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Cootie Catcherは、トロントのインディーポップシーンに触発されたサウンドを特徴としながらも、エレクトロニックのサウンド処理、ドライブ感のあるドラムや意外性のある展開など、同地のニューウェイブを象徴する楽曲を制作している。収穫したてのレモンのような新鮮味と酸味にあふれるクーティ・キャッチャーの音楽は、次年代のインディーズ音楽の登場をなんとなく予感させる。Alvvays,The Bethのポスト世代のバンドとして、ぜひチェックしておきたいところだ。なお、米国のメディア、Stereogumがベスト新人アーティストに特集している。新人発掘に余念がないCarpark Recordsの象徴的なグループが登場したといえるかもしれない。
Cootie Catcher(クーティ・キャッチャー)は、ニューアルバム『Something We All Got』を発表した。先日、バンドは新曲「Gingham Dress」を発表し、Carparkと契約を結んだばかり。新作は同レーベルより来年2月に発売される。リードシングル「Straight Drop」が配信中だ。
音楽シーンは一回りした後、次なるステップに差し掛かろうとしている。クーティ・キャッチャーの音楽を聴くと、インディーロックはまだまだ進化していると実感する。トロントを拠点とするこの4人組は、脆弱さと奔放な興奮の両方を放ち、ツイーポップの心を開いた優しさを、渦巻くシンセと浮き立つようなエレクトロニクスでハイパーチャージしたサウンドを生み出している。『Something We All Got』は、甘さ、緊張感、期待感に満ちた曲が無防備に輝きを放つ、クティキャッチャーのビジョンをこれまでで最も明確かつ鮮やかに表現した作品だ。
「Straight Drop」についてボーカル兼ベーシストのアニタ・ファウルは説明する。「この曲は、『間違った』場所で弱さを見せてしまうことへの苛立ちから生まれました」また、ファウルは続けている。「バスに乗っている時なら見知らぬ人の前で思い切り泣くことができるのに親しい人の前では口を閉ざしてしまうんです。それは、ライブパフォーマンスでの私の経験とよく似ています。直接会うととても不安になるのに、ステージに立つとたくさん表現できるのです」
「Straight Drop」
Cootie Catcher 『Something We All Got』
1. Loiter for the love of it
2. Lyfestyle
3. Straight drop
4. From here to Halifax
5. No biggie
6. Rhymes with rest
7. Quarter note rock
8. Take me for granted
9. Wrong choice
10. Gingham dress
11. Puzzle pop
12. Stick figure
13. Going places
14. Pirouette






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