レディオヘッドの名盤『OK Computer』収録曲「Let Down」  ビルボード・ホット100で91位にランクイン  


レディオヘッドの1997年発表の名盤『OK Computer』収録曲「Let Down」が、TikTokで最近話題となり、ビルボード・ホット100で91位にランクインした。


レディオヘッドはビルボードのアルバムチャートでは安定した成功を収めてきたが、アメリカでのシングルでは必ずしも同様の成果を上げてこなかった。「レット・ダウン」は、1993年の「クリープ」、1996年の「ハイ・アンド・ドライ」、2008年の「ヌード」に続き、ビルボード・ホット100にランクインした4曲目のレディオヘッド楽曲であり、17年ぶりのチャート入りとなった。


この楽曲の最近の爆発的人気は、特定の時代精神への言及によるものではない(ただし『ザ・ベア』シーズン1の感動的なクライマックスで使用された)。むしろ、Z世代がこの楽曲の痛烈なトーンを初めて発見したこと、そして「レット・ダウン」をBGMに用いた様々な映画的・壮大な・感情的な映像が広まったことが、新たな人気の要因となっている。


レディオヘッドは2016年の『A Moon Shaped Pool』以来新作アルバムを発表していないが、最近は新たな動きを見せている。今月、バンドはライブアルバム『Hail to the Thief Live Recordings 2003 – 2009』をリリース。2003年のアルバム『Hail to the Thief』収録曲の改変・拡張アレンジを収録している。また、1995年発表のアルバム『ザ・ベンド』の30周年を記念し、トム・ヨークによる未公開の貴重なアコースティック演奏を公開。さらに今年に入り新たな事業体を設立したことから、レディオヘッドの新時代が間近に迫っていることを示唆している。

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