イスラエル人現代ジャズ・ピアニスト、 Shai Maestro(シャイ・マエストロ)が新曲「Moon of Knives」を公開!


今年6月にnaïveレーベル移籍後第1弾となる初のソロ・ピアノ・アルバム『ソロ:ミニチュアズ&テイルス』を発表したばかりのシャイ・マエストロ。リリース・タイミングには4都市、全5公演に及ぶジャパン・ツアーを開催したことも記憶に新しい。そんな彼が、早くも来年3月に更なる新作『ザ・ゲストハウス』をリリースする。この度、アルバムからのサードシングル「Moon of Knives」が配信スタートした。


・『Moon of Knives』配信中!

Listen: https://shaimaestro.bfan.link/moonofknives


同楽曲についてシャイはこう語る。「この楽曲のタイトルは、スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの世界へのオマージュなんだ。彼の描く月のイメージは、長年僕を魅了し続けてきた。彼の作品において月は決して受動的ではない。鋭く、象徴的で、知性すら感じさせる。月は真実を明かすこともあれば脅威となり、照らすこともあれば傷つけることもある。その二面性が、この音楽にぴったりだと感じたんだ」


『Moon of Knives』は古きと新しきをつなぐ架け橋となる1曲。スペインに移住後間もないころに作曲したんだけど、作り出すというより受け継がれたかのようなメロディから生まれたんだ。僕のフラメンコへの長年の愛と敬意から、パルマス(このジャンルを駆動する打楽器的な手拍子)が序奏部のリズムの核となった。ハーモニー的には中東の色彩を取り入れており、以前のより広がりのある作品とは一線を画している。


「パリでのレコーディング時、カルテットは皆ヘッドホンから流れるパルマスの音を聴きながら演奏したんだ。これが推進力となり、グルーヴを研ぎ澄まし、メンバー間の相互作用を引き締めた。その結果、ゆっくりと流れる心地よいメロディと、その背後にある落ち着きのない鋭いリズムとの間に、一種の緊張感が生まれたんだ」


早速『Moon of Knives』のオーディオ・ビデオが公開されているので、是非チェックしてほしい。


『Moon of Knives』



Youtubeでのご視聴:

https://www.youtube.com/watch?v=b5XIx06s_-M



5歳でクラシックピアノを始めたシャイ・マエストロは、8歳の時にキース・ジャレットやオスカー・ピーターソンの音楽を通じてジャズに出会う。19歳でベーシストのアヴィシャイ・コーエンのトリオに参加し、名盤『Gently Disturbed』の共作や世界中での演奏を経験した。2011年には自身のトリオを結成し、これまでに6枚のアルバムを発表。現代ジャズにおける唯一無二の存在としての評価を確立した。


来年3月発売のニュー・アルバム『ザ・ゲストハウス』には、現代の音楽シーンを牽引する超注目アーティストが多数参加している。


アメリカの歌手で今年のグラミー賞2部門にノミネートを果たした「最先端ジャズ・ヴォーカリスト」とも称されるマイケル・マヨをはじめ、22歳の若さで名門ブルーノートからデビューし、ファースト・アルバム『Omega』がニューヨーク・タイムズ誌の「2020年No.1ジャズ・アルバム」に選出された新世代を代表するサックス奏者、イマニュエル・ウィルキンス。


ジェイコブ・コリアーのツアー・バンドに参加、ジャンルを超越した音楽性でクインシー・ジョーンズらに認められる最注目シンガー・ソングライターにしてマルチ・ミュージシャンの''MARO''ことマリアナ・セッカ。そしてさらに、アロン・ロトリンガーは、古き良きR&Bとフォークからアート・ロック、アンビエントなどからの影響を見事に融合した音楽スタイルが魅力の歌手、ソングライター、マルチ器楽奏者にしてプロデューサーだ。


アルバムからはすでに収録曲の「The Time Bender 」/「Nature Boy - ft. Immanuel Wilkins」も公開されている。



【アルバム情報】



アーティスト名:Shai Maestro(シャイ・マエストロ)

タイトル名:The Guesthouse(ザ・ゲストハウス)

発売日:2026年3月6日(金)

品番:BLV9177F (CD) / BLV9178F (LP)

レーベル:naïve records


<トラックリスト> 

1. The Time Bender 

2. The Guesthouse 

3. Nature Boy - ft. Immanuel Wilkins

4. Gloria - ft. MARO 

5. Moon of Knives 

6. Strange Magic ft. Michael Mayo 

7. Refuge 

8. GGiʼs Metamorphosis 

9. Sleepwalking Roses 

10. A Little Thank You Note 

11. The Lion And Me ft. Alon Lotringer

12. The Guesthouse’s Old Piano



・アルバム配信予約受付中!

https://shaimaestro.bfan.link/theguesthouse


・最新シングル「Moon of Knives」配信中!

https://shaimaestro.bfan.link/moonofknives


・セカンド・シングル「Nature Boy - ft. Immanuel Wilkins」配信中!

https://shaimaestro.bfan.link/natureboy


・ファースト・シングル「The Time Bender」配信中!

https://shaimaestro.bfan.link/thetimebender



【バイオグラフィー】

1987年、イスラエル生まれのジャズ・ピアニスト。5歳からクラシック・ピアノ、8歳からジャズの演奏をスタートさせ、テルマ・イェリン国立芸術高等学校でジャズとクラシックを学び、その後ボストンのバークリー音楽大学へ入学。2006年からはイスラエル・ジャズ・シーン確立の立役者の一人であるベーシストのアヴィシャイ・コーエン(b)のグループに参加し注目を浴びる。2017年には自身のバンドで東京JAZZのメイン・ステージで演奏した他、これまでに度々来日公演を行なっている。2026年3月には最新アルバム『ザ・ゲストハウス』をリリース予定。

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