Nduduzo Makhathini、新作アルバム『uNomkhubulwane』の制作を発表  6月7日にブルーノートから発売

 

©Blue Note
 

南アフリカのピアニスト/作曲家/ヒーラー/哲学者であるNduduzo Makhathini(ンドゥドゥゾ・マカティーニ)が3枚目のアルバム『Unomkhubulwane-ノムクブルワネ』を6月7日にBlu Noteからリリースする。前作『In The Spirit Of NTU』の発売後、アーティストは韓国をツアーし、ライブを敢行した。このアルバムは週末の注目作として当サイトでご紹介しています。

 

マカティーニの音楽は、ミニマリズムのピアノを中心に構成されるが、その根底には奇妙な癒やしがある。ピアニストの演奏は、エヴァンスのように繊細さと力強さの双方を兼ね備えている。彼のピアノの演奏には古典的なジャズの気品とスピリチュアル・ジャズの飽くなき冒険心が混在している。

 

ブルーノートいわく、”超越的な3楽章からなる”組曲『Unomkhubulwane-ノムクブルワネ』は、彼のアフリカのルーツを辿る内容となっている。ズールー族の女神ウノムクブルワネにオマージュを捧げ、アフリカの悲劇的な抑圧の歴史を探求している。ベーシストのズヴェラケ・ドゥマ・ベル・ル・ペレとドラマーのフランシスコ・メラとのトリオをフィーチャーしている。

 

2020年にブルーノートから『モード・オブ・コミュニケーション』で世界デビューして以来、 ”地下世界からの手紙”と称されるように、マカティーニは、彼の音楽の純粋にスピリチュアルな超越性を通して、広い称賛を得た。彼の音楽の超越性。ズールーのヒーラー、同時に教育者でもあるマハティーニにとって、即興音楽は単なる美学やイディオムの範疇にとどまることはない。

 

ニューヨーク・タイムズ紙が『Mode Of Communication-モード・オブ・コミュニケーション』を”ベスト・ジャズ・アルバム”に選んだ際、次のように評した。 「スピリチュアル・ジャズが危険なほど賑やかな主題になっている現在、真に”占いの実践”に人生を捧げてきたミュージシャンを信頼してみたい」

 
『Unomkhubulwane-ノムクブルワネ』は、既存の音楽制作の概念を超え、最も深遠なヴィジョンを提供する。ピアニストは、形而上学的な平面にインスピレーションを求めている。アーティスト自身が言うように、「超自然的な声」と交信する方法として音楽を駆使するのだ。

 

アルバムからオープニング・トラック「Omnyama」がリードシングルとして配信された。「Omnyama」はジャズ・ピアニストとしてスリリングな音の響きを探求する。ピアノの気品に満ち溢れた音の運び、アフリカのエキゾチズムを体現するドラム、そして、ニューヨークの欠かさざる文化である”スポークンワード”という手法を以て、ジャズの未知の可能性を切り開く。

 



「Omnyama」

 

 

Nduduzo Makhathin『Unomkhubulwane』


Label: Blue Note

Release: 2024/06/07

 

Tracklist:

 
1. Libations: Omnyama
2. Libations: Uxolo
3. Libations: KwaKhangelamankengana
4. Water Spirtis: Izinkonjana
5. Water Spirit: Amanxusa Asemkhathini
6. Water Spirtit: Nyoni Le?
7. Water Spirit: Iyana