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元Black Midiのベーシスト/バックボーカルを務めるキャメロン・ピクトンによる新たなプロジェクト、My New Band Believeがデビューアルバムを発表しました。
この発表と合わせて、リードシングル「Numerology」も公開された。めくるめく曲展開、先が読めない音楽性など、Black Midiの初期の音楽性に通じるものがある。
デビュー作『My New Band Believe』では、フロントパーソンの・キャメロン・ピクトンに加え、キラン・レナード、カイアス・ウィリアムズ、スティーブ・ノーブル、アンドルー・チーサムがバンドメンバーとして参加し、さまざまな感情やテーマを網羅した膨大な楽曲をまとめあげた。
本作からの衝撃的なリードシングル「Numerology」は、バンドの能力のプレビューとしての役割を果たす。なおかつアルバム未収録の限定シングルとして、LP特別版に付属するボーナス10 インチ盤に収録されるほか、限定版デラックスCD にも収録される。この楽曲では、ピクトンが、インストゥルメンタル・ダンスミュージックをバックに、災害と危険のスリルとの狭間で揺れ動く様子が描かれており、バンドリーダーとして真価を発揮する新時代の幕開けを予感させる。
マイ・バンド・ビリーブというネーミングは、ピクトンが病床で閃いた一節から生まれたという。2023年のブラック・ミディ解散後、しばらく彼は積極的に新バンド参加やソロアルバム制作に動かなかったが、やがてスタジオに戻り「マイ・バンド・ビリーブ」という儚い言葉に命を吹き込んだ。2025年デビューシングル「Lecture 25」で、ポストフォークとも言うべき新鮮な音楽性を示し、My New Band Believeの音楽がようやく日の目を見ることになった。
「巨大で幻覚的」と評されるバンドのデビュー作は、過去1年にわたるライブ活動を具体化した作品となった。彼らはローテーション制のメンバーを組み、英国各地のライブ会場を巡ってきた。
「Numerology」
ロンドンのバンド、My New Band Believeが新作アルバムのセカンドシングル「Love Story」をリリースした。前曲とは対象的にピアノとアンビエントの中間にある静謐な楽曲となっている。
2024年に書かれたラブストーリーである「Love Story」は、同名アルバムの最初の先行曲として登場し、パーカー・コーリーが監督したミュージックビデオが併せて公開されている。
楽曲制作のインスピレーションについて、ピクトンは次のように語っている。「このアルバム全体を通して、現代のシンガーソングライターのアルバムがどのようなサウンドになり得るかを、制作面でも楽曲そのものの書き方でも、改めて提示しようとした。 2019年から2023年にかけてリリースされた、このジャンルの人気作のいくつかは、大きなものを取るに足らないものにし、小さなものを全く無意味なものにしてしまっているように感じた。だから今回は、小さなものに意味を持たせることで、大きなものを現実的なものに感じられるように試みたんだ」
「Love Story」
▪My New Band Believe 『My New Band Believe』
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Label: Rough Trade
Release: 2026年4月10日
Tracklist:
1.Target Practice
2.In the Blink of an Eye
3.Heart of Darkness
4.Love Story
5.Pearls
6.Opposite Teacher
7.Actress
8.One Night
バンドと同名のデビュー作『My New Band Believe』は巨大で幻覚的なレコードである。感情とテーマが激しく揺れ動く音楽群が収められ、そのすべてが夢の論理という尽きることのない魅力的な糸を解きほぐしていく。ピクトンは信頼できないがカリスマ性のある語り手であり、キャロラインのメンバー7名、キラン・レナード、カイアス・ウィリアムズ、スティーブ・ノーブルらオールスター陣と共に、バンドが生み出す急速に展開する多元宇宙へとリスナーを導く。
このレコードはほぼ完全にアコースティックで、可能な限り最小限のリバーブと電子効果しか使用していない。こうした控えめな手法が彼らの音楽の最大性を損なっていると考えるのは誤りとなるかもしれない。ピクトンはバンドを率い、各トラックが形成され、散り散りになり、再編成されるように仕向ける。その結果、ある曲の高揚感が次の曲の疾走感に真っ向から衝突する。バート・ヤンシュの催眠的で力強いギターとジュディー・シルのパノラマ的なポップにインスパイアされた『My New Band Believe』は、包括的でありながら絶えず流動的な作品。







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