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イギリスやアメリカを中心に活動するシンガーソングライター、Gwenno(グウェノ)が本日、新作アルバムのタイトル曲「Utopia」のリミックスを公開した。シングルのアートワークは日本語のカタカナが使用された。今回、リミックスを手掛けたのは、コーネリアス(小山田圭吾)である。
『Utopia』は7月にヘヴンリー・レコーディングスよりリリースされ、絶賛を浴びている。今作にはゲストミュージシャンとして、 H.ホークライン、ケイト・ルボンも参加している。
日本のプロデューサー/音楽の天才は、この曲をカーディフからラスベガス経由で星明かりの東京の超高層ピアノバーへと運ぶ。その結果、生みだされたのは、純粋なユートピア的ポップの天国——生命そのものへの壮大なオーケストラ・ラブソングだ。
グウェノはリミックスについて述べている。
「コーネリアスは2000年代に青春を過ごした者にとって、音楽界における巨大な存在です。彼が『ユートピア』のリミックスを引き受けてくれた時は、本当に嬉しくてたまらなかった。
彼は楽曲の音楽性を高めただけでなく、21世紀の幕開けに漂っていたあの超現実的な華やかさ——まさに『ユートピア』が表現する世界観——をさらに深めてくれたのです。 これは2025年のラスベガスと東京が完璧に融合した音楽的な結婚だと捉えています」
コーネリアスのコメント。
「数ヶ月前、グウェノがSNSでリミックス依頼をくれた。当時は彼女の音楽を知らなかったが、聴いてみるとまさに私の好みにぴったりだった。サイケデリックな雰囲気で、クラウトロックやセルジュ・ゲンズブールの編曲家ジャン=クロード・ヴァニエを思わせるプロダクション。自然な澄んだ歌声とウェールズ出身という背景にも惹かれました」
「そんな音楽を作るアーティストが、遠く離れた日本で活動している私の音楽に興味を持ってくれたことを心から嬉しく思い、喜んで引き受けました。私の『Utopia』リミックスでは、1950年代のエスキベルやマーティン・デニーのエキゾチカを現代風にアップデートした、エレガントなサウンドを目指しました。ぜひお楽しみください」
グウェノは今後、イギリスツアーを予定している。前作アルバム『Tresor』はマーキュリー賞にノミネートされた。(レビューを読む)
最新作では、ラスベガスに製作拠点を移し、映画的なポップソング集を完成させた。
▪️NEW ALBUM REVIEW: GWENNO 『UTOPIA』
Gwenno「Utopia」-Cornelius Remix
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Label: Heavenly Recordings
Release: 2025年10月7日
Tracklist:
1.Utopia - Cornelius Remix
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