 

 アートを「生きるための知恵」として実践する彼らの姿勢は、土地の記憶と生活をつなぐ道そのものを示しています。


▪️EE_Offsite: BLOCK HOUSE


 メイン会場(科学技術館)外の連携企画として、東京の文化を発信する複合型スペース「BLOCK HOUSE」をフィーチャーしたオフサイトプログラムを開催します。


 BLOCK HOUSEは、東京・神宮前に位置する5フロアからなるスペースで、ファッションストア、ギャラリー、レストラン、茶室までが共存するユニークな空間です。2012年の完成以来、展覧会やライブパフォーマンス、ファッションの展示会など多彩なイベントが開催され、ジャンルや業界、組織や集団、 人種や年齢の枠を超えて、東京の明日の文化を生み出す場として機能してきました。


 本プログラムでは、2階「HARUKAITO by ISLAND」での展示に加え、1階「THE PLUG」と4階 のスペースでも、EASTEAST_TOKYO 2025の開催にあわせた特別展示を開催いたします。


▪️HARUKAITO by ISLAND「楽しくなってきた It’ s Getting Fun!」


 BLOCK HOUSE2階に位置するギャラリー「HARUKAITO by ISLAND」では、2025年10月25日(土)から11月23日(日)まで伊藤桂司の個展「楽しくなってきた It’ s Getting Fun!」が開催されます。BLOCK HOUSE全館で同時多発的に展開されるEASTEAST_TOKYO 2025 のオフサイトプログラムとあわせてぜひご覧ください。


 伊藤は1980 年代に伝説的な雑誌『JAM / HEAVEN』でデビューした後、音楽、雑誌、広告、書籍、 映像など多岐にわたるアートディレクションやグラフィックワークを手がける傍ら、「CLOSE UP of JAPAN 展」(サンパウロ美術館)、「四次元を探しに——ダリから現代へ」(諸橋近代美術館)、「VERDE COSMICO」(PARCEL)、「TRANQUILO」(Gallery Trax)など国内外の展覧会で作品を発表し、好評を博してきました。本展では、近年伊藤が取り組むペインティングシリーズの新作が発表されます。


※詳細はHARUKAITO by ISLANDウェブサイト、Instagramよりご覧ください。


▪️c/o(シー・オー)


 EASTEAST_TOKYO 2025の開催に際して、三井不動産とThe 5th Floorのコラボレーションに よる企画展が、東京ミッドタウン日比谷の地下アーケードにて開催されます。The 5th Floorは現代アートの「キュレーション」を中心に活動するアートスペースで、若手世代を中心に展覧会制作やその他キュレーションの定義を拡張するような活動を行なっています。

 

 そのような活動の一環として、The 5th Floor では昨年から、若手キュレーター向けの教育プログラム「Pre-Curatorial」を始動。同プログラムは、グローバルなアートシーンの現在地やキュレーション実践のリアリティを共有する目的で開催さ れました。

 

本展はこの「Pre-Curatorial」第1弾の参加者3名のキュレーションによる特別展となります。

*「Pre-Curatorial」はTaguchi Art Collectionの協賛により開催されました。


▪️EASTEAST_ オリジナルグッズ







 EASTEAST_TOKYO 2025の開催にあわせ、オリジナルグッズの制作・販売が決定しました。ラインナップは、トートバッグ、ロングスリーブTシャツ、キャップ、缶バッジ、ステッカーを予定しています。


※掲載写真はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。



【開催概要】


名称:EASTEAST_TOKYO 2025

会場:科学技術館(東京・北の丸公園内 | 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2番1号)

   ※ほか都内各所で関連イベントを開催。詳細は後日発表。


会期:2025年11月8日(土)- 10日(月)

   ※プレビューは11月7日(金)(招待者と報道関係者のみ)


開催時間:11月8日(土)12:00–19:00

     11月9日(日)12:00–19:00

     11月10日(月)12:00–17:00

                  ※最終入場は閉場の1時間前まで


チケット:[1日券]一般 2,000円/23歳以下 1,000円

     [3日通し券]一般 5,000円/23歳以下 2,500円

     ArtStickerにて9月12日(金)10:00〜販売開始

詳細:  https://artsticker.app/events/93326


助成:令和7年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業

主催:EASTEAST_実行委員会

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